JPS6321631Y2 - - Google Patents

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JPS6321631Y2
JPS6321631Y2 JP1982020481U JP2048182U JPS6321631Y2 JP S6321631 Y2 JPS6321631 Y2 JP S6321631Y2 JP 1982020481 U JP1982020481 U JP 1982020481U JP 2048182 U JP2048182 U JP 2048182U JP S6321631 Y2 JPS6321631 Y2 JP S6321631Y2
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folded
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plate
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horizontal
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JP1982020481U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建物の外壁におけるサイデイング左
右方向の端部を化粧する回り縁に関するものであ
り、特に横貼サイデイングを取り付ける場合に好
適な回り縁に関するものである。
従来、左右に窓や出入口等の開口部がある外壁
の場合、第1図に示すように、サイデイングを上
下複数段に貼付ける所謂横貼サイデイング1′…
が用いられ、各横貼サイデイング1…の左右両端
部は回り縁2′…で化粧される。
ところが、前記回り縁2′は、胴縁、間柱、内
壁その他下地部材(以下、下地材3と言う。)に
対して釘やビス等で取り付けるためのフランジ部
2a′と、横貼サイデイング1′…の端部表面を覆
うためのフランジ部2b′と、これら両フランジ部
2a′,2b′間に位置する板部2c′とによつて、横
断面略コ字状に一体成形されていたので、次のよ
うな問題が生じていた。
第一に、横貼サイデイング1′…を回り縁2′…
の上端から前記フランジ部2a′,2b′間の溝内に
落とし込む必要があり、迅速に施工できない。殊
に回り縁2′…が壁面の上下方向全長にわたる長
いものである場合には、施工性が非常に悪い。
第二に、回り縁2′…と横貼サイデイング1′…
間のコーキングが非常に困難であり、水密を確保
し難い。殊に、第2図、第3図に示すように、横
貼サイデイング1′…が斜面部S1′とその下端から
室内側に折れ曲つた水平面部S2′とを有する凹凸
状に形成されている場合には、斜面部S1′と水平
面部S2′が形成する稜線の端部と回り縁2′との隙
間にコーキングガンを挿入できず、十分なコーキ
ング13′が行なえない。即ち、横貼サイデイン
グ1′…に吹き付けられた雨水は、斜面部S1′を流
下して前記稜線に集まり、横貼サイデイング1′
…の水平度のわずかな狂いにより、前記稜線をつ
たつて左右いずれかの側に移行することになる。
それ故、稜線の端部が水密を確保する上で、最も
重要な部位であるにも拘らず、従来構造では、こ
の部位に対するコーキング13′の施工が最も困
難であり、不十分に行なわれやすかつたのであ
る。
本考案は、上述した従来欠点を一掃すると共
に、外壁材としてのサイデイングが有している本
来の遮音効果や断熱効果が回り縁の部分で損なわ
れることを極力抑制できるようにすることを目的
としている。
そしてこの目的を達成するために、本考案が講
じた技術手段は次の通りである。
即ち、本考案によるサイデイング用回り縁の特
徴は、下地材に対する取付片と、この取付片から
室外側へ折れ曲がつた板部と、その先端から折り
返した後、室外側へ折り返した横断面略U字状の
板部と、その先端からU字内方へ折り返された折
返し部とを金属板で折曲形成してなる第一部材
と、サイデイングの端部表面を覆う覆い片と、そ
の一端から室内側へ折れ曲がつた板部と、その先
端から折り返された折返し部とを金属板で折曲形
成してなる第二部材とを備え、前記第一部材の前
記横断面略U字状の板部と折返し部とで雌型の係
合部を構成すると共に、前記第二部材の前記板部
と折返し部とで前記雌型係合部に対応する雄型の
係合部を形成し、これら両係合部には、互いに係
止する抜止め部を形成し、両抜止め部の少なくと
も一方を前記折返し部によつて構成したことにあ
る。
以下、本考案を横貼サイデイングと回り縁の取
付構造に適用した場合の実施例を第4図以降の図
面に基づいて説明する。
図において、1…は横貼サイデイング、2…は
横貼サイデイング1…の左右方向両端縁を化粧す
る回り縁である。前記横貼サイデイング1…は
各々塗装鉄板等の金属板1aとその裏面に貼着さ
れた断熱板1bとによつて構成されている。金属
板1aは斜面部S1とその下端から室内側へ折れ曲
つた水平面部S2とを有し、斜面部S1の上端には、
下地材3にビスや釘4…等で貼り付けるための取
付部5と、水切りを兼ねる接合用立上り部bとが
折曲形成され、水平面部S2の室内側端部には前記
接合用立上り部6に対応する下向きに開口した接
合用溝部7が折曲形成されている。
前記回り縁2…は塗装鉄板等の金属板によつて
製作されたもので、下地材3に対して取り付けら
れる第一部材2Aと、横貼サイデイング1…の端
部表面を覆うための第二部材2Bとに分割して構
成されている。
第一部材2Aは第5図に示すように、下地材3
に対する取付片8と、その一端から室外側へ折れ
曲つた板部9と、この板部9の先端から折り返し
た後、室外側へ折り返した横断面略U字状の板部
10と、その先端からU字内方へ折り返された折
返し部14とを有し、これら横断面略U字状の板
部10及び折返し部14によつて雌型の係合部a
を構成してある。
第二部材2Bは、横貼サイデイング1…の端部
表面を覆う覆い片11と、その一端から室内側へ
折れ曲つた板部12と、その先端から折り返され
た折返し部15とを有し、該板部12及び折返し
部15によつて前記雌型係合部aに対応する雄型
の係合部bを構成してある。前記両係合部a,b
には、前記折返し部14,15によつて互いに係
止する抜止め部を構成してある。
そして、左右の第一部材2A…及び横貼サイデ
イング1…をこの順に下地材3に取り付けた状態
で、第二部材2Bの係合部bを第一部材2Aの係
合部aに係合することにより、第6図、第7図に
示すように、横貼サイデイング1…の端部を化粧
すべくしてある。
施工手順の詳細は次の通りである。
即ち、第一部材2A…の取付片8…をビスや釘
4…で下地材3に取り付けた後、横貼サイデイン
グ1を前方から第一部材2A…間に嵌め込み、取
付部5を下地材3にビスや釘4…で取り付ける。
次に、上段の横貼サイデイング1を前方から第
一部材2A…間に嵌め込み、接合用溝部7を下段
の横貼サイデイング1の接合用立上り部6に嵌合
した状態で、取付部5を下地材3にビスや釘4…
で取り付ける。
この作業を次々と繰り返し、所定枚数の横貼サ
イデイング1…の貼付けが済んだら、板部10と
横貼サイデイング1…との間にコーキング13を
施す。
しかる後、第二部材2Bの係合部bを第一部材
2Aの係合部aに前方から押し込んで互いに係合
させるのである。
尚、係合部a,b相互の係合力は、板部10,
12間の摩擦抵抗のみによつてもある程度期待で
きるが、本考案では、前記折返し部14,15で
抜止め部に構成することによつて係合を強固に
し、信頼性を著しく高めてある。
即ち、第6図に示すように、係合部a,bの係
合状態において、つまり、板部12を板部10に
よつて形成される溝内に、板部10の弾性復元力
に抗して所定深さまで押し込むことにより、前記
折返し部14,15の端縁部同士が引つかかつて
抜止め機能が発揮されるように構成してある。ま
た、係合部aにおける雌型係合部の開口両端、つ
まり板部9の先端と板部10の先端とは面一状に
形成してもよいが、この実施例では、第5図に示
すように、板部10の先端を板部9の先端よりも
室外側に適当量l突出させ、この突出部分をガイ
ドにして雄型係合部bを雌型係合部aに容易に挿
入できるように構成してある。上記のガイド作用
は、雌型係合部の開口両端のうち、いずれか一方
が他方より突出していることによつて得られるも
のであるから、板部9先端側を突出させた形状に
して実施することも可能である。
第8図、第9図は各々別の実施例を示す。第8
図の実施例は、板部10に複数個の凸部16…を
上下方向適当間隔おきに膨出成形し、これらの凸
部16…が板部12の折返し部15に引つかかつ
て抜止め機能が発揮されるように、つまり前記凸
部16…で一方の抜止め部を構成し、前記折返し
部15でこれに係止する他方の抜止め部を構成し
た点に特徴がある。第9図の実施例は、板部部1
0と板部12に夫々上下方向全長にわたる凸条部
17,18を膨出成形し、これら凸条部17,1
8によつて互いに係止する第一の抜止め部を構成
すると共に、前記凸条部18と折返し部14とに
よつて互いに係止する第二の抜止め部を構成し、
二重に抜止め機能が発揮されるようにした点に特
徴がある。
第10図は別の実施例を示し、第一部材2A及
び第二部材2Bを夫々略T字状に形成して、両側
に配置された横貼サイデイング1…の端部を覆う
ようにした点に特徴がある。
図示しないが、横貼サイデイングとしては、1
枚の横貼サイデイングに斜面部と水平面部を複数
組設けて表面を凹凸状に形成したり、表面を平坦
な鉛直面に形成する等、種々の変形が可能であり
かつ、断熱板1bの有無も問わない。また、前記
回り縁は、図示の施工例とは内外を逆にし、第二
部材2Bを下地材3に取り付け、横貼サイデイン
グ1の配置後、その外側から第一部材2Aを第一
部材2Bに連結するようにして施工することも可
能である。この場合、コーキング13としてテー
プ状に成形されたものを使用し、第二部材2Bの
覆い片内面に予め接着しておくことが望ましい。
下地材3に対する第一部材2Aや横貼サイデイン
グ1…の取付けは、接着剤を用いて行なつてもよ
い。
以上の各実施例から明らかなように、本考案に
よれば、回り縁が第一部材と第二部材とに分割さ
れているため、横貼サイデイングの場合でも、こ
れらを前方から施工でき、しかも、第一、第二部
材は係合という簡易な手段によつて容易に連結で
き、横貼サイデイングを回り縁の上端から落とし
込む場合に比べて施工性が著しく向上する。
殊に、回り縁とサイデイング間にコーキングを
施すにあたつては、例えば、予め、第一部材とサ
イデイング間にコーキングし、しかる後、第二部
材を第一部材に取り付けるといつたように、第
一、第二部材を連結する前に、換言すれば、サイ
デイングの端部が開放された状態において、コー
キングを施すことができ、容易に、しかも高度な
水密性を確保できるのである。しかも、本考案に
よるサイデイング用回り縁は、下地材に対する取
付片と、この取付片から室外側へ折れ曲がつた板
部と、その先端から折り返した後、室外側へ折り
返した横断面略U字状の板部と、その先端から折
り返されたU字内方へ折返し部とを金属板で折曲
形成してなる第一部材と、サイデイングの端部表
面を覆う覆い片と、その一端から室内側へ折れ曲
がつた板部と、その先端から折り返された折返し
部とを金属板で折曲形成してなる第二部材とを備
え、前記第一部材の前記横断面略U字状の板部と
折返し部とで雌型の係合部を構成すると共に、前
記第二部材の前記板部と折返し部とで前記雌型係
合部に対応する雄型の係合部を形成し、これら両
係合部には、互いに係止する抜止め部を形成し、
両抜止め部の少なくとも一方を前記折返し部によ
つて構成したものであるから、雌雄の係合部を互
いに係合させた状態において抜止め機能が発揮さ
れ、強固で信頼性の高い係合が行えるばかりでな
く、金属板を上記の通りに折曲形成して前記両係
合部を構成したので、両係合部が材料金属板の板
厚の数倍程度の非常に薄いものとなり、回り縁が
配置されるサイデイング同士の隙間やサイデイン
グと窓枠との隙間を著しく狭くすることができ
る。因に、材料金属板は、実用上、板厚が0.3〜
0.5mmであるから、係合部の厚み、延いては、前
記隙間の幅を1.5〜2.0mm程度に抑えることができ
る。従つて、外壁材としてのサイデイング本来の
遮音効果や断熱効果が前記隙間の部分で低下する
ことを極力抑制できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は横貼サイデイングの端縁を回り縁で化
粧した外壁の正面図、第2図と第3図は従来の横
貼サイデイングと回り縁の取付構造を示す横断平
面図と縦断側面図である。第4図及至第7図は本
考案の実施例を示し、第4図は分解斜視図、第5
図は施工途中における要部の横断平面図、第6図
は施工後における要部の横断平面図、第7図は施
工後における要部の縦断側面図、第8図と第9図
は各々本考案の別実施例を示す要部の一部切欠斜
視図、第10図は本考案の別実施例を示す要部の
横断平面図である。 1……横貼サイデイング、2……回り縁、2A
……第一部材、2B……第二部材、3……下地
材、8……取付片、9,10,12……板部、1
1……覆い片、14,15……折返し部、a,b
……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下地材に対する取付片と、この取付片から室外
    側へ折れ曲がつた板部と、その先端から折り返し
    た後、室外側へ折り返した横断面略U字状の板部
    と、その先端からU字内方へ折り返された折返し
    部とを金属板で折曲形成してなる第一部材と、サ
    イデイングの端部表面を覆う覆い片と、その一端
    から室内側へ折れ曲がつた板部と、その先端から
    折り返された折返し部とを金属板で折曲形成して
    なる第二部材とを備え、前記第一部材の前記横断
    面略U字状の板部と折返し部とで雌型の係合部を
    構成すると共に、前記第二部材の前記板部と折返
    し部とで前記雌型係合部に対応する雄型の係合部
    を形成し、これら両係合部には、互いに係止する
    抜止め部を形成し、両抜止め部の少なくとも一方
    を前記折返し部によつて構成したことを特徴とす
    るサイデイング用回り縁。
JP2048182U 1982-02-15 1982-02-15 サイディング用回り縁 Granted JPS58123139U (ja)

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JP2048182U JPS58123139U (ja) 1982-02-15 1982-02-15 サイディング用回り縁

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JPS6149065A (ja) * 1984-08-13 1986-03-10 元旦ビユーティ工業株式会社 建物の壁用止縁
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