JPH10273994A - 電磁遮蔽窓 - Google Patents

電磁遮蔽窓

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Publication number
JPH10273994A
JPH10273994A JP4097097A JP4097097A JPH10273994A JP H10273994 A JPH10273994 A JP H10273994A JP 4097097 A JP4097097 A JP 4097097A JP 4097097 A JP4097097 A JP 4097097A JP H10273994 A JPH10273994 A JP H10273994A
Authority
JP
Japan
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electromagnetic shielding
opening
window
glass
piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP4097097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oyama
大山俊雄
Hajime Chiba
元 千葉
Kazuhiko Fukuchi
福地一彦
Masanori Okuyama
奥山昌則
Yasuto Iseda
伊勢田康人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH10273994A publication Critical patent/JPH10273994A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窓開口部全体としての電磁遮蔽性能を向上させ
る。 【解決手段】窓開口部4a及び該窓開口部より開口面積
の大きいガラス装着用開口部4bとを有する窓枠4と、
前記ガラス装着用開口部に嵌合される当接片5a及び該
当接片から開口部側に屈曲された遮断片5bを有する電
磁遮蔽部材5と、前記当接片をガラス装着用開口部に固
定する押縁6と、該押縁と前記窓開口部との間に電磁遮
蔽材からなるバックアップ材10及びシーリング材11
を介して固定された電磁遮蔽ガラス9とを備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁遮蔽材を用い
て床や天井、壁、窓開口部に電磁遮蔽層を形成し電磁遮
蔽空間を構成する電磁遮蔽ビルの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】電波を使った無線通信方式を採用する場
合には、使用周波数帯域について電波法の規制が問題に
なる。そこで、このような電波法による規制を受けるこ
となく、自由に使用周波数帯域を選択、設定して独自の
無線による通信方式を採用するためには、ビル内の空間
を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構築が不可
欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽ビルに関
し、例えば特公平6−99972号公報や特公平6−9
9973号公報、特公平7−16118号公報、特公平
6−76706号公報に、ビルの躯体や外壁の遮蔽構造
について提案し、特公平6−99971号公報や特公平
6−33699号公報、特公平6−13822号公報
に、ビルの出入口の遮蔽構造について、特公平6−63
407号公報や特公平5−79790号公報、特公平3
−58557号公報に、窓開口部の遮蔽構造について提
案している。また、特公平3−62320号公報や特公
平3−45972号公報、特公平3−62318号公
報、特公平5−34159号公報に、天井や階層別の遮
蔽構造について提案している。
【0003】図2は、本発明に係わる電磁遮蔽ビルの構
成概要を示す図であり、壁40は、例えば躯体の内壁に
金属メッシュや金属箔(フイルム)、不織布、その他導
電性繊維を用いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗
って電磁遮蔽層を形成したもの、或いはこのような電磁
遮蔽層を片面に形成したボードを用いたものである。天
井50、床60も、壁40と同様の施工を行い、或いは
電磁遮蔽材を貼り合わせたパネルを用いたものである。
窓30は、窓ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁
遮蔽材を用いて電磁遮蔽膜を形成し、この電磁遮蔽膜を
サッシ枠に接続することにより、壁40と窓30の電磁
遮蔽層を電気的に一体に接続したものである。扉70
は、電磁遮蔽材からなるパネルを用い、扉閉時に扉70
の周囲が壁40及び床60と電気的に接続可能にしたも
のである。扉窓71は窓30と同様に窓ガラスに電磁遮
蔽膜を形成し、この電磁遮蔽膜を扉70の電磁遮蔽層と
電気的に一体に接続したものである。
【0004】このようにして、ビル内を1つの電磁遮蔽
空間としてではなく、各フロア毎に上下の天井や床にお
いて電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部屋
間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア
毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構
成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高性能の電
磁遮蔽を達成する場合、その性能を大きく左右する部位
は窓開口部である。特に、現状において電磁遮蔽ガラス
は高価であるものの、ガラス自体で所望の性能を達成で
きるが、ガラスと窓枠との境界部で電磁波が洩れ易く、
窓開口部として全体で所望の電磁遮蔽性能を達成するこ
とが困難であるという問題を有している。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、窓開口部全体としての電磁遮蔽性能を向上させるこ
とができる電磁遮蔽窓を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電磁遮蔽窓は、窓開口部4a及び該窓開口部
より開口面積の大きいガラス装着用開口部4bとを有す
る窓枠4と、前記ガラス装着用開口部に嵌合される当接
片5a及び該当接片から開口部側に屈曲された遮断片5
bを有する電磁遮蔽部材5と、前記当接片をガラス装着
用開口部に固定する押縁6と、該押縁と前記窓開口部と
の間に電磁遮蔽材からなるバックアップ材10及びシー
リング材11を介して固定された電磁遮蔽ガラス9とを
備えたことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番
号は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させ
るもので、これにより本発明が何ら限定されるものでは
ない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明の電磁遮蔽窓の1
実施形態を示す断面図である。なお、図1は、図2の扉
窓71に適用した例であるが、壁40側の窓30にも無
論適用可能である。
【0009】扉70の内壁1と外壁2間には遮音材3が
充填され、内壁1と外壁2間には、扉窓71すなわち矩
形状開口部を形成するための窓枠4が固定されている。
内壁1、外壁2及び窓枠4は金属製であり、窓枠4に
は、窓開口部4aと、窓開口部4aより開口面積の大き
いガラス装着用開口部4bが形成されており、ガラス装
着用開口部4b側から後述する電磁遮蔽ガラスの装着を
可能にし、ガラス装着用開口部4b側には、押縁6を配
設することにより、窓開口部4aと同じ大きさの開口と
なるようにしている。
【0010】そして、窓枠4のガラス装着用開口部4b
に額縁状の電磁遮蔽部材5が嵌合され、電磁遮蔽部材5
は、4つの樋状の押縁6によりボルト7にて開口部4b
に固定されている。電磁遮蔽部材5は、ガラス装着用開
口部4bの4辺に嵌合当接される当接片5aと当接片5
aから開口部側に屈曲された遮断片5bを有し、押縁6
の外側片6aを遮断片5bに当接させるようにして固定
している。
【0011】押縁6の内側片6bと窓開口部4a間に
は、遮蔽部材5上に複数のセッティングブロック8が固
定され、セッティングブロック8間に電磁遮蔽ガラス9
が装着され、電磁遮蔽ガラス9と押縁6の内側片6b及
び窓開口部4a間には、バックアップ材10、シーリン
グ材11が充填される。電磁遮蔽ガラス9は、メッシュ
や導電性フィルム、金属薄膜等からなる電磁遮蔽膜9a
を備え、また、押縁6、バックアップ材10、シーリン
グ材11は電磁遮蔽材で構成されている。
【0012】上記構成の電磁遮蔽窓は、電磁遮蔽ガラス
9と窓枠4との間にバックアップ材10及びシーリング
材11からなる電磁遮蔽材を配設し、これらを介して電
磁遮蔽ガラス9の電磁遮蔽膜9aと窓枠4の電気的接続
を行い電磁遮蔽を行うものであるが、本発明において
は、電磁遮蔽ガラス9と窓枠4との間の極めて微小な隙
間からガラス装着用開口部4bにそって突き抜けようと
する電磁波を、電磁遮蔽部材5の遮断片5bにより遮蔽
するため、電磁遮蔽性能をさらに向上させることができ
る。
【0013】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態では電磁遮蔽ガ
ラスとして単層ガラスの例を示したが複層ガラスを採用
してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、窓開口部及び該窓開口部より開口面積の大き
いガラス装着用開口部とを有する窓枠と、前記ガラス装
着用開口部に嵌合される当接片及び該当接片から開口部
側に屈曲された遮断片を有する電磁遮蔽部材と、前記当
接片をガラス装着用開口部に固定する押縁と、該押縁と
前記窓開口部との間に電磁遮蔽材からなるバックアップ
材及びシーリング材を介して固定された電磁遮蔽ガラス
とを備えたので、窓開口部全体としての電磁遮蔽性能を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽窓の1実施形態を示す断面図
である。
【図2】本発明に係わる電磁遮蔽ビルの構成概要を示す
図である。
【符号の説明】
4…窓枠、4a…窓開口部、4b…ガラス装着用開口
部、5…電磁遮蔽部材 5a…当接片、5b…遮断片、6…押縁、9…電磁遮蔽
ガラス 10…バックアップ材、11…シーリング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山昌則 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 伊勢田康人 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓開口部及び該窓開口部より開口面積の大
    きいガラス装着用開口部とを有する窓枠と、前記ガラス
    装着用開口部に嵌合される当接片及び該当接片から開口
    部側に屈曲された遮断片を有する電磁遮蔽部材と、前記
    当接片をガラス装着用開口部に固定する押縁と、該押縁
    と前記窓開口部との間に電磁遮蔽材からなるバックアッ
    プ材及びシーリング材を介して固定された電磁遮蔽ガラ
    スとを備えたことを特徴とする電磁遮蔽窓。
JP4097097A 1997-01-31 1997-02-25 電磁遮蔽窓 Pending JPH10273994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4097097A JPH10273994A (ja) 1997-01-31 1997-02-25 電磁遮蔽窓

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1853197 1997-01-31
JP9-18531 1997-01-31
JP4097097A JPH10273994A (ja) 1997-01-31 1997-02-25 電磁遮蔽窓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10273994A true JPH10273994A (ja) 1998-10-13

Family

ID=26355213

Family Applications (1)

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JP4097097A Pending JPH10273994A (ja) 1997-01-31 1997-02-25 電磁遮蔽窓

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JP (1) JPH10273994A (ja)

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