JPH09137357A - 刺繍データ作成方法 - Google Patents

刺繍データ作成方法

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JPH09137357A
JPH09137357A JP30030495A JP30030495A JPH09137357A JP H09137357 A JPH09137357 A JP H09137357A JP 30030495 A JP30030495 A JP 30030495A JP 30030495 A JP30030495 A JP 30030495A JP H09137357 A JPH09137357 A JP H09137357A
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JP
Japan
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embroidery
bezier curve
data
block
point
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JP30030495A
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Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲線部を含む任意の刺繍図形を精度良く表現
する刺繍データを、容易に作成することの可能な刺繍デ
ータ作成方法を提供する。 【解決手段】 内部に刺繍を施すべき刺繍図形に対応
し、縫い針の針落ち点を示す針落ち点データを配列して
なる刺繍データの作成方法であって、前記刺繍図形の輪
郭線の一部を近似するベジエ曲線を決定する第1工程
と、相対向する2つの主辺及び2つの副辺を有し、前記
第1工程により決定されたベジエ曲線を主辺とするベジ
エ曲線ブロックを決定する第2工程と、前記主辺上に複
数の針落ち点を決定する第3工程と、前記2つの主辺上
の複数の針落ち点を、一方の副辺から他方の副辺へ向か
う方向に交互に選択して配列する第4工程と、を有する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシンを用い
て刺繍を形成するための刺繍データの作成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、刺繍図形をブロックデータに
より表現し、これを刺繍用のデータとして使用する方法
が知られている。即ち、刺繍ミシンによって刺繍を形成
すべき刺繍図形を複数のブロックに分割し、各ブロック
を規定するブロックデータを該刺繍図形の刺繍データと
して使用するのである。一つのブロックは、通常4本の
輪郭線素により規定される。このようなブロックとして
は、直線ブロックと曲線ブロックとがある。直線ブロッ
クとは、4本の輪郭線素全てが直線であるブロックをい
う。曲線ブロックとは、直線の線素及び曲線の線素によ
り規定されるブロックをいい、刺繍進行方向に延び、相
対抗する2本の曲線(「主辺」と呼ばれる)と、刺繍進
行方向と垂直な方向に延び、相対向する2本の直線
(「副辺」と呼ばれる)を有する。自然曲線の多い刺繍
図形の輪郭線を精度良く、しかも少ないデータ量で表現
したい場合には、通常、曲線ブロックが使用される。
【0003】曲線ブロックにおいては、その主辺を構成
する曲線として円弧、スプライン曲線、ベジエ曲線等が
使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、曲線ブロック
の主辺に円弧を利用すると、曲線と曲線とのつなぎ目が
滑らかにならないため自然曲線を精度よく表現すること
が難しいという問題がある。また、スプライン曲線では
該曲線を規定する一部の基準点の変動が当該曲線全体に
少なからぬ影響を及ぼすため、原刺繍図形に近い曲線を
容易に作成するは困難である。一方、曲線ブロックの主
辺をベジエ曲線を用いて表現する方法を開示する出願も
ある(特開平3−244491号、及び、特開平4−2
40474号)。しかし、これらの出願も、作業者が具
体的にどのような方法でベジエ曲線を用いた曲線ブロッ
クデータを作成していくかについては記載が無かった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、曲線部を含む任意の刺繍図形を精度良く表現する
刺繍データを、容易に作成することの可能な刺繍データ
作成方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1記載の発明は、内部に刺繍を施すべき刺繍図形に対応
し、縫い針の針落ち点を示す針落ち点データを配列して
なる刺繍データの作成方法であって、前記刺繍図形の輪
郭線の一部に近似するベジエ曲線を決定する第1工程
と、相対向する2つの主辺及び2つの副辺を有し、前記
第1工程により決定されたベジエ曲線を主辺とするベジ
エ曲線ブロックを決定する第2工程と、前記主辺上に複
数の針落ち点を決定する第3工程と、前記2つの主辺上
の複数の針落ち点を、一方の副辺から他方の副辺へ向か
う方向に交互に選択して配列する第4工程と、を有する
ように構成する。
【0007】上記のように構成された刺繍データ作成方
法によれば、第1工程で刺繍図形を近似するベジエ曲線
を決定し、決定されたベジエ曲線を主辺とするベジエ曲
線ブロックを第2工程で決定する。続いて、第3工程で
前記主辺上に複数の針落ち点を決定し、第4工程で2つ
の主辺上の複数の針落ち点を、一方の副辺から他方の副
辺に向かう方向に交互に選択し、選択した順に対応する
針落ち点データを配列する。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の刺繍データ作成方法において、前記第1工程は、前
記ベジエ曲線の端点を入力する工程と、前記端点に対応
する第1の制御点を入力する工程と、前記端点に対応す
る第2の制御点を前記端点と前記第1の制御点を結ぶ直
線上に決定する工程とを有するように構成する。
【0009】上記のように構成された刺繍データ作成方
法によれば、前記第1工程は、前記ベジエ曲線の端点を
入力し、次に前記端点に対応する第1の制御点を入力
し、さらに前記端点に対応する第2の制御点を前記端点
と前記第1の制御点とを結ぶ直線上に決定するというよ
うに行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明は、本
発明を家庭用刺繍ミシンのための刺繍データ作成装置に
適用した場合について行なう。
【0011】まず、刺繍を行なうためのシステム全体に
ついて説明する。実際の刺繍作業は、まず刺繍データ作
成装置により刺繍データ(縫目データ)を作成し、次に
その刺繍データを刺繍ミシンに供給して希望の図柄の刺
繍縫いを行うという手順で行なわれる。
【0012】図1に、本発明にかかる刺繍データ作成装
置、及び、刺繍ミシンの外観構成を示す。刺繍データ作
成装置1は、刺繍図形に対応する曲線ブロックデータを
作成するためのマウス4を有し、作成された曲線ブロッ
クデータを利用して縫目データを作成する。作成された
縫目データは、フラッシュメモリ(カードメモリ)7に
記憶される。作業者は、このフラッシュメモリ7を刺繍
ミシン10にセットする。
【0013】刺繍ミシン10は、ミシンベッド上に配置
され、加工布を保持する刺繍枠12を水平移動機構によ
り装置固有のX−Y座標系で示される所定位置に移動さ
せつつ、縫い針13による縫い動作を行なうことによ
り、加工布上に縫目データに対応する図柄の刺繍を施
す。刺繍ミシン10にはフラッシュメモリ装置が内蔵さ
れている。作業者が縫目データを記憶したフラッシュメ
モリ7をフラッシュメモリ挿入口11に挿入すると、記
憶された縫目データが読みだされる。縫目データは通
常、上記X−Y座標系における針落ち点の位置を示す座
標データを含んでおり、マイクロコンピュータ等から構
成される制御装置は読みだされた縫目データに基づいて
刺繍枠12の水平移動機構等を制御し、加工布上に刺繍
を施す。
【0014】次に、本発明にかかる刺繍データ処理装置
1の構成について、図2を参照して詳細に説明する。刺
繍データ処理装置1は、刺繍データ作成における種々の
処理を行なうためのCPU20、種々の処理プログラム
やデータを記憶するROM21、及び、刺繍図形に対応
する曲線ブロックデータ、縫目データ等の種々のデータ
を記憶するRAM30を有している。CPU20、RO
M21及びRAM30は、入出力インターフェース22
に接続されている。後述する刺繍データ作成処理は、基
本的には、作業者の入力を受けつつROM21に記憶さ
れたプログラムをCPU20が実行することにより行な
われる。
【0015】刺繍データ処理装置1は、入出力インター
フェース22を介して、CRTディスプレイ2、キーボ
ード3、マウス4、フロッピディスク装置5、フラッシ
ュメモリ装置6、及び、ハードディスク14に接続され
ている。CRTディスプレイ2は、刺繍データ作成の対
象となる刺繍図形の画像データ、作成された曲線ブロッ
クデータや縫目データ等を画面上に表示する。キーボー
ド3は、作業者の種々の指示等を入力するために用いら
れる。マウス4は、後述する曲線ブロックデータ入力処
理において、ブロック頂点、制御点等を入力するために
用いられる。フロッピディスク装置5には、刺繍図形の
画像データが記憶されたフロッピディスクが挿入され、
該画像データが読み出される。フラッシュメモリ装置6
は、刺繍データ作成装置により作成された縫目データを
フラッシュメモリ7に記憶する。ハードディスク14に
は、作成された曲線ブロックデータや縫目データ等を記
憶することができる。
【0016】次に、本発明による刺繍データ作成処理に
ついて、図3乃至図7を参照して説明する。図3は、刺
繍データ作成処理のメインルーチンを示すフローチャー
トであり、図4はベジエ曲線ブロック入力処理を示すフ
ローチャートである。以下の説明は、あらかじめ用意さ
れた刺繍図形に対応する刺繍データを作成する処理につ
いて説明する。なお、以下に説明する刺繍データの作成
処理は、データ作成の対象となる刺繍図形の画像データ
を参照して複数のベジエ曲線ブロックを構成する曲線ブ
ロックデータを入力する処理と、入力された曲線ブロッ
クデータを利用して縫い針の針落ち点を示す縫目データ
を作成する処理の2つに大別される。
【0017】まず、実際の刺繍データ作成の準備作業と
して、作業者はフロッピディスクをフロッピディスク装
置5に挿入し、そこにあらかじめ記憶されているある刺
繍図形の画像データを読み出す。読み出された刺繍図形
はCRTディスプレイ2の画面上に表示される。なお、
以下の説明では、図6に示す輪郭線L1 及びL2 で規定
される図形を刺繍図形とし、これらの輪郭線の内側の領
域に刺繍を施す場合を例にとって説明する。
【0018】図6に示す輪郭線L1 及びL2 がCRTデ
ィスプレイ2の画面上に表示された状態で、図3に示す
刺繍データ作成処理が開始する。まず、ベジエ曲線ブロ
ック入力処理が行われる(ステップS1)。この処理
は、画面上に表示された刺繍図形を複数のベジエ曲線ブ
ロックで近似し、当該ベジエ曲線ブロックを規定する曲
線ブロックデータを生成する処理である。
【0019】ここで、ベジエ曲線について簡単に説明し
ておく。ベジエ曲線(ここでは3次のベジエ曲線)は、
ある2点が与えられた場合にそれらを端点とする任意の
曲線を定義するものである。図7に示すようにある始点
f と終点Ps とが与えられた場合、これらを結ぶ曲線
は無数に考えられるが、このうちの一の曲線を定めるの
に2つの制御点Qf 及びQs を用いる。即ち、2つの制
御点Qf 及びQs の位置を制御することにより、2点P
f 及びPs を結ぶ曲線を規定するのである。このような
方法により定められる曲線をベジエ曲線という。ベジエ
曲線の持つ一つの性質は、始点又は終点(以下、「端
点」という)とそれに近い側の制御点とを結んでできる
線分が、その端点における当該ベジエ曲線の接線となる
ことである。具体的には、図7において、直線Pf f
は始点Pf におけるベジエ曲線Cの接線となり、直線P
s s は終点Ps におけるベジエ曲線Cの接線となる。
なお、ベジエ曲線自体は、画像処理やアウトラインフォ
ント等の分野で利用されているものであるので、その定
義式等の詳細な説明は省略する。
【0020】さて、次にステップS1で行われる、実際
のベジエ曲線ブロック入力処理について説明する。図5
に一のベジエ曲線ブロックの例を示す。ベジエ曲線ブロ
ックとは、4本の輪郭線素で規定されるブロックであっ
て、その一組の対辺(上辺及び下辺、主辺ともいう)が
ベジエ曲線で表されるブロックをいう。なお、主辺は実
際の刺繍縫いを行う際の縫い進行方向に沿った方向とな
る。図5に示す上辺は、ブロック頂点An 、制御点Cb
n 、ブロック頂点An+2 及び制御点Cfn+2 により規定
される。また、下辺は、ブロック頂点An+1 、制御点C
n+1 、ブロック頂点An+3 及び制御点Cfn+3 により
規定される。
【0021】ベジエ曲線ブロック入力処理の詳細につい
て図4及び図6を参照して説明する。まず、処理用プロ
グラムが起動されると、ブロック頂点の番号を示すカウ
ンタnに1が代入され、最初の頂点の入力待ちとなる
(ステップS10)。次に、作業者はCRTディスプレ
イ2の画面上に表示された刺繍図形を見ながら、その図
形の輪郭線上に1番目の頂点(A1 )を入力する(ステ
ップS11)。この作業は、画面上の刺繍図形の輪郭線
上にマウス4のポインタを配置し、マウスボタンをクリ
ックすることで行われる。これにより、その点の座標デ
ータが第1の頂点(A1 )としてRAM30に記憶され
る。図6の例では、輪郭線L1 上に頂点A 1 を決めるこ
とになる。次に、作業者は第1の頂点の後側制御点Cb
1 を決定し、マウス4で入力する。即ち、作業者はCR
Tディスプレイ2を見ながら、線分A1 Cb1 が画面に
表示されている刺繍図形の曲線の点A1 における接線と
なるような位置に制御点Cb1 を決定する。この制御点
Cb1 の座標データもRAM30に記憶される。なお、
制御点については便宜上、図6において、対応する頂点
より左側に位置するものを前側制御点と呼び、右側に位
置するものを後側制御点と呼ぶことにする。次に、作業
者は同様にして第2頂点A2 、及び、第2頂点A2 の後
側制御点Cb2 を入力する(ステップS13、S1
4)。これにより、第1頂点A1 と第2頂点A2 を結ぶ
線分A1 2 が定まる。この線分は、実際の刺繍縫い作
業において、縫目の方向となる。
【0022】次に、作業者は、第3頂点A3 を刺繍図形
の輪郭線L1 上に決定し、入力する(ステップS1
5)。続いて、作業者は第3頂点の前側制御点Cf3
入力する。(ステップS16)。この入力の際には、作
業者が制御点Cf3 の位置を入力するためにマウス4の
ポインタを画面上で移動させると、CPU20はその時
の制御点Cf3 の座標とRAM30に記憶されている第
1頂点A1 、制御点Cb1及び第3頂点A3 の4つの座
標データから対応するベジエ曲線を演算し、それを画面
上に表示する。なお、この演算されたベジエ曲線は画面
上において原刺繍図形の輪郭線(この場合、L1 及びL
2 )から識別可能なように、例えば線分の色を異ならせ
て画面上に表示される。よって作業者は画面を見なが
ら、表示されるベジエ曲線が刺繍図形の輪郭線に近似す
るように制御点Cf3 の位置を決定する。この入力によ
り、最初のベジエ曲線ブロックBL1 の上辺が決定す
る。続いて、作業者は同様に第4頂点A4 及び第4頂点
の前側制御点Cf4 を順に入力する(ステップS17、
S18)。これにより、最初のベジエ曲線ブロックBL
1 の下辺が決定する。この後、CPU20は、RAM3
0に一時的に記憶されている点A1 、Cb1 、A3 及び
Cf3 によって作られるベジエ曲線を上辺とし、点
2 、Cb2 、A4 及びCf4 によって作られるベジエ
曲線を下辺とするブロックをベジエ曲線ブロックとして
記憶する(ステップS19)。即ち、上記の第1−第4
頂点及び4つの制御点の座標データをRAM30に記憶
する。この記憶されたデータが曲線ブロックデータであ
る。
【0023】次に、CPU20は、入力作業を続行する
か否かを作業者に尋ねる(ステップS20)。続行する
場合、即ち、さらにベジエ曲線ブロックにより近似すべ
き刺繍図形の輪郭線が残っている場合には、CPU20
は頂点番号のカウンタnを2インクリメントする(ステ
ップS21)。続いてCPU20は、次の2つの制御点
を自動的に設定する。即ち、図6の場合では、すでに入
力された頂点A3 及びA4 を次のベジエ曲線ブロックB
2 の頂点(始点)とする。続いて、この頂点に対し
て、当該頂点の前側制御点と対称な位置に当該頂点の後
側制御点を自動的に決定する(ステップS22)。図6
の場合では、頂点A3 に対して、頂点A3の前側制御点
Cf3 と対称な位置に頂点A3 の後側制御点Cb3 を設
定する。このようにする理由は、前述のようにベジエ曲
線では頂点とそれに対応する制御点とを結ぶ線分は当該
頂点におけるベジエ曲線の接線になるという性質を有す
るため、頂点A3 の後側制御点Cb3 を、頂点A3 対し
て前側制御点Cf3 と対称な位置に決めれば、頂点A3
において当該ベジエ曲線を滑らかにすることができるか
らである。
【0024】この自動設定により、新たなベジエ曲線ブ
ロックBL2 の始点側の頂点及び制御点は定まったこと
になるので、後はステップS15−S19の処理を繰り
返し、そのベジエ曲線を決定し、曲線ブロックデータを
RAM30に記憶する。以上の作業を繰り返し、刺繍図
形の全ての部分に対応するベジエ曲線ブロックデータが
作成されたなら(ステップS20:No)、ベジエ曲線
ブロック入力処理は終了し、図3のメインルーチンに戻
る。
【0025】次に、ステップS1で作成されたベジエ曲
線ブロックデータを縫目データに展開する(ステップS
2)。即ち、RAM30からベジエ曲線ブロックデータ
を読みだし、ベジエ曲線ブロックを展開する。この展開
されたベジエ曲線ブロックでは、主辺の方向が刺繍の縫
い進行方向に対応し、副辺の方向が縫目方向に対応す
る。次に、あらかじめ設定されている縫目密度データを
読みだし、これに基づいて、展開されたベジエ曲線ブロ
ックの主辺を適当な間隔でサンプリングして針落ち点を
決定する。次に、この2つの主辺上の針落ち点を一方の
副辺から他方の副辺に向かう方向に交互に選択し、RA
M30に記憶する。これで、縫目データが作成される。
この縫目データは、ベジエ曲線ブロックの主辺上におけ
る縫い針の針落ち点座標を、縫い針による縫い作業の順
に配列したデータである。この縫目データに従って刺繍
縫いを行った場合のイメージを図8に示す。図8におい
て、点線がベジエ曲線ブロックを示し、その主辺上に複
数の針落ち点が示されている。刺繍ミシンで刺繍を行う
際は、2つの主辺上に位置する針落ち点を交互に縫うこ
とにより、図8の様な刺繍縫いが施される。このように
して作成された縫目データは、フラッシュメモリ装置6
によりフラッシュメモリ7に記憶される。以上で、刺繍
データの作成処理は終了する。
【0026】以上の方法により縫目データが作成された
後、実際に刺繍を行なう場合には、作業者は該フラッシ
ュメモリ7を刺繍ミシン10の挿入口11に挿入し、希
望の刺繍図形に対応するファイルネームを入力する。こ
れにより、対応する縫目データが読みだされ、制御部の
制御の下で刺繍が行なわれる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の刺
繍データ作成装置によれば、刺繍図形をベジエ曲線ブロ
ックに分割して記憶するので、直線ブロックのみに分割
して記憶する場合に比べ、必要なデータ容量を少なくす
ることができ、また、拡大、縮小等の変換をしても形が
崩れない。また、ベジエ曲線の両端点はベジエ曲線上に
乗り、制御点と端点を結ぶ線分がその端点におけるベジ
エ曲線の接線になるので、刺繍図形の画像データを参照
しながら作業者が容易にベジエ曲線ブロックのブロック
データを作成することができる。また、ベジエ曲線ブロ
ックの4本の輪郭線素のうち、主辺が縫い進行方向を定
め、副辺が縫目の方向を定めることになるので、縫目デ
ータへの展開が容易になる。
【0028】また、請求項2記載の刺繍データ作成装置
によれば、第2の制御点が第1の制御点と端点とを結ぶ
直線上に決まるので、各点の決定が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍データ処理装置及び刺繍ミシンの外観構成
を示す斜視図である。
【図2】刺繍データ処理装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明に係る刺繍データ作成方法を示すフロー
チャートである。
【図4】図3に示すベジエ曲線ブロック入力処理を示す
フローチャートである。
【図5】ベジエ曲線ブロックの例を示す図である。
【図6】刺繍図形に対応するベジエ曲線ブロックの作成
過程を示す図である。
【図7】ベジエ曲線の概念を説明する図である。
【図8】ベジエ曲線ブロックから縫目データへの展開例
を示す図である。
【符号の説明】
1…刺繍データ処理装置 2…CRTディスプレイ 3…キーボード 4…マウス 5…フロッピディスク装置 6…フラッシュメモリ装置 7…フラッシュメモリ 10…刺繍ミシン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に刺繍を施すべき刺繍図形に対応
    し、縫い針の針落ち点を示す針落ち点データを配列して
    なる刺繍データの作成方法であって、 前記刺繍図形の輪郭線の一部に近似するベジエ曲線を決
    定する第1工程と、 相対向する2つの主辺及び2つの副辺を有し、前記第1
    工程により決定されたベジエ曲線を主辺とするベジエ曲
    線ブロックを決定する第2工程と、 前記主辺上に複数の針落ち点を決定する第3工程と、 前記2つの主辺上の複数の針落ち点を、一方の副辺から
    他方の副辺へ向かう方向に交互に選択し、選択した順に
    対応する針落ち点データを配列する第4工程と、を有す
    ることを特徴とする刺繍データ作成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程は、前記ベジエ曲線の端点
    を入力する工程と、前記端点に対応する第1の制御点を
    入力する工程と、前記端点に対応する第2の制御点を前
    記端点と前記第1の制御点とを結ぶ直線上に決定する工
    程とを有することを特徴とする請求項1記載の刺繍デー
    タ作成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006093116A1 (ja) * 2005-03-04 2006-09-08 Shima Seiki Manufacturing, Ltd. 刺繍データの作成装置と作成方法およびそのプログラム
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US7814851B2 (en) 2006-11-30 2010-10-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing data creation apparatus and computer-readable recording medium storing a sewing data creation program

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