JP2714581B2 - 複合吸音壁材及び複合吸音壁構造 - Google Patents

複合吸音壁材及び複合吸音壁構造

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複合吸音壁材及び複合吸音壁構造に関し、
特に、吸音率周波数特性の異なる複数の吸音材を積層
し、それらの吸音率周波数特性を相補的に改善したもの
である。
(従来技術) 発泡アルミニウムは、アルミニウムの薄い膜により構
成された気泡の集合体で、各気泡が立体的に最も安定し
た多面体を形成している為に、吸音効果、遮音効果等の
優れた防音機能を備えた物質である上に切削、穿孔、曲
げ加工等の加工性及び接着性が高いことが知られてお
り、工場、道路、鉄道、音響ルームその他の吸音材或い
は防音材として使用されている。
上記の用途に使用される吸音材或いは防音材は、発泡
アルミニウムの表裏面にアルミニウム、銅、チタン等の
金属薄板の何れかを接着した構造のものが知られてい
る。
発泡アルミニウム吸音材を吸音壁に適用した例では、
吸音率が最大となる周波数は背後空気層厚さの増大と共
に低下するので、低音域において高い吸音率を得る為に
は大きな背後空気層が必要となる。又吸音壁に多孔質吸
音材料を適用した場合においても、低音域において高い
吸音率を得る為には、背後空気層の厚さ及び吸音材の厚
みを大きくする必要がある。
従来、防音壁(吸音壁)の吸音材には上記の発泡アル
ミニウム吸音材又は多孔質吸音材を吸音壁に各々単独で
使用されていた。この場合、低音域の250HZ近傍で70%
の吸音率を得る為には、第9図に示す残響室法による吸
音率のグラフにある通り、上記の吸音材では何れも最大
吸音率周波数(但し、最大吸音率周波数fmaxとは第10図
Aの吸音曲線で示される第1ピークPの最大吸音率とな
る周波数を言う。)を500HZ以下に調整することが肝要
であった。
即ち、第10図Bの最大吸音率周波数fmaxと背後空気層
厚さとの関係を示すグラフから明らかなように、400hz
の周波数では発泡アルミニウム吸音材では75mmと従来の
防音壁全体の厚さと同程度の厚さとなっているが(実線
グラフ)、布状多孔質吸音材の場合には150mm以上とな
り(点線グラフ)、大きな層厚の背後空気層が必要であ
ることが判る。又中高音域では発泡アルミニウム吸音材
の吸音率は充分に高くなく、布状多孔質吸音材の場合で
は、背後空気層を大きくして吸音曲線を低周波側にシフ
トさせた場合でも中高音域での吸音率の落ち込みは僅か
である。
以上の如く、従来、吸音壁の吸音壁材として適用され
る材料としては、発泡アルミニウム吸音材や布状多孔質
吸音材が各々単独で使用されているが、その実情は上述
の通りであった。
(発明が解決しようとする課題) 前掲の通り、発泡アルミニウム吸音材や布状多孔質吸
音材を各々単独で吸音壁に適用されているが、低音域で
高い吸音率を得る目的として発泡アルミニウム吸音材を
単独で吸音壁に適用した場合には低音域では上記の目的
に副うことになるが、中高音域では目的とする吸音率が
得られない。
また、布状多孔質吸音材を単独で吸音壁に適用した場
合には、背後空気層を大きくしなければ目的とする吸音
率が得られないので、結果として吸音壁全体の寸法が大
きくなる。この為、設置した室内有効空間が狭くなり、
それを道路用防音壁等に適用した場合には、空間利用面
積が広くなると共に建造費用も上昇する。
以上要するに、従来の発泡アルミニウム吸音材や布状
多孔質吸音材を各々単独で吸音壁に適用した場合では、
中高音及び低温の何れにあっても高い吸音率が得られ
ず、又空間占有率が高く、建造費用も高騰して芳しくな
い。
本発明は以上の諸点に鑑みて発明されたものであっ
て、中高音及び低音の何れにあっても高い吸音率を有
し、又有効空間利用率が高く、しかも、建造費用の低廉
化が図れる複合吸音壁材及び複合吸音壁構造を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 前掲の課題を解決する手段として本発明は、共鳴型吸
音機構を有する発泡アルミニウム吸音材と、摩擦型吸音
機構を有する布状多孔質吸音材とを、前者が音源対向側
となる前後に非接合下の積層状態に重合した構成の複合
吸音壁材と、共鳴型吸音機構を有する発泡アルミニウム
吸音材と摩擦型吸音機構を有する多孔質吸音材とを積層
状態に重合して複合吸音壁材を形成し、この複合吸音壁
材を吸音壁本体に対しその間に所定の背後空気層を設け
て取着した複合吸音壁構造を採用したものである。
(作 用) 本発明の如く、共鳴型吸音機構を有する発泡アルミニ
ウム吸音材と摩擦型吸音機構を有する布状多孔質吸音材
とを、前者が音源対向側となるよう前後に非接合下の積
層状態に重合した複合吸音壁材を所定の背後空気層を設
けて吸音壁本体に取着した構成を採用した結果、第9図
の曲線Aに示す通りの高吸音率が得られた。
即ち、第9図のグラフにおける曲線Aにある通り、第
1の特性として窺い知れることは、広範な周波数域に渡
って高い吸音率が得られることであり、実験の結果、25
0HZ〜5KHZの範囲において80%以上の吸音率(背後空気
層35mm)であることが確認できた。第2の特性として
は、最大吸音率周波数fmaxが発泡アルミニウム吸音材や
多孔質吸音材を単独に吸音壁(背後空気層35mm)として
使用した場合と本発明の吸音壁材とを見れば、本発明の
吸音壁材における最大吸音率周波数fmaxは、発泡アルミ
ニウム吸音材を単独に使用した場合(同図曲線B)と比
較して約1/3〜1/4オクターブだけ低周波側にシフトして
おり、又摩擦型吸音機構を有する繊維多孔質吸音材を単
独に使用した場合(同図曲線C)と比較して約2〜3/2
オクターブだけ低周波側にシフトしていることが判る。
第3の特性としては、最大吸音率が上記吸音材を単独
に使用した場合に比較し、同図に示す通り本発明の最大
吸音率は高い値となっている。
吸音率、最大吸音率周波数、最大吸音率については以
上の通りの特性を有する。
次に、背後空気層の厚みについては40mm前後、30mm〜
50mmが最適な範囲にあって、30mm以下になると発泡アル
ミニウム吸音材と布状多孔質吸音材とを複合した構造の
吸音壁では250HZ近傍で70%以上の最大吸音率を得るこ
とができないとの理由であり、又50mm以上は通常使用さ
れる壁の厚さが50mm以上になると厚い壁になるとの物理
的な理由による制限である。
因みに、従来の吸音材を単独使用した場合と本発明の
場合との比較を見れば、第9図の曲線Aにおける低周波
側域(500HZ)と同程度の吸音率にする場合には背後空
気層の厚みを調整する必要がある。即ち、発泡アルミニ
ウム吸音材の場合では、背後空気層75mmとして曲線Dの
如くになり、布状多孔質材料(グラスクロス;厚さ1.6m
m)の場合では曲線Eの特性が得られ、その時の背後空
気層の厚みは150mmと厚くなっている。
この低温域における背後空気層の厚さに関して発泡ア
ルミニウム吸音材が薄いのは、発泡アルミニウム吸音材
の最大吸音率周波数が背後空気層を一定とした際に、他
の吸音材と比較したところ他の吸音材より非常に低いこ
とに起因している。更に、中高音域において発泡アルミ
ニウム吸音材の吸音率が最大約30%増加しているが、こ
れは当該発泡アルミニウム吸音材の背後に置かれた布状
多孔質吸音材の存在による。この理由は、発泡アルミニ
ウム吸音材と布状多孔質吸音材の各々の吸音率が加算さ
れて作用し、低音域及び中高音域において相補的にその
効果を現わし、従来の吸音壁の厚さに比べて1/3〜1/2の
厚さで全域において高い吸音率が得られた。
(実施例) 以下本発明の複合吸音壁材及び複合吸音壁構造の実施
例を第1図乃至第8図に基づき詳述する。
第1実施例 第1図により本発明の基本的構造となる第1実施例を
説明すると、符号(1)は発泡アルミニウム吸音材であ
って、これはアルミニウムの薄い膜によって構成された
気泡の集合体を連通して通気性多孔体に構成され、膜面
との摩擦抵抗による音エネルギーの熱への変換など吸音
特性と気泡の膜面における入射音の乱反射による干渉特
性並びに内部の空気層の厚さ等の選択により広範囲の周
波数域に渡って優れた吸音特性を持たせている。
符号(2)は布状多孔質吸音材であって、具体的には
グラスクロス、綿布、不織布等がそれに当たり、厚さが
0.8mm、面密度が240g/m2〜2000g/m2として成形してあ
る。そして、上記発泡アルミニウム吸音材(1)と布状
多孔質吸音材(2)とは、それらの界面全面を接着剤で
接合すると、背後空気層の厚みとの関係もあるが上記布
状多孔質吸音材(2)の膜振動による音エネルギーの吸
収が困難であるとの理解から本実施例は図示の如く、発
泡アルミニウム吸音材(1)と布状多孔質吸音材(2)
を後述する機械的手段により取着する。
以上の如く発泡アルミニウム吸音材(1)及び布状多
孔質吸音材(2)とを積層重合して複合吸音壁材Wを構
成する。
符号(4)は複合吸音壁材Wを取着する複合吸音壁本
体となる鋼壁であり、この鋼壁(4)と前記複合吸音壁
材Wとの間に壁下地材(5)を介して形成した30mm〜50
mmの背後空気層(3)を有する複合吸音壁構造を構成す
る。
本発明の複合吸音壁構造の基本的構造は上述の通りで
あるが、発泡アルミニウム吸音材(1)及び布状多孔質
吸音材(2)との接合部(以下、こゝでは中間空気層X
と称する。)(6)は、両者間に大きな弛みや第2図に
示すような中間空気層Xが存在すると、1000HZ〜4000HZ
の中高音域における吸音特性が著しく落ち込むので、弛
みや中間空気層Xは理論的に零となるように建造する。
即ち、中高音域において吸音特性が著しく落ち込む理
由は、第3図の周波数HZと吸音率αとの関係を示すグラ
フによって明らかなように、中間空気層X=0の場合の
曲線aと中間空気層X=X1の場合の曲線bとの中高音域
での吸音率の落ち込み量Δαは、中間空気層Xの厚さに
比例して増大する。尚、同図の曲線Cは発泡アルミニウ
ム吸音材を単独に使用した場合の吸音特性を示す曲線で
あって、比較例として表示したものである。
上述の如く、中間空気層Xについては第4図の吸音率
の落ち込み量Δαと中間空気層Xの厚さとの関係を示す
グラフにもある通り、中間空気層X=0の場合には吸音
率αの落ち込み量Δαが零であり、中間空気層X=X
1(10〜30mm)の場合にはそれが漸増している。従っ
て、発泡アルミニウム吸音材(1)と布状多孔質吸音材
(2)との接合部における中間空気層Xの厚みは理論的
に零にすれば、中高音域における吸音率αの落ち込み量
Δαは最小限となる。
第2実施例 第5図の要部断面図に基づき本発明の第2実施例を詳
述する。
同図の実施例は、発泡アルミニウム吸音材(1)と布
状多孔質吸音材(2)としてのグラスクロスを適用して
複合吸音壁材Wを成形し、これを複合吸音壁に適用した
構成例である。
即ち、同図に示す通り厚さ10mmの発泡アルミニウム吸
音材(1)に厚さ1.6mmのグラスクロス(2)を積層重
合して複合吸音壁材Wを成形し、これを長さ35mmの壁下
地材としてのリブ(41)を適当間隔に形成したコンクリ
ート板(4)に図示は省略しているがボルト等の締結具
で取着し、複合吸音壁構造を構成する。尚、上記コンク
リート板(4)とグラスクロス(2)との間が背後空気
層(3)となる。
第2実施例の構成は以上の通りであるが、本実施例の
複合吸音壁材Wと、当該複合吸音壁材Wとして発泡アル
ミニウム吸音材(1)及び布状多孔質吸音材(2)の各
々単独に使用した場合の吸音率αを背後空気層(3)を
35mm、その他の条件を同一条件の下で比較実験したとこ
ろ、第6図のグラフの結果が得られた。
第6図のグラフは周波数と残響室法吸音率αとの関係
を示したもので、本実施例の複合吸音壁材をA、発泡ア
ルミニウム吸音材単独をB、グラスクロス単独をCとし
て表示した。
同グラフの結果によれば、本実施例の複合吸音壁材A
の吸音率αは、上記の発泡アルミニウム吸音材単独の場
合の特性曲線B、グラスクロス単独(2)の特性曲線C
に比べて最大吸音率周波数fmaxは、約1/3オクターブ低
周波側にシフトしており、これにより低周波域(250H
Z)での吸音率αが74%に改善され、発泡アルミニウム
吸音材の単独使用の場合の曲線Bに比べて最大43%の改
善が見られた。又高周波域(2500HZ)においても発泡ア
ルミニウム吸音材単独使用の場合の吸音率αに比べて最
大25%の改善が見られた。
更に、1000HZ乃至4000HZ間の平均吸音率αは、90.9±
3.9%の高い値が認められた。そして、構造面について
みれば、本実施例の場合にはコンクリート板(4)から
の距離が46.6mmと一般に建造されている室内化粧壁の厚
さとほヾ同様であった。
第3実施例 第7図の要部断面図に基づき本発明の第3実施例を詳
述する。
同図の実施例は、発泡アルミニウム製吸音材(1)と
布状多孔質吸音材(2)としてのフェルトを重合して複
合吸音壁材Wを成形し、これを所定の背後空気層を設け
てコンクリート板(4)に取着して複合吸音壁構造とし
た例である。即ち、同図に示す通り、厚さ10mmの発泡ア
ルミニウム吸音材(1)に厚さ6mmのフェルト(2)を
積層重合して複合吸音壁材Wを成形し、これを40mmの背
後空気層(3)を設けてコンクリート板(4)に図示は
省略するがボルト等の締結具で取着し、複合吸音壁を構
成する。
第3実施例の構成は以上の通りであるが、本実施例の
複合吸音壁材Wと、当該複合吸音壁材Wとして発泡アル
ミニウム吸音材(1)及び布状多孔質吸音材(2)の各
々単独に使用した場合の吸音率αを、背後空気層(3)
を40mm、その他の条件を同一条件の下で比較実験したと
ころ、第8図のグラフの結果が得られた。
第8図のグラフは周波数と残響室法吸音率αとの関係
を示したもので、本実施例の複合吸音壁材をA、発泡ア
ルミニウム吸音材単独をB、グラスクロス単独をCとし
て表示した。
同グラフの結果によれば、本実施例の複合吸音壁材W
の吸音率αは、上記の発泡アルミニウム吸音材単独の場
合の最大吸音率周波数fmaxよりも低周波域(250HZ)で
の吸音率αが70%と改善され、高周波域(2500HZ)にお
いても発泡アルミニウム吸音材単独使用の場合の吸音率
αに比べて大幅の改善が見られた。
更に、1000HZ乃至4000HZ間の平均吸音率αは、85±4.
0%の高い値が認められた。
そして、構造面についてみれば、本実施例の場合には
コンクリート板(4)からの距離が51.6mmと一般に建造
されている室内化粧壁の厚さとほヾ同様であった。
(発明の効果) 本発明の複合吸音壁材及び複合吸音壁構造によれば、
第1の特性として、広範な周波数域に渡って高い吸音率
が得られることであり、第2の特性としては、最大吸音
率周波数が発泡アルミニウム吸音材や多孔質吸音材を単
独に吸音壁として使用した場合と比較して発泡アルミニ
ウム吸音材を単独に使用した場合に比較して約1/3〜1/4
オクターブだけ低周波側にシフトしており、又摩擦型吸
音機構を有する多孔質吸音材を単独に使用した場合(同
図曲線C)に比較して約2〜3/2オクターブだけ低周波
側にシフトしていることであり、第3の特性としては、
最大吸音率が上記吸音材を単独に使用した場合に比較し
て高い値となる等吸音率、最大吸音率周波数、最大吸音
率の何れにあっても良好な特性を有する他、壁自体の空
間占有率が低く、又建造費用が低廉となる等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合吸音壁の基本構造を示す要部断面
図、第2図は本発明の他の実施例を示す要部断面図、第
3図は周波数HZと吸音率αとの関係を示すグラフ、第4
図は吸音率の落ち込み量Δαと中間空気層Xの厚さとの
関係を示すグラフ、第5図は本発明の他の実施例を示す
要部断面図、第6図は第5図の実施例における周波数と
残響室法吸音率αとの関係を示すグラフ、第7図は本発
明の他の実施例を示す要部断面図,第8図は第7図の実
施例における周波数と残響室法吸音率αとの関係を示す
グラフ、第9図は一般的な残響室法による吸音率のグラ
フ,第10図Aは最大吸音率周波数を示すグラフ、第10図
Bは最大吸音率周波数fmaxと背後空気層厚さとの関係を
示すグラフである。 符号の名称は以下の通りである。 (1)……発泡アルミニウム吸音材、(2)……布状多
孔質吸音材、(3)……背後空気層、(4)……複合吸
音壁本体、(5)……吸音壁下地材、W……複合吸音壁
材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 雅夫 兵庫県尼崎市中浜町10番地1 神鋼鋼線 工業株式会社内 (72)発明者 畑 実 京都府京都市伏見区淀本町225 京阪コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 衣川 直紀 京都府京都市伏見区淀本町225 京阪コ ンクリート工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−274473(JP,A) 実開 昭62−74296(JP,U) 実開 昭55−53109(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムの薄膜から成る連通気泡の集
    合体により共鳴型吸音機構を有する通気性多孔体に形成
    される発泡アルミニウム吸音材と、摩擦型吸音機構を有
    する布状多孔質吸音材とを、前者が音源対向側となるよ
    う前後に非接合下の積層状態に重合したことを特徴とす
    る複合吸音壁材。
  2. 【請求項2】アルミニウムの薄膜から成る連通気泡の集
    合体により共鳴型吸音機構を有する通気性多孔体に形成
    される発泡アルミニウム吸音材と、摩擦型吸音機構を有
    する布状多孔質吸音材とを、前者が音源対向側となるよ
    う前後に非接合下の積層状態に重合して複合吸音壁材を
    形成し、この複合吸音壁材を吸音壁本体に対しその間に
    所定の背後空気層を設けて取着してなる複合吸音壁構
    造。
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