JP2754729B2 - 刺繍ミシンのデータ作成方法 - Google Patents

刺繍ミシンのデータ作成方法

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JP2754729B2 JP12969089A JP12969089A JP2754729B2 JP 2754729 B2 JP2754729 B2 JP 2754729B2 JP 12969089 A JP12969089 A JP 12969089A JP 12969089 A JP12969089 A JP 12969089A JP 2754729 B2 JP2754729 B2 JP 2754729B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刺繍ミシンのデータ作成方法に関するもので
あり、特に、所定のブロックを縫目で埋める刺繍を行う
場合の針落ち位置データの作成に関するものである。
従来の技術 刺繍の一態様として、所定のブロックを縫目で埋める
態様がある。このブロックは1個で一つの刺繍模様を形
成することもあり、複数個集まって一つの刺繍模様を形
成することもある。刺繍は相対向してブロックを画定す
る2本の輪郭線素を交互につないで縫目を形成すること
により行われるのであるが、ブロックが台形,扇形,円
環等であって、2本の輪郭線素の長さの比が大きい場合
には刺繍を見目良く施すことが容易ではない。2本の輪
郭線素のうち、短い輪郭線素上に縫針が適当な間隔を隔
てて落ちるように縫目密度を設定すれば、長い輪郭線素
の縫目密度が粗くなり、縫目と縫目との間に隙間が生じ
て下地が見えてしまうこととなるからである。また、長
い輪郭線素側に隙間を生ずることなく縫目が形成される
ように縫目密度を設定すれば、短い輪郭線素については
縫目密度が過大となり、縫目が重なって団子状となり、
見目が悪くなる。
そのため特公昭61-42593号公報に記載のデータ作成装
置においては、長い輪郭線素と短い輪郭線素との間に針
落ち位置を設定し、長い輪郭線素上の針落ち位置に、短
い輪郭線素上の針落ち位置と中間の針落ち位置とを交互
につないで縫目が形成されるようになっている。長い輪
郭線素上の隣接する2子の針落ち位置と中間の針落ち位
置とをつないで成るV字形の縫目と、長い輪郭線素上の
隣接する2個の針落ち位置と短い輪郭線素上の針落ち位
置とをつないで成るV字形の縫目とが交互に形成される
ようするのである。このようにすれば長い輪郭線素につ
いて縫目密度を設定しても短い輪郭線素上の針落ち数が
半減し、縫目密度が低くなって縫目の重なりが軽減され
るとともに、縫目は長い輪郭線素について設定された縫
目密度に対応する数形成されるため隙間が生ずることは
なく、見目良く刺繍を施すことができる。
発明が解決しようとする課題 しかし、このように短い輪郭線素上の針落ち数を減ら
しても、長い輪郭線素と短い輪郭線素との比が極めて大
きい場合には短い輪郭線素の縫目密度が十分に低減せ
ず、縫目が重なって団子状に成ることを避け得ない。
本発明は、刺繍が施されるブロックを画定する長い輪
郭線素の短い輪郭線素に対する比が大きくても、見目良
く刺繍を施すことができる針落ち位置データを作成する
装置を提供することを課題として為されたものである。
課題を解決するための手段 本発明に係るデータ作成方法は、上記の課題を解決す
るために、第1図に示すように、(a)相対向する少な
くとも2本の輪郭線素により画定され、それら2本の輪
郭線素のうちの一方の長さが他方の長さより短いかある
いはゼロである形状を有し、刺繍ミシンの縫目で埋めら
れるべきブロックを、そのブロックを規定するデータに
基づいて、上記2本の輪郭線素とほぼ平行に延びる分割
線により複数に分割する分割工程と、(b)その分割手
段により分割されて成る分割ブロック毎に、分割ブロッ
クの並ぶ方向において相対向し、分割ブロックを画定す
る2本の輪郭線素を交互につなぐ縫目を形成する針落ち
位置データを作成する針落ち位置データ作成工程とを含
むことを要旨とするものである。
作用および効果 このように刺繍ミシンの縫目で埋められるブロックを
分割すれば、分割ブロックの並ぶ方向において相対向
し、分割ブロックを画定する2本の輪郭線素の長さの比
は、分割しない場合の相対向する2本の輪郭線素の長さ
の比に比較して1に近くなり、各輪郭線素について適当
な縫目密度が互に近い値となる。したがって、分割ブロ
ック毎に相対向する2本の輪郭線素をつなぐ縫目を形成
するようにデータを作成する場合、2本の輪郭線素のう
ち長い輪郭線素に合わせて縫目密度を設定しても、短い
輪郭線素上の縫目密度がそれほど密になることはなく、
また、短い輪郭線素に合わせて縫目密度を設定しても長
い輪郭線素上の縫目密度が粗くなることはなく、縫目と
縫目との間に隙間を生じたり、縫目が重なって団子状に
なることなく、見目良く刺繍を施すことができる。
なお、短い輪郭線素の長さがゼロの場合には、その輪
郭線素については針落ち位置が重なることとなるが、ブ
ロックを分割すれば針落ち数が少なくなり、縫目の重な
りが少なくなって刺繍の見映が良くなる効果が得られ
る。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において10はミシンテーブルであり、このミシ
ンテーブル10上にはベッド12およびミシン機枠14が設け
られている。ミシン機枠14は、ベッド12から立ち上がっ
た脚柱部16と、その脚柱部16の上端から片持ち状にかつ
ベッド12にほぼ平行に延びる上方アーム18とから成る。
このミシン機枠14には、針棒22が針棒台(図示省略)に
より上下方向に移動可能に取り付けられ、その下端部に
縫針24が固定されている。針棒22は針棒抱き等を介して
ミシンモータ26(第3図参照)に接続されており、ミシ
ンモータ26の駆動によって針棒22および縫針24が上下往
復運動させられる。また、ベッド12の上面には開口が形
成されている。この開口は針板30によって塞がれてお
り、針板30には針孔38が形成されている。
さらに、ミシンテーブル10,ベッド12上には、刺繍枠4
2がミシンの左右方向であるX線方向と、前後方向であ
るY軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺繍枠
42は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌められる内枠
46とを有し、それら枠44,46により加工布を保持する。
外枠44にはX軸方向においてミシン機枠16から離れる向
きに延び出すスライド部48が形成され、ミシンテーブル
10上にY軸方向に設けられた一対のガイドパイプ50に摺
動可能に嵌合されている。これらガイドパイプ50の両端
部は支持台52,54によって支持されている。一方の支持
台52は、送りねじ56,X軸送りモータ58によってX線方向
に移動させられるようになっており、他方の支持台54は
ミシンテーブル10の上面から離間させられている。これ
らスライド部48,支持台52,54には一対の無端のワイヤ60
が係合させられており、ワイヤ60が回転伝達軸62,送り
モータ64によって移動させられることによりスライド部
48がY軸方向に移動させられる。刺繍枠42は、支持台52
のX軸方向の移動とスライド部48のY軸方向の移動とに
よって水平面内の任意の位置に移動させられのであり、
この移動と縫針24の上下動とによって加工布に刺繍が施
される。
本ミシンは、制御装置70によって制御される。制御装
置70は、第3図に示すように、CPU72,ROM74,RAM76およ
びバス78等を含むコンピュータを主体とするものであ
る。バス78には入力インタフェース80が接続され、入力
インタフェース80にはキーボード82,外部記憶装置84が
接続されている。キーボード82は、加工布に施す刺繍の
模様,模様の形成間隔や縫目密度等を入力するものであ
り、アルファベット,数字,記号,カナ等刺繍模様を支
持するキーを始めとし、データの入力に必要な種々のキ
ーが設けられている。また、外部記憶装置84には刺繍を
施す模様に関するデータが記憶されている。この模様デ
ータは、模様が円の場合には、円周上の3点の座標と円
であることを指示するデータとを含むものとされ、円環
の場合には外周上の3点の座標と内周上の1点の座標と
円であることを指示するデータとを含むものとされる。
また、三角形,四角形の場合には、その輪郭を画定する
複数の輪郭線素の各々について始点,終点および線素が
直線であることを指示するデータと、刺繍進行方向デー
タとを含むものとされる。本ミシンにおいて刺繍は、相
対向する2本の輪郭線素を交互につないで縫目を形成す
ることにより行われ、刺繍進行方向とは模様が縫目で埋
められていく方向であり、頂点の座標に番号を付して指
定される。刺繍の施される模様が第6図(a)に示す台
形88である場合には、4本の輪郭線素90a,b,c,dのそれ
ぞれについて始点,終点の座標および直線を指示するデ
ータが作成されるとともに、4個の頂点の座標に番号を
付して刺繍進行方向が指定される。1番が始点であり、
4番が終点であって矢印で示す方向に刺繍が進行するこ
ととなる。また、第7図に示すように刺繍が施される模
様が三角形92の場合には、3個の頂点のうちの1つにつ
いて番号が2個付される。この番号が2個付されるの
は、刺繍時に対辺と交互につながれて縫目が形成される
点である。さらに、第8図に示すような扇形94の場合に
は、台形88と同様にデータが作成される。なお、扇形と
は、第8図の扇形94のように4本の輪郭線素によって画
定されるものの他、三角形の1辺が円弧を成し、3本の
輪郭線素によって画定されるものも含む。
刺繍が施される模様がアルファベット,文字,記号,
図形等の場合には、三角形,四角形や扇形の複数ブロッ
クに分割され、各ブロック毎に模様データが作成される
ことがある。この場合、模様は、複数の模様データの
他、模様データの数を表すデータを有するものとされ
る。三角形,四角形,扇形が単独で1つの模様を構成す
る場合には、模様データの数は1である。また、このよ
うに模様データが作成されるブロックを基本ブロックと
称する。
バス78にはまた出力インタフェース100が接続され、
出力インタフェース100にはモータ駆動回路104,106,108
および表示駆動回路110を介してミシンモータ26,X軸送
りモータ58,Y軸送りモータ64および表示装置112が接続
されている。表示装置112は刺繍が施される模様を模様
データに基づいて画面に表示するものである。また、RA
M76には第4図に示すように、模様データメモリ,分割
データメモリ,刺繍進行方向データメモリ,縫目密度デ
ータメモリ,針落ち位置データメモリ,カウンタ等がワ
ーキングエリアと共に設けられている。カウンタは、1
つの模様について作成された模様データの数Nをカウン
トするものである。さらに、ROM74には第5図にフロー
チャートで示す針落ち位置データ作成用のプログラムが
記憶されている。以下、第6図(a)の台形88に刺繍を
施す場合を例に取り、針落ち位置データの作成について
説明する。
キーボード82により刺繍が施される模様を指定するデ
ータが入力されれば、その模様に対応する模様データが
外部記憶装置84から読み出され、模様データメモリに格
納される。そして、まず、ステップS1(以下、S1と略称
する。他のステップについても同じ。)において、カウ
ンタのカウント値Cが1増加させられる。このカウント
値Cはメインプログラムの初期設定においてクリアされ
ており、S1が1回目に実行されるときカウント値Cは1
となる。このカウント値は読み出すべき模様データを指
定するものであり、S2においては1番目の模様を構成す
る1番目の模様データが読み出される(模様が台形88で
ある場合は、台形の基本ブロックが単独で模様を構成し
ているため模様データは1つであり、台形88について設
定された模様データが読み出される。)。次いでS3にお
いて、読み出された模様データが三角形,四角形あるい
は扇形を表すデータであるか否かの判定が行われ、それ
ら以外の形状の場合にはS13が実行されてその形状に応
じた針落ち位置データの作成が行われる。
台形88は四角形であるためS3の判定はYESとなり、S4
において台形88を画定する4本の輪郭線素90a,b,c,dの
うち、両端に刺繍進行方向指定番号の1,3を有する輪郭
線素90dと、指定番号2,4を有する輪郭線素90bとの長さ
の比が設定値以上であるか否かの判定が行われる。これ
ら輪郭線素90b,dは縫目形成時に交互につながれる輪郭
線素であり、それらのうち長い輪郭線素90dの長さを短
い輪郭線素90bの長さで割ることによって比が求めら
れ、その比が設定値以上であるか否かの判定が行われ
る。比が設定値より小さい場合にはS14が実行され、基
本ブロックを分割することなく針落ち位置データが作成
される。比が設定値より小さければ互につながれる2本
の輪郭線素の長さにそれほど差はなく、各輪郭線素につ
いて適当な縫目密度の差が小さいため、縫目間に隙間が
生じたり、縫目が重なることなく縫目を形成することが
できるからである。
それに対し、比が設定値以上の場合には基本ブロック
の分割による針落ち位置データの作成が行われる。ま
ず、S5において基本ブロックである台形88の分割数が設
定される。ROM74には2本の輪郭線素の比に対応して分
割数が予め記憶されており、その中から該当する分割数
が読み込まれるのである。比が大きいほど多数に分割さ
れ、また、奇数個(台形88については3個)に分割され
るようになっている。その理由については後述する。
次にS6において基本ブロックの分割数と、台形88の輪
郭を規定するデータ(輪郭線素の始点,終点の位置座標
データおよび直線データ)とに基づいて台形88が分割さ
れる。この分割は、第6図(b)に示すように、縫目形
成時につながれる2本の輪郭線素90b,dに平行な2本の
分割線120により、残りの2本の輪郭線素90a,cが等分さ
れるように行われ、3個の分割ブロック122,124,126が
形成される。これら分割ブロック122,124,126を規定す
るデータ、すなわち4個の頂点の位置座標ならびに分割
ブロックを画定する輪郭線素が直線であることを指示す
るデータは、分割データメモリに格納される。分割後、
S7が実行され、基本ブロックの刺繍方向指定番号の1が
付された頂点を頂点とする分割ブロック122(この分割
ブロックを第一分割ブロック122と称し、残りの分割ブ
ロックは順に第二分割ブロック124,第三分割ブロック12
6と称する。)について刺繍進行方向が設定される。こ
の設定は基本ブロックにおける刺繍進行方向の設定と同
様に、4個の頂点位置座標に番号を付すことにより行わ
れる。第一分割ブロック122については刺繍進行方向が
基本ブロックと一致するように設定され、刺繍進行方向
データメモリに格納される。第6図(b)においてかっ
こを付した数字は基本ブロックの刺繍進行方向を指示す
る番号であり、かっこのない数字が分割ブロック122,12
4,126の刺繍進行方向を指示する番号である。この設定
後、S8において第二,第三分割ブロック124,126につい
て刺繍進行方向が設定される。この設定は、隣接する分
割ブロックと刺繍進行方向が逆向きになるように行わ
れ、基本ブロックが奇数個に分割されているため、基本
ブロックの刺繍進行方向の4番が付された頂点(刺繍終
了の頂点)を頂点とする第三分割ブロック126において
は、その終点の座標が基本ブロックの終点の座標と一致
することとなる。刺繍が基本ブロックを分割しない場合
と同じ位置から始まって同じ位置で終了するようにされ
ているのである。
次いでS9では、縫目密度が分割ブロック毎に記憶され
る。縫目密度とは、輪郭線素上に落ちる針位置の間隔で
あり、模様毎にオペレータにより入力され、その値が各
分割ブロック122,124,126のそれぞれの縫目密度として
縫目密度データメモリに記憶される。その後、S10にお
いて分割ブロックデータ,分割ブロック毎に設定された
刺繍進行方向および縫目密度に基づいて分割ブロック毎
に針落ち位置座標が算出されるとともに、刺繍が行われ
る順に、すなわち基本ブロックの刺繍進行方向指定番号
1を含む第一分割ブロック122について算出された針落
ち位置座標から順に針落ち位置データメモリに格納され
る。刺繍時にはこの針落ち位置データに基づいて刺繍枠
42の移動方向,移動距離が算出され、第6図(c)に示
すように、台形88は分割ブロック122,124,126毎に刺繍
縫目で埋められる。なお、作成された針落ち位置データ
は、磁気ディスクに記憶させ、あるいは紙テープパンチ
ャに出力して紙テープに記録することにより保存するこ
とができ、データの作成とは別に刺繍を行うことができ
る。
針落ち位置データの作成後、S11においてカウント値
Cが模様データの数N以上であるか否かの判定が行われ
る。台形ブロック88は単独で1つの模様を構成してお
り、Nは1であるためS11はYESとなり、S12においてカ
ウンタがクリアされた後、プログラムの実行はメインル
ーチンに戻る。
なお、模様が複数の基本ブロックから成る場合には、
全部の基本ブロックについて針落ち位置データが作成さ
れるまでS1〜S10,S13,S14が繰り返し実行される。ま
た、模様が円または円環を成す場合にはS3がNOとなる
が、S13において円の場合には半径の大きさに応じ、そ
の円の中心を中心とする円により複数に分割され、分割
ブロック毎に針落ち位置データが作成される。また、円
環状を成す場合には、外周の内周に対する比が設定値以
上の場合に円弧状の分割線により分割され、分割ブロッ
ク毎に針落ち位置データが作成される。
このように基本ブロックを複数に分割し、分割ブロッ
ク毎に針落ち位置を設定して刺繍を行うようにすれば、
縫目形成時に互につながれる2本の輪郭線素の比が1に
近くなり、長い輪郭線素側の縫目密度が粗くなって隙間
が生じたり、短い輪郭線素側で縫目が重なって団子状に
なることがなく、見目良く刺繍を行うことができる。
また、基本ブロックは奇数個に分割され、刺繍の開始
位置と終了位置とが分割しない場合と一致するようにさ
れているため、台形ブロック88に続いて別のブロックに
刺繍を施す場合、次のブロックの刺繍にスムーズに移行
することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては
ROM74のS5およびS6を記憶する部分およびCPU72のそれら
ステップを実行する部分が刺繍ミシンの縫目で埋められ
るべきブロックを分割する分割手段を構成し、ROM74のS
7〜S10を記憶する部分およびCPU72のそれらステップを
実行する部分が針落ち位置データ作成手段を構成してい
るのである。
なお、基本ブロックを奇数個に分割すれば前述のよう
な効果を得ることができるが、これは不可欠ではなく、
偶数個に分割して針落ち位置データを設定するようにし
てもよい。
また、基本ブロックは2本の輪郭線素の長さの比が設
定値以上の場合に限らず、常に分割するようにしてもよ
い。そのようにすれば縫目が輪郭線素をつなぐ方向に複
数段形成された模様を得ることができる。
さらに、上記実施例において複数の分割ブロックにつ
いて縫目密度が同じとされていたが、分割ブロック毎に
縫目密度を変えてもよい。
さらにまた、上記実施例においては基本ブロックを規
定するデータが予め設定され、そのデータに基づいて第
5図のプログラムに従って基本ブロックが分割されると
ともに針落ち位置データが作成されるようになっていた
が、オペレータが基本ブロックを分割しつつ針落ち位置
を1針毎に設定してもよい。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者
の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発
明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概略的に示すブロック図であ
る。第2図は本発明の一実施例方法を実施するためのデ
ータ作成装置を刺繍ミシンと共に示す斜視図である。第
3図は上記刺繍ミシンを制御する制御装置の構成を示す
ブロック図である。第4図は上記制御装置の主体を成す
コンピュータのRAMの構成を示すブロック図である。第
5図は上記コンピュータのROMに記憶された針落ち位置
データ作成用のプログラムを示すフローチャートであ
る。第6図は上記刺繍ミシンによって台形ブロックに刺
繍を施す場合の針落ち位置データの作成を説明する図で
ある。第7図は上記刺繍ミシンによって刺繍が施される
三角形を示す図であり、第8図は扇形を示す図である。 24:縫針、42:刺繍枠 58:X軸送りモータ、64:Y軸送りモータ 70:制御装置、88:台形 90a,b,c,d:輪郭線素、92:三角形 94:扇形、120:分割線 122,124,126:分割ブロック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する少なくとも2本の輪郭線素によ
    り画定され、それら2本の輪郭線素のうちの一方の長さ
    が他方の長さより短いかあるいはゼロである形状を有
    し、刺繍ミシンの縫目で埋められるべきブロックを、そ
    のブロックを規定するデータに基づいて、前記2本の輪
    郭線素とほぼ平行に延びる分割線により複数に分割する
    分割工程と、 その分割手段により分割されて成る分割ブロック毎に、
    分割ブロックの並ぶ方向において相対向し、分割ブロッ
    クを画定する2本の輪郭線素を交互につなぐ縫目を形成
    する針落ち位置データを作成する針落ち位置データ作成
    工程と を含むことを特徴とする刺繍ミシンのデータ作成方法。
JP12969089A 1989-05-23 1989-05-23 刺繍ミシンのデータ作成方法 Expired - Lifetime JP2754729B2 (ja)

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