JPH0638477Y2 - 電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置 - Google Patents
電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置Info
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- JPH0638477Y2 JPH0638477Y2 JP1988113059U JP11305988U JPH0638477Y2 JP H0638477 Y2 JPH0638477 Y2 JP H0638477Y2 JP 1988113059 U JP1988113059 U JP 1988113059U JP 11305988 U JP11305988 U JP 11305988U JP H0638477 Y2 JPH0638477 Y2 JP H0638477Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置に
係わり、特に、電磁波の侵入或いは電磁シールドルーム
及び電波暗室からの電磁波の放射を遮断する電磁シール
ドルーム及び電波暗室用扉装置に関する。
係わり、特に、電磁波の侵入或いは電磁シールドルーム
及び電波暗室からの電磁波の放射を遮断する電磁シール
ドルーム及び電波暗室用扉装置に関する。
近年における電子技術の発展と、これに伴う各分野への
電子機器類の拡がりにはめざましいものがある。
電子機器類の拡がりにはめざましいものがある。
反面、これ等の機器から発生する電磁波、或いは他から
侵入する電磁波による電磁障害が大きな社会問題となっ
ている。
侵入する電磁波による電磁障害が大きな社会問題となっ
ている。
そして、近時、このような電磁障害を取り除くための施
設として、電磁シールドルーム及び電波暗室が電磁波測
定施設として開発されている。
設として、電磁シールドルーム及び電波暗室が電磁波測
定施設として開発されている。
第4図は、このような電磁シールドルーム及び電波暗室
に配置される電磁シールド扉装置を示すもので、図にお
いて、符号11は電磁シールドルーム及び電波暗室を形成
する電磁シールド壁を示している。
に配置される電磁シールド扉装置を示すもので、図にお
いて、符号11は電磁シールドルーム及び電波暗室を形成
する電磁シールド壁を示している。
この電磁シールド壁11には開口部12が形成され、この開
口部12には枠体13が配置されている。電磁シールド壁11
には扉本体15の一側がヒンジ16により固定され、第5図
に示すように、枠体13に対して開閉自在とされている。
口部12には枠体13が配置されている。電磁シールド壁11
には扉本体15の一側がヒンジ16により固定され、第5図
に示すように、枠体13に対して開閉自在とされている。
枠体13には、第6図に示すように、この枠体13の内周に
沿って一条の環状凹部17が形成されている。一方、扉本
体15の外周にはブラケット18が配置され、このブラケッ
ト18には、扉本体15の外周に沿って一条の環状凸部19が
形成されている。この環状凸部19は、枠体13の環状凹部
17に対応して形成されている。
沿って一条の環状凹部17が形成されている。一方、扉本
体15の外周にはブラケット18が配置され、このブラケッ
ト18には、扉本体15の外周に沿って一条の環状凸部19が
形成されている。この環状凸部19は、枠体13の環状凹部
17に対応して形成されている。
そして、枠体13の環状凹部17には、導電性及び弾性を有
する編組線ブロック20が配置されており、この編組線ブ
ロック20が、電磁シールド扉の閉時には、扉本体15の環
状凸部19により押圧接触されている。
する編組線ブロック20が配置されており、この編組線ブ
ロック20が、電磁シールド扉の閉時には、扉本体15の環
状凸部19により押圧接触されている。
尚、電磁シールド壁11及び扉本体15は、平板状の木材21
は、導電性を有する二枚の金属板22により挟持して形成
されている。
は、導電性を有する二枚の金属板22により挟持して形成
されている。
又、扉本体15の外側表面には、第4図に示したように、
ハンドル23が配置され、このハンドル23は、ヒンジ16と
反対側の扉本体15に縦方向に配置された連動ロッド24に
連結されている。このハンドル23を回転させることによ
り、扉本体15が電磁シールド壁11にロックされている。
ハンドル23が配置され、このハンドル23は、ヒンジ16と
反対側の扉本体15に縦方向に配置された連動ロッド24に
連結されている。このハンドル23を回転させることによ
り、扉本体15が電磁シールド壁11にロックされている。
第7図は他の電磁シールド扉装置を示すもので、この例
では、環状凹部17の両側側部には、導電性の突部26がそ
れぞれ対向して形成され、扉本体15の環状凸部19が突部
26間に挿入され、電気的に導通されている。
では、環状凹部17の両側側部には、導電性の突部26がそ
れぞれ対向して形成され、扉本体15の環状凸部19が突部
26間に挿入され、電気的に導通されている。
このような電磁シールド扉装置では、扉本体15と電磁シ
ールド壁11とが、扉本体15の全周にわたって電気的に導
通され、電子機器類から発生する電磁波の電磁シールド
ルーム及び電波暗室内への侵入、或いは電磁シールドル
ーム及び電波暗室からの電磁波の放射を遮断することが
できる。
ールド壁11とが、扉本体15の全周にわたって電気的に導
通され、電子機器類から発生する電磁波の電磁シールド
ルーム及び電波暗室内への侵入、或いは電磁シールドル
ーム及び電波暗室からの電磁波の放射を遮断することが
できる。
しかしながら、第6図に示した電磁シールド扉装置で
は、枠体13の環状凹部17と扉本体15の環状凸部19とを、
電気的に導通させるために、枠体13の環状凹部17に編組
線ブロック20を配置したので、この編組線ブロック20の
弾性力が経時的に劣化し、枠体13と扉本体15とが電気的
に導通しない部分が生じ、この部分を介して電磁波が出
入する虞があるという問題があった。
は、枠体13の環状凹部17と扉本体15の環状凸部19とを、
電気的に導通させるために、枠体13の環状凹部17に編組
線ブロック20を配置したので、この編組線ブロック20の
弾性力が経時的に劣化し、枠体13と扉本体15とが電気的
に導通しない部分が生じ、この部分を介して電磁波が出
入する虞があるという問題があった。
又、第7図に示した電磁シールド扉装置では、枠体13の
環状凹部17に設けられた一対の導電性の突部26により、
扉本体15の環状凸部19を両側から挟持し、扉本体15の一
側をヒンジ16により電磁シールド壁11に開閉自在に配置
したので、扉本体15の開閉時に、扉本体15の環状凸部19
に曲げモーメントが作用し、扉本体15の開閉が重いとい
う問題があった。
環状凹部17に設けられた一対の導電性の突部26により、
扉本体15の環状凸部19を両側から挟持し、扉本体15の一
側をヒンジ16により電磁シールド壁11に開閉自在に配置
したので、扉本体15の開閉時に、扉本体15の環状凸部19
に曲げモーメントが作用し、扉本体15の開閉が重いとい
う問題があった。
本考案は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、枠体と扉本体とを非接触の状態で、電磁シール
ドルーム及び電波暗室内への電磁波の侵入或いは電磁シ
ールドルーム及び電波暗室からの電磁波の放射を遮断す
ることができる電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装
置を提供することを目的とする。
もので、枠体と扉本体とを非接触の状態で、電磁シール
ドルーム及び電波暗室内への電磁波の侵入或いは電磁シ
ールドルーム及び電波暗室からの電磁波の放射を遮断す
ることができる電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装
置を提供することを目的とする。
本考案の電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置は、
電磁シールドルーム及び電波暗室を形成する電磁シール
ド壁の開口部に枠体を配置し、この枠体に開閉自在に扉
本体を設け、前記開口部からの電磁波の侵入或いは前記
電磁シールドルーム及び電波暗室からの電磁波の放射を
遮断してなる電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置
において、前記扉本体を、この扉本体による前記開口部
の開閉時に開口部に対して平行に近接離間させるヒンジ
を介して前記枠体に連結し、前記枠体の扉側に、この枠
体の内周に沿って複数条の縦断面ほぼ二等辺三角形状の
環状凹部又は凸部を形成すると共に、前記扉本体の枠体
側に、この扉本体の外周に沿って前記環状凹部又は凸部
に対応する複数条の縦断面ほぼ二等辺三角形状の環状凸
部又は凹部を形成し、前記扉本体の前記開口部への閉時
に、前記枠体の環状凹部又は凸部と前記扉本体の環状凸
部又は凹部との間に、ほぼ一定間隔の狭小な隙間を形成
してなるものである。
電磁シールドルーム及び電波暗室を形成する電磁シール
ド壁の開口部に枠体を配置し、この枠体に開閉自在に扉
本体を設け、前記開口部からの電磁波の侵入或いは前記
電磁シールドルーム及び電波暗室からの電磁波の放射を
遮断してなる電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置
において、前記扉本体を、この扉本体による前記開口部
の開閉時に開口部に対して平行に近接離間させるヒンジ
を介して前記枠体に連結し、前記枠体の扉側に、この枠
体の内周に沿って複数条の縦断面ほぼ二等辺三角形状の
環状凹部又は凸部を形成すると共に、前記扉本体の枠体
側に、この扉本体の外周に沿って前記環状凹部又は凸部
に対応する複数条の縦断面ほぼ二等辺三角形状の環状凸
部又は凹部を形成し、前記扉本体の前記開口部への閉時
に、前記枠体の環状凹部又は凸部と前記扉本体の環状凸
部又は凹部との間に、ほぼ一定間隔の狭小な隙間を形成
してなるものである。
請求項1記載の電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装
置では、電磁シールドルーム及び電波暗室内に侵入し或
いは電磁シールドルーム及び電波暗室から放射される電
磁波が、枠体の環状凹部と扉本体の環状凸部との間の狭
小な隙間に侵入すると、この狭小な長い隙間において反
射を繰り返し、電磁波が確実に減衰する。
置では、電磁シールドルーム及び電波暗室内に侵入し或
いは電磁シールドルーム及び電波暗室から放射される電
磁波が、枠体の環状凹部と扉本体の環状凸部との間の狭
小な隙間に侵入すると、この狭小な長い隙間において反
射を繰り返し、電磁波が確実に減衰する。
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
る。
第1図乃至第3図は、本考案の電磁シールドルーム及び
電波暗室用扉装置の一実施例を示すもので、第2図にお
いて、符号31は電磁シールドルーム及び電波暗室を形成
する電磁シールド壁を示している。
電波暗室用扉装置の一実施例を示すもので、第2図にお
いて、符号31は電磁シールドルーム及び電波暗室を形成
する電磁シールド壁を示している。
この電磁シールド壁31には開口部33が形成され、この開
口部33には導電性を有する枠体35が配置されている。
又、電磁シールド壁31には扉本体37の第2図における右
側が、アーム39の両端及び中央部にヒンジ41を有する、
いわゆるダブルヒンジアーム43により連結され、電磁シ
ールド壁31と扉本体37には、アーム39の両端のヒンジ41
が配置されている。
口部33には導電性を有する枠体35が配置されている。
又、電磁シールド壁31には扉本体37の第2図における右
側が、アーム39の両端及び中央部にヒンジ41を有する、
いわゆるダブルヒンジアーム43により連結され、電磁シ
ールド壁31と扉本体37には、アーム39の両端のヒンジ41
が配置されている。
即ち、扉本体37が、第3図に二点鎖線で示したように、
先ず電磁シールド壁31と平行に電磁シールドルーム又は
電波暗室外に引き出され、それから、扉本体37の第2図
における右側を中心に回動するように、ダブルヒンジア
ーム43が形成されている。
先ず電磁シールド壁31と平行に電磁シールドルーム又は
電波暗室外に引き出され、それから、扉本体37の第2図
における右側を中心に回動するように、ダブルヒンジア
ーム43が形成されている。
そして、枠体35には、第1図に示したように、扉本体37
と重合する係合部45が形成され、この係合部45の扉本体
37側には、枠体35の内周に沿って二つの縦断面二等辺三
角形状の環状凹部47が形成されている。
と重合する係合部45が形成され、この係合部45の扉本体
37側には、枠体35の内周に沿って二つの縦断面二等辺三
角形状の環状凹部47が形成されている。
一方、扉本体37の外周の導電性を有するブラケット48の
係合部45側には、扉本体37の外周に沿って二つの縦断面
二等辺三角形状の環状凸部49が形成されている。
係合部45側には、扉本体37の外周に沿って二つの縦断面
二等辺三角形状の環状凸部49が形成されている。
そして、扉本体37の開口部33への閉時には、枠体35の環
状凹部47と扉本体37の環状凸部49との間には、例えば、
高さ2mm以下の狭小な隙間dが形成されている。
状凹部47と扉本体37の環状凸部49との間には、例えば、
高さ2mm以下の狭小な隙間dが形成されている。
尚、扉本体37の外側表面には、第2図に示すように、ハ
ンドル51が配置され、このハンドル51には、扉本体37の
上下に水平方向に配置された二本の連動ロッド53に連結
されている。この二本の連動ロッド53は、ハンドル51を
回転させることにより左右に突出し、扉本体37が電磁シ
ールド壁31にロックされている。
ンドル51が配置され、このハンドル51には、扉本体37の
上下に水平方向に配置された二本の連動ロッド53に連結
されている。この二本の連動ロッド53は、ハンドル51を
回転させることにより左右に突出し、扉本体37が電磁シ
ールド壁31にロックされている。
又、電磁シールド壁31及び扉本体37は、平板状の木材55
を導電性を有する二枚の金属板57により挟持して形成さ
れている。
を導電性を有する二枚の金属板57により挟持して形成さ
れている。
以上のように構成された電磁シールドルーム及び電波暗
室用扉装置では、扉本体37の開口部33への閉時に、枠体
35の環状凹部47と扉本体37の環状凸部49との間には一定
間隔の狭小な隙間dか形成され、電磁波が狭小な隙間d
に侵入すると、この狭小な長い隙間dにおいて反射が繰
り返され、電磁波が確実に減衰される。
室用扉装置では、扉本体37の開口部33への閉時に、枠体
35の環状凹部47と扉本体37の環状凸部49との間には一定
間隔の狭小な隙間dか形成され、電磁波が狭小な隙間d
に侵入すると、この狭小な長い隙間dにおいて反射が繰
り返され、電磁波が確実に減衰される。
即ち、以上のように構成された電磁シールドルーム及び
電波暗室用扉装置では、枠体35の扉側に二条の環状凹部
47を形成し、扉本体37の枠体側に環状凹部47に対応する
二状の環状凸部49を形成し、扉本体37の開口部33への閉
時に、枠体35の環状凹部47と扉本体37の環状凸部49との
間に、狭小な長い隙間dを形成したので、この隙間dに
電磁波が侵入すると、この隙間dにおいて電磁波が反射
を繰り返し、電磁波が減衰し、扉本体37と電磁シールド
壁31とが電気的に導通していなくても、隙間dを介して
の電磁シールドルーム及び電波暗室内への電磁波の侵入
或いは電磁シールドルーム及び電波暗室からの電磁波の
放射を確実に遮断することができる。
電波暗室用扉装置では、枠体35の扉側に二条の環状凹部
47を形成し、扉本体37の枠体側に環状凹部47に対応する
二状の環状凸部49を形成し、扉本体37の開口部33への閉
時に、枠体35の環状凹部47と扉本体37の環状凸部49との
間に、狭小な長い隙間dを形成したので、この隙間dに
電磁波が侵入すると、この隙間dにおいて電磁波が反射
を繰り返し、電磁波が減衰し、扉本体37と電磁シールド
壁31とが電気的に導通していなくても、隙間dを介して
の電磁シールドルーム及び電波暗室内への電磁波の侵入
或いは電磁シールドルーム及び電波暗室からの電磁波の
放射を確実に遮断することができる。
又、この実施例では、扉本体37の閉時には、枠体35と扉
本体37とを非接触の状態で電磁波を確実に遮断すること
ができるので、従来のように、枠体35と扉本体37とを導
電性の突部を介して電気的に導通させる必要がなく、導
電性の突部を定期的に清掃するといったメンテナンスを
不要とすることができる。
本体37とを非接触の状態で電磁波を確実に遮断すること
ができるので、従来のように、枠体35と扉本体37とを導
電性の突部を介して電気的に導通させる必要がなく、導
電性の突部を定期的に清掃するといったメンテナンスを
不要とすることができる。
さらに、電磁シールド壁31には、扉本体37の一側を、ア
ーム39の両端及び中央部にヒンジ41が配置されたダブル
ヒンジアーム43を介して連結したので、最初に、扉本体
37を電磁シールド壁31と平行に電磁シールドルーム及び
電磁暗室外に引き出し、それから、扉本体37の第2図に
おける右側を中心に回動するように、扉本体37が開閉
し、枠体35の環状凹部47に扉本体37の環状凸部49を接触
させることなく挿入することができ、枠体35及び扉本体
37を傷つけることなく、扉本体37を開閉することができ
ると共に、扉本体37を小さな力で開閉することができ
る。
ーム39の両端及び中央部にヒンジ41が配置されたダブル
ヒンジアーム43を介して連結したので、最初に、扉本体
37を電磁シールド壁31と平行に電磁シールドルーム及び
電磁暗室外に引き出し、それから、扉本体37の第2図に
おける右側を中心に回動するように、扉本体37が開閉
し、枠体35の環状凹部47に扉本体37の環状凸部49を接触
させることなく挿入することができ、枠体35及び扉本体
37を傷つけることなく、扉本体37を開閉することができ
ると共に、扉本体37を小さな力で開閉することができ
る。
尚、上記実施例において、枠体35の環状凹部47の両側側
部に導電性の環状突部を配置し、これ等の環状突部によ
り扉本体37の環状凸部49を挟持し、電気的に導通させて
も良いことは勿論である。
部に導電性の環状突部を配置し、これ等の環状突部によ
り扉本体37の環状凸部49を挟持し、電気的に導通させて
も良いことは勿論である。
尚、上記実施例では、扉本体37を、いわゆるダブルヒン
ジアーム43により電磁シールド壁31に連結した例につい
て説明したが、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、扉本体37を、いわゆるダブルヒンジアーム43に
より電磁シールド壁31に連結し、電磁シールド壁31と扉
本体37にアーム39の両端のヒンジ41を配置し、さらに、
電磁シールド壁31のヒンジ41を、水平方向に案内するレ
ールを電磁シールド壁31に配置することにより、扉本体
37を引戸方式により開閉しても上記実施例と同様の効果
を得ることができる。
ジアーム43により電磁シールド壁31に連結した例につい
て説明したが、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、扉本体37を、いわゆるダブルヒンジアーム43に
より電磁シールド壁31に連結し、電磁シールド壁31と扉
本体37にアーム39の両端のヒンジ41を配置し、さらに、
電磁シールド壁31のヒンジ41を、水平方向に案内するレ
ールを電磁シールド壁31に配置することにより、扉本体
37を引戸方式により開閉しても上記実施例と同様の効果
を得ることができる。
又、上記実施例では、枠体35,61に環状凹部47を形成
し、扉本体37に環状凸部49を形成した例について説明し
たが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
枠体35,61に環状凸部を形成し、扉本体37に環状凹部を
形成しても良いことは勿論である。
し、扉本体37に環状凸部49を形成した例について説明し
たが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
枠体35,61に環状凸部を形成し、扉本体37に環状凹部を
形成しても良いことは勿論である。
以上述べたように請求項1記載の電磁シールドルーム及
び電波暗室用扉装置では、前記扉本体を、この扉本体に
よる前記開口部の開閉時に開口部に対して平行に近接離
間させるヒンジを介して前記枠体に連結し、前記枠体の
扉側に、この枠体の内周に沿って複数条の縦断面ほぼ二
等辺三角形状の環状凹部又は凸部を形成すると共に、前
記扉本体の枠体側に、この扉本体の外周に沿って前記環
状凹部又は凸部に対応する複数条の縦断面ほぼ二等辺三
角形状の環状凸部又は凹部を形成し、前記扉本体の前記
開口部への閉時に、前記枠体の環状凹部又は凸部と前記
扉本体の環状凸部又は凹部との間に、ほぼ一定間隔の狭
小な隙間を形成したので、電磁波が狭小な隙間に侵入す
ると、この狭小な長い隙間において電磁波が反射を繰り
返して減衰し、枠体と扉本体とを非接触の状態で、電磁
シールドルーム及び電波暗室内への電磁波の侵入或いは
電磁シールドルーム及び電波暗室からの電磁波の放射を
大幅に低減することができる。
び電波暗室用扉装置では、前記扉本体を、この扉本体に
よる前記開口部の開閉時に開口部に対して平行に近接離
間させるヒンジを介して前記枠体に連結し、前記枠体の
扉側に、この枠体の内周に沿って複数条の縦断面ほぼ二
等辺三角形状の環状凹部又は凸部を形成すると共に、前
記扉本体の枠体側に、この扉本体の外周に沿って前記環
状凹部又は凸部に対応する複数条の縦断面ほぼ二等辺三
角形状の環状凸部又は凹部を形成し、前記扉本体の前記
開口部への閉時に、前記枠体の環状凹部又は凸部と前記
扉本体の環状凸部又は凹部との間に、ほぼ一定間隔の狭
小な隙間を形成したので、電磁波が狭小な隙間に侵入す
ると、この狭小な長い隙間において電磁波が反射を繰り
返して減衰し、枠体と扉本体とを非接触の状態で、電磁
シールドルーム及び電波暗室内への電磁波の侵入或いは
電磁シールドルーム及び電波暗室からの電磁波の放射を
大幅に低減することができる。
第1図は本考案に係る電磁シールドルーム及び電波暗室
用扉装置の一実施例を示す横断面図である。 第2図は第1図の電磁シールドルーム及び電波暗室用扉
装置及びその近傍を示す正面図である。 第3図は第2図の扉本体の開閉状態を模式的に示す説明
図である。 第4図は従来の電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装
置及びその近傍を示す正面図である。 第5図は第4図の扉本体の開閉状態を模式的に示す説明
図である。 第6図及び第7図は第4図の電磁シールドルーム及び電
波暗室用扉装置の要部を示す横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……電磁シールド壁 33……開口部 35……枠体 37……扉本体 47……環状凹部 49……環状凸部 69……導通部材。
用扉装置の一実施例を示す横断面図である。 第2図は第1図の電磁シールドルーム及び電波暗室用扉
装置及びその近傍を示す正面図である。 第3図は第2図の扉本体の開閉状態を模式的に示す説明
図である。 第4図は従来の電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装
置及びその近傍を示す正面図である。 第5図は第4図の扉本体の開閉状態を模式的に示す説明
図である。 第6図及び第7図は第4図の電磁シールドルーム及び電
波暗室用扉装置の要部を示す横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……電磁シールド壁 33……開口部 35……枠体 37……扉本体 47……環状凹部 49……環状凸部 69……導通部材。
Claims (1)
- 【請求項1】電磁シールドルーム及び電波暗室を形成す
る電磁シールド壁の開口部に枠体を配置し、この枠体に
開閉自在に扉本体を設け、前記開口部からの電磁波の侵
入或いは前記電磁シールドルーム及び電波暗室からの電
磁波の放射を遮断してなる電磁シールドルーム及び電波
暗室用扉装置において、前記扉本体を、この扉本体によ
る前記開口部の開閉時に開口部に対して平行に近接離間
させるヒンジを介して前記枠体に連結し、前記枠体の扉
側に、この枠体の内周に沿って複数条の縦断面ほぼ二等
辺三角形状の環状凹部又は凸部を形成すると共に、前記
扉本体の枠体側に、この扉本体の外周に沿って前記環状
凹部又は凸部に対応する複数条の縦断面ほぼ二等辺三角
形状の環状凸部又は凹部を形成し、前記扉本体の前記開
口部への閉時に、前記枠体の環状凹部又は凸部と前記扉
本体の環状凸部又は凹部との間に、ほぼ一定間隔の狭小
な隙間を形成してなることを特徴とする電磁シールドル
ーム及び電波暗室用扉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988113059U JPH0638477Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | 電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988113059U JPH0638477Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | 電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0235492U JPH0235492U (ja) | 1990-03-07 |
| JPH0638477Y2 true JPH0638477Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31352563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988113059U Expired - Lifetime JPH0638477Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | 電磁シールドルーム及び電波暗室用扉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638477Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6223480A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-31 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 建築用下地材の製造法 |
| JPH0241906Y2 (ja) * | 1986-08-04 | 1990-11-08 | ||
| JPH0342719U (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-23 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP1988113059U patent/JPH0638477Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0235492U (ja) | 1990-03-07 |
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