JP3354414B2 - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JP3354414B2
JP3354414B2 JP30957096A JP30957096A JP3354414B2 JP 3354414 B2 JP3354414 B2 JP 3354414B2 JP 30957096 A JP30957096 A JP 30957096A JP 30957096 A JP30957096 A JP 30957096A JP 3354414 B2 JP3354414 B2 JP 3354414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針落点の位置デー
タを備えた刺繍データを処理する刺繍データ処理装置に
関し、詳しくは、その刺繍データに対応する刺繍模様の
輪郭に関わる処理を行う刺繍データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、刺繍ミシン等の縫製装置を制御す
るためのデータとして、針落点の位置データを備えた刺
繍データ(例えば一針データ等)が使用されている。ま
た、近年、刺繍を施す製品の多様化に伴い、刺繍模様に
拡大・縮小等の変換を行う要望が高まっている。ところ
が、刺繍模様の拡大・縮小等を行う場合、刺繍データに
対応する針落点の間隔をそのまま拡大・縮小すると次の
ような問題が発生する。すなわち、拡大を行った場合、
針落点の間隔が広くなり過ぎて、すなわち糸密度が疎に
なりすぎて、刺繍糸の間から布地が透けて見える場合が
ある。また、縮小を行った場合、糸密度が密になりすぎ
て縫製が困難になる場合がある。
【0003】そこで、刺繍模様の輪郭を表すブロックデ
ータを針落点の位置データから作成し、そのブロックデ
ータに拡大・縮小等の変換を行った後、再び針落点の位
置データに戻すことが考えられている。例えば、変換後
のブロック内に、予め定められた糸密度となるように針
落点の位置データを設定するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、針落点の位
置データを、ブロックデータ等のように刺繍模様の輪郭
に関わるデータに変換する処理はきわめて困難であり、
充分な精度で上記変換のできる技術はなかった。特に、
円弧等の刺繍模様を縫製する場合は、円弧等の内側と外
側とで糸密度を均一にするため、図14(A)に例示す
る一針データように、内側の輪郭Rの手前に配設され
る針落点Q、いわゆるハーフステッチの針落点が設けら
れる。従来の処理では、このようなハーフステッチの針
落点を刺繍模様の輪郭Rを構成する針落点(いわゆる輪
郭点)と区別することができず、図14(B)に例示す
るように、内側の輪郭に小刻みに凹凸が形成されたブロ
ックデータに変換してしまう場合があった。
【0005】そこで、本発明は、ハーフステッチの針落
点を良好に検出することのできる刺繍データ処理装置を
提供することを目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達するためになされた請求項1記載の発明は、ジグ
ザグに配設された針落点の位置データを縫製順に備えた
刺繍データから、刺繍模様の内側の輪郭の手前に配設さ
れるハーフステッチの針落点を検出する刺繍データ処理
装置であって、上記ジグザグの頂点を構成する針落点の
i(iは自然数)番目の点とi+4番目の点とを結ぶ線
分を想定する線分想定手段と、上記頂点を構成する針落
点のi+2番目の点が、上記想定された線分に対して、
上記頂点を構成する針落点のi+1番目またはi+3番
目の点と同様の側に存在する場合、そのi+2番目の点
をハーフステッチの針落点と判断するハーフステッチ判
断手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】針落点がジグザグに配設された刺繍データ
では、そのジグザグの頂点を構成する針落点のi番目の
点,i+2番目の点,およびi+4番目の点は、通常同
じ側の輪郭を構成する。ところが、i+2番目の点がハ
ーフステッチの針落点である場合は、その点がi番目お
よびi+4番目の点より刺繍模様の内側に、すなわち、
上記頂点を構成する針落点のi+1番目またはi+3番
目の点と同様の側にずれて存在する。そこで、本発明で
は、上記i番目の点と上記i+4番目の点とを結ぶ線分
を線分想定手段により想定し、ハーフステッチ判断手段
は、上記i+2番目の点がその線分に対して上記i+1
番目またはi+3番目の点と同様の側に存在する場合、
そのi+2番目の点をハーフステッチの針落点と判断し
ている。従って、本発明では、ハーフステッチの針落点
を良好に検出することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記ハーフステッチ判断手段が、上記i+2
番目の点が上記線分から所定距離以上離れているときに
のみ、その点をハーフステッチの針落点と判断すること
を特徴としている。円弧の内側などでは、上記i+2番
目の点は、その点が輪郭点であっても上記線分に対して
上記i+1番目またはi+3番目の点と同様の側に存在
する場合がある。そこで、本発明では、ハーフステッチ
判断手段が、上記i+2番目の点が上記線分から所定距
離以上離れているときにのみ、その点をハーフステッチ
の針落点と判断している。このため、上記所定距離を適
切に設定すれば、円弧の内側等に配設された輪郭点と、
ハーフステッチの針落点とを良好に区別することができ
る。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に
加え、ハーフステッチの針落点を一層正確に検出するこ
とができるといった効果が生じる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記i番目の点から上記i+4番目
の点に向けて第1の座標軸を配設すると共に、そのi番
目の点を原点として直交座標系を設定する座標系設定手
段と、該設定された直交座標系で、上記i+2番目の点
に対して、上記第1の座標軸と直交する第2の座標軸成
分を算出する第2成分算出手段と、上記第2の座標軸
が、上記i+1番目の点またはi+3番目の点に対して
どちら側に向いているかを判断する方向判断手段と、を
更に備え、上記ハーフステッチ判断手段が、上記第2成
分算出手段により算出された第2の座標軸成分、および
上記方向判断手段の判断結果に基づいて、上記i+2番
目の点がハーフステッチの針落点であるか否かを判断す
ることを特徴としている。
【0010】このように構成された本発明では、座標系
設定手段は、上記i番目の点から上記i+4番目の点に
向けて第1の座標軸を配設すると共に、そのi番目の点
を原点として直交座標系を設定する。すると、第2成分
算出手段が、その直交座標系で、上記i+2番目の点に
対して、第1の座標軸と直交する第2の座標軸成分を算
出する。また、方向判断手段は、上記第2の座標軸が、
上記i+1番目の点またはi+3番目の点に対してどち
ら側に向いているかを判断する。
【0011】すると、ハーフステッチ判断手段は、第2
成分算出手段により算出された第2の座標軸成分、およ
び方向判断手段の判断結果に基づいて、上記i+2番目
の点がハーフステッチの針落点であるか否かを判断す
る。すなわち、上記i+1番目またはi+3番目の点に
対する第2の座標軸方向と、上記i+2番目の点の第2
の座標軸成分とに基づき、それらの点が上記線分(第1
の座標軸)に対して同様の側にあるか否かを判断するの
である。このため、本発明では、直交座標系を設定して
その座標軸成分および座標軸の方向を参照するといった
きわめて簡単な処理により、ハーフステッチの針落点を
良好に検出することができる。
【0012】従って、本発明では、請求項1または2記
載の発明の効果に加えて、処理を一層簡略化することが
できるといった効果が生じる。よって、装置の構成を簡
略化してその製造コストを低減したり、処理速度を向上
させたりすることができる。請求項4記載の発明は、請
求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、上記線分想
定手段が、iを2つづつ増加させながら順次上記線分を
想定し、上記針落点のi番目の点が上記ハーフステッチ
判断手段によりハーフステッチの針落点であると判断さ
れている場合、上記i番目の点の代わりに上記針落点の
i−2k番目の点(kはその針落点がハーフステッチの
点でなくなる最小の自然数)を使用して上記線分を想定
する第1線分想定手段と、iを2つづつ減少させながら
順次上記線分を想定し、上記針落点のi+4番目の点が
上記ハーフステッチ判断手段によりハーフステッチの針
落点であると判断されている場合、上記i+4番目の点
の代わりに上記針落点のi+4+2k番目の点(kはそ
の針落点がハーフステッチの点でなくなる最小の自然
数)を使用して上記線分を想定する第2線分想定手段と
を備え、上記ハーフステッチ判断手段が、上記i+2番
目の点が上記第1線分想定手段または上記第2線分想定
手段のいずれかに想定された線分に対して、上記i+1
番目またはi+3番目の点と同様の側に存在する場合、
そのi+2番目の点をハーフステッチの針落点と判断す
ることを特徴としている。
【0013】このように構成された本発明では、第1線
分想定手段は、iを2つづつ増加させながら順次上記線
分を想定する。このため、ハーフステッチ判断手段も、
iを2つづつ増加させながら上記i+2番目の点がハー
フステッチの針落点であるか否かを判断することができ
る。そして、上記i番目の点がハーフステッチの針落点
であると判断されているとき、第1線分想定手段は、上
記i番目の点の代わりにi−2k番目の点(kはその針
落点がハーフステッチの点でなくなる最小の自然数)を
使用して上記線分を想定する。
【0014】ハーフステッチの針落点は、刺繍模様の内
側に配設されている点であるので、この点を基準にして
上記線分を想定すると、ハーフステッチが連続する場合
など、ハーフステッチの針落点を検出できない場合があ
る。そこで、第1線分想定手段は、上記i番目の点がハ
ーフステッチの針落点であると予め判っている場合、そ
の点より手前の最も近い点でかつハーフステッチでない
針落点を基準にして上記線分を想定するのである。この
ため、ハーフステッチの針落点を正確に検出することが
できる。
【0015】また、第2線分想定手段の作用もほぼ同様
で、上記i+4番目の点がハーフステッチの針落点であ
ると予め判っている場合、その点より後の最も近い点で
かつハーフステッチでない針落点を基準にして上記線分
を想定する。このため、ハーフステッチの針落点を正確
に検出することができる。但し、第1線分想定手段また
は第2線分想定手段の一方のみでは、次のような場合に
ハーフステッチの針落点を検出できない場合がある。す
なわち、ハーフステッチが連続する場合であって、iが
増加するに従ってその針落点が刺繍模様の内側に入り込
む程度が激しくなる場合、第1線分想定手段だけではハ
ーフステッチの針落点を検出できないことがある。逆
に、iが減少するに従って入り込む程度が激しくなる場
合、第2線分想定手段だけではハーフステッチの針落点
を検出できないことがある。
【0016】そこで、ハーフステッチ判断手段が、上記
i+2番目の点が上記第1線分想定手段または上記第2
線分想定手段のいずれかに想定された線分に対して、上
記i+1番目またはi+3番目の点と同様の側に存在す
る場合、そのi+2番目の点をハーフステッチの針落点
と判断するのである。このため、本発明では、ハーフス
テッチが連続しても、ほとんどの場合に各ハーフステッ
チの針落点を検出することができる。従って、本発明で
は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、ハーフステッチの針落点を一層正確に検出すること
ができるといった効果が生じる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用された刺繍デー
タ処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以下パソ
コンという)1の構成を概略的に表すブロック図であ
る。
【0018】図1に示すように、パソコン1は、パソコ
ン本体11の他に、CRT13,キーボード15,およ
びマウス17を備えて構成されている。パソコン本体1
1は、CPU21,ROM23,RAM25を中心に構
成されており、この他、刺繍ミシンや他のデータ処理装
置と通信を行うための通信インタフェース27と、CR
T13,キーボード15,マウス17とのデータの送受
信を行う入出力ポート29と、記憶媒体としてのフロッ
ピディスク(図示せず)にデータの読み書きを行うフロ
ッピディスクドライバ31とを備えている。また、CP
U21,ROM23,RAM25,通信インタフェース
27,入出力ポート29,およびフロッピディスクドラ
イバ31は、バス33を介してデータの送受信可能に接
続されている。
【0019】次に、CPU21が実行する輪郭データ検
出処理について、図2〜図4のフローチャートを用いて
説明する。なお、CPU21は、フロッピディスクドラ
イバ31に縫製データ(刺繍データ)を記憶したフロッ
ピディスクが挿入された後、キーボード15またはマウ
ス17から所定の入力がなされると、ROM23に記憶
されたプログラムに基づきこの処理を実行する。
【0020】処理を開始すると、先ず、S1(Sはステ
ップを表す:以下同様)にて、フロッピディスクドライ
バ31を介してフロッピディスクから縫製データを読み
込む。なお、この縫製データは、各針落点の加工布上の
位置座標を縫製順に従って記憶したいわゆる一針データ
である。続くS3では、縫製データに記憶された各針落
点(合計n個とする)を、縫製順にPi(i=1,2,
…,n)とする。続くS5ではiに1を代入し、更にS
7にてi+1=nか否かを判断する。処理開始時にはi
+1=2であり、通常否定判断してS9へ移行する。
【0021】S9では、次のようにして針落点Piを原
点に直交座標系を設定する。すなわち、図5(A),
(B)に例示するように、針落点Piから針落点Pi+1
へ至る方向にX軸を設け、そのX軸に対して針落点Pi
を中心に反時計回りに90°回転した方向にY軸を設け
る。また、このステップでは、針落点Pi+1 の座標(X
i+1 ,0)と、針落点Pi+2 の座標(Xi+2 ,Yi+2 )
を読み込んで、RAM25の所定の領域に記憶する。
【0022】続くS11では、S9で読み込んだXi+1
とXi+2 との値を比較し、Xi+1の方が大きい場合はS
13へ、Xi+2 ≧Xi+1 の場合はS15へ、それぞれ移
行する。S13では、針落点Pi+1 の属性を仮輪郭とし
て続くS17へ移行し、S15では、針落点Pi+1 の属
性を仮走りとして続くS17へ移行する。
【0023】ここで、図5(A)に例示するように、針
落点Pi+1 が輪郭点である場合、その両側のステッチS
i,Si+1 に折り返しが発生する。この場合、Xi+2 の
値はXi+1 の値よりも小さくなる(Xi+2 <Xi+1 )。
そこで、この場合(S11:YES)、針落点Pi+1 の
属性を、輪郭点と推定されるという意味で仮輪郭とする
のである(S13)。逆に、針落点Pi+1 が走り点であ
る場合、図5(B)に例示するように、Xi+2 ≧Xi+1
となる。そこで、この場合(S11:NO)、針落点P
i+1 の属性を、走り点と推定されるという意味で仮走り
とするのである(S15)。なお、針落点P1 ,Pn に
は、強制的に仮走りの属性を付与する。
【0024】続くS17では、iにi+1を代入して前
述のS7へ移行する。こうしてiの値を順次増加させな
がら、S7〜S17の処理を繰り返し実行する。そし
て、i+1=nとなると、すなわち、i+1=2〜n−
1の全ての針落点Pi+1 に対して仮輪郭または仮走りの
属性を付与すると(S13,15)、S7にて肯定判断
してS21へ移行する。S21以降の処理では、前述の
処理で仮輪郭の属性を付与された針落点Pi+1 に対し、
更に、次のような分類を行う。
【0025】先ず、S21ではiに1を代入し、続くS
23ではi+1=nか否かを判断する。ここで否定判断
してS25へ移行すると、針落点Pi+1 に仮輪郭の属性
が付与されているか否かを判断する。Pi+1 が仮走りの
場合は、否定判断してS27へ移行し、iにi+1を代
入した後、S23以下の処理を繰り返す。また、S25
にて針落点Pi+1 が仮輪郭であると判断すると(S2
5:YES)、続くS31へ移行する。
【0026】S31では、その針落点Pi+1 が、仮走り
の属性を付与された針落点と隣接しているか否か、すな
わち、針落点PiまたはPi+2 のいずれかが仮走りであ
るか否かを判断する。仮走りと隣接している場合は(S
31:YES)、S33へ移行する。S33では、その
針落点Pi+1 に仮輪郭の属性を付与したループでS9に
て記憶したYi+2 を読み出し、その針落点Piの前後に
配設される仮輪郭の針落点に対して同様に記憶されたY
i+2 と異符号であるか否かを判断する。針落点Pi+1 に
対するYi+2 が、その前後に配設される各仮輪郭の針落
点に対するYi+2 と互いに異符号である場合(S33:
YES)はS35へ移行し、前後いずれかに配設される
仮輪郭の針落点に対するYi+2 と同符号である場合(S
33:NO)はS37へ移行する。S35では針落点P
i+1 の属性を仮タタミ輪郭とし、S37ではその属性を
仮走りとして、前述のS27へ移行する。
【0027】ここで、輪郭点は、刺繍模様を挟んで対向
する2辺上に配設される場合が多く、この場合、対向す
る輪郭点の間で、ステッチがジグザグに形成される。ま
た、この場合、ステッチの折り返す方向は交互に入れ替
わり、それに応じてYi+2 の符号も交互に入れ替わる。
更に、この場合、対向する輪郭点の間に針落点(走り
点)が存在する場合をタタミと呼び、存在しない場合を
サテンと呼んでいる。
【0028】そこで、上記処理では、仮輪郭の針落点P
i+1 が仮走りの針落点と隣接しており(S31:YE
S)、かつ、Yi+2 の符号が前後の仮輪郭で交互に入れ
替わっている場合(S33:YES)、その針落点Pi+
1 を仮タタミ輪郭としている(S35)。また、Yi+2
の符号が交互に入れ替わっていない場合は(S33:N
O)、前述のS13の処理による識別を修正して、その
針落点Pi+1 を仮走りとしている(S37)。
【0029】一方、仮輪郭の針落点Pi+1 が仮走りの針
落点と隣接していない場合は(S31:NO)、S43
へ移行し、S33と同様にYi+2 の符号を比較する。そ
して、Yi+2 の符号が前後の仮輪郭で交互に入れ替わっ
ている場合(S43:YES)、その針落点Pi+1 を仮
サテン輪郭として(S45)前述のS27へ移行し、Y
i+2 の符号が交互に入れ替わっていない場合は(S4
3:NO)、前述のS37へ移行してその針落点Pi+1
を仮走りとする。そして、iの値を順次増加させながら
(S27)、S23〜S45の処理を繰り返し実行し、
i+1=nとなると(S23:YES)S51へ移行す
る。
【0030】S51では、仮タタミ輪郭の属性を付与さ
れた全ての針落点のデータについて、輪郭確定処理が終
了したか否かを判断する。初めてこのステップへ移行し
たときには否定判断し、S53へ移行する。S53で
は、前後の針落点の形状や、糸密度、タタミパタン等を
検出し、それに基づいて刺繍模様の輪郭を確定する処理
を実行してS51へ移行する。続いて、S51,53の
処理を繰り返しながらこの輪郭確定処理を続行し、全て
の仮タタミ輪郭のデータについて輪郭確定処理が終了す
ると(S51:YES)、S55へ移行する。
【0031】S55では、仮サテン輪郭の属性を付与さ
れた全ての針落点のデータについて、輪郭確定処理が終
了したか否かを判断する。初めてこのステップへ移行し
たときには否定判断し、S57へ移行する。S57で
は、前後の針落点の形状,糸密度等を検出し、それに基
づいて刺繍模様の輪郭を確定する処理を実行してS55
へ移行する。続いて、S55,57の処理を繰り返しな
がらこの輪郭確定処理を続行し、全ての仮サテン輪郭の
データについて輪郭確定処理が終了すると(S55:Y
ES)、S59へ移行する。
【0032】S59では、S53,57によって輪郭が
確定されなかった残りの針落点のデータに対し、その針
落点を走り点としてピッチと形状に従った確定を行う。
続くS61では、上記確定後のデータをフロッピディス
クドライバ31を介してフロッピディスクに保存し、処
理を終了する。
【0033】CPU21は、S53,57で実行される
輪郭確定処理の一形態として、本発明の主要部であるブ
ロックデータ作成ルーチンを実行する。すなわち、この
ブロックデータ作成ルーチンは、ハーフステッチの針落
点を除外して正確な輪郭を表すブロックデータを作成す
る処理である。次に、このブロックデータ作成ルーチン
を、図6,7のフローチャートに基づいて説明する。な
お、S53,57では、この処理の他にも、前後の針落
点の形状等に基づいたより詳細な処理が実施される。ま
た、このブロックデータ作成ルーチンは、S53,57
の両方で実行しても、いずれか一方で実行してもよい。
【0034】図6に示すように、処理を開始すると、先
ずS71にて、前述の処理で仮輪郭の属性を付与された
針落点を奇数番目と偶数番目とに分割し、続くS73に
てその奇数側の針落点で点列{Qi}を設定する。但
し、iは縫製順に1,2,…と増加するように設定す
る。続くS75では、その点列{Qi}に対して、次の
ハーフステッチフラグ設定処理を実行する。図7は、こ
のハーフステッチフラグ設定処理を実行するハーフステ
ッチフラグ設定ルーチンを表すフローチャートである。
【0035】図7に示すように、このルーチンへ移行す
ると、先ずS77にて、しきい値m,方向フラグV,お
よび針落点nをセットする。点列{Qi}が円弧状の刺
繍模様の内側等に配設される場合、針落点Qiが輪郭点
であっても、両隣の針落点Qi-1 ,Qi+1 を結ぶ線分よ
り内側(この場合、偶数側の針落点側)に、その針落点
Qiが存在する場合がある。そこで、このステップで
は、しきい値mを、糸密度や前後の針落点の形状等に基
づき、ハーフステッチの針落点と輪郭点とを区別するの
に適切な値に設定するのである。また、このステップで
は、点列{Qi}の要素数をnとしてセットし、更に、
次のようにして方向フラグVを設定する。
【0036】後述のように、このルーチンでは、点列
{Qi}の配列に沿ってX軸を有する直交座標系を設定
する。そこで、直交座標系のY軸が、刺繍模様に対して
(この場合、偶数側の針落点に対して)どちらの方向に
向いているかによって方向フラグVを設定するのであ
る。例えば、図8(A)に例示するように、Y軸が刺繍
模様Mの反対方向に向いている場合、方向フラグVを0
に、図8(B)に例示するように、Y軸が刺繍模様Mの
方向に向いている場合、方向フラグVを1に、それぞれ
設定するのである。
【0037】続いてiに1を代入し(S79)、続くS
81では、針落点Qiを原点とし、そこから針落点Qi+
2 へ向かうベクトルをX軸とする直交座標系を設定す
る。続くS83では、その座標系における針落点Qi+1
のY軸相対座標(Yi+1 )を算出すると共に、方向フラ
グVi+1 を算出する。ここで、方向フラグVi+1 は、図
9(A)に例示するように、針落点Qi+1 のY軸相対座
標(Yi+1 )が正のときは1に、図9(B)に例示する
ようにYi+1 が負のときは0に、それぞれ設定されるフ
ラグである。
【0038】続くS85では、方向フラグVとVi+1 と
の値を比較し、更に、続くS87では、Yi+1 の絶対値
をしきい値mと比較する。ここで、針落点Qi+1 がハー
フステッチであれば、V=Vi+1 (S85:YES)
で、かつ、|Y+1|>m(S87:YES)となる。こ
れは、ハーフステッチの針落点が、刺繍模様の内側にし
きい値mよりも多く入り込んでいるためである。そこ
で、S85またはS87のいずれかで否定判断すると、
針落点Qi+1 はハーフステッチの針落点でないと判断
し、そのままS89へ移行する。S89では、iにi+
1を代入してS91へ移行する。S91では、i+1=
nであるか否かを判断し、最初は否定判断して前述のS
81へ移行する。
【0039】こうして、S81〜S91の処理を繰り返
す内に、針落点Qi+1 がハーフステッチの針落点となっ
た場合、S85,87にて共に肯定判断してS93へ移
行する。S93では、針落点Qi+1 にハーフステッチで
あることを表すハーフステッチフラグをセットし、続く
S94にてnにn−1を代入した後、S95へ移行す
る。S95では、針落点Qi+1 を点列{Qi}から除
き、針落点Qi+2 以降の点列{Qi}の添え字を1減算
して、前述のS91へ移行する。すなわち、S95で
は、Qi+2 ,Qi+3 ,……をQi+1 ,Qi+2 ,……とす
る。
【0040】ここで、この処理の効果について説明す
る。図10に例示するように、ハーフステッチの針落点
Qi+1 ,Qi+2 が連続し、かつ、針落点Qi+1 の方が深
く入り込んでいる場合、ベクトルQiQi+2 に基づいて
X軸51を設定することにより(S81)針落点Qi+1
がハーフステッチであることを検出することができる
(S93)。ところが、この針落点Qi+1 と針落点Qi+
3 との間にX軸53を設定すると、針落点Qi+2 をハー
フステッチでないと判断してしまう。
【0041】そこで、針落点Qi+1 がハーフステッチで
ある場合は、その針落点Qi+1 を削除し、Qi+2 ,Qi+
3 ,……をQi+1 ,Qi+2 ,……とするのである(S9
5)。また、このときはS89を通らず、直接S91へ
移行する。すると、続くS81では、針落点Qiと元の
針落点Qi+3 (現在Qi+2 )との間にX軸55が設定さ
れ、元の針落点Qi+2 (現在Qi+1 )もハーフステッチ
であることが検出できる。なお、S93でセットされた
ハーフステッチフラグは、S3で設定された針落点Pi
と対応付けてRAM25に記憶される。このため、S9
5による添え字の変更を行っても、ハーフステッチフラ
グが対応する針落点は変化しない。
【0042】S81〜S95の処理を繰り返して、2≦
i+1≦n−1なる全ての針落点Qi+1 にS85,87
によるハーフステッチの判断を行うと、S91にて肯定
判断して図6の処理へ移行する。なお、i+1=n−1
である針落点Qi+1 がハーフステッチでない場合は、S
89にてiが1加算されることによってS91にて肯定
判断され、ハーフステッチである場合は、S94にてn
が1減算されることによってS91にて肯定判断され
る。
【0043】図6へ戻って、続くS97では、偶数側の
針落点で点列{Qi}を設定し、S98にて同様のハー
フステッチフラグ設定処理(図7)を実行する。なお、
このとき、S77で設定される方向フラグVの値は一般
的に変化し、しきい値m等も点列{Qi}の配置等に応
じて変化する。偶数側の針落点に対してもハーフステッ
チフラグ設定処理(S98)が終了すると、S99へ移
行する。S99では、ハーフステッチフラグがセットさ
れた針落点を無視して、それ以外の仮輪郭の針落点を、
奇数側同士および偶数側同士で線分で結び、ブロックを
作成して一旦処理を終了する。
【0044】以上説明したブロックデータ作成ルーチン
の具体例を、図11に示す。図11(A)に例示する一
針データ61に対して、上記ルーチンでは、図11
(B)に例示するように、ハーフステッチの針落点を無
視して輪郭63a,63bを設定し、図11(C)に例
示するブロック63を作成することができる。なお、図
11(A)〜(C)に例示した図形は、キーボード15
またはマウス17からの入力に応じて、所望のものをC
RT13上に表示することができる。
【0045】以上詳述したように、本実施の形態では、
直交座標系を設定してその座標軸成分(Yi+1 )および
座標軸の方向(方向フラグV)を参照する簡単な処理に
よってハーフステッチの針落点を検出することができ
る。このため、装置の製造コストを低減したり、処理速
度を向上させたりすることができる。また、しきい値m
も適宜設定しているので(S77)、ハーフステッチを
正確に検出することができ、ハーフステッチの針落点は
使わずに上記直交座標系を設定しているので(S9
5)、ハーフステッチを一層正確に検出することができ
る。
【0046】なお、上記実施の形態において、S81の
処理およびその処理のプログラムを記憶したROM23
の記憶領域が線分想定手段および座標系設定手段に、S
83の処理の内のY軸相対座標Yi+1 を算出する処理お
よびその処理のプログラムを記憶したROM23の記憶
領域が第2成分算出手段に、S77の処理の内の方向フ
ラグVを設定する処理およびその処理のプログラムを記
憶したROM23の記憶領域が方向判断手段に、S8
5,87の処理およびその処理のプログラムを記憶した
ROM23の記憶領域がハーフステッチ判断手段に、そ
れぞれ相当する。
【0047】また、本発明は上記実施の形態になんら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実
施の形態では、縫製順に従ってハーフステッチの検出を
行っているが、更に逆方向にも同様の検出を行ってもよ
い。次に、この場合の処理について説明する。
【0048】この場合、S75,98のハーフステッチ
フラグ設定処理では、図7の処理に続いて図12に示す
処理を実行する。なお、図7の処理と図12の処理とで
は、検出の方向が異なるのみであるので、相違点につい
て説明する。また、図12の処理開始時には、点列{Q
i}はS95による変更前の状態に戻される。
【0049】図12に示すように、先ず、図7と同様に
しきい値m,方向フラグV,針落点数nをセットし(S
101)、続いて、iにnを、変数kに1を、それぞれ
代入する(S103)。ここで、図7の処理では、ハー
フステッチの針落点を検出する度にnの値を減算してい
た(S94)。すなわち変数iの終点を補正していた。
これに対して、本ルーチンでは、ハーフステッチの針落
点を検出する度に変数iの始点を補正する必要がある。
変数kはこの始点を表す変数である。そこで、処理開始
時には、kを1に設定する。
【0050】続くS105では、図7とは逆方向に、針
落点QiからQi-2 へ向かうベクトルをX軸として直交
座標系を設定する。続いて、S107〜S111へ移行
し、Qi+1 に対して図7で行ったのと同様に、Qi-1 に
対し、方向フラグVi-1 およびY軸相対座標(Yi-1 )
を算出し(S107)、それらを方向フラグVおよびし
きい値mのと比較して(S109,111)、針落点Q
i-1 がハーフステッチであるか否かを判断する。ハーフ
ステッチでない場合(S109またはS111でNO)
は、iを1減算し(S113)、i−1=kとならなけ
れば(S115:NO)S105へ移行する。
【0051】また、針落点Qi-1 がハーフステッチであ
る場合(S109およびS111でYES)は、針落点
Qi-1 に対してハーフステッチフラグをセットし(S1
17)、kを1加算して(S119)、S121へ移行
する。S121では、針落点Qi-1 を点列{Qi}から
除き、針落点Qi-2 以前の点列{Qi}の添え字を1加
算して、前述のS115へ移行する。すなわち、……,
Qi-3 ,Qi-2 を……,Qi-2 ,Qi-1 とする。そし
て、i−1=kとなると図6の処理へ移行する。
【0052】以上の処理により、図7の処理とは逆方向
にハーフステッチの検出を行うことができる。次に、こ
の処理の効果を説明する。図13に例示するように、ハ
ーフステッチの針落点Q2 ,Q3 が連続し、針落点Q3
の方が深く入り込むことによって、針落点Q1 ,Q2 ,
Q3 がほぼ一直線上に配設される場合、ベクトルQ1Q3
に基づいてX軸71を設定しても(S81)針落点Q2
がハーフステッチであることを検出できない。これに
対して、逆方向にハーフステッチの検出を行う場合、先
ず、ベクトルQ4 Q2 に基づいてX軸73を設定するこ
とにより(S105)針落点Q3 がハーフステッチであ
ることを検出し(S113)、続いて、ベクトルQ4 Q
1 に基づいてX軸75を設定することにより(S10
5)針落点Q2 もハーフステッチであることを検出する
ことができる(S105)。
【0053】このように、双方向からハーフステッチの
検出を行う場合、ハーフステッチの針落点が連続して
も、ほとんどの場合に各ハーフステッチの針落点を検出
することができる。従って、ハーフステッチの針落点を
一層正確に検出することができ、一層良好なブロックデ
ータを作成することができる。なお、この場合、S81
の処理およびその処理のプログラムを記憶したROM2
3の記憶領域が第1線分想定手段に、S105の処理お
よびその処理のプログラムを記憶したROM23の記憶
領域が第2線分想定手段に、それぞれ相当する。また、
本発明の刺繍データ処理装置は、刺繍ミシンに一体に組
み込んでもよい。更に、本発明は、ハーフステッチの検
出を必要とする処理であれば、ブロックデータの作成以
外にも種々の用途に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたパソコンの構成を概略的に
表すブロック図である。
【図2】そのパソコンが実行する輪郭データ検出処理を
表すフローチャートである。
【図3】その輪郭データ検出処理の続きを表すフローチ
ャートである。
【図4】その輪郭データ検出処理の更に続きを表すフロ
ーチャートである。
【図5】その輪郭データ検出処理における輪郭点の検出
原理を表す説明図である。
【図6】その処理のブロックデータ作成ルーチンを表す
フローチャートである。
【図7】その処理のハーフステッチフラグ設定ルーチン
を表すフローチャートである。
【図8】方向フラグVの設定方法を例示する説明図であ
る。
【図9】方向フラグVi+1 の設定方法を例示する説明図
である。
【図10】針落点の添え字変更による効果を例示する説
明図である。
【図11】上記ブロックデータ作成ルーチンの具体例を
例示する説明図である。
【図12】逆方向のハーフステッチフラグ設定ルーチン
を表すフローチャートである。
【図13】双方向にハーフステッチの検出を行う効果を
例示する説明図である。
【図14】従来技術の課題を表す説明図である。
【符号の説明】
1…パソコン 11…パソコン本体 13…C
RT 21…CPU23…ROM 25…RA
M 31…フロッピディスクドライバ63…
ブロック 63a,63b…輪郭 Pi,Qi…針
落点

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジグザグに配設された針落点の位置デー
    タを縫製順に備えた刺繍データから、刺繍模様の内側の
    輪郭の手前に配設されるハーフステッチの針落点を検出
    する刺繍データ処理装置であって、 上記ジグザグの頂点を構成する針落点のi(iは自然
    数)番目の点とi+4番目の点とを結ぶ線分を想定する
    線分想定手段と、 上記頂点を構成する針落点のi+2番目の点が、上記想
    定された線分に対して、上記頂点を構成する針落点のi
    +1番目またはi+3番目の点と同様の側に存在する場
    合、そのi+2番目の点をハーフステッチの針落点と判
    断するハーフステッチ判断手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍データ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記ハーフステッチ判断手段が、上記i
    +2番目の点が上記線分から所定距離以上離れていると
    きにのみ、その点をハーフステッチの針落点と判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の刺繍データ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記i番目の点から上記i+4番目の点
    に向けて第1の座標軸を配設すると共に、そのi番目の
    点を原点として直交座標系を設定する座標系設定手段
    と、 該設定された直交座標系で、上記i+2番目の点に対し
    て、上記第1の座標軸と直交する第2の座標軸成分を算
    出する第2成分算出手段と、 上記第2の座標軸が、上記i+1番目の点またはi+3
    番目の点に対してどちら側に向いているかを判断する方
    向判断手段と、 を更に備え、 上記ハーフステッチ判断手段が、上記第2成分算出手段
    により算出された第2の座標軸成分、および上記方向判
    断手段の判断結果に基づいて、上記i+2番目の点がハ
    ーフステッチの針落点であるか否かを判断することを特
    徴とする請求項1または2記載の刺繍データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記線分想定手段が、 iを2つづつ増加させながら順次上記線分を想定し、上
    記針落点のi番目の点が上記ハーフステッチ判断手段に
    よりハーフステッチの針落点であると判断されている場
    合、上記i番目の点の代わりに上記針落点のi−2k番
    目の点(kはその針落点がハーフステッチの点でなくな
    る最小の自然数)を使用して上記線分を想定する第1線
    分想定手段と、 iを2つづつ減少させながら順次上記線分を想定し、上
    記針落点のi+4番目の点が上記ハーフステッチ判断手
    段によりハーフステッチの針落点であると判断されてい
    る場合、上記i+4番目の点の代わりに上記針落点のi
    +4+2k番目の点(kはその針落点がハーフステッチ
    の点でなくなる最小の自然数)を使用して上記線分を想
    定する第2線分想定手段とを備え、 上記ハーフステッチ判断手段が、上記i+2番目の点が
    上記第1線分想定手段または上記第2線分想定手段のい
    ずれかに想定された線分に対して、上記i+1番目また
    はi+3番目の点と同様の側に存在する場合、そのi+
    2番目の点をハーフステッチの針落点と判断することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の刺繍データ
    処理装置。
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