JP2005211206A - 刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラム - Google Patents

刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラム Download PDF

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Yukiyoshi Muto
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Abstract

【課題】 オフセットラインのデータを変更することでオフセットラインの自己交差又は相互交差を解消して、刺繍データの作成を簡単化することができる刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムを提供する。
【解決手段】 刺繍領域を規定する輪郭線を、オフセット幅だけ内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを作成し(S10,S11)、オフセットラインが自己交差する場合は(S12;Yes)、自己交差点を検出し(S13)、自己交差点に最も近いオフセット点を検出し(S14)、そのオフセット点を頂点方向へ移動させ(S15)、新たなオフセット点に基づいて、自己交差点部分と近傍部分のオフセット幅が減少されたオフセットラインのデータを生成して(S11)、オフセットラインのデータを変更する。この後、自己交差が検出されなくなるまでS11〜S15が繰り返されてオフセットラインの自己交差が解消される。
【選択図】 図4

Description

本発明は刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムに関し、特に、刺繍領域を規定する輪郭線を刺繍領域の内側へオフセットさせたオフセットラインデータを作成可能な刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムに関するものである。
従来、輪郭線の内側を本縫いの縫目で埋めて刺繍を施す場合、本縫いが施された縫目に立体感を出したり、本縫いする場合の加工布の縮みを防止し、縫製品質を向上させる為に、その本縫いの縫目の下に本縫いよりも粗い下縫いを縫製する場合がある。一般に、この下縫いは、刺繍データ作成装置により刺繍領域を規定する輪郭線を、設定されたオフセット幅(例えば、1mm)内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを作成し、そのオフセットライン上に複数の下縫い点を作成し、これら下縫い点を順々にジグザグ状に結んだ下縫いデータに基づいて下縫いが縫製される。
また、刺繍領域の内部を縫い順に従って移動するために行われる内部走り縫いを、刺繍縫製の本縫いの糸密度が粗い場合にも目立たなくする為に輪郭線近傍に形成されるオフセットライン上に縫製することもある。更に、アップリケ縫いにおいては、アップリケ布片を加工布に縫製する場合に、アップリケ布片の外形の内側にオフセットラインのデータを作成し、このオフセットラインのデータに基づいてアップリケ布片を縫製する場合がある。
しかし、オフセットラインは刺繍領域を規定する輪郭線からオフセット幅だけ内側にオフセットさせて作成されるため、刺繍領域の形状によっては相互に対向する2本の輪郭線が非常に接近することもあり、このような場合には、一連のオフセットラインの一部がそのオフセットラインの他の部分と交差する自己交差や、オフセットラインと輪郭線とが交差する相互交差などが生じるようになり、このようなオフセットラインのデータに基づいて下縫いや内部走り縫いやアップリケ関連縫いなどの縫製品質を向上させることは困難である。
そこで、特許文献1には、オフセットラインが自己交差していても下縫いデータを作成可能な刺繍ミシンの刺繍データ処理装置が開示されている。この刺繍データ処理装置においては、作成されたオフセットラインが自己交差している場合には、自己交差点を境界として下縫い領域をオフセットラインによって囲まれた複数の部分下縫い領域に分割する。更に、夫々の部分下縫い領域においてオフセット点が輪郭線よりも内側に有るか否かを判断し、オフセット点が1つでも輪郭線よりも外側に有る部分下縫い領域については、補助部分下縫いデータが作成される。一方、全てのオフセット点が輪郭線よりも内側に有る下縫い領域については、通常の方法で部分下縫いデータが作成され、通常の部分下縫いデータの夫々を自己交差点と補助下縫いデータを介して連結した下縫いデータが作成される。
上述した補助部分下縫データを作成する場合、2つの自己交差点間にあるオフセット点とそのオフセット点に対応する輪郭線の頂点とを連結した直線を延長し、その直線と輪郭線とが交差する交点を求め、その交点と輪郭線の頂点との中点を求め、自己交差点と全ての中点と順番に連結した内部走り縫いデータが作成され、この内部走り縫いデータが補助下縫いデータとして用いられる。
特開平10−179962号公報
しかし、特許文献1に記載の刺繍データ処理装置においては、オフセットラインの自己交差を解消するのではなく、自己交差点を境界として複数の部分下縫い領域に分割し、その下縫い領域の夫々に部分下縫データを作成しなければならず、演算制御が非常に複雑化する。特に、自己交差点間の補助部分下縫いデータを作成する場合には、オフセット点と頂点との直線、その直線と輪郭線との交点、その交点と頂点との中点を求めるなどの非常に複雑な演算制御が必要となる。この技術を内部走り縫いやアップリケ縫いデータのためのオフセットラインを作成する場合にも、同様に演算制御が複雑化する。
また、補助部分下縫いは略直線状の走り縫いであるため、補助部分下縫いされた領域の加工布の強度が低下し、本縫いを行うに際して加工布が縮み、縫製品質が低下したり、この刺繍領域における刺繍模様の立体感を効果的に発揮できないといった問題がある。この技術を内部走り縫いデータの作成に適用した場合、最初と最後の両方の内部走り縫いが上述した補助部分下縫い部分に重ねて縫製される場合もあり、本縫いしたにも関わらず内部走り縫いが目立つようになり、縫製品質が低下するといった問題がある。更に、この技術を、所望の形状に切断されたアップリケ布片を、アップリケ布片の輪郭線から所定幅内側へオフセットさせたオフセットライン上に沿って縫製するアップリケ縫いデータを作成する場合に適用すると、アップリケ布片の幅が狭い領域において、上述のような補助部分下縫いのデータが作成され、その補助部分下縫いデータを用いてアップリケ縫いを行うと、幅の狭い領域の相互に対向する2つの縫製部分のアップリケ縫いが重なって縫製されることになり、縫製品質が劣化するといった問題がある。
本発明の目的は、オフセットラインのデータを変更することでオフセットラインの自己交差又はオフセットラインと輪郭線との相互交差を解消して、刺繍データの作成の為の演算制御を簡単化することができる刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムを提供しようとするものである。
請求項1の発明は、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットライン生成手段を備えた刺繍データ作成装置において、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインの自己交差を検出する自己交差検出手段と、前記自己交差検出手段により自己交差が検出された場合に、その自己交差を解消するように前記オフセットライン生成手段が生成したオフセットラインのデータを変更するオフセットライン変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン生成手段により、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、その輪郭線から設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットされたオフセットラインのデータが生成され、その生成された一連のオフセットラインの一部が、自己交差検出手段によりオフセットラインの他の部分と交差する自己交差の有無が検出され、自己交差が検出された場合には、オフセットライン変更手段により自己交差が解消するようにオフセットライン生成手段で生成されたオフセットラインのデータが変更され、このように自己交差が解消されたオフセットラインのデータに基づいて刺繍データが作成される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記自己交差検出手段により検出された自己交差を解消するように前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更することを特徴するものである。
この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段により、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が減少され、そのオフセット幅を用いてオフセットラインが変更されて、自己交差検出手段により検出されたオフセットラインの自己交差が解消される。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが自己交差する部分とその近傍部分の前記オフセット幅のみを減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によってオフセットラインが自己交差する部分とその近傍部分のオフセット幅のみが減少され、そのオフセット幅に基づいてオフセットラインのデータが変更されて、自己交差が解消される。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットライン全体に亙って前記オフセット幅を減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によってオフセットライン全体に亙ってオフセット幅が減少され、そのオフセット幅に基づいてオフセットラインのデータが変更されて、自己交差が解消される。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定量だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によって、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が所定量だけ減少され、このオフセット幅に基づいてオフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータが変更される。
請求項6の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定割合だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によって、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が所定割合だけ減少され、このオフセット幅に基づいてオフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータが変更される。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが自己交差する部分とその近傍部分のオフセットラインの形状を変形させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によってオフセットラインが自己交差する部分の近傍のオフセットラインの形状が変形されてオフセットラインのデータが変更され、自己交差が解消される。
請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段が変更したオフセットラインのデータに基づいて、刺繍データに含まれる下縫いデータと内部走り縫いデータとアップリケ関連縫いデータのうちの少なくとも1つのデータを作成することを特徴とするものである。
この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によって変更されて自己交差が解消されたオフセットラインのデータに基づいて、刺繍データに含まれる下縫いデータと内部走り縫いデータとアップリケ関連縫いデータのうちの少なくとも1つのデータが作成される。
請求項9の発明は、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットライン生成手段を備えた刺繍データ作成装置において、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインと前記輪郭線との相互交差を検出する相互交差検出手段と、前記相互交差検出手段により相互交差が検出された場合に、その相互交差を解消するように前記オフセットライン生成手段が生成したオフセットラインのデータを変更するオフセットライン変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン生成手段により、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、その輪郭線から設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータが作成され、相互交差検出手段により、オフセットラインと輪郭線が交差する相互交差の有無が検出され、相互交差が検出された場合には、オフセットライン変更手段により相互交差を解消するようにオフセットライン生成手段で生成されたオフセットラインのデータが変更され、このように相互交差が解消されたオフセットラインのデータに基づいて刺繍データが作成される。
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記相互交差検出手段により検出された相互交差を解消するように前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更することを特徴とするものである。
この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段により、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が減少され、そのオフセット幅を用いてオフセットラインが変更されて、相互交差検出手段により検出されたオフセットラインと輪郭線との相互交差が解消される。
請求項11の発明は、請求項9又は10の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが前記輪郭線と相互交差する部分とその近傍部分の前記オフセット幅のみを減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。
この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によってオフセットラインが輪郭線と相互交差する部分とその近傍部分のオフセット幅のみが減少され、そのオフセット幅に基づいてオフセットラインのデータが変更されて、相互交差が解消される。
請求項12の発明は、請求項9又は10の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットライン全体に亙ってオフセット幅を減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によってオフセットライン全体に亙ってオフセット幅が減少され、そのオフセット幅に基づいてオフセットラインのデータが変更されて、相互交差が解消される。
請求項13の発明は、請求項9〜12の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定量だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によって、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が所定量だけ減少され、このオフセット幅に基づいてオフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータが変更される。
請求項14の発明は、請求項9〜12の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定割合だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によって、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が所定割合だけ減少され、このオフセット幅に基づいてオフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータが変更される。
請求項15の発明は、請求項9の発明において、前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが前記輪郭線と相互交差する部分の近傍のオフセットラインの形状を変形させることによりオフセットラインのデータを変更することを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によってオフセットラインが自己交差又は相互交差する部分の近傍のオフセットラインの形状が変形されてオフセットラインのデータが変更され、相互交差が解消される。
請求項16の発明は、請求項9〜15の何れかの発明において、前記オフセットライン変更手段が変更したオフセットラインのデータに基づいて、刺繍データのうちの内部走り縫いデータが作成されることを特徴とするものである。この刺繍データ作成装置によれば、オフセットライン変更手段によって変更されて相互交差が解消されたオフセットラインのデータに基づいて刺繍データのうちの内部走り縫いデータが作成される。
請求項17の発明は、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットラインデータ生成手段を備えた刺繍データ作成装置のコンピュータに実行させるための刺繍データ作成プログラムにおいて、前記オフセットラインの自己交差を検出する第1ルーチンと、前記第1ルーチンにより自己交差が検出された場合に、その自己交差を解消するように前記オフセットラインを変更する第2ルーチンとを含むプログラムを有することを特徴とするものである。
この刺繍データ作成プログラムによれば、刺繍データ作成装置のコンピュータにより実行されると、まず、オフセットラインデータ生成手段によって、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、輪郭線から設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータが作成され、次に、第1ルーチンでは一連のオフセットラインの一部がオフセットラインの他の部分と交差する自己交差の有無が検出され、次に、第2ルーチンでは第1ルーチンにおいて自己交差が検出されると自己交差が解消するようにオフセットラインが変更され、この後、この変更されたオフセットラインのデータに基づいて刺繍データが作成される。
請求項18の発明は、請求項17の発明において、前記第2ルーチンは、前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を所定幅減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更するルーチンであることを特徴とするものである。この刺繍データ作成プログラムによれば、第2ルーチンにおいて、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が所定幅だけ減少され、この減少されたオフセット幅を用いてオフセットラインが変更されて、オフセットラインの自己交差が解消される。
請求項19の発明は、請求項18の発明において、前記第1及び第2ルーチンを前記自己交差が解消されるまで複数回繰り返させる第3ルーチンを更に含むことを特徴とするものである。この刺繍データ作成プログラムによれば、第3ルーチンにおいて、第1ルーチン及び第2ルーチンが複数回繰り返されて自己交差が解消される。
請求項20の発明は、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットラインデータ生成手段を備えた刺繍データ作成装置のコンピュータに実行させるための刺繍データ作成プログラムにおいて、前記オフセットラインと前記輪郭線との相互交差を検出する第1ルーチンと、前記第1ルーチンにより相互交差が検出された場合に、その相互交差を解消するように前記オフセットラインを変更する第2ルーチンとを含むプログラムを有することを特徴とするものである。
この刺繍データ作成プログラムによれば、刺繍データ作成装置のコンピュータにより実行されると、まず、オフセットラインデータ生成手段によって、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、輪郭線から設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットされたオフセットラインのデータが生成され、次に、第1ルーチンによりオフセットラインと輪郭線とが交差する相互交差の有無が検出され、次に、第2ルーチンにより第1ルーチンで相互交差が検出されると相互交差が解消するようにオフセットラインが変更され、この後、この変更されたオフセットラインのデータに基づいて刺繍データが作成される。
請求項21の発明は、請求項20の発明において、前記第2ルーチンは、前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を所定幅減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更するルーチンであることを特徴とするものである。この刺繍データ作成プログラムによれば、第2ルーチンにおいて、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅が所定幅だけ減少され、この減少されたオフセット幅を用いてオフセットラインが変更されて、オフセットラインと輪郭線との相互交差が解消される。
請求項22の発明は、請求項17の発明において、前記第1ルーチン及び第2ルーチンを前記相互交差が解消されるまで複数回繰り返させる第3ルーチンを更に含むことを特徴とするものである。この刺繍データ作成プログラムによれば、第3ルーチンにおいて、第1ルーチン及び第2ルーチンが複数回繰り返されて相互交差が解消される。
請求項1の発明によれば、オフセットラインの自己交差が検出された場合、オフセットライン変更手段によりオフセットラインを変更することで自己交差を解消し、この自己交差が解消されたオフセットラインによって刺繍データを作成するので、オフセットラインのデータの完成後の処理において、自己交差がない場合の通常の演算制御処理によって刺繍データが作成でき、刺繍データの作成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項2の発明によれば、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅を変更するだけの簡単な演算制御によってオフセットラインの自己交差を解消することができるので、オフセットラインのデータを生成する際の演算制御を簡単化することができ、その結果、刺繍データの作成のための演算制御をも簡単化することができる。
請求項3の発明によれば、自己交差する部分とその近傍部分のオフセット幅のみを変更するので、オフセットラインの変更も当該部分のみにおいて行えばよく、オフセットラインのデータの生成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項4の発明によれば、オフセットライン全体に亙ってオフセット幅を変更するので、輪郭線から同じオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットされたオフセットラインのデータを生成することができる。
請求項5の発明によれば、オフセット幅を所定量だけ減少させて自己交差を解消して、請求項1〜4と同様の効果を奏することができる。
請求項6の発明によれば、オフセット幅を所定割合だけ減少させて自己交差を解消して、請求項1〜4と同様の効果を奏することができる。
請求項7の発明によれば、自己交差する部分とその近傍のみオフセットラインの形状を変形するので、オフセットラインのデータの生成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項8の発明によれば、自己交差が解消されたオフセットラインのデータに基づいて下縫いデータが作成されるので、この下縫いデータを用いて下縫いされた場合、刺繍模様は、下縫いが輪郭線よりもはみ出すことがない。また、対向する輪郭線間の幅が小さい刺繍領域でも、相互に接近するオフセットライン間に、必要最小限の幅が確保されるため、下縫いが直線状になることがなく、加工布が下縫いによって補強されて、本縫いの際に加工布の縮みを防ぐことができると共に、幅の狭い刺繍領域でも本縫いされた刺繍模様の立体感を発揮できるので、縫製品質を高めることができる。
自己交差が解消されたオフセットラインによって内部走り縫いのデータを作成するので、輪郭線からはみ出すことなく、輪郭線の近くに内部走り縫いを縫製することができると共に、オフセットラインが重複しなくなり、同じ部分のオフセットライン上に最初と最後の内部走り縫いが実行されることがなく、内部走り縫いが目立つことを防止できる。自己交差が解消されたオフセットラインによりアップリケ関連縫いのデータが作成されるので、アップリケ布の幅が狭い領域においても相対向するアップリケ縫いが重なることがなく、縫製品質を高めることができる。
請求項9の発明によれば、オフセットラインと輪郭線との相互交差が検出された場合、オフセットライン変更手段によりオフセットラインを変更することで相互交差を解消し、この相互交差が解消されたオフセットラインによって刺繍データを作成するので、オフセットラインのデータの完成後の処理において、相互交差がない場合の通常の演算制御処理によって刺繍データが作成でき、刺繍データの作成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項10の発明によれば、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅を変更するだけの簡単な演算制御によってオフセットラインと輪郭線との相互交差を解消することができるので、オフセットラインのデータの生成においても演算制御を簡単化することができ、その結果、刺繍データの作成の演算制御をも簡単化することができる。
請求項11の発明によれば、相互交差する部分とその近傍部分のオフセット幅のみを変更するので、オフセットラインの変更も当該部分のみにおいて行えばよく、オフセットラインのデータの生成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項12の発明によれば、オフセットライン全体に亙ってオフセット幅を変更するので、輪郭線から同じオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットされたオフセットラインのデータを生成することができる。
請求項13の発明によれば、オフセット幅を所定量だけ減少させて相互交差を解消して、請求項9〜12と同様の効果を奏することができる。
請求項14の発明によれば、オフセット幅を所定割合だけ減少させて相互交差を解消して、請求項9〜12と同様の効果を奏することができる。
請求項15の発明によれば、相互交差する部分とその近傍のみオフセットラインの形状を変形するので、オフセットラインのデータの生成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項16の発明によれば、相互交差が解消されたオフセットラインによって内部走り縫いのデータを作成するので、輪郭線からはみ出すことなく輪郭線の内側の近傍に内部走り縫いを縫製することができ、内部走り縫いが目立つことを防止できる。
請求項17の発明によれば、オフセットラインの自己交差が検出された場合、オフセットラインを変更することで自己交差を解消し、この自己交差が解消されたオフセットラインによって刺繍データを作成するので、オフセットラインのデータの完成後の処理において、自己交差がない場合の通常の演算制御処理によって刺繍データが作成でき、刺繍データの作成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項18の発明によれば、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅を変更するだけの簡単な演算制御によってオフセットラインの自己交差を解消することができるので、オフセットラインのデータの生成においても演算制御を簡単化することができ、その結果、刺繍データの作成の演算制御をも簡単化することができる。
請求項19の発明によれば、自己交差が解消されるまで第1ルーチン及び第2ルーチンが複数回繰り返されるので、確実に自己交差を解消することができる。
請求項20の発明によれば、オフセットラインと輪郭線との相互交差が検出された場合、オフセットラインを変更することで相互交差を解消し、この相互交差が解消されたオフセットラインによって刺繍データを作成するので、オフセットラインのデータの完成後の処理において、相互交差がない場合の通常の演算制御処理によって刺繍データが作成でき、刺繍データの作成のための演算制御を簡単化することができる。
請求項21の発明によれば、オフセットラインの少なくとも一部のオフセット幅を変更するだけの簡単な演算制御によってオフセットラインと輪郭線との相互交差を解消することができるので、オフセットラインのデータの生成においても演算制御を簡単化することができ、その結果、刺繍データの作成の演算制御をも簡単化することができる。
請求項22の発明によれば、相互交差が解消されるまで第1ルーチン及び第2ルーチンが複数回繰り返されるので、確実に相互交差を解消することができる。
本願の発明は、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットライン生成手段を備えた刺繍データ作成装置又は刺繍データ作成プログラムにおいて、オフセットラインの自己交差又は輪郭線との相互交差が検出された場合に、自己交差又は相互交差を解消するようにオフセットラインのデータを変更するものである。
以下、本発明の実施例1について図面を参照して説明する。本実施例は、刺繍ミシンを用いて刺繍模様を縫製するための刺繍データであって、下縫いデータを含む刺繍データを作成する為の刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムに本発明を適用した一例である。図1に示すように、刺繍ミシン1にデータ転送用ケーブル3を介して刺繍データ作成装置2が接続されている。
まず、刺繍ミシン1について簡単に説明する。図1に示すように、刺繍ミシン1は、ミシン本体4と、刺繍枠17を左右方向(X軸方向)と前後方向(Y方向)に移動させるための刺繍枠移動機構5とを備えている。ミシン本体4は、ベッド部6と、このベッド部6の右端部から立設された脚柱部7と、脚柱部7の上端からベッド部6に対向するように左方に延びるアーム部8とを有する。ミシン本体4は、そのベッド部6をミシンテーブル9に組み込んでミシンテーブル9に設置されている。アーム部8の左端部のアーム頭部には、縫針10が装着された針棒11が設けられ、この針棒11は針棒駆動機構(図示略)により上下に駆動される。針板12の下側には、針棒11の上下動と調時して駆動される釜機構(図示略)が設けられている。
次に、刺繍枠移動機構5について説明する。図1に示すように、ミシンテーブル9には、前後に所定距離隔離した2つの可動体13,14が左右方向に移動可能に設けられ、これら可動体13,14の間に2本のガイドロッド15,16が左右に所定間隔離隔して平行に配設され、これら2本のガイドロッド15,16に加工布を保持する刺繍枠の左端部が前後方向に移動可能に連結されている。更に、ミシンテーブル9には左右1対のブラケット18,19が固着され、これらブラケット18,19によりネジ軸20と回転伝達軸21とが回転可能に支持されている。ネジ軸20には可動体13が螺合され、ネジ軸20の回転により可動体13は左右方向に移動される。可動体13,14の間にはワイヤ23が配設され、このワイヤ23には刺繍枠17の左端部が連結されている。
ネジ軸20はX軸駆動モータ22により回転駆動され、このネジ軸20の回転により可動体13が左右方向に駆動されると、可動体14、刺繍枠17も可動体13と一体的に左右方向に移動される。一方、回転伝達軸21はY軸駆動モータ24により回転駆動され、この回転伝達軸21の回転によりワイヤ23を介して刺繍枠17が前後方向に駆動される。この刺繍ミシン1においては、刺繍データ作成装置2により作成された刺繍データに基づいて、X軸駆動モータ22とY軸駆動モータ24によって刺繍枠17をX方向及びY方向に駆動することにより、加工布をX方向及びY方向に移動させて刺繍縫製を行う。
次に、刺繍データ作成装置2について説明する。この刺繍データ作成装置2は、刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成し、そのオフセットラインが自己交差する場合にはこの自己交差を解消するようにオフセットラインのデータを変更し、そのオフセットラインに基づいて下縫いデータを生成するものである。
刺繍データ作成装置2は、パーソナルコンピュータ25(以下、PC25という)と、ディスプレイ26と、キーボード27と、マウス28と、イメージスキャナ29などで構成されている。図5−1に示すような刺繍模様45を縫製する場合、刺繍模様45が描かれた原画がイメージスキャナー29により読み込まれ、その刺繍模様45の刺繍領域46を規定する輪郭線47がデータ化される。
図2に示すように、PC25は、刺繍データ作成に関する制御全般を司るものである。このPC25は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、これらを接続するバス34とを含むマイクロコンピュータと、バス34に接続されハードディスク(HD)35を備えたハードディスクドライブ(HDD)36と、入出力インターフェース39等を有する。また、バス34には、フレキシブルディスクドライブ37と、CD−ROMドライブ38も接続されている。入出力インターフェース39には、刺繍ミシン1、ディスプレイ26を接続する為の表示駆動回路40、キーボード27、マウス28、イメージスキャナ29などが接続されている。
ROM32には、PC25の電源ON時にPC25を起動する為の起動プログラム等が格納されている。一方、HD35には、OS(オペレーティングシステム)や、ディスプレイ26、キーボード27、マウス28、イメージスキャナ29等を使用可能とする為の各種ドライバが組み込まれると共に、後述の刺繍データ作成プログラム等の各種プログラムが格納されている。更に、イメージスキャナ29で読み込まれた入力画像データや刺繍データ作成プログラムで作成された刺繍模様45の刺繍データなどもHD35に格納される。
次に、刺繍データ作成プログラムについて説明する。尚、以下の説明においてSi(i=1,2,3・・・)はステップ数を示す。この刺繍データ作成プログラムは、図5−1に示すような刺繍模様45の輪郭線47を読み込み、その輪郭線47に基づいて下縫いデータや本縫いデータなどを含む刺繍データを作成するためにPC25に実行させるためのものである。
まず、図3に示すメインルーチンについて説明する。最初に、イメージスキャナー29にセットされた原画から刺繍模様45の輪郭線47を読み込み(S1)、刺繍領域46を規定する輪郭線47のデータが演算処理によって作成される(S2)。尚、原画の刺繍模様45の輪郭線47が曲線の場合、その曲線に近い折れ線に変換して輪郭線47のデータが作成される。
次に、輪郭線47の内側へオフセットさせたオフセットライン48のデータを生成する(S3)。尚、このオフセットライン48のデータの生成処理の詳細は後述する。次に、このオフセットラインのデータ上に複数の下縫い点を作成し、その下縫い点を連結して下縫い用のデータが作成される(S4)。次に、輪郭線47のデータ上に複数の本縫い点を作成し、その本縫い点を連結した本縫いのデータが作成される(S5)。尚、S1における刺繍模様の読み込み、S2における輪郭線47のデータ作成、S5における本縫いのデータ作成処理は、公知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。また、S4における下縫いデータ作成処理についても、後述のS3におけるオフセットラインのデータ生成処理により生成されたオフセットライン48に基づいて下縫いデータが作成される点を除いて、上述の従来の技術と同様な下縫いデータ作成処理を用いることができる為に詳細な説明は省略するが、生成されたオフセットライン48の内部を本縫いに比べて粗い糸密度(例えば、糸密度:1本/2mm、縫目ピッチ:4mm)で縫製を行うためのデータを作成するものである。
次に、S3のオフセットライン48のデータ生成処理に関して、図4のフローチャートに基づいて説明する。まず、予め設定されてHD35に格納されているオフセット幅D(例えば、1mm)を読み出し、図5−1に示す刺繍領域46を規定する輪郭線47をオフセット幅Dだけ刺繍領域46の内側へオフセットさせた平行線を求め、夫々の平行線の交点から輪郭線47の各輪郭線頂点P1〜P6に対応するオフセット頂点Q1〜Q6が演算により求められる(S10)。次に、各オフセット頂点Q1〜Q6を対応する輪郭線頂点P1〜P6と同じ順番で連結し、図5−2に示すオフセットライン48'のデータが生成される(S11)。
次に、このS10,S11で生成された一連のオフセットライン48'の一部が、オフセットライン48'の他の部分と交差する自己交差の有無が検出され、自己交差していない場合は(S12;No)、オフセットライン48のデータが完成したものとして、メインルーチンに戻る。一方、S12において自己交差が検出された場合には(S12;Yes)、自己交差点A1,A2が検出され(S13)、夫々の自己交差点A1,A2に最も近いオフセット頂点Q2,Q5が検出される(S14)。ここで、自己交差点から同距離の位置に最も近いオフセット頂点が複数ある場合にはそれら全てを検出するものとする。
次に、検出された自己交差を解消するように、オフセット頂点Q2,Q5を対応する輪郭線47の輪郭線頂点P2,P5の方向へ所定幅(例えば、0.1mm)だけ移動させたオフセット点を求め、これらを新たなオフセット頂点Q2',Q5'とする(S15)。次に、この新しく求めたオフセット頂点Q2',Q5'を用いて、オフセットライン48'のデータを生成することで(S11)、自己交差部分とその近傍部分のオフセット幅が減少されたオフセットライン48'のデータに変更する。その後、S12において自己交差が検出されなくなるまで、S11〜S15が繰り返し実行され、図5−3に示すように自己交差が解消されたオフセットライン48のデータが生成された場合、メインルーチンにリターンする。その後、メインルーチンのS4において、このように変更されて自己交差が解消されたオフセットライン48のデータに基づいて下縫いデータが作成される。
ここでPC25とS10,S11が請求項1のオフセットライン生成手段に相当し、PC25とS12が自己交差検出手段に相当し、PC25とS13〜S15,S11がオフセットライン変更手段に相当する。また、S12が請求項17の第1ルーチンに相当し、S13〜S15,S11が第2ルーチンに相当し、S11〜S15を繰り返すことが請求項19の第3ルーチンに相当する。
次に、以上説明した刺繍データ作成装置2及び刺繍データ作成プログラムの作用及び効果について説明する。この刺繍データ作成装置2及び刺繍データ作成プログラムによれば、オフセットラインが自己交差する場合には、オフセットライン48のオフセット幅Dを減少させて、自己交差が解消されたオフセットライン48に変更するので、オフセットライン48のデータ生成後の下縫いデータの作成において、通常の下縫いデータの作成処理によって下縫いのデータを作成することができ、刺繍データ作成において演算制御を簡単化することができる。
オフセット幅Dを減少させるだけで自己交差を解消すると共に、オフセット幅Dを減少させた後、オフセットライン48のデータを生成するステップと同じステップ(S11)によりオフセットライン48のデータを生成することで、オフセットライン48のデータを生成するための演算制御を簡単化することができる。
自己交差が解消されたオフセットライン48に基づいて下縫いデータが作成されるので、輪郭線47の幅が狭い領域でもオフセットライン48が重なることなく、近接するオフセットライン48間にある程度の幅ができるので、下縫いによって加工布が補強され本縫いする場合に加工布が縮むことがなく、本縫いされた刺繍模様に立体感が形成される。
尚、上述した実施例においては、オフセットラインに基づいて生成される下縫いデータを含む刺繍データを作成する刺繍データ作成装置と刺繍データ作成プログラムに本発明を適用したが、オフセットラインに基づいて生成される内部走り縫いデータやアップリケ関連縫いデータを含む刺繍データを作成する刺繍データ作成装置と刺繍データ作成プログラムに本発明を適用してもよい。ここで内部走り縫いデータとは、オフセットライン48の内部を下縫いにより縫製を行う際に、オフセットライン48の内部領域を縫目が重なることなく1回の縫目で縫製が行われるように、その内部領域の縫い順(縫針が内部領域を移動する経路)を設定するためにオフセットライン48上或いはそれに沿って走り縫いを行うための縫いデータである。また、アップリケ関連縫いデータとは、アップリケ布片を加工布に縫い付けるための縫目データや、アップリケ布片を加工布に縫い付ける際に加工布にアップリケ布片の縫い付け位置を示す位置合わせ線の縫い目を形成するための縫製データである。
本発明を内部走り縫いデータを含む刺繍データを作成する刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムに適用した場合、自己交差が解消されたオフセットラインに基づいて内部走り縫いを行うための縫いデータを作成することができる。このため、自己交差したオフセットラインに基づいて内部走り縫いデータを作成した場合には、その自己交差部分において針落ち点が集中することにより加工布が盛り上がってしまったりする等して内部走り縫いが目立つといった不具合が生じるが、自己交差が解消されたオフセットラインを用いて内部走り縫いデータを作成することによりこのような不具合を解消することができる。また、本発明をアップリケ関連縫いデータを含む刺繍データを作成する刺繍データ作成装置と刺繍データ作成プログラムに適用した場合、幅の狭い領域においても、アップリケ布の内側に縫製されるアップリケ縫いが重なることがなく、縫製品質を高めることができる。
次に、上述の実施例を内部走り縫いを含む刺繍データを作成する刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムについて説明する。この実施例は、内部走り縫いのためのオフセットラインを生成する場合に、オフセットラインが輪郭線と交差する相互交差を解消するためのものである。尚、刺繍データ作成装置の制御系及び刺繍データ作成装置に接続される刺繍ミシンは実施例1と同様のため説明を省略する。
次に、図6〜図8を参照して、刺繍データ作成プログラムについて説明する。まず、メインルーチンにおいて、実施例1のS1,S2と同様にS21,S22が実行され、S23において相互交差のないオフセットライン52のデータが生成され、S24において相互交差のないオフセットライン52の一部を用いて内部走り縫いデータが作成され、次に、S25が実行される。尚、S21,S22,S24,S25において実行される処理は、公知の技術のため詳細は省略する。
次に、S23におけるオフセットライン52のデータ生成に関して図7のフローチャートに基づいて説明する。まず、実施例1のS10,S11と同様に、図8−1,図8−2に示すように、設定されたオフセット幅Dに基づいて、刺繍領域50を規定する輪郭線51の各輪郭線頂点P11〜P16に対応するオフセット頂点Q11〜Q16が演算処理により求められ(S30)、これらの各オフセット頂点Q11〜Q16を連結してオフセットライン52'のデータが生成される(S31)。
次に、この一連のオフセットライン52'のうち、その一部が輪郭線51と交差する相互交差の有無が検出され、相互交差してない場合は(S32;No)、オフセットラインが完成したものとして、メインルーチンに戻る。一方、図8−2に示すオフセットライン52'のように、S32において相互交差が検出された場合には(S32;Yes)、相互交差点B1〜B4が検出され(S33)、その相互交差点B1〜B4に最も近いオフセット頂点Q12,Q15が検出される(S34)。
次に、相互交差を解消するために、オフセット頂点Q12,Q15のオフセット幅Dを所定幅だけ対応する輪郭線頂点P12,P15の方向へ移動させた新たなオフセット頂点Q12',Q15'が求められる(S35)。次に、この新しく求められたオフセット頂点Q12',Q15'を用いて、相互交差の部分とその近傍部部分のオフセット幅Dが減少されたオフセットライン48のデータが生成され、オフセットライン48'のデータが変更される(S31)。その後、相互交差が検出されなくなるまでS31〜S35が繰り返し実行され、図8−3に示すように、相互交差が解消されたオフセットライン52のデータが生成されたら、メインルーチンにリターンし、S24において、この相互交差が解消されたオフセットライン52に基づいて内部走り縫いのデータが作成される。
ここでPC25とS30,S31が請求項3のオフセットライン生成手段に相当し、PC25とS32が相互交差検出手段に相当し、PC25とS33〜S35,S31がオフセットライン変更手段に相当する。また、S32が請求項20の第1ルーチンに相当し、S33〜S35,S31が第2ルーチンに相当し、S31〜S35を繰り返すことが請求項22の第3ルーチンに相当する。
次に、以上説明した、刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムの作用及び効果について説明する。この刺繍データ作成装置2及び刺繍データ作成プログラムによれば、オフセットライン52'が輪郭線51と相互交差する場合には、オフセットライン52'のオフセット幅Dを減少させて、相互交差が解消されたオフセットライン52に変更するので、オフセットライン52のデータ生成後に通常の内部走り縫いデータ作成方法によって内部走り縫いデータを作成することができ、刺繍データ作成において演算制御を簡単化することができる。また、オフセット幅Dを減少させるだけで相互交差を解消すると共に、オフセット幅Dを減少させた後、オフセットライン52のデータを生成するステップと同じステップ(S31)によりオフセットライン52のデータを生成することで、オフセットライン52のデータを生成するための演算制御を簡単化することができる。更に、相互交差が解消されたオフセットライン52によって内部走り縫いデータが作成されるので、内部走り縫いが輪郭線51からはみ出すことがなく縫製品質を向上させることができる。尚、この実施例2をアップリケ関連縫いのアップリケ布片を加工布へ縫い付けるための縫い目データ、アップリケ布片の位置合わせ線のデータ生成にも適用することができる。
上述した実施例1,2の夫々の一部を変更した変更例について説明する。
(1) 自己交差又は相互交差が検出された場合に、オフセットラインの全体に亙ってオフセット幅を減少させて、自己交差又は相互交差を解消してもよい。このように構成した場合には、図9のフローチャートに示すように、S40,S41において、実施例1のS10,S11と同様に、輪郭線47から設定されたオフセット幅Dだけ内側にオフセットさせたオフセットライン48'のデータが生成され、図5−2に示すように生成されたオフセットライン48'が自己交差している場合には(S42;Yes)、オフセットライン48'の全体に亙ってオフセット幅Dが所定幅減少されて、そのオフセット幅Dに基づいて新たなオフセット点及びオフセットラインのデータ48’が生成されて(S41)、オフセットライン48’が変更され、S42において自己交差が検出されなくなるまでこれらS40〜S43が繰り返し実行され、図10に示すように自己交差が検出されないオフセットライン55のデータが生成されたら、メインルーチンに戻る。
尚、相互交差を解消する場合には、S42において相互交差を検出するように構成すればよいのでフローチャートに関しては省略する。このようにオフセットライン55の全体に亙ってオフセット幅Dを減少させるので、輪郭線47から同じオフセット幅だけ刺繍領域46の内側へオフセットされたオフセットライン55のデータを生成することができる。
(2) 上述した実施例においては、オフセット幅Dを減少させることで自己交差を解消させたが、自己交差又は相互交差する部分とその近傍部分のオフセットラインの形状を変形させることでオフセットラインを変更して、自己交差又は相互交差を解消するように構成してもよい。例えば、図5−2に示すように、オフセットライン48'が自己交差している場合、図11に示すように、この自己交差している部分とその近傍部分を曲線にしたオフセットライン56のデータに変更して自己交差を解消してもよい。このように構成することで、自己交差又は相互交差の部分とその近傍部分のみのオフセットラインのデータを変更すればよいので、オフセットラインのデータの生成のための演算制御を簡単化することができる。また、自己交差又は相互交差する部分とその近傍部分のオフセットラインの一部を曲線ではなく折れ線状に変形してもよい。
(3) 上述した実施例1,2においては、自己交差点又は相互交差点から最も近いオフセット点のみを対応する頂点方向へと移動させたが、両交差点から所定距離内に位置する全てのオフセット点を頂点側に移動させるように構成してもよく、また、2つの交差点間に位置する全てのオフセット点を頂点側へ移動させるように構成してもよい。
(4) 自己交差又は相互交差を解消する際に、減少させるオフセット幅は所定量減少させるだけでなく、所定割合だけ減少させるように構成してもよい。
尚、本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更例をも包含するものである。
本発明の実施例に係る刺繍データ作成装置及び刺繍ミシンを示す図である。 刺繍データ作成装置の制御系を説明するブロック図である。 刺繍データ作成プログラムのメインルーチンのフローチャートである。 オフセットラインのデータ生成ルーチンのフローチャートである。 刺繍模様の輪郭線を示す図である。 自己交差するオフセットラインを示す図である。 自己交差が解消されたオフセットラインを示す図である。 実施例2における図3相当図である。 実施例2における図4相当図である。 刺繍模様の輪郭線を示す図である。 相互交差するオフセットラインを示す図である。 相互交差が解消されたオフセットラインを示す図である。 変更例に係る図4相当図である。 変更例に係る自己交差が解消されたオフセットラインを示す図である。 別の変更例に係る自己交差が解消されたオフセットラインを示す図である。
符号の説明
2 刺繍データ作成装置
25 パーソナルコンピュータ
46,50 刺繍領域
47,51 輪郭線
48,52,55,56 オフセットライン


Claims (22)

  1. 刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットライン生成手段を備えた刺繍データ作成装置において、
    前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインの自己交差を検出する自己交差検出手段と、
    前記自己交差検出手段により自己交差が検出された場合に、その自己交差を解消するように前記オフセットライン生成手段が生成したオフセットラインのデータを変更するオフセットライン変更手段と、
    を備えたことを特徴とする刺繍データ作成装置。
  2. 前記オフセットライン変更手段は、前記自己交差検出手段により検出された自己交差を解消するように前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更することを特徴とする請求項1に記載の刺繍データ作成装置。
  3. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが自己交差する部分とその近傍部分の前記オフセット幅のみを減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍データ作成装置。
  4. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットライン全体に亙って前記オフセット幅を減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍データ作成装置。
  5. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定量だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の刺繍データ作成装置。
  6. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定割合だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の刺繍データ作成装置。
  7. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが自己交差する部分とその近傍部分のオフセットラインの形状を変形させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項1に記載の刺繍データ作成装置。
  8. 前記オフセットライン変更手段が変更したオフセットラインのデータに基づいて、刺繍データに含まれる下縫いデータと内部走り縫いデータとアップリケ関連縫いデータのうちの少なくとも1つのデータを作成することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の刺繍データ作成装置。
  9. 刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを生成するオフセットライン生成手段を備えた刺繍データ作成装置において、
    前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインと前記輪郭線との相互交差を検出する相互交差検出手段と、
    前記相互交差検出手段により相互交差が検出された場合に、その相互交差を解消するように前記オフセットライン生成手段が生成したオフセットラインのデータを変更するオフセットライン変更手段と、
    を備えたことを特徴とする刺繍データ作成装置。
  10. 前記オフセットライン変更手段は、前記相互交差検出手段により検出された相互交差を解消するように前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更することを特徴とする請求項9に記載の刺繍データ作成装置。
  11. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが前記輪郭線と相互交差する部分とその近傍部分の前記オフセット幅のみを減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項9又は10の何れかに記載の刺繍データ作成装置。
  12. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットライン全体に亙ってオフセット幅を減少させることによってオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項9又は10の何れかに記載の刺繍データ作成装置。
  13. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定量だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項9〜12に記載の刺繍データ作成装置。
  14. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセット幅を所定割合だけ減少させることによって前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項9〜12に記載の刺繍データ作成装置。
  15. 前記オフセットライン変更手段は、前記オフセットライン生成手段により生成されたオフセットラインが前記輪郭線と相互交差する部分の近傍のオフセットラインの形状を変形させることによりオフセットラインのデータを変更することを特徴とする請求項9に記載の刺繍データ作成装置。
  16. 前記オフセットライン変更手段が変更したオフセットラインのデータに基づいて、刺繍データのうちの内部走り縫いデータが作成されることを特徴とする請求項9〜15の何れかに記載の刺繍データ作成装置。
  17. 刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを作成するオフセットラインデータ生成手段を備えた刺繍データ作成装置のコンピュータに実行させるための刺繍データ作成プログラムにおいて、
    前記オフセットラインの自己交差を検出する第1ルーチンと、
    前記第1ルーチンにより自己交差が検出された場合に、その自己交差を解消するように前記オフセットラインを変更する第2ルーチンと、
    を含むプログラムを有することを特徴とする刺繍データ作成プログラム。
  18. 前記第2ルーチンは、前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を所定幅減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更するルーチンであることを特徴とする請求項17に記載の刺繍データ作成プログラム。
  19. 前記第1及び第2ルーチンを前記自己交差が解消されるまで複数回繰り返させる第3ルーチンを更に含むことを特徴とする請求項18に記載の刺繍データ作成プログラム。
  20. 刺繍領域を規定する輪郭線のデータに基づいて、前記輪郭線を設定されたオフセット幅だけ刺繍領域内側へオフセットさせたオフセットラインのデータを作成するオフセットラインデータ生成手段を備えた刺繍データ作成装置のコンピュータに実行させるための刺繍データ作成プログラムにおいて、
    前記オフセットラインと前記輪郭線との相互交差を検出する第1ルーチンと、
    前記第1ルーチンにより相互交差が検出された場合に、その相互交差を解消するように前記オフセットラインを変更する第2ルーチンと、
    を含むプログラムを有することを特徴とする刺繍データ作成プログラム。
  21. 前記第2ルーチンは、前記オフセットラインの少なくとも一部の前記オフセット幅を所定幅減少させ、この減少させたオフセット幅を用いてオフセットラインを変更するルーチンであることを特徴とする請求項20に記載の刺繍データ作成プログラム。
  22. 前記第1ルーチン及び第2ルーチンを前記相互交差が解消されるまで複数回繰り返させる第3ルーチンを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の刺繍データ作成プログラム。

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