JPH05192465A - 刺繍用運針データ変更装置 - Google Patents

刺繍用運針データ変更装置

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JPH05192465A
JPH05192465A JP4032619A JP3261992A JPH05192465A JP H05192465 A JPH05192465 A JP H05192465A JP 4032619 A JP4032619 A JP 4032619A JP 3261992 A JP3261992 A JP 3261992A JP H05192465 A JPH05192465 A JP H05192465A
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常工 葛西
Akinori Kuroda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍柄の仕上り寸法を変更するときに針落ち
点の位置を適正化する。 【構成】 ステップ1で読込んだ運針データに基づき、
ステップ2で針落ち点がなす角度θを算定し、この角度
θが判定角αより大きいか否かで該当する柄がランニン
グステッチであるかを判定し、角度θが判定角βより小
さいか否かでサテンステッチであるかを判定する。そし
て、ステップ4でランニングステッチの運針データを変
更演算し、ステップ8でサテンステッチの運針データを
変更演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば刺繍用ミシン等
の刺繍機で作成する刺繍柄を拡大、縮小したりするとき
に、刺繍用運針データを変更するのに好適に用いられる
刺繍用運針データ変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タブレット等の柄作成機を用い
て刺繍原図の輪郭を読取り、刺繍柄の模様や針密度等を
選択することにより、ステッチデータとしての運針デー
タを作成することは知られている。
【0003】この種の従来技術による運針データは、刺
繍針を刺繍布に対して運針させるときの各針落ち点の位
置を座標位置データまたは各針落ち点の相対的差分値デ
ータとして構成するようにしている。そして、刺繍柄の
仕上り寸法を拡大、縮小したりして仕上り寸法を変更す
る場合には、各針落ち点の座標位置データまたは相対的
差分値データを比例計算により変更するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、刺繍柄の仕上り寸法を変更する場合に、各
針落ち点の座標位置データまたは相対的差分値データを
単純に比例計算し、各針落ち点間の間隔を拡大、縮小し
たりしているに過ぎないので、変更後の運針データに基
づいて刺繍柄を作成した場合に、各針落ち点間の間隔が
大きくなり過ぎたり、小さくなり過ぎたりして不適当に
なり、刺繍柄の品質が悪くなるという問題がある。
【0005】また、刺繍柄には、糸の歩きで柄が構成さ
れるランニングステッチ(図5参照)等の刺繍柄と、糸
の並びで柄が構成されるサテンステッチ(図7参照)等
の刺繍柄とがあり、例えば、サテンステッチの場合には
刺繍糸の太さを変えて刺繍柄を作成したときに、刺繍糸
間の間隔が粗くなったり、密になったりして、刺繍柄の
品質が悪くなるという問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は刺繍柄の寸法を拡大、縮小した
り、刺繍糸の太さを変えたりして刺繍用運針データを変
更するときに、該当する刺繍柄がランニングステッチで
あるか、サテンステッチであるかを確実に識別すること
ができ、それぞれの刺繍柄に応じた運針データの変更演
算を行うことにより、変更後の刺繍柄の品質を向上でき
るようにした刺繍用運針データ変更装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成は、刺繍用の運針データを
読込むデータ読込み手段と、該データ読込み手段からの
運針データに基づき、任意の針落ち点に対して前,後の
針落ち点がなす角度を算定する角度算定手段と、該角度
算定手段で算定した角度が第1の判定角より大きいかを
比較し、前記各針落ち点による柄が糸の歩きで構成され
る柄であるか否かを判定する第1の柄判定手段と、前記
角度算定手段で算定した角度が第2の判定角よりも小さ
いかを比較し、前記各針落ち点による柄が糸の並びで構
成される柄であるか否かを判定する第2の柄判定手段
と、前記第1の柄判定手段により糸の歩きで柄が構成さ
れていると判定したときに、この柄中の針落ち点の数を
変更すべく、前記運針データを変更演算する第1の変更
演算手段と、前記第2の柄判定手段により糸の並びで柄
が構成されていると判定したときに、この柄中の針落ち
点の数を変更すべく、前記運針データを変更演算する第
2の変更演算手段とからなる。
【0008】この場合、前記第1の変更演算手段は変更
前の針落ち点の数Sと変更後の針落ち点の数Tとを所定
の整数Kで割算し、これらの割算値S/K,T/Kに基
づき変更後の針落ち点の位置を演算してなる構成とする
のがよい。
【0009】また、前記第2の変更演算手段は変更前の
各針落ち点を奇数番目の針落ち点と偶数番目の針落ち点
とに振分け、変更前の針落ち点の数Sと変更後の針落ち
点の数Tとを所定の整数Kで割算し、これらの割算値S
/K,T/Kに基づき変更後の針落ち点の位置を奇数番
目と偶数番目とでそれぞれ演算してなる構成とするのが
よい。
【0010】そして、前記整数Kは1または前記針落ち
点の数S,Tの公約数とするのが好ましい。
【0011】
【作用】上記構成により、各針落ち点がなす角度に基づ
き該当する柄が糸の歩きで柄が構成されるランニングス
テッチ等の刺繍柄であるか、糸の並びで柄が構成される
サテンステッチ等の刺繍柄であるかを識別でき、それぞ
れの刺繍柄に応じた運針データの変更演算を行うことが
できる。
【0012】また、変更前の針落ち点の数Sと変更後の
針落ち点の数Tとをその公約数または1からなる整数K
で割算し、変更前の各針落ち点間を結ぶ線分を割算値T
/Kで等分するようにすれば、該当する柄の部分に変更
前の各針落ち点を含んで(S/K)×(T/K)個の仮
の針落ち点を生成でき、これらの仮の針落ち点のうち、
割算値S/K番目毎の針落ち点を変更後の針落ち点とし
て選定することにより、運針データの補間や間引きを適
正に行うことができる。
【0013】一方、前記整数Kを1または公約数以外の
数とした場合には、該当する柄の最終部に端数が生じ、
最終部の糸の並びや針落ち点の間隔が他の部分と異って
しまうので、この端数分を演算結果の各点に割振る必要
が生じ好ましくない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図8に基
づき説明する。
【0015】図において、1は刺繍用運針データの記憶
手段を構成するフロッピーディスク装置を示し、該フロ
ッピーディスク装置1はタブレット等の柄作成機(図示
せず)で作成した運針データをフロッピーディスク等の
記憶媒体を介して後述のコントロールユニット5に読込
ませると共に、変更後の運針データを他のフロッピーデ
ィスク等に記憶させるようになっている。
【0016】2はコントロールユニット5に操作指令信
号を出力する指令手段としてのキーボード、3は運針デ
ータ等を表示する表示手段としてのディスプレイを示
し、該ディスプレイ3はフロッピーディスク装置1から
コントロールユニット5に読込んだ運針データを図3に
例示する如く表示すると共に、変更後の運針データ等も
表示するようになっている。
【0017】4は刺繍用ミシン等の刺繍機を示し、該刺
繍機4は、例えばコントロールユニット5から出力され
る変更後の運針データに基づき駆動され、刺繍布に仕上
り寸法等が変更された刺繍柄を作成する。
【0018】5はマイクロコンピュータ等からなり、刺
繍用運針データ変更装置の本体を構成するコントロール
ユニットを示し、該コントロールユニット5は入力側に
フロッピーディスク装置1およびキーボード2等が接続
され、出力側にはフロッピーディスク装置1、ディスプ
レイ3および刺繍機4等が接続される。そして、該コン
トロールユニット5はその記憶回路内に図2に示すプロ
グラム等が格納され、運針データの変更処理等を行う。
また、該コントロールユニット5の記憶回路にはその記
憶エリア5A内に、角度判定用の判定角α,β(α>
β)等が格納され、例えば判定角αは120度程度、判
定角βは60度程度の角度に設定される。
【0019】本実施例による刺繍用運針データ変更装置
は上述の如き構成を有するもので、次にコントロールユ
ニット5による運針データの変更処理について図2ない
し図8を参照して説明する。
【0020】まず、キーボード2の操作によって処理動
作を開始すると、ステップ1でフロッピーディスク装置
1から変更前の運針データを読込み、この運針データに
よる針落ち点N0 ,N1 ,N2 ,…(全体として針落ち
点Nという)等をディスプレイ3で図3に示す如く表示
させる。この場合、針落ち点N0 は刺繍柄の開始点に該
当し、刺繍針がその後針落ち点N1 ,N2 ,…の位置に
運針されることにより、例えば針落ち点N0 ,N1 ,…
N6 間に縫付けられる刺繍糸6によってランニングステ
ッチとなる第1の柄部分7が作成され、針落ち点N9 ,
N10,…N18間に縫付けられる刺繍糸8によってサテン
ステッチとなる第2の柄部分9が作成される。
【0021】次に、ステップ2では前記運針データに基
づき、例えば図4に示すように任意の針落ち点Ni (i
=1 ,2 ,3 ,…)に対して前,後の針落ち点Ni-1 ,
Ni+1 がなす角度θを、
【0022】
【数1】 として算定する。
【0023】この場合、針落ち点Ni-1 ,Ni ,Ni+1
は運針データによりX,Y座標位置データまたは相対的
差分値データとして与えられるから、このデータに基づ
き針落ち点Ni-1 ,Ni ,Ni+1 間の寸法a,b,cは
求められ、これらの寸法a,b,cにより数1の式から
角度θを算定する。そして、各針落ち点Nがなす角度θ
を算定した後、ステップ3に移って角度θが、例えば1
20度程度の判定角αより大きいか否かを判定する。
【0024】ここで、ステップ3により「YES」と判
定したときには、図3に示す柄部分7のように針落ち点
N0 ,N1 ,…N6 間の角度θが大きく、この部分が刺
繍糸6の歩きで柄が構成されるランニングステッチ等の
刺繍柄であると判定できるから、ステップ4に移って該
当する柄部分7を、例えば仕上り寸法が縮小されるよう
に下記の如く変更演算する。この場合、柄部分7を単純
に縮小したときには、針落ち点N0 ,N1 ,…N6 間の
間隔が過剰に小さくなり、刺繍柄の仕上りが密になるの
で、変更前の針落ち点Nの数S(例えばS=6)を減少
させ、針落ち点Nの幾つかを間引く必要がある。
【0025】そこで、柄部分7の針落ち点Nの数S(S
=6)を変更後の針落ち点Nの数T(例えばT=4)ま
で減少させる場合の変更演算について図5,図6を参照
して説明する。この場合、開始点となる針落ち点N0 の
位置は変わることがないので、柄部分7は変更前の針落
ち点N1 ,N2 ,…N6 から6個(S=6)の針落ち点
Nで構成されている。
【0026】まず、前記針落ち点Nの数S,Tの公約数
または1からなる整数Kを求める。S=6,T=4の場
合、公約数は2となるが、整数KをK=1とした場合で
も同様の結果が得られるので、K=1として変更演算を
行う。そして、針落ち点Nの数S,Tを整数Kで、
【0027】
【数2】P=S/K, Q=T/K として割算し、割算値P=6,Q=4を求める。
【0028】次に、変更前の各針落ち点N0 ,N1 ,…
N6 間の線分を割算値Qに基づきそれぞれ4等分するよ
うに、該当する柄部分7に変更前の針落ち点Nを含んで
合計P×Q個、即ち24個の仮の針落ち点N′を図6中
に示す如く生成する。
【0029】そして、これらの仮の針落ち点N′(針落
ち点N1 ,N2 ,…N6 を含む)のうち割算値P番目
毎、即ち6番目毎の仮の針落ち点N′(針落ち点N3 ,
N6 を含む)を変更後の針落ち点N1 ′,N2 ′,N3
′,N4 ′として選定し、これらのX,Y座標位置デ
ータから変更後の針落ち点N1 ′,N2 ′,N3 ′,N
4′の位置を求めることによって運針データの変更演算
を行う。
【0030】かくして、図2に示すステップ4でランニ
ングステッチとなる柄部分7の運針データを変更演算し
た後には、ステップ5に移って変更後の運針データをフ
ロッピーディスク装置1または刺繍機4等に出力し、ス
テップ6でリターンさせる。なお、ステップ4で運針デ
ータを変更演算しているときには、演算途中の状態を図
5,図6に示す如くディスプレイ3上で表示するように
すればよい。
【0031】一方、ステップ3で「NO」と判定したと
きには、ステップ7に移って各針落ち点Nがなす角度θ
が、例えば60度程度の判定角βよりも小さいか否かを
判定し、「YES」と判定したときには図3に示す柄部
分9のように針落ち点N9 ,N10,N11,…N18間の角
度θが小さく、この部分が刺繍糸8の並びで柄が構成さ
れるサテンステッチ等の刺繍柄であると判定できるか
ら、ステップ8に移ってサテンステッチからなる柄部分
9の運針データを変更演算する。
【0032】この場合、例えば柄部分9の仕上り寸法を
単純に拡大したり、刺繍糸8の太さを細くしたときに
は、図7に示す如く奇数番目の針落ち点N9 ,N11,N
13,N15,N17間の間隔および偶数番目の針落ち点N1
0,N12,N14,N16,N18間の間隔が過剰に大きくな
ったり、刺繍糸8の間隔が大きくなったりして刺繍柄の
仕上りが粗くなるので、変更前の奇数番目および偶数番
目の針落ち点Nの数S(例えばS=8)とを適宜に増加
させ、針落ち点Nを補間する必要がある。
【0033】そこで、変更前の柄部分9の針落ち点Nを
奇数番目の針落ち点N9 ,N11,…N17と偶数番目の針
落ち点N10,N12,…N18とに振分け、両者の変更前の
針落ち点Nの数S(S=8)を変更後の針落ち点Nの数
T(例えばT=10)まで増加させる場合の変更演算に
ついて図7,図8を参照して説明する。この場合、針落
ち点N9 ,N10は開始点となり、その位置が変わること
はないので、柄部分9は変更前の針落ち点N11,N12,
…N18が奇数番目と偶数番目とで合計8個(S=8)の
針落ち点Nで構成される。
【0034】まず、変更前の針落ち点Nの数Sと変更後
の針落ち点の数Tとに基づきその公約数または1からな
る整数Kを求める。この場合、S=8,T=10である
から、K=2として、前記数2の式により割算値P,Q
をそれぞれP=4,Q=5として演算する。
【0035】次に、奇数番目の各針落ち点N9 ,N11,
…N17間の線分と偶数番目の各針落ち点N10,N12,…
N18間の線分とを割算値Qに基づきそれぞれ5等分する
ように、該当する柄部分9に変更前の針落ち点Nを含ん
で合計P×Q個、即ち20個の仮の針落ち点N′を奇数
番目と偶数番目とでそれぞれ図8に示す如く生成する。
【0036】そして、奇数番目の仮の針落ち点N′(針
落ち点N11,N13,…N17を含む)のうち割算値P番目
毎、即ち4番目毎の仮の針落ち点N′を変更後の針落ち
点N11′,N13′,N15′,N17′,N19′として選定
すると共に、偶数番目の仮の針落ち点N′(針落ち点N
12,N14,…N18を含む)のうち、4番目毎の仮の針落
ち点N′を変更後の針落ち点N12′,N14′,N16′,
N18′,N20′として選定し、これらのX,Y座標位置
データから変更後の針落ち点N11′,N12′,…N20′
の位置を求めることによって運針データの変更演算を行
う。
【0037】次に、図2に示すステップ8でサテンステ
ッチとなる柄部分9の運針データを変更演算した後に
は、ステップ5に移って変更後の運針データを出力し、
ステップ6でリターンさせる。そして、ステップ8で変
更演算をしているときも、演算途中の位置データ等を図
7,図8に示す如くディスプレイ3上で表示させる。
【0038】かくして、本実施例によれば、柄部分7,
9がランニングステッチであるか、サテンステッチであ
るかを各針落ち点Nがなす角度θに基づき識別し、それ
ぞれの柄部分7,9毎に運針データの変更演算を行う構
成としたから、刺繍柄の仕上り寸法を拡大、縮小した
り、刺繍糸6,8の太さを変えたりしたときに、変更後
の針落ち点N1 ′,N2 ′,…N4 ′間の間隔、奇数番
目の針落ち点N11′,N13′,…N19′間の間隔および
偶数番目の針落ち点N12′,N14′,…N20′間の間隔
等を適正化することができ、運針データの間引きや補間
を、針落ち点の数S,T等をキーボード2の操作で入力
するだけで簡単に行うことができる。
【0039】従って、本実施例では、刺繍柄の仕上り寸
法を拡大、縮小したり、刺繍糸6,8等の太さを変えた
りするときに、該当する刺繍柄の柄部分7,9等がラン
ニングステッチであるか、サテンステッチであるかを確
実に識別でき、それぞれの柄に応じた運針データの変更
演算を行うことができると共に、変更後の刺繍柄が密に
なったり、粗くなったりするのを確実に防止でき、刺繍
柄の品質を効果的に向上できる等、種々の効果を奏す
る。
【0040】なお、前記実施例では、図2に示すプログ
ラムのうち、ステップ1が本発明の構成要件であるデー
タ読込み手段の具体例を示し、ステップ2が角度算定手
段の具体例を示し、ステップ3が第1の柄判定手段の具
体例、ステップ7が第2の柄判定手段の具体例をそれぞ
れ示し、ステップ4、ステップ8が第1、第2の変更演
算手段の具体例をそれぞれ示している。
【0041】また、前記実施例では、変更前の針落ち点
Nを結ぶ線分上に仮の針落ち点N′を生成するものとし
て述べたが、これに替えて、例えば図5に仮想線で示す
如く針落ち点N0 ,N1 ,N2 ,N3 等を円弧状の曲線
11で結び、この曲線11上に仮の針落ち点を生成して
変更後の針落ち点を変更演算により求めるようにしても
よい。
【0042】さらに、前記実施例では、運針データの記
憶手段をフロッピーディスク装置1によって構成するも
のとして述べたが、これに替えて、テープリーダ等を用
いてもよく、またはタブレット等の柄作成機から直接運
針データを読込むようにしてもよい。さらに、通信回線
等を介してコントロールユニット5の入力側を柄作成機
等に接続するようにしてもよく、コントロールユニット
5の出力側を刺繍機4等に通信回線等を介して接続する
ようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、運針
データに基づき各針落ち点がなす角度から該各針落ち点
による柄が糸の歩きで構成される柄であるか、糸の並び
で構成される柄であるかを判定し、それぞれの柄に応じ
た運針データの変更演算を行う構成としたから、刺繍柄
の仕上り寸法を変えたり、糸の太さを変えたりするとき
に、例えば変更前の針落ち点の数Sと変更後の針落ち点
の数Tとをその公約数または1からなる整数Kで割算
し、これらの割算値S/K,T/Kに基づき変更後の針
落ち点の位置を演算するようにすれば、各針落ち点の位
置を適正化でき、刺繍柄の品質を確実に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による運針データ変更装置を示
す制御ブロック図である。
【図2】運針データの変更処理を示す流れ図である。
【図3】刺繍柄の針落ち点等を示す説明図である。
【図4】各針落ち点がなす角度を算定するための説明図
である。
【図5】図3中に示す第1の柄部分の拡大図である。
【図6】図5中の針落ち点を変更する状態を示す説明図
である。
【図7】図3中に示す第2の柄部分の拡大図である。
【図8】図7中の針落ち点を変更する状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク装置 2 キーボード 3 ディスプレイ 4 刺繍機 5 コントロールユニット 6,8 刺繍糸 7,9 柄部分 N1 ,N2 ,…N6 ,N11,N12,…N18
変更前の針落ち点 N1 ′,N2 ′,…N4 ′,N11′,N12′…N20′
変更後の針落ち点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍用の運針データを読込むデータ読込
    み手段と、該データ読込み手段からの運針データに基づ
    き、任意の針落ち点に対して前,後の針落ち点がなす角
    度を算定する角度算定手段と、該角度算定手段で算定し
    た角度が第1の判定角より大きいかを比較し、前記各針
    落ち点による柄が糸の歩きで構成される柄であるか否か
    を判定する第1の柄判定手段と、前記角度算定手段で算
    定した角度が第2の判定角よりも小さいかを比較し、前
    記各針落ち点による柄が糸の並びで構成される柄である
    か否かを判定する第2の柄判定手段と、前記第1の柄判
    定手段により糸の歩きで柄が構成されていると判定した
    ときに、この柄中の針落ち点の数を変更すべく、前記運
    針データを変更演算する第1の変更演算手段と、前記第
    2の柄判定手段により糸の並びで柄が構成されていると
    判定したときに、この柄中の針落ち点の数を変更すべ
    く、前記運針データを変更演算する第2の変更演算手段
    とから構成してなる刺繍用運針データ変更装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の変更演算手段は変更前の針落
    ち点の数Sと変更後の針落ち点の数Tとを所定の整数K
    で割算し、これらの割算値S/K,T/Kに基づき変更
    後の針落ち点の位置を演算してなる請求項1に記載の刺
    繍用運針データ変更装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の変更演算手段は変更前の各針
    落ち点を奇数番目の針落ち点と偶数番目の針落ち点とに
    振分け、変更前の針落ち点の数Sと変更後の針落ち点の
    数Tとを所定の整数Kで割算し、これらの割算値S/
    K,T/Kに基づき変更後の針落ち点の位置を奇数番目
    と偶数番目とでそれぞれ演算してなる請求項1に記載の
    刺繍用運針データ変更装置。
  4. 【請求項4】 前記整数Kは1または前記数S,Tの公
    約数である請求項2または3に記載の刺繍用運針データ
    変更装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10235052A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍データ生成装置
WO2000036203A1 (fr) * 1998-12-14 2000-06-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de preparation des donnees relatives a la couture sur une machine a coudre

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