JPH0671795U - 電磁波シールドルーム - Google Patents
電磁波シールドルームInfo
- Publication number
- JPH0671795U JPH0671795U JP009915U JP991593U JPH0671795U JP H0671795 U JPH0671795 U JP H0671795U JP 009915 U JP009915 U JP 009915U JP 991593 U JP991593 U JP 991593U JP H0671795 U JPH0671795 U JP H0671795U
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- JP
- Japan
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- panel
- electromagnetic wave
- iron
- plate
- wall panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁波のシールド効果の高いパネルを提供す
る。 【構成】 壁パネル3は鉄製の枠体10に厚さ0.6m
mの鉄板11を溶接して構成され、その形状はコーナ部
に使用するものはアングル状をなし、その他の部分につ
いては平板状をなしている。そして、壁パネル3は隙間
のない中空構造をなし、且つその厚さは50mm以上と
されている。
る。 【構成】 壁パネル3は鉄製の枠体10に厚さ0.6m
mの鉄板11を溶接して構成され、その形状はコーナ部
に使用するものはアングル状をなし、その他の部分につ
いては平板状をなしている。そして、壁パネル3は隙間
のない中空構造をなし、且つその厚さは50mm以上と
されている。
Description
【0001】
本考案はプレハブ式に組み立てられる電磁波シールドルームに関する。
【0002】
電子機器は電磁波の作用によって誤動作することがある。このため従来から外 部からの電磁波の侵入を遮断したり外部への電磁波の漏れを防止する電磁波シー ルドルームが知られている。
【0003】 電磁波シールドルームとしては組み立て及び解体に便利なプレハブ式が普及し ている。このプレハブ式の電磁波シールドルームは図4に示すようにパネル10 0の端縁をシールド鋼101を介して方立102と目板103とで形成される溝 部に差し込み、ビス104で方立102と目板103を締め付けることで、これ らの間に挟持するようにしている。 そして、パネル100はベニヤ、合板或いは発泡ウレタン等からなる板体10 5の表面にアルミ板や鉄板106を貼り付けて構成されている。
【0004】
上述した従来の電磁波シールドルームを構成するパネルは、その厚さが25m m程度であるため、十分なシールド効果が得られない。特に板体にアルミや銅板 を貼り付けた場合には表面酸化のためシールド効果が小さい。また、ウレタン等 からなる板体は再利用しにくく産業廃棄物となる。 そこで、パネルの厚さを更に厚くし、且つ鉄製とすることが考えられるが、こ れでは重量が大となり、プレハブ式のパネルとして用いるには不適である。
【0005】
上記課題を解決すべく本考案は、目板と方立にて構成される柱にパネルを組み 付けて構成される電磁波シールドルームの前記目板、方立及びパネルを全て鉄製 とし、またパネルは鉄製の枠体に鉄板を溶接した隙間のない厚さ50mm以上の 中空構造とした。
【0006】
例えば0.6mm圧の鉄板にて50mm厚のパネルとすると、80dB以上の シールド性能が得られる。
【0007】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係る電磁波シールドルームの全体斜視図であり、電磁波シールドルーム1は天 井パネル2,壁パネル3及び床パネル4をプレハブ式に組み立てて構築され、天 井パネル2にはシールドフィルタ5が嵌め込まれるとともに絶縁トランス6が載 置され、壁パネル3にはドア7が設けられ、他の壁パネル3には電源フィルタ8 が取り付けられ、更に他の壁パネル3には窓部が形成されこの窓部に電磁波シー ルドガラス9が嵌め込まれている。
【0008】 天井パネル2,壁パネル3及び床パネル4は同一の構成をしており、これらを 代表して壁パネル3の構造を図1のAーA拡大断面図である図2に基づいて説明 する。
【0009】 即ち、壁パネル3は鉄製の枠体10に厚さ0.6mmの鉄板11を溶接して構 成され、その形状はコーナ部に使用するものはアングル状をなし、その他の部分 については平板状をなしている。そして、壁パネル3は隙間のない中空構造をな し、且つその厚さは50mm以上とされている。
【0010】 また、壁パネル3の組み付けはシールド鋼12を介して鉄製の方立13と鉄製 の目板14とで形成される溝部に差し込み、組み立てビス15を締め付けること で行う。組み付けの手順は、組み立てビス15を緩めた状態で、方立13と目板 14の間に壁パネル3の側端部を差し込み、組み立てビス15を締め付けるとと もにシールドビス16を締め付ける。ここで、組み立てビス15の間隔(図2の 紙面垂直方向の間隔)は150mm程度とし、シールドビス16の間隔は50m m程度とするのが適当である。
【0011】 また、目板14の間隔は1130mmとする。これはパネル2,3,4の内側 面にフェライトタイルを取り付けて電波暗室とする場合に、フェライトタイルの 寸法が100mm角であり、目地の幅を考慮すると上記の寸法が適当である。尚 、本考案のパネルは上記したように鉄板製の中空構造であるので、600kgの 集中荷重に残留撓みなく耐えることができるので、フェライトタイルの荷重(4 0kg/m2)には十分耐えることができる。
【0012】 図3は既設の建物内に電磁波シールドルームを構築する場合の実施例を示す図 であり、この実施例にあっては既設の建物の壁20にアンカー21を打込み、こ のアンカー21に取り付けたカップ状フランジ22の内側に方立13をビス23 にて固着している。
【0013】 この方立13は底部が目板14に対向するU字状部13a、このU字状部13 aの先端から広がる平坦部13b、平坦部13bの端部に連続して形成される立 上り部13c及びこの立上り部13c先端から内側へ曲げられた折返し部13d とからなり、前記カップ状フランジ22の内側形状に適合する形状になっている 。
【0014】
以上に説明したように本考案によれば、目板と方立にて構成される柱にパネル を組み付けて構成される電磁波シールドルームの前記目板、方立及びパネルを全 て鉄製とし、特にパネルは鉄製の枠体に鉄板を溶接した隙間のない厚さ50mm 以上の中空構造としたので、軽量でしかもシールド性能、組み立て及び解体性に 優れた電磁波シールドルームを構築することができる。
【図1】本考案に係る電磁波シールドルームの全体斜視
図
図
【図2】図1のA−A拡大断面図
【図3】別実施例を示す図
【図4】従来構造を示す図
1…電磁波シールドルーム、2,3,4…パネル、10
…枠体、11…鉄板、12…シールド鋼、13…方立、
14…目板。
…枠体、11…鉄板、12…シールド鋼、13…方立、
14…目板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 9/00 N 7128−4E
Claims (1)
- 【請求項1】 目板と方立にて構成される柱にパネルを
組み付けて構成される電磁波シールドルームにおいて、
前記目板、方立及びパネルは全て鉄製とされ、またパネ
ルは鉄製の枠体に鉄板を溶接した隙間のない中空構造を
なし、且つその厚さは50mm以上であることを特徴と
する電磁波シールドルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009915U JP2584222Y2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 電磁波シールドルーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009915U JP2584222Y2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 電磁波シールドルーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671795U true JPH0671795U (ja) | 1994-10-07 |
JP2584222Y2 JP2584222Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=18529334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993009915U Expired - Lifetime JP2584222Y2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 電磁波シールドルーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584222Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007173280A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Nippon Light Metal Co Ltd | 電波試験室のパネル連結構造および電波試験室 |
JP2011155274A (ja) * | 2011-03-07 | 2011-08-11 | Nippon Light Metal Co Ltd | 電波試験室 |
KR101226802B1 (ko) * | 2012-09-14 | 2013-01-25 | 한신공영 주식회사 | 전위차법을 이용한 상시 감시 체계를 포함하는 hemp 방어용 전자기파 차폐시설 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6426155U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-02-14 | ||
JPH03121048A (ja) * | 1989-10-05 | 1991-05-23 | Kawasaki Steel Corp | Mri用シールドルーム |
JPH0431526A (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | シールドパネルの接合構造 |
JPH0496299A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-03-27 | Takenaka Komuten Co Ltd | シールドルーム用パネル板 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP1993009915U patent/JP2584222Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584222Y2 (ja) | 1998-10-30 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980810 |