JPS6034798B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPS6034798B2
JPS6034798B2 JP7480679A JP7480679A JPS6034798B2 JP S6034798 B2 JPS6034798 B2 JP S6034798B2 JP 7480679 A JP7480679 A JP 7480679A JP 7480679 A JP7480679 A JP 7480679A JP S6034798 B2 JPS6034798 B2 JP S6034798B2
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JP
Japan
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door
opening
groove
harmonic
heating chamber
Prior art date
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JP7480679A
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English (en)
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JPS55166895A (en
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潔 五野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱室とドアを有する高周波加熱装置において
、加熱室またはドアの閉口部周綾部に電波減衰溝を設け
て加熱室からの漏洩電波、特に基本波以外にも高調波成
分の漏洩電波を確実に阻止しようとするものである。
電波遮蔽手段として金属接触によるものとチョーク方式
によるものがあるが、金属接触方式は動作全期間中にわ
たって完全な金属対金属接触を保持しなければならない
ので、食品カス等の異物がドアに付着する恐れのある高
周波加熱装置のドアシールとしては使用できない。
また従来のチョ−ク方式では、基本波の本波長の電波減
衰溝だけを設けたものが一般的である。しかしこの方式
には次の二つの欠点があるために、設計されたチョーク
の効果は、各高調波成分それぞれに対しては決して最適
のチョーク効果を奏するものにはなっていなかった。チ
ョーク方式は遮へいしようとする電波々長のき波長ある
いはその奇数倍(毒,雲,‐‐‐・・・)の実効的な深
さを有する溝を設け、加熱室側からドアと加熱室本体の
間隙をみたインピーダンスが小さくなることを利用した
ものである。従ってこの方式の欠点は、基本波のき波長
の電波減衰溝によって基本波の第2,第4高調波等の偶
数次高調波を阻止することができないことである。即ち
、第2高調波の波長入2は、基本波の裏となる。したが
って基本波の波長^oに対し電波減衰溝の実効帆船Gを
G=学となるよ化設計比から、第2高調波の波長入2に
対しては、G=学=学となり、亨波長の奇縦の溝批なく
なるので阻止能力をなくしてしまうのである。
一般に高調波成分は基本波成分にくらべると極めて小さ
い勢力であり、これまでは問題にされてし、なかつた。
しかし通信電波としてのマイクロ波利用が促進されてく
ると、これら通信電波は一般に微弱であり、高調波成分
はこれら通信電波に匹敵する勢力を持つため、これらを
確実に阻止して全く漏洩しない構成にしなければならな
くなってきた。さらに第二点目の欠点は、チョーク方式
は減衰溝の深さ方向と並行な方向成分のみを有した電波
には整合して低インピーダンス効果を奏するが、減衰溝
の深さ方向と直角方向の成分を有したモードの電波には
整合しないので、低インピーダンスとならす阻止効果が
なくなることである。このために本発明はドア−側面を
囲うように、金属製の額縁5を設けて、加熱室側から伝
送線路をみたィンピ−ダンスを大きくし、かつ加熱室側
からドアと加熱室本体の間隙をみたインピーダンスが基
本波と第2高調波のそれぞれに対して小さくなるように
、二つの電波減衰溝をそれぞれ別個に設け、かつ量産時
における発振管のバラッキやスタラ一等の均一加熱手段
による周期的な発振モ−ドの変化によって、使用電波の
周波数が、約10%近く変化することに対して、各電波
減衰溝のシール効果を従来のものよりさらに高めるため
に、周期構造体を併置してより高い減衰率を得ようとす
るものである。
また、本発明では電波減衰溝の深さ方向と直角な方向成
分のエネルギーを減衰してこの方向には伝搬しにくくす
るために、チョーク溝の入口に櫛形にした周期構造体を
設けようとするものであるが、この櫛形の周期構造体は
、周波数特性があるため偶数高調波成分には効果を奏さ
ないことがわかったので本発明では、この改善策も合わ
せて提案する。第1図は本発明による高周波加熱装置の
概略断面図である。
第1図において加熱室1の前面の閉口部には、ドアー2
を開閉自在に設けている。
加熱室1に設けたマグネトロン3から加熱室1内に電波
を照射し高周波加熱を行うものである。第2図は、第1
図に示した高周波加熱装置の電波シール部分のみを拡大
した部分断面図により、本発明の一実施例を示したもの
である。
第3図は同部分を一部切り欠きの斜視図で示したもので
ある。
第2図,第3図において、加熱室1の開口部周縁4と対
向してドア2を開閉自在に設けている。
関口部周緑4はドア2の側面を囲むように、金属製の額
縁5を有している。ドア−2の内側にはドアー内板6を
設け、ドアー閉鎖時にはドアー内板6と開口部周緑4が
面接触する構成である。
ドアー2の周縁にはドアー2とドアー内板6によって囲
まれたチョーク溝A7を形成している。チョーク溝7の
開口部8は、加熱室1からの電波漏洩経路の入口9から
基本波長入。の略茨長のところに設けられてし、る。こ
の開口部8の近傍には、金属板に等間隔に溝を設け、櫛
形にした周期構造体10をドアー2に溶接等により固定
している。このような構成によると、加熱室1内の電波
はドア‐閉鎖時において、開口部周緑4とドア−内板6
との面接触により外部に対する電波漏洩を減少させる。
ここでこの面接触が完全でなかったり、あるいはドアー
が半開きのような状態では電波を完全に遮蔽できずに、
電波は次のチョーク溝7へ進むことになるが、チョーク
溝7の開□部近傍に設けた周期構造体10の形状寸法ピ
ッチ等を、基本波と第3,第5高調波に応じて適宜選ぶ
ことにより、第3図で示すY方向の電波を規制すること
ができる。チョーク溝7に向う電波を2方向成分X,Y
の合成からなるとすれば、上記の通り周期構造体10‘
こよってY方向の電波を規制することにより、チョーク
溝は、×方向のみの電波について最適寸法・構造を選べ
るので、チョーク溝の所定の減衰効果を極めて高くする
ことができる。このようにドアー閉鎖時は勿論のこと、
半開きの状態においても電波漏洩量は極めて低い値にす
ることができ安全性の高い装置となる。第3図において
周期構造体10は、中Waで折り曲げ部1 1を有し、
スリット中Paで並んでいる。
しかし、この周期構造体10の特性をとると第4図のよ
うに、ある周波数特性を持つことがわかる。第4図の特
性は、図示のように周期構造体10の一端から入力した
マイクロ波のうちこれを伝搬した成分をレベルメータが
検出しX−Yレコーダで検出したものである。即ち同上
のグラフによると、WaがIQ松,Paが1仇吻で折り
曲げ部1 1の長さLaが7肋の周期構造体は2.1〜
2.60日2で約8戊旧の減衰をするが2.60日2を
こえると約4山B程度は伝搬することを示している。即
ち、チョーク溝A7は、最大勢力を有する基本波に合せ
て周期構造体10の最適寸法を決めると、最も有効なチ
ョーク効果を奏するものとなる。チョーク溝A7の閉口
部8から短絡端12までの距離lacは基本波の波長^
。の約きに選ぶことによって基本波を極めて有効に減衰
させてしまうことができる。またこのチョーク溝A7は
、第3,第5高調波に対しても有効であるから、これら
は袷んど減衰してしまい、外へ漏洩することはない。し
かし、第2,第4高調波成分に対しては、チョーク溝A
7は、殆んど効果がない為、周期構造体1川こよりY方
向成分は多少減衰されるもの)X方向成分は、全く減衰
を受けずに漏洩経路にそって外部に漏洩していくことに
なる。本発明の構成にすれば額縁5に対向して、第2高
調波の波長肌対し実鰍にその溝の深さlbを有するチョ
ーク溝B13を設け、このチョーク溝B13の開ロ14
を電波漏洩経路の入口9から略言入2の位置に設けるこ
とができる。
この時、周期構造体AIOとドア−の側壁に第3図に示
すようなスリットを入れた第2周期構造体B15を設け
ることによって、第2高調波に対する有効なチョーク溝
B13を構成する。この周期構造体B15の寸法Wb,
Pbは、第2高調波に対して最適寸法に設計することに
よって、第2高調波成分は、確実に遮断されて、外部に
漏洩することがなくなる。
この第2の周期構造体B15のスリットの長さLbは、
周期構造体A7の折り曲げ部11に相当する寸法である
が、これらWb,Pb,1比,Lbの各寸法は、第2高
調波に対するものであるから比較的小さくて良く、この
ため、第2図の構成が可能であり、ドアー2の厚み方向
の寸法も薄くできるわけである。第5図は、第2高調波
成分に対するチョーク溝B13を額縁5側に設けた一変
形例であり、第2図において周期構造体10をチョーク
溝B15の一壁面構成部材とするために、スリット中P
aをあまり大きくとれないと言う制限があったものを改
善しようとするものである。
なお、各チョーク溝の閉口部は、誘導体からなるカバー
16でふたをされ、カバー16はドア−内板6により押
え込んでドアー2に固定されている。以上のように、周
期構造体A7を共用してチョーク溝B15を構成するな
ど簡単かつ小型の構造で基本波の外に比較的勢力の大き
い第2,第3,第4,第5高調波を確実に遮断できるな
ど極めて有効な、ドアーシールを安価に実現できるもの
である。
また一般に高次の高調波成分程、そのエネルギーは小さ
くなるが、第4高調波成分をさらに確実に遮断するため
には、電波漏洩波の進行方向×に対して略直角方向のス
リットを第2の周期構造体B15に設ける方法或いは誘
電体力バー16の材質を第4高調波に対し有効な減衰を
起こさせるよう選択すれば、問題にならない程、微弱な
電波漏洩値に押えることができる。
以上説明したように本発明によれば次のような効果が期
待できる。
■ 周期構造体は共振現象により周波数特性を有するが
、これを各々最適な寸法にして二種類設けることにより
、最大勢力の基本波を確実に押さえ、かつ第二勢力の大
2高調波も確実に遮断できる。
■ チョーク溝A7の寸法を基本波に合わせて最大効果
を奏するように設計できるので、確実に電波漏洩を防止
できる。
また、チョーク溝A7は、第3,第5高調波に対しても
、鋭敏なチョーク効果を奏することになるから、極めて
有効である。
■ 第2勢力の第2高調波に対しては、同じく別に最大
効果を奏する周期構造体とチョーク溝を別々に設計でき
るので、設計が容易となる。
■ 第2高調波に対する周期構造体ならびにチョーク溝
の各部寸法は、相対的に小さくできるので、これをドア
ーの厚み方向に組み込むことができる。従ってチョーク
溝の壁部村を、周期構造体や額縁の構成体と共用するな
ど、簡単な構成で、これを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による高周波加熱装置の概略断面図、第
2図は第1図の電波シール部分のみを拡大した部分断面
図、第3図は同部分の一部切り欠き斜視図、第4図は周
期構造体の周波数特性を示すグラフ,第5図は同他の実
施例を示す断面図である。 1・…・・加熱室、2・・・・・・ドアー、3・・・・
・・マグネトロン、4・・・・・・閉口部周縁、5・・
・・・・額縁、7・・・・・・チョーク溝A、8・・・
・・・閉口部、9・・・・・・電波漏洩経路の入口、1
0・・・・・・周期構造体、13・・・・・・チョーク
溝B。 第1図 第2図 第3図 第5図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱室の前面開口部にドアーを開閉自在に設け、ド
    アーに対向して開口部周縁部とドアーの側面を囲うよう
    に金属製の額縁とを設け開口部周縁部には基本波の減衰
    溝の開口を、額縁部には第2の高調波の減衰溝の開口を
    対向させ、加熱室の開口部周縁およびこれに対向するド
    アー部のうち少くとも一方に使用マイクロ波の基本波と
    第2高調波のそれぞれの1/4波長電波減衰溝を前記基
    本波の減衰溝は開口部周縁にそつて設け、前記第2の高
    調波の減衰溝は、ドアー部の厚み方向に設け、これを形
    成する壁のうち少くとも一壁に、それぞれの周波数に対
    応した実質的に周期性を持つスリツトを加熱室開口部周
    縁方向に設け、かつ各電波減衰溝は加熱室の開口部周縁
    とドアー部で形成される伝送線路の入口の点からそれぞ
    れの波長の1/4波長の奇数倍の位置に設けたことを特
    徴とする高周波加熱装置。
JP7480679A 1979-06-13 1979-06-13 高周波加熱装置 Expired JPS6034798B2 (ja)

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JPS55166895A JPS55166895A (en) 1980-12-26
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JPS6474032A (en) * 1987-09-11 1989-03-20 Toshiba Engineering Co System stabilizer for synchronous machine

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