JPH10327072A - アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器 - Google Patents

アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器

Info

Publication number
JPH10327072A
JPH10327072A JP9133682A JP13368297A JPH10327072A JP H10327072 A JPH10327072 A JP H10327072A JP 9133682 A JP9133682 A JP 9133682A JP 13368297 A JP13368297 A JP 13368297A JP H10327072 A JPH10327072 A JP H10327072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
data
digital
period
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9133682A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Matsumoto
修 松本
Toshio Kumamoto
敏夫 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9133682A priority Critical patent/JPH10327072A/ja
Priority to US08/982,279 priority patent/US5966088A/en
Publication of JPH10327072A publication Critical patent/JPH10327072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/10Calibration or testing
    • H03M1/1009Calibration
    • H03M1/1014Calibration at one point of the transfer characteristic, i.e. by adjusting a single reference value, e.g. bias or gain error
    • H03M1/1023Offset correction
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/14Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit
    • H03M1/16Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit with scale factor modification, i.e. by changing the amplification between the steps
    • H03M1/164Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit with scale factor modification, i.e. by changing the amplification between the steps the steps being performed sequentially in series-connected stages
    • H03M1/167Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit with scale factor modification, i.e. by changing the amplification between the steps the steps being performed sequentially in series-connected stages all stages comprising simultaneous converters
    • H03M1/168Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit with scale factor modification, i.e. by changing the amplification between the steps the steps being performed sequentially in series-connected stages all stages comprising simultaneous converters and delivering the same number of bits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力オフセット電圧の生成を高速化したパイ
プライン型アナログ/ディジタルコンバータを提供す
る。 【解決手段】 サンプル・ホールド回路30と、サンプ
ル・ホールド回路30に直列接続されたA/D変換ステ
ージ52,54,56と、A/D変換ステージ52,5
4,56の各々から出力された3ビットディジタル信号
を加算し9ビットの信号を出力する符号化/ラッチ回路
31とを備え、サンプル・ホールド回路30は差動増幅
器300を、A/D変換ステージ52,54は差動増幅
器400,500をそれぞれ含む。ここで、差動増幅器
300,400,500の差動出力端は、スイッチS
9,S11,S13がオンされることにより、それぞれ
のサンプル期間の始めの一定期間だけ短絡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するアナログ/ディジタル(以下
「A/D」とも記す)コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のパイプライン型A/D
コンバータの構成を示す図である。図13に示されるよ
うに、このパイプライン型A/Dコンバータは、入力さ
れる電圧のサンプルとホールドを行なうサンプル・ホー
ルド回路2と、サンプル・ホールド回路2に直列接続さ
れたサブA/Dコンバータ4,11,13,15と、各
々のサブA/Dコンバータ4,11,13,15に接続
されるディジタル回路1とを備える。
【0003】ここで、各サブA/Dコンバータ4,1
1,13は、入力されるアナログ電圧をディジタル信号
に変換しディジタル回路1に出力するフラッシュ型A/
Dコンバータ5と、フラッシュ型A/Dコンバータ5に
接続され、入力されるディジタル信号に応じたアナログ
電圧を出力するディジタル/アナログ(以下「D/A」
とも記す)コンバータ7と、サブA/Dコンバータに入
力されるアナログ電圧からD/Aコンバータ7の出力電
圧を減算し、減算結果を増幅して出力する減算器9とを
含む。
【0004】また、最終段のサブA/Dコンバータ15
は、フラッシュ型A/Dコンバータ16を含む。
【0005】図14は、図13に示されるサンプル・ホ
ールド回路2とサブA/Dコンバータ4の構成を具体的
に示す図である。図14に示されるように、サンプル・
ホールド回路2は、スイッチS0,S0A,S0Bと、
キャパシタC0と、増幅器3とを含み、サブA/Dコン
バータ4は、スイッチS1と、フラッシュ型A/Dコン
バータ5と、D/Aコンバータ7と、キャパシタC1
A,C1Bと、増幅器8とを含む。
【0006】ここで、スイッチS0,S0Aは信号φ
が、スイッチS0B,S1は信号/φがそれぞれ活性化
されることによってオンされる。
【0007】次に、図14に示される回路の動作を、図
15のタイミング図を参照して説明する。
【0008】信号φは、図15(b)に示されるよう
に、ハイ(H)レベルとロー(L)レベルとの期間を交
互に繰返す信号である。
【0009】信号φがHレベルとなるサンプル期間にお
いては、スイッチS0,S0Aがオンし、増幅器3の入
力端子には電圧VBが印加されるため、増幅器3の出力
ノードN0へは図15(a)の実線で示されるような出
力オフセット電圧が出力される。この出力オフセット電
圧は、キャパシタC1Bに印加される。
【0010】また、このサンプル期間には、キャパシタ
C0の入力端子に電圧VINが、キャパシタC0の出力
端子に電圧VBが印加され、電圧VINがサンプルされ
る。
【0011】次に、信号φがLレベルとなるホールド期
間においては、スイッチS0,S0Aがオフ、スイッチ
S0Bがオンし、キャパシタC0の入力端子に電圧VB
が印加されることによって、増幅器3の入力端子へは電
圧VX (=−VIN+2VB)が供給されるホールド状
態となる。このとき、増幅器3から出力ノードN0へ
は、図15(a)の実線に示されるように、出力オフセ
ット電圧Voffsetを含んだ信号電圧が出力される。
【0012】以上より、図15(a)の実線で示される
ように、増幅器3からは、出力オフセット電圧と出力オ
フセット電圧Voffsetを含む信号電圧が交互に出力さ
れ、それらの電圧がキャパシタC1Bに印加されるた
め、キャパシタC1Bにより上記信号電圧から出力オフ
セット電圧Voffsetが減算され、オフセットキャンセル
をした真の信号電圧が得られる。
【0013】図16は、フラッシュ型A/Dコンバータ
5に含まれる電圧比較器の構成を示す図である。図16
に示されるように、この電圧比較器は、2つの入力端子
18と、キャパシタC2A,C2B,Cと、スイッチS
2,S3と、増幅器17,19と、ラッチ回路21とを
備える。
【0014】ここで、入力端子18の一方は、サンプル
・ホールド回路2と出力ノードN0に接続され、他方へ
は比較対象とする基準電圧が供給される。
【0015】この電圧比較器に含まれる増幅器17,1
9も、上記サンプル・ホールド回路2に含まれる増幅器
3と同様に、出力オフセット電圧と比較結果を示す電圧
とを交互に出力し、キャパシタCでオフセットキャンセ
ルが行なわれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示される従来のパイプライン型A/Dコンバータに含
まれるサンプル・ホールド回路2および減算器9は、先
のホールド期間に増幅された電圧を初期値として、次の
サンプル期間において出力オフセット電圧Voffs etの生
成を行なっていたため、出力オフセット電圧Voffset
得るまでにある程度の時間がかかるという問題があっ
た。
【0017】本発明は、このような問題を解消するため
になされたもので、図15(a)の破線で示されるよう
に、サンプル・ホールド回路2や減算器9での出力オフ
セット電圧生成の高速化を実現し得るA/Dコンバータ
を提供することを目的とする。
【0018】また、同様に、従来の電圧比較器において
は、そのサンプル期間において直前のホールド期間に得
られた比較結果を示す電圧を初期値として出力オフセッ
ト電圧を生成するため、出力オフセット電圧を得るまで
に所定の時間がかかるという問題があった。
【0019】したがって、本発明は、出力オフセット電
圧生成の高速化を図った電圧比較器を提供することを他
の目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るアナログ
/ディジタルコンバータは、第1のアナログデータを第
1の期間に取込み、第2の期間に保持するデータ保持手
段と、データ保持手段に直列接続された複数のアナログ
/ディジタル変換ステージと、アナログ/ディジタル変
換ステージの各々から出力されたディジタルデータをラ
ッチするラッチ手段とを備え、データ保持手段に接続さ
れたアナログ/ディジタル変換ステージは、データ保持
手段から供給された第2のアナログデータをディジタル
データに変換し、ラッチ手段に出力するアナログ/ディ
ジタル変換手段と、アナログ/ディジタル変換手段に接
続され、ディジタルデータを第3のアナログデータに変
換するディジタル/アナログ変換手段と、第2のアナロ
グデータから第3のアナログデータを減算して、減算結
果データを出力する減算手段と、減算手段に接続され、
第2の期間には第1のバイアス電圧が供給されるととも
に、第1の期間には減算手段から供給された減算結果デ
ータを増幅する第1の増幅手段と、第2の期間の初めの
所定期間だけ、第1の増幅手段の出力端に、第1のオー
トゼロ電圧を供給する第1の電圧供給手段とを含むもの
である。
【0021】請求項2に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項1に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、第1の電圧供給手段は、第1の増幅手
段と同じ回路構成・回路定数を有し、第1のバイアス電
圧が供給されることによって第1のオートゼロ電圧を出
力する第3の増幅手段を含むものである。
【0022】請求項3に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項1に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、データ保持手段は、第1の期間に第2
のバイアス電圧が供給され、第2の期間に第1のアナロ
グデータが供給される第2の増幅手段と、第1の期間の
初めの所定期間だけ、第2の増幅手段の出力端に、第2
のオートゼロ電圧を供給する第2の電圧供給手段とを含
むものである。
【0023】請求項4に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項3に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、入力されるクロック信号に応答して、
第1の期間を決定する制御信号を生成し、データ保持手
段に供給する制御信号生成手段と、第2の電圧供給手段
が第2のオートゼロ電圧を供給するタイミングを決定す
るオートゼロ電圧供給信号を生成し、第2の電圧供給手
段に供給するオートゼロ電圧供給信号生成手段とをさら
に備えるものである。
【0024】請求項5に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項4に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、オートゼロ電圧供給信号生成手段は、
一方のノードに制御信号が供給されるキャパシタと、接
地ノードと、キャパシタの他方のノードと接地ノードと
の間に接続される抵抗素子とを含むものである。
【0025】請求項6に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項4に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、オートゼロ電圧供給信号生成手段は、
制御信号が供給される第1のインバータと、一方のノー
ドが第1のインバータの出力端に接続されるキャパシタ
と、電源ノードと、電源ノードとキャパシタの他方のノ
ードとの間に接続される抵抗素子と、キャパシタの他方
のノードに接続される第2のインバータとを含むもので
ある。
【0026】請求項7に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項3に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、第2の増幅手段の入力端に接続され、
第2の電圧供給手段が第2の増幅手段の出力端に第2の
オートゼロ電圧を供給するのと同じタイミングで、第2
の増幅手段の入力端に第2のバイアス電圧を供給するバ
イアス電圧供給手段をさらに備えるものである。
【0027】請求項8に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、請求項3に記載のアナログ/ディジタルコン
バータであって、データ保持手段は、第2のバイアス電
圧および第1のアナログデータを差動入力するととも
に、第2のアナログデータを差動出力し、減算手段は、
第2のアナログデータおよび第3のアナログデータを差
動入力するとともに、減算結果データを差動出力するも
のである。
【0028】請求項9に係るアナログ/ディジタルコン
バータは、第1のアナログデータを第1の期間に差動入
力し、第2の期間に保持するデータ保持手段と、データ
保持手段に直列接続された複数のアナログ/ディジタル
変換ステージと、アナログ/ディジタル変換ステージの
各々から出力されたディジタルデータをラッチするラッ
チ手段とを備え、データ保持手段に接続されたアナログ
/ディジタル変換ステージは、データ保持手段から差動
出力された第2のアナログデータをディジタルデータに
変換し、ラッチ手段に出力するアナログ/ディジタル変
換手段と、アナログ/ディジタル変換手段に接続され、
ディジタルデータを第3のアナログデータに変換するデ
ィジタル/アナログ変換手段と、第2のアナログデータ
から第3のアナログデータを減算して、減算結果データ
を出力する減算手段と、減算手段に接続され、第2の期
間には第1のバイアス電圧が供給されるとともに、第1
の期間には減算手段から供給された減算結果データを増
幅する第1の増幅手段と、第2の期間の初めの所定期間
だけ、第1の増幅手段の差動出力端を短絡する第1の切
換手段とを含むものである。
【0029】請求項10に係るアナログ/ディジタルコ
ンバータは、請求項9に記載のアナログ/ディジタルコ
ンバータであって、データ保持手段は、第1の期間に第
2のバイアス電圧が供給され、第2の期間に第1のアナ
ログデータが供給される第2の増幅手段と、第1の期間
の初めの所定期間だけ、第2の増幅手段の差動出力端を
短絡する第2の切換手段とを含むものである。
【0030】請求項11に係る電圧比較器は、データ取
込期間にデータを入力し、データ比較期間に基準電圧と
上記データとを比較してその結果を出力する電圧比較器
であって、データと基準電圧とを比較してその結果を増
幅する増幅手段と、データ取込期間の初めの所定期間だ
け増幅手段の出力端にオートゼロ電圧を供給する電圧供
給手段とを備えるものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
【0032】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る差動パイプライン型のA/Dコンバータの
全体構成を示す図である。図1に示されるように、この
A/Dコンバータは、入力信号VINを取込み、一定期
間保持するサンプル・ホールド回路30と、サンプル・
ホールド回路30に直列接続されたA/D変換ステージ
52,54,56と、A/D変換ステージ52,54,
56の各々から出力された3ビットのディジタルデータ
を加算して9ビットのディジタルデータを出力する符号
化/ラッチ回路31と、サンプル・ホールド回路30お
よびA/D変換ステージ52,54,56に、クロック
信号CLKに応答して生成される制御信号PA0,PB
0,PC0,PD0,PE0,PA1,PB1,PC
1,PA2,PB2,PC2を供給するクロックドライ
バ33,35,36と、基準電圧をA/D変換ステージ
52,54,56に供給するはしご形レジスタ23とを
備える。
【0033】ここで、サンプル・ホールド回路30は、
キャパシタC1〜C4と、増幅器300と、制御信号P
D0に応答してキャパシタC1,C2にバイアス電圧V
Bを供給するスイッチS4,S5と、制御信号PE0に
応答してキャパシタC1に入力信号VINを供給するス
イッチS6と、同じ制御信号PE0に応答してバイアス
電圧VBをキャパシタC2に供給するスイッチS7と、
制御信号PB0に応答して増幅器300の差動入力端に
バイアス電圧VBを供給するスイッチS8と、制御信号
PC0に応答して増幅器300の差動出力端を短絡する
スイッチS9とを含む。
【0034】また、A/D変換ステージ52は、増幅器
300からの差動電圧VS1を入力してディジタル信号
に変換するフラッシュ型3ビットA/Dコンバータ25
0と、フラッシュ型3ビットA/Dコンバータ250に
接続され、供給されたディジタル信号に応じたアナログ
電圧を出力する3ビットD/Aコンバータ251と、減
算回路40とを含む。
【0035】ここで、減算回路40は、キャパシタC5
〜C8と、増幅器400と、制御信号PB1に応答して
増幅器400の差動入力端にバイアス電圧VBを供給す
るスイッチS10と、制御信号PC1に応答して増幅器
400の差動出力端を短絡するスイッチS11とを含
む。
【0036】なお、A/D変換ステージ54は、A/D
変換ステージ52と同様の構成を有し、A/D変換ステ
ージ54に含まれるフラッシュ型3ビットA/Dコンバ
ータ250へは、増幅器400の差動電圧VS2が入力
される。
【0037】また、A/D変換ステージ56は、フラッ
シュ型3ビットA/Dコンバータ250を含み、フラッ
シュ型3ビットA/Dコンバータ250へは、A/D変
換ステージ54に含まれる増幅器500の差動電圧VS
3が入力される。
【0038】図2は、図1に示されるクロックドライバ
33の具体的構成を示す回路図である。図2に示される
ように、クロックドライバ33は、インバータ332〜
338と、インバータ334の出力端に一方のノードが
接続されるキャパシタ330と、キャパシタ330の他
方のノードと接地ノードとの間に接続される抵抗素子3
31と、キャパシタ330の上記他方のノードに接続さ
れるインバータ339とを含む。
【0039】なお、クロックドライバ35,36は、イ
ンバータ336〜338を含まないものである点を除
き、上記図2に示されるクロックドライバ33と同様の
構成を有するものである。
【0040】また、このA/Dコンバータは、3つのイ
ンバータを含む遅延回路39,41,43を備え、遅延
回路43は入力されるクロック信号CLKを遅延させて
逆位相にした信号PIN2をクロックドライバ36に供
給し、遅延回路41は信号PIN2を遅延させて逆位相
にした信号PIN1をクロックドライバ35に供給し、
遅延回路39は、さらに信号PIN1を遅延させて逆位
相にした信号PIN0をクロックドライバ33に供給す
る。
【0041】なお、制御信号PC0は、図4に示される
ように、制御信号PB0に基づいて、オートゼロ電圧供
給信号生成回路60によっても生成することができる。
このオートゼロ電圧供給信号生成回路60は、制御信号
PB0が入力されるインバータ601と、インバータ6
01の出力ノードN3に一方のノードが接続されるキャ
パシタC13と、電源ノード603と、電源ノード60
3とキャパシタC13の他方のノードとの間に接続され
る抵抗素子604と、キャパシタC13の上記他方のノ
ードに接続されるインバータ605とを含む。
【0042】図5は、図4に示されるオートゼロ電圧供
給信号生成回路60の動作を示すタイミング図である。
ここで、図5(a)は入力される信号PB0の波形を、
図5(b),(c)はそれぞれノードN3,N4での信
号波形を、図5(d)は出力される制御信号PC0の波
形を示す。図5に示されるように、このような構成を有
するオートゼロ電圧供給信号生成回路60によっても、
図5(a)に示される制御信号PB0がHレベルとなる
期間T1〜T2の初めの期間T1〜T4のみHレベルと
なる制御信号PC0を生成することができる。
【0043】図6は、サンプル・ホールド回路30に含
まれるスイッチS8,S9の具体的構成の一例を示す回
路図である。図6に示されるように、スイッチS8はP
チャネルMOSトランジスタPT1,PT2と、Nチャ
ネルMOSトランジスタNT1,NT2とを含む。ま
た、スイッチS9はPチャネルMOSトランジスタPT
3とNチャネルMOSトランジスタNT3とを含む。
【0044】ここで、制御信号PB0は、1つのインバ
ータ310を介してPチャネルMOSトランジスタPT
1,PT2のゲートに供給され、また、同じく1つのイ
ンバータ313を介してPチャネルMOSトランジスタ
PT3のゲートに供給される。一方、制御信号PB0
は、2つのインバータ311,312を介してNチャネ
ルMOSトランジスタNT1,NT2のゲートに供給さ
れ、同じく2つのインバータ314,315を介してN
チャネルMOSトランジスタNT3のゲートに供給され
る。
【0045】このような構成をなすことにより、スイッ
チS8とスイッチS9が同じタイミングで切換えられ、
増幅器300の差動出力端が短絡されると同時に増幅器
300の差動入力端にバイアス電圧VBが供給される。
【0046】図7は、図1に示されるはしご形レジスタ
23の具体的構成を示す回路図である。なお、電圧VR
T,VRBは、それぞれ、このA/Dコンバータの基準
電圧の最大値、最小値を示す。
【0047】図7に示されるように、はしご形レジスタ
23は、電圧VRTが供給されるノードNTと電圧VR
Bが供給されるノードNBとの間に直列に接続された抵
抗値の等しい14個の抵抗器231〜244を含む。
【0048】このはしご形レジスタ23は、各A/D変
換ステージ52,54,56に含まれるフラッシュ型3
ビットA/Dコンバータ250に比較用基準電圧VRC
[0]〜VRC[6]を、A/D変換ステージ52,5
4に含まれる3ビットD/Aコンバータ251に減算用
基準電圧VRS[0]〜VRS[7]を供給する。これ
らの比較用および減算用基準電圧VRC[0]〜VRC
[6],VRS[0]〜VRS[7]は、差動電圧とし
て供給される。
【0049】なお、具体的には、比較用基準電圧VRC
[0]=−6/7×(VRT−VRB),VRC[1]
=−4/7×(VRT−VRB),VRC[2]=−2
/7×(VRT−VRB),VRC[3]=0,VRC
[4]=2/7×(VRT−VRB),VRC[5]=
4/7×(VRT−VRB),VRC[6]=6/7×
(VRT−VRB)となる。また、減算用基準電圧VR
S[0]=−(VRT−VRB),VRS[1]=−5
/7×(VRT−VRB),VRS[2]=−3/7×
(VRT−VRB),VRS[3]=−1/7×(VR
T−VRB),VRS[4]=1/7×(VRT−VR
B),VRS[5]=3/7×(VRT−VRB),V
RS[6]=5/7×(VRT−VRB),VRS
[7]=(VRT−VRB)となる。
【0050】図8は、フラッシュ型3ビットA/Dコン
バータ250の構成を示す回路図である。
【0051】図8に示されるように、このフラッシュ型
3ビットA/Dコンバータ250は、比較部26を含
み、比較部26には、信号入力端子が共通接続された同
じ構成を有する7つの差動電圧比較器26a〜26gを
含む。
【0052】比較部26は、入力される電圧VSと比較
用基準電圧VRC[0]〜VRC[6]とを比較し、そ
の比較結果がフラッシュ型3ビットA/Dコンバータ2
50からディジタル信号0BS〜7BSとして符号化/
ラッチ回路31へ出力される。
【0053】たとえば、入力される電圧VSが比較用基
準電圧VRC[0]より小さければ000(十進数で
0)の3ビットを、比較用基準電圧VRC[0]より大
きく比較用基準電圧VRC[1]より小さいとき001
(十進数で1)の3ビットを、以下同様にして、比較用
基準電圧VRC[5]よりも大きく比較用基準電圧VR
C[6]より小さいとき110(十進数で6)の3ビッ
トを、比較用基準電圧VRC[6]より大きいときは1
11(十進数で7)の3ビットをディジタル信号0BS
〜7BSとして出力する。
【0054】図9は、3ビットD/Aコンバータ251
の構成を示す回路図である。図9に示されるように、こ
の3ビットD/Aコンバータ251は、減算用比較電圧
選択部S14と、バイアス電圧選択部S15とを含む。
【0055】ここで3ビットD/Aコンバータ251
は、制御信号PA0がHレベルとなるホールド期間(減
算期間)には、フラッシュ型3ビットA/Dコンバータ
250から出力されるディジタル信号0BS〜7BSに
応じて信号00BS〜70BSのいずれか1つを活性化
し、ノードN1,N2に減算用基準電圧VRS[0]〜
VRS[7]のいずれか1つを選択的に出力するととも
に、制御信号PA0がLレベルとなるサンプル期間には
バイアス電圧選択部S15のスイッチがオンし、ノード
N1,N2にバイアス電圧VB(差動電圧0)を出力す
る。
【0056】図10は、図8に示されるフラッシュ型A
/Dコンバータ250の比較部26に含まれる差動電圧
比較器26gの構成を示す図である。図10に示される
ように、差動電圧比較器26gは、制御信号PA0がH
レベルとなる期間(以下「第1フェーズ」ともいう。)
にオンするスイッチS17,S18〜S21と、制御信
号PA0がLレベルとなる期間(以下「第2フェーズ」
ともいう。)にオンするスイッチS16と、制御信号P
C0に応答して第1フェーズの初めの所定期間だけオン
するスイッチS22,S23と、キャパシタC14,C
15と、増幅器26g1,26g2と、ラッチ回路26
g3とを含む。ここで、制御信号PC0は、信号PA0
を図4に示されるオートゼロ電圧供給信号生成回路60
に入力することによって生成される。
【0057】次に、本実施の形態1に係るA/Dコンバ
ータの動作を図3を参照して説明する。
【0058】図3(c)に示される制御信号PB0がH
レベルとなる時刻T1〜T2には、スイッチS8がオン
状態となり、増幅器300の差動入力端にバイアス電圧
VBが印加される。これにより、増幅器300の差動出
力端には出力オフセット電圧が出力される。ここで、図
3(d)に示されるように、制御信号PB0がHレベル
となる時刻T1〜T2,T3〜T6の初めの所定期間T
1〜T4,T3〜T5だけHレベルとなる制御信号PC
0によりスイッチS9がオンされ、増幅器300の差動
出力端が所定期間T1〜T4,T3〜T5短絡される。
【0059】出力オフセット電圧は、常に差動出力の中
心をなすので、一時的に差動出力端を短絡することによ
り高速に出力オフセット電圧を得ることができる。
【0060】なお、制御信号PC0は、制御信号PB0
に基づいて図4に示される回路によっても生成される
が、この場合、インバータ605に含まれるNチャネル
MOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタの
サイズ比を調整することによりインバータ605のしき
い値が変わり、制御信号PC0のパルス幅を調整するこ
とができる。
【0061】また、上記のように、図6に示される構成
によれば、増幅器300の入力端子にバイアス電圧VB
が印加されるタイミングと増幅器300の出力端子が短
絡されるタイミングが合うので、さらなる高速化が期待
できる。
【0062】一方、図3(e)に示される制御信号PD
0がHレベルとなる期間にはスイッチS6,S7がオン
し、キャパシタC1,C2にはそれぞれ電圧VIN,V
Bが差動電圧としてサンプルされる。
【0063】次に、図3(c)に示される制御信号PB
0がLレベルとなる時刻T2〜T3にはスイッチS8が
オフされ、図3(e)に示される制御信号PD0がLレ
ベルとなる期間にはスイッチS6,S7がオフされると
ともに、図3(f)に示される制御信号PE0がHレベ
ルとなることによりスイッチS4,S5がオンされる。
これにより、サンプル・ホールド回路30は、ホールド
状態となり増幅器300からは差動電圧VS1が出力さ
れる。
【0064】この差動電圧VS1はフラッシュ型3ビッ
トA/Dコンバータ250に入力され、はしご形レジス
タ23から供給される比較用基準電圧VRC[0]〜V
RC[6]と比較される。
【0065】この比較は、図8に示される比較部26に
含まれる各々の差動電圧比較器26a〜26gで行なわ
れるが、以下に差動電圧比較器26gの動作を説明す
る。
【0066】第1フェーズでは、スイッチS17〜S2
1がオン、スイッチS16がオフ状態となる。このとき
差動電圧VS1は増幅器300の出力オフセット電圧と
なる。また、第1フェーズの終わる瞬間、すなわち、ス
イッチS17,S18〜S21がオフする瞬間に、増幅
器300の出力オフセット電圧と比較用基準電圧VRC
[0]がサンプルされる。
【0067】一方、第1フェーズでは増幅器26g1,
26g2は、ともに、差動入出力端子が短絡され、増幅
器26g1,26g2からはオートゼロ電圧(オフセッ
ト電圧)が出力される。そして、増幅器26g1,26
g2のオートゼロ電圧はキャパシタC14,C15に印
加され、増幅器26g1,26g2のオートゼロ電圧の
差による比較精度の劣化を防いでいる。ここで、増幅器
26g1,26g2からオートゼロ電圧をより早く出力
させるため、第1フェーズの始めの所定期間のみHレベ
ルとなる制御信号PC0を供給することによりスイッチ
S22,S23をオンさせる。
【0068】第1フェーズの差動出力端は、直前の第2
フェーズにおいて差動電圧VS1が比較用基準電圧VR
C[0]と比較され増幅された電圧値を初期値として有
するため、スイッチS22,S23をオンし、増幅器2
6g1,26g2の差動出力端を短絡させることにより
高速にオートゼロ電圧に戻すことができる。なお、オー
トゼロ電圧は各増幅器に固有の電圧であるから、スイッ
チS22,S23は第1フェーズの始めの所定期間のみ
オンされ、その後オフされる。
【0069】次に、第2フェーズでは、スイッチS16
がオンし、スイッチS17,S18〜S21がオフ状態
となる。このとき、差動電圧VS1としてサンプル・ホ
ールド回路30がホールドした電圧が入力される。この
ため、第1フェーズでサンプルされた増幅器300のオ
フセット電圧が除かれ、真の信号電圧が比較器26g1
に印加されることになる。また、キャパシタC16,C
19にはバイアス電圧VBが印加され、これにより比較
用基準電圧VRC[0]と真の信号電圧が比較される。
【0070】以上のような動作を受けて、図9に示され
る3ビットD/Aコンバータ251は、以下のような動
作を行なう。すなわち、3ビットD/Aコンバータ25
1の第1フェーズでは、上記第2フェーズでの比較結果
を受けていずれか1のディジタル信号00BS〜70B
Sが活性化され、減算用基準電圧VRS[0]〜VRS
[7]のいずれか1の電圧が出力ノードN1,N2に出
力される。
【0071】また、3ビットD/Aコンバータ251の
第2フェーズでは、制御信号/PA0によりバイアス電
圧選択部S15のスイッチがオンされバイアス電圧VB
が出力ノードN1,N2に出力される。つまり、差動電
圧としては0を出力する。
【0072】以上のように、3ビットD/Aコンバータ
251は、第1フェーズでは減算用基準電圧VRS
[0]〜VRS[7]のいずれかを、第2フェーズでは
差動電圧0を減算回路40に出力する。
【0073】そして、減算回路40は、サンプル・ホー
ルド回路30と逆の位相、すなわち、第2フェーズでサ
ンプルを行ない、第1フェーズで、サンプル・ホールド
回路30からの出力電圧値から3ビットD/Aコンバー
タ251が出力した電圧値が減算される。
【0074】すなわち、第1フェーズでは、増幅器30
0のオフセット電圧がキャンセルされてホールド状態に
なり減算が行なわれる。この減算結果は、はしご形レジ
スタ23で生成される基準電圧を共通の比較対象とする
ため、増幅器400で8倍され差動電圧VS2としてA
/D変換ステージ54に含まれるフラッシュ型3ビット
A/Dコンバータ250に入力される。
【0075】なお、A/D変換ステージ54に含まれる
フラッシュ型3ビットA/Dコンバータ250、3ビッ
トD/Aコンバータ251は、A/D変換ステージ52
に含まれるフラッシュ型3ビットA/Dコンバータ25
0、3ビットD/Aコンバータ251と同様に、かつ、
逆相で動作する。
【0076】また、減算回路50とA/D変換ステージ
56に含まれるフラッシュ型3ビットA/Dコンバータ
250は、A/D変換ステージ52に含まれる減算回路
40とA/D変換ステージ54に含まれるフラッシュ型
3ビットA/Dコンバータ250と逆相(サンプル・ホ
ールド回路30およびA/D変換ステージ52に含まれ
るフラッシュ型3ビットA/Dコンバータ250と同
相)で動作する。
【0077】A/D変換ステージ52に含まれるフラッ
シュ型3ビットA/Dコンバータ250からは上位3ビ
ット、A/D変換ステージ54に含まれるフラッシュ型
3ビットA/Dコンバータ250からは中位3ビット、
A/D変換ステージ56に含まれるフラッシュ型3ビッ
トA/Dコンバータ250からは下位3ビットのディジ
タル信号が符号化/ラッチ回路31に出力され、符号化
/ラッチ回路31からは合計9ビットのディジタル信号
が出力される。
【0078】[実施の形態2]上記実施の形態1に係る
A/Dコンバータは、耐ノイズ性を高めるために差動型
を有するものであるが、本発明に係るA/Dコンバータ
は、差動型に限られるものではない。
【0079】すなわち、図1に示される差動パイプライ
ン型A/Dコンバータのサンプル・ホールド回路30、
減算回路40,50、およびフラッシュ型3ビットA/
Dコンバータ250に含まれる電圧比較器26a〜26
gのそれぞれに含まれる増幅器300,400,50
0,26g1,26g2を図11に示される増幅器70
0で置換えたものも同様に考えることができる。
【0080】この増幅器700の出力端には、バイアス
電圧VBが入力される回路構成・回路定数が増幅器70
0と同じ増幅器701の出力ノードが、制御信号PC0
により制御されるスイッチS24を介して接続される。
ここで、増幅器701はバイアス電圧VBが常に入力さ
れるため、常にオートゼロ電圧VOAZ を出力する。
【0081】また、増幅器700の入力端には、制御信
号PB0により制御されるスイッチ702がオンするこ
とによってバイアス電圧VBが供給される。
【0082】次に、この増幅器700の動作を図12の
タイミング図を参照して説明する。なお、制御信号PC
0は、制御信号PB0に応じて図4に示される回路など
によって生成される。
【0083】図12に示されるように、制御信号PB0
がHレベルの期間T1〜T2,T3〜T4には増幅器7
00にはバイアス電圧VBが供給されるため増幅器70
0からはオフセット電圧が出力される。ここで、制御信
号PB0がHレベルとなる期間の始めの所定期間T1〜
T5,T3〜T6のみHレベルとなる制御信号PC0が
スイッチS24に供給され、この期間T1〜T5,T3
〜T6のみオンとなることにより、増幅器700の出力
端に、増幅器701のオートゼロ電圧が供給される。し
たがって、増幅器700からの出力電圧Vout の大きさ
は、図12(c)に示されるように変化するため、高速
にオフセット電圧Voffsetを得ることができる。
【0084】
【発明の効果】請求項1に係るアナログ/ディジタルコ
ンバータによれば、アナログ/ディジタル変換ステージ
に含まれる第1の増幅手段の出力オフセット電圧を高速
に得ることができる。
【0085】請求項2に係るアナログ/ディジタルコン
バータによれば、第1の増幅手段と同一の特性を有する
第3の増幅手段から、第1の増幅手段の出力オフセット
電圧に近い第1のオートゼロ電圧を第1の増幅手段の出
力端に供給するため、より高速に出力オフセット電圧を
得ることができる。
【0086】請求項3および4に係るアナログ/ディジ
タルコンバータによれば、さらに、データ保持手段に含
まれる第2の増幅手段の出力オフセット電圧を高速に得
ることができる。
【0087】請求項5に係るアナログ/ディジタルコン
バータによれば、データ取込信号から簡易な回路でかつ
消費電力もゼロである回路によりオートゼロ電圧供給信
号を生成することができる。
【0088】請求項6に係るアナログ/ディジタルコン
バータによれば、第2のインバータに含まれるNチャネ
ルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタ
のサイズを調整することにより第2のインバータのしき
い値を制御し、生成するオートゼロ電圧供給信号のパル
ス幅を変更することができる。請求項7に係るアナログ
/ディジタルコンバータによれば、より高速に第2の増
幅手段の出力オフセット電圧を得ることができる。
【0089】請求項8に係るアナログ/ディジタルコン
バータによれば、同相ノイズによる影響を低減すること
ができる。
【0090】請求項9に係るアナログ/ディジタルコン
バータによれば、耐ノイズ性を有するとともに、アナロ
グ/ディジタル変換ステージに含まれる第1の増幅手段
の出力オフセット電圧を高速に生成することができる。
【0091】請求項10に係るアナログ/ディジタルコ
ンバータによれば、さらに、データ保持手段に含まれる
第2の増幅手段の出力オフセット電圧を高速に生成する
ことができる。
【0092】請求項11に係る電圧比較器によれば、増
幅手段における出力オフセット電圧の生成を高速化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るA/Dコンバー
タの全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示されるクロックドライバの構成を示
す回路図である。
【図3】 図1に示されるA/Dコンバータの動作を説
明するためのタイミング図である。
【図4】 オートゼロ電圧供給信号生成回路の構成を示
す回路図である。
【図5】 図4に示される回路の動作を示すタイミング
図である。
【図6】 図1に示されるサンプル・ホールド回路の一
例を示す回路図である。
【図7】 図1に示されるはしご形レジスタの構成を示
す回路図である。
【図8】 図1に示されるフラッシュ型3ビットA/D
コンバータの構成を示す図である。
【図9】 図1に示される3ビットD/Aコンバータの
構成を示す図である。
【図10】 図8に示される電圧比較器の構成を示す図
である。
【図11】 本発明の実施の形態2に係るA/Dコンバ
ータを説明するための図である。
【図12】 図11に示される回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図13】 従来のパイプライン型A/Dコンバータの
全体構成を示す図である。
【図14】 図13に示されるサンプル・ホールド回路
と、それに接続されるサブA/Dコンバータの構成を示
す図である。
【図15】 図14に示される回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図16】 図13に示されるフラッシュ型A/Dコン
バータに含まれる従来の電圧比較器の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
30 サンプル・ホールド回路、31 符号化/ラッチ
回路、33,35,36 クロックドライバ、40,5
0 減算回路、52,54,56 A/D変換ステー
ジ、250 フラッシュ型3ビットA/Dコンバータ、
251 3ビットD/Aコンバータ、300,400,
500,700,701,26g1,26g2 増幅
器、330,C13 キャパシタ、331,604 抵
抗素子、601,605 インバータ、603 電源ノ
ード、S8,S9,S10,S11,S12,S13,
S22,S23,S24,702 スイッチ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアナログデータを第1の期間に取
    込み、第2の期間に保持するデータ保持手段と、 前記データ保持手段に直列接続された複数のアナログ/
    ディジタル変換ステージと、 前記アナログ/ディジタル変換ステージの各々から出力
    されたディジタルデータをラッチするラッチ手段とを備
    え、 前記データ保持手段に接続されたアナログ/ディジタル
    変換ステージは、 前記データ保持手段から供給された第2のアナログデー
    タをディジタルデータに変換し、前記ラッチ手段に出力
    するアナログ/ディジタル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段に接続され、前記デ
    ィジタルデータを第3のアナログデータに変換するディ
    ジタル/アナログ変換手段と、 前記第2のアナログデータから前記第3のアナログデー
    タを減算して、減算結果データを出力する減算手段と、 前記減算手段に接続され、前記第2の期間には第1のバ
    イアス電圧が供給されるとともに、前記第1の期間には
    前記減算手段から供給された前記減算結果データを増幅
    する第1の増幅手段と、 前記第2の期間の初めの所定期間だけ、前記第1の増幅
    手段の出力端に、第1のオートゼロ電圧を供給する第1
    の電圧供給手段とを含む、アナログ/ディジタルコンバ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の電圧供給手段は、前記第1の
    増幅手段と同じ回路構成・回路定数を有し、前記第1の
    バイアス電圧が供給されることによって前記第1のオー
    トゼロ電圧を出力する第3の増幅手段を含む、請求項1
    に記載のアナログ/ディジタルコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記データ保持手段は、 前記第1の期間に第2のバイアス電圧が供給され、前記
    第2の期間に前記第1のアナログデータが供給される第
    2の増幅手段と、 前記第1の期間の初めの所定期間だけ、前記第2の増幅
    手段の出力端に、第2のオートゼロ電圧を供給する第2
    の電圧供給手段とを含む、請求項1に記載のアナログ/
    ディジタルコンバータ。
  4. 【請求項4】 入力されるクロック信号に応答して、前
    記第1の期間を決定する制御信号を生成し、前記データ
    保持手段に供給する制御信号生成手段と、 前記第2の電圧供給手段が前記第2のオートゼロ電圧を
    供給するタイミングを決定するオートゼロ電圧供給信号
    を生成し、前記第2の電圧供給手段に供給するオートゼ
    ロ電圧供給信号生成手段とをさらに備える、請求項3に
    記載のアナログ/ディジタルコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記オートゼロ電圧供給信号生成手段
    は、 一方のノードに前記制御信号が供給されるキャパシタ
    と、 接地ノードと、 前記キャパシタの他方のノードと前記接地ノードとの間
    に接続される抵抗素子とを含む、請求項4に記載のアナ
    ログ/ディジタルコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記オートゼロ電圧供給信号生成手段
    は、 前記制御信号が供給される第1のインバータと、 一方のノードが前記第1のインバータの出力端に接続さ
    れるキャパシタと、 電源ノードと、 前記電源ノードと前記キャパシタの他方のノードとの間
    に接続される抵抗素子と、 前記キャパシタの他方のノードに接続される第2のイン
    バータとを含む、請求項4に記載のアナログ/ディジタ
    ルコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記第2の増幅手段の入力端に接続さ
    れ、前記第2の電圧供給手段が前記第2の増幅手段の出
    力端に前記第2のオートゼロ電圧を供給するのと同じタ
    イミングで、前記第2の増幅手段の入力端に前記第2の
    バイアス電圧を供給するバイアス電圧供給手段をさらに
    備える、請求項3に記載のアナログ/ディジタルコンバ
    ータ。
  8. 【請求項8】 前記データ保持手段は、前記第2のバイ
    アス電圧および前記第1のアナログデータを差動入力す
    るとともに、前記第2のアナログデータを差動出力し、 前記減算手段は、前記第2のアナログデータおよび前記
    第3のアナログデータを差動入力するとともに、前記減
    算結果データを差動出力する、請求項3に記載のアナロ
    グ/ディジタルコンバータ。
  9. 【請求項9】 第1のアナログデータを第1の期間に差
    動入力し、第2の期間に保持するデータ保持手段と、 前記データ保持手段に直列接続された複数のアナログ/
    ディジタル変換ステージと、 前記アナログ/ディジタル変換ステージの各々から出力
    されたディジタルデータをラッチするラッチ手段とを備
    え、 前記データ保持手段に接続されたアナログ/ディジタル
    変換ステージは、 前記データ保持手段から差動出力された第2のアナログ
    データをディジタルデータに変換し、前記ラッチ手段に
    出力するアナログ/ディジタル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段に接続され、前記デ
    ィジタルデータを第3のアナログデータに変換するディ
    ジタル/アナログ変換手段と、 前記第2のアナログデータから前記第3のアナログデー
    タを減算して、減算結果データを出力する減算手段と、 前記減算手段に接続され、前記第2の期間には第1のバ
    イアス電圧が供給されるとともに、前記第1の期間には
    前記減算手段から供給された前記減算結果データを増幅
    する第1の増幅手段と、 前記第2の期間の初めの所定期間だけ、前記第1の増幅
    手段の差動出力端を短絡する第1の切換手段とを含む、
    アナログ/ディジタルコンバータ。
  10. 【請求項10】 前記データ保持手段は、 前記第1の期間に第2のバイアス電圧が供給され、前記
    第2の期間に前記第1のアナログデータが供給される第
    2の増幅手段と、 前記第1の期間の初めの所定期間だけ、前記第2の増幅
    手段の差動出力端を短絡する第2の切換手段とを含む、
    請求項9に記載のアナログ/ディジタルコンバータ。
  11. 【請求項11】 データ取込期間にデータを入力し、デ
    ータ比較期間に基準電圧と前記データとを比較してその
    結果を出力する電圧比較器であって、 前記データと前記基準電圧とを比較してその結果を増幅
    する増幅手段と、 前記データ取込期間の初めの所定期間だけ前記増幅手段
    の出力端にオートゼロ電圧を供給する電圧供給手段とを
    備える電圧比較器。
JP9133682A 1997-05-23 1997-05-23 アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器 Pending JPH10327072A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9133682A JPH10327072A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器
US08/982,279 US5966088A (en) 1997-05-23 1997-12-01 Analog/digital converter and voltage comparator capable of fast producing of output offset voltage

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9133682A JPH10327072A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10327072A true JPH10327072A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15110421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9133682A Pending JPH10327072A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5966088A (ja)
JP (1) JPH10327072A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002111600A (ja) * 2000-09-26 2002-04-12 Fujitsu Ltd 光受信回路
KR101201893B1 (ko) * 2008-12-22 2012-11-16 한국전자통신연구원 고속 다단 전압 비교기

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6611222B1 (en) 2002-06-03 2003-08-26 Charles Douglas Murphy Low-complexity high-speed analog-to-digital converters
US6741200B2 (en) * 2002-08-14 2004-05-25 Intel Corporation Method and apparatus of stage amplifier of analog to digital converter
JP3843105B2 (ja) * 2003-03-26 2006-11-08 三洋電機株式会社 アナログ−デジタル変換回路および画像処理回路
US6710735B1 (en) * 2003-06-17 2004-03-23 Realter Semiconductor Corp. Dual supply voltage pipelined ADC
US7095352B2 (en) * 2004-03-02 2006-08-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Analog-to-digital converter including a plurality of amplifier circuits
US7310058B2 (en) * 2005-07-13 2007-12-18 Texas Instruments (India) Private Limited Texas Instruments Incorporated Reducing the time to convert an analog input sample to a digital code in an analog to digital converter (ADC)
US7541962B2 (en) * 2006-01-18 2009-06-02 Marvell World Trade Ltd. Pipelined analog-to-digital converters

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4587443A (en) * 1984-08-27 1986-05-06 Signetics Corporation Auto-zero sample and hold circuit
JPH01259628A (ja) * 1988-04-11 1989-10-17 Hitachi Ltd A/d変換器
JPH0389610A (ja) * 1989-08-31 1991-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd オートゼロ機能、サンプルホールド機能付き差動増幅器
EP0418753B1 (de) * 1989-09-20 1994-12-07 Deutsche ITT Industries GmbH Offsetspannungsabgleichender Operationsverstärker
GB9224238D0 (en) * 1992-11-19 1993-01-06 Vlsi Technology Inc Pipelined analog to digital converters and interstage amplifiers for such converters
US5391999A (en) * 1993-12-02 1995-02-21 Motorola Inc. Glitchless switched-capacitor biquad low pass filter
JP3276512B2 (ja) * 1993-12-21 2002-04-22 三菱電機株式会社 差動増幅回路
US5894284A (en) * 1996-12-02 1999-04-13 Motorola, Inc. Common-mode output sensing circuit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002111600A (ja) * 2000-09-26 2002-04-12 Fujitsu Ltd 光受信回路
KR101201893B1 (ko) * 2008-12-22 2012-11-16 한국전자통신연구원 고속 다단 전압 비교기

Also Published As

Publication number Publication date
US5966088A (en) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006115003A (ja) サンプルホールド回路およびそれを用いたパイプラインad変換器
CN101133556A (zh) 具有缩放参考电压的开关电容器电路
US6031480A (en) Method and apparatus for implementing a pipelined A/D converter with inter-stage amplifiers having no common mode feedback circuitry
US20060125676A1 (en) Analog-to-digital converter in which settling time of amplifier circuit is reduced
JPH0595285A (ja) 電圧比較器
US6229472B1 (en) A/D converter
US5394148A (en) AD converter
US7764214B2 (en) Analog-to-digital converter for converting input analog signal into digital signal through multiple conversion processings
US5072220A (en) Analog/digital converter operating by the expanded parallel method
US7348916B2 (en) Pipeline A/D converter and method of pipeline A/D conversion
JPH10327072A (ja) アナログ/ディジタルコンバータおよび電圧比較器
US8203474B2 (en) Pipeline A/D converter
US6859158B2 (en) Analog-digital conversion circuit
KR100294787B1 (ko) 개방루프차동증폭기를갖는서브레인지아날로그/디지털컨버터
JP3559534B2 (ja) アナログ・ディジタル変換回路
JPH11304584A (ja) 光センサ回路
US6504500B1 (en) A/D converter and A/D converting method
EP0761037B1 (en) Differential amplifier with signal-dependent offset, and multi-step dual-residue analog-to-digital converter including such a differential amplifier
US5629702A (en) Analog to digital converter
US8427354B2 (en) Analog to digital converter and signal processing system
JP3113031B2 (ja) 並列型a/d変換装置
US6700523B2 (en) Analog to digital converter selecting reference voltages in accordance with feedback from prior stages
JP3560433B2 (ja) A/d変換器
JP2001168713A (ja) Adコンバータ回路
JP2002325038A (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307