JP2000274064A - 防音床材 - Google Patents

防音床材

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JP2000274064A
JP2000274064A JP11077845A JP7784599A JP2000274064A JP 2000274064 A JP2000274064 A JP 2000274064A JP 11077845 A JP11077845 A JP 11077845A JP 7784599 A JP7784599 A JP 7784599A JP 2000274064 A JP2000274064 A JP 2000274064A
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JP
Japan
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soundproof
sheet
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floor surface
floor
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JP11077845A
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Inventor
Hirozo Nakamura
浩造 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音性に優れた防音床材を提供する。 【解決手段】 床表面材の一面に、床表面材と積層され
る面が平坦面である防音シートを接着、積層してなる防
音床材において、床表面材と防音シートとの接着部分
が、防音シートの床表面材積層面全体の10〜80%で
あることを特徴とする防音床材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防音床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寄木合板、化粧合板、合成木材に
よる化粧板など各種の木質板、クッションフロア、カー
ペット等が床表面材として集合住宅や戸建て住宅の床に
敷設されているが、これらの床表面材、特に木質板で生
じる衝撃音は階下へ伝わり易いため、不織布、ウレタ
ン、圧縮ウレタン、ゴム、ゴム発泡シート、オレフィン
系樹脂発泡シート等、或いはこれらの複合体からなる防
音シートが床表面材の下に積層されている。床表面材と
防音シートとの積層は、一般には接着剤により全面接着
される。例えば、特開平6−240852号公報では、
一面が平坦面であり、他面に凸部を有する防音シートの
平坦面側を床表面材に全面接着した防音床材が示されて
いる。しかし、近年では更なる防音性が要求されてお
り、上記構成の防音床材では十分な防音性が得られない
といった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、防音
性に優れた防音床材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の防音床材は、床
表面材の一面に、床表面材と積層される面が平坦面であ
る防音シートを接着、積層してなり、床表面材と防音シ
ートとの接着部分が、防音シートの床表面材積層面全体
の10〜80%であることを特徴とする。
【0005】本発明で使用される床表面材は、従来公知
の任意のものが使用でき、例えば、寄木合板、化粧合
板、合成木材による化粧板など各種の木質板、クッショ
ンフロア、カーペット等が挙げられる。中でも、衝撃音
の伝播が問題とされる木質板を使用すると、防音性が大
幅に改善されるので好ましく、一面に溝加工等が施され
ているものがより好ましい。
【0006】本発明で使用される防音シートは、従来防
音床材に使用される任意の緩衝材又はその複合体が使用
できる。緩衝材としては、例えば、オレフィン系樹脂発
泡シート、不織布、ウレタン、圧縮ウレタン、ゴム、ゴ
ム発泡シート等が挙げられる。中でも、防音性、圧縮硬
さ、加工性等が優れているので、オレフィン系樹脂発泡
シートからなるものが好ましい。
【0007】防音シートとしてオレフィン系樹脂発泡シ
ートを使用する場合、その発泡倍率は、小さくなると防
音性が低下し、大きくなると歩行感が低下するので、1
0cc/g〜50cc/gが好ましい。オレフィン系樹
脂発泡シートの厚さは、薄くなると防音性が低下し、厚
くなると歩行感が低下するので、0.2〜1cmが好ま
しい。また、オレフィン系樹脂発泡シートの気泡構造
は、連続気泡が多くなると防音性が向上するので、連続
気泡率が20%以上であるのが好ましい。しかし、連続
気泡率が高くなると荷重等によりへたり易くなるので、
必要とされる防音性、圧縮硬さ等により適宜決定する。
尚、本発明でいう連続気泡率は、ASTM D−194
0−62Tに準拠して測定した独立気泡率から、以下の
式により算出した値である。 連続気泡率(%)=100−独立気泡率(%)
【0008】防音シートの床表面材と積層される面は、
凸部があると接着強度が低下し、接着剤を使用した場合
には凸部間に接着剤が入り込み、硬化して緩衝性が低下
するので、該面は平坦面に限定される。
【0009】防音シートの構成は、少なくとも床表面材
と積層される面が平坦面であれば特には限定されず、例
えば、両面が平坦面である緩衝材からなるもの、一面が
平坦面であり他面に凸部を有する緩衝材からなるもの、
両面に凸部を有する緩衝材の少なくとも一面に不織布や
フィルムなどが積層されたもの等が挙げられる。上記凸
部の形状としては、例えば、略半球状のもの;コルゲー
ト状のもの;略半球状、略円錐状、略四角錐状などの個
々の凸部が連続して形成された波状のもの等が挙げられ
る。
【0010】以上より、防音シートとしては、両面に凸
部を有する連続気泡率20%以上のオレフィン系樹脂発
泡シートの少なくとも一面に不織布が積層されたもの
が、防音性に優れており、かつ、接着剤による接着強度
に優れているので、特に好ましい。
【0011】上記床表面材及び防音シートの接着方法と
しては特には限定されず、酢酸ビニル系やウレタン系な
どの接着剤により接着する方法、両面テープにより接着
する方法、熱融着による方法等が挙げられるが、接着強
度が強く、安価で作業性にも優れているので、接着剤に
よる方法が好ましい。
【0012】床表面材と防音シートとの接着部分の面積
は、少なくなると接着強度が低下し、剥離が生じ易くな
り、多くなると防音性が低下するので、防音シートの床
表面材積層面全体の10〜80%に限定され、好ましく
は20〜50%である。尚、本発明でいう接着部分と
は、防音シートの床表面材積層面に、接着剤塗布などの
接着加工された部分をいう。また、防音シートの端部が
接着されていないと床表面材と防音シートとが剥離し易
くなるので、少なくとも防音シートの端部が接着されて
いるのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に実施例及び図面を挙げて本
発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実
施例のみに限定されるものではない。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1は実施例1の防音床材を示
した断面模式図であり、図2は図1の防音床材の接着剤
塗布部分を示した平面模式図である。防音床材1は、両
面に高さ0.15cmの略半球状のの凸部12がピッチ
2cmで縦横等間隔に連続して形成された縦90cm×
横90cm×全体厚さ0.65cmのエチレン系樹脂連
続気泡発泡シート11の両面に、エチレン系樹脂でコー
ティングされた厚さ0.2mmのポリエステル系不織布
13が熱融着により接着された防音シート14の一面
に、酢酸ビニル系接着剤15を、接着剤塗布部分が全面
積の30%(2430cm2 )になるように、防音シー
ト14の端部151及び中心線上152に塗布した後、
該塗布面に、一面に深さ0.6cm×幅0.2cmの溝
16が縦方向に1.5cm間隔で平行に形成された縦9
0cm×横90cm×厚さ0.9cmの木質板17を貼
り合わせてなる。
【0015】尚、上記エチレン系樹脂連続気泡発泡シー
ト11は、厚さ0.5cmのエチレン系樹脂発泡シート
(発泡倍率32.4cc/g、連続気泡率25%、25
%圧縮硬さ0.35kg/cm2 )の気泡を圧縮により
破壊し、連続気泡化した後、プレスにより凸部12を形
成したものであり、その連続気泡率は89%であった。
【0016】(実施例2)図3は実施例2の防音床材を
示した断面模式図である。防音床材2は、縦90cm×
横90cm×厚さ0.5cmのエチレン系樹脂発泡シー
ト(発泡倍率32.4cc/g、連続気泡率25%、2
5%圧縮硬さ0.35kg/cm2 )からなる防音シー
ト21の一面に、酢酸ビニル系接着剤22を実施例1と
同様にして塗布した後、該塗布面に実施例1と同様の木
質板23を貼り合わせてなる。
【0017】(実施例3)図4は実施例3の防音床材を
示した断面模式図である。防音床材3は、90cm×9
0cm×厚さ0.3cmのウレタン系樹脂発泡シート
(発泡倍率30.5cc/g、連続気泡率100%、2
5%圧縮硬さ0.08kg/cm2 )からなる防音シー
ト31の一面に、ウレタン系接着剤32を実施例1と同
様にして塗布した後、該塗布面に実施例1と同様の木質
板33を貼り合わせてなる。
【0018】(比較例1)実施例1と同様の防音シート
の一面全体に酢酸ビニル系接着剤を塗布した後、該塗布
面に実施例1と同様の木質板を貼り合わせ、防音床材を
得た。
【0019】(比較例2)実施例2と同様の防音シート
の一面全体に酢酸ビニル系接着剤を塗布した後、該塗布
面に実施例1と同様の木質板を貼り合わせ、防音床材を
得た。
【0020】(比較例3)実施例3と同様の防音シート
の一面全体にウレタン系接着剤を塗布した後、該塗布面
に実施例1と同様の木質板を貼り合わせ、防音床材を得
た。
【0021】実施例及び比較例の防音床材において、以
下の方法により床衝撃音を測定し、防音性を評価した。防音性の評価 以下に図5を用いて床衝撃音の測定を説明する。4は防
音床材であり、防音シート41及び木質板42からな
る。防音床材4の防音シート41側に、厚さ15cmの
コンクリートスラブ5を両面粘着テープにより固定し、
内壁側面全体に吸音材6を有する測定箱7上に、コンク
リートスラブ5が測定箱7の内側にくるように配置し
た。次に、木質板41上にタッピングマシン8を設置し
てタッピングマシン8から軽量衝撃音を発生させ、該軽
量衝撃音を測定箱7内の測定器9により測定した。上記
の測定結果より、JIS A 1419に準拠して床衝
撃音レベルの遮音等級(L値)を求め、表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の防音床材は上述したような構成
であるので、従来の防音床材の防音性を容易に向上させ
ることができる。また、床表面材と防音シートとを、少
なくとも防音シートの端部において接着したものは、施
工時、保管時等に床表面材と防音シートが剥離すること
がなく、取扱い性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の防音床材を示した断面模式
図。
【図2】図1の防音床材の接着剤塗布部分を示した平面
模式図。
【図3】本発明の実施例2の防音床材を示した断面模式
図。
【図4】本発明の実施例3の防音床材を示した断面模式
図。
【図5】防音床材の床衝撃音の測定方法を示した概略
図。
【符号の説明】 1、2、3、4 防音床材 14、21、31 防音シート 15、22、32 接着剤 17、23、33 木質板 5 コンクリートスラブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床表面材の一面に、床表面材と積層され
    る面が平坦面である防音シートを接着、積層してなる防
    音床材において、床表面材と防音シートとの接着部分
    が、防音シートの床表面材積層面全体の10〜80%で
    あることを特徴とする防音床材。
  2. 【請求項2】 床表面材と防音シートとが、少なくとも
    防音シートの端部において接着されてなる請求項1に記
    載の防音床材。
  3. 【請求項3】 防音シートが、両面に凸部を有する連続
    気泡率20%以上のオレフィン系樹脂発泡シートの少な
    くとも一面に不織布が積層されたものであり、不織布側
    が床表面材と積層されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の防音床材。
JP11077845A 1999-03-23 1999-03-23 防音床材 Pending JP2000274064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014012947A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 遮音性を有する床材及びそれを用いた床構造
JP2014077270A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Toppan Cosmo Inc 水廻り用遮音床材
JP2021134616A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 永大産業株式会社 蓄熱ボード

Cited By (4)

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