JPH10280822A - 電磁遮蔽扉 - Google Patents

電磁遮蔽扉

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Publication number
JPH10280822A
JPH10280822A JP8266797A JP8266797A JPH10280822A JP H10280822 A JPH10280822 A JP H10280822A JP 8266797 A JP8266797 A JP 8266797A JP 8266797 A JP8266797 A JP 8266797A JP H10280822 A JPH10280822 A JP H10280822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
electromagnetic shielding
frame
shielding material
maze
Prior art date
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Pending
Application number
JP8266797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Fukuchi
福地一彦
Yasuto Iseda
伊勢田康人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP8266797A priority Critical patent/JPH10280822A/ja
Publication of JPH10280822A publication Critical patent/JPH10280822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁遮蔽材を用いることなく扉をスムーズに開
閉する。 【解決手段】扉開口部の両側及び上面の三方が一体に形
成された電磁遮蔽材からなる扉三方枠6と、該扉三方枠
及び床に設けた沓摺11内に開閉自在に装着された電磁
遮蔽材からなる扉5とを備え、扉と扉三方枠及び沓摺と
の間に迷路状間隙10を形成した構成であって、前記迷
路状間隙は、扉と扉三方枠及び沓摺のいずれか一方に形
成された段部7と、他方に形成された突出片8及び屈曲
片9からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁遮蔽材を用い
て床や天井、壁、窓開口部に電磁遮蔽層を形成し電磁遮
蔽空間を構成する電磁遮蔽ビルの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】電波を使った無線通信方式を採用する場
合には、使用周波数帯域について電波法の規制が問題に
なる。そこで、このような電波法による規制を受けるこ
となく、自由に使用周波数帯域を選択、設定して独自の
無線による通信方式を採用するためには、ビル内の空間
を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構築が不可
欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽ビルに関
し、例えば特公平6−99972号公報や特公平6−9
9973号公報、特公平7−16118号公報、特公平
6−76706号公報に、ビルの躯体や外壁の遮蔽構造
について提案し、特公平6−99971号公報や特公平
6−33699号公報、特公平6−13822号公報
に、ビルの出入口の遮蔽構造について、特公平6−63
407号公報や特公平5−79790号公報、特公平3
−58557号公報に、窓開口部の遮蔽構造について提
案している。また、特公平3−62320号公報や特公
平3−45972号公報、特公平3−62318号公
報、特公平5−34159号公報に、天井や階層別の遮
蔽構造について提案している。
【0003】図2は、本発明に係わる電磁遮蔽ビルの構
成概要を示す図であり、壁1は、例えば躯体の内壁に金
属メッシュや金属箔(フイルム)、不織布、その他導電
性繊維を用いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗っ
て電磁遮蔽層を形成したもの、或いはこのような電磁遮
蔽層を片面に形成したボードを用いたものである。天井
2、床3も、壁1と同様の施工を行い、或いは電磁遮蔽
材を貼り合わせたパネルを用いたものである。窓4は、
窓ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽材を用
いて電磁遮蔽膜を形成し、この電磁遮蔽膜をサッシ枠に
接続することにより、壁1と窓4の電磁遮蔽層を電気的
に一体に接続したものである。扉5は、電磁遮蔽材から
なるパネルを用い、扉閉時に扉5の周囲が壁1に設けら
れた扉三方枠6及び床3とを導電性ゴム等の電磁遮蔽材
を介して電気的に接続可能にしたものである。
【0004】このようにして、ビル内を1つの電磁遮蔽
空間としてではなく、各フロア毎に上下の天井や床にお
いて電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部屋
間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア
毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構
成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電磁遮蔽方式は、電磁遮蔽材を用いるため材料費、
工事費等のコストが高く、また、電磁遮蔽材の劣化によ
る取り替え工事の問題や、特に、扉においては扉閉時に
扉5の周囲が壁1に設けられた扉三方枠6及び床3とを
導電性ゴム等の電磁遮蔽材を介するため、扉開閉時にス
ムーズに開閉できないという問題があり、また、そのた
めに扉と三方枠や床との隙間を調整しなければならない
という問題を有している。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、電磁遮蔽材を用いることなく扉をスムーズに開閉す
ることができる電磁遮蔽扉を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電磁遮蔽扉は、扉開口部の両側及び上面の三
方が一体に形成された電磁遮蔽材からなる扉三方枠6
と、該扉三方枠及び床に設けた沓摺11内に開閉自在に
装着された電磁遮蔽材からなる扉5とを備え、扉と扉三
方枠及び沓摺との間に迷路状間隙10を形成したことを
特徴とする。上記迷路状間隙は、扉と扉三方枠及び沓摺
のいずれか一方に形成された段部7と、他方に形成され
た突出片8及び屈曲片9からなる。なお、上記構成に付
加した番号は、本発明の理解を容易にするために図面と
対比させるもので、これにより本発明が何ら限定される
ものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の電磁遮蔽扉の
1実施形態を示し、図1(A)が水平断面図、図1
(B)は図1(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た
断面図である。
【0009】壁1の扉開口部には、その両側及び上面の
三方が一体に形成された扉三方枠6が取り付けられ、扉
三方枠6内に同じく電磁遮蔽材からなる両開扉5、5が
開閉自在に装着されている。扉三方枠6は電磁遮蔽材か
らなり壁1の電磁遮蔽材と電気的に接続されている。な
お、本実施形態は、両開扉に適用させたものであるが、
片開扉にも適用してもよいし、また、扉の開閉方式は回
動式、摺動式のいずれにも適用可能である。
【0010】扉三方枠6は、室内側枠6aと室外側枠6
bからなり、室内側枠6aには扉開口部側に沿って段部
7が形成され、室外側枠6bには扉開口部側に突出する
突出片8及び突出片8から室内側に折曲された折曲片9
が形成されている。
【0011】両開扉5は、室内側枠5aと室外側枠5b
からなり、室内側枠5aの三方枠6側には、突出片8及
び突出片8から室外側に折曲された折曲片9が形成さ
れ、室外側枠6bの三方枠6側には段部7が形成されて
いる。そして、この構成により、両開扉5と三方枠6の
間に、2組の対向する段部7と突出片8及び折曲片9に
より4段階に屈曲された迷路状間隙10が形成されてい
る。また、両開扉5の召し合わせ部Cにも同様にして迷
路状間隙10が形成されている。
【0012】床3には、扉5の下部に対向して電磁遮蔽
材からなる沓摺10が設けられ、床5の電磁遮蔽材と電
気的に接続されている。沓摺11は、室内側枠11aと
室外側枠11bからなり、室内側枠11aには扉開口部
側に沿って2つの段部7が形成され、室外側枠11bに
は扉開口部側に突出する突出片8が形成されている。こ
れにより、両開扉5と沓摺11の間に2組の対向する段
部7と突出片8及び折曲片9により4段階に屈曲された
迷路状間隙10が形成されている。
【0013】上記構成の電磁遮蔽扉においては、扉三方
枠71及び沓摺11との隙間から漏れる電磁波は、曲が
りくねった迷路状間隙10により減衰されることにな
る。従って、従来のように電磁遮蔽材を用いないため、
材料費、取付及び調整工事が不要になり低コストで電磁
遮蔽を行うことができるとともに、扉5と三方枠6や床
3との隙間の調整が不要になり、扉の開閉をスムーズに
行うことができる。さらに、メンテナンスなしで電磁遮
蔽性能を確保することができる。
【0014】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態では扉三方枠及
び扉を2つの枠部材で構成しているが、一つの部材によ
り一体に構成してもよい。また、上記実施形態において
は、迷路状間隙を4段階に屈曲させているが、これに限
定されるものではなく、4段階以上であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、材料費、取付及び調整工事が不要になり低コ
ストで電磁遮蔽を行うことができるとともに、三方枠や
床との隙間の調整が不要になり、扉の開閉をスムーズに
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽扉の1実施形態を示し、図1
(A)が水平断面図、図1(B)は図1(A)のB−B
線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【図2】本発明に係わる電磁遮蔽ビルの構成概要を示す
図である。
【符号の説明】
5…扉、6…扉三方枠、7…段部、8突出片、9…屈曲
片、10…迷路状間隙 11…沓摺

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉開口部の両側及び上面の三方が一体に形
    成された電磁遮蔽材からなる扉三方枠と、該扉三方枠及
    び床に設けた沓摺内に開閉自在に装着された電磁遮蔽材
    からなる扉とを備え、扉と扉三方枠及び沓摺との間に迷
    路状間隙を形成したことを特徴とする電磁遮蔽扉。
  2. 【請求項2】上記迷路状間隙は、扉と扉三方枠及び沓摺
    のいずれか一方に形成された段部と、他方に形成された
    突出片及び屈曲片からなることを特徴とする請求項1記
    載の電磁遮蔽扉。
JP8266797A 1997-04-01 1997-04-01 電磁遮蔽扉 Pending JPH10280822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8266797A JPH10280822A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 電磁遮蔽扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8266797A JPH10280822A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 電磁遮蔽扉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10280822A true JPH10280822A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13780791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8266797A Pending JPH10280822A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 電磁遮蔽扉

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JP (1) JPH10280822A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107780795A (zh) * 2016-08-26 2018-03-09 宜兴市人防设备厂有限公司 活门槛电控防护门

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040602