JPH05123469A - 刺繍ミシン用ステツチデータ作成方法 - Google Patents

刺繍ミシン用ステツチデータ作成方法

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JPH05123469A
JPH05123469A JP3318475A JP31847591A JPH05123469A JP H05123469 A JPH05123469 A JP H05123469A JP 3318475 A JP3318475 A JP 3318475A JP 31847591 A JP31847591 A JP 31847591A JP H05123469 A JPH05123469 A JP H05123469A
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
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    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
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  • Computer Hardware Design (AREA)
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍ゾーンを区分するブロックの分割数を極
端に低減でき、ブロックの形状を自由に設定でき、ブロ
ックの形状を反映する刺繍縫目を形成できるような刺繍
ミシン用ステッチデータ作成方法を提供すること。 【構成】 ブロックデータとして1対の主辺L1、L2
の両端点1、3、2、4の位置と主辺の形状(曲線、円
弧、直線)を指定する主辺データと、1対の副辺L3、
L4上の少なくとも1つ以上設定された補助点P、Qを
示す補助点データと、1対の副辺の形状(折れ線、円
弧)を指定する形状指定データとを設定する。主辺デー
タと補助点データとに基づいて、1対の副辺上の補助点
同士を主辺の形状に対応した経路で結ぶ補助主辺L5を
演算する。主辺データと補助主辺データと副辺の形状指
定データと糸密度データとに基づいて、1対の主辺を経
由し且つ副辺の形状に対応した経路で結ぶように針落ち
点を補助主辺上に演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍ミシン用ステッチ
データ作成方法に関し、特に刺繍ゾーンを区分するブロ
ックの分割数を大幅に少なくでき、ブロックの形状を自
由に設定でき、ブロックの形状を正しく反映する刺繍縫
目を形成し得るようなステッチデータ作成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、刺繍模様の為の刺
繍データを極力少ない記憶容量で記憶できるように、例
えば特公昭60─42740号公報において、文字や図
形などの刺繍ゾーンを複数のブロックに分割し、これら
ブロックの輪郭を画定する為の複数の輪郭線素を示すブ
ロックデータと、刺繍糸によりブロック内に形成する縫
目の数を規定する糸密度データとを含む刺繍領域データ
を記憶するようにし、これらブロックデータと糸密度デ
ータとに基いて各ブロック毎の針落ち点の位置データを
求め、その針落ち位置データを用いて刺繍縫いするよう
にした刺繍模様記憶再生装置を提案した。
【0003】ところで、この刺繍模様記憶再生装置を用
いて刺繍領域データを作成する場合、綺麗な刺繍縫目を
形成できるように、基本的には、刺繍ゾーンを複数の四
角形状のブロックに分割する。例えば、図23に示すよ
うに、植物の「葉っぱ」に類似した刺繍ゾーン100の
刺繍領域データを作成する為に、この刺繍ゾーン100
の左側部分を例えば3つのブロック(B1〜B3)に分
割し且つ右側部分を同様に3つのブロック(B4〜B
6)に分割し、これら6つのブロック(B1〜B6)の
ブロックデータと糸密度データとで刺繍領域データを作
成する。
【0004】ここで、これらブロックデータのうち、例
えばブロックB1のブロックデータは、四角形状のブロ
ックの輪郭を画定する為の4つの輪郭線素L1〜L4の
各々を規定する端点1(b11)、端点2(b12)、
端点3(b13)び端点4(b14)の座標から構成さ
れている。つまり、ブロックB1は相対向する1対の輪
郭線素である第1主辺L1及び第2主辺L2と、これら
第1・第2主辺L1・L2の両端を夫々結ぶ1対の輪郭
線素である第1副辺L3及び第2副辺L4とにより画成
され、これら第1・第2主辺L1・L2上に針落ち位置
が設けられる。但し、刺繍ゾーンを複数のブロックに分
割する際に、一般的に、隣接するブロックと接する第1
副辺及び第2副辺が常に直線状の線分となるように、刺
繍ゾーンの形状に応じて分割数や分割位置を決定する。
【0005】このように、直線状の第1・第2副辺を前
提として分割した複数のブロックの刺繍領域データが作
成され、この刺繍領域データから各ブロックの両主辺上
の針落ち点を規定するステッチデータを求めるステッチ
データ作成方法が採用されている。尚、図23には、こ
のように求められた刺繍領域100のステッチデータに
基いて刺繍縫いされた刺繍縫目が図示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、刺繍領域データを作成する際に、ブロックの1対の
副辺を直線状の線分で規定するため、ブロックの形状を
自由に設定することができない。従って、湾曲状部分或
いは屈曲状部分を含む複雑な形状の文字や記号(ロゴや
マークを含む)や図形(動物や花や物品等々)などの場
合、湾曲状部分や屈曲状部分については副辺が直線状の
線分となるように、小型の多数のブロックに分割しなけ
ればならないので、刺繍ゾーン全体としてそのブロック
数が大幅に増大すること、その結果刺繍領域データのデ
ータ量が増大するとともに、刺繍領域データの作成作業
が非常に複雑化することなどの問題がある。
【0007】更に、刺繍ゾーンを多数のブロックに細分
化し且つこれらブロック毎に刺繍縫いするので、刺繍ゾ
ーンの形状を正しく反映するつまり主辺や副辺の形状に
沿った理想的な刺繍縫目で刺繍縫いでができないこと、
特に図23に示すように、刺繍ゾーン100を6つのブ
ロック(B1〜B6)に分割して刺繍縫いする場合に、
ブロックB1とブロックB4、或いはブロックB2とブ
ロックB5とのように隣接した配置関係のときには、こ
れら2つの隣接するブロックを夫々独立に刺繍縫いする
ので、隣接する両ブロック間に隙間が生じて刺繍模様の
仕上がり品質が低下すること、などの問題がある。
【0008】本発明の目的は、刺繍ゾーンを区分するブ
ロックの分割数を極端に低減でき、ブロックの形状を自
由に設定でき、ブロックの形状を反映する刺繍縫目を形
成できるような刺繍ミシン用ステッチデータ作成方法を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1請求項に係る刺繍ミ
シン用ステッチデータ作成方法は、相対向する1対の輪
郭線素である1対の主辺と、その1対の主辺の両端を夫
々結ぶ1対の輪郭線素である1対の副辺とにより画成さ
れたブロックを刺繍縫いする為に、刺繍縫いすべきブロ
ックを表すブロックデータと、刺繍縫いの糸密度を規定
する糸密度データとに基いて、当該ブロックを刺繍縫い
する際の針落ち点を規定するステッチデータを作成する
刺繍ミシン用ステッチデータ作成方法において、ブロッ
クデータとして、1対の主辺を示す主辺データと、1対
の副辺上に少なくとも1つ以上設定された補助点を示す
補助点データとを設定し、補助点データに基いて、1対
の副辺上の補助点同志を結ぶ補助主辺を演算し、主辺デ
ータと補助主辺データと糸密度データとに基いて、1対
の主辺を補助主辺を経由して結ぶように針落ち点を補助
主辺上に演算するものである。
【0010】第2請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデ
ータ作成方法は、相対向する1対の輪郭線素である1対
の主辺と、その1対の主辺の両端を夫々結ぶ1対の輪郭
線素である1対の副辺とにより画成されたブロックを刺
繍縫いする為に、刺繍縫いすべきブロックを表すブロッ
クデータと、刺繍縫いの糸密度を規定する糸密度データ
とに基いて、当該ブロックを刺繍縫いする際の針落ち点
を規定するステッチデータを作成する刺繍ミシン用ステ
ッチデータ作成方法において、ブロックデータとして、
1対の主辺を示す主辺データと、1対の副辺上に少なく
とも1つ以上設定された補助点を示す補助点データと、
1対の副辺の形状を指定する形状指定データとを設定
し、補助点データに基いて、1対の副辺上の補助点同志
を結ぶ補助主辺を演算し、主辺データと補助主辺データ
と副辺の形状指定データと糸密度データとに基いて、1
対の主辺を補助主辺を経由し且つ副辺の形状に対応した
経路で結ぶように針落ち点を補助主辺上に演算するもの
である。
【0011】第3請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデ
ータ作成方法は、相対向する1対の輪郭線素である1対
の主辺と、その1対の主辺の両端を夫々結ぶ1対の輪郭
線素である1対の副辺とにより画成されたブロックを刺
繍縫いする為に、刺繍縫いすべきブロックを表すブロッ
クデータと、刺繍縫いの糸密度を規定する糸密度データ
とに基いて、当該ブロックを刺繍縫いする際の針落ち点
を規定するステッチデータを作成する刺繍ミシン用ステ
ッチデータ作成方法において、ブロックデータとして、
1対の主辺の両端点の位置と主辺の形状を指定する主辺
データと、1対の副辺上に少なくとも1つ以上設定され
た補助点を示す補助点データと、1対の副辺の形状を指
定する形状指定データとを設定し、主辺データと補助点
データとに基いて、1対の副辺上の補助点同志を前記主
辺に対応した経路で結ぶ補助主辺を演算し、主辺データ
と補助主辺データと副辺の形状指定データと糸密度デー
タとに基いて、1対の主辺を補助主辺を経由し且つ副辺
の形状に対応した経路で結ぶように針落ち点を補助主辺
上に演算するものである。
【0012】
【作用】第1請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデータ
作成方法においては、先ず相対向する1対の輪郭線素で
ある1対の主辺と、その1対の主辺の両端を夫々結ぶ1
対の輪郭線素である1対の副辺とにより画成されたブロ
ックを表すブロックデータとして、これら1対の主辺を
表す主辺データと、1対の副辺上に少なくとも1つ以上
設定された補助点を示す補助点データとを設定する。次
に、この補助点データを用いて、1対の副辺上の補助点
同志を結んだ補助主辺を演算する。次に、前記主辺デー
タとこの補助主辺データと糸密度データとを用いて、1
対の主辺を補助主辺を経由して結ぶように針落ち点を補
助主辺上に演算する。そして、1対の主辺上の張り落ち
点及びこの補助主辺上の針落ち点を順次規定するステッ
チデータを作成する。
【0013】このように、1対の副辺上に設定された補
助点同志を結んだ1つ以上の補助主辺を求め、更にこの
補助主辺を経由して1対の主辺を結ぶように補助主辺上
に針落ち点を求めるので、1対の副辺は折れ線状の線分
として設定でき、従来のブロック分割においては主辺に
設定していた辺を補助主辺とすることができる。従っ
て、従来複数ブロックに区分していた刺繍ゾーン部分を
1ブロックに区分できるから、ブロックの分割数を大幅
に少なくすることができる。従って、ブロックを表すブ
ロックデータを含む刺繍領域データのデータ量を大幅に
低減でき、しかも刺繍領域データの作成作業が大幅に簡
単化する。加えて、ブロックの分割数が少なくなるた
め、ブロックとブロック間の刺繍縫目の隙間の個所も少
なくなるから全体として高品質の刺繍縫目となるステッ
チデータを作成できる。
【0014】第2請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデ
ータ作成方法においては、ブロックを表すブロックデー
タとして、これら1対の主辺を表す主辺データと、1対
の副辺上に少なくとも1つ以上設定された補助点を示す
補助点データと、1対の副辺の形状を指定する形状指定
データとを設定する。次に、この補助点データを用い
て、1対の副辺上の補助点同志を結んだ補助主辺を演算
する。次に、前記主辺データとこの補助主辺データと副
辺の形状指定データと糸密度データとを用いて、1対の
主辺を補助主辺を経由し且つ副辺の形状に対応した経路
で結ぶように針落ち点を補助主辺上に演算する。そし
て、1対の主辺上の針落ち点及びこの補助主辺上の針落
ち点を順次規定するステッチデータを作成する。
【0015】このように、1対の副辺上に設定された補
助点同志を結んだ1つ以上の補助主辺を求め、この補助
主辺を経由し且つ副辺の形状に対応した経路で1対の主
辺を結ぶように補助主辺上に針落ち点を求めるので、1
対の副辺の形状を自由に設定することができ、1対の副
辺の形状が折れ線状や曲線状などの様な形状であって
も、副辺の形状に沿った刺繍縫目となるステッチデータ
の作成が可能になる。尚、これ以外に、前記請求項1と
同様の作用が得られる。
【0016】第3請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデ
ータ作成方法においては、ブロックを表すブロックデー
タとして、これら1対の主辺の両端点の位置と主辺の形
状を指定する主辺データと、1対の副辺上に少なくとも
1つ以上設定された補助点を示す補助点データと、1対
の副辺の形状を指定する形状指定データとを設定する。
次に、主辺データとこの補助点データとを用いて、1対
の副辺上の補助点同志を主辺に対応した経路で結んだ補
助主辺を演算する。次に、前記主辺データとこの補助主
辺データと副辺の形状指定データと糸密度データとを用
いて、1対の主辺を補助主辺を経由し且つ副辺の形状に
対応した経路で結ぶように針落ち点を補助主辺上に演算
する。そして、1対の主辺上の針落ち点及びこの補助主
辺上の針落ち点を順次規定するステッチデータを作成す
る。
【0017】このように、1対の副辺上に設定された補
助点同志を結んだ1つ以上の補助主辺を主辺に対応した
経路で求め、この補助主辺を経由し且つ副辺の形状に対
応した経路で1対の主辺を結ぶように補助主辺上に針落
ち点を求めるので、1対の主辺の形状と1対の副辺の形
状とを加味してブロックの全体形状を反映した理想的な
刺繍縫目となるステッチデータの作成が可能になる。
尚、これ以外に、前記請求項2と同様の作用が得られ
る。
【0018】
【発明の効果】第1請求項に係る刺繍ミシン用ステッチ
データ作成方法によれば、〔作用〕の項で説明したよう
に、1対の副辺上に設定された補助点同志を結んだ1つ
以上の補助主辺を求め、この補助主辺を経由して1対の
主辺を結ぶように補助主辺上に針落ち点を求めるので、
次の効果が得られる。 (1)従来複数ブロックに区分していた刺繍領域を1ブ
ロックに区分できるようになるため、ブロックの分割数
を大幅に少なくすることが出来る。 (2)ブロックを表すブロックデータを含む刺繍領域デ
ータのデータ量を大幅に低減でき、刺繍領域データの作
成作業を大幅に簡単化することができる。 (3)全体として高品質の刺繍縫目となるステッチデー
タを作成出来る。
【0019】第2請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデ
ータ作成方法によれば、〔作用〕の項で説明したよう
に、1対の副辺上に設定された補助点同志を結んだ1つ
以上の補助主辺を求め、この補助主辺を経由し且つ副辺
の形状に対応した経路で1対の主辺を結ぶように補助主
辺上に針落ち点を求めるので、前記請求項1の(1)〜
(3)の効果に加えて、次の効果が得られる。 (4)1対の副辺の形状を自由に設定でき、1対の副辺
の形状が例えば折れ線状や曲線状などどの様な形状であ
っても、副辺の形状に沿った刺繍縫目となるステッチデ
ータの作成が可能になる。
【0020】第3請求項に係る刺繍ミシン用ステッチデ
ータ作成方法によれば、〔作用〕の項で説明したよう
に、1対の副辺上に設定された補助点同志を結んだ1つ
以上の補助主辺を主辺に対応した経路で求め、この補助
主辺を経由し且つ副辺の形状に対応した経路で1対の主
辺を結ぶように補助主辺上に針落ち点を求めるので、前
記請求項1の(1)〜(3)の効果及び前記請求項2の
(4)の効果に加えて、次の効果が得られる。 (5)1対の主辺の形状と1対の副辺の形状とを加味し
てブロックの全体形状を反映する理想的な刺繍縫目とな
るステッチデータの作成が可能になる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、刺繍領域(ブロック)に刺繍縫
目を施す為のステッチデータ(針落ち位置データ)を作
成するステッチデータ作成方法に本発明を適用した場合
のものである。このステッチデータ作成方法に用いる刺
繍縫製機1について説明すると、この刺繍縫製機1は基
本的には刺繍模様を形成する刺繍装置2とデータ処理装
置55とから構成され、先ず刺繍装置2について、図1
に基いて説明する。ミシンテーブル10上には、刺繍ミ
シン8と加工布(図示略)をX方向及びY方向に独立に
移動する加工布移動機構3とが配設されている。この刺
繍ミシン8について説明すると、ミシンテーブル10に
設けられたベッド部12から脚柱部14が立設され、こ
の脚柱部14の上端部からベッド部12の上側にアーム
部16が片持ち状に延出されている。アーム部16内に
はミシンモータ67で駆動される針棒上下駆動機構(図
示略)が設けられ、下端に縫針20を取付けた針棒18
がこの針棒上下駆動機構により上下往復駆動される。ベ
ッド部12の上面に形成された開口は針板22で塞が
れ、縫針20はこの針板22に形成された針孔を挿通し
て、ベッド部12内に設けられた糸輪捕捉器(図示略)
と協働して刺繍縫目を形成する。
【0022】次に、加工布移動機構3について説明する
と、ミシンテーブル10上には、環状の外枠30とこの
外枠30の内側に嵌められる内枠32とからなる刺繍枠
34が配設され、この刺繍枠34に一体形成されたスラ
イド部36は、ミシンテーブル10上にY方向向きに配
設された1対のガイドパイプ38にY方向摺動可能に支
持されている。これらガイドパイプ38の前端部は支持
台40に固着され、その後端部は支持台42に固着され
ている。支持台42は、X方向向きに配設されたX方向
送りネジ46に螺合されるとともに、回転伝達軸48を
挿通して支持され、このX方向送りネジ46はX軸送り
モータ68(図2参照)により正回転駆動又は逆回転駆
動される。従って、X軸送りモータ68の駆動によるX
方向送りネジ46の回転により、両支持台40・42と
ガイドパイプ38とを介して刺繍枠34がX方向に移動
駆動される。
【0023】一方、両支持台40・42に亙って環状の
ワイヤ50が張架され、このワイヤ50の一箇所におい
てスライド部36が固着され、このワイヤ50は回転伝
達軸48の回転により移動される。更に、この回転伝達
軸48の一方端にはY軸送りモータ69に連結されてい
る。従って、このY軸送りモータ69の駆動による回転
伝達軸48の回転により、ワイヤ50を介してスライド
部36がY方向に移動駆動される。その結果、X軸送り
モータ68とY軸送りモータ69との駆動により、刺繍
枠30がミシンテーブル10上のXY平面の任意の位置
に移動されるので、両枠30・32に挟持された加工布
上には刺繍ミシン8と協働して刺繍模様が形成される。
尚、X軸送りモータ68とY軸送りモータ69は夫々ス
テッピングモータから構成されている。
【0024】次に、データ処理装置55について簡単に
説明すると、基本的には、文字や画像を表示するCRT
表示器56と、キーボード57と、ハードディスク装置
などからなる外部記憶装置58と、座標入力器(マウ
ス)59と、文字や図形などのイメージを読込むスキャ
ナ装置60及びこれらが接続された制御ボックス61と
から構成されている。この制御ボックス61には、後述
する制御装置Cやフロッピーディスクドライブ装置74
(図2参照)が内蔵されている。
【0025】次に、刺繍縫製機1の制御系は、図2のブ
ロック図に示すように構成されている。制御装置Cの入
出力インターフェース62には、キーボード57と、外
部記憶装置58と、座標入力器59と、CRT表示器5
6の為の表示駆動回路73と、フロッピーディスクドラ
イブ装置(FDD)74の為のフロッピーディスクコン
トローラ(FDC)75と、スキャナ装置60とが夫々
接続されている。更に、入出力インターフェース62に
は、ミシンモータ67の為の駆動回路70と、X軸送り
モータ68の為の駆動回路71と、Y軸送りモータ69
の為の駆動回路72とが夫々接続されている。
【0026】前記キーボード57には、加工布に施す刺
繍模様や縫目密度などを入力する為のものであり、アル
ファベット、数字、記号などの刺繍模様を指示する為の
キーやデータの入力に必要な種々のキーが設けられてい
る。また、外部記憶装置58には、文字や図形などの複
数種類の刺繍模様に関する刺繍領域データ(模様輪郭デ
ータ)が刺繍模様番号と対応づけて格納されている。こ
こで、刺繍領域データとして、例えば三角形や四角形か
らなる複数のブロック(刺繍領域)で構成された刺繍模
様のときには、糸密度データと、複数のブロックの各々
に関して、そのブロックの輪郭を画定する為の複数の輪
郭線素の各々について、始点位置、終点位置及びこれら
線素の種類(直線又は曲線)を指示するデータなどが含
まれている。
【0027】制御装置Cは、CPU63とCPU63に
データバスなどのバス66を介して接続された入出力イ
ンターフェース62とROM64及びRAM65とから
構成されている。このROM64には、後述の本案特有
のステッチパターン展開処理制御の制御プログラムなど
が格納されている。RAM65には、スキャナ装置60
から読込まれたイメージデータを格納するイメージメモ
リ、外部記憶装置58から読出された刺繍領域データを
格納する刺繍データメモリ、糸密度メモリ、ワーキング
メモリや、CPU63で演算した演算結果を一時的に格
納する各種メモリやカウンタやポインタなどのメモリが
設けられている。
【0028】次に、図3〜図13に示す10種類のブロ
ックパターン(第1ブロックパターンBP1〜第10ブ
ロックパターンBP10)の各々について、ステッチデ
ータを作成する方法を説明する。各ブロックパターンB
P1〜BP10は、ブロックの輪郭を規定する複数の規
定点とパターンデータとからなる基本データで規定され
る。このパターンデータによって、主辺の形状や副辺の
形状が指定される。従って、1対の主辺(第1主辺と第
2主辺)は、これらの両端点を夫々規定する4つの端点
のデータ及び1対の主辺上の補助点データとパターンデ
ータとで決定され、これら4つの端点データと補助点デ
ータとパターンデータとが主辺の形状指定データに相当
し、また1対の副辺(第1副辺と第2副辺)は、パター
ンデータで決定され、このパターンデータが副辺の形状
指定データに相当する。
【0029】第1ブロックパターンBP1(図3参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4からなる4つの規定点の座標と、第
1主辺L1及び第2主辺L2を夫々直線とし且つ第1副
辺L3及び第2副辺L4を夫々直線とするパターンデー
タ。 2)主辺の求め方 1.端点1と端点3とで第1主辺(直線)L1を求め、
端点2と端点4とで第2主辺(直線)L2を求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と端点2とで第1副辺L3を求め、端点3と
端点4とで第2副辺L4を求める。 4)補助主辺については省略。 5)針落ち点の求め方 1.第1副辺L3の中点Pと第2副辺L4の中点Qとを
結ぶ線分PQ長さを糸密度で決定されるステッチピッチ
(縫目間隔)で割り算して分割数Mを求める。 2.第1主辺L1を分割数Mで分割した分割点u1、u
2、u3・・・を端点1側から順次求める。 3.第2主辺L2を分割数Mで分割した分割点v1、v
2、v3・・・を端点2側から順次求める。 4.端点1、分割点v1、u2、v3、u4・・・の順
に端点4まで順次分割点を結んで所謂V型縫目パターン
の針落ち点を求める。
【0030】第2ブロックパターンBP2(図4参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4及び第1副辺L3上の補助点P及び
第2副辺L4上の補助点Qからなる6つの規定点の座標
と、第1主辺L1及び第2主辺L2と補助主辺L5とを
夫々直線とし且つ第1副辺L3及び第2副辺L4を夫々
折れ線とするパターンデータ。但し、補助点Pは第1副
辺L3の屈曲点、補助点Qは第2副辺L4の屈曲点であ
る。 2)主辺の求め方 1.端点1と端点3とで第1主辺(直線)L1を求め、
端点2と端点4とで第2主辺(直線)L2を求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点Pと端点2とで第1副辺L3を求
め、端点3と補助点Qと端点4とで第2副辺L4を求め
る。 4)補助主辺の求め方 1.1対の補助点P・Q同志を結んだ線分PQで補助主
辺(直線)L5を求める。 5)針落ち点の求め方 1.補助主辺L5をステッチピッチで割り算して分割数
Mを求める。 2.第1主辺L1を分割数Mで分割した分割点u1、u
2、u3・・・を端点1側から順次求める。 3.第2主辺L2を分割数Mで分割した分割点w1、w
2、w3・・・を端点2側から順次求める。 4.補助主辺L5を分割数Mで分割した分割点b1、b
2、b3・・・を補助点P側から順次求める。 5.線分1P長さと線分P2長さ及び線分3Q長さと線
分Q4長さとは夫々略等しいとして、これら分割点bの
中間分割点v1、v2、v3・・・ を順次求める。但
し、線分1P長さと線分P2長さの比及び線分3Q長さ
と線分Q4長さの比を鑑みて中間分割点v1、v2、v
3・・・ を求めることも可能である。 6.端点1、分割点v1、w1、v2、u2・・・の順
に端点4まで順次分割点を結んで針落ち点を求める。
【0031】第3ブロックパターンBP3(図5参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4及び第1副辺L3上の補助点E・G
及び第2副辺L4上の補助点F・Hからなる8つの規定
点の座標と、第1主辺L1及び第2主辺L2を夫々直線
とし且つ第1副辺L3及び第2副辺L4を夫々折れ線と
し且つ第1補助主辺L6及び第2補助主辺L7を直線と
するパターンデータ。但し、補助点E・Gは第1副辺L
3の屈曲点、補助点Hは第2副辺L4の屈曲点、また補
助点Fは、線分1Eの長さ/線分EGの長さ=線分FH
の長さ/線分3Fの長さとなる点である。 2)主辺の求め方 2.端点1と端点3とで第1主辺L1を求め、端点2と
端点4とで第2主辺L2を求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点E・Gと端点2とで第1副辺L3を
求め、端点3と補助点F・Hと端点4とで第2副辺L4
を求める。 4)補助主辺の求め方 1.1対の補助点E・F同志を結んだ第1補助主辺L6
(線分EF)を求め且つ1対の補助点G・H同志を結ん
だ第2補助主辺L7(線分GH)を求める。 5)針落ち点の求め方 1.第1補助主辺L6の長さと第2補助主辺L7の長さ
との平均値をステッチピッチで割り算して分割数Mを求
める。 2.第1主辺L1を分割数Mで分割した分割点u1、u
2、u3・・・を端点1側から順次求める。 3.第2主辺L2を分割数Mで分割した分割点w1、w
2、w3・・・を端点2側から順次求める。 4.第1補助主辺L6を分割数Mで分割した分割点b
1、b2、b3・・・を補助点E側から順次求める。 5.第2補助主辺L7を分割数Mで分割した分割点c
1、c2、c3・・・を補助点G側から順次求める。 6.6つの線分1E、EG、G2、3F、FH、H4の
長さが略等しいとして、これら分割点b間を更に3等分
した1/3分割点と2/3分割点とを交互に選択した中
間分割点j1、j2、j3・・・を順次求め、これら分
割点c間を更に3等分した2/3分割点と1/3分割点
とを交互に選択した中間分割点k1、k2、k3・・・
を順次求める。但し、線分1Eの長さと線分EGの長さ
の比及び線分FHの長さと線分3Fの長さの比を鑑み
て、中間分割点j1、j2、j3・・・、k1、k2、
k3・・・を求めることも可能である。 7.端点1、分割点j1、k1、w1、k2、j2、u
2・・・の順に端点4まで順次分割点を結んで針落ち点
を求める。
【0032】第4ブロックパターンBP4(図6参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4及び第1主辺L1上の任意の補助点
5と第2主辺L2上の任意の補助点6及び第1副辺L3
上の補助点P及び第2副辺L4上の補助点Qからなる8
つの規定点の座標と、第1主辺L1及び第2主辺L2と
補助主辺L5とを夫々円弧とし且つ第1副辺L3及び第
2副辺L4を夫々折れ線とするパターンデータ。但し、
補助点Pは第1副辺L3の屈曲点、補助点Qは第2副辺
L4の屈曲点であり、線分1Pと線分P2との長さが略
等しく且つ線分3Qと線分Q4との長さが略等しい。 2)主辺の求め方 1.端点1と補助点5と端点3とで第1主辺(円弧)L
1を求め、端点2と補助点6と端点4とで第2主辺(円
弧)L2を求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点Pと端点2とで第1副辺L3を求
め、端点3と補助点Qと端点4とで第2副辺L4を求め
る。 4)補助主辺の求め方 1.第1主辺L1のガース長の中点gを求め且つ第2主
辺L2のガース長の中点hを求める。 2.線分PQの垂直2等分線a上の点rを、線分grの
長さ=線分rhの長さ、により求める。但し、線分Pr
長さ=線分rQ長さ、線分rh長さ/線分gr長さ=
(線分P2長さ/線分1P長さ+線分Q4長さ/線分3
Q長さ)/2、を用いて点rを求めてもよい。 3.補助点Pと点rと補助点Qとで補助主辺(円弧)L
5を求める。 5)針落ち点の求め方 1.補助主辺L5をステッチピッチで割り算して分割数
Mを求める。 2.第1主辺L1を分割数Mで分割した分割点u1、u
2、u3・・・を端点1側から順次求める。 3.第2主辺L2を分割数Mで分割した分割点w1、w
2、w3・・・を端点2側から順次求める。 4.補助主辺L5を分割数Mで分割した分割点b1、b
2、b3・・・を補助点P側から順次求める。ここで、
線分1Pの長さと線分P2の長さ及び線分3Qの長さと
線分Q4の長さとは夫々略等しいとして、これら分割点
bの中間分割点v1、v2、v3・・・ を順次求め
る。但し、線分1Pの長さと線分P2の長さの比及び線
分3Qの長さと線分Q4の長さの比を鑑みて中間分割点
v1、v2、v3・・・ を求めることも可能である。 5.端点1、分割点v1、w1、v2、u2・・・の順
に端点4まで順次分割点を結んで針落ち点を求める。
【0033】第5ブロックパターンBP5(図7参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4及び第1主辺L1上の任意の補助点
5と第2主辺L2上の任意の補助点6及び第1副辺L3
上の任意の補助点7及び第2副辺L4上の任意の補助点
8からなる8つの規定点の座標と、第1主辺L1及び第
2主辺L2と第1副辺L3及び第2副辺L4と補助主辺
L5とを夫々円弧とするパターンデータ。 2)主辺の求め方 1.端点1と補助点5と端点3とで第1主辺(円弧)L
1を求め、端点2と補助点6と端点4とで第2主辺(円
弧)L2を求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点7と端点2とで第1副辺(円弧)L
3を求め、端点3と補助点8と端点4とで第2副辺(円
弧)L4を求める。 4)補助主辺の求め方 1.前記第4ブロックパターンBP4と同様に、第1主
辺L1上の中点gと第2主辺L2上の中点hを夫々求め
る。更に、第1副辺L3のガース長の中点Pと第2副辺
L4のガース長の中点Qを夫々求める。 2.第4ブロックパターンBP4と同様に、線分PQの
垂直2等分線a上の点rを求める。 3.第4ブロックパターンBP4と同様に、補助主辺
(円弧)L5を求める。 5)針落ち点の求め方 1.前記第4ブロックパターンBP4と同様に、第1主
辺L1上の分割点u1、u2、u3・・・、第2主辺L
2上の分割点w1、w2、w3・・・、補助主辺L5上
の分割点b1、b2、b3・・・及び中間分割点v1、
v2、v3・・・を順次求める。 2.端点1、分割点v1、分割点w1から円弧を求め、
この円弧上の適当間隔おきの補助針落ち点(図7にマー
ク×で図示)を求める一方、端点1、補助針落ち点、分
割点v1、補助針落ち点、分割点w1を順次結んで針落
ち点を求める。更に、分割点w1、分割点v2、分割点
u2から次の円弧を求め、この円弧上の補助針落ち点を
求める一方、補助針落ち点、分割点v2、分割点u2・
・・の順に、順次円弧を求めながら端点4まで順次分割
点を結んで針落ち点を求める。
【0034】第6ブロックパターンBP6(図8参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4及び第1主辺L1上の任意の補助点
5と第2主辺L2上の任意の補助点6及び第1副辺L3
上の補助点E・G及び第2副辺L4上の補助点F・Hか
らなる10個の規定点の座標と、第1主辺L1及び第2
主辺L2を夫々円弧とし且つ第1副辺L3及び第2副辺
L4を夫々折れ線とし、更に第1補助主辺L6と第2補
助主辺L7とを円弧とするパターンデータ。但し、補助
点E・Gは第1副辺L3の屈曲点、補助点Hは第2副辺
L4の屈曲点である。 2)主辺の求め方 1.端点1と補助点5と端点3とで第1主辺(円弧)L
1を求め、端点2と補助点6と端点4とで第2主辺(円
弧)L2を求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点E・Gと端点2とで第1副辺L3を
求め、端点3と補助点F・Hと端点4とで第2副辺L4
を求める。 4)補助主辺の求め方 1.前記第4ブロックパターンBP4と同様に、第1主
辺L1上の中点gと第2主辺L2上の中点hを夫々求め
る。 2.第4ブロックパターンBP4と同様に、線分EFの
垂直2等分線上の点rと、線分GHの垂直2等分線上の
点qとを夫々求める。 3.第4ブロックパターンBP4と同様に、補助点E、
Fと点rとから第1補助主辺(円弧)L6を求め、補助
点G、Hと点qとから第2補助主辺(円弧)L7を求め
る。 5)針落ち点の求め方 1.前記第3ブロックパターンBP3と同様に、第1主
辺L1上の分割点u1、u2、u3・・・、第2主辺L
2上のw1、w2、w3・・・、第1補助主辺L6上の
分割点b1、b2、b3・・・、第2補助主辺L7上の
分割点c1、c2、c3・・・及び第1補助主辺L6上
の中間分割点j1、j2、j3・・・、第2補助主辺L
7上の中間分割点k1、k2、k3・・・を順次求め
る。但し、線分1Eの長さと線分EGの長さの比及び線
分3Fの長さと線分FHの長さの比を鑑みて中間分割点
j1、j2、j3・・・を求め、線分EGの長さと線分
G2の長さの比及び線分FHの長さと線分H4の長さの
比を鑑みて中間分割点k1、k2、k3・・・を求める
ことも可能である。 2.端点1、分割点j1、k1、w1、k2、j2、u
2・・・の順に端点4まで順次分割点を結んで針落ち点
を求める。
【0035】第7ブロックパターンBP7(図9参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4と、第1主辺L1上の補助点g、h
と、第2主辺L2上の補助点p、qと、第1副辺L3上
の補助点Pと、第2副辺L4上の補助点Qとからなる1
0個の規定点の座標と、第1主辺L1と第2主辺L2と
補助主辺L5とを夫々スプライン曲線(自由曲線)と
し、更に第1副辺L3及び第2副辺L4を夫々折れ線と
するパターンデータ。但し、補助点gと補助点hとは、
XY座標系を想定したときに第1主辺L1のY座標が最
小となる極小点とそのY座標が最大となる極大点であ
り、また補助点pと補助点qとは同様に、第2主辺L2
のY座標の極小点と極大点である。 2)主辺の求め方 1.端点1と補助点g、hと端点3とを変数として所定
の関数を用いてスプライン曲線である第1主辺L1を求
め、端点2と補助点p、qと端点4とを変数として所定
の関数を用いてスプライン曲線である第2主辺L2を求
める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点Pと端点2とで第1副辺L3を求
め、端点3と補助点Qと端点4とで第2副辺L4を求め
る。 4)補助主辺の求め方 1.図10に示すように、比率αを、α=線分3Q長さ
/(線分3Q長さ+線分Q4長さ)により求め、比率β
を、β=線分1P長さ/(線分1P長さ+線分P2長
さ)により求め、更に両主辺L1、L2のガース長の平
均値と2つの比率α、βとを用いて比率直線を求める。 2.比率直線を用いて、スプライン曲線線分1g、2p
のガース長の平均値Xに対応する比率μ1を求め、スプ
ライン曲線線分h3、q4のガース長の平均値Yに対応
する比率μ2を求める。 3.線分gp上において、比率μ1=線分gs長さ/線
分gp長さとなる点sを求め、更に線分hq上におい
て、比率μ2=線分ht長さ/線分hq長さとなる点t
を求める。 3.補助点P、点s、点t、補助点Qとを変数として所
定の関数を用いてスプライン曲線である補助主辺L5を
求める。 5)針落ち点の求め方 1.補助主辺L5をステッチピッチで割り算して分割数
Mを求める。 2.第1主辺L1を分割数Mで分割した分割点u1、u
2、u3・・・を端点1側から順次求める。 3.第2主辺L2を分割数Mで分割した分割点w1、w
2、w3・・・を端点2側から順次求める。 4.補助主辺L5を分割数Mで分割した分割点b1、b
2、b3・・・を補助点P側から順次求める。ここで、
第1・第2副辺L3・L4の形状を鑑みて、これら分割
点bの中間分割点v1、v2、v3・・・ を順次求め
る。但し、線分1P長さと線分P2長さの比及び線分3
Q長さと線分Q4長さの比を鑑みて中間分割点v1、v
2、v3・・・を求めることも可能である。 5.端点1、分割点v1、w1、v2、u2・・・の順
に端点4まで順次分割点を結んで針落ち点を求める。
【0036】第8ブロックパターンBP8(図11参
照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4と、第1主辺L1上の補助点g、h
と、第2主辺L2上の補助点p、qと、第1副辺L3上
の補助点E・Gと、第2副辺L4上の補助点F・Hとか
らなる12個の規定点の座標と、第1主辺L1及び第2
主辺L2と第1補助主辺L6及び第2補助主辺L7とを
夫々スプライン曲線とし、更に第1副辺L3及び第2副
辺L4を夫々折れ線とするパターンデータ。但し、補助
点gと補助点hとは前記と同様に第1主辺L1の極小点
と極大点であり、また補助点pと補助点qとは同様に、
第2主辺L2の極小点と極大点である。 2)主辺の求め方 1.端点1と補助点g、hと端点3とを変数として所定
の関数を用いて第1主辺(スプライン曲線)L1を求
め、端点2と補助点p、qと端点4とを変数として所定
の関数を用いて第2主辺(スプライン曲線)L2を求め
る。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点E、Gと端点2とで第1副辺L3を
求め、端点3と補助点F、Hと端点4とで第2副辺L4
を求める。 4)補助主辺の求め方 1.曲線1gのガース長:第1主辺L1のガース長=曲
線2sのガース長:第2主辺L2のガース長となる点s
と、曲線h3のガース長:第1主辺L1のガース長=曲
線t4のガース長:第2主辺L2のガース長となる点t
とを第2主辺L2上に夫々に求める。 2.ここで、説明の都合上、線分E2長さを、線分EG
長さ+線分G2長さとし、線分F4長さを、線分FH長
さ+線分H4長さとすると、線分gs上において、線分
1E長さ:線分E2長さ=線分gc長さ:線分cs長さ
となる点cを求め、また線分ht上において、線分he
長さ:線分et長さ=線分3F長さ:線分F4長さとな
る点eを求める。但し、第7ブロックパターンBP7で
説明したように比率直線を求め、この比率直線(図10
参照)を用いて点cと点eとを求めてもよい。 3.これら補助点E、点c・e、補助点Fとを変数とし
て所定の関数を用いて第1補助主辺(スプライン曲線)
L6を求める。 4.3.と同様に、線分gs上の点dと線分ht上の点
fとを求め、これら補助点G、点d、点f、補助点Hと
を変数として所定の関数を用いて第2補助主辺(スプラ
イン曲線)L7を求める。但し、第7ブロックパターン
BP7で説明したように比率直線を求め、この比率直線
を用いて点dと点fとを求めてもよい。 5)針落ち点の求め方 1.前記第3ブロックパターンBP3と同様に、第1主
辺L1上の分割点u1、u2、u3・・・、第2主辺L
2上のw1、w2、w3・・・、第1補助主辺L6上の
分割点b1、b2、b3・・・、第2補助主辺L7上の
分割点c1、c2、c3・・・及び第1補助主辺L6上
の中間分割点j1、j2、j3・・・、第2補助主辺L
7上の中間分割点k1、k2、k3・・・を順次求め
る。但し、線分1E・EG・G2の長さと線分3F・F
H・H4の長さの比を鑑みて、中間分割点j1、j2、
j3・・・、k1、k2、k3・・・を夫々求めること
も可能である。 2.端点1、分割点j1、k1、w1、k2、j2、u
2・・・の順に端点4まで順次分割点を結んで針落ち点
を求める。
【0037】第9ブロックパターンBP9(図12参
照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4と、第1主辺L1上の補助点g、h
と、第2主辺L2上の補助点p、qと、第1副辺L3上
の任意の補助点7と、第2副辺L4上の任意の補助点8
とからなる10個の規定点の座標と、第1主辺L1と第
2主辺L2と補助主辺L5とを夫々スプライン曲線と
し、更に第1副辺L3及び第2副辺L4を夫々円弧とす
るパターンデータ。但し、補助点gと補助点hとは、前
記と同様に第1主辺L1の極小点と極大点であり、また
補助点pと補助点qとは同様に、第2主辺L2の極小点
と極大点である。 2)主辺の求め方 1.前記第8ブロックパターンBP8と同様に、第1主
辺(スプライン曲線)L1と、第2主辺(スプライン曲
線)L2を夫々求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点7と端点2とで第1副辺(円弧)L
3を求め、端点3と補助点8と端点4とで第2副辺(円
弧)L4を求める。 4)補助主辺の求め方 1.第1副辺L3のガース長の中点Pと第2副辺L4の
ガース長の中点Qを夫々求める。 2.第8ブロックパターンBP8と同様に、第2主辺L
2上の点s及び点tを求め、線分gs上の点cと線分h
t上の点eとを夫々求める。 3.これら補助点P、点c、点e、補助点Qとを変数と
して所定の関数を用いて補助主辺(スプライン曲線)L
5を求める。 5)針落ち点の求め方 1.前記第5ブロックパターンBP5と同様に、第1主
辺L1上の分割点u1、u2、u3・・・、第2主辺L
2上の分割点w1、w2、w3・・・、補助主辺L5上
の分割点b1、b2、b3・・・及び中間分割点v1、
v2、v3・・・を順次求める。 2.端点1、分割点v1、w1から円弧を求め、この円
弧上の適当間隔おきの補助針落ち点(図12にマーク×
で図示)を求める一方、端点1、補助針落ち点、分割点
v1、補助針落ち点、分割点w1を順次結んで針落ち点
を求める。更に、分割点w1、v2、u2から次の円弧
を求め、この円弧上の補助針落ち点を求める一方、補助
針落ち点、分割点v2、補助針落ち点、u2・・・の順
に、順次円弧を求めながら端点4まで順次分割点を結ん
で針落ち点を求める。
【0038】第10ブロックパターンBP10(図13
参照) 1)基本データ 1.端点1〜端点4と、第1主辺L1上の補助点g、h
と、第2主辺L2上の補助点p、qと、第1副辺L3上
の補助点E・Gと、第2副辺L4上の補助点F・Hとか
らなる12個の規定点の座標と、第1主辺L1及び第2
主辺L2と第1補助主辺L6及び第2補助主辺L7とを
夫々スプライン曲線とし、更に第1副辺L3及び第2副
辺L4を夫々スプライン曲線とするパターンデータ。但
し、補助点gと補助点hとは前記と同様に第1主辺L1
の極小点と極大点であり、また補助点pと補助点qとは
同様に、第2主辺L2の極小点と極大点である。更に、
補助点EはXY座標における第1副辺L3のX座標に関
して最大となる極大値であり、補助点GはX座標を最小
とする極小値である。補助点FはXY座標における第2
副辺L4のX座標に関して最大となる極大値であり、補
助点HはX座標を最小とする極小値である。 2)主辺の求め方 1.前記第9ブロックパターンBP9と同様に、第1主
辺(スプライン曲線)L1と、第2主辺(スプライン曲
線)L2を夫々求める。 3)副辺の求め方 1.端点1と補助点E、Gと端点2とで第1副辺(スプ
ライン曲線)L3を求め、端点3と補助点F、Hと端点
4とで第2副辺(スプライン曲線)L4を求める。 4)補助主辺の求め方 1.第8ブロックパターンBP8と同様に、第2主辺L
2上の点s及び点tを求め、線分gs上の点c・dと線
分ht上の点e・fとを夫々求め、第1補助主辺(スプ
ライン曲線)L6と第2補助主辺(スプライン曲線)L
7とを夫々求める。 5)針落ち点の求め方 1.前記第8ブロックパターンBP8と同様に、第1主
辺L1上の分割点u1、u2、u3・・・、第2主辺L
2上のw1、w2、w3・・・、第1補助主辺L6上の
分割点b1、b2、b3・・・、第2補助主辺L7上の
分割点c1、c2、c3・・・及び第1補助主辺L6上
の中間分割点j1、j2、j3・・・、第2補助主辺L
7上の中間分割点k1、k2、k3・・・を順次求め
る。 2.第8ブロックパターンBP8と略同様に、端点1、
分割点j1、k1、w1からスプライン曲線を求め、こ
の曲線上の適当間隔おきの補助針落ち点(図13に×に
て図示)を求める一方、端点1、補助針落ち点、分割点
j1、補助針落ち点、分割点k1、補助針落ち点、分割
点w1を順次結んで針落ち点を求める。更に、分割点w
1、k2、j2、u2から次の曲線を求め、この曲線上
の補助針落ち点を求める一方、補助針落ち点、分割点k
2、補助針落ち点、分割点j2、補助針落ち点、分割点
u2・・・の順に、順次曲線を求めながら端点4まで順
次分割点を結んで針落ち点を求める。
【0039】次に、刺繍データ作成装置1の制御装置C
で行なわれるブロックパターン展開処理制御のルーチン
について、図14〜図19のフローチャートに基いて説
明する。ここで、この制御においては、第1〜第5ブロ
ックパターンについて、そのステッチデータに展開する
制御について説明するものとし、第6〜第10ブロック
パターンについては、そのフローチャートに基づく説明
を省略する。尚、図中符号Si(i=10、11、12
・・・・)は各ステップである。
【0040】キーボード57において、ステッチデータ
作成処理の開始を指令する操作が行なわれるとこの制御
が開始され、先ずスキャナ装置60からイメージデータ
の読取り処理が実行され(S10)、このイメージデー
タが表示器56に表示される(S11)。次に、キーボ
ード57においてブロックパターンの種類(BP1〜B
P10)が選択され(S12)、この選択されたブロッ
クパターン番号BPNがパターン番号メモリに格納され
る(S13)。次に、座標入力器59を用いてブロック
パターン展開処理に必要な複数の規定点(端点や補助点
など)が入力され(S14)、ブロックパターン番号B
PNとイメージデータとに基いてステッチデータ作成処
理制御が開始される(S15)。
【0041】先ず、第1ブロックパターンBP1が選択
されたときのステッチデータ作成処理制御(図15参
照)について、図3を参照しながら簡単に説明すると、
先ず各端点1〜端点4の位置データに基いて、第1主辺
L1と第2主辺L2との長さが夫々求められ(S3
0)、第1主辺L1と第2主辺L2との長さの平均値X
が求められ(S31)、この平均値Xの長さが糸密度で
決定されるステッチピッチtで割り算された分割数Mが
求められる(S32)。但し、分割数Mが偶数のときに
は「1」を加算して奇数とする。次に、第1主辺L1が
分割数Mで分割され、この分割された分割点u(u1、
u2、u3・・・)が端点1側から順々にバッファに格
納され(S33)、第2主辺L2が分割数Mで分割さ
れ、これら分割された分割点v(v1、v2、v3・・
・)が端点2側から順々にバッファに格納される(S3
4)。
【0042】次に、端点1の位置データが位置データバ
ッファに格納され(S35)、位置カウンタNが1つイ
ンクリメントされ(S36)、分割点vNの位置データ
が位置データバッファに格納される(S37)。次に、
位置カウンタNが1つインクリメントされ(S38)、
分割点uNの位置データが位置データバッファに格納さ
れる(S39)。次に、分割点v(N+1)が存在する
ときには(S40:Yes)、S37以降が繰り返され
る。そして、分割点v(N+1)が存在しないときには
(S40:No)、端点4の位置データが位置データバ
ッファに格納され(S41)、この制御を終了してリタ
ーンする。
【0043】次に、第2ブロックパターンBP2が選択
されたときのステッチデータ作成処理制御(図16参
照)について、図4を参照しながら簡単に説明すると、
先ず第1主辺L1と第2主辺L2が求められ(S6
0)、補助主辺L5が求められ(S61)、補助主辺L
5の長さがステッチピッチtで割り算された分割数Mが
求められる(S62)。但し、分割数Mが偶数のときに
は「1」を加算して奇数とする。次に、第1主辺L1が
分割数Mで分割され、この分割された分割点u(u1、
u2、・u4)が端点1側から順々にバッファに格納さ
れ(S63)、第2主辺L2が分割数Mで分割され、こ
れら分割された分割点w(w1、w2、・w4)が端点
2側から順々にバッファに格納される(S64)。更
に、補助主辺L5が分割数2Mで分割され、これら分割
された分割点のうち奇数番目の分割点v(v1、v2、
・・v5)が補助点P側から順々にバッファに格納され
る(S65)。
【0044】次に、端点1の位置データが位置データバ
ッファに格納され(S66)、位置カウンタNが1つイ
ンクリメントされ(S67)、分割点vNの位置データ
が位置データバッファに格納される(S68)。次に、
分割点v(N+1)が存在するときには(S69:Ye
s)、分割点wNの位置データが位置データバッファに
格納され(S71)、位置カウンタNが1つインクリメ
ントされる(S72)。次に、分割点vNの位置データ
と分割点uNの位置データとが位置データバッファに格
納され(S73・S74)、再度位置カウンタNが1つ
インクリメントされ(S75)、S68以降が繰り返さ
れる。そして、分割点v(N+1)が存在しないときに
は(S69:No)、端点4の位置データがバッファに
格納され(S70)、この制御を終了してリターンす
る。
【0045】次に、第3ブロックパターンBP3が選択
されたときのステッチデータ作成処理制御(図17参
照)について、図5を参照しながら簡単に説明すると、
先ず第1主辺L1及び第2主辺L2が求められるととも
に、第1補助主辺L6と第2補助主辺L7とが求められ
(S80)、第1補助主辺L6の長さと第2補助主辺L
7の長さの平均値Xが求められ(S81)、この平均値
Xがステッチピッチtで割り算された分割数Mが求めら
れる(S82)。但し、分割数Mが偶数のときには
「1」を加算して奇数とする。次に、第1主辺L1が分
割数Mで分割され、この分割された分割点u(u1、u
2、u3、・・・・)が端点1側から順々にバッファに
格納される(S83)。次に、第2主辺L2が分割数M
で分割され、これら分割された分割点w(w1、w2、
w3、・・・・)が端点2側から順々にバッファに格納
される(S84)。次に、第1補助主辺L6が分割数3
Mで分割され、これら分割された分割点bのうち3の整
数倍の分割点と偶数番目の分割点とを除いた残りの分割
点j(j1、j2、j3、・・・・)が補助点E側から
順々にバッファに格納される(S85)。更に、第2補
助主辺L7が分割数3Mで分割され、これら分割された
分割点cのうち3の整数倍の分割点と奇数番目の分割点
とを除いた残りの分割点k(k1、k2、k3、・・・
・)が補助点G側から順々にバッファに格納される(S
86)。
【0046】次に、端点1の位置データがバッファに格
納され(S87)、位置カウンタNが1つインクリメン
トされる(S88)。次に、分割点jNの位置データと
分割点kNの位置データとがバッファに格納される(S
89、S90)。次に、分割点wNが存在するときには
(S91:Yes)、分割点wNの位置データがバッフ
ァに格納され(S93)、位置カウンタNが1つインク
リメントされる(S94)。次に、分割点kNの位置デ
ータと分割点jNの位置データと分割点uNの位置デー
タとがバッファに順次格納され(S95、S96、S9
7)、位置カウンタNが1つインクリメントされ(S9
8)、S90以降が繰り返される。そして、分割点wN
が存在しないときには(S91:No)、端点4の位置
データがバッファに格納され(S92)、この制御を終
了してリターンする。
【0047】次に、第4ブロックパターンBP4が選択
されたときのステッチデータ作成処理制御(図18参
照)について、図6を参照しながら簡単に説明すると、
先ず第1主辺L1上の任意の補助点5と端点1、3とに
基いて第1主辺L1が求められるとともに、第2主辺L
2上の任意の補助点6と端点2、4とに基いて第2主辺
L2が求められ、更に第1主辺L1のガース長の中点g
と、第2主辺L2のガース長の中点hとが夫々求められ
る(S100)。次に、線分PQの垂直2等分線aが求
められ、この2等分線a上において両点g・hから夫々
等距離となる点rが求められる(S101)。次に、こ
れら補助点P、点r、補助点Qを含む補助主辺L5が求
められる(S102)。
【0048】次に、補助主辺L5のガース長がステッチ
ピッチtで割り算された分割数Mが求められる(S10
3)。但し、分割数Mが偶数のときには「1」を加算し
て奇数とする。次に、第1主辺L1が分割数Mで分割さ
れ、この分割された分割点u(u1、u2、u3、・・
・・)が端点1側から順々にバッファに格納される(S
104)。次に、第2主辺L2が分割数Mで分割され、
これら分割された分割点w(w1、w2、w3、・・・
・)が端点2側から順々にバッファに格納される(S1
05)。次に、補助主辺L5が分割数2Mで分割され、
これら分割された分割点のうち奇数番目の分割点v(v
1、v2、v3、・・・・)が補助点P側から順々にバ
ッファに格納される(S106)。
【0049】次に、端点1の位置データがバッファに格
納され(S107)、位置カウンタNに初期値「1」が
セットされ(S108)、分割点vNの位置データがバ
ッファに格納される(S109)。次に、分割点wNが
存在するときには(S110:Yes)、分割点wNの
位置データがバッファに格納される(S112)。次
に、位置カウンタNが1つインクリメントされる(S1
13)。次に、分割点vNと分割点uNの位置データが
バッファに格納され(S114、S115)、更に位置
カウンタNが1つインクリメントされ(S116)、S
109以降が繰り返される。そして、分割点wNが存在
しないときには(S110:No)、端点4の位置デー
タがバッファに格納され(S111)、この制御を終了
してリターンする。
【0050】次に、第5ブロックパターンBP5が選択
されたときのステッチデータ作成処理制御(図19参
照)について、図7を参照しながら簡単に説明すると、
先ず第1主辺L1上の任意の補助点5と端点1、3とに
基いて第1主辺(円弧)L1が求められるとともに、第
2主辺L2上の任意の補助点6と端点2、4とに基いて
第2主辺(円弧)L2が求められ、更に第1主辺L1の
ガース長の中点gと、第2主辺L2のガース長の中点h
とが夫々求められる(S120)。次に、同様に、第1
副辺L3上の任意の補助点7と端点1、2とに基いて第
1副辺(円弧)L3が求められるとともに、第2副辺L
4上の任意の補助点と端点3、4とに基いて第2副辺
(円弧)L4が求められ、更に第1副辺L3のガース長
の中点Pと、第2副辺L4のガース長の中点Qとが求め
られる(S121)。次に、線分PQの垂直2等分線a
が求められ、この2等分線a上において両点g・hから
夫々等距離となる点rが求められる(S122)。次
に、これら中点P、点r、中点Qを含む補助主辺L5が
求められる(S123)。
【0051】次に、補助主辺L5の長さがステッチピッ
チtで割り算された分割数Mが求められる(S12
4)。但し、分割数Mが偶数のときには「1」を加算し
て奇数とする。次に、第1主辺L1が分割数Mで分割さ
れ、この分割された分割点u(u1、u2、u3、・・
u6)が端点1側から順々にバッファに格納される(S
125)。次に、第2主辺L2が分割数Mで分割され、
これら分割された分割点w(w1、w2、w3、・・w
6)が端点2側から順々にバッファに格納される(S1
26)。次に、補助主辺L5が分割数2Mで分割され、
これら分割された分割点のうち奇数番目の分割点v(v
1、v2、v3、・・・v7)が中点P側から順々にバ
ッファに格納される(S127)。
【0052】次に、位置カウンタNに初期値「1」がセ
ットされ(S128)、端点1、分割点vN、wNの3
点が含まれる円弧eNが演算され(S129)、端点
1、分割点vN、wN及びこの円弧eN上における複数
の補助針落ち点の位置データがバッファに格納される
(S130)。次に、分割点wN、v(N+1)、u
(N+1)の3点が含まれる円弧e(N+1)が演算さ
れ(S131)、分割点v(N+1)、u(N+1)及
びこの円弧e(N+1)上における複数の補助針落ち点
の位置データがバッファに格納される(S132)。
【0053】次に、位置カウンタNが1つインクリメン
トされ(S133)、分割点w(N+1)が存在すると
きには(S134:Yes)、分割点uN、v(N+
1)、w(N+1)の3点が含まれる円弧e(N+1)
が演算され(S135)、分割点v(N+1)、w(N
+1)及びこの円弧e(N+1)上における複数の補助
針落ち点の位置データがバッファに格納される(S13
6)。更に、位置カウンタNが1つインクリメントされ
(S137)、S131以降が繰り返される。そして、
分割点w(N+1)が存在しなくなったときには(S1
34:No)、分割点uN、v(N+1)、端点4の3
点が含まれる円弧e(N+1)が演算され(S13
8)、分割点v(N+1)、端点4及びこの円弧e(N
+1)上における複数の補助針落ち点の位置データがバ
ッファに格納され(S139)、この制御を終了してリ
ターンする。
【0054】そして、これら端点1〜端点4までの複数
の針落ち位置データがステッチデータとしてRAM65
の所定のメモリ或いはフロッピーディスクドライブFD
Dに装着されたフロッピーディスクなどに記憶され(S
16)、この制御を終了する。
【0055】ここで、例えば図20に示す花模様80の
イメージデータを読込んだときには、「花びら」部分8
1については、第5ブロックパターンBP5を用いて図
21・図22に示すように、端点1〜端点4、第1主辺
L1上の任意の補助点5、第2主辺L2上の任意の補助
点6、第1副辺L3上の任意の補助点7、第2副辺L4
上の任意の補助点8を入力してステッチデータ作成処理
し、「葉っぱ」部分82・83を第2ブロックパターン
BP2によりステッチデータ作成処理し、「茎」部分8
4と「地面」部分85とはを第1ブロックパターンBP
1によりステッチデータ作成処理することにより、図2
0に示すように花模様80を刺繍縫いすることができ
る。
【0056】以上説明したように、第1主辺L1及び第
2主辺L2が、直線(第1〜第3ブロックパターンBP
1〜BP3)の場合、円弧(第4〜第6ブロックパター
ンBP4〜BP6)の場合、スプライン曲線(第7〜第
10ブロックパターンBP7〜BP10)の場合、また
第1副辺L3及び第2副辺L4が、折れ線(第2〜第4
・第6〜第8ブロックパターンBP2〜BP4・BP6
〜BP8)の場合、円弧(第5・第9ブロックパターン
BP5・BP9)の場合、スプライン曲線(第10ブロ
ックパターンBP10)の場合であっても、つまり刺繍
縫いすべき刺繍領域を1ブロックに区分できるようにな
るので、ブロックの分割数を大幅に少なくすることがで
きる。これにより、ブロックを表すブロックデータを含
む刺繍領域データのデータ量を大幅に低減でき、しかも
刺繍領域データの作成作業を大幅に簡単化することがで
きる。
【0057】更に、第1副辺L3及び第2副辺L4上に
設定された補助点同志を結ぶ補助主辺L5〜L7は主辺
L1・L2の形状に対応するように求め、しかもこれら
補助主辺L5〜L7上には、第1副辺L3及び第2副辺
L4の形状に対応するように針落ち点を求めるので、一
対の副辺L3・L4の形状を自由に設定できる。加え
て、第1・第2主辺L1・L2の形状と第1・第2副辺
L3・L4の形状とを加味してブロックの全体形状を反
映する理想的な刺繍縫目となるようなステッチデータの
作成が可能になる。
【0058】尚、前記スプライン曲線に代えて、1対の
制御点て指示するベジェ曲線などを用いることも可能で
ある。また、1組の副辺が直線と円弧の組合わせであっ
てもよく、1組の主辺が自由曲線と円弧の組合わせであ
ってもよい。尚、この実施例で示したブロックパターン
は一例に過ぎず、第1・第2主辺L1・L2及び第1・
第2副辺L3・L4の形状は図示しないどの様な形状で
あってもよいことは勿論である。尚、この実施例では、
例えば第1ブロックパターンBP1のように、針落ち点
が端点1、分割点v1、u2、v3・・・となる所謂V
型ステッチパターンに展開したが、針落ち点が端点1、
2、分割点u1、v1、u2、v2・・・となる所謂逆
N型ステッチパターンに展開することも可能である。他
のブロックパターンBP2〜BP10に関しても動揺で
ある。尚、ブロックパターン展開処理制御の制御プログ
ラムを外部記憶装置58に格納することも可能である。
尚、データ処理装置55を刺繍装置2に組み込むことも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍縫製機の概略斜視図である。
【図2】刺繍縫製機の制御系のブロック図である。
【図3】1対の主辺及び1対の副辺を夫々直線とする第
1ブロックパターン及びその刺繍縫目の例示図である。
【図4】直線の補助主辺を有し1対の主辺を直線とし且
つ1対の副辺を折れ線とする第2ブロックパターン及び
その刺繍縫目の例示図である。
【図5】直線の1対の補助主辺を有し1対の主辺を直線
とし且つ1対の副辺を折れ線とする第3ブロックパター
ン及びその刺繍縫目の例示図である。
【図6】円弧の補助主辺を有し1対の主辺を円弧とし且
つ1対の副辺を折れ線とする第4ブロックパターン及び
その刺繍縫目の例示図である。
【図7】円弧の補助主辺を有し1対の主辺及び1対の副
辺を夫々円弧とする第5ブロックパターン及びその刺繍
縫目の例示図である。
【図8】円弧の1対の補助主辺を有し1対の主辺を円弧
とし且つ1対の副辺を折れ線とする第6ブロックパター
ン及びその刺繍縫目の例示図である。
【図9】スプライン曲線の補助主辺を有し1対の主辺を
スプライン曲線とし且つ1対の副辺を折れ線とする第7
ブロックパターン及びその刺繍縫目の例示図である。
【図10】第7ブロックパターンにおける補助曲線を主
辺の形状に対応させる為の規定点を求める説明図であ
る。
【図11】1対の補助主辺をスプライン曲線とし且つ1
対の主辺をスプライン曲線とし且つ1対の副辺を折れ線
とする第8ブロックパターン及びその刺繍縫目の例示図
である。
【図12】スプライン曲線の補助主辺を有し1対の主辺
をスプライン曲線とし且つ1対の副辺を円弧とする第9
ブロックパターン及びその刺繍縫目の例示図である。
【図13】1対の補助主辺と1対の主辺と1対の副辺と
をスプライン曲線とする第10ブロックパターン及びそ
の刺繍縫目の例示図である。
【図14】ブロックパターン展開処理制御のルーチンの
概略フローチャートである。
【図15】第1ブロックパターンのステッチデータ作成
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図16】第2ブロックパターンのステッチデータ作成
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図17】第3ブロックパターンのステッチデータ作成
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図18】第4ブロックパターンのステッチデータ作成
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図19】第5ブロックパターンのステッチデータ作成
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図20】花模様に刺繍縫いを施した例示図である。
【図21】図20の花模様の花部分に関して設定した規
定点を示す図である。
【図22】図20の花模様の花部分に関する針落ち点の
説明図である。
【図23】従来技術に係り、刺繍模様を構成する小型ブ
ロックを説明する説明図である。
【符号の説明】
55 データ処理装置 57 キーボード 63 CPU 64 ROM 65 RAM C 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する1対の輪郭線素である1対の
    主辺と、その1対の主辺の両端を夫々結ぶ1対の輪郭線
    素である1対の副辺とにより画成されたブロックを刺繍
    縫いする為に、前記刺繍縫いすべきブロックを表すブロ
    ックデータと、刺繍縫いの糸密度を規定する糸密度デー
    タとに基いて、当該ブロックを刺繍縫いする際の針落ち
    点を規定するステッチデータを作成する刺繍ミシン用ス
    テッチデータ作成方法において、 前記ブロックデータとして、前記1対の主辺を示す主辺
    データと、前記1対の副辺上に少なくとも1つ以上設定
    された補助点を示す補助点データとを設定し、 前記補助点データに基いて、1対の副辺上の補助点同志
    を結ぶ補助主辺を演算し、 前記主辺データと補助主辺データと糸密度データとに基
    いて、前記1対の主辺を補助主辺を経由して結ぶように
    針落ち点を補助主辺上に演算することを特徴とする刺繍
    ミシン用ステッチデータ作成方法。
  2. 【請求項2】 相対向する1対の輪郭線素である1対の
    主辺と、その1対の主辺の両端を夫々結ぶ1対の輪郭線
    素である1対の副辺とにより画成されたブロックを刺繍
    縫いする為に、前記刺繍縫いすべきブロックを表すブロ
    ックデータと、刺繍縫いの糸密度を規定する糸密度デー
    タとに基いて、当該ブロックを刺繍縫いする際の針落ち
    点を規定するステッチデータを作成する刺繍ミシン用ス
    テッチデータ作成方法において、 前記ブロックデータとして、前記1対の主辺を示す主辺
    データと、前記1対の副辺上に少なくとも1つ以上設定
    された補助点を示す補助点データと、前記1対の副辺の
    形状を指定する形状指定データとを設定し、 前記補助点データに基いて、1対の副辺上の補助点同志
    を結ぶ補助主辺を演算し、 前記主辺データと補助主辺データと副辺の形状指定デー
    タと糸密度データとに基いて、前記1対の主辺を補助主
    辺を経由し且つ副辺の形状に対応した経路で結ぶように
    針落ち点を補助主辺上に演算することを特徴とする刺繍
    ミシン用ステッチデータ作成方法。
  3. 【請求項3】 相対向する1対の輪郭線素である1対の
    主辺と、その1対の主辺の両端を夫々結ぶ1対の輪郭線
    素である1対の副辺とにより画成されたブロックを刺繍
    縫いする為に、前記刺繍縫いすべきブロックを表すブロ
    ックデータと、刺繍縫いの糸密度を規定する糸密度デー
    タとに基いて、当該ブロックを刺繍縫いする際の針落ち
    点を規定するステッチデータを作成する刺繍ミシン用ス
    テッチデータ作成方法において、 前記ブロックデータとして、前記1対の主辺の両端点の
    位置と主辺の形状を指定する主辺データと、前記1対の
    副辺上に少なくとも1つ以上設定された補助点を示す補
    助点データと、前記1対の副辺の形状を指定する形状指
    定データとを設定し、 前記主辺データと補助点データとに基いて、1対の副辺
    上の補助点同志を前記主辺に対応した経路で結ぶ補助主
    辺を演算し、 前記主辺データと補助主辺データと副辺の形状指定デー
    タと糸密度データとに基いて、前記1対の主辺を補助主
    辺を経由し且つ副辺の形状に対応した経路で結ぶように
    針落ち点を補助主辺上に演算することを特徴とする刺繍
    ミシン用ステッチデータ作成方法。
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