JPH0514199A - Ad変換器 - Google Patents

Ad変換器

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JPH0514199A
JPH0514199A JP3165358A JP16535891A JPH0514199A JP H0514199 A JPH0514199 A JP H0514199A JP 3165358 A JP3165358 A JP 3165358A JP 16535891 A JP16535891 A JP 16535891A JP H0514199 A JPH0514199 A JP H0514199A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速な変換レートを実現する新しいパイプライ
ン型AD変換器の構成を提供することを目的とする。 【構成】イプライン型AD変換器において、サブAD変
換器とDA変換器との間にラッチ回路を挿入し、サブA
D変換器が働くタイミングと、DA変換器が働くタイミ
ングを分ける。また、サンプルホールド回路と誤差増幅
アンプとの間に第2のサンプルホールド回路を設け、D
A変換器の整定に必要な時間とアンプの増幅時間とを分
ける。 【効果】それぞれの回路の動作タイミングを分けること
により、クリティカルパスを短くできる。それによりク
ロック周波数を上げることができ、高速な変換レートを
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器に関し、特に高速,高分
解能の変換を可能にするパイプライン型A/D変換器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速な変換レートを実現するAD
変換方式として、パイプライン型AD変換器が知られて
いる。例えばアイ・エス・エス・シー・シー,1987
年210頁から211頁(International Solid-State Circ
uits Conference 1987)にパイプライン型AD変換
器が報告されている。この変換器は、並列型AD変換器
のように変換を全ビット一斉に行なうのではなく、いく
つかのサブAD変換ブロックを用いて、上位のビットか
ら下位のビットにかけて、順次、数ビットずつ変換結果
を得て行く変換器である。各サブAD変換ブロックは、
それぞれサンプルホールド回路に保持された上位ビット
から下位ビットに相当するアナログデータに対する変換
を、同時に行っている。あるアナログサンプル値の変換
にかかる時間は、そのサンプル値が全ブロックを通過す
るに必要な時間になるが、一方、変換レートは1ブロッ
クの変換時間で決まるため、非常に高速である。サブA
D変換器として小ビットの並列型AD変換器を用いれ
ば、変換レートをかなり高速にすることが出来る。ま
た、電圧比較器の数が膨大になる並列型AD変換器に比
べ、電圧比較器の数を大幅に少なくできるので低消費電
力化できる。このためこの方式は、順次データを変換し
続け、高速な変換レートが必要な、低電力ビデオ用AD
変換器に適した方式である。
【0003】この変換器の原理を、図2を用いて、たと
えば10ビット変換のために上位4ビット,中位3ビッ
ト,下位3ビットと分けて変換を行うときを例に、さら
に説明する。
【0004】図2の第1のブロック1−1は上位4ビッ
トの変換を行なうブロックである。その機能は、変換す
べきアナログ信号を入力し、上位4ビットの変換結果を
出力すると同時に、入力アナログ信号と4ビットの変換
結果との差の信号を作りだして、それを次のブロックへ
(増幅して)出力するものである。すなわち、このブロ
ックへ入力された信号は、サンプルホールド回路11で
まずサンプルされ、次のタイミングでホールドされて1
1から出力される。このホールドされた出力は、サブA
D変換器12で4ビットのAD変換をされ、上位4ビッ
トのディジタル出力となる。同時にこの変換結果はDA
変換器13でアナログ値に戻され、ホールドされて11
から出力されている入力アナログ信号から、減算器14
で、引き算される。引き算されて作られた差信号は、ア
ンプ15で増幅され、次のブロックへ出力される。
【0005】ここで、引き算されて作られた差信号は、
残余信号と呼ばれる。残余信号とは、入力アナログ信号
を4ビットで粗く量子化したときに、変換されずに残っ
た信号成分である。すなわち入力信号は、4ビットで粗
く量子化すると、いくつかの量子化ステップと、その余
りの成分になる。これは、割算にたとえれば、入力信号
を量子化レベルで割算し、そのときの商と余りの、余り
に相当するものである。
【0006】この余りは、はじめの4ビット量子化の1
量子化レベルをフルスケールとして、さらに細かい量子
化レベルで再び量子化すればさらに細かく量子化するこ
とができる。この二番目の量子化を行なうのが次のブロ
ックである。
【0007】次のブロック1−2では、ブロック1−1
で行ったと同じ処理を、前のブロックの出力信号すなわ
ち残余信号に対して行う。このブロックのAD変換器を
3ビットとし、フルスケールを前の量子化の1レベルと
同じくすれば、残余信号を更に3ビットに量子化してデ
ィジタル出力を得られる。これは前の4ビットの下位3
ビットに相当する。従ってこのブロックの出力信号は初
めのアナログ値を7ビットで量子化したときの残余信号
となる。
【0008】最後のブロック1−3では残余信号を3ビ
ットAD変換して最下位の3ビットを得る。
【0009】このようにして、10ビットの変換結果を
3ブロックの処理で得ることが出来る。各ブロックはサ
ンプルホールド機能を持つため、順次続く入力に対する
変換を各ブロックが順次行っており、高速な変換レート
の処理が可能になる。すなわち、ブロック1−1が新し
いサンプル値の上位4ビット変換を行っている時、ブロ
ック1−2は、一つ前のサンプル値に対する中位3ビッ
トの変換を同時に行っており、ブロック1−3は、さら
にその一つ前のサンプル値に対する下位3ビットの変換
を同時に行っている。
【0010】このようにしてかなり高速な変換レートの
AD変換器を実現できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のパイ
プラインAD変換器の構成では、サブAD変換とDA変
換,差信号を作り出す減算器、およびアンプを一体とし
て働かせているため、この信号パスが長く、これがクリ
ティカルパスとなって、クロック周波数を充分に高くす
ることが出来ないという問題があった。このため、変換
レートがデバイスの限界で決まる比較的低い周波数に限
定されていた。
【0012】また、変換レートを高くするために、サブ
AD変換器,DA変換器,差信号を作り出す減算器、お
よびアンプをそれぞれ高速にしなければならず、電流を
多く流して高速動作させると、消費電力が大きいという
問題もあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、サブ
AD変換器とDA変換器,減算器,アンプを別のクロッ
クタイミングで動作させることが出来るように、デジタ
ル回路にラッチを挿入し、アナログ信号には、アナログ
信号のラッチに相当するサンプルホールド回路を挿入し
た。これによって、変換結果を得るために必要な時間は
より多くのクロックタイミングが必要になるため長くな
るけれども、逆に、クロック周期は短くできるため、高
速な変換レートを実現できるようになる。また、サブA
D変換器,DA変換器,差信号を作り出す減算器、およ
びアンプが従来の速度のままでも、変換レートを高速に
できるので、消費電力を大きくする必要が無く、低電力
で高速な変換レートのAD変換器を実現できる。
【0014】
【作用】本発明では、サブAD変換器とDA変換器のあ
いだのデジタルデータに、ラッチを挿入し、AD変換器
が働くタイミングとDA変換器が働くタイミングを分け
た。これにより、DA変換器が働くクロックをAD変換
器が働くクロックの次のクロックとし、サブAD変換と
DA変換,差信号を作り出す減算、およびアンプからな
るクリティカルパスを、サブAD変換のパスと、DA変
換,差信号を作り出す減算、およびアンプからなるパス
の、二つに分けた。このように、パスを分割することに
よって、クロック周波数を上げることができ、高速な変
換レートにすることができる。
【0015】さらに、サンプルホールド回路のアナログ
出力と、差信号を作り出す減算回路の間に、アナログラ
ッチすなわちサンプルホールド回路を挿入することによ
り、DA変換,差信号を作り出す減算、およびアンプか
らなるパスをさらに、DA変換のパスと、差信号を作り
出す減算、およびアンプからなるパスの、二つに分け
た。このように、パスをさらに分割することによって、
クロック周波数をさらに上げることができ、より高速な
変換レートにすることができる。
【0016】
【実施例】図3に、本発明の第一の実施例を示す。本実
施例ではAD変換器とDA変換器の間にデジタル信号の
ラッチ回路16をおいている。これにより、AD変換器
の動作タイミングとDA変換器の動作タイミングを分け
ることができ、信号のクリティカルパスを短くできるの
で、クロック周波数を上げることができ、高速な変換レ
ートにすることができる。
【0017】本発明のタイミングを説明するために、ま
ず、図2に示す従来のパイプライン型AD変換器のタイ
ミングを図4で説明する。
【0018】図4はパイプライン型AD変換器の部分回
路がどのタイミングで動作を行なっているかを示すタイ
ミング図である。クロック周期を1,2,3,…、で示
し、φ1,φ2は2相クロックの前半と後半を示すものと
する。一般的には2相クロックである必要はなく、1−
φ1,1−φ2,2−φ1,2−φ2,…と言うクロックタ
イミングに分けて考えれば良い。
【0019】図4に示すように、1−φ1 のタイミング
では、ブロック1−1のサンプルホールド回路SH1
(1−1−11)がアナログ信号をサンプルする。次
に、1−φ2 のタイミングでは、(1)SH1が信号を
ホールドして出力し、(2)AD変換器AD1(1−1
−12)がそのホールドされた信号をAD変換し、
(3)DA変換器DA1(1−1−13)が、引き続き
そのAD変換のディジタル出力をアナログ値に変換し
て、(4)Amp1(1−1−14,15)が、ホール
ドされて11から出力されている入力アナログ信号か
ら、DA変換器で作られたアナログ信号を引き算し、同
時に引き算されて作られた差信号は、アンプで増幅さ
れ、次のブロックへ出力される。(5)最後に、次のブ
ロックのサンプルホールド回路SH2(1−2−11)
が、前のブロックが出力した信号をサンプルする。次の
クロック2−φ1 では、第二のブロック1−2に含まれ
ているサンプルホールド回路SH2,サブAD変換器A
D2(1−2−12),DA変換器DA2(1−2−1
3),差信号を作り出す減算器およびアンプAmp2
(1−2−14,15)、および、次のブロックのサン
プルホールド回路SH3(1−3−11)が、1−φ2
のタイミングで第一のブロックが行なったと全く同様な
処理を行う。
【0020】このように従来のパイプライン型AD変換
器では(1)から(5)の仕事を1クロック期間に全て
つめ込んで実行している。このため、この長い信号パス
がクリティカルパスとなってクロックを高速化すること
ができなかった。
【0021】図5は、図3の本発明のパイプライン型A
D変換器の動作タイミングを示す図である。1−φ1
タイミングでは、ブロック1−1のサンプルホールド回
路SH1(1−1−11)がアナログ信号をサンプルす
る。これは従来のパイプライン型AD変換器と同様であ
る。次に、1−φ2 のタイミングでは、サンプルホール
ド回路SH1がホールド出力を出し、これをAD変換器
AD1(1−1−12)がAD変換する。ここまでをこ
のタイミングでの仕事とする。従来のパイプライン変換
器よりもこのタイミングにおける仕事は2/5に少なく
なっている。次に、2−φ1 のタイミングでは、前のタ
イミングで得たディジタル値を、挿入したラッチ回路1
6から、DA変換器DA1(1−1−13)に供給して
DA変換させる。この信号はサンプルホールド機能のつ
いたアンプAmp1(1−1−15)に供給され、Am
p1がこのブロックへのアナログ入力信号とDA変換出
力との差信号を作りだし増幅して出力する。この信号は
次段のサンプルホールド回路SH2(1−2−11)が
サンプルする。ここまでがタイミング2−φ1 の仕事で
あり、従来のパイプライン変換器よりも仕事量は3/5
に少ない。
【0022】図7にサンプルホールド機能のついたアン
プの一例を示す。第一のタイミングで入力の容量にアナ
ログ信号をサンプルし、第二のタイミングでサンプルし
たアナログ信号と次に印加するアナログ信号との差を増
幅する回路である。AD変換を行わせるタイミング1−
φ2で入力容量にアナログ信号をサンプルし、2−φ1
タイミングでサンプルしたアナログ信号と次に印加する
アナログ信号との差を増幅する。
【0023】2−φ1 のタイミングでは、ブロック1−
2のサンプルホールド回路SH2(1−2−11)がア
ナログ信号をサンプルしているので、以下、第二のブロ
ックは第一のブロックと全く同じ動作を行ない、残余信
号をAD変換できる。
【0024】以上タイミング図で詳細に説明したよう
に、クロックでの仕事の量が従来型のパイプラインAD
変換器に比べ、最小で3/5に減少しているので、クロ
ック周波数を約5/3倍でき、高速化できる。
【0025】図1は本発明の第2の実施例である。この
実施例では、第一の実施例にさらにアナログのラッチ回
路、すなわちサンプルホールド回路(1−1−17)
を、図1に示すように、第一のサンプルホールド回路
(1−1−11)と差信号を作り出す減算器(1−1−
14)との間に挿入した。こうすることにより、DA変
換器の出力が整定した後のクロックタイミングで、サン
プルホールドしていたアナログ信号とDA変換器の出力
を減算器に供給できる。従って、DA変換器の整定にか
かる時間と減算器及びアンプにかかる時間を別のクロッ
クタイミングに分けることができ、クロックを高速化で
きる。
【0026】図6に第2の実施例の動作タイミングを示
す。1−φ1 のタイミングでは、ブロック1−1のサン
プルホールド回路SH1(1−1−11)がアナログ信
号をサンプルする。1−φ2 のタイミングでは、サンプ
ルホールド回路SH1A(1−1−11)がホールド出
力を出力する。同時にAD変換器AD1がAD変換を行
う。新しく挿入したサンプルホールド回路SH1B(1
−1−17)はSH1Aのホールド出力をサンプルす
る。AD変換の動作とサンプル動作は同時に行なえるの
で、速度を制限する要因にはならない。次のタイミング
2−φ1 では、DA変換器が出力を出し始める。同時に
サンプルホールド回路SH1Bはホールド出力を出し始
め、この出力は次のサンプルホールド機能のあるアンプ
Amp1にサンプルされる。次のタイミング2−φ2
は、DA変換器の出力は引き続き同じ出力を出させる。
DA変換器の出力が整定するには、ある時間が必要であ
るが、このタイミングでは既に出力は整定している。サ
ンプルホールド機能のあるアンプAmp1が減算器とア
ンプの機能を兼ねているが、減算器は整定後のDA変換
出力を入力するため、減算の演算は高速になる。減算し
て増幅された信号は、このタイミングで、次のサンプル
ホールド回路SH2A(1−2−11)にサンプルされ
る。以後、第二のサブAD変換ブロックでは第一のサブ
AD変換ブロックと同じ動作を実行し、詳細な量子化を
実行する。
【0027】以上タイミング図で詳細に説明したよう
に、クロックでの仕事の量が従来型のパイプラインAD
変換器に比べ、最小で2/5に減少しているので、クロ
ック周波数を約5/2倍でき、高速化できる。
【0028】以上の説明において回路図は全てシングル
エンドの形式で記述したが、これらは全て差動型でも実
現することが出来、耐雑音性の面からは差動型のほうが
好ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、サブAD変換器とDA
変換器,減算器,アンプをそれぞれ別個のクロックタイ
ミングで動作させることができるため、クロック周期を
短くすることができ、高速な変換レートを実現できる。
【0030】また、サブAD変換器,DA変換器,差信
号を作り出す減算器、およびアンプが従来の速度のまま
でも、変換レートを高速にできるので、消費電力を大き
くする必要が無く、低電力で高速な変換レートのAD変
換器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来のパイプライン型AD変換器を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の別の実施例を示すブロック図である。
【図4】従来のパイプライン型AD変換器の動作タイミ
ングを示す図である。
【図5】本発明の図3の実施例の動作タイミングを示す
図である。
【図6】本発明の図1の実施例の動作タイミングを示す
図である。
【図7】本発明の図1および図3の実施例に用いられる
サンプルホールド型アンプの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…サブAD変換ブロック、1−1…第1のサブAD変
換ブロック、1−2…第2のサブAD変換ブロック、1
−3…第3のサブAD変換ブロック、1−n…第nのサ
ブAD変換ブロック、2…信号入力端子、3…補正論理
回路、4…AD変換器出力、11…サンプルホールド回
路、12…サブAD変換器、13…サブDA変換器、1
4…減算器、15…誤差増幅アンプ、16…ラッチ回
路、17…第2のサンプルホールド回路、21…サンプ
ルホールド型アンプの第一の入力端子、22…サンプル
ホールド型アンプの第二の入力端子、23…第一の入力
端子の信号をサンプルするスイッチ、24…第二の入力
端子の信号をサンプルするスイッチ、25…アンプリセ
ットスイッチ、26…入力側容量Ci、27…帰還容量
Cf、28…オペアンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今泉 栄亀 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 臼井 邦彦 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブAD変換器,DA変換器,差信号を作
    り出す減算器、およびアンプからなるサブAD変換ブロ
    ックを、複数個縦続に接続したパイプライン型AD変換
    器において、サブAD変換ブロック内の、サブAD変換
    器の出力とDA変換器の入力との間にラッチ回路を設
    け、あるクロックタイミングにおいてAD変換を行わせ
    た後、次のクロックタイミング、又はAD変換を行わせ
    るタイミングとは別のクロックタイミングにおいて、D
    A変換を動作させることを特徴としたパイプライン型A
    D変換器。
  2. 【請求項2】請求項1のパイプライン型AD変換器にお
    いて、差信号を作り出す減算器をサンプルホールド機能
    のあるアンプ回路で実現することを特徴としたパイプラ
    イン型AD変換器。
  3. 【請求項3】請求項2のパイプライン型AD変換器にお
    いて、サンプルホールド機能のあるアンプ回路を、AD
    変換を行わせるタイミングでAD変換の入力信号と同じ
    信号をサンプルし、DA変換を行うタイミングまたは次
    のタイミングで差信号を作り出しそれを増幅してホール
    ド出力とするように動作させることを特徴としたパイプ
    ライン型AD変換器。
  4. 【請求項4】請求項1のパイプライン型AD変換器にお
    いて、サンプルホールド回路の出力と差信号を作り出す
    減算器との間に、もう一つサンプルホールド回路、又は
    サンプルホールド機能のあるアンプ回路を設け、信号を
    サンプルホールドさせることを特徴としたパイプライン
    型AD変換器。
  5. 【請求項5】請求項2のパイプライン型AD変換器にお
    いて、あるクロックタイミングでDA変換器に出力を出
    させ、次のクロックタイミング又は引き続くクロックタ
    イミングにおいて、同一のDA変換出力を引き続き出力
    させ、差信号を作り出す減算器を働かせることを特徴と
    したパイプライン型AD変換器。
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