JP2006204510A - 複合データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 布地に模様の刺繍と図柄の印刷を組合せる場合に、刺繍領域の一部又は全部と印刷領域の一部又は全部とが重なる重複領域に着目し、仕上がり体裁に満足でき、しかもインク消費量の低減、刺繍や印刷の処理時間の短縮を図るようにすること。
【解決手段】 刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置1において、刺繍データと印刷データを取込み、取込んだ刺繍データと印刷データに基づいて、刺繍データに基づく刺繍領域と印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域を演算により検出し、刺繍データと印刷データの少なくとも一方から、検出された重複領域に含まれる一方のデータを削除するようにした(S43,S44)。
【選択図】 図7

Description

本発明は、刺繍データに基づく刺繍処理と印刷データに基づく印刷処理を組合せて、布地に模様の刺繍と図柄の印刷を施す場合に、刺繍領域と印刷領域とが重複する重複領域については、刺繍データと印刷データの少なくとも一方から、重複領域に含まれる一方のデータを削除するようにしたものに関する。
従来、多数の針落ち位置データ(所謂、ステッチデータ)からなる刺繍データを用いて刺繍ミシンにより布地に刺繍するだけでなく、最近では、刺繍データからビットマップデータである印刷データに展開し、刺繍模様を記録紙にプリンタで印刷できるようになっている。
例えば、特許文献1に記載の多機能刺繍システムは、刺繍画像データ作成プログラムにより、刺繍データに含まれる色別刺繍領域毎の輪郭線に基づいて、閉ループ状の輪郭線の内部に所定密度の「1」ドットを設けるドットデータ展開処理を施すことで、各色別刺繍領域毎に色指定データとビットマップデータに展開した刺繍画像データ(プリントデータ)を作成するものである。
また、特許文献2に記載の刺繍データ処理装置は、第1線分想定手段と第2線分想定手段を有する線分想定手段を設け、刺繍データに基づいて輪郭確定処理を実行し、刺繍模様(刺繍領域)の輪郭を抽出する輪郭抽出技術を記載したものである。
そこで、特許文献1に記載された刺繍画像データ作成技術と、特許文献2に記載の輪郭抽出技術を用いることにより、刺繍データに基づいて、刺繍模様を表示する画像表示データを作成したり、刺繍模様を印刷する印刷データを作成することが可能になる。
最近、各種の布地に所望の図柄や模様を印刷可能なプリンタが実用化されてきている。即ち、Tシャツ等の布地にプリンタにより図柄や模様を印刷できるとともに、その図柄や模様を印刷した布地に、更に刺繍ミシンにより刺繍を施すことにより、カラフルな刺繍糸による刺繍模様とカラー印刷した図柄とが融合されて、風合いがあり且つ見栄えのよい布製品を作成したいという要望がある。
特開平11−76662号公報 (第9頁、図13) 特許第3354414号公報 (第4〜5頁、図2〜図4)
前述したように、布地に図柄をカラー印刷するのに加えて、その布地に刺繍糸により刺繍を施す場合、先ず、画像データに基づいて図柄印刷を行い、次に刺繍データに基づいて刺繍を施すことになる。このように、印刷と刺繍を組合せる場合に、印刷図柄と刺繍模様とが部分的に重複する場合、刺繍処理により布地に縫い縮みが発生するため、印刷図柄と刺繍模様とが重複する重複領域において、印刷位置と刺繍位置とに位置ずれが発生し、見栄えの悪い仕上がり体裁になる。
更に、重複領域が大きい場合であって、先に印刷を行い、印刷後に刺繍が施される場合、先の印刷が刺繍で隠れるにも関わらず、その重複領域にも前以って印刷を行うことになり、重複領域におけるインクや印刷時間を無駄に消費するという問題がある。
一方、刺繍枠に保持した布地に印刷処理と刺繍処理を組合せる場合に、刺繍領域と印刷領域の大きさによって、又は刺繍領域と印刷領域の配置によって、或いは作業者の好みによって、更に仕上がり体裁の善し悪しを考えると、印刷処理を先に行った方がよい場合もあれば、刺繍処理を先に実行した方がよい場合もある。
しかし、印刷処理が先で刺繍処理を次に実行させる処理順序を予め設定するようにしたり、刺繍処理が先で印刷処理を次に実行させる処理順序を予め設定するようにした場合には、処理順序に融通性を欠き、仕上がり体裁に満足しにくい、という問題がある。
請求項1に係る複合データ処理装置は、刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置において、刺繍データと印刷データを取込むデータ取込み手段と、データ取込み手段で取込んだ刺繍データと印刷データに基づいて、刺繍データに基づく刺繍領域と印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域を検出する重複領域検出手段と、刺繍データと印刷データの少なくとも一方から、重複領域検出手段で検出された重複領域に含まれる前記一方のデータを削除するデータ変更手段とを備えたものである。
刺繍を施す刺繍データに基づく刺繍領域と、印刷を施す印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域が有る場合、刺繍データから重複領域に含まれる刺繍データが削除され、或いは印刷データから重複領域に含まれる印刷データが削除される。それ故、削除された刺繍データで刺繍が施され且つ削除されない印刷データで印刷が実行され、或いは削除された印刷データで印刷が施され且つ削除されない刺繍データで刺繍が実行され、重複領域において刺繍と印刷が重複することがない。
請求項2に係る複合データ処理装置は、請求項1の発明において、前記データ変更手段は、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除するように印刷データを変更するものである。
請求項3に係る複合データ処理装置は、請求項2の発明において、前記データ変更手段は、重複領域が複数検出された場合に、それらの重複領域に含まれる印刷データを削除するかしないかを個別に設定する第1の重複領域設定手段を有するものである。
請求項4に係る複合データ処理装置は、請求項1の発明において、前記データ変更手段は、刺繍データから重複領域に含まれる刺繍データを削除するように刺繍データを変更するものである。
請求項5に係る複合データ処理装置は、請求項4の発明において、前記データ変更手段は、重複領域が複数検出された場合、それらの重複領域に含まれる刺繍データを削除するかしないかを個別に設定する第2の重複領域設定手段を有するものである。
請求項6に係る複合データ処理装置は、請求項2の発明において、前記データ変更手段は、印刷データから前記重複領域に含まれる印刷データを削除する際に、重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように印刷データの削除を行うものである。
請求項7に係る複合データ処理装置は、請求項4の発明において、前記データ変更手段は、刺繍データから重複領域に含まれる刺繍データを削除する際に、重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように刺繍データの削除を行うものである。
請求項8に係る複合データ処理装置は、刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置において、刺繍データと印刷データを取込むデータ取込み手段と、データ取込み手段で取込んだ刺繍データと印刷データに基づいて、刺繍データに基づく刺繍領域と印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域を検出する重複領域検出手段と、重複領域検出手段で重複領域が検出された場合に、刺繍データに基づく刺繍処理と印刷データに基づく印刷処理の処理順序を設定して記憶する処理順序設定手段とを備えたものである。
刺繍を施す刺繍データに基づく刺繍領域と、印刷を施す印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域が有る場合に、作業者の好みによって、又は刺繍領域と印刷領域の大きさによって、或いは刺繍領域と印刷領域の配置によって、更に仕上がり体裁の善し悪しを考えて、刺繍処理を印刷処理よりも先に行う方がよければ、刺繍処理を先に実行できる一方、印刷処理を刺繍処理よりも先に行う方がよければ、印刷処理を先に実行できる。
請求項9に係る複合データ処理装置は、請求項8の発明において、前記処理順序設定手段により印刷処理を刺繍処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除するデータ変更手段を設けたものである。
請求項10に係る複合データ処理装置は、請求項8の発明において、前記処理順序設定手段により印刷処理を刺繍処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、重複領域に含まれる刺繍データに基づいて、重複領域における刺繍縫製の糸密度を高めるように、重複領域に含まれる刺繍データを補正する糸密度補正手段を設けたものである。
請求項1の発明によれば、刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置において、データ取込み手段と、重複領域検出手段と、データ変更手段とを設けたので、刺繍を施す刺繍領域と印刷を施す印刷領域とが重複する重複領域が有る場合に、刺繍データから重複領域に含まれる刺繍データが削除され、或いは印刷データから重複領域に含まれる印刷データが削除され、削除された刺繍データで刺繍が施され且つ削除されない印刷データで印刷が実行され、或いは削除された印刷データで印刷が施され且つ削除されない刺繍データで刺繍が実行されるため、重複領域において刺繍と印刷が重複することがなく、インクや刺繍糸の無駄な消費を抑制できるとともに、刺繍時間や印刷時間の短縮化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、前記データ変更手段は、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除するように印刷データを変更するので、重複領域における無駄なインク消費や印刷時間の浪費を抑制することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記データ変更手段は、重複領域が複数検出された場合に、それらの重複領域に含まれる印刷データを削除するかしないかを個別に設定する第1の重複領域設定手段を有するので、刺繍縫いした場合の縫い縮みを考慮して、複数の重複領域の各々について個別に、重複領域に含まれる印刷データの削除の有無を設定することができ、何れの重複領域においても仕上がり体裁を良好にすることができる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記データ変更手段は、刺繍データから重複領域に含まれる刺繍データを削除するように刺繍データを変更するので、重複領域における無駄な刺繍糸消費や刺繍時間の浪費を抑制することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、前記データ変更手段は、重複領域が複数検出された場合、それらの重複領域に含まれる刺繍データを削除するかしないかを個別に設定する第2の重複領域設定手段を有するので、刺繍縫いした場合の縫い縮みを考慮して、複数の重複領域の各々について個別に、重複領域含まれる刺繍データの削除の有無を設定することができ、何れの重複領域においても仕上がり体裁を良好にすることができる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記データ変更手段は、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除する際に、重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように印刷データの削除を行うので、領域拡大する場合には、重複領域の周りに隙間を設けて立体感を醸し出すことができる一方、その逆に領域縮小する場合には、刺繍の縫い縮みが発生しても重複領域の周りに隙間を設けることなく仕上がり体裁を良好にできる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、前記データ変更手段は、刺繍データから重複領域に含まれる刺繍データを削除する際に、重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように刺繍データの削除を行うので、領域拡大する場合には、重複領域の周りに隙間を設けて立体感を醸し出すことができる一方、その逆に領域縮小する場合には、刺繍の縫い縮みが発生しても重複領域の周りに隙間を設けることなく仕上がり体裁を良好にできる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
請求項8の発明によれば、刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置において、データ取込み手段と、重複領域検出手段と、処理順序設定手段とを設けたので、刺繍を施す刺繍領域と印刷を施す印刷領域とが重複する重複領域が有る場合に、作業者の好みや刺繍領域と印刷領域の大きさによって、或いは刺繍領域と印刷領域の配置によって、更に仕上がり体裁の善し悪しを考えて、刺繍処理を先に実行したり、印刷処理を先に実行でき、先に行う処理の自由度を高めることができる。
請求項9の発明によれば、前記処理順序設定手段により印刷処理を刺繍処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除するデータ変更手段を設けたので、重複領域において刺繍と印刷が重複することがなく、インクの無駄な消費を抑制できるとともに、印刷時間の短縮化を図ることができる。その他請求項8と同様の効果を奏する。
請求項10の発明によれば、前記処理順序設定手段により印刷処理を刺繍処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、重複領域に含まれる刺繍データに基づいて、重複領域における刺繍縫製の糸密度を高めるように、重複領域に含まれる刺繍データを補正する糸密度補正手段を設けたので、糸密度を高めた刺繍により、先に印刷した色を上側から隠すことができ、印刷色に影響されることなく、刺繍をその糸色で確実に反映することができる。その他請求項8と同様の効果を奏する。
本実施形態における複合データ処理装置は、布地に刺繍処理と印刷処理とを組合せる場合に、刺繍処理と印刷処理の処理順序を任意に設定できる上、刺繍領域と印刷領域とが重複する重複領域においては、刺繍データと印刷データの少なくとも一方から、重複領域に含まれる一方のデータを削除するようにしてある。
先ず、図1に示すように、複合データ処理装置1に、インクジェットプリンタ3を有する刺繍ミシン2が電気的に接続され、この刺繍ミシン2に接続された枠駆動装置4は、各種の形状の刺繍枠5を着脱可能に装着し、刺繍縫いに際してだけでなく、インクジェットプリンタ3による印刷に際して、その刺繍枠5を直交する2方向(X方向とY方向)に移動駆動できるようになっている。
複合データ処理装置1は、図2に示すパーソナルコンピュータからなり、制御全体を司る制御装置10、この制御装置10に接続されたマウス11と、キーボード12と、イメージスキャナ13と、ディスプレイ14等を備えている。制御装置10は、CPU21とROM22とRAM23とこれらを接続するバス24とを含むマイクロコンピュータと、バス24に接続されハードディスク(HD)25を備えたハードディスクドライブ(HDD)26と、入出力インターフェース27等を有する。
また、バス24には、フレキシブルディスクの為のフレキシブルディスクドライブ(FDD)28と、CD−ROMドライブ29も接続されている。入出力インターフェース27には、キーボード12と、マウス11と、イメージスキャナ13と、ディスプレイ14を駆動する為の表示駆動回路30と、通信用インターフェース(通信用I/F)31を介して刺繍ミシン2とが夫々接続されている。
ROM22には、パーソナルコンピュータの電源ON時に、パーソナルコンピュータを起動させる起動プログラム等が格納されている。RAM23には、イメージスキャナ13やフレキシブルディスクやCD−ROMから読み込んだ印刷図柄の為の画像データや刺繍模様の為の刺繍データを格納する画像データメモリや刺繍データメモリ、CPU21で演算処理した演算結果を収容する各種メモリ、バッファ、ポインタ、カウンタ等が必要に応じて設けられている。
一方、ハードディスク25には、OS(オペレーティング・システム)や、マウス11とキーボード12とイメージスキャナ13とディスプレイ14等を使用可能とする為の各種のドライバ、アプリケーションプログラム等が組み込まれると共に、イメージスキャナ13やフレキシブルディスクやCD−ROMから記録されている画像データや刺繍データを読み込む読込み制御プログラム、後述の複合データ処理制御の為の制御プログラム(図4参照)等、各種の制御プログラムも格納されている。但し、前述した刺繍データや印刷データは、ハードディスクに格納される場合もある。
ここで、複数の刺繍データの各々には、刺繍模様番号と、複数の刺繍模様部毎のステッチデータ、糸切りデータ等が含まれている。更に、刺繍模様を構成する複数の刺繍模様部の各々には、糸色データ、フィードデータ等が含まれているものとする。また、イメージスキャナ13やフレキシブルディスクやCD−ROM及び読込み制御プログラム等からデータ取込み手段が構成されている。
刺繍ミシン2には、通信用インターフェース(通信用I/F)41介して複合データ処理装置1に接続された制御ユニット42、各種操作スイッチ43、主軸位置検出センサ44、ミシンモータ45及びその駆動回路46等が設けられている。ミシンモータ45により主軸(図示略)が回転駆動されて針棒上下駆動機構(図示略)により針棒が上下に往復駆動され、その針棒の縫針と、ベッド部に設けられた糸捕捉機構(図示略)とが協動して、刺繍枠5に保持された布地Wに刺繍縫目が形成される。
インクジェットプリンタ3には、制御ユニット51、各種操作スイッチ52、4色(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラック)用の4列のインクノズルをユニット化したプリントヘッド53、ヘッド昇降モータ54、パージ駆動モータ55、パージ移動モータ56、プリントヘッド53の為の駆動回路57と、モータ54〜56の為の駆動回路58〜60が設けられている。プリントヘッド53は、制御ユニット51から印字指令を受けると、圧電セラミックアクチュエータの撓みによりインクを下側の布地Wに向けてノズルから噴射する。
枠駆動装置4には、キャリッジ位置検出センサ61、刺繍枠5をX方向に移動させるX方向駆動モータ62とその駆動回路66、刺繍枠5をY方向に移動させるY方向駆動モータ63とその駆動回路67等が設けられている。枠駆動装置4は、刺繍ミシン2の制御ユニット42やインクジェットプリンタ3の制御ユニット51から枠移動信号を受けると、X方向駆動モータ62とY方向駆動モータ63を駆動させて刺繍枠5をX方向とY方向とに駆動させる。
次に、複合データ処理装置1の制御装置で実行される複合データ処理制御のルーチンについて、図4〜図8に示すフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。
ディスプレイ14に表示されたメインメニューの「複合データ処理」が実行されると、複合データ処理制御が開始され、先ず、RAM23やハードディスク25に格納されている複数の刺繍データや印刷データのうちから、選択した所望の刺繍模様の為の刺繍データ(図9参照)が読み込まれ(S11)、更に選択した所望の印刷図柄の為の印刷データ(図10参照)が読み込まれる(S12)。
次に、読み込んだ刺繍データに基づいて刺繍模様の表示データが作成されるとともに、読み込んだ印刷データに基づいて印刷図柄の表示データが作成され(S13)、これら刺繍模様と印刷図柄がディスプレイ14に同一画面で表示(図11参照)される(S14)。次に、これら刺繍データと印刷データを同一座標上に重ねた場合に、相互に重複する重複領域、つまり刺繍データに基づく刺繍領域と印刷データに基づく印刷領域とが重なる領域の有無が演算により検出される(S15)。
重複領域が演算により検出された場合(S16:Yes )、刺繍データのうちの相互に重複する重複領域用刺繍データが演算されるとともに、印刷データのうちの相互に重複する重複領域用印刷データが演算により検出される(S17)。次に、これら何れかの重複領域用データに対応する重複表示データが演算され、その重複表示データに基づいて重複領域が識別表示(図11参照)される(S18)。
次に、刺繍データと印刷データを組合せて刺繍枠5に保持された布地Wに刺繍と印刷を施す複合データ処理メニューがディスプレイ14に表示される(S19)。そこで、作業者がマウス11を用いて所望の処理メニューを選択する。メニュー項目「処理順序設定」が選択された場合には(S20)、処理順序設定制御(図5参照)が実行される(S21)。
この制御が開始されると、現在、先ず「印刷」を実行してから「刺繍」を実行するPSフラグがセットされている場合、つまり印刷優先モードの場合には(S31)、逆に、先ず「刺繍」を実行してから「印刷」を実行するSPフラグがセットされ、刺繍優先モードが設定される(S32)。
次に、重複領域が有る場合であって(S34:Yes )、重複領域に印刷する場合には(S35:Yes )、その重複領域に含まれる重複領域用印刷データが、重複領域に刺繍する刺繍領域の刺繍データに付随する糸色データに基づく糸の色と同色に印刷する印刷データに変更され(S36)、この制御を終了して、S19にリターンする。
しかし、現在、先ず「刺繍」を実行してから「印刷」を実行するSPフラグがセットされている場合、つまり刺繍優先モードの場合には(S31)、逆に、先ず「印刷」を実行してから「刺繍」を実行するPSフラグがセットされ、印刷優先モードが設定され(S33)、この制御を終了する。但し、重複領域が無い場合(S34:No)と、重複領域に印刷しない場合(S35:No)にも、同様にこの制御を終了する。
次に、メニュー項目「重複領域の境界線オフセット設定」が選択された場合には(S20)、重複領域の境界線オフセット設定制御(図6参照)が実行される(S22)。この制御が開始されると、ディスプレイ14に境界線オフセット値設定画面が表示されるので、その設定画面において、マウス11とテンキーを用いて、刺繍重複領域と印刷重複領域の何れかを指定する一方、領域幅を拡大させる拡大値、又は領域幅を縮小させる縮小値が設定される(S39)。
次に、メニュー項目「重複領域削除設定」が選択された場合には(S20)、重複領域削除設定処理順序設定制御(図7参照)が実行される(S23)。この制御が開始されると、現在、重複領域に含まれる重複領域用の刺繍データ又は印刷データを削除しないNDフラグがセットされている場合、つまり削除しないモードの場合には(S41)、Dフラグがセットされ、削除モードが設定される(S42)。
次に、境界線オフセット値が予め設定されている場合には、重複領域の拡大値又は縮小値に基づいて、拡大又は縮小した刺繍重複領域、又は拡大又は縮小した印刷重複領域の境界線が演算される(S43)。次に、拡大又は縮小した境界線データに基づいて、刺繍重複領域又は印刷重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように、刺繍データ又は印刷データが削除され(S44)、この制御を終了して、S19にリターンする。
一方、現在、重複領域に含まれる重複領域用の刺繍データ又は印刷データを削除するDフラグがセットされている場合、つまり削除するモードの場合には(S41)、NDフラグがセットされ、削除しないモードが設定される(S45)。次に、このときに、重複領域に含まれる重複領域用の刺繍データ又は印刷データが削除されている場合、その一旦削除された重複領域用の刺繍データ又は印刷データが補足(復元)される(S46)。
次に、PSフラグがセット(印刷優先モード)されている場合には(S47:Yes )、糸密度を現在の糸密度よりも高めるように、重複領域用刺繍データが補正され(S48)、この制御を終了する。即ち、後から刺繍する刺繍重複領域に既に印刷されている場合でも、糸密度を高めることで、その印刷色を刺繍により隠すことができる。
次に、メニュー項目「削除対象領域設定」が選択された場合には(S20)、重複領域が複数ある場合に、何れの重複領域について重複領域用刺繍データ又は重複領域用印刷データを削除するかしないかを個別に設定する削除対象領域設定制御(図8参照)が実行される(S24)。
この制御が開始されると、ディスプレイ14に表示されている複数の重複領域について、刺繍又は印刷しない重複領域を含む範囲が、マウス11を用いて複数の指示点により設定される(S51)。次に、設定された範囲に含まれる刺繍重複領域又は印刷重複領域に対して「削除」するように設定される(S52)。
それにより、削除するように設定された各刺繍重複領域又は印刷重複領域に対して、重複領域用刺繍データ又は重複領域用印刷データが削除される(S53)。しかし、削除しないように設定された各刺繍重複領域又は印刷重複領域に対して、一旦削除された重複領域用刺繍データ又は重複領域用印刷データが補足(復元)される(S54)。
次に、PSフラグがセット(印刷優先モードが設定)されている場合には(S55:Yes )、糸密度を現在の糸密度よりも高めるように、重複領域用刺繍データが補正され(S56)、この制御を終了し、S19にリターンする。即ち、後から刺繍する刺繍重複領域に既に印刷されている場合でも、糸密度を高めることで、その印刷色を刺繍により隠すことができる。
ところで、メニュー項目「終了」が選択された場合には(S20)、この制御を終了して、メインルーチンにリターンする。その後、このように変更された刺繍データに基づいて、刺繍ミシン2により刺繍枠5に保持された布地Wに刺繍されるとともに、変更された印刷データに基づいて、インクジェットプリンタ3によりその布地Wに印刷される。
ここで、複合データ処理制御の特にS15等から重複領域検出手段が構成され、境界線オフセット設定制御のS39、重複領域削除設定制御の特にS43,S44、削除対象領域設定制御の特にS53等からデータ変更手段が構成され、削除対象領域設定制御の特にS53等から第1の重複領域設定手段及び第2の重複領域設定手段が構成され、複合データ処理制御の特にS21等から処理順序設定手段が構成され、重複領域削除設定制御の特にS48及び削除対象領域設定制御の特にS56等から糸密度補正手段が構成され、処理順序設定制御の特にS36等から印刷データ補正手段が構成されている。
次に、このように構成された複合データ処理装置1の作用及び効果について説明する。例えば、刺繍データとして図9に示すロゴマークを刺繍する為のデータ、印刷データとして図10に示す複数本の縦縞図柄を印刷する為のデータを用いた例を説明する。この場合、S14にてこれら刺繍データに基づく模様図柄と印刷データに対応した印刷図柄をディスプレイ14に画面表示した場合、図11に示すように、縦縞図柄の中央に刺繍模様(ロゴマーク)が表示されるとともに、S18の処理に基づき印刷領域と刺繍領域が重複する重複領域である刺繍模様部分が点滅したり、奇抜な色等で識別表示される。
そこで、S21にてPSフラグがセットされて、「印刷」を実行してから「刺繍」を実行する印刷優先モードが設定された場合には、S23の処理により図12−1に示すように、印刷データから重複領域に含まれる刺繍模様に対応する重複領域用印刷データが削除される。そして、図12−2に示すように、最初にその重複領域用印刷データが削除された印刷データでインクジェットプリンタ3により刺繍枠5に保持された布地Wに印刷処理が施された後、その布地Wに刺繍データに基づき刺繍ミシン2により刺繍処理が施される。
このように、印刷優先モードにおいて、刺繍領域と印刷領域とが重複する重複領域がある場合には、印刷データから重複領域用印刷データを削除するように印刷データを変更するので、インクジェットプリンタ3による印刷処理の際に、重複領域における無駄なインク消費を抑制するだけでなく、印刷時間の浪費をも抑制することができる。
S21にて印刷優先モードが設定された場合であって、S39にて印刷重複領域の領域幅を縮小させる縮小値(例えば、0.5mm)を設定した場合、S44にて図13−1(印刷データとして、複数本の斜めに延びる縞模様図柄を印刷する為のデータを用いた例)に示すように、領域幅を縮小した重複領域用印刷データが印刷データから削除される。そして、図13−2に示すように、最初にその重複領域用印刷データが削除された印刷データに基づきインクジェットプリンタ3で刺繍枠5に保持された布地Wに印刷処理が施された後、その布地Wに刺繍データで刺繍処理が施される。
このように、印刷優先モードにおいて、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除する際に、重複領域を所定幅だけ領域縮小方向へ変更するように印刷データの削除を行うので、刺繍の縫い縮みが発生しても重複領域の周りに隙間を設けることなく、仕上がり体裁を良好にできる。
その逆に、印刷優先モードが設定された場合であって、印刷重複領域の領域幅を拡大させる拡大値(例えば、1.0mm)を設定した場合、S44にて図14−1に示すように、領域幅を拡大した重複領域用印刷データが印刷データから削除される。そして、図14−2に示すように、最初にその重複領域用印刷データが削除された印刷データに基づきインクジェットプリンタ3で刺繍枠5に保持された布地Wに印刷処理が施された後、その布地Wに刺繍データに基づき刺繍ミシン2で刺繍処理が施される。
この場合、印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除する際に、重複領域を所定幅だけ領域拡大方向へ変更するように印刷データの削除を行うので、重複領域の周りに隙間を設けて立体感を醸し出すことができる。
ところで、S21にて刺繍優先モードが設定された場合であって、刺繍ミシン2による刺繍縫製の際に、刺繍データに含まれた糸色データ(即ち、色替え指示)に関わらず、作業者が刺繍模様(ロゴマーク)を白糸のみにより先に刺繍する場合には、図15−1に示すように、印刷データの重複領域に含まれる重複領域用印刷データについては、S36にて重複領域に刺繍する刺繍領域の糸色データが示す本来の糸の色と同色(「円」については、点々で示す「赤」であり、文字「Br」については斜線で示す「緑」)で印刷する印刷データに変更されている。
そこで、図15−2に示すように、白糸により先に刺繍処理された場合であっても、図15−3に示すように、後からの印刷処理により、背景の印刷に加えて、白糸で刺繍された刺繍模様にも「赤」と「緑」により、恰も赤や緑の刺繍糸で刺繍したかのように印刷される。
このように、刺繍優先モードにおいて、処理順序設定手段により刺繍処理を印刷処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、重複領域用印刷データを、刺繍データに基づき本来重複領域を刺繍するべき糸の色と同色に印刷する印刷データに変更するので、その重複領域に、白糸で刺繍されている場合には、白糸を同色の印刷で着色することができるため、色指定毎に糸替えすることなく、印刷による着色により、刺繍処理を含む印刷処理を迅速に且つ容易に行うことができる。
ここで、その重複領域に刺繍が施されない場合には、刺繍に代えて同色の印刷で代用することができ、刺繍処理時間の短縮化を図ることができる。
刺繍データとして、例えば、図16に示すロゴマークと4つの葉模様を刺繍する為のデータ、印刷データとして、図17に示す複数本の斜め縞図柄を印刷する為のデータを用いた例を以下に説明する。この場合、重複領域としては、ロゴマークと4つの葉模様である。
そこで、S21にて印刷優先モードが設定された場合で、S24にて全ての重複領域について削除するように設定した場合、図18−1に示すように、印刷データからロゴマークと4つの葉模様の全ての重複領域に含まれる重複領域用印刷データが削除される。そして、図18−2に示すように、最初にその重複領域用印刷データが削除された印刷データに基づいてインクジェットプリンタ3で刺繍枠5に保持された布地Wに印刷処理が施された後、その布地Wに刺繍データに基づき刺繍ミシン2で刺繍処理が施される。
一方、図19−1に示すように、ロゴマークだけを削除するように設定した場合には、ロゴマークの重複領域に含まれる重複領域用印刷データだけが削除される。そして、図19−2に示すように、最初にその重複領域用印刷データが削除された印刷データに基づきインクジェットプリンタ3で刺繍枠5に保持された布地Wに印刷処理が施された後、その布地Wに刺繍データに基づき刺繍ミシン2により刺繍処理が施される。
このように、印刷優先モードにおいて、重複領域が複数演算された場合に、それらの重複領域用印刷データを削除するかしないかを個別に設定できるので、刺繍縫いした場合の縫い縮みを考慮して、複数の重複領域の各々について個別に、重複領域用印刷データの削除の有無を設定することができ、何れの重複領域においても仕上がり体裁を良好にすることができる。
一方、削除対象領域としてロゴマークの印刷データのみを削除するように設定した場合、削除されない4つの葉模様の重複領域に対して、S56の処理により糸密度を高めるように刺繍データが補正される。このように、重複領域に含まれる刺繍データに基づいて、重複領域における刺繍縫製の糸密度を高めるように、重複領域に含まれる刺繍データを補正するので、糸密度を高めた刺繍により、先に印刷した色を上側から隠すことができるため、先に印刷した印刷色に影響されることなく、刺繍をその糸色で確実に反映することができる。
更に、処理順序設定処理(S21)により、刺繍データに基づく刺繍処理と印刷データに基づく印刷処理の処理順序を設定できるようにしたので、刺繍を施す刺繍領域と印刷を施す印刷領域とが重複する重複領域が有る場合に、作業者の好みや刺繍領域と印刷領域の大きさによって、或いは刺繍領域と印刷領域の配置によって、更に仕上がり体裁の善し悪しを考えて、刺繍処理を先に実行したり、印刷処理を先に実行でき、先に行う処理の自由度を高めることができる。
次に、前記実施の形態の変更形態について説明する。
1〕前記実施例においては、主に印刷優先モードにおいて、先に印刷処理する印刷データの重複領域に含まれる重複領域用印刷データを削除するようにしたが、刺繍優先モードにおいては、先に刺繍処理する刺繍データの重複領域に含まれる重複領域用刺繍データを削除するようにしてもよい。
2〕前記実施例における重複領域の拡大値又は縮小値の設定処理に関するS39の処理において、この拡大値又は縮小値を作業者が任意に設定する例について説明したが、これら拡大値又は縮小値については、予め定められた所定の値(即ち、拡大幅や縮小幅)に設定されるように構成してもよい。
3〕本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る複合データ処理装置と、これに接続したインクジェットプリンタを有する刺繍ミシンと、これに接続した枠駆動装置の配置図である。 複合データ処理装置の制御系のブロック図である。 刺繍ミシンとインクジェットプリンタと枠駆動装置の制御系のブロック図である。 複合データ処理制御のフローチャートである。 処理順序設定制御のフローチャートである。 境界線オフセット設定制御のフローチャートである。 重複領域削除設定制御のフローチャートである。 削除対象領域設定制御のフローチャートである。 刺繍データを示す図である。 印刷データを示す図である。 重複領域の識別表示を説明する表示例である。 重複領域の重複領域用印刷データを削除した印刷データを示す図である。 印刷処理と刺繍処理した布地の平面図である。 重複領域の領域幅を縮小した印刷データを示す図である。 印刷処理と刺繍処理した布地の平面図である。 重複領域の領域幅を拡大した印刷データを示す図である。 印刷処理と刺繍処理した布地の平面図である。 重複領域を糸色と同色に着色する印刷データを示す図である。 白糸で刺繍処理した布地の平面図である。 刺繍処理と印刷処理した布地の平面図である。 刺繍データを示す図である。 印刷データを示す図である。 複数の重複領域の重複領域用印刷データを削除した印刷データを示す図である。 印刷処理と刺繍処理した布地の平面図である。 重複領域の重複領域用印刷データを削除した印刷データを示す図である。 印刷処理と刺繍処理した布地の平面図である。
符号の説明
1 複合データ処理装置
2 刺繍ミシン
13 イメージスキャナ
W 布地

Claims (10)

  1. 刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと前記布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置において、
    前記刺繍データと前記印刷データを取込むデータ取込み手段と、
    前記データ取込み手段で取込んだ刺繍データと印刷データに基づいて、刺繍データに基づく刺繍領域と印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域を検出する重複領域検出手段と、
    前記刺繍データと印刷データの少なくとも一方から、前記重複領域検出手段で検出された前記重複領域に含まれる前記一方のデータを削除するデータ変更手段と、
    を備えたことを特徴とする複合データ処理装置。
  2. 前記データ変更手段は、前記印刷データから前記重複領域に含まれる印刷データを削除するように印刷データを変更することを特徴とする請求項1に記載の複合データ処理装置。
  3. 前記データ変更手段は、前記重複領域が複数検出された場合に、それらの重複領域に含まれる印刷データを削除するかしないかを個別に設定する第1の重複領域設定手段を有することを特徴とする請求項2に記載の複合データ処理装置。
  4. 前記データ変更手段は、前記刺繍データから前記重複領域に含まれる刺繍データを削除するように刺繍データを変更することを特徴とする請求項1に記載の複合データ処理装置。
  5. 前記データ変更手段は、前記重複領域が複数検出された場合、それらの重複領域に含まれる刺繍データを削除するかしないかを個別に設定する第2の重複領域設定手段を有することを特徴とする請求項4に記載の複合データ処理装置。
  6. 前記データ変更手段は、前記印刷データから前記重複領域に含まれる印刷データを削除する際に、前記重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように印刷データの削除を行うことを特徴とする請求項2に記載の複合データ処理装置。
  7. 前記データ変更手段は、前記刺繍データから前記重複領域に含まれる刺繍データを削除する際に、前記重複領域を所定幅だけ領域拡大又は縮小方向へ変更するように刺繍データの削除を行うことを特徴とする請求項4に記載の複合データ処理装置。
  8. 刺繍可能なミシンで布地に刺繍する為の刺繍データと前記布地にプリンタで印刷する為の印刷データを処理する複合データ処理装置において、
    前記刺繍データと前記印刷データを取込むデータ取込み手段と、
    前記データ取込み手段で取込んだ刺繍データと印刷データに基づいて、刺繍データに基づく刺繍領域と印刷データに基づく印刷領域とが重複する重複領域を検出する重複領域検出手段と、
    前記重複領域検出手段で重複領域が検出された場合に、刺繍データに基づく刺繍処理と印刷データに基づく印刷処理の処理順序を設定して記憶する処理順序設定手段と、
    を備えたことを特徴とする複合データ処理装置。
  9. 前記処理順序設定手段により印刷処理を刺繍処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、前記印刷データから重複領域に含まれる印刷データを削除するデータ変更手段を設けたことを特徴とする請求項8に記載の複合データ処理装置。
  10. 前記処理順序設定手段により印刷処理を刺繍処理よりも先に行う処理順序が設定された場合、前記重複領域に含まれる刺繍データに基づいて、前記重複領域における刺繍縫製の糸密度を高めるように、前記重複領域に含まれる刺繍データを補正する糸密度補正手段を設けたことを特徴とする請求項8に記載の複合データ処理装置。
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