JPH10163875A - パイプラインアナログ/デジタルコンバータ - Google Patents
パイプラインアナログ/デジタルコンバータInfo
- Publication number
- JPH10163875A JPH10163875A JP31861797A JP31861797A JPH10163875A JP H10163875 A JPH10163875 A JP H10163875A JP 31861797 A JP31861797 A JP 31861797A JP 31861797 A JP31861797 A JP 31861797A JP H10163875 A JPH10163875 A JP H10163875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- node
- differential
- amplifier
- analog
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各々がインターステージ増幅器を付随する複
数のサンプルホールドコンバータステージを有するパイ
プラインアナログ/デジタルコンバータを共通モード帰
還無しで実現する。 【解決手段】 サンプルホールドステージはリセットフ
ェーズおよび利得/DACフェーズで作動し、再構成D
ACの出力は増幅器28への入力と合計される。差動入
力増幅器60は共通モード入力電圧に設定された入力を
有し、帰還キャパシタが共通モード出力バイアス点にバ
イアスされている。利得/DACフェーズ中に、バイア
ス入力が取り除かれ帰還キャパシタは増幅器60の入出
力間に設定される。それにより、利得/DACフェーズ
中に増幅器60により使用される共通モードバイアス点
が有効に確立される。リセットフェーズ中に入力電圧は
キャパシタ上にサンプルされ、利得/DACフェーズ中
にキャパシタのゲートは一緒に接続され増幅器60へ入
力する前に任意の共通モード電圧が入力から除去され
る。
数のサンプルホールドコンバータステージを有するパイ
プラインアナログ/デジタルコンバータを共通モード帰
還無しで実現する。 【解決手段】 サンプルホールドステージはリセットフ
ェーズおよび利得/DACフェーズで作動し、再構成D
ACの出力は増幅器28への入力と合計される。差動入
力増幅器60は共通モード入力電圧に設定された入力を
有し、帰還キャパシタが共通モード出力バイアス点にバ
イアスされている。利得/DACフェーズ中に、バイア
ス入力が取り除かれ帰還キャパシタは増幅器60の入出
力間に設定される。それにより、利得/DACフェーズ
中に増幅器60により使用される共通モードバイアス点
が有効に確立される。リセットフェーズ中に入力電圧は
キャパシタ上にサンプルされ、利得/DACフェーズ中
にキャパシタのゲートは一緒に接続され増幅器60へ入
力する前に任意の共通モード電圧が入力から除去され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的にデータ変換
装置に関し、特に、パイプラインアナログ/デジタルコ
ンバータおよびそれに関連するインターステージ増幅器
に関する。
装置に関し、特に、パイプラインアナログ/デジタルコ
ンバータおよびそれに関連するインターステージ増幅器
に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ/デジタルコンバータを利用す
るデータ変換装置は、主として、アナログ信号を量子化
してそのデジタル信号処理に使用する目的で利用され
る。よりパワフルなデジタル信号処理システムに対する
ニーズが高まるにつれ、高分解能ADCに対するニーズ
が高まってきている。しかしながら、分解能を高めるに
はADCをより高精度とする必要がある。
るデータ変換装置は、主として、アナログ信号を量子化
してそのデジタル信号処理に使用する目的で利用され
る。よりパワフルなデジタル信号処理システムに対する
ニーズが高まるにつれ、高分解能ADCに対するニーズ
が高まってきている。しかしながら、分解能を高めるに
はADCをより高精度とする必要がある。
【0003】大概のADCはスイッチドキャパシタ素子
および差動増幅器を利用している。これらのスイッチド
キャパシタ素子は精度を得るために、正確に整合させな
ければならない。もちろん、そのためには製作プロセス
が高い精度を達成する必要があるが、それは部品間の整
合の限界により困難となることがあり、これらの部品は
基本的にはその間の比率によりADCアルゴリズムにお
いて互いに関連している。これらの限界は通常プロセス
能力を越えるため、さまざまな校正技術が実施される。
および差動増幅器を利用している。これらのスイッチド
キャパシタ素子は精度を得るために、正確に整合させな
ければならない。もちろん、そのためには製作プロセス
が高い精度を達成する必要があるが、それは部品間の整
合の限界により困難となることがあり、これらの部品は
基本的にはその間の比率によりADCアルゴリズムにお
いて互いに関連している。これらの限界は通常プロセス
能力を越えるため、さまざまな校正技術が実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した欠点のいくつ
かを克服している一種のADCはパイプラインアナログ
/デジタルコンバータである。この種のADCには、高
分解能および高速を同時に達成できる可能性があるた
め、フラッシュもしくは逐次近似技術を凌ぐいくつかの
利点がある。これらのコンバータは複数のコンバータス
テージを使用し、各コンバータステージがサブADCお
よび再構成デジタル/アナログ(DAC)コンバータを
含んでいる。さらに、アナログ領域内で各コンバータス
テージに関連する利得素子がある。データ変換技術は複
数のスイッチドキャパシタ素子を利用し、その出力は典
型的には差動インターステージ増幅器へ入力されて利得
素子へ供給するアナログ信号である。完全差動増幅器を
利用するインターステージ増幅器の実現により電源切断
(rejection)時に優れた性能が得られる。し
かしながら、それは共通モード帰還回路を利用するイン
ターステージ増幅器によって達成される。この回路によ
り、寄生値が導入される他に、典型的には面積、パワー
および複雑さが増し、安定度および速度が著しく低減す
る。
かを克服している一種のADCはパイプラインアナログ
/デジタルコンバータである。この種のADCには、高
分解能および高速を同時に達成できる可能性があるた
め、フラッシュもしくは逐次近似技術を凌ぐいくつかの
利点がある。これらのコンバータは複数のコンバータス
テージを使用し、各コンバータステージがサブADCお
よび再構成デジタル/アナログ(DAC)コンバータを
含んでいる。さらに、アナログ領域内で各コンバータス
テージに関連する利得素子がある。データ変換技術は複
数のスイッチドキャパシタ素子を利用し、その出力は典
型的には差動インターステージ増幅器へ入力されて利得
素子へ供給するアナログ信号である。完全差動増幅器を
利用するインターステージ増幅器の実現により電源切断
(rejection)時に優れた性能が得られる。し
かしながら、それは共通モード帰還回路を利用するイン
ターステージ増幅器によって達成される。この回路によ
り、寄生値が導入される他に、典型的には面積、パワー
および複雑さが増し、安定度および速度が著しく低減す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】ここに開示し特許請求す
る本発明はパイプラインアナログ/デジタルコンバータ
を含んでいる。パイプラインアナログ/デジタルコンバ
ータは複数のコンバータステージを含み、各々が差動ア
ナログ入力を受信してアナログ入力信号の粗いデジタル
値を表すローカルデジタルコードを発生し、次に受信し
た差動アナログ入力信号と粗いデジタル値との差を表す
差動アナログ剰余(residue)出力信号を発生す
る。アナログ修正回路が次に各コンバータステージから
の全てのローカルデジタルコードを受信するように作動
して、パイプラインアナログ/デジタルコンバータのデ
ジタル出力を発生する。各コンバータステージがサンプ
ル/ホールドインターステージ差動増幅器を含んでい
る。インターステージ差動増幅器はリセットフェーズで
作動し、リセットフェーズ中に差動アナログ剰余信号を
サンプリングするサンプル回路を有している。利得フェ
ーズも有している。インターステージ差動増幅器はその
サンプリングのためにリセットフェーズ中にコンバータ
ステージ内で発生される増幅されない差動アナログ剰余
信号を受信する差動入力を有し、次に利得フェーズで作
動してサンプルされた差動アナログ剰余信号を増幅しそ
こへ利得を与える。インターステージ差動増幅器はリセ
ットフェーズ中だけそこへの入力バイアス電圧レベルを
設定する共通モードバイアス回路を有している。
る本発明はパイプラインアナログ/デジタルコンバータ
を含んでいる。パイプラインアナログ/デジタルコンバ
ータは複数のコンバータステージを含み、各々が差動ア
ナログ入力を受信してアナログ入力信号の粗いデジタル
値を表すローカルデジタルコードを発生し、次に受信し
た差動アナログ入力信号と粗いデジタル値との差を表す
差動アナログ剰余(residue)出力信号を発生す
る。アナログ修正回路が次に各コンバータステージから
の全てのローカルデジタルコードを受信するように作動
して、パイプラインアナログ/デジタルコンバータのデ
ジタル出力を発生する。各コンバータステージがサンプ
ル/ホールドインターステージ差動増幅器を含んでい
る。インターステージ差動増幅器はリセットフェーズで
作動し、リセットフェーズ中に差動アナログ剰余信号を
サンプリングするサンプル回路を有している。利得フェ
ーズも有している。インターステージ差動増幅器はその
サンプリングのためにリセットフェーズ中にコンバータ
ステージ内で発生される増幅されない差動アナログ剰余
信号を受信する差動入力を有し、次に利得フェーズで作
動してサンプルされた差動アナログ剰余信号を増幅しそ
こへ利得を与える。インターステージ差動増幅器はリセ
ットフェーズ中だけそこへの入力バイアス電圧レベルを
設定する共通モードバイアス回路を有している。
【0006】本発明の別の局面において、インターステ
ージ差動増幅器には正および負の差動入力が関連してお
り共通モードバイアス回路は共通モード入力基準電圧を
発生する電圧発生器を含んでいる。次に、リセットフェ
ーズ中に共通モード入力基準電圧を正および負の差動入
力へ接続するスイッチング回路が設けられている。イン
ターステージ差動増幅器には正および負の差動出力も関
連している。共通モードバイアス回路は正および負の各
差動出力のリセットフェーズ中に出力バイアス電圧を設
定するように作動することができる。
ージ差動増幅器には正および負の差動入力が関連してお
り共通モードバイアス回路は共通モード入力基準電圧を
発生する電圧発生器を含んでいる。次に、リセットフェ
ーズ中に共通モード入力基準電圧を正および負の差動入
力へ接続するスイッチング回路が設けられている。イン
ターステージ差動増幅器には正および負の差動出力も関
連している。共通モードバイアス回路は正および負の各
差動出力のリセットフェーズ中に出力バイアス電圧を設
定するように作動することができる。
【0007】本発明のもう1つの局面において、インタ
ーステージ差動増幅器は正および負の各差動入力に帰還
キャパシタが関連しており、各帰還キャパシタの一端は
正および負の差動入力の関連する一方に接続することが
でき、その出力はインターステージ差動増幅器の正およ
び負の出力の一方に接続することができる。バイアス回
路は正および負の差動入力を共通モード入力基準電圧に
接続する第1のスイッチ網を含んでいる。第1のスイッ
チ網は正および負の入力へのバイアス点を与える。正お
よび負の差動入力に関連する各帰還キャパシタの他方側
を共通モード出力基準電圧に接続して利得フェーズ中に
インターステージ差動増幅器のバイアス出力レベルを設
定する第2のスイッチ網が設けられている。次に、スイ
ッチコントロールが第1および第2のスイッチ網をコン
トロールして共通モード入力基準電圧および共通モード
出力基準電圧を、リセットフェーズ中だけ、第1および
第2のスイッチモードの各々に接続する。
ーステージ差動増幅器は正および負の各差動入力に帰還
キャパシタが関連しており、各帰還キャパシタの一端は
正および負の差動入力の関連する一方に接続することが
でき、その出力はインターステージ差動増幅器の正およ
び負の出力の一方に接続することができる。バイアス回
路は正および負の差動入力を共通モード入力基準電圧に
接続する第1のスイッチ網を含んでいる。第1のスイッ
チ網は正および負の入力へのバイアス点を与える。正お
よび負の差動入力に関連する各帰還キャパシタの他方側
を共通モード出力基準電圧に接続して利得フェーズ中に
インターステージ差動増幅器のバイアス出力レベルを設
定する第2のスイッチ網が設けられている。次に、スイ
ッチコントロールが第1および第2のスイッチ網をコン
トロールして共通モード入力基準電圧および共通モード
出力基準電圧を、リセットフェーズ中だけ、第1および
第2のスイッチモードの各々に接続する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照して、パイプラインア
ーキテクチュアを利用するデータ変換装置のブロック図
を示す。このパイプラインアーキテクチュアはパイプラ
イン構成とされた複数のx2コンバータステージ10を
利用しており、最初のステージ10はアナログ入力電圧
Vinを受信して剰余アナログ信号を出力する。しかしな
がら、利得は2とは異なる値とすることができるが、1
よりは大きくなければならない。ステージ0の後の各コ
ンバータステージ10の残りは、その入力に、前のコン
バータステージ10からの剰余アナログ信号を受信す
る。各コンバータステージ10はタイミングブロック1
2からタイミング信号を受信する。また、各コンバータ
ステージ10は、しばしばローカル出力と呼ばれる、2
ビットデジタル出力を2ビットバス14上に出力する。
各バス14はデジタル修正論理ブロック16へ入力され
てバス18上にデジタル出力を与え、デジタル出力はデ
ジタル変換装置の変換結果を表す。パイプラインアーキ
テクチュアの動作は、イー.ジー.ソエネンおよびアー
ル.エル.ゲイガーの論文“An Architect
ureand An Algorithm for F
ully DigitalCorrection of
Monolithic Pipelined AD
C’s”IEEE Transaction On C
ircuits and Systems, vol.
42, No.3,1995年3月、第143−153
頁に一般的に記載されており、ここに本開示の一部とし
て組み入れられている。さらに、パイプラインADCの
動作は1996年3月12日にエイ.エヌ.カラニコラ
スらに発行された米国特許第5,499,027号にも
記載されており、ここに本開示の一部として組み入れら
れている。
ーキテクチュアを利用するデータ変換装置のブロック図
を示す。このパイプラインアーキテクチュアはパイプラ
イン構成とされた複数のx2コンバータステージ10を
利用しており、最初のステージ10はアナログ入力電圧
Vinを受信して剰余アナログ信号を出力する。しかしな
がら、利得は2とは異なる値とすることができるが、1
よりは大きくなければならない。ステージ0の後の各コ
ンバータステージ10の残りは、その入力に、前のコン
バータステージ10からの剰余アナログ信号を受信す
る。各コンバータステージ10はタイミングブロック1
2からタイミング信号を受信する。また、各コンバータ
ステージ10は、しばしばローカル出力と呼ばれる、2
ビットデジタル出力を2ビットバス14上に出力する。
各バス14はデジタル修正論理ブロック16へ入力され
てバス18上にデジタル出力を与え、デジタル出力はデ
ジタル変換装置の変換結果を表す。パイプラインアーキ
テクチュアの動作は、イー.ジー.ソエネンおよびアー
ル.エル.ゲイガーの論文“An Architect
ureand An Algorithm for F
ully DigitalCorrection of
Monolithic Pipelined AD
C’s”IEEE Transaction On C
ircuits and Systems, vol.
42, No.3,1995年3月、第143−153
頁に一般的に記載されており、ここに本開示の一部とし
て組み入れられている。さらに、パイプラインADCの
動作は1996年3月12日にエイ.エヌ.カラニコラ
スらに発行された米国特許第5,499,027号にも
記載されており、ここに本開示の一部として組み入れら
れている。
【0009】図2を参照して、各コンバータステージ1
0のより詳細な論理図を示す。入力信号がノード20上
に受信され、このノード20は総和接合点22への正入
力である。ノード20の入力電圧はフラッシュADC2
4への入力でもあり、その出力はバス14上の2ビット
出力を含んでいる。次に、このデジタル値は再構成DA
C26への入力となり、そのデジタル出力は総和接合点
(summing junction)22への負入力
を含んでいる。総和接合点22からの総和接合点出力は
インターステージ増幅器28への入力を含み、その出力
は剰余信号を含んでいる。図示されてはいないが、ノー
ド20上の入力信号は差動電圧であり増幅器28は差動
増幅器であることをお判り願いたい。
0のより詳細な論理図を示す。入力信号がノード20上
に受信され、このノード20は総和接合点22への正入
力である。ノード20の入力電圧はフラッシュADC2
4への入力でもあり、その出力はバス14上の2ビット
出力を含んでいる。次に、このデジタル値は再構成DA
C26への入力となり、そのデジタル出力は総和接合点
(summing junction)22への負入力
を含んでいる。総和接合点22からの総和接合点出力は
インターステージ増幅器28への入力を含み、その出力
は剰余信号を含んでいる。図示されてはいないが、ノー
ド20上の入力信号は差動電圧であり増幅器28は差動
増幅器であることをお判り願いたい。
【0010】動作に関して、入力信号はフラッシュAD
C24によりいくつかの基準値Vre f と比較され、バス
14上に入力電圧の粗いデジタル表現が与えられる。こ
れはしばしば“温度計フォーマット”と呼ばれる。これ
は一般的に特別なコンバータステージ10に対する“ロ
ーカル符号”と呼ばれる。次に、この粗い近似はアナロ
グ値へ変換されてそのコンバータステージ10に対する
アナログ入力信号から減じられ、次に増幅器28により
2を乗じられて次のコンバータステージ10へ入力され
る。本実施例におけるローカル符号は2ビット値であ
る。デジタル修正ブロック16はこれらのローカル符号
の重みづけされた和をとって下記の出力を発生するよう
に作動することができ、
C24によりいくつかの基準値Vre f と比較され、バス
14上に入力電圧の粗いデジタル表現が与えられる。こ
れはしばしば“温度計フォーマット”と呼ばれる。これ
は一般的に特別なコンバータステージ10に対する“ロ
ーカル符号”と呼ばれる。次に、この粗い近似はアナロ
グ値へ変換されてそのコンバータステージ10に対する
アナログ入力信号から減じられ、次に増幅器28により
2を乗じられて次のコンバータステージ10へ入力され
る。本実施例におけるローカル符号は2ビット値であ
る。デジタル修正ブロック16はこれらのローカル符号
の重みづけされた和をとって下記の出力を発生するよう
に作動することができ、
【数1】 DOUT =VDAC 1 +VDAC 2 /A1 +VDAC 3 /A1 A2 +... ここに、A1 ,A2 は連続ステージの利得であり、V
DAC は再構成DACの出力である。2ビットローカル符
号により、デジタル修正ブロック16は隣接ステージの
ローカル符号の隣接ビットを合計して2進出力を与え、
最終ステージのCSBビットは出力のLSBであり、出
力のMSBは最初のステージのMSBと総和により発生
する桁上げビットとの和である。
DAC は再構成DACの出力である。2ビットローカル符
号により、デジタル修正ブロック16は隣接ステージの
ローカル符号の隣接ビットを合計して2進出力を与え、
最終ステージのCSBビットは出力のLSBであり、出
力のMSBは最初のステージのMSBと総和により発生
する桁上げビットとの和である。
【0011】次に、図3を参照して、フラッシュADC
24のブロック図を示す。フラッシュADC24は2個
の比較器32,34を含み、比較器32は基準電圧ノー
ド36に接続された負入力および入力ノード20に接続
された正入力を有している。比較器34は基準電圧ノー
ド38に接続された負入力および入力電圧ノード20に
接続された正入力を有している。ノード36,38上の
基準電圧は、正の電圧レール42と基準ノード36間に
接続された抵抗体40、基準電圧ノード36および38
間に接続された抵抗体44、および基準電圧ノード38
と大地間に接続された抵抗体46を含む分圧器から引き
出される。比較器32はノード48上にビットゼロデジ
タル値を出力し、比較器34はノード50上にビットゼ
ロ値を出力し、両ノード48,50はバス14上の2ビ
ット出力を含んでいる。これらは3つの出力状態、AD
D出力、SUB出力およびNOOP出力を与えるデコー
ド論理ブロック52へ入力される。M個の比較器に対し
て、M+1個の符号が考えられ、本実施例ではそれは3
である。ローカル符号、すなわちバス14上の値に応じ
て、考えられるM+1個の電圧の中の一つ、VDAC が入
力信号から減じられる。この例では、Mの値は2であ
る。
24のブロック図を示す。フラッシュADC24は2個
の比較器32,34を含み、比較器32は基準電圧ノー
ド36に接続された負入力および入力ノード20に接続
された正入力を有している。比較器34は基準電圧ノー
ド38に接続された負入力および入力電圧ノード20に
接続された正入力を有している。ノード36,38上の
基準電圧は、正の電圧レール42と基準ノード36間に
接続された抵抗体40、基準電圧ノード36および38
間に接続された抵抗体44、および基準電圧ノード38
と大地間に接続された抵抗体46を含む分圧器から引き
出される。比較器32はノード48上にビットゼロデジ
タル値を出力し、比較器34はノード50上にビットゼ
ロ値を出力し、両ノード48,50はバス14上の2ビ
ット出力を含んでいる。これらは3つの出力状態、AD
D出力、SUB出力およびNOOP出力を与えるデコー
ド論理ブロック52へ入力される。M個の比較器に対し
て、M+1個の符号が考えられ、本実施例ではそれは3
である。ローカル符号、すなわちバス14上の値に応じ
て、考えられるM+1個の電圧の中の一つ、VDAC が入
力信号から減じられる。この例では、Mの値は2であ
る。
【0012】次に、差信号(Vin−VDAC )はインター
ステージ増幅器28により増幅され、インターステージ
増幅器28はサンプル/ホールド(S/H)増幅器であ
る。この増幅器は利得Aを有し、次のステージの入力範
囲とコンパチブルなレベルへ差信号を回復する。好まし
い実施例では、この利得は2である。こうして得られる
信号は剰余Vres と呼ばれる。S/H作用によりいくつ
かのステージを図1に示すようにパイプラインとして縦
続接続することができる。さらにステージを縦続接続す
れば高い分解能が得られる。
ステージ増幅器28により増幅され、インターステージ
増幅器28はサンプル/ホールド(S/H)増幅器であ
る。この増幅器は利得Aを有し、次のステージの入力範
囲とコンパチブルなレベルへ差信号を回復する。好まし
い実施例では、この利得は2である。こうして得られる
信号は剰余Vres と呼ばれる。S/H作用によりいくつ
かのステージを図1に示すようにパイプラインとして縦
続接続することができる。さらにステージを縦続接続す
れば高い分解能が得られる。
【0013】次に、図4を参照して、インターステージ
増幅器28の回路図を示す。インターステージ増幅器2
8の中央には差動増幅器60があり、後述するように、
それにはいかなる共通モード帰還回路も関連していな
い。増幅器60は正負入力および正負出力を有する反転
増幅器であり、正入力はノード62に接続され負入力は
ノード64に接続されている。入力キャパシタ68が正
側でノード62およびノード68間に接続されている。
同様に、キャパシタ66に等しいキャパシタ70がノー
ド64とノード72との間に接続されている。スイッチ
74がノード68および72間に接続されている。ブロ
ックとして例示されてはいるが、スイッチ74は典型的
にはPチャネルトランジスタおよびNチャネルトランジ
スタを含むMOSゲートであり、そのソース/ドレイン
パスはPチャネルトランジスタを駆動するものとは反対
極性のNチャネルトランジスタを駆動する信号に並列接
続されている。これは従来の構成であり、したがって、
後述するスイッチは全てボックスで表されるが、それら
はこのようなゲートされた構造もしくは任意の同等構造
を含むことをお判り願いたい。
増幅器28の回路図を示す。インターステージ増幅器2
8の中央には差動増幅器60があり、後述するように、
それにはいかなる共通モード帰還回路も関連していな
い。増幅器60は正負入力および正負出力を有する反転
増幅器であり、正入力はノード62に接続され負入力は
ノード64に接続されている。入力キャパシタ68が正
側でノード62およびノード68間に接続されている。
同様に、キャパシタ66に等しいキャパシタ70がノー
ド64とノード72との間に接続されている。スイッチ
74がノード68および72間に接続されている。ブロ
ックとして例示されてはいるが、スイッチ74は典型的
にはPチャネルトランジスタおよびNチャネルトランジ
スタを含むMOSゲートであり、そのソース/ドレイン
パスはPチャネルトランジスタを駆動するものとは反対
極性のNチャネルトランジスタを駆動する信号に並列接
続されている。これは従来の構成であり、したがって、
後述するスイッチは全てボックスで表されるが、それら
はこのようなゲートされた構造もしくは任意の同等構造
を含むことをお判り願いたい。
【0014】ノード68はスイッチ78を介して正信号
入力ノード76に接続され負信号入力ノード80はスイ
ッチ82を介してノード72に接続されている。スイッ
チ74,78,82は“クロックされる”スイッチであ
る、すなわち、断続的にオンもしくはオフとされること
はない。さらに、それらはクロック信号φ1もしくはφ
2によりクロックされる。スイッチ74はクロック信号
φ2によりクロックされ、スイッチ78,82はφ1に
よりクロックされる。
入力ノード76に接続され負信号入力ノード80はスイ
ッチ82を介してノード72に接続されている。スイッ
チ74,78,82は“クロックされる”スイッチであ
る、すなわち、断続的にオンもしくはオフとされること
はない。さらに、それらはクロック信号φ1もしくはφ
2によりクロックされる。スイッチ74はクロック信号
φ2によりクロックされ、スイッチ78,82はφ1に
よりクロックされる。
【0015】増幅器60は正側および負側を有する帰還
構造を有している。正側において、帰還キャパシタ86
が正ノード62とノード88間に接続されている。ノー
ド88は、φ2によりクロックされる、スイッチ92を
介してノード90上の増幅器60の負出力に接続されて
いる。ノード88はφ1によりクロックされるスイッチ
94を介して電圧Vcmout にも接続されている。電圧V
cmout はバイアス電圧であり、好ましい実施例では、V
DD/2に設定される。ノード62はφ1によりクロック
されるスイッチ96を介して共通モード入力電圧Vcmin
に接続されている。
構造を有している。正側において、帰還キャパシタ86
が正ノード62とノード88間に接続されている。ノー
ド88は、φ2によりクロックされる、スイッチ92を
介してノード90上の増幅器60の負出力に接続されて
いる。ノード88はφ1によりクロックされるスイッチ
94を介して電圧Vcmout にも接続されている。電圧V
cmout はバイアス電圧であり、好ましい実施例では、V
DD/2に設定される。ノード62はφ1によりクロック
されるスイッチ96を介して共通モード入力電圧Vcmin
に接続されている。
【0016】同様に、帰還キャパシタ100が増幅器6
0の負側に接続され、負入力ノード64とノード102
間に接続されている。ノード102は、φ2によりクロ
ックされるスイッチ106を介して、ノード104上の
増幅器60の正出力に接続されている。ノード102は
φ1によりクロックされるスイッチ108を介して、共
通モード出力電圧Vcmout に接続されている。ノード6
4はφ1によりクロックされるスイッチ110を介し
て、入力共通モード電圧Vcminに接続されている。
0の負側に接続され、負入力ノード64とノード102
間に接続されている。ノード102は、φ2によりクロ
ックされるスイッチ106を介して、ノード104上の
増幅器60の正出力に接続されている。ノード102は
φ1によりクロックされるスイッチ108を介して、共
通モード出力電圧Vcmout に接続されている。ノード6
4はφ1によりクロックされるスイッチ110を介し
て、入力共通モード電圧Vcminに接続されている。
【0017】次に、図5を参照して、クロック信号φ1
およびφ2のクロック図を示す。それらは重畳しておら
ず、φ1はクロック信号φ2に関連するパルスに重畳し
ないパルスに関連していることがお判りであろう。これ
らのクロック信号は図4に関して前記したスイッチを駆
動するのに利用される。
およびφ2のクロック図を示す。それらは重畳しておら
ず、φ1はクロック信号φ2に関連するパルスに重畳し
ないパルスに関連していることがお判りであろう。これ
らのクロック信号は図4に関して前記したスイッチを駆
動するのに利用される。
【0018】インターステージ増幅器28の動作におい
て、第1のステージはバイアス電圧を設定しなければな
らない。φ1クロックがハイとなると、入力ノード6
2,64が共通モード入力電圧Vcminに接続され、それ
により入力ノード62,64は実質的に同じとなること
が保証され、適切な動作バイアスレベルにおいて“バー
チュアルグランド”が生じる。同時に、各キャパシタ6
6,70の他方のプレートが各スイッチ78,82を介
して各差動入力ノード76,80に接続される。同時
に、各キャパシタ86,100の他方のプレートが、そ
れぞれ、スイッチ94,108を介して共通モード出力
電圧Vcmout に接続される。もちろん、この時、負の出
力ノード90および正の出力ノード104はそれぞれノ
ード88,102から切り離され、したがって、これら
の出力の状態は本質的には判らない。しかしながら、後
述するように、それはφ1クロックフェーズ中は重要で
はない。
て、第1のステージはバイアス電圧を設定しなければな
らない。φ1クロックがハイとなると、入力ノード6
2,64が共通モード入力電圧Vcminに接続され、それ
により入力ノード62,64は実質的に同じとなること
が保証され、適切な動作バイアスレベルにおいて“バー
チュアルグランド”が生じる。同時に、各キャパシタ6
6,70の他方のプレートが各スイッチ78,82を介
して各差動入力ノード76,80に接続される。同時
に、各キャパシタ86,100の他方のプレートが、そ
れぞれ、スイッチ94,108を介して共通モード出力
電圧Vcmout に接続される。もちろん、この時、負の出
力ノード90および正の出力ノード104はそれぞれノ
ード88,102から切り離され、したがって、これら
の出力の状態は本質的には判らない。しかしながら、後
述するように、それはφ1クロックフェーズ中は重要で
はない。
【0019】実際上、入力62,64を共通モード入力
電圧としノード88,102を共通モード出力電圧とす
ることにより、後の動作においてこの共通モード出力電
圧は出力ノード90,104上の有効なバイアス電圧と
される。これはφ2クロックサイクルで遂行される。こ
の時、ノード88,102はそれぞれスイッチ92,1
06を介してノード90,104に接続される。それに
より、増幅器60の出力は有効に中間範囲電圧
Vcmout 、すなわち、VDD/2とされる。同時に、スイ
ッチ74が閉じられスイッチ78,82が開かれる。そ
れにより、キャパシタ66,70の電圧がノード62,
64へ転送される。しかしながら、スイッチ74には入
力ノード76,80上の任意の共通モード電圧を除去し
て、差動電圧だけがノード62,64へ転送されるよう
にする利点が付加されている。そのため、差は増幅器6
0の利得により増幅されて差動出力ノード90,104
へ出力される。
電圧としノード88,102を共通モード出力電圧とす
ることにより、後の動作においてこの共通モード出力電
圧は出力ノード90,104上の有効なバイアス電圧と
される。これはφ2クロックサイクルで遂行される。こ
の時、ノード88,102はそれぞれスイッチ92,1
06を介してノード90,104に接続される。それに
より、増幅器60の出力は有効に中間範囲電圧
Vcmout 、すなわち、VDD/2とされる。同時に、スイ
ッチ74が閉じられスイッチ78,82が開かれる。そ
れにより、キャパシタ66,70の電圧がノード62,
64へ転送される。しかしながら、スイッチ74には入
力ノード76,80上の任意の共通モード電圧を除去し
て、差動電圧だけがノード62,64へ転送されるよう
にする利点が付加されている。そのため、差は増幅器6
0の利得により増幅されて差動出力ノード90,104
へ出力される。
【0020】図2の総和接合点22に関して前記した総
和動作および再構成DAC26の動作は正入力ノード6
2および負入力ノード64に接続された構造により容易
にされる。正入力ノード62にはDACキャパシタ12
0の一方側が接続され、その他方側はノード122に接
続されている。DACキャパシタ120はキャパシタ6
6から分離され、DAC出力の総和動作はノード62で
実施されることをお判り願いたい。総和動作はノード1
22を直接ノード68へ入力しかつキャパシタ66を利
用して達成されたが、スイッチ74の動作による共通モ
ード拒絶を無にしてしまうことがある。入力キャパシタ
66とは独立したDACキャパシタ102を利用するこ
とにより、入力信号の共通モード拒絶を維持することが
できる。
和動作および再構成DAC26の動作は正入力ノード6
2および負入力ノード64に接続された構造により容易
にされる。正入力ノード62にはDACキャパシタ12
0の一方側が接続され、その他方側はノード122に接
続されている。DACキャパシタ120はキャパシタ6
6から分離され、DAC出力の総和動作はノード62で
実施されることをお判り願いたい。総和動作はノード1
22を直接ノード68へ入力しかつキャパシタ66を利
用して達成されたが、スイッチ74の動作による共通モ
ード拒絶を無にしてしまうことがある。入力キャパシタ
66とは独立したDACキャパシタ102を利用するこ
とにより、入力信号の共通モード拒絶を維持することが
できる。
【0021】複数のスイッチがノード12とさまざまな
基準電圧間に接続されている。第1のスイッチ124は
ノード122とノード126間に接続され、ノード12
6は中間レベル電圧Vmid に接続されている。スイッチ
124はφ1によりクロックされる。第2のスイッチ1
28はノード122とノード126間に接続され、スイ
ッチ128はデコード論理ブロック52から出力される
NOOP信号により制御される。第3のスイッチ130
はノード122と正の基準電圧Vref-間に接続され、ス
イッチ130はデコード論理ブロック52から出力され
るADD信号により制御される。第4のスイッチ132
はノード122と負の基準電圧Vref+間に接続され、ス
イッチ132はデコード論理ブロック52から出力され
るSUB信号により制御される。中間レベル電圧Vmid
は正および負の基準電圧の中間である。
基準電圧間に接続されている。第1のスイッチ124は
ノード122とノード126間に接続され、ノード12
6は中間レベル電圧Vmid に接続されている。スイッチ
124はφ1によりクロックされる。第2のスイッチ1
28はノード122とノード126間に接続され、スイ
ッチ128はデコード論理ブロック52から出力される
NOOP信号により制御される。第3のスイッチ130
はノード122と正の基準電圧Vref-間に接続され、ス
イッチ130はデコード論理ブロック52から出力され
るADD信号により制御される。第4のスイッチ132
はノード122と負の基準電圧Vref+間に接続され、ス
イッチ132はデコード論理ブロック52から出力され
るSUB信号により制御される。中間レベル電圧Vmid
は正および負の基準電圧の中間である。
【0022】増幅器60の正側について説明したのと同
様に、負入力ノード64はDACキャパシタ134の一
方側に接続され、その他方側はノード136に接続され
ている。ノード136はさまざまな電圧Vmid ,
Vref+,およびVref-に接続される。第1のスイッチ1
38はノード138とノード140間に接続され、ノー
ド140は中間レベル電圧Vmid に接続されている。ス
イッチ138はφ1によりクロックされる。第2のスイ
ッチ142はノード136とノード140間に接続さ
れ、デコード論理ブロック52からのNOOP信号によ
り制御される。第3のスイッチ144はノード136と
負の基準電圧Vref+間に接続され、デコード論理ブロッ
ク52のADD出力により制御される。第4のスイッチ
146はノード136と正の基準電圧Vref-間に接続さ
れ、デコード論理ブロック52のSUB出力により制御
される。
様に、負入力ノード64はDACキャパシタ134の一
方側に接続され、その他方側はノード136に接続され
ている。ノード136はさまざまな電圧Vmid ,
Vref+,およびVref-に接続される。第1のスイッチ1
38はノード138とノード140間に接続され、ノー
ド140は中間レベル電圧Vmid に接続されている。ス
イッチ138はφ1によりクロックされる。第2のスイ
ッチ142はノード136とノード140間に接続さ
れ、デコード論理ブロック52からのNOOP信号によ
り制御される。第3のスイッチ144はノード136と
負の基準電圧Vref+間に接続され、デコード論理ブロッ
ク52のADD出力により制御される。第4のスイッチ
146はノード136と正の基準電圧Vref-間に接続さ
れ、デコード論理ブロック52のSUB出力により制御
される。
【0023】DAC部の動作において、キャパシタ12
およびキャパシタ134は各ノード122,136上の
そのプレートを各スイッチ124,138により中間レ
ベル電圧Vmid に接続させる。それはノード62,64
が共通モード入力電圧Vcminに接続される時間中生じ
る。次のクロックサイクルにおいて、デコードブロック
52は3つの電圧Vmid ,Vref-およびVref+の中の1
つをキャパシタ120,134の各プレートへ設定する
ように作動する。DACは3つの動作を実行するように
制御される。最初の動作、付加動作、ではDACにより
Vref-電圧がキャパシタ120の一方のプレートに接続
され、Vref+はキャパシタ134の一方のプレートに接
続される。それにより、差動電圧は有効に加算される。
減算動作では、電圧Vref+がキャパシタ120の一方の
プレートに加えられ、Vref-がキャパシタ134の一方
のプレートに加えられる。
およびキャパシタ134は各ノード122,136上の
そのプレートを各スイッチ124,138により中間レ
ベル電圧Vmid に接続させる。それはノード62,64
が共通モード入力電圧Vcminに接続される時間中生じ
る。次のクロックサイクルにおいて、デコードブロック
52は3つの電圧Vmid ,Vref-およびVref+の中の1
つをキャパシタ120,134の各プレートへ設定する
ように作動する。DACは3つの動作を実行するように
制御される。最初の動作、付加動作、ではDACにより
Vref-電圧がキャパシタ120の一方のプレートに接続
され、Vref+はキャパシタ134の一方のプレートに接
続される。それにより、差動電圧は有効に加算される。
減算動作では、電圧Vref+がキャパシタ120の一方の
プレートに加えられ、Vref-がキャパシタ134の一方
のプレートに加えられる。
【0024】図6に関して、増幅器60からの電圧出力
を入力電圧の関数として示すことができる。入力電圧の
値が増加するがまだ図2のフラッシュADCのノード3
8の第1の基準電圧よりもまだ低い時に、出力電圧は曲
線150で示すように立ち上がる。第1のしきい値にお
いて、DAC値は遷移152に示すように変化し、オフ
セットが示される。遷移156で示すように、図2のフ
ラッシュADC24のノード36の第2のしきい値に達
するまで、電圧は曲線154で示すように再び立ち上が
る。その後、線158で示すように電圧は立ち上がり続
ける。これは、やはり、従来の動作である。
を入力電圧の関数として示すことができる。入力電圧の
値が増加するがまだ図2のフラッシュADCのノード3
8の第1の基準電圧よりもまだ低い時に、出力電圧は曲
線150で示すように立ち上がる。第1のしきい値にお
いて、DAC値は遷移152に示すように変化し、オフ
セットが示される。遷移156で示すように、図2のフ
ラッシュADC24のノード36の第2のしきい値に達
するまで、電圧は曲線154で示すように再び立ち上が
る。その後、線158で示すように電圧は立ち上がり続
ける。これは、やはり、従来の動作である。
【0025】次に、図7を参照して、増幅器60の一実
施例の模式図を示す。一対の差動入力Nチャネルトラン
ジスタ160,162が設けられ、そのソースは共通ソ
ースノード164に接続され、トランジスタ160のゲ
ートは正入力ノード62に接続されトランジスタ162
のゲートは負入力ノード64に接続されている。ノード
164はNチャネルトランジスタ166のドレインに接
続され、そのソースは設置されそのゲートはノード16
8に接続されている。同様に、第2のNチャネルトラン
ジスタ170がトランジスタ166に並列に接続され、
そのソース/ドレインパスはノード164と大地間に接
続されそのゲートはノード168に接続されている。ト
ランジスタ160のドレインはNチャネルカスコードト
ランジスタ172のソースに接続され、そのゲートはノ
ード174に接続されそのドレインは負の出力端子90
に接続されている。同様に、トランジスタ162のドレ
インはNチャネルカスコードトランジスタ176のソー
スに接続され、そのゲートはノード174に接続されそ
のドレインは正の出力端子に接続されている。
施例の模式図を示す。一対の差動入力Nチャネルトラン
ジスタ160,162が設けられ、そのソースは共通ソ
ースノード164に接続され、トランジスタ160のゲ
ートは正入力ノード62に接続されトランジスタ162
のゲートは負入力ノード64に接続されている。ノード
164はNチャネルトランジスタ166のドレインに接
続され、そのソースは設置されそのゲートはノード16
8に接続されている。同様に、第2のNチャネルトラン
ジスタ170がトランジスタ166に並列に接続され、
そのソース/ドレインパスはノード164と大地間に接
続されそのゲートはノード168に接続されている。ト
ランジスタ160のドレインはNチャネルカスコードト
ランジスタ172のソースに接続され、そのゲートはノ
ード174に接続されそのドレインは負の出力端子90
に接続されている。同様に、トランジスタ162のドレ
インはNチャネルカスコードトランジスタ176のソー
スに接続され、そのゲートはノード174に接続されそ
のドレインは正の出力端子に接続されている。
【0026】端子90の負出力にはPチャネルロードト
ランジスタ180が関連しており、そのソース/ドレイ
ンパスはPチャネルカスコードトランジスタ182のソ
ース/ドレインパスに直列接続され、トランジスタのソ
ース/ドレインパスの他方側は正のレールに接続され、
カスコードトランジスタ182のソース/ドレインパス
の他方側は負の出力端子90に接続されている。トラン
ジスタ180のゲートはノード184に接続され、トラ
ンジスタ180のゲートはノード184に接続され、カ
スコードトランジスタ182のゲートはノード186に
接続されている。同様に、正の出力端子104にはPチ
ャネルロードトランジスタ190が関連しており、その
ソース/ドレインパスは正のレールとPチャネルカスコ
ードトランジスタ192のソース/ドレインパスに直列
接続されたその他方側との間に接続され、カスコードト
ランジスタ192のソース/ドレインパスの他方側は正
の出力端子104に接続されている。トランジスタ19
0のゲートはノード194に接続され、トランジスタ1
92のゲートはノード186に接続されている。
ランジスタ180が関連しており、そのソース/ドレイ
ンパスはPチャネルカスコードトランジスタ182のソ
ース/ドレインパスに直列接続され、トランジスタのソ
ース/ドレインパスの他方側は正のレールに接続され、
カスコードトランジスタ182のソース/ドレインパス
の他方側は負の出力端子90に接続されている。トラン
ジスタ180のゲートはノード184に接続され、トラ
ンジスタ180のゲートはノード184に接続され、カ
スコードトランジスタ182のゲートはノード186に
接続されている。同様に、正の出力端子104にはPチ
ャネルロードトランジスタ190が関連しており、その
ソース/ドレインパスは正のレールとPチャネルカスコ
ードトランジスタ192のソース/ドレインパスに直列
接続されたその他方側との間に接続され、カスコードト
ランジスタ192のソース/ドレインパスの他方側は正
の出力端子104に接続されている。トランジスタ19
0のゲートはノード194に接続され、トランジスタ1
92のゲートはノード186に接続されている。
【0027】バイアス回路に関連する第1の脚はソース
が大地に接続されているNチャネルトランジスタ196
を含み、そのゲートはノード168に接続され、そのド
レインはノード186に接続されている。Pチャネルト
ランジスタ198のソース/ドレインパスはPチャネル
トランジスタ200のソース/ドレインパスに直列接続
され、両トランジスタ198,200のゲートはノード
186に接続され、トランジスタ200のソース/ドレ
インパスの他方側は電源端子に接続されている。バイア
ス網内の第2の脚はソースが大地に接続されているNチ
ャネルトランジスタ202を含み、そのゲートはノード
168に接続され、そのドレインはノード164に接続
されている。Nチャネルトランジスタ204のソースは
ノード164に接続され、そのゲートおよびドレインは
ノード174に接続されている。Pチャネルトランジス
タ206のソース/ドレインパスはノード174とPチ
ャネルトランジスタ208のソース/ドレインパスに直
列接続されたその他方側との間に接続され、トランジス
タ206のゲートはノード186に接続されている。ト
ランジスタ208のソース/ドレインパスの他方側は電
源端子に接続されそのゲートはノード184に接続され
ている。第3のバイアス脚にはNチャネルトランジスタ
210が設けられ、そのソースは大地に接続されそのゲ
ートおよびドレインはノード168に接続されている。
ノード168はPチャネルトランジスタ21のソース/
ドレインパスの一方側にも接続され、その他方側はPチ
ャネルトランジスタ214のソース/ドレインパスに直
列接続されている。トランジスタ21のゲートはノード
216に接続されている。トランジスタ214のソース
/ドレインパスの他方側は電源端子に接続され、そのゲ
ートはノード184に接続されている。ノード216は
ダイオード構成Pチャネルトランジスタ218のゲート
に接続され、そのソース/ドレインパスはノード216
およびノード184間に接続されている。第2のダイオ
ード構成Pチャネルトランジスタ220がノード184
と正のレール間に接続されている。ノード216はトラ
ンジスタ220,218を通る電流を設定する外部電流
源(図示せず)に接続されている。この電流はトランジ
スタ210,212および214を含む脚上へ反映され
る。さらに、これによりノード184上のバイアスが設
定され、トランジスタ210によりノード168上のバ
イアスが設定される。
が大地に接続されているNチャネルトランジスタ196
を含み、そのゲートはノード168に接続され、そのド
レインはノード186に接続されている。Pチャネルト
ランジスタ198のソース/ドレインパスはPチャネル
トランジスタ200のソース/ドレインパスに直列接続
され、両トランジスタ198,200のゲートはノード
186に接続され、トランジスタ200のソース/ドレ
インパスの他方側は電源端子に接続されている。バイア
ス網内の第2の脚はソースが大地に接続されているNチ
ャネルトランジスタ202を含み、そのゲートはノード
168に接続され、そのドレインはノード164に接続
されている。Nチャネルトランジスタ204のソースは
ノード164に接続され、そのゲートおよびドレインは
ノード174に接続されている。Pチャネルトランジス
タ206のソース/ドレインパスはノード174とPチ
ャネルトランジスタ208のソース/ドレインパスに直
列接続されたその他方側との間に接続され、トランジス
タ206のゲートはノード186に接続されている。ト
ランジスタ208のソース/ドレインパスの他方側は電
源端子に接続されそのゲートはノード184に接続され
ている。第3のバイアス脚にはNチャネルトランジスタ
210が設けられ、そのソースは大地に接続されそのゲ
ートおよびドレインはノード168に接続されている。
ノード168はPチャネルトランジスタ21のソース/
ドレインパスの一方側にも接続され、その他方側はPチ
ャネルトランジスタ214のソース/ドレインパスに直
列接続されている。トランジスタ21のゲートはノード
216に接続されている。トランジスタ214のソース
/ドレインパスの他方側は電源端子に接続され、そのゲ
ートはノード184に接続されている。ノード216は
ダイオード構成Pチャネルトランジスタ218のゲート
に接続され、そのソース/ドレインパスはノード216
およびノード184間に接続されている。第2のダイオ
ード構成Pチャネルトランジスタ220がノード184
と正のレール間に接続されている。ノード216はトラ
ンジスタ220,218を通る電流を設定する外部電流
源(図示せず)に接続されている。この電流はトランジ
スタ210,212および214を含む脚上へ反映され
る。さらに、これによりノード184上のバイアスが設
定され、トランジスタ210によりノード168上のバ
イアスが設定される。
【0028】共通モード帰還が無ければ、図7の増幅器
60それ自体には出力端子90,104を中間点に設定
する方法は何も無いことがお判りであろう。それは最初
に入力端子62,64を所定の共通モード入力電圧V
cminに設定することにより容易とされる。それにより入
力トランジスタのバイアス点が有効に設定される。帰還
キャパシタ86,100が接続されていないため、初期
設定において出力端子90,104が任意特定の電圧で
あることは重要ではない。そのため、利得は非常に高
い。キャパシタ86,100が接続されると、その比率
は利得が2となるように設定される。もちろん、前記し
たように、キャパシタ86,100はその一方のプレー
ト上にVDD/2の電圧が加えられる。これらのキャパシ
タ86,100が接続されると、増幅器60の利得が設
定されノード90,104の電圧はV DD/2とされる
(入力端子間の差はゼロであるものとする)。もちろ
ん、増幅器内に差動電圧すなわちオフセットがある場合
には、この電圧により出力端子90,104もその間に
高い差動電圧を有するようになる。大概の場合、差動電
圧は小さいためそれは問題にはならない。それはADC
が感応しないオフセットと考えられる。
60それ自体には出力端子90,104を中間点に設定
する方法は何も無いことがお判りであろう。それは最初
に入力端子62,64を所定の共通モード入力電圧V
cminに設定することにより容易とされる。それにより入
力トランジスタのバイアス点が有効に設定される。帰還
キャパシタ86,100が接続されていないため、初期
設定において出力端子90,104が任意特定の電圧で
あることは重要ではない。そのため、利得は非常に高
い。キャパシタ86,100が接続されると、その比率
は利得が2となるように設定される。もちろん、前記し
たように、キャパシタ86,100はその一方のプレー
ト上にVDD/2の電圧が加えられる。これらのキャパシ
タ86,100が接続されると、増幅器60の利得が設
定されノード90,104の電圧はV DD/2とされる
(入力端子間の差はゼロであるものとする)。もちろ
ん、増幅器内に差動電圧すなわちオフセットがある場合
には、この電圧により出力端子90,104もその間に
高い差動電圧を有するようになる。大概の場合、差動電
圧は小さいためそれは問題にはならない。それはADC
が感応しないオフセットと考えられる。
【0029】次に、図8を参照して、共通モード帰還お
よび差動入力対を利用しない本発明の好ましい実施例を
示す。図8の増幅器60には正脚および負脚が設けられ
ている。正脚はNチャネルトランジスタ230を有し、
そのソースは大地に接続され、そのゲートは入力端子に
接続され、そのドレインはカスコードNチャネルトラン
ジスタ232のソースに接続されている。トランジスタ
23のゲートはノード234に接続され、そのドレイン
は出力端子90に接続されている。負の出力端子90は
カスコードPチャネルトランジスタ236のソース/ド
レインパスの一方側にも接続され、それはPチャネルト
ランジスタ238のソース/ドレインパスに直列接続さ
れ、その他方側は正の電源端子に接続されている。トラ
ンジスタ236のゲートはノード240に接続され、ト
ランジスタ238のゲートはノード242に接続されて
いる。負の脚はNチャネルトランジスタ246を有し、
そのソースは大地に接続され、そのゲートはNチャネル
カスコードトランジスタ248のソースに接続されてい
る。トランジスタ246のゲートは負の入力端子64に
接続され、トランジスタ248のゲートはノード234
に接続され、トランジスタ248のドレインは負出力端
子104に接続されている。負出力端子104はPチャ
ネルカスコードトランジスタ252のソース/ドレイン
パスの一方側にも接続され、その他方側はPチャネルロ
ードトランジスタ254のソース/ドレインパスに直列
接続されている。トランジスタ254のソース/ドレイ
ンパスの他方側は正の電源端子に接続され、そのゲート
はノード242に接続されている。トランジスタ252
のゲートはノード240に接続されている。
よび差動入力対を利用しない本発明の好ましい実施例を
示す。図8の増幅器60には正脚および負脚が設けられ
ている。正脚はNチャネルトランジスタ230を有し、
そのソースは大地に接続され、そのゲートは入力端子に
接続され、そのドレインはカスコードNチャネルトラン
ジスタ232のソースに接続されている。トランジスタ
23のゲートはノード234に接続され、そのドレイン
は出力端子90に接続されている。負の出力端子90は
カスコードPチャネルトランジスタ236のソース/ド
レインパスの一方側にも接続され、それはPチャネルト
ランジスタ238のソース/ドレインパスに直列接続さ
れ、その他方側は正の電源端子に接続されている。トラ
ンジスタ236のゲートはノード240に接続され、ト
ランジスタ238のゲートはノード242に接続されて
いる。負の脚はNチャネルトランジスタ246を有し、
そのソースは大地に接続され、そのゲートはNチャネル
カスコードトランジスタ248のソースに接続されてい
る。トランジスタ246のゲートは負の入力端子64に
接続され、トランジスタ248のゲートはノード234
に接続され、トランジスタ248のドレインは負出力端
子104に接続されている。負出力端子104はPチャ
ネルカスコードトランジスタ252のソース/ドレイン
パスの一方側にも接続され、その他方側はPチャネルロ
ードトランジスタ254のソース/ドレインパスに直列
接続されている。トランジスタ254のソース/ドレイ
ンパスの他方側は正の電源端子に接続され、そのゲート
はノード242に接続されている。トランジスタ252
のゲートはノード240に接続されている。
【0030】ダイオード接続Pチャネルトランジスタ2
62の一方側に接続されている電流源入力端子260を
介して正および負の脚へバイアスが与えられ、そのソー
ス/ドレインパスの他方側は正の端子に接続され、入力
端子260はノード242にも接続されている。トラン
ジスタ262を通る電流は、ゲートがノード242に接
続されソース/ドレインパスが正の電源端子とノード2
66間に接続されているPチャネルトランジスタ264
を含む第1のバイアス脚へ反映される。ノード266は
ダイオード接続Nチャネルトランジスタ268のドレイ
ンおよびゲートに接続され、そのソースは大地に接続さ
れている。したがって、トランジスタ262を通る電流
はトランジスタ264,268を介して反映される。前
記したように、トランジスタ264のゲートに接続され
ているノード242はトランジスタ238,254のゲ
ートにも接続されてそのバイアスを与える。したがっ
て、ノード242は、カスコードNチャネルトランジス
タ232,248に関連する別のバイアス脚内に配置さ
れたPチャネルトランジスタ270のゲートに接続され
る。Pチャネルトランジスタ270のソース/ドレイン
パスは電源ノードとノード234間に接続されている。
ノード234はダイオード接続Nチャネルトランジスタ
272の一方側に接続され、そのゲートおよびドレイン
は一緒に接続され、そのソースはNチャネルトランジス
タ274のドレインに接続され、トランジスタ274の
ゲートはノード234に接続され、そのソースは大地に
接続されている。それにより、カスコードトランジスタ
232,248のバイアス電圧が有効に供給される。同
様に、Pチャネルカスコードトランジスタ236,25
2は、ゲートがノード266に接続され、ソースが大地
に接続され、ドレインがノード240に接続されてい
る、Nチャネルトランジスタ276により構成されたバ
イアス脚を介してバイアスされる。2個の直列接続Pチ
ャネルトランジスタ278,280のソース/ドレイン
パスは一緒に接続され、そのゲートはノード240に接
続され、トランジスタ278はダイオード構成トランジ
スタである。トランジスタ278,280のソース/ド
レインパスの他方側は電源端子に接続されている。
62の一方側に接続されている電流源入力端子260を
介して正および負の脚へバイアスが与えられ、そのソー
ス/ドレインパスの他方側は正の端子に接続され、入力
端子260はノード242にも接続されている。トラン
ジスタ262を通る電流は、ゲートがノード242に接
続されソース/ドレインパスが正の電源端子とノード2
66間に接続されているPチャネルトランジスタ264
を含む第1のバイアス脚へ反映される。ノード266は
ダイオード接続Nチャネルトランジスタ268のドレイ
ンおよびゲートに接続され、そのソースは大地に接続さ
れている。したがって、トランジスタ262を通る電流
はトランジスタ264,268を介して反映される。前
記したように、トランジスタ264のゲートに接続され
ているノード242はトランジスタ238,254のゲ
ートにも接続されてそのバイアスを与える。したがっ
て、ノード242は、カスコードNチャネルトランジス
タ232,248に関連する別のバイアス脚内に配置さ
れたPチャネルトランジスタ270のゲートに接続され
る。Pチャネルトランジスタ270のソース/ドレイン
パスは電源ノードとノード234間に接続されている。
ノード234はダイオード接続Nチャネルトランジスタ
272の一方側に接続され、そのゲートおよびドレイン
は一緒に接続され、そのソースはNチャネルトランジス
タ274のドレインに接続され、トランジスタ274の
ゲートはノード234に接続され、そのソースは大地に
接続されている。それにより、カスコードトランジスタ
232,248のバイアス電圧が有効に供給される。同
様に、Pチャネルカスコードトランジスタ236,25
2は、ゲートがノード266に接続され、ソースが大地
に接続され、ドレインがノード240に接続されてい
る、Nチャネルトランジスタ276により構成されたバ
イアス脚を介してバイアスされる。2個の直列接続Pチ
ャネルトランジスタ278,280のソース/ドレイン
パスは一緒に接続され、そのゲートはノード240に接
続され、トランジスタ278はダイオード構成トランジ
スタである。トランジスタ278,280のソース/ド
レインパスの他方側は電源端子に接続されている。
【0031】好ましい実施例における共通モード電圧は
ノード266上で得られる。この電圧は出力ノード9
0,104を中間電源電圧に維持するノード61,64
上の入力電圧である。入力トランジスタ230,246
のソースは大地に接続されているため、トランジスタ2
68のゲート電圧はトランジスタ230,246のゲー
ト電圧を含み、トランジスタ230,246を通る電流
はトランジスタ268を通る電流と同様とされ、トラン
ジスタ268を通る電流は一部トランジスタ262を通
る電流およびトランジスタ262とトランジスタ264
の比率により規定されることをお判り願いたい。好まし
い実施例では、トランジスタ262は幅が50で長さが
1.5であり、トランジスタ264は幅が100で長さ
が1.5であり、トランジスタは大型トランジスタであ
る。
ノード266上で得られる。この電圧は出力ノード9
0,104を中間電源電圧に維持するノード61,64
上の入力電圧である。入力トランジスタ230,246
のソースは大地に接続されているため、トランジスタ2
68のゲート電圧はトランジスタ230,246のゲー
ト電圧を含み、トランジスタ230,246を通る電流
はトランジスタ268を通る電流と同様とされ、トラン
ジスタ268を通る電流は一部トランジスタ262を通
る電流およびトランジスタ262とトランジスタ264
の比率により規定されることをお判り願いたい。好まし
い実施例では、トランジスタ262は幅が50で長さが
1.5であり、トランジスタ264は幅が100で長さ
が1.5であり、トランジスタは大型トランジスタであ
る。
【0032】図8の実施例と図7の実施例を比較する
と、図8の実施例の“ヘッドルーム”は図7の実施例の
それよりも大きいことが判る。それは各出力トランジス
タ90,104と大地もしくは電源レールとの間に3個
のトランジスタが配置される事実による。したがって、
いずれかの出力端子と大地間の3個のNチャネルトラン
ジスタが全てターンオンされて端子をローとすると、電
圧はトランジスタのVon電圧の和となる。したがって、
図8の実施例では、出力端子と正の電源レールすなわち
大地間のトランジスタは1個少ない。しかしながら、図
7もしくは図8のいずれかの実施例において、顕著な違
いはバイアス点が共通モード帰還方式を使用して設定さ
れないことである。前記したように、本技術は、入力バ
イアスをCMOSトランジスタのおよそ1Vgsに設定し
出力をおよそ中間電源電圧にリセットしてリセットフェ
ーズ中に入力にバイアスを設定するものである。
と、図8の実施例の“ヘッドルーム”は図7の実施例の
それよりも大きいことが判る。それは各出力トランジス
タ90,104と大地もしくは電源レールとの間に3個
のトランジスタが配置される事実による。したがって、
いずれかの出力端子と大地間の3個のNチャネルトラン
ジスタが全てターンオンされて端子をローとすると、電
圧はトランジスタのVon電圧の和となる。したがって、
図8の実施例では、出力端子と正の電源レールすなわち
大地間のトランジスタは1個少ない。しかしながら、図
7もしくは図8のいずれかの実施例において、顕著な違
いはバイアス点が共通モード帰還方式を使用して設定さ
れないことである。前記したように、本技術は、入力バ
イアスをCMOSトランジスタのおよそ1Vgsに設定し
出力をおよそ中間電源電圧にリセットしてリセットフェ
ーズ中に入力にバイアスを設定するものである。
【0033】次に、図9を参照して、ゲート対ソース電
圧およびドレイン対ソース電圧のグラフを示す。トラン
ジスタはVgsがしきい値VT を越えないうちは導通しな
いことが判る。この点で電圧は飽和状態であるロー電圧
へ降下する。しかしながら、トランジスタが線型モード
で作動し、VgsがVcminに設定されると、出力電圧はほ
ぼ中間範囲となる。もちろん、これはまさしく共通モー
ド帰還により達成しようとしているものである。
圧およびドレイン対ソース電圧のグラフを示す。トラン
ジスタはVgsがしきい値VT を越えないうちは導通しな
いことが判る。この点で電圧は飽和状態であるロー電圧
へ降下する。しかしながら、トランジスタが線型モード
で作動し、VgsがVcminに設定されると、出力電圧はほ
ぼ中間範囲となる。もちろん、これはまさしく共通モー
ド帰還により達成しようとしているものである。
【0034】インターステージ増幅器28はリセットサ
イクル内でφ1クロックサイクルによりクロックされ利
得/DACフェーズはφ2クロックサイクルによりクロ
ックされるものとして説明してきたが、交番するステー
ジが逆クロックサイクルで作動される、すなわち、1つ
のステージがリセットされている時は、次の隣接ステー
ジは利得/DACフェーズで作動しており、φ1フェー
ズが1つのコンバータステージのリセットフェーズとさ
れ利得/DACフェーズが次のコンバータステージ10
のリセットフェーズとされ、以下同様とされることがお
判りと思われる。
イクル内でφ1クロックサイクルによりクロックされ利
得/DACフェーズはφ2クロックサイクルによりクロ
ックされるものとして説明してきたが、交番するステー
ジが逆クロックサイクルで作動される、すなわち、1つ
のステージがリセットされている時は、次の隣接ステー
ジは利得/DACフェーズで作動しており、φ1フェー
ズが1つのコンバータステージのリセットフェーズとさ
れ利得/DACフェーズが次のコンバータステージ10
のリセットフェーズとされ、以下同様とされることがお
判りと思われる。
【0035】要約すれば、各々がローカルデジタル符号
および剰余を発生するように作動することができ、剰余
は次の隣接ステージへの入力として与えられる複数のパ
イプラインコンバータステージを有するパイプラインA
DCが提供された。ローカル符号はデジタル修正論理回
路へ出力される。各ステージはインターステージ増幅器
を含み、その入力に入力信号および再構成DACの出力
を受信してアナログ剰余出力が与えられる。このインタ
ーステージ増幅器は、共通モード帰還を利用せずにスイ
ッチドキャパシタ構成により実現される。共通モード帰
還の欠如を容易にするために、リセット動作中に増幅器
のバイアス点がプリセットされ、利得/DAC動作中に
入力は負の再構成DAC出力と合計され、次に増幅され
剰余として次のコンバータステージ10へ転送される。
および剰余を発生するように作動することができ、剰余
は次の隣接ステージへの入力として与えられる複数のパ
イプラインコンバータステージを有するパイプラインA
DCが提供された。ローカル符号はデジタル修正論理回
路へ出力される。各ステージはインターステージ増幅器
を含み、その入力に入力信号および再構成DACの出力
を受信してアナログ剰余出力が与えられる。このインタ
ーステージ増幅器は、共通モード帰還を利用せずにスイ
ッチドキャパシタ構成により実現される。共通モード帰
還の欠如を容易にするために、リセット動作中に増幅器
のバイアス点がプリセットされ、利得/DAC動作中に
入力は負の再構成DAC出力と合計され、次に増幅され
剰余として次のコンバータステージ10へ転送される。
【0036】実施例について詳細に説明してきたが、特
許請求の範囲に明記された発明の精神および範囲を逸脱
することなく、さまざまな変更、置換および修正が可能
であることをお判り願いたい。DACは2とは異なる利
得を有するステージを利用して製作できることがお判り
であろう。増幅器の実際のトポロジーは修正できること
もお判りであろう。以上の説明に関して更に以下の項を
開示する。
許請求の範囲に明記された発明の精神および範囲を逸脱
することなく、さまざまな変更、置換および修正が可能
であることをお判り願いたい。DACは2とは異なる利
得を有するステージを利用して製作できることがお判り
であろう。増幅器の実際のトポロジーは修正できること
もお判りであろう。以上の説明に関して更に以下の項を
開示する。
【0037】(1) パイプラインアナログ/デジタル
コンバータであって、該コンバータは、複数のコンバー
タステージであって、各々が差動アナログ入力信号を受
信してその粗いデジタル値を表すローカルデジタル符号
を発生しかつ受信した差動アナログ入力信号と粗いデジ
タル値のアナログ表現との差を表す差動アナログ剰余出
力信号を発生する複数のコンバータステージと、前記各
コンバータステージからの前記全てのローカルデジタル
符号を受信してパイプラインアナログ/デジタルコンバ
ータのデジタル出力を前記全てのステージのローカルデ
ジタル符号の重み付けした和として発生するデジタル修
正回路と、を含み、前記各コンバータステージはサンプ
ル/ホールドインターステージ差動増幅器を含み、前記
インターステージ差動増幅器はリセットフェーズ中に差
動アナログ剰余信号をサンプリングするサンプリング回
路を有するリセットフェーズ、および利得フェーズを有
し、前記インターステージ差動増幅器はサンプリングの
ためのリセットフェーズ中に前記コンバータステージ内
部で発生される増幅されない差動アナログ剰余信号を受
信する差動入力を有し、利得フェーズで作動してサンプ
ルされた差動アナログ剰余信号を増幅してそこへ利得を
与え、前記インターステージ差動増幅器はリセットフェ
ーズ中だけそこへ入力バイアス電圧レベルを設定する共
通モードバイアス回路を有する、パイプラインアナログ
/デジタルコンバータ。
コンバータであって、該コンバータは、複数のコンバー
タステージであって、各々が差動アナログ入力信号を受
信してその粗いデジタル値を表すローカルデジタル符号
を発生しかつ受信した差動アナログ入力信号と粗いデジ
タル値のアナログ表現との差を表す差動アナログ剰余出
力信号を発生する複数のコンバータステージと、前記各
コンバータステージからの前記全てのローカルデジタル
符号を受信してパイプラインアナログ/デジタルコンバ
ータのデジタル出力を前記全てのステージのローカルデ
ジタル符号の重み付けした和として発生するデジタル修
正回路と、を含み、前記各コンバータステージはサンプ
ル/ホールドインターステージ差動増幅器を含み、前記
インターステージ差動増幅器はリセットフェーズ中に差
動アナログ剰余信号をサンプリングするサンプリング回
路を有するリセットフェーズ、および利得フェーズを有
し、前記インターステージ差動増幅器はサンプリングの
ためのリセットフェーズ中に前記コンバータステージ内
部で発生される増幅されない差動アナログ剰余信号を受
信する差動入力を有し、利得フェーズで作動してサンプ
ルされた差動アナログ剰余信号を増幅してそこへ利得を
与え、前記インターステージ差動増幅器はリセットフェ
ーズ中だけそこへ入力バイアス電圧レベルを設定する共
通モードバイアス回路を有する、パイプラインアナログ
/デジタルコンバータ。
【0038】(2) 第1項記載のコンバータであっ
て、前記インターステージ差動増幅器は関連する正およ
び負の差動入力有し、前記共通モードバイアス回路は、
共通モード入力電圧基準レベルを発生する電圧発生器、
および前記リセットフェーズ中に前記共通モード入力基
準電圧を前記正および負の差動入力に接続するスイッチ
ング回路を含む、コンバータ。
て、前記インターステージ差動増幅器は関連する正およ
び負の差動入力有し、前記共通モードバイアス回路は、
共通モード入力電圧基準レベルを発生する電圧発生器、
および前記リセットフェーズ中に前記共通モード入力基
準電圧を前記正および負の差動入力に接続するスイッチ
ング回路を含む、コンバータ。
【0039】(3) 第1項記載のコンバータであっ
て、前記インターステージ差動増幅器は関連する正およ
び負の差動出力を有し、前記共通モードバイアス回路は
前記リセットフェーズ中に前記正および負の各差動出力
の出力バイアス電圧を設定するように作動することがで
きる、コンバータ。
て、前記インターステージ差動増幅器は関連する正およ
び負の差動出力を有し、前記共通モードバイアス回路は
前記リセットフェーズ中に前記正および負の各差動出力
の出力バイアス電圧を設定するように作動することがで
きる、コンバータ。
【0040】(4) 第1項記載のコンバータであっ
て、前記インターステージ差動増幅器は正の差動出力を
増幅する第1の利得脚、およびそこへの負の差動入力信
号を増幅する第2の利得脚を含む、コンバータ。
て、前記インターステージ差動増幅器は正の差動出力を
増幅する第1の利得脚、およびそこへの負の差動入力信
号を増幅する第2の利得脚を含む、コンバータ。
【0041】(5) 第4項記載のコンバータであっ
て、前記第1および第2の利得脚は一端が一緒に共通ノ
ードに接続されかつ電流源に接続され、前記第1および
第2の各利得脚を通る電流の和が前記電流源を通る電流
に等しくなり、差動入力増幅器が得られるようにされて
いる、コンバータ。
て、前記第1および第2の利得脚は一端が一緒に共通ノ
ードに接続されかつ電流源に接続され、前記第1および
第2の各利得脚を通る電流の和が前記電流源を通る電流
に等しくなり、差動入力増幅器が得られるようにされて
いる、コンバータ。
【0042】(6) 第3項記載のコンバータであっ
て、前記インターステージ差動増幅器は前記正および負
の各差動入力に関連する帰還キャパシタを含み、前記各
帰還キャパシタの一端は前記正および負の差動入力の関
連する一方に接続され、その出力は前記インターステー
ジ差動増幅器の正および負の出力の関連する一方に接続
することができ、前記バイアス回路は、前記正および負
の差動入力を共通モード入力基準電圧に接続し、前記正
および負の入力へバイアス点を与える第1のスイッチ網
と、前記正および負の差動入力に関連する前記各帰還キ
ャパシタの他方側を共通モード出力基準電圧に接続し
て、前記リセットフェーズ中に前記インターステージ差
動増幅器のバイアス出力レベルを設定する第2のスイッ
チ網と、前記リセットフェーズ中だけ、前記第1および
第2のスイッチ網の各々を介して、前記共通モード入力
基準電圧および前記共通モード出力基準電圧を接続する
スイッチ制御回路と、を含む、コンバータ。
て、前記インターステージ差動増幅器は前記正および負
の各差動入力に関連する帰還キャパシタを含み、前記各
帰還キャパシタの一端は前記正および負の差動入力の関
連する一方に接続され、その出力は前記インターステー
ジ差動増幅器の正および負の出力の関連する一方に接続
することができ、前記バイアス回路は、前記正および負
の差動入力を共通モード入力基準電圧に接続し、前記正
および負の入力へバイアス点を与える第1のスイッチ網
と、前記正および負の差動入力に関連する前記各帰還キ
ャパシタの他方側を共通モード出力基準電圧に接続し
て、前記リセットフェーズ中に前記インターステージ差
動増幅器のバイアス出力レベルを設定する第2のスイッ
チ網と、前記リセットフェーズ中だけ、前記第1および
第2のスイッチ網の各々を介して、前記共通モード入力
基準電圧および前記共通モード出力基準電圧を接続する
スイッチ制御回路と、を含む、コンバータ。
【0043】(7) 第1項記載のコンバータであっ
て、さらに、前記インターステージ差動増幅器へ入力す
る前に、差動入力信号から任意の共通モード信号を除去
する回路を含む、コンバータ。
て、さらに、前記インターステージ差動増幅器へ入力す
る前に、差動入力信号から任意の共通モード信号を除去
する回路を含む、コンバータ。
【0044】(8) 第7項記載のコンバータであっ
て、差動入力信号から任意の共通モード信号を除去する
回路は、前記インターステージ増幅器の前記正の差動入
力と第1のスイッチングノード間に接続された第1のサ
ンプリングキャパシタと、前記インターステージ増幅器
の前記負の差動入力と第2のスイッチングノード間に接
続された第2のサンプリングキャパシタと、前記第1の
スイッチングノードと前記インターステージ増幅器への
正のアナログ入力信号との間に接続され、前記リセット
フェーズ中だけ導通する第1のスイッチと、前記第2の
スイッチングノードと負のアナログ入力信号との間に接
続されて前記リセットフェーズ中だけ導通し、前記帰還
キャパシタの他方側を前記出力の各々から絶縁する第2
のスイッチと、前記第1および第2のスイッチングノー
ド間に接続され前記利得フェーズ中だけ導通して、アナ
ログ入力信号に加わる任意の共通モード成分が前記イン
ターステージ差動増幅器へ入力される前に除去されるよ
うにする第3のスイッチと、を含む、コンバータ。
て、差動入力信号から任意の共通モード信号を除去する
回路は、前記インターステージ増幅器の前記正の差動入
力と第1のスイッチングノード間に接続された第1のサ
ンプリングキャパシタと、前記インターステージ増幅器
の前記負の差動入力と第2のスイッチングノード間に接
続された第2のサンプリングキャパシタと、前記第1の
スイッチングノードと前記インターステージ増幅器への
正のアナログ入力信号との間に接続され、前記リセット
フェーズ中だけ導通する第1のスイッチと、前記第2の
スイッチングノードと負のアナログ入力信号との間に接
続されて前記リセットフェーズ中だけ導通し、前記帰還
キャパシタの他方側を前記出力の各々から絶縁する第2
のスイッチと、前記第1および第2のスイッチングノー
ド間に接続され前記利得フェーズ中だけ導通して、アナ
ログ入力信号に加わる任意の共通モード成分が前記イン
ターステージ差動増幅器へ入力される前に除去されるよ
うにする第3のスイッチと、を含む、コンバータ。
【0045】(9) 第8項記載のコンバータであっ
て、前記各コンバータステージには、差動アナログ入力
信号の前記粗いデジタル値をアナログDAC電圧へ変換
する再構成DACを関連しており、さらに前記DAC電
圧を前記インターステージ差動増幅器の入力の差動アナ
ログ入力により合計する総和回路を含む、コンバータ。
て、前記各コンバータステージには、差動アナログ入力
信号の前記粗いデジタル値をアナログDAC電圧へ変換
する再構成DACを関連しており、さらに前記DAC電
圧を前記インターステージ差動増幅器の入力の差動アナ
ログ入力により合計する総和回路を含む、コンバータ。
【0046】(10) 第9項記載のコンバータであっ
て、前記総和回路は、前記インターステージ差動増幅器
の前記正の差動入力と第1のスイッチング網間に接続さ
れた第1のDACキャパシタと、前記インターステージ
増幅器の前記負の差動入力と第2のスイッチング網間に
接続された第2のDACキャパシタと、前記第1および
第2のスイッチング網を制御して複数の所定の基準電圧
の1つを、前記関連するローカル符号の値に従って、そ
れぞれ前記正および負の差動入力から前記第1および第
2のDACキャパシタの他方側に接続して、ローカル符
号のアナログ表現を正および負の差動入力と有効に合計
して前記第1および第2のDACが前記第1および第2
のサンプリングキャパシタから分離されるようにするス
イッチング網制御回路と、を含む、コンバータ。
て、前記総和回路は、前記インターステージ差動増幅器
の前記正の差動入力と第1のスイッチング網間に接続さ
れた第1のDACキャパシタと、前記インターステージ
増幅器の前記負の差動入力と第2のスイッチング網間に
接続された第2のDACキャパシタと、前記第1および
第2のスイッチング網を制御して複数の所定の基準電圧
の1つを、前記関連するローカル符号の値に従って、そ
れぞれ前記正および負の差動入力から前記第1および第
2のDACキャパシタの他方側に接続して、ローカル符
号のアナログ表現を正および負の差動入力と有効に合計
して前記第1および第2のDACが前記第1および第2
のサンプリングキャパシタから分離されるようにするス
イッチング網制御回路と、を含む、コンバータ。
【0047】(11) 各々が関連するインターステー
ジ増幅器28を有する、複数のサンプルホールドコンバ
ータステージを有するパイプラインアナログ/デジタル
コンバータが開示される。これは共通モード帰還無しで
実現される差動増幅器である。サンプルホールドステー
ジはリセットフェーズおよび利得/DACフェーズで作
動し、再構成DACの出力は増幅器28への入力と合計
される。差動入力増幅器60は共通モード入力電圧に設
定された入力を有し、帰還キャパシタが共通モード出力
バイアス点にバイアスされている。利得/DACフェー
ズ中に、バイアス入力が取り除かれ帰還キャパシタは増
幅器60の入出力間に設定される。それにより、利得/
DACフェーズ中に増幅器60により使用される共通モ
ードバイアス点が有効に確立される。さらに、増幅器6
0の差動入力は各サンプリングキャパシタの一方側に接
続され、その他方側は各スイッチを介して差動入力に接
続されている。リセットフェーズ中に入力電圧はキャパ
シタ上にサンプルされ、利得/DACフェーズ中にキャ
パシタのゲートは一緒に接続され増幅器60へ入力する
前に任意の共通モード電圧が入力から除去される。
ジ増幅器28を有する、複数のサンプルホールドコンバ
ータステージを有するパイプラインアナログ/デジタル
コンバータが開示される。これは共通モード帰還無しで
実現される差動増幅器である。サンプルホールドステー
ジはリセットフェーズおよび利得/DACフェーズで作
動し、再構成DACの出力は増幅器28への入力と合計
される。差動入力増幅器60は共通モード入力電圧に設
定された入力を有し、帰還キャパシタが共通モード出力
バイアス点にバイアスされている。利得/DACフェー
ズ中に、バイアス入力が取り除かれ帰還キャパシタは増
幅器60の入出力間に設定される。それにより、利得/
DACフェーズ中に増幅器60により使用される共通モ
ードバイアス点が有効に確立される。さらに、増幅器6
0の差動入力は各サンプリングキャパシタの一方側に接
続され、その他方側は各スイッチを介して差動入力に接
続されている。リセットフェーズ中に入力電圧はキャパ
シタ上にサンプルされ、利得/DACフェーズ中にキャ
パシタのゲートは一緒に接続され増幅器60へ入力する
前に任意の共通モード電圧が入力から除去される。
【図1】本発明に従って作動するパイプラインアナログ
/デジタルコンバータのブロック図。
/デジタルコンバータのブロック図。
【図2】パイプラインアーキテクチュアの1つのスイッ
チのブロック図。
チのブロック図。
【図3】フラッシュDACのブロック図。
【図4】インターステージ増幅器のブロック図。
【図5】2つの差動フェーズクロックのタイミング図。
【図6】インターステージ増幅器の入力電圧対出力の剰
余電圧の波形図。
余電圧の波形図。
【図7】差動入力が共通モード帰還無しで利用される、
図4のインターステージ増幅器の詳細回路図。
図4のインターステージ増幅器の詳細回路図。
【図8】共通モード帰還および差動入力対の無い図4の
インターステージ増幅器のより詳細な回路図。
インターステージ増幅器のより詳細な回路図。
【図9】ゲート−ソース電圧およびドレイン−ソース電
圧のグラフ。
圧のグラフ。
10 x2コンバータステージ 12 タイミングブロック 14 2ビットバス 16 デジタル修正論理ブロック 18 バス 22 総和接合点 24 フラッシュDAC 26 再構成DAC 28,60 差動増幅器 32,34 比較器 40,46 抵抗体 42 正電圧レール 52 デコード論理ブロック 66,70 キャパシタ 76,80 入力端子 74,78,82,92,94,106,124,12
8,130,132,138,142,144,146
スイッチ 86,100 帰還キャパシタ 90,104 出力端子 120,134 DACキャパシタ 160,162,166,170,196,202,2
04,210,230246,268,272,27
4,276 Nチャネルトランジスタ 172,176,232,248 Nチャネルカスコー
ドトランジスタ 180,190,254 Pチャネルロードトランジス
タ 182,192,236,252 Pチャネルカスコー
ドトランジスタ 198,200,206,208,212,214,2
18,220,238264,270,278,280
Pチャネルトランジスタ 260 電流源入力端子 262 ダイオード接続Pチャネルトランジスタ
8,130,132,138,142,144,146
スイッチ 86,100 帰還キャパシタ 90,104 出力端子 120,134 DACキャパシタ 160,162,166,170,196,202,2
04,210,230246,268,272,27
4,276 Nチャネルトランジスタ 172,176,232,248 Nチャネルカスコー
ドトランジスタ 180,190,254 Pチャネルロードトランジス
タ 182,192,236,252 Pチャネルカスコー
ドトランジスタ 198,200,206,208,212,214,2
18,220,238264,270,278,280
Pチャネルトランジスタ 260 電流源入力端子 262 ダイオード接続Pチャネルトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 パイプラインアナログ/デジタルコンバ
ータであって、該コンバータは、複数のコンバータステ
ージであって、各々が差動アナログ入力信号を受信して
その粗いデジタル値を表すローカルデジタル符号を発生
しかつ受信した差動アナログ入力信号と粗いデジタル値
のアナログ表現との差を表す差動アナログ剰余(res
idue)出力信号を発生する複数のコンバータステー
ジと、前記各コンバータステージからの前記全てのロー
カルデジタル符号を受信してパイプラインアナログ/デ
ジタルコンバータのデジタル出力を前記全てのステージ
のローカルデジタル符号の重み付けした和として発生す
るデジタル修正回路と、を含み、前記各コンバータステ
ージはサンプル/ホールドインターステージ差動増幅器
を含み、前記インターステージ差動増幅器はリセットフ
ェーズ中に差動アナログ剰余信号をサンプリングするサ
ンプリング回路を有するリセットフェーズ、および利得
フェーズを有し、前記インターステージ差動増幅器はサ
ンプリングのためのリセットフェーズ中に前記コンバー
タステージ内部で発生される増幅されない差動アナログ
剰余信号を受信する差動入力を有し、利得フェーズで作
動してサンプルされた差動アナログ剰余信号を増幅して
そこへ利得を与え、前記インターステージ差動増幅器は
リセットフェーズ中だけそこへ入力バイアス電圧レベル
を設定する共通モードバイアス回路を有する、パイプラ
インアナログ/デジタルコンバータ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US031397 | 1987-03-27 | ||
US3139796P | 1996-11-19 | 1996-11-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10163875A true JPH10163875A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=21859226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31861797A Pending JPH10163875A (ja) | 1996-11-19 | 1997-11-19 | パイプラインアナログ/デジタルコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10163875A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009108191A1 (en) * | 2008-02-27 | 2009-09-03 | Freescale Semiconductor Inc. | Analog to digital converter with amplifier |
CN101924554A (zh) * | 2010-06-30 | 2010-12-22 | 中国电子科技集团公司第五十八研究所 | 电荷耦合流水线模数转换器的共模误差校准电路 |
JP2011124727A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Canon Inc | 入力回路及びそれを備えたアナログ/デジタルコンバータ |
JP2011124726A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Canon Inc | 入力回路及びそれを備えたアナログ/デジタルコンバータ |
US8212705B2 (en) | 2009-06-01 | 2012-07-03 | Texas Instruments Incorporated | Pipeline ADC |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP31861797A patent/JPH10163875A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009108191A1 (en) * | 2008-02-27 | 2009-09-03 | Freescale Semiconductor Inc. | Analog to digital converter with amplifier |
US8248288B2 (en) | 2008-02-27 | 2012-08-21 | Freescale Semiconductor, Inc. | Analog to digital converter with amplifier |
US8212705B2 (en) | 2009-06-01 | 2012-07-03 | Texas Instruments Incorporated | Pipeline ADC |
JP2011124727A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Canon Inc | 入力回路及びそれを備えたアナログ/デジタルコンバータ |
JP2011124726A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Canon Inc | 入力回路及びそれを備えたアナログ/デジタルコンバータ |
CN101924554A (zh) * | 2010-06-30 | 2010-12-22 | 中国电子科技集团公司第五十八研究所 | 电荷耦合流水线模数转换器的共模误差校准电路 |
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