JPH10258192A - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JPH10258192A
JPH10258192A JP9067692A JP6769297A JPH10258192A JP H10258192 A JPH10258192 A JP H10258192A JP 9067692 A JP9067692 A JP 9067692A JP 6769297 A JP6769297 A JP 6769297A JP H10258192 A JPH10258192 A JP H10258192A
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JP
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embroidery
data
stitch
pattern
needle drop
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JP9067692A
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Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期的に縫目パターンの変化が現れる刺繍縫
目データを簡単に作成することが可能な刺繍データ処理
装置を提供すること。 【解決手段】 刺繍動作進行方向に沿って縫目パターン
が変化する一周期分の針落ち点のパターンデータと周期
長Mとを設定し記憶する(S10)。次に、刺繍ブロッ
クをメモリから取り出し(S12)、刺繍ブロックを中
点間長がM以下となる刺繍ブロック(分割刺繍ブロッ
ク)に分割し、分割刺繍ブロック毎にS10で設定・記
憶した一周期内の針落ち点のパターンデータに従って刺
繍縫目データを作成する(S13乃至S20)。刺繍ブ
ロックの取り出しができる間、S13乃至S20の処理
を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシンを用い
て刺繍を形成するための刺繍データ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多様な縫目パターンを持つ刺
繍が求められており、そのために、刺繍動作進行方向に
沿って縫目パターンが変化する刺繍縫目データを作成す
る刺繍データ作成装置が提供されている。このような刺
繍データ作成装置は、刺繍を施すべき図形領域を分割し
て得られる複数の刺繍ブロックを処理するように構成さ
れている。
【0003】ここで、刺繍ブロックとは、刺繍動作進行
方向に伸びる相対向する2本の直線または曲線(主辺と
呼ばれる)と、刺繍動作進行方向に垂直な方向に伸び、
相対向する2本の直線(副辺と呼ばれる)とから構成さ
れるものであり、刺繍ブロックの2本の相対向する主辺
がそれぞれ等しい間隔で分割され、2本の主辺上の相対
向する分割点を交互に結んでステッチに展開されるもの
である。
【0004】そして、この刺繍データ作成装置は、例え
ば刺繍ブロック毎に縫い方法をタタミ縫いとサテン縫い
との間で変化させることにより、図14に示すように、
刺繍動作進行方向に沿って縫目パターンを変化させるこ
とができるようになっている。また、例えば、刺繍ブロ
ック毎に主辺の分割の間隔を変えて糸密度を変化させる
ことにより、図15に示すように、刺繍動作進行方向に
沿って縫目パターンを変化させることができるようにな
っている。
【0005】また、縫目方向の縫目パターンが単に変化
するだけではなく、刺繍動作進行方向に沿って周期的に
縫目パターンが変化すると、周期的規則に従った美麗な
デザインの刺繍が得られる。例えば、図8に示す刺繍で
は、刺繍動作進行方向に沿って進むに従い縫目方向にサ
テン縫いとタタミ縫いの変化とが周期的に現れ、その結
果、縞模様のデザインの刺繍が作られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の方法によって、このような縞模様のデザインの
刺繍縫目データを作成しようとすると、作業者が1つ1
つの刺繍ブロックを再分割したり、分割した刺繍ブロッ
ク毎に縫い方法(タタミ縫いやサテン縫い)を設定した
りしなければならず、大変な手間がかかるという問題が
あった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、周期的に縫目パターンの変化が
現れる刺繍縫目データを簡単に作成することが可能な刺
繍データ処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の刺繍データ処理装置は、縫
いが連続する刺繍ブロックにより構成される刺繍領域デ
ータを記憶する第一の記憶手段と、所定の刺繍形成区域
内において縫目パターンが変化する針落ち点のパターン
データを記憶する第二の記憶手段と、前記第一の記憶手
段に記憶された刺繍領域データによって規定される領域
内に、前記第二の記憶手段によって記憶された針落ち点
のパターンデータを参照して、縫目パターンの変化が現
れる刺繍縫目データを作成する作成手段とを備えてい
る。
【0009】従って、前記第一の記憶手段は、縫いが連
続する刺繍ブロックにより構成される刺繍領域データを
記憶し、前記第二の記憶手段は、所定の刺繍形成区域内
において縫目パターンが変化する針落ち点のパターンデ
ータを記憶し、前記作成手段は、前記第一の記憶手段に
記憶された刺繍領域データによって規定される領域内
に、前記第二の記憶手段によって記憶された針落ち点の
パターンデータを参照して、縫目パターンの変化が現れ
る刺繍縫目データを作成する。よって、縫目パターンの
変化が現れる刺繍縫目データを簡単に作成することがで
きる。
【0010】また、請求項2に記載の刺繍データ処理装
置は、前記作成手段は、前記第一の記憶手段に記憶され
た刺繍領域データによって規定される領域内に、前記第
二の記憶手段によって記憶された針落ち点のパターンデ
ータを、周期的に配置して刺繍縫目データを作成する。
【0011】従って、周期的に縫目パターンの変化が現
れる刺繍縫目データを簡単に作成することができる。
【0012】また、請求項3に記載の刺繍データ処理装
置は、前記第一の記憶手段に記憶される刺繍領域データ
が、対向する一対の主辺が直線又は円弧よりなる刺繍ブ
ロックから構成される。
【0013】従って、刺繍ブロックの主辺が円弧で構成
される刺繍領域(例えば円環形状の領域)にも、周期的
に縫目パターンの変化が現れる刺繍縫目データを簡単に
作成することができる。
【0014】また、請求項4に記載の刺繍データ処理装
置は、前記第二の記憶手段に記憶される針落ち点のパタ
ーンデータが、タタミ縫いとサテン縫いとの切り替わ
り、糸密度の変化、タタミ縫いの針落ちピッチの変化、
タタミずれ割合の変化などのうち、少なくとも一つを含
む変化によって縫目パターンが変化するようにしてい
る。
【0015】従って、一周期内における針落ち点のパタ
ーンデータを多様なものに設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の刺繍データ処理装
置を具体化した実施の形態について図面を参照して説明
する。
【0017】本実施の形態は、縫いが連続する刺繍ブロ
ックで構成される刺繍領域データがあらかじめメモリに
記憶されているパーソナルコンピュータシステム上で、
まず、刺繍動作進行方向に沿って縫目パターンが変化す
る一周期分の針落ち点のパターンデータと周期長Mを設
定し、次に、刺繍ブロック毎に、刺繍ブロックを中点間
長がM以下となる刺繍ブロック(分割刺繍ブロック)に
分割し、分割刺繍ブロック毎に設定した一周期分の針落
ち点のパターンデータに従って刺繍縫目データを作成す
る処理を繰り返して、刺繍領域に対応する刺繍縫目デー
タを作成し、フラッシュメモリカードに書き込むことに
よって刺繍縫目データを家庭用刺繍ミシンに供給する刺
繍データ処理装置に本発明を適用した場合のものであ
る。
【0018】図1に示すように、刺繍データ処理装置
は、基本的には、刺繍ブロックデータや刺繍縫目データ
を表示するCRTディスプレイ2と、針落ち点のパター
ンデータの入力や選択を行うためのキーボード3やマウ
ス4と、刺繍ブロックデータや刺繍縫目データを保存し
たり呼び出したりするフロッピディスク装置5およびハ
ードディスク装置14と、刺繍縫目データを不揮発性の
フラッシュメモリからなる着脱可能なメモリカード7に
書き込むフラッシュメモリ装置6と、これらが接続され
た制御本体部1とから構成されている。
【0019】また、家庭用刺繍ミシン10は、ミシンベ
ッド上に配置され加工布を保持する刺繍枠を、水平移動
機構により装置固有のXY座標系で示される所定位置に
移動させつつ、縫い針及び釜機構による縫い動作を行う
ことにより、その加工布に所定の図柄の刺繍を施すよう
になっている。
【0020】この場合、前記水平移動機構や針棒など
は、マイクロコンピュータなどから構成される制御装置
により制御されるようになっており、従って、一針毎の
加工布のXY方向の移動量(針落ち位置)を指示するデ
ータが与えられることにより、制御装置は、刺繍動作を
自動的に実行することが可能となるのである。また、刺
繍ミシンにはフラッシュメモリ装置11が設けられ、メ
モリカード7により、外部から刺繍縫目データが与えら
れるように構成されている。本実施の形態に係わる刺繍
データ処理装置は、このような刺繍ミシンで縫製可能な
刺繍縫目データを作成する機能を有するものである。
【0021】次に、刺繍データ処理装置の制御系は、図
2のブロック図に示すように構成されている。前記制御
本体部1に制御装置CDが内蔵され、この制御装置CD
の入出力インターフェース22には、 CRTディスプ
レイ2と、キーボード3と、マウス4と、フロッピディ
スク装置5と、フラッシュメモリ装置6と、ハードディ
スク装置14とがそれぞれ接続されている。
【0022】制御装置CDは、CPU20と、このCP
U20にデータバスなどのバス23を介して接続された
入出力インターフェース22と、ROM21およびRA
M30から構成されている。ROM21には、後述の刺
繍データ作成処理の制御プログラムが格納されている。
RAM30は刺繍領域データメモリ31、周期パターン
メモリ32等から構成されている。刺繍データ作成処理
が行われる前には、刺繍領域データメモリ32には、予
め縫いが連続する刺繍ブロックで構成される刺繍領域デ
ータが記憶されている。
【0023】次に、刺繍データ処理装置の制御装置CD
で行なわれる刺繍データの作成処理ルーチンについて、
図3のフローチャートに基いて説明する。なお、図中符
号Si(i=10,11,12,・・・・)は各ステッ
プである。
【0024】キーボード3が操作されると、この制御が
開始され、先ず、刺繍動作進行方向に沿って縫目パター
ンが変化する一周期分の針落ち点のパターンデータと周
期長Mとが設定され、周期パターンメモリ32に記憶さ
れる(S10)。ここでは、刺繍動作進行方向に長さM
進む間に横切る糸の本数と、それら糸と糸との間隔とが
設定され、さらに、各糸毎に針落ち点のパターン(縫目
パターン)が作業者により設定され、周期パターンメモ
リ32に記憶される。
【0025】例えば、図4に示す例では、刺繍動作進行
方向に長さM進む間に横切る糸は等間隔で20本であ
り、さらに1本目から10本目まではタタミ縫いにし、
11本目から20本目まではサテン縫いにするという、
一周期分の針落ち点のパターンデータ情報が周期パター
ンメモリ32に記憶されるのである。
【0026】また、図11に示す例では、刺繍動作進行
方向に長さM進む間に横切る糸は等間隔で20本であ
り、さらに1本目から6本目までは刻みピッチが4mm
のタタミ縫いにし、7本目から12本めまでは刻みピッ
チが3mmのタタミ縫いにし、13本目から20本めま
では刻みピッチが2mmのタタミ縫いにするという、一
周期分の針落ち点のパターンデータ情報が周期パターン
メモリ32に記憶されるのである。
【0027】また、図12に示す例では、刺繍動作進行
方向に長さM進む間に横切る糸は等間隔で20本であ
り、さらに1本目から10本目まではタタミずれ割合が
30%のタタミ縫いにし、11本目から20本めまでは
タタミずれ割合が0%のタタミ縫いにするという、一周
期分の針落ち点のパターンデータ情報が周期パターンメ
モリ32に記憶されるのである。
【0028】また、図13に示す例では、刺繍動作進行
方向に長さM進む間に横切る糸は15本であり、11本
目から15本目まで糸の間隔は1本目から10本目まで
糸の間隔の2倍であり(つまり11本目から15本目ま
で糸密度は、1本目から10本目まで糸密度の1/
2)、1本目から20本めまではサテン縫いにするとい
う、一周期分の針落ち点のパターンデータ情報が周期パ
ターンメモリ32に記憶されるのである。
【0029】次に、後述する分割刺繍ブロックQ1Q2
Q3Q4の周期内開始位置m1に0が設定され(S1
1)、4点P1、P2、P3、P4で構成される刺繍ブ
ロックP1P2P3P4が刺繍領域データメモリ31か
ら取り出される(S12)。
【0030】次に、辺P1P2の中点と辺P3P4の中
点との間の長さ(刺繍ブロックの中点間長)Dが演算に
より求められ設定される。同時に、刺繍動作進行方向へ
の刺繍進行距離dに(M−m)が設定され、分割刺繍ブ
ロックQ1Q2Q3Q4の構成点Q1にP1が、Q2に
P2がそれぞれ設定される(S13)。
【0031】例えば、図5(a)に示すような刺繍ブロ
ックP1P2P3P4からは、D=D1、d=M、Q1
=P1、Q2=P2が設定されるのである。
【0032】次に、刺繍動作進行方向への刺繍進行距離
dが中点間長Dと比較される(S14)。
【0033】dがD以下の場合(S14:Yes)、辺
P1P2上にあり、 (辺P1Q3の長さ)/(辺P1P3の長さ)=d/D となる構成点Q3と、辺P2P4上にあり、 (辺P2Q4の長さ)/(辺P2P4の長さ)=d/D となる構成点Q4が求められ、周期内終了位置m2にM
が設定されて、分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4が作
成される(S15)。
【0034】例えば、図5(a)に示すような刺繍ブロ
ックP1P2P3P4からは、最初、図5(b)に示す
ような分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4が作成され
る。
【0035】次に、分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4
が、周期パターンメモリ32に記憶された一周期の針落
ち点のパターンデータのうちの周期内開始位置m1から
周期内終了位置m2に相当する部分の針落ち点のパター
ンデータで刺繍縫目データに展開される(S16)。こ
こでは、周期パターンメモリ32に記憶された一周期の
針落ち点のパターンデータのうちの刺繍動作進行方向に
m1からm2進む間に横切る糸の本数と、それら糸と糸
との間隔と、各糸毎の針落ち点のパターンが求められ、
それに従って分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4が刺繍
縫目データに展開されるのである。
【0036】例えば、図4で示すような一周期の針落ち
点のパターンデータと図7(a)で示すような周期内開
始位置m1および周期内終了位置m2によって分割刺繍
ブロックQ1Q2Q3Q4が展開されると、図7(b)
で示すような刺繍縫目データに展開される。つまり、刺
繍動作進行方向にm1からm2進む間に横切る糸は6本
目から12本目の計7本の糸であり、それら糸の間隔は
等間隔であり、最初の5本はタタミ縫い、残り2本はサ
テン縫いであるので、その規則に基づいて分割刺繍ブロ
ックQ1Q2Q3Q4が刺繍縫目データに展開されるの
である。
【0037】次に、分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4
の構成点Q1にQ3が、Q2にQ4が設定され、刺繍動
作進行方向への刺繍進行距離dに(d+M)が設定さ
れ、周期内開始位置m1に0が設定され(S17)、そ
の後S14に再び処理が戻る。つまり、S14において
dがD以下となる間は、S15乃至S17の処理が繰り
返される。
【0038】例えば、図5(a)に示すような刺繍ブロ
ックP1P2P3P4からは、最初、図5(b)に示す
ような分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4が作成され、
刺繍縫目データに展開される。繰り返しの2回目では、
図5(c)に示すような分割刺繍ブロックQ1Q2Q3
Q4が作成され、刺繍縫目データに展開される。どちら
の分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4もm1=0、m2
=Mであるので、それぞれ1周期分の針落ち点のパター
ンデータで刺繍縫目データに展開される。
【0039】dがD以下にならない場合(S14:N
o)、分割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4の構成点Q3
にP3が、Q4にP4が設定され、周期内終了位置m2
に(D−d+M)が設定される(S18)。
【0040】次に、S16と同様に、分割刺繍ブロック
Q1Q2Q3Q4が、周期パターンメモリ32に記憶さ
れた一周期の針落ち点のパターンデータのうちの周期内
開始位置m1から周期内終了位置m2に相当する部分の
針落ち点のパターンデータで刺繍縫目データに展開され
る(S19)。
【0041】例えば、図5(a)に示すような刺繍ブロ
ックP1P2P3P4からは、図5(c)の状態の後、
d=3M(<D1)となり、図5(d)に示すような分
割刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4が作成される。分割刺
繍ブロックQ1Q2Q3Q4は、m1=0、m2=D1
−2M(<M)であるので、周期パターンメモリ32に
記憶された1周期のうちの前半の一部の針落ち点のパタ
ーンデータで刺繍縫目データに展開される。
【0042】その後、m1にm2が設定され(S2
0)、縫いが連続する次の刺繍ブロックが存在するか調
べられ(S21)、存在する場合(S21:Yes)、
縫いが連続する次の刺繍ブロックP1P2P3P4が刺
繍領域データメモリ31から取り出され(S22)、そ
の後S13に処理が戻る。
【0043】例えば、刺繍ブロックP1P2P3P4に
は、図5(a)の次には図6(a)に示すようなものが
取り出される。そして、その刺繍ブロックP1P2P3
P4に対し、S13以降の処理を行うと、S13ではD
=D2、d=3M−D1となり、S14ではdはD2以
下と判定され、S15では図6(b)に示すような分割
刺繍ブロックQ1Q2Q3Q4が作成され、分割刺繍ブ
ロックQ1Q2Q3Q4は、m1=D1−2M(>
0)、m2=Mであるので、S16では周期パターンメ
モリ32に記憶された1周期のうちの後半の一部の針落
ち点のパターンデータで刺繍縫目データに展開される。
【0044】尚、刺繍領域データメモリ31が本発明の
第一の記憶手段、周期パターンメモリ32が本発明の第
二の記憶手段、S11乃至S22の処理が、本発明の作
成手段として機能するものである。
【0045】S21において縫いが連続する次の刺繍ブ
ロックが存在しない場合(S21:No)は処理を終了
する。上記の刺繍データ作成処理により、縫いが連続す
る刺繍ブロックで構成される刺繍領域データは、刺繍動
作進行方向に沿って周期的に縫目パターンの変化が現れ
る刺繍縫目データに展開される。
【0046】図8に上記の実施の形態によって得られる
刺繍縫目データの例を示す。
【0047】尚、上記実施の形態では、主辺が直線から
なる刺繍ブロックで構成される刺繍領域から、刺繍動作
進行方向に沿って周期的に縫目パターンの変化が現れる
刺繍縫目データを作成する例を示したが、図9(a)に
示すように、2つの主辺が円弧からなる刺繍ブロックを
含むような刺繍領域から、同様な刺繍縫目データを作成
することもできる。その場合、S13で刺繍ブロックの
中点間長として、図9(a)に示す様な2つの主辺(円
弧)の中間に入る円弧の長さを設定すれば、他は主辺が
直線の場合と同様の処理になる。
【0048】図9(b)に、上記の実施の形態によって
図9(a)に示す様な刺繍領域から得られる、刺繍動作
進行方向に沿って周期的に縫目パターンの変化が現れる
刺繍縫目データの例を示す。
【0049】また、円環形状の領域に刺繍を作成する場
合も、図10(a)に示す様に、円環形状の領域を2つ
の主辺が円弧であるような刺繍ブロックデータで表現す
ることにより、図10(b)に示す様な、刺繍動作進行
方向に沿って周期的に縫目パターンの変化が現れる刺繍
縫目データを作成することができる。
【0050】また、上記の実施例では、周期パターンメ
モリ32に記憶されている針落ち点のパターンとして、
図4に示すようなサテン縫いとタタミ縫いの間で変化す
る針落ち点のパターンを例にとって説明したが、図1
1、図12に示すように、タタミ縫いのパターンが変化
するものであってもよく、さらに、図13に示すように
糸の密度が変化するものであっても良い。
【0051】さらに、ここでは、パーソナルコンピュー
タシステム上で構成した刺繍データ処理装置を例にあげ
て説明したが、本発明はここに挙げた実施例に限定され
るものではなく、例えば、ミシンに内蔵するように構成
したり、専用の一体型ハードウェアで構成したりする
等、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し
うるものである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の刺繍データ処理装置は、縫いが
連続する刺繍ブロックにより構成される刺繍領域データ
を記憶する第一の記憶手段と、所定の刺繍形成区域内に
おいて縫目パターンが変化する針落ち点のパターンデー
タを記憶する第二の記憶手段と、前記第一の記憶手段に
記憶された刺繍領域データによって規定される領域内
に、前記第二の記憶手段によって記憶された針落ち点の
パターンデータを参照して、縫目パターンの変化が現れ
る刺繍縫目データを作成する作成手段とを備えている。
【0053】従って、前記第一の記憶手段に記憶された
刺繍領域データによって規定される領域内に、前記第二
の記憶手段によって記憶された針落ち点のパターンデー
タを参照して、縫目パターンの変化が現れる刺繍縫目デ
ータを簡単に作成することができる。
【0054】また、請求項2に記載の刺繍データ処理装
置は、前記作成手段は、前記第一の記憶手段に記憶され
た刺繍領域データによって規定される領域内に、前記第
二の記憶手段によって記憶された針落ち点のパターンデ
ータを、周期的に配置して刺繍縫目データを作成する。
【0055】従って、周期的に縫目パターンの変化が現
れる刺繍縫目データを簡単に作成することができる。
【0056】また、請求項3に記載の刺繍データ処理装
置は、前記第一の記憶手段に記憶される刺繍領域データ
が、対向する一対の主辺が直線又は円弧よりなる刺繍ブ
ロックから構成される。
【0057】従って、刺繍ブロックの主辺が円弧で構成
される刺繍領域(例えば円環形状の領域)にも、周期的
に縫目パターンの変化が現れる刺繍縫目データを簡単に
作成することができる。
【0058】また、請求項4に記載の刺繍データ処理装
置は、前記第二の記憶手段に記憶される針落ち点のパタ
ーンデータが、タタミ縫いとサテン縫いとの切り替わ
り、糸密度の変化、タタミ縫いの針落ちピッチの変化、
タタミずれ割合の変化などのうち、少なくとも一つを含
む変化によって縫目パターンが変化するようにしてい
る。
【0059】従って、一周期内における針落ち点のパタ
ーンデータを多様なものに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の刺繍データ処理装置及び
刺繍ミシンの外観構成を示す斜視図である。
【図2】刺繍データ処理装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図3】刺繍データ作成方法を示すフローチャートであ
る。
【図4】一周期分の針落ち点のパターンデータの例を示
す図である。
【図5】一番目の刺繍ブロックを中点間長がM以下の刺
繍ブロック(分割刺繍ブロック)に分割する手順を説明
する図である。
【図6】二番目の刺繍ブロックを中点間長がM以下の刺
繍ブロック(分割刺繍ブロック)に分割する手順を説明
する図である。
【図7】周期内開始位置m1,周期内終了位置m2の分
割刺繍ブロックを刺繍縫目データに展開した図である。
【図8】刺繍データ処理装置によって作成される刺繍縫
目データの一例を示す図である。
【図9】主辺に円弧を含む刺繍ブロックから作成される
刺繍縫目データの一例を示す図である。
【図10】主辺に円弧を含む刺繍ブロックから作成され
る刺繍縫目データの一例を示す図である。
【図11】針落ちピッチが変化する一周期分の針落ち点
のパターンデータの例を示す図である。
【図12】タタミずれ割合が変化する一周期分の針落ち
点のパターンデータの例を示す図である。
【図13】糸密度が変化する一周期分の針落ち点のパタ
ーンデータの例を示す図である。
【図14】刺繍ブロック毎の縫い方法を変えて作成した
刺繍縫目データの一例を示す図である。
【図15】刺繍ブロック毎の糸密度を変えて作成した刺
繍縫目データの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 刺繍データ処理装置 2 CRTディスプレイ 3 キーボード 4 マウス 6 フラッシュメモリ装置 10 刺繍ミシン 20 CPU 21 ROM 31 刺繍領域データメモリ 32 周期パターンメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫いが連続する刺繍ブロックにより構成
    される刺繍領域データを記憶する第一の記憶手段と、 所定の刺繍形成区域内において縫目パターンが変化する
    針落ち点のパターンデータを記憶する第二の記憶手段
    と、 前記第一の記憶手段に記憶された刺繍領域データによっ
    て規定される領域内に、前記第二の記憶手段によって記
    憶された針落ち点のパターンデータを参照して、縫目パ
    ターンの変化が現れる刺繍縫目データを作成する作成手
    段とを備えたことを特徴とする刺繍データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記作成手段は、前記第一の記憶手段に
    記憶された刺繍領域データによって規定される領域内
    に、前記第二の記憶手段によって記憶された針落ち点の
    パターンデータを、周期的に配置して刺繍縫目データを
    作成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    刺繍データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の記憶手段に記憶される刺繍領
    域データは、対向する一対の主辺が直線又は円弧よりな
    る刺繍ブロックから構成されることを特徴とする請求項
    1若しくは2に記載の刺繍データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第二の記憶手段に記憶される針落ち
    点のパターンデータは、タタミ縫いとサテン縫いとの切
    り替わり、糸密度の変化、タタミ縫いの針落ちピッチの
    変化、タタミずれ割合の変化などの内、少なくとも一つ
    を含む変化によって縫目パターンが変化するようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の刺
    繍データ処理装置。
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