JPH05181259A - フォトマスクおよびその製造方法 - Google Patents

フォトマスクおよびその製造方法

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JPH05181259A
JPH05181259A JP16590392A JP16590392A JPH05181259A JP H05181259 A JPH05181259 A JP H05181259A JP 16590392 A JP16590392 A JP 16590392A JP 16590392 A JP16590392 A JP 16590392A JP H05181259 A JPH05181259 A JP H05181259A
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shielding film
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弥一郎 渡壁
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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/29Rim PSM or outrigger PSM; Preparation thereof

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相シフト部の膜厚制御が容易で、設計どお
りのパターニングが行なえかつパターニングの精度を向
上させ得るフォトマスクを提供する。 【構成】 基板1上には、側面と底面とのなす角度θ1
が70度〜85度である遮光膜2が形成されている。そ
して、この遮光膜2上および基板1上に透明膜3が形成
されている。この透明膜3aは、250℃以下の低温で
のスパッタリング法、真空蒸着法あるいはECRプラズ
マCVD法を用いて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フォトマスクおよび
その製造方法に関し、特に、位相シフト部を容易かつ精
度よく形成でき、さらにパターン解像度の高いフォトマ
スクおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路における高集積
化、微細化には目ざましいものがあり、それに伴い半導
体基板(以下、単に「ウェハ」という)上に形成される
回路パターンの微細化も急速に進んで来ている。中で
も、フォトリソグラフィ技術はパターン形成における基
本技術として広く認識されている。そして、このフォト
リソグラフィ技術に関しては、今日までに種々の開発、
改良がなされてきている。しかし、パターンの微細化の
要求はとどまるところを知らず、その解像度向上への要
求もさらに強いものとなってきている。
【0003】一般に、縮小露光方式を用いたフォトリソ
グラフィ技術における解像限界R(nm)は、R=K1
・λ/(NA)と表わされる。ここで、λは使用する光
の波長(nm)、NAはレンズの開口数、K1はレジス
トプロセスに依存する定数である。上記の式を参照し
て、解像限界の向上を図るためには、K1およびλは小
さくし、NAは大きくすればよいことがわかる。すなわ
ち、レジストプロセスに依存する定数を小さくするとと
もに、短波長化や高NA化を進めればよいといえる。し
かし、光源やレンズの改良は技術的に困難であり、また
光の波長の短波長化および高NA化を進めることによっ
て、光の焦点深度が浅くなり、かえって解像度の低下を
招くといった問題も生じてくる。そこで、従来から、フ
ォトマスクに種々の改良がなされてきている。
【0004】ここで、縮小露光方式を用いたフォトリソ
グラフィに用いられる縮小投影露光装置について説明す
る。図15は、従来一般に用いられてきた縮小投影露光
装置の光学系を概略的に示す構成図である。図15を参
照して、この縮小投影露光装置は、光源10と、この光
源10下に所定間隔を隔てて設けられた集光レンズと、
ウェハ上に描画されるマスクパターンの形成されたフォ
トマスク12と、このフォトマスク12を透過した光を
縮小するための縮小投影レンズ13と、パターンが描画
されるウェハ15が搭載されるウェハステージ16とを
備えている。ウェハステージ16には、ウェハステージ
16上に搭載されたウェハ15の所望の位置にパターン
を描画するために、ウェハ15を移動させるための移動
用モータ14が設けられている。
【0005】以上の構成を有する縮小投影露光装置にお
いて、光源10から発せられた光が、集光レンズ11、
フォトマスク12および縮小投影レンズ13を通過し
て、ウェハステージ16上に搭載されたウェハ15の所
望の位置に照射され、フォトマスク12に形成されたパ
ターンが描画されることになる。以上のような縮小投影
露光装置に用いられるフォトマスクについて、以下に、
図を用いて詳しく説明する。
【0006】図16は、従来一般に使用されてきたフォ
トマスクの一例を示す断面図(a)、フォトマスクを透
過した直後の光の振幅を示す図(b)、ウェハ近傍の光
の振幅を示す図(c)、ウェハ上の光強度(d)および
上記のフォトマスク20を用いてレジストをパターニン
グした場合のパターニング後のレジスト形状を示す断面
図(e)を示す図である。
【0007】図16(a)を参照して、フォトマスク2
0は、ガラス基板21と、このガラス基板21に形成さ
れたクロムなどの金属からなるマスクパターン22とで
構成されている。このフォトマスク20において、マス
クパターン22が形成されている部分は、光が透過しな
いため、図16(b)に示されるように、フォトマスク
20を透過した直後の光の振幅は、マスクパターン22
に対応する部分ではほぼ0となっている。しかし、微細
なパターンを形成するために、上記の解像限界(R)を
越えた微細なパターンの転写を行なおうとした場合、隣
合ったパターン像においては、フォトマスク20および
その下に配置された光学系を透過した光が光の回折現象
および干渉効果によって、図16(c)に示されるよう
に、ウェハ近傍において、互いに重なり合うことによっ
て強め合うことになる。そのため、図16(d)に示さ
れるように、ウェハ上における光の強度差が小さくなっ
てしまう。その結果、解像度が低下し、たとえばレジス
トなどをパターニングした場合に、図16(e)に示さ
れるように、十分なパターニングが行なわれず、所望の
パターン形状が得られないといった問題点が生じてい
た。
【0008】上記の問題点を解決するフォトマスクとし
て、たとえば特開昭57−62052号公報および特開
昭58−173744号公報において、位相シフトマス
クを用いた位相シフト露光法が提案された。図17は、
特開昭58−173744号公報に開示された位相シフ
トマスクを使用した場合のフォトマスクの断面図
(a)、上記のフォトマスクを透過した直後の光の振幅
を示す図(b)、フォトマスク通過後ウェハ近傍におけ
る光の振幅を示す図(c)、ウェハ上における光の強度
を示す図(d)および上記のフォトマスクを用いてレジ
ストをパターニングした場合のパターニング後のレジス
ト形状を示す断面図(e)を示す図である。
【0009】図17(a)を参照して、ガラス基板21
表面に形成された所定のマスクパターン22の間には、
シリコン酸化膜などからなる透明絶縁膜が形成されてい
る。この透明絶縁膜23の厚みは、この透明絶縁膜を透
過する光の位相を180度反転させる厚みとなってい
る。(以下、本明細書において、このように光の位相を
180°反転させる部分を「位相シフト部」と定義す
る)そのため、このフォトマスクを透過した直後の光の
振幅は、図17(b)に示されるように、透明絶縁膜2
3が形成されている領域を透過した光の位相は、透明絶
縁膜23が形成されていない部分を透過した光の位相に
対して180度反転している。それにより、図17
(c)に示されるように、隣合ったパターン像が重なり
合う部分においては、光の位相が互いに反転しているた
め、干渉効果によって互いに打ち消し合うことになる。
それにより、図17(d)に示されるように、ウェハ上
における光強度の差は十分となり、解像度の向上が図れ
た。その結果、位相シフトマスクを用いてレジストのパ
ターニングを行なった場合には、図17(e)に示され
るように、パターニング精度の向上が図れた。
【0010】上記のような位相シフトマスクは、周期的
なパターンに対しては非常に有効であるといえる。しか
しながら、任意のパターンに適用するのは困難であっ
た。そこで、任意のパターン形成に適用できる位相シフ
トマスクが提案された。図18は、1989年IEDM
コンファレンスで発表された位相シフトマスクの断面
図、この位相シフトマスクを用いてフォトリソグラフィ
を行なった場合のウェハ上の光強度、およびこの位相シ
フトマスクの製造方法を示す断面図(a)〜(d)を示
す図である。
【0011】図18を参照して、この位相シフトマスク
には、ガラス基板21上に形成されたマスクパターン2
2上に、この場合であれば、レジスト膜24が形成され
ている。このレジスト膜24は、マスクパターン22よ
りも幅広く形成されており、この幅の差(エッジ強調
幅)25が、位相シフト部として機能することとなる。
そのため、このタイプの位相シフトマスクを透過した光
は、マスクパターン22のエッジ部付近を透過した後、
その位相が180度反転することとなる。それにより、
マスクパターン22のエッジ部近傍下において、互いに
反対の位相を持つ光が重なり合うことになる。そのた
め、干渉効果により、パターン像のエッジ付近の光は打
ち消し合い、ウェハ上における光の強度の差は大きくな
る。その結果、任意のパターンに対して良好な解像度を
得ることが可能となった。
【0012】しかし、上記の位相シフトマスクにおいて
も、以下に説明するような問題点が生じていた。ここ
で、まず、上記の位相シフトマスクの製造方法について
説明し、併せて問題点について図19および図20を参
照して説明することとする。
【0013】図18(a)に示されるように、まず、透
明なガラス基板1上に、スパッタリング法などを用いて
金属膜、たとえばクロム膜22aを形成する。そして、
このクロム膜2a上に、電子線(以下、単にEB(El
ectron Beam)という)レジストを全面に塗
布し、熱処理を行なった後EB描画装置で所望のパター
ンを描画する。そして、現像を行なうことによって、レ
ジストパターン24を形成する。次に、図18(c)に
示されるように、このレジストパターン24をマスクと
して用いて、クロム膜22aを異方性あるいは等方性エ
ッチング法によってエッチングする。それにより、マス
クパターン22が形成されることになる。その後、同じ
レジストパターン24をマスクとして用いて、等方性エ
ッチング法、たとえばウェットエッチング法を用いて、
マスクパターン22のサイドエッチングを行なう。それ
により、エッジ部付近がエッジ強調幅25の分だけ削ら
れたマスクパターン22が形成されることになる。
【0014】以上のような工程を経て、上記の位相シフ
トマスクは形成されていたため、次のような問題点が生
じていた。上記のレジストパターン24のエッジ部近傍
が位相シフト部として機能するためには、そのレジスト
パターン24を透過する光の位相を反転させ得るだけの
膜厚が必要である。しかしながら、上記のレジストパタ
ーン24は、マスクパターン22を形成するためのエッ
チングの際のマスクとして用いられているため、膜減り
してしまう。そのため、図19に示すように、所定の膜
厚tが必要であったとしても、上記のエッチングの際の
膜減りのため、レジストパターン24の膜厚がt1とな
ってしまう。そのため、位相シフト部としての機能を十
分に果たせないといった問題点が生じていた。また、位
相シフト部として機能するための所定の膜厚を得るため
の膜厚制御も精度よく行なうのは困難であった。
【0015】さらに、図18(d)に示されるように、
マスクパターン22のサイドエッチングでは、エッジ強
調幅25の寸法制御を精度よく行なうことは困難であ
り、マスクパターンの所望の幅Wが必要な場合に、サイ
ドエッチングが行なわれすぎてマスクパターン22の幅
がW1程度しか得られない場合があり得る。そのため、
エッジ強調幅25にばらつきが生じ設計どうりのパター
ンの転写が行なわれないといった問題点もあった。さら
に、図18に示されるフォトマスクのマスクパターンお
よびレジストパターン24の形状は、凹凸部が入り組ん
だ形状となっているため、フォトマスクの洗浄の際に異
物が十分除去できず、その凹凸部に異物が残存する場合
も生じていた。そのため、転写後のパターン形成に悪影
響を与えるといった問題点も生じていた。
【0016】上記の内容に鑑み、位相シフト部の膜厚お
よび幅の制御をより精度よく行ない、基板上の凹凸段差
を低減すべく、種々の改良例が提案された。これらの改
良例のうち、特開平4−6557号公報、特開平4−4
0455号公報および特開平4−3412号公報に開示
されたフォトマスクについて図21を参照して説明す
る。図21は、特開平4−6557号公報に開示された
位相シフトマスクを示す断面図(a)、特開平4−34
12号公報に開示された位相シフトマスクの断面図
(b)および特開平4−40455号公報に開示された
位相シフトマスクの断面図(c)を示す図である。
【0017】まず、図21(a)を参照して、特開平4
−6557号公報に開示された位相シフトマスクは、ガ
ラス基板21上にマスクパターン22が形成されてい
る。このマスクパターン22の材料としては、Cr,M
oSi,Siなどが挙げられている。そして、このマス
クパターンを熱酸化することによって、このマスクパタ
ーン22を覆うように酸化膜26が形成されている。こ
の酸化膜26において、マスクパターン22の周縁部近
傍が位相シフト部として機能することとなる。この位相
シフトマスクにおいては、熱酸化条件などを適切に調整
することによって、上記の従来例よりは精度よく位相シ
フト部の膜厚を制御することが可能となるといえる。ま
た、基板と酸化膜26との段差形状も複雑なのもではな
いため、マスクに異物が残存するといった状況を効果的
に回避できる。
【0018】図21(b)に示される位相シフトマスク
は、石英などのガラス基板21上に不透明なマスクパタ
ーン22が形成されている。そして、CVD法を用い
て、ガラス基板21上およびマスクパターン22上に透
明膜27を堆積している。そして、マスクパターン22
の周縁部の厚みが、位相シフト部として機能し得る厚み
となるようにマスクパターン22および透明膜27の厚
みが調整されている。この場合、透明膜を堆積させるだ
けで位相シフト部27aが形成できるため、上記の従来
例と比べて、膜厚制御を精度よく行なうことができ、か
つ位相シフトマスク上の凹凸段差も軽減することが可能
となる。
【0019】図21(c)に示される位相シフトマスク
は、ガラス基板21上に、エッチングストッパ膜29と
して機能するITO,Taなどからなる膜が形成されて
いる。そして、このエッチングストッパ膜29上には、
マスクパターン22が形成され、このマスクパターン2
2の側壁部に、たとえばシリコン酸化膜などからなるサ
イドウォール28が形成される。このサイドウォール2
8が位相シフト部として機能することになる。このサイ
ドウォール28の形成については、たとえば、図21
(b)を参照して、マスクパターン22上および基板2
1上にたとえばシリコン酸化膜などをCVD法を用いて
形成し、これに異方性エッチングを施すことによって形
成される。このようにして、サイドウォール28残存さ
せることによって、マスクパターン22の厚みによって
位相シフト部の厚みを制御することが可能となる。した
がって、位相シフト部として機能するサイドウォール2
8の膜厚の制御をより精度よく行なえるとともに、フォ
トマスク上の凹凸段差を低減することが可能となる。
【0020】以上のように、上記の3つの改良例におい
ては、従来例に比べて膜厚の制御をより精度よく行なう
ことができ、かつ凹凸段差の少ないものとすることがで
きるため、従来に比べて解像度の向上を図ることが可能
となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
改良例においても、次に説明するような問題点があっ
た。まず、図21(a)に示される位相シフトマスクに
おいては、位相シフト部を有する酸化膜26の形成が熱
酸化を用いて行なわれる。すなわち、高温の熱処理が施
されることになる。そのため、基板21上に形成された
マスクパターン22に熱歪みが生じることとなる。それ
により、設計どうりのマスクパターンが得られず、結果
としてパターンの寸法および位置精度を低下させるとい
った問題点が生じていた。また、この位相シフトマスク
においては、位相シフト部として機能する部分の幅が比
較的広くなっている。そのため、ウェハ上にパターンを
転写したときに、光強度が0の点の幅が広くなると考え
られる。したがって、設計段階において、このようなそ
の部分の拡がりをも考慮してマスクパターンを形成しな
ければならずないといった問題点もあった。
【0022】また、図21(b)に示される位相シフト
マスクにおいても、この透明膜27がCVD法を用いて
形成されるため、上記の場合と同様に、マスクパターン
22に熱歪みが生じる。それにより、パターンの寸法お
よび位置精度を低下させるという問題点がある。図21
(c)に示される位相シフトマスクにおいては、まず、
サイドウォール28形成の前に、CVD法を用いてシリ
コン酸化膜などを堆積した場合には、上記の改良例と同
様に、マスクパターン22に熱歪みが生じることとな
る。さらに、この場合であれば、基板21上にエッチン
グストッパ膜29が形成されている。そのため、光の透
過率が、エッチングストッパ膜29がなく場合に比べ
て、約80%程度に低下し,透過光の強度の低下といっ
た問題がある。また、このエッチングストッパ膜29
は、耐薬品性が弱いといえる。具体的には、洗浄工程に
おいて、アルカリ系の溶液などによって損傷が与えられ
やすいといえる。そのため、エッチングストッパ膜29
が露出している部分において、洗浄後にエッチングスト
ッパ膜29が除去されてしまう場合がある。この場合に
おいて、エッチングストッパ膜29の一部は、サイドウ
ォール28下には残存することとなり、サイドウォール
28の膜厚を変化させてしまうことともなる。すなわ
ち、位相シフト部の膜厚を変化させしまうことにもなり
かねない。
【0023】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたものであり、この発明の1つの目的は、マスク
パターンの熱歪みによるパターン精度の低下を防止し得
るフォトマスクおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0024】この発明の他の目的は、位相シフト部の膜
厚制御が容易でかつ露光後のパターン精度に影響を与え
ない範囲内の幅を有する位相シフト部を備えたフォトマ
スクおよびその製造方法を提供することにある。
【0025】この発明のさらに他の目的は、凹凸段差が
少なく、製造が容易でかつ設計どうりのパターニングが
行なえるフォトマスクおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に基づくフォト
マスクは、一つの局面では、透明な基板と、透明な基板
上に形成され、この基板と接する底面と、底面とのなす
角度が鋭角である側面と、この底面と平行でかつ側面と
のなす角度が鈍角である上面とを有する遮光膜と、この
遮光膜上および基板上に形成された透明膜とを備えてい
る。
【0027】この発明に基づくフォトマスクは、他の局
面では、透明な基板と、この基板上に形成された低反射
率の第1の膜と、この第1の膜上に形成された、遮光機
能を備えた第2の膜とを備えている。そして、この第2
の膜上には、好ましくは、低反射率の第3の膜が形成さ
れている。また、上記の第2の膜は、好ましくは、上記
の第1の膜の上面と接する底面と、この底面とのなす角
が鋭角であり上記の第1の膜の側面とほぼ面一である側
面と、この側面と鈍角をなす上面とを有しており、上記
の第3の膜上および基板上には、透明膜が形成されてい
る。
【0028】この発明に基づくフォトマスクの製造方法
によれば、まず、透明な基板上に上底の長さが下底の長
さよりも短い台形形状に遮光膜をパターニングする。そ
して、この遮光膜上および基板上に、250℃以下の温
度で、透明膜を形成する。
【0029】
【作用】この発明に基づくフォトマスクにおいては、一
つの局面では、遮光膜の側面が、その底面と鋭角をな
し、その上面と鈍角をなしている。そして、この遮光膜
上および基板上に透明膜が形成されている。このとき、
遮光膜の側面が、所定の角度だけ傾斜しているため、こ
の遮光膜の側面上には、透明膜がなだらかな形状に形成
される。したがって、位相シフト部として機能し得る所
望の膜厚を有する部分を、遮光膜の周縁部に所望の幅に
形成することが可能となる。
【0030】この発明に基づくフォトマスクは、他の局
面では、遮光機能を備えた第2の膜下に、低反射率の第
1の膜が形成されている。それにより、フォトマスクに
入射してくる反射光の反射率を著しく低減することが可
能となる。この低反射率の膜が、上記の第2の膜上にも
形成された場合には、フォトマスクに上下方向から入射
してくる反射光に対して、その反射率を著しく低減させ
ることができる。さらに、第2の膜の上下に低反射率の
第1および第3の膜を備えかつ第2の膜の側面を傾斜さ
せた場合には、第2の膜周縁部近傍に所望の幅の位相シ
フト部を有する透明膜を容易に形成できるとともに、フ
ォトマスクに入射してくる反射光の反射率を低減させる
ことも可能となる。それにより、より解像度を向上させ
ることが可能となる。
【0031】この発明に基づくフォトマスクの製造方法
によれば、上底の長さが下底の長さよりも短い台形形状
にパターニングされた遮光膜上および基板上に、250
℃以下の温度で透明膜が形成される。このように、25
0℃以下の低温で透明膜が形成されるため、この透明膜
の形成によって遮光膜の形状に影響を及ぼすことはほと
んどないといえる。それにより、マスクパターン寸法の
設計値からのずれを著しく低減させることが可能とな
る。
【0032】
【実施例】以下、この発明に基づくフォトマスクの実施
例について、図1〜図14を用いて説明する。図1〜図
3は、この発明に基づく一実施例を説明するための断面
図である。図1は、遮光膜2の側面と底面とのなす角度
θが90度の場合のフォトマスク(以下、「位相シフト
マスク」という)を示す断面図である。図2は、遮光膜
2の側面と底面とのなす角度θ1が約70度である場合
の位相シフトマスクを示す断面図である。図3は、遮光
膜2の側面と底面とのなす角度θ2が約85度である場
合の位相シフトマスクを示す断面図である。
【0033】まず、図1を参照して、ガラスなどからな
る基板1上には、その側面と底面とのなす角θが約90
度である遮光膜2が形成されている。そして、この基板
1上および遮光膜2上には、シリコン酸化膜あるいはア
ルミナなどからなる透明膜3が形成されている。この場
合、この透明膜3は、たとえばスパッタリング法を用い
て、250℃以下の温度で形成される。このように、2
50℃以下の低温で透明膜3が形成されるため、この透
明膜3の形成によって、遮光膜2が熱膨張するといった
現象を回避することが可能となる。この場合、スパッタ
リング法あるいは真空蒸着法を用いて形成した場合に
は、遮光膜2の周縁部近傍において、透明膜3にくびれ
部3aが形成される。したがって、このように上記のθ
の値が90度である場合には、くびれ部3aのために、
遮光膜2の周縁部に所望の膜厚の位相シフト部が形成さ
れない場合も考えられるため、あまり好ましいとはいえ
ない。しかし、250℃以下の低温でECRプラズマC
VD法を用いてシリコン酸化膜を形成した場合には、図
1において、3bで示されるように、くびれ部は発生し
ないため、この方法を用いて透明膜3を形成してもよ
い。
【0034】上記のように、スパッタリング法や真空蒸
着法を用いた場合には、透明膜3にくびれ部3aが形成
されていた。そこで、このくびれ部3aをなくすため
に、図2に示されるように、遮光膜2の側面と底面との
なす角度θ1の値を、90度より小さい値、たとえば7
0度としている。それにより、透明膜3において、遮光
膜2の周縁部近傍に形成されるくびれ部3aの発生を効
果的に阻止することが可能となる。それにより、遮光膜
2の周縁部には、滑らかな形状の透明膜3が形成され、
位相シフト部と機能し得る厚みを容易に得ることが可能
となる。しかし、遮光膜2の側面と底面とのなす角度θ
1の値が、70度以下になった場合には、位相シフト部
として機能する部分の幅が非常に小さくなってしまう可
能性が高いため、上記のθ1の値は70度以上であるこ
とが好ましい。
【0035】図3には、遮光膜2の側面と底面とのなす
角度が85度の場合を示している。この場合において
も、遮光膜2の側面と底面との角度を90度とした場合
に比べて、くびれ部の発生が緩和される。それにより、
より確実に位相シフト部を得ることが可能となる。以上
のことより、真空蒸着法あるいはスパッタリング法を用
いて低温で透明膜3を形成する場合には、遮光膜2の側
面と底面との角度が70度〜85度であることが好まし
いといえる。そうすることによって、より確実かつ容易
にに位相シフト部を形成することが可能となる。
【0036】上記の位相シフトマスクにおいて、遮光膜
2の材質としては、Cr,W,Mo,高融点金属シリサ
イド,Si,不純物を導入したSi,金属を混入させ不
透明さを増加させたSiなどを用いてもよい。しかし、
遮光膜2の材料としてSiを用いた場合には、それが純
粋なSiである場合に電気抵抗が高いため、EBでパタ
ーンの描画を行なう際に、電荷が蓄積されチャージアッ
プが起こりやすくなる。それにより、パターンのずれが
生じ、高精度なマスクパターンが得られない場合があ
る。そこで、Siの抵抗を下げるために、Siにリン
(P)またはボロン(B)などの不純物を導入すること
が好ましいといえる。図13は、Siに上記の不純物を
導入した場合の抵抗値(OHM−Cm)と不純物濃度
(cm- 3 )との関係を示す図である。遮光膜2として
不純物の導入されたシリコンを用いる場合には、基板1
上に、CVD法またはスパッタリング法などを用いて、
Siを形成する際に同時に不純物を導入する。
【0037】また、Siの光に対する透過率は、光の波
長に依存するといえる。図14は、Siの光の透過率の
波長依存性を示す図であり、縦軸に透過率(%)、横軸
に透過光の波長(mn)をとっている。図14を参照し
て、透過光の波長が、500nm以上である場合には、
徐々にSiを光が透過する傾向があるといえる。現行の
フォトマスクのマスクパターンの検査工程においては、
一般的に、水銀光などが使われている。この水銀光の波
長は、500nm以上であるため、Siを遮光膜2とし
て用いた場合には、検査段階において高精度の検査が行
なわれにくくなる。そのため、SiにGeやTa,Mo
などの金属を混入させ、光に対する不透明さを持たせる
ことによってSiを遮光膜として用いた場合に検査工程
における高精度の検査を行なうことが可能となる。
【0038】次に、図4〜図10を用いて、上記の構造
を有する位相シフトマスクの製造方法について説明す
る。図4〜図7は、上記の構造を有する位相シフトマス
クの一製造方法における第1〜第4工程を示す断面図で
ある。図8〜図10は、上記の構造を有する位相シフト
マスクの他の製造方法における第1工程〜第3工程を示
す断面図である。
【0039】図4を参照して、基板1上にスパッタリン
グ法などを用いて、遮光膜2となるクロム膜2aを堆積
する。このとき、このクロム膜2aの膜厚は、後の工程
で形成される透明膜3がこのクロム膜2a周縁部におい
て位相シフト部として機能し得るように、それに必要な
膜厚が得られるような膜厚としておく。一般に、位相シ
フト部の要求膜厚d(nm)は、d=λ/(2・(n−
1))と表わされる。ここで、λは光の波長(nm)、
nは透明膜の屈折率である。そして、露光光としてi線
を用い、透明膜にシリコン酸化膜を用いた場合には、λ
=365nm,n=1.42であり、d=434.5n
mとなるしたがって、上記のクロム膜2aの膜厚は、約
434.5nm程度の膜厚にするのが好ましい。
【0040】次に、このクロム膜2a上にEBレジスト
を前面に500nm〜700nm程度塗布し、熱処理を
施す。そして、EB描画装置を用いて、所望のパターン
を描画する。そして現像処理を行なってレジストパター
ン4を形成する。このとき、このレジストパターン4
は、図5に示されるように、遮光膜2の形状に合わせ
て、この場合であれば、レジストパターン4が台形形状
となるようにパターニングする。
【0041】そして、図6および図7を参照して、この
レジストパターン4をマスクとして用いてエッチングを
行なうことによって、この場合であれば、台形形状の遮
光膜2が形成される。
【0042】次に、図8〜図10を用いて、上記の位相
シフトマスクの他の製造方法について説明する。図8を
参照して、上記の工程と同様の工程を経て、基板1上に
所定膜厚のクロム膜2aを形成し、この上にレジストパ
ターン4bを形成する。この場合のレジストパターン4
bは、上記のレジストパターン4のように台形形状にす
る必要はない。そして、図9および図10を参照して、
レジストパターン4bをマスクとして用いて、テーパエ
ッチングを行なうことによって、遮光膜2の側面を傾斜
させる。このとき、エッチング方法としては、エッチン
グガスなどのエッチング条件を適切に調整することによ
って、図9に示されるように、遮光膜2の側壁となる部
分にエッチング生成物を残存させながら徐々にエッチン
グを行なっていく。なお図9には、徐々にエッチングが
進行している様子を示すため、遮光膜2の側壁にあたる
部分を階段形状に示している。しかし、実際は、図10
に示されるように、遮光膜2の側面は、滑らかな形状と
なる。
【0043】以上のようにして台形形状の遮光膜2を形
成した後、真空蒸着、スパッタリング法あるいはECR
プラズマCVD法など用いて、250℃以下の温度で、
たとえばシリコン酸化膜などの透明膜を形成する。この
とき、前述したように、遮光膜2の膜厚を適切に制御す
ることによって、この遮光膜2の周辺部近傍に、所望の
幅の位相シフト部を有する透明膜2が形成されることに
なる。
【0044】次に、この発明に基づく位相シフトマスク
の他の実施例について図11および図12を参照して説
明する。図11は、この発明に基づく位相シフトマスク
の他の実施例を示す断面図である。図11を参照して、
この実施例においては、遮光膜2が、クロム膜2aと、
このクロム膜2aを挟むようにクロム膜2aの上下面に
形成されたクロム酸化膜2c,2bとで構成されてい
る。このクロム酸化膜2b,2cが、低反射率の膜であ
るため、パターニングの精度向上に寄与する。
【0045】このクロム酸化膜2b,2cの膜厚は、低
反射率としての機能を考慮して、20nm〜30nm程
度であることが好ましい。また、クロム膜2aは、10
0nm〜340nm程度の膜厚であればよい。本実施例
においては、上記の実施例と同様に、遮光膜2が台形形
状をしていることに加えて、遮光膜2がその上下に低反
射率の膜2b,2cを備えているため、上記の第1の実
施例における作用効果に加えて、よりパターニング精度
を向上させることが可能となるといえる。なお、遮光膜
2の材質は、金属あるいはシリサイドであればよい。そ
して、この遮光膜2の上下面に形成される低反射率の膜
は、金属の酸化膜、金属の窒化膜あるいは金属の酸化窒
化膜であってもよい。
【0046】上記のような三層構造の遮光膜2を備える
ことによる作用について、図12を用いてより詳しく説
明する。図12は、三層構造の遮光膜2を備えることに
よる作用を説明するための説明図である。図12を参照
して、位相シフトマスクの上下には、従来例で説明した
ように、集光レンズあるいは縮小投影レンズといった光
学系が設けられている。そのため、位相シフトマスクに
おける遮光膜2には、上部からの反射光5および位相シ
フトマスク下に配置されるウェハなどからの下部からの
反射光6が入射する。そして、入射した反射光5,6
は、低反射率の膜2b,2cにある程度吸収された後、
さらに反射して反射光5a,6aとなる。しかし、遮光
膜2にそれぞれ低反射率の膜2b,2cが設けられるこ
とによって、それぞれの反射光5,6の反射率を著しく
低減させることが可能となる。この場合であれば、低反
射率の膜2b,2cを設けない場合の反射率が約50%
程度であるのに対し、低反射率の膜2b,2cを設ける
ことによって、約11%程度の反射率に抑えることが可
能となる。それにより、位相シフトマスクに入射してく
る光源からの光に対する反射光の影響を著しく低減させ
ることが可能となる。その結果、パターニングの精度向
上に寄与し得ることとなる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、比較
的低温で、遮光膜2上および基板1上に、位相シフト部
を有する透明膜が形成される。この透明膜は低温雰囲気
中で形成されるため、遮光膜を熱膨張させるといった現
象を回避することが可能となる。それにより、高温雰囲
気下で透明膜を形成する場合に比べて、パターンの解像
結果をより設計値に近いものとすることが可能となる。
また、遮光膜の側面を傾斜させることによってこの遮光
膜の周縁部近傍に、なだらかな傾斜を有する位相シフト
部を形成することが可能となる。それにより、所望の幅
の位相シフト部を容易に得ることができる。これによっ
ても、解像度が向上し、パターンの解像結果を設計値に
より近いものとすることが可能となる。さらに、遮光膜
上および基板上に透明膜を堆積させるだけでよいため、
製造も容易であり、位相シフト部の膜厚制御も容易とな
る。さらに、位相シフトマスク上の段差も滑らかで入り
組んでいないので、洗浄工程後の異物の残存などといっ
た現象をも回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく位相シフトマスクの一実施例
を示す断面図である。
【図2】この発明に基づく位相シフトマスクの他の実施
例を示す断面図である。
【図3】この発明に基づく位相シフトマスクのさらに他
の実施例を示す断面図である。
【図4】図2に示される位相シフトマスクの一製造方法
における第1工程を示す断面図である。
【図5】図2に示される位相シフトマスクの一製造方法
における第2工程を示す断面図である。
【図6】図2に示される位相シフトマスクの一製造方法
における第3工程を示す断面図である。
【図7】図2に示される位相シフトマスクの一製造方法
における第4工程を示す断面図である。
【図8】図2に示される位相シフトマスクの他の製造方
法における第1工程を示す断面図である。
【図9】図2に示される位相シフトマスクの他の製造方
法における第2工程を示す断面図である。
【図10】図2に示される位相シフトマスクの他の製造
方法における第3工程を示す断面図である。
【図11】この発明に基づくさらに他の実施例における
位相シフトマスクを示す断面図である。
【図12】図11に示される位相シフトマスクの作用を
説明するための説明図である。
【図13】Siの不純物濃度(cm- 3 )と抵抗(OH
M−cm)との関係を示す図である。
【図14】Siを透過する光の透過率(%)と透過光の
波長(nm)との関係を示す図である。
【図15】従来の縮小投影露光装置の光学系の概略構成
を示す構成図である。
【図16】従来のフォトマスクの一例を示す断面図
(a)、透過光の説明図(b)〜(d)および従来のフ
ォトマスクを用いてパターニングした場合のレジストの
断面図(e)である。
【図17】従来の位相シフトマスクの一例を示す断面図
(a)、透過光の説明図(b)〜(d)および従来の位
相シフトマスクを用いてパターニングした場合のレジス
トの断面図(e)である。
【図18】従来の他の位相シフトマスクを示す断面図お
よびその製造方法を順次示す断面図(a)〜(d)であ
る。
【図19】図18に示される従来の位相シフトマスクの
問題点を示す説明図である。
【図20】図18に示される従来の位相シフトマスクの
他の問題点を示す説明図である。
【図21】図18に示される位相シフトマスクの改良例
となる位相シフトマスクを示す断面図(a),(b),
(c)である。
【符号の説明】
1,基板 2,遮光膜 2a,クロム膜 2b,2c,クロム酸化膜 3,透明膜 4,4a,4b,レジストパターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基板と、 前記基板上に形成され、前記基板と接する底面と、前記
    底面とのなす角度が鋭角である側面と、前記底面と平行
    でかつ前記側面とのなす角度が鈍角である上面とを有す
    る遮光膜と、 前記遮光膜上および前記基板上に形成された透明膜と、
    を備えたフォトマスク。
  2. 【請求項2】 透明な基板と、 前記基板上に形成された低反射率の第1の膜と、 前記第1の膜上に形成され、遮光機能を有する第2の膜
    と、を備えたフォトマスク。
  3. 【請求項3】 前記第2の膜上には、低反射率の第3の
    膜が形成された、請求項2に記載のフォトマスク。
  4. 【請求項4】 前記第2の膜は、前記第1の膜の上面と
    接する底面と、前記底面とのなす角が鋭角であり前記第
    1の膜の側面とほぼ面一である側面と、前記側面と鈍角
    をなす上面とを有しており、 前記第3の膜上および前記基板上には透明膜が形成され
    ている、請求項3に記載のフォトマスク。
  5. 【請求項5】 透明な基板上に上底の長さが下底の長さ
    よりも短い台形形状に遮光膜をパターニングする工程
    と、 前記基板上および前記遮光膜上に250℃以下の温度で
    透明膜を形成する工程と、を備えたフォトマスクの製造
    方法。
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