JPH05201731A - 超微粒低抵抗スズドープ酸化インジウム粉末とその製法 - Google Patents
超微粒低抵抗スズドープ酸化インジウム粉末とその製法Info
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- JPH05201731A JPH05201731A JP29393191A JP29393191A JPH05201731A JP H05201731 A JPH05201731 A JP H05201731A JP 29393191 A JP29393191 A JP 29393191A JP 29393191 A JP29393191 A JP 29393191A JP H05201731 A JPH05201731 A JP H05201731A
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Abstract
その製法を提供する。 【構成】塩化インジウムおよび塩化スズの混合水溶液と
アンモニウム炭酸塩とを混合し、温度5℃〜95℃、最終p
H2〜8の条件下でインジウムとスズの水酸化物を共沈さ
せ、該沈殿を加熱分解をすることにより、組成比Sn/In
が0.005〜0.3であり、比表面積(BET値)が10m2/g以上、
比抵抗が70Ωcm以下であって、不純物の塩素が0.1%以
下、ナトリウムおよびカリウムが10ppm以下、遊離のイ
ンジウムおよびスズが10ppm以下である超微粒低抵抗ス
ズドープ酸化インジウム粉末(ITO粉末)を得る。 【効果】上記ITO粉末は、粒径が0.08μm以下、好ましく
は0.03μm以下の超微粒子であり、しかも比抵抗が70Ωc
m以下、好ましくは15Ωcm以下の高導電性を有するの
で、この粉末を分散させた樹脂や塗料は優れた透明性お
よび導電性を有し、変色などの経時変化のない樹脂や導
電性塗膜が得られる。
Description
2/g以上、比抵抗が70Ωcm以下、好ましくはBET値が25m2
/g以上、比抵抗が15Ωcm以下である超微粒低抵抗のスズ
ドープ酸化インジウム(ITO)粉末とその製法に関する。
上記ITO粉末は分散性に優れ、この粉末を分散させた塗
料は優れた透明性と導電性を有し長時間安定な塗膜を形
成できる。
的な製法としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリ水溶液をInCl3およびSnCl4の混合水溶液に
加えてInとSnの水酸化物を共沈させ、この沈殿を加熱分
解して上記ITO粉末を得る方法が知られている。このと
き副生した塩化ナトリウムあるいは塩化カリウムは、デ
カンテーション、遠心分離法等により頻繁に水洗いを繰
返して除去し、濾過した沈殿物を乾燥、焼成、粉砕の工
程を経て製品化している。上記粉末の粒径は、上記反応
温度および焼成温度を制御することにより調整される。
またITOの導電機構は、In2O3結晶の3価のIn3+サイトに4
価のSn4+が置換配置してn形のドナーとして働くことか
ら、ITO粉末の比抵抗は組成比Sn/Inを0.005〜0.3の範囲
内で調整することによって低抵抗化が行なわれている。
題点として比抵抗(圧粉体50kg/cm2)が十分に小さい超微
粒ITO粉末を得るには限界があった。即ち従来の方法で
は、沈殿時に副生したNaClあるいはKClが、共沈したIn
とSnの水酸化物の格子内に取込まれており、デカンテー
ションあるいは遠心分離法で水洗を十分に行なってもC
l、NaまたはKが少なくともそれぞれ0.05%以上残留する
ため、これが導電性を阻害する要因となり、比抵抗が充
分に小さい超微粒ITO粉末は得られていない。特に不純
物の塩素は、Cl-イオンとなりSn4+イオンの電荷を奪っ
てSn3+イオンとし、キャリア電子対を消滅させるので導
電性が低下する。さらに不純物塩素は、1000℃以上の高
温で強制的に脱離させることができるが、同時にNaやK
が0.1%以上共存すると、これらが焼結助剤として作用
するため650℃以上の温度で著しい粒成長が起こり、粉
末が粗粒化するため比抵抗の小さい超微粒子ITO粉末を
得ることができなくなる。第2の問題点としては、含有
する陰イオンCl-は主に陽イオンNa+、K+、In3+およびSn
4+とイオン結合を形成するため、この粉末を樹脂に混合
して成形体としたり塗料化した場合、成形体内部や塗膜
内部にNa+、K+、In3+、Sn4+およびCl-が溶出して樹脂の
変色、曇り、劣化等の経時変化を引起し易い問題点があ
った。
末における上記問題点を解決するものであって、粒径が
0.08μm以下、好ましくは0.03μm以下の微粒子であり、
比抵抗が70Ωcm以下、好ましくは15Ωcm以下の導電性に
優れた超微粒子ITO粉末とその製法を提供することを目
的とする。 【0005】
比Sn/Inが0.005〜0.3であり、比表面積(BET値)が10m2/g
以上、比抵抗が70Ωcm以下であって、不純物の塩素が0.
1%以下、ナトリウムおよびカリウムが10ppm以下、遊離
のインジウムおよびスズが10ppm以下である超微粒低抵
抗スズドープ酸化インジウム粉末が提供される。また本
発明によれば、塩化インジウムおよび塩化スズの混合水
溶液とアンモニウム炭酸塩との混合によってインジウム
とスズの水酸化物を共沈させ、該沈殿を加熱分解するこ
とを特徴とする超微粒低抵抗スズドープ酸化インジウム
粉末の製造方法が提供される。
び塩化スズの混合水溶液とアンモニウム炭酸塩との混合
によってインジウムとスズの水酸化物を共沈させ、該沈
殿を加熱分解することによって得られる。具体的には、
アンモニウム炭酸塩、即ち、炭酸アンモニウム(NH4)2CO
3、重炭酸アンモニウムNH4HCO3、カルバミン酸アンモニ
ウムH2NCO2NH4の水溶液またはこれらの混合水溶液中に
塩化インジウムInCl3と塩化スズSnCl4の混合水溶液を滴
下することによってインジウムとスズの水酸化物を共沈
させ、該沈殿物をデカンテーション又は遠心分離法によ
って水洗し、乾燥、焼成、粉砕することによって得られ
る。
は市販品を用いることができる。一般的なInCl3水溶液
およびSnCl4水溶液であれば良い。なおInCl3水溶液は金
属In、100重量部を12N-HCl、220〜280重量部に溶解して
得たものを使用しても良い。InCl3水溶液とSnCl4水溶液
は、粉末での組成比Sn/Clが0.005〜0.3となるように混
合される。具体的には、InCl3、100重量部に対し、SnC
l4、1〜10重量部、好ましくは3〜8重量部の範囲に調整さ
れる。この範囲を外れると得られたITO粉末の比抵抗が
高くなる。
CO3、重炭酸アンモニウムNH4HCO3またはH2NCO2NH4又は
これらの混合物が用いられる。これらの炭酸塩をInCl3-
SnCl4に対して当量から2.5倍当量を使用し、最終pH2〜8
好ましくは3〜6の範囲に調整される。また、最終pHの調
整はHCl、HNO3、H2SO4、CH3COOH又はこれらの混酸によ
って所定のpH範囲に調整しても良い。最終pHが2より低
い場合には沈殿粒子が再溶解するため好ましくない。ま
た、pHが8を越える場合には沈殿物中の炭酸根が陰イオ
ンのHCO3 -あるいはCO3 2-として溶解するため、沈殿物を
焼成する際に炭酸ガスの脱離が行なわれず、超微粒化と
脱塩素化が出来なくなるため好ましくない。本発明にお
いては、上記炭酸塩を用いることにより、共沈したInと
Snの水酸化物格子中のOH-が部分的にHCO3 -またはCO3 2-
等で置換配置した炭酸塩を含む沈殿を形成させることに
より、焼成時に炭酸ガスの脱離によって微粒子化が図ら
れ、かつ比表面積が大きくなるために脱塩素化が容易に
なる。
あり、好ましくは10℃から90℃の範囲内である。これよ
り温度が低い場合には沈殿の核生成が不十分であり、か
つ収率も低下する。一方、反応温度がこの範囲よりも高
い場合には、炭酸が分解し十分に炭酸化が行なわれない
ため好ましくない。なお低温で沈殿を生成させた後に上
記反応温度範囲まで高めても良い。
後、デカンテーションあるいは遠心分離法等の一般的な
洗浄法によって水洗される。最終的には濾液の導電率が
2000Ωcm以上になるまで洗浄が行なわれるが、好ましく
は5000Ωcm以上になるまで洗浄される。沈殿の導電率が
これより小さい場合には副生したNH4Clが充分除去され
ておらず焼成後のCl含有量が100ppm以上となり、また、
溶出性のIn3+やSn4+がそれぞれ10ppm以上含まれる結果
となるため、安定な物性を有するITO粉末を得るのが難
しい。
から8時間の範囲内で焼成され、好ましくは500℃から85
0℃の範囲内で1時間から6時間の範囲内で焼成される。
焼成温度がこの範囲より低い場合にはITOの結晶化が不
十分であり、かつ、脱塩素化が不完全となるため比抵抗
が15Ωcmよりも大きくなり好ましくない。また、この範
囲より焼成温度が高い場合には粒子が粗粒化し、比表面
積(BET値)が10m2/gよりも小さくなり、粒径が約0.08μm
以上になるので、超微粒子ITO粉体を得るのが難しい。
焼成温度が500℃〜850℃のとき、粒子の比表面積(BET
値)は25m2/g以上となり、粒径が約0.03μm以下の超微粒
子ITO粉末が得られる。
た後、この塩化インジウム溶液にSnCl4、60wt%水溶液33
g を加えてInCl3-SnCl4(Sn/In比:0.05)混合溶液を調製
した。次に、500gのNH4HCO3をイオン交換水に溶解し、
液量4.5リットル 、温度30℃に調整した。この水溶液に上記
InCl3-SnCl4液の全量を約20分間攪拌しながら滴下して
沈殿を生成させ、更にそのまま30分間攪拌した。このと
き反応液の最終pHは4.5であった。沈殿を回収し、遠心
分離機で脱水した後にイオン交換水を加えて洗浄しなが
ら遠心濾過を行い、濾液の導電率が5000Ωcm以上に達し
たところで遠心濾過を終了した。次いでこの沈殿物を10
0℃で一晩乾燥した後に600℃で3時間焼成し、粉砕してI
TO粉末213gを得た。この粉末の比表面積は38.8m2/g、平
均一次粒径は0.023μmであり、比抵抗(圧粉体50Kg/cm2)
は1.8 Ωcmであった。この粉末1.0gを蒸留水に分散さ
せ、20分超音波振動を与えて溶出成分を分析したとこ
ろ、Cl:13ppm、In:8ppm、Sn:1ppm以下であり、Na、Kは検出
されなかった。次にこのITO 粉末2gを塩化ビニル樹脂に
ヒートロールを用い130 ℃で混練し、0.3mmにプレスし
た後に、湿度80%、温度60℃の条件下で20日間放置する
ことにより高温高湿環境下での色の経時変化を試験した
ところ、樹脂の色は全く変化せず安定であることが確認
された。また、このITO粉末12gをポリエステル塗料(樹
脂固形分10%)40gに混合したものを容器に入れ、10mmφ
のアルミナボール100gを用いて20時間攪拌した。その後
厚さ75μmのポリエステルフィルムにワイヤバーを用い
て塗布し、自然乾燥した後に、90℃、5時間乾燥して厚
さ1.2μmの塗膜を形成した。この塗膜のヘーズ値は8.8
%であり、表面抵抗は7.6×103Ω/□であった。
t%水溶液200gを加えて、InCl3-SnCl4(Sn/In比:0.3)混
合溶液を調製した。一方、550gの(NH4)2CO3をイオン交
換水に溶解して液量9リットル、温度5℃に調整した。該水溶
液に上記InCl3-SnCl4液の全量を攪拌しながら約10分間
滴下し、更に塩酸を添加して最終pHを2.0に調整した。
この混合溶液を95℃に昇温し30分間熟成した後に、実施
例1と同様にして沈殿物を回収し、濾過、乾燥し、400
℃で8時間焼成した後に粉砕してITO粉末194gを得た。こ
の粉末の比表面積は72.3m2/g、平均一次粒径は0.012μm
であり、比抵抗(圧粉体50Kg/cm2)は15Ωcmであった。ま
たこの粉末の超音波溶出試験の結果は、Cl:44ppm、In:7p
pm、Sn:1ppm以下であり、Na、Kは検出されなかった。この
ITO粉末を用い、実施例1と同一の条件で、ビニル樹脂
に混練してプレスした後に高温高湿試験を行ったとこ
ろ、樹脂の色は全く変化せず安定であった。また、この
ITO粉末を用い、実施例1と同一の条件で調製した塗料
によって、厚さ1.4μmの塗膜を形成した。この塗膜のヘ
ーズ値は8.0%であり、表面抵抗は9.1×103Ω/□であ
った。
t%水溶液66gを加えてInCl3-SnCl4(Sn/In比:0.10)混合
溶液を調製した。一方、1400gのNH4HCO3をイオン交換水
に溶解して液量9リットル、温度95℃に調整した。この水溶
液に上記InCl3-SnCl4液の全量を攪拌しながら約10分間
滴下し、さらに希塩酸を添加して最終pHを6.0 に調整し
た。その後、実施例1と同様にして沈殿物を回収し、濾
過、乾燥し、950℃で30分間焼成した後に粉砕してITO粉
末217gを得た。この粉末の比表面積は25.6m2/g、平均一
次粒径は0.029μmであり、比抵抗(圧粉体50Kg/cm2)は1.
3Ωcmであった。またこの粉末の超音波溶出試験の結果
は、Cl:6ppm、InおよびSnは1ppm以下であり、Na、Kは検
出されなかった。このITO粉末を用い、実施例1と同一
の条件で、ビニル樹脂に混練してプレスした後に高温高
湿試験を行ったところ、樹脂の色は全く変化せず安定で
あった。また、このITO粉末を用い、実施例1と同一の
条件で調製した塗料によって、厚さ1.2μmの塗膜を形成
した。この塗膜のヘーズ値は9.4%であり、表面抵抗は
7.4×103Ω/□であった。
t%水溶液3.3gを加えて、InCl3-SnCl4(Sn/In比:0.005)
混合溶液を調製した。一方、1400gのNH4HCO3、をイオン
交換水に溶解して液量9リットル、温度95℃に調整した。 こ
の水溶液に上記InCl3-SnCl4液の全量を攪拌しながら約1
0分間滴下し、更に希塩酸を添加して最終pHを8.0 に調
整した。その後、実施例1と同様にして沈殿物を回収
し、濾過、乾燥し、600℃で30分間焼成した後に粉砕し
てITO粉末230gを得た。この粉末の比表面積は25.6m2/
g、平均一次粒径は0.029μmであり、比抵抗(圧粉体50Kg
/cm2)は60Ωcmであった。また、この粉末の超音波溶出
試験の結果は、Cl:390ppm、In:9ppm、Sn:7ppm であり、
Na、Kは検出されなかった。このITO 粉末を用い、実施例
1と同一の条件で、ビニル樹脂に混練してプレスした後
に高温高湿試験を行ったところ、樹脂の色は全く変化せ
ず安定であった。また、このITO粉末を用い、実施例1
と同一の条件で調製した塗料によって、厚さ1.2μmの塗
膜を形成した。この塗膜のヘーズ値は9.4%であり、表
面抵抗は2.1×104Ω/□であった。
にして共沈反応を実施した。このときの最終pHは7.4 で
あった。引き続き実施例1と同様にして沈殿を洗浄し、
乾燥、焼成してITO粉末220gを得た。 この粉末の比表面
積は28.1m2/g、平均一次粒径は0.029μmであり、比抵抗
(圧粉体50Kg/cm2)は100Ωcmであった。また、この粉末
の超音波溶出試験の結果は、Cl:0.2wt%、In:0.05wt
%、Sn:0.01wt%、Naは0.1wt%であった。このITO粉末
を用い、実施例1と同一の条件で、ビニル樹脂に混練し
てプレスした後に、高温高湿試験を行ったところ、樹脂
の色はやや緑色に変色した。またこのITO粉末を用い、
実施例1と同一の条件で調製した塗料によって厚さ1.4
μmの塗膜を形成した。この塗膜のヘーズ値は14.6%で
あり、表面抵抗は9.7×104Ω/□であった。
にして共沈反応を実施した。このときの最終pHは7.4で
あった。引き続き、実施例1と同様にして沈殿を洗浄
し、乾燥後、950℃で焼成してITO粉末220gを得た。この
粉末の比表面積は4cm2/g、平均一次粒径は0.25μmであ
り、比抵抗(圧粉体50Kg/cm2)は10Ωcmであった。またこ
の粉末の超音波溶出試験の結果は、Cl:0.12wt%、In:0.
05wt%、Sn:0.01wt%、Naは0.1wt%であった。このITO
粉末を用い、実施例1と同一の条件で、ビニル樹脂に混
練してプレスした後に高温高湿試験を行ったところ、樹
脂の色はやや緑色に変色した。またこのITO粉末を用
い、実施例1と同一の条件で調製した塗料によって、厚
さ1.4μmの塗膜を形成した。この塗膜のヘーズ値は22.3
%であり、表面抵抗は9.7×103Ω/□であった。
10m2/g以上、比抵抗が70Ωcm以下、好ましくは比表面積
(BET値)が25m2/g以上、比抵抗が15Ωcm以下であり、こ
の粉末を分散させた樹脂や塗料は優れた透明性および導
電性を有し、変色などの経時変化のない樹脂や導電性塗
膜が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 組成比Sn/Inが0.005〜0.3であり、比表
面積(BET値)が10m2/g以上、比抵抗が70Ωcm以下であっ
て、不純物の塩素が0.1%以下、ナトリウムおよびカリ
ウムが10ppm以下、遊離のインジウムおよびスズが10ppm
以下である超微粒低抵抗スズドープ酸化インジウム粉
末。 - 【請求項2】 組成比Sn/Inが0.01〜0.1であり、比表面
積(BET値)が25m2/g以上、比抵抗が15Ωcm以下である請
求項1の超微粒低抵抗スズドープ酸化インジウム粉末。 - 【請求項3】 塩化インジウムおよび塩化スズの混合水
溶液とアンモニウム炭酸塩との混合によってインジウム
とスズの水酸化物を共沈させ、該沈殿を加熱分解するこ
とを特徴とする超微粒低抵抗スズドープ酸化インジウム
粉末の製造方法。 - 【請求項4】 共沈温度が5℃〜95℃であり、共沈反応
の最終pHが2〜8である請求項3の製造方法。 - 【請求項5】 加熱分解温度が400℃〜950℃であり、か
つ加熱分解時間が30分〜8時間である請求項3または4
の製造方法。
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