JPH10179963A - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JPH10179963A
JPH10179963A JP8350274A JP35027496A JPH10179963A JP H10179963 A JPH10179963 A JP H10179963A JP 8350274 A JP8350274 A JP 8350274A JP 35027496 A JP35027496 A JP 35027496A JP H10179963 A JPH10179963 A JP H10179963A
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    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍領域の形状を規定する外形線が自己交差
することによって生じる複数の部分閉領域について、各
々異なる縫製属性で縫製するための縫製データを作成す
ることができる刺繍データ処理装置を提供することであ
る。 【解決手段】 刺繍領域の形状を規定する外形線に自己
交差する部分がある場合に、その自己交差部分を境界と
して複数の部分外形線に分割する(ステップS2)。そ
して、その分割された部分外形線が規定する各部分閉領
域の各々を対象として、RAM13に記憶された縫製属
性に基づき、それぞれ部分縫製データを作成する(S
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍領域を縫製す
るための縫製データを作成することができる刺繍データ
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熟練者によって、一針毎の針落ち
点の位置座標を決定することにより、刺繍模様を縫製す
るための縫製データを作成していたが、近年、刺繍領域
の形状、位置、大きさ、縫い目の方向、糸密度等を規定
する刺繍体を画定することにより、刺繍模様のための縫
製データをある程度自動的に作成することができる刺繍
データ処理装置が開発され、広く一般に用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
刺繍データ処理装置においては、例えば、数字の「8」
を表わす図形のように、刺繍領域の形状を規定する外形
線が自己交差する場合には、刺繍を施すための閉領域が
複数生じることになるが、縫い目の方向、糸密度等の縫
製属性は、外形線が規定する全ての閉領域に対して適用
されることとなっていた。即ち1つの外形線が規定する
複数の閉領域については、すべて同じ縫製属性で縫製さ
れることとなり、個々の閉領域毎に独立した縫製属性を
設定することができなかった。従って、使用者は、複数
の閉領域に対して各々異なる縫製属性を設定したい場合
には、個々の閉領域をそれぞれ規定する外形線を作成し
なければならず、手間がかかるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、刺繍領域の形状を
規定する外形線が自己交差することによって生じる複数
の部分閉領域について、各々異なる縫製属性で縫製する
ための縫製データを作成することができる刺繍データ処
理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の刺繍データ処理装置は、
刺繍領域の形状を規定する外形線で囲まれる閉領域の内
部を縫い目で埋めるための刺繍データを処理するものを
対象として、特に、前記外形線に自己交差する部分があ
る場合、その自己交差部分を境界として前記外形線を複
数の部分外形線に分割する分割手段と、複数の前記部分
外形線が規定する部分閉領域の各々についての縫製属性
を記憶する記憶手段と、複数の前記部分閉領域の各々に
ついて、前記記憶手段が記憶する縫製属性に基づいて、
部分縫製データを作成する部分縫製データ作成手段とを
備えている。
【0006】従って、この発明の刺繍データ処理装置に
よれば、前記刺繍領域の形状を規定する外形線に自己交
差する部分がある場合、前記分割手段は、前記自己交差
部分を境界として前記外形線を複数の部分外形線に分割
する。そして、この分割された部分外形線が規定する各
部分閉領域の各々を対象として、前記記憶手段が記憶す
る縫製属性に基づき、前記部分縫製データ作成手段が部
分縫製データを作成する。
【0007】また、請求項2に記載の刺繍データ処理装
置は、複数の前記部分閉領域の各々について、縫製属性
を設定するための縫製属性設定手段を備えている。従っ
て、各部分閉領域に対して、各々異なる縫製属性を設定
することができる。
【0008】また、請求項3に記載の刺繍データ処理装
置は、複数の部分閉領域の中から少なくとも1つの部分
閉領域を選択するための選択手段を備えている。従っ
て、縫製属性を設定、または変更する部分閉領域を自由
に選択することができる。
【0009】また、本発明の請求項4に記載の刺繍デー
タ処理装置は、前記縫製属性が、部分外形線上を縫製す
るための属性である線部縫製属性と、部分閉領域の内部
を縫製するための属性である内部縫製属性との内の少な
くとも1つの属性から構成されている。従って、前記部
分外形線上を縫製するための縫製属性と、前記部分閉領
域の内部を縫製するための縫製属性とを、それぞれ独立
して設定することができる。
【0010】また、請求項5に記載の刺繍データ処理装
置は、線部縫製属性または内部縫製属性が、縫製を施す
糸色を規定する糸色属性値と、縫製方式の種類を規定す
る縫製種別属性値と、各縫製種別毎に特有の属性値との
内の少なくとも1つの属性値から構成されている。従っ
て、部分外形線上、または部分閉領域の内部を縫製する
ための縫製データの作成方法を詳細に指定することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の刺繍データ処理
装置を具体化した一実施の形態について図面を参照して
説明する。
【0012】先ず、詳しく図示はしないが、刺繍ミシン
について簡単に触れておく。刺繍ミシンは、ミシンベッ
ド上に配置され加工布を保持する刺繍枠を、水平移動機
構により、装置固有のX,Y座標系で示される所定位置
に移動させつつ、縫い針及び釜機構による縫い動作を行
うことにより、その加工布に所定の図柄の刺繍を施すよ
うになっている。
【0013】この場合、前記水平移動機構や針棒等は、
マイコン等から構成される制御装置により制御されるよ
うになっており、従って、一針毎の加工布のX,Y方向
の移動量(針落ち位置)を指示する刺繍縫い目(針落
ち)データが与えられることにより、制御装置は、刺繍
動作を自動的に実行することが可能となるのである。ま
た、この実施の形態では、刺繍ミシンには、通信装置が
設けられ、外部から刺繍縫製データが与えられるように
構成されている。後述する刺繍データ処理装置は、この
ような刺繍縫製データを作成する機能を備えるものであ
る。
【0014】図1は、この実施の形態における刺繍ミシ
ン及び刺繍データ処理装置の全体構成を示す図である。
ここで、刺繍ミシン25には、パーソナルコンピュータ
1から通信線20を介して刺繍データが与えられるよう
に構成されている。この刺繍ミシン25には、各種のメ
ッセージを表示するための表示部23が設けられてお
り、使用者に対して刺繍糸の色替えの指示等が行われる
ようになっている。
【0015】図2は本発明の刺繍データ処理装置の電気
的構成を示しており、ここで、CPU11、ROM1
2、RAM13、入力インターフェイス15及び出力イ
ンターフェイス18は、それぞれバス14を介して相互
に接続して構成されている。前記CPU11は、各種デ
ータや信号の授受を行いながら本刺繍データ処理装置の
全体の制御を司るものである。また、前記ROM12
は、本刺繍データ処理装置を制御するためのプログラム
データが格納されている。さらに、前記RAM13は、
後記キーボードによって入力されたデータや外部記憶装
置から入力されたデータを消去可能に記憶するものであ
る。
【0016】そして、この刺繍データ処理装置には、出
力インターフェイス18を介して、表示用のCRTディ
スプレイ19が設けられている。このCRTディスプレ
イ19には、刺繍模様形状を表す図形や、各種メッセー
ジ等が表示されるようになっている。
【0017】さらに、この刺繍データ処理装置には、使
用者が処理の選択や実行等の指示を行うための操作キー
が配列されているキーボード16や、刺繍形状を表す外
形線の作成や選択等を行うための本発明の選択手段とし
てのポインティングデバイスであるマウス17が設けら
れ、入力インターフェイス15を介してCPU11に接
続されている。
【0018】そして、この刺繍データ処理装置には、出
力インターフェース18を介して通信線20が接続され
るようになっており、この通信線20を介して、作成し
た刺繍データを刺繍ミシン25に送出するように構成さ
れている。
【0019】次に、このように構成された本実施の形態
の刺繍データ処理装置の動作について、図3のフローチ
ャートを参照しながら説明する。そして、本実施の形態
では、図4(a)に示す外形線Lで形状が規定される閉
領域の内部を縫い目で埋めるための縫製データを作成す
るものとする。
【0020】前記ROM12内に記憶された刺繍データ
作成のためのプログラムが起動されると、先ず、ステッ
プS1において、外形線の自己交差点を抽出する。図4
(a)に示す外形線Lについては、A1とA2との2つ
の自己交差点を抽出するのである。
【0021】続くステップS2では、外形線Lを、その
自己交差点であるA1及びA2を共に境界として分割
し、分割した部分外形線の各々によって囲まれる部分閉
領域U1、U2、U3を設定する。
【0022】そして、ステップS3においては、設定し
た部分閉領域の総数Nに3を設定する。
【0023】さらに、ステップS4では、部分閉領域カ
ウンタnの値を0に初期化する。
【0024】続くステップS5では、ステップS2にお
いて設定した3つの部分閉領域U1、U2、U3の各々
についての縫製属性の設定を受け付ける。ここで、使用
者は、 CRTディスプレイ19の画面の一部分に表示
されている部分閉領域の内、先ず最初に、部分閉領域U
1の部分をマウス17のポインタで指し示し、そのマウ
ス17のボタンを押下することにより、部分閉領域U1
を選択する。この部分閉領域U1が選択された時のCR
Tディスプレイ19の画面の一部分の様子を、図4
(b)に示す。ここでは選択された部分閉領域U1を囲
む最小矩形が破線で表示される。次に、使用者は、CR
Tディスプレイ19の他の部分に表示されている縫製属
性設定のためのダイアログボックス(図5参照)におい
て、選択した部分閉領域U1についての縫製属性値を設
定する。
【0025】ここで、縫製属性について説明する。ここ
での縫製属性には、部分閉領域を規定する部分外形線上
を縫製するための線部縫製属性と、部分閉領域の内部を
縫製するための内部縫製属性とがある。前者の線部縫製
属性には、先ず、1つに、部分外形線上に沿って縫製を
施すための縫製種別がある。この縫製種別としては、例
えば、走り縫い、千鳥縫い等の選択肢が考えられる。そ
して、その縫製種別の選択値に付随する属性値がさらに
ある。例えば、縫製種別の選択値が走り縫いである場合
には、走り縫いの回数、走り縫いのピッチ長等の属性値
が考えられ、縫製種別の選択値が千鳥縫いである場合に
は、千鳥縫い幅、糸密度等の属性値が考えられる。その
他の線部縫製属性としては、部分外形線上を縫製する糸
色等の属性値が考えられる。
【0026】一方、前記後者の内部縫製属性には、先
ず、1つに、部分閉領域の内部に縫製を施すための縫製
種別がある。この縫製種別には、例えば、サテン縫い、
タタミ縫い等の選択肢が考えられる。そして、その縫製
種別の選択値に付随する属性値がある。例えば、縫製種
別の選択値がサテン縫いである場合には、縫い目方向角
度、糸密度等の属性値が考えられ、縫製種別の選択値が
タタミ縫いである場合には、サテン縫いに付随する属性
値に加えて、タタミ縫いピッチ長、タタミ縫い偏差値等
の属性値が考えられる。その他の内部縫製属性として
は、部分閉領域の内部を縫製する糸色等の属性値が考え
られる。尚、本実施の形態においては、線部縫製属性に
ついては、特に指定せず、予め決められた属性値を用い
るものとし、内部縫製属性については、縫製種別が予め
サテン縫いに設定されているものとする。
【0027】そして、図5に示すダイアログボックスに
おいて、設定可能な縫製属性は、糸密度、縫い目方向角
度、糸色があり、ここで使用者は部分閉領域U1の縫製
属性値として、それぞれの値を例えば5本/mm、60
度、青に設定して、ダイアログボックス内に表示されて
いる設定完了ボタンを、マウス17のポインタで指し示
し、そのマウス17のボタンを押下することによって、
設定を完了するのである。
【0028】さらに、使用者は、他の部分閉領域につい
ての縫製属性の設定を行う。ここで使用者は、部分閉領
域U2の部分をマウス17のポインタで指し示し、その
マウス17のボタンを押下することによって、部分閉領
域U2を選択する。そして、その直後に、部分閉領域U
3の部分をマウス17のポインタで指し示し、そのマウ
ス17のボタンを押下することにより、部分閉領域U3
も選択する。つまり、部分閉領域U2とU3とを同時に
選択状態にするのである。この時の部分閉領域U2とU
3とが選択された時のCRTディスプレイ19の画面の
一部分の様子を、図4(c)に示す。ここでは、選択さ
れた部分閉領域U2とU3とを囲む最小矩形が破線で表
示される。このように、複数の部分閉領域を同時に選択
することにより、各々共通の縫製属性を設定することも
可能である。そして、使用者は、図5に示す縫製属性設
定ダイアログボックスにおいて、部分閉領域U2、U3
の共通の縫製属性値として、例えば、糸密度6本/m
m、縫い目方向角度150度、糸色黒を設定するものと
する。
【0029】尚、ここで、前記の操作方法により、再び
部分閉領域を選択することにより、一旦設定した各部分
閉領域の縫製属性値を変更することも可能である。
【0030】そして、このステップS5においては、使
用者によって設定された各部分閉領域についての縫製属
性値をRAM13内に記憶する。その時のRAM13内
のデータを図6に示す。即ち、RAM13内の既定のア
ドレスに、先ず、部分閉領域の総数を記憶し、続いて、
各部分閉領域毎の縫製属性である糸密度、縫い目方向角
度、糸色の各設定値を連続して記憶するのである。
【0031】次のステップS6では、部分閉領域カウン
タn(=0)が示す部分閉領域U1についての部分縫製
データを作成する。ここでは、ステップS5においてR
AM13内に記憶した部分閉領域U1についての縫製属
性値に基づいて、上述した従来の刺繍データ処理装置で
も用いられている公知の閉領域内部の縫製データ作成方
法を適用して、部分縫製データを作成するのである。
【0032】そして、ステップS7で、部分閉領域カウ
ンタn(=0)の値をインクリメントし(n=1)、ス
テップS8の処理に進む。
【0033】ステップS8では、部分閉領域カウンタn
(=1)の値が、部分閉領域の総数N(=3)に等しく
ないことを判断して、ステップS6の処理に戻る。
【0034】ステップS6では、部分閉領域カウンタn
(=1)が示す部分閉領域U2についての部分縫製デー
タを作成する。ここでは、ステップS5においてRAM
13内に記憶した部分閉領域U2についての縫製属性値
に基づいて、部分縫製データを作成する。
【0035】そして、ステップS7で、部分閉領域カウ
ンタn(=1)の値をインクリメントし(n=2)、ス
テップS8の処理に進む。
【0036】ステップS8では、部分閉領域カウンタn
(=2)の値が、部分閉領域の総数N(=3)に等しく
ないことを判断して、ステップS6の処理に戻る。
【0037】ステップS6では、部分閉領域カウンタn
(=2)が示す部分閉領域U3についての部分縫製デー
タを作成する。ここでは、ステップS5においてRAM
13内に記憶した部分閉領域U3についての縫製属性値
に基づいて、部分縫製データを作成する。
【0038】そして、ステップS7で、部分閉領域カウ
ンタn(=2)の値をインクリメントし(n=3)、ス
テップS8の処理に進む。
【0039】ステップS8では、部分閉領域カウンタn
(=3)の値が、部分閉領域の総数N(=3)と等しい
ことを判断して、縫製データ作成処理を終了する。
【0040】このようにして作成した縫製データは、図
2に示す出力インターフェース18、通信線20を介し
て、刺繍ミシン25に送出され、縫製されるのである。
【0041】尚、前記実施の形態においては、ステップ
S2の処理が分割手段に相当し、ステップS6の処理が
部分縫製データ作成手段に相当する。そして、RAM1
3が記憶手段に相当し、図5に示す縫製属性設定のため
のダイアログボックス及びキーボード16が縫製属性設
定手段に相当し、さらには、マウス17が選択手段に相
当するものである。
【0042】また、前記実施の形態では、使用者が、部
分閉領域毎に設定できる縫製属性を、閉領域内部を縫製
するための内部縫製属性のみとしたが、使用者が、選択
した部分閉領域を規定する部分外形線上を縫製するため
の線部縫製属性をも、設定できるように構成することも
可能であることは明らかである。
【0043】さらに、前記実施の形態では、図4(a)
に示すように、各部分閉領域は、外形線Lの自己交差点
1点で接する場合を考えたが、例えば図4(d)に示す
ような自己交差点B1、B2を持つ外形線Oを考えた場
合においても、ステップS2の処理において、部分閉領
域R1、R2を設定することができる。従って、同様の
処理により、各部分閉領域が辺で接する場合において
も、それぞれの部分閉領域の内部を縫製するための、互
いに独立した内部縫製属性で、縫製データを作成するこ
とができるのである。また、この時、2つの部分閉領域
を規定する部分外形線の内、重複しない部分について
は、互いに独立した線部縫製属性を設定することができ
るように構成することも可能である。
【0044】さらに、前記実施の形態では、刺繍データ
処理装置において縫製データを作成して、刺繍ミシンに
送るように構成したが、外形線や縫製属性等のデータを
刺繍ミシンに送出し、縫製データを刺繍ミシン内部で作
成するように構成してもよい等、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の刺繍データ処理装置によれ
ば、特に、刺繍領域の形状を規定する外形線に自己交差
する部分がある場合、その自己交差部分を境界として前
記外形線を複数の部分外形線に分割する分割手段と、複
数の前記部分外形線が規定する部分閉領域の各々につい
ての縫製属性を記憶する記憶手段と、複数の前記部分閉
領域の各々について、前記記憶手段が記憶する縫製属性
に基づいて、部分縫製データを作成する部分縫製データ
作成手段とを備えたので、自己交差する部分が存在する
前記外形線を的確に複数の部分外形線に分割して、その
各部分閉領域を、各々異なる縫製属性で縫製するための
縫製データを容易に作成することができる。
【0046】また、請求項2に記載の刺繍データ処理装
置によれば、複数の部分閉領域の各々について、縫製属
性を設定するための縫製属性設定手段を備えたので、前
記各部分閉領域に対して、各々異なる縫製属性を設定し
て縫製データを作成することができる。
【0047】また、請求項3に記載の刺繍データ処理装
置によれば、複数の前記部分閉領域の中から少なくとも
1つの部分閉領域を選択するための選択手段を備えたの
で、使用者は、縫製属性を設定または変更する部分閉領
域を自由に選択して縫製データを作成することができ
る。
【0048】また、請求項4に記載の刺繍データ処理装
置によれば、縫製属性は、部分外形線上を縫製するため
の属性である線部縫製属性と、部分閉領域の内部を縫製
するための属性である内部縫製属性との内の少なくとも
1つの属性から構成されるので、前記部分外形線上を縫
製するための縫製属性と、部分閉領域の内部を縫製する
ための縫製属性とをそれぞれ独立に設定して、縫製デー
タを作成することができる。
【0049】さらに、請求項5に記載の刺繍データ処理
装置によれば、線部縫製属性または内部縫製属性は、縫
製を施す糸色を規定する糸色属性値と、縫製方式の種類
を規定する縫製種別属性値と、各縫製種別毎に特有の属
性値との内の少なくとも1つの属性値から構成されの
で、部分外形線上または部分閉領域の内部を縫製するた
めの縫製データの作成方法を詳細に指定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の刺繍データ処理装置及び刺繍ミ
シンの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態の刺繍データ処理装置の電気的構
成を表すブロック図である。
【図3】本実施の形態の刺繍データ処理装置における縫
製データ作成処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態の刺繍データ処理装置における縫
製データ作成処理方法及び選択手段の一例を説明する図
である。
【図5】本実施の形態の刺繍データ処理装置における設
定手段の一例を示す図である。
【図6】本実施の形態の刺繍データ処理装置における記
憶手段の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 ROM 13 RAM 16 キーボード 17 マウス 19 CRTディスプレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍領域の形状を規定する外形線で囲ま
    れる閉領域の内部を縫い目で埋めるための刺繍データを
    処理する刺繍データ処理装置において、 前記外形線に自己交差する部分がある場合、その自己交
    差部分を境界として前記外形線を複数の部分外形線に分
    割する分割手段と、 複数の前記部分外形線が規定する部分閉領域の各々につ
    いての縫製属性を記憶する記憶手段と、 複数の前記部分閉領域の各々について、前記記憶手段が
    記憶する縫製属性に基づいて、部分縫製データを作成す
    る部分縫製データ作成手段とを備えたことを特徴とする
    刺繍データ処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記部分閉領域の各々について、
    縫製属性を設定するための縫製属性設定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の刺繍データ処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記部分閉領域の中から少なくと
    も1つの部分閉領域を選択するための選択手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の刺繍デー
    タ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記縫製属性は、前記部分外形線上を縫
    製するための属性である線部縫製属性と、前記部分閉領
    域の内部を縫製するための属性である内部縫製属性との
    内の少なくとも1つの属性から構成されることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の刺繍データ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記線部縫製属性及び前記内部縫製属性
    は、縫製を施す糸色を規定する糸色属性値と、縫製方式
    の種類を規定する縫製種別属性値と、各縫製種別毎に特
    有の属性値との内の少なくとも1つの属性値から構成さ
    れることを特徴とする請求項4に記載の刺繍データ処理
    装置。
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