JPH08141245A - 縫目データ編集装置 - Google Patents

縫目データ編集装置

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JPH08141245A
JPH08141245A JP28766594A JP28766594A JPH08141245A JP H08141245 A JPH08141245 A JP H08141245A JP 28766594 A JP28766594 A JP 28766594A JP 28766594 A JP28766594 A JP 28766594A JP H08141245 A JPH08141245 A JP H08141245A
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stitch
refraction
point
data
points
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JP28766594A
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Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一針データの刺繍模様に対して拡大・縮小、
斜め変形、或は、糸密度変更を可能とする。 【構成】 屈折点における屈折の方向が奇数番屈折点と
偶数番屈折点では逆であって、奇数番屈折点どうしを結
んだ線分と偶数番屈折点どうしを結んだ線分とをそれぞ
れ画定し(ステップ21,ステップ22)、連続する線
分が所定の条件を満たす場合、連続する線分を一連の線
分とし、一連の線分の端点をブロックの頂点する(ステ
ップ23〜ステップ37)。そして、拡大・縮小、斜め
変形、或は、糸密度変更がなされたときには、ブロック
の頂点を予め決められた糸密度、或は、変更された糸密
度縫い潰すような一針データが演算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫目図形を形成する一
針ごとの針落ち点を表す一針データを編集可能な縫目デ
ータ編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミシンでは、針に対して布を
布送り装置で相対移動させて、文字や図柄などの刺繍図
柄や、ジグザグ縫いなどの実用縫い等を行なっている。
その布送り装置は、FDなどの外部記憶装置やROMな
どの内部記憶装置に予め記憶されてた制御データに基づ
き制御される。その制御データとしては、一針データと
ブロックデータと称されるデータがあり、それらのデー
タに基づき布送り装置がXY制御される。
【0003】この一針データは、刺繍図柄に一致した領
域に形成する一針ごとの針落ち位置(座標)を表すデー
タである。また、ブロックデータは、刺繍図形を四角形
や三角形(以後これらをブロックと呼ぶ)で分割した際
のその頂点を表わすデータとそのブロックでの糸密度
(糸量)を表わすデータとで構成され、ミシンのCPU
がそれら頂点の位置と糸密度に基づき各ブロックの外周
上や内部の針落ち位置(座標)が演算される。この糸密
度とは、縫目進行方向の単位長さに交差する糸の本数を
表わしており、縫目進行方向とサテンステッチの振り幅
の中心線とはほぼ一致する。そして、この糸密度が縫製
部分全体を通して同一であることが、品質が高いとされ
ている。更に、最近ユーザの嗜好の多様化に伴い、FD
やROMに記憶されたデータに基づき刺繍図柄を拡大・
縮小したり、斜めに変形する機能が制御データを作成す
るデータ作成装置には備えられている。
【0004】そのデータ作成装置でブロックデータの刺
繍図柄を拡大・縮小する場合、各ブロックを倍率に応じ
て拡大・縮小し、ブロックの形状と予め決められている
糸密度に基づきブロック外周上や内部の針落ち位置を設
定するので、予め決められた糸密度を維持して刺繍図柄
を拡大・縮小することができる。また、ブロックデータ
の刺繍図柄を斜め変形する場合、図10に示すように、
変形後の縫目進行方向の幅が減少しても、予め決められ
ている糸密度に基づき各針落ち点がブロックの外周上や
内部に設定される。しかし、このブロックデータは、個
々の針落ち位置のデータをブロックの形状や糸密度に基
づき設定するので、一針データと比べ針落ち位置の細か
な調整ができない。従って、きれいに刺繍図柄を縫製す
るために、多くの刺繍図形が一針データで作成され、F
DやROMに記憶されている。
【0005】また、この一針データの刺繍図形をデータ
作成装置で拡大・縮小する場合、針落ち点の座標を単純
に拡大・縮小するだけでは、サテンステッチやタタミス
テッチ(以後これらをまとめてサテン・タタミステッチ
と呼ぶ)で覆われる部分は糸と糸の間がすいたり(過
疎)、密になりすぎたり(過密)する。このような過疎
や過密が生じることなく、刺繍図柄を拡大・縮小するた
めには、サテン・タタミステッチの部分を検出すること
と、検出したサテン・タタミステッチの部分に対して糸
密度の補正を行なうこととが必要となる。サテン・タタ
ミステッチの部分を検出する方法として、特開平6−5
4968号公報に、糸密補正が必要なサテン・タタミス
テッチのデータの前後に糸密度補正区間の始りと終りを
表す制御データを予め入れておき、糸密度補正が必要な
区間を検出する方法が記載されている。
【0006】そして、その検出した糸密度補正が必要な
区間に対して糸密度補正をする方法については、特公昭
61−16193号公報で示された方法があった。例え
ば、図12(a)に示す縫目を2倍に拡大する場合、縫
目が反転する屈折点座標に所望の「2(拡大率)」を乗
じた後に(図12(b))、針落ち位置の内で、縫目が
ほぼ同様に反転する屈折点どうしの間を、即ち、偶数番
屈折点間、奇数番屈折点間をそれぞれ拡大率で分割する
分割点を求め、その分割点を針落ち点として加えて糸密
度を増加補正する(図12(c))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに一針データの刺繍図柄では、糸密度が設定された針
落ち点の分布状態に基づきデータ作成時に決められるの
で、使用者は糸密度を任意に変更することもできず、刺
繍図柄の編集時の自由度が乏しかった。例えば、布が薄
く布の縮みを防止するためや、糸が太く団子の発生を防
止するために少し糸密度を低下させたり、逆に、標準よ
りも細い糸を用いた場合の糸すけを防止するために、糸
密度を増加させることができないという問題点がある。
【0008】更に、上述したような糸密度補正方法では
一針データに対して、屈折点どうしの間を倍率に応じて
一律に分割しているので、糸密度を正しく補正できるの
はXY方向に等倍に拡大・縮小する場合だけであり、刺
繍図柄をX方向Y方向にそれぞれ別々の倍率で拡大・縮
小したり、XY方向のうち一方方向だけ拡大・縮小した
りする場合、糸密度が正しく補正されない。例えば、図
13(a)に示すように、X方向だけを2倍に拡大する
場合、図13(b)に示すように針落ち位置の座標値を
2倍した後に、上述のように屈折点どうしの間を分割し
て針落ち点を追加すると、糸密度「8/d」である部分
と糸密度「16/d」である部分とが生じて、糸密度が
不均一になり、縫製の品質が低下するという問題点があ
る(図13(c))。更に、元々糸密度「8/d」であ
った部分が糸密度「16/d」に増加されると、その糸
密度が増加した部分で糸が団子状になる恐れがある。ま
た、一針データの刺繍図柄を斜め方向に変形する場合、
変形自体は可能であるが、倍率に当たる数値が無いた
め、上述したような糸密度補正が不可能であった。
【0009】本発明の目的は、所望の糸密度で縫製する
ためのデータを一針データに基づき作成する装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の縫目データ編集装置は、一針
データに基づき所定の形状のブロックに対応する頂点を
演算する頂点演算手段と、ブロックに相当する縫製領域
内の糸量を設定する糸量設定手段と、頂点及び糸量に基
づき縫製領域内を縫い潰すための各針落ち位置を表すデ
ータを作成する作成手段とを備えている。
【0011】また、請求項2記載の縫目データ編集装置
は、前記針落ち位置のうちで縫目が反転する屈折点であ
って、前記屈折点における屈折の方向が奇数番屈折点と
偶数番屈折点では逆である屈折点より、奇数番屈折点ど
うしを結んだ奇数番屈折点線分と、偶数番屈折点どうし
を結んだ偶数番屈折点線分とを画定し、奇数番屈折点線
分上、偶数番屈折点線分上、並びに、それらの延長上に
前記ブロックの頂点を演算する頂点演算手段を備えてい
る。
【0012】そして、請求項3記載の縫目データ編集装
置は、縫目図柄を拡大、縮小、あるいは、変形する編集
手段と、縫目図柄を拡大、縮小、あるいは、変形する場
合、頂点及び糸量に基づきブロックを縫い潰すための各
針落ち位置を表すデータを作成する作成手段とを備えて
いる。
【0013】更に、請求項4記載の縫目データ編集装置
は、屈折点どうしを結ぶ連続する線分の間の距離、また
は、屈折角度が所定の条件になる区間に基づき頂点を演
算する頂点演算手段を備えている。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1記載の縫
目データ編集装置においては、頂点演算手段は、一針デ
ータに基づき所定の形状のブロックに対応する頂点を演
算する。糸量設定手段は、ブロックに相当する縫製領域
内の糸量を設定する。作成手段は、頂点及び糸量に基づ
き縫製領域内を縫い潰すための各針落ち位置を表すデー
タを自動的に作成する。
【0015】また、請求項2記載の縫目データ編集装置
においては、前記針落ち位置のうちで縫目が反転する屈
折点であって、前記屈折点における屈折の方向が奇数番
屈折点と偶数番屈折点では逆であり、頂点演算手段は、
奇数番屈折点どうしを結んだ奇数番屈折点線分と、偶数
番屈折点どうしを結んだ偶数番屈折点線分とを画定し、
奇数番屈折点線分上、偶数番屈折点線分上、並びに、そ
れらの延長上に前記ブロックの頂点を演算する。
【0016】そして、請求項3記載の縫目データ編集装
置においては、編集手段は、縫目図柄を拡大、縮小、あ
るいは、変形する。作成手段は、縫目図柄を拡大、縮
小、あるいは、変形する場合、頂点及び糸量に基づきブ
ロックを縫い潰すための各針落ち位置を表すデータを作
成する。
【0017】更に、請求項4記載の縫目データ編集装置
においては、屈折点どうしを結ぶ連続する線分の間の距
離、または、屈折角度が所定の条件になる区間に基づき
頂点を演算する頂点演算手段を備えている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。本実施例は、フラッシュメモリ(外部カー
ドメモリ)にあらかじめ記憶された、刺繍図形の一針ご
との針落ち位置を表すXY制御データで構成された一針
データ(座標値)を呼び出してX方向Y方向にそれぞれ
に独立に拡大・縮小したり、或は、斜めに変形したりす
る等、多様な変形操作をして新しい一針データを作成す
る、家庭用刺繍ミシンの刺繍データ作成装置に本発明を
適用した場合のものである。
【0019】まず、図示はしないが、家庭用刺繍ミシン
について簡単に触れておく。刺繍ミシンは、ミシンベッ
ド上に配置され加工布を保持する刺繍枠を、水平移動機
構により装置固有のXY座標系で示される所定位置に移
動させつつ、縫い針及び釜機構による縫い動作を行うこ
とにより、その加工布に所定の図柄の刺繍を施すように
なっている。
【0020】この場合、前記水平移動機構や針棒など
は、マイクロコンピュータなどから構成される制御装置
により制御されるようになっており、従って、一針毎の
加工布のXY方向の移動量(針落ち位置)を指示するた
めに、一針データに基づき各針落ち点間の相対移動量を
求め、制御装置は、刺繍動作を自動的に実行することが
可能となるのである。また、本実施例では、刺繍ミシン
にはフラッシュメモリ装置が設けられ、後述するフラッ
シュメモリにより、外部から刺繍データが与えられるよ
うに構成されている。本実施例に係わる刺繍データ作成
装置は、このような刺繍データを作成する機能を有する
ものである。
【0021】図1に示すように、刺繍データ作成装置1
は、基本的には、文字や画像を表示する液晶ディスプレ
イ2と、刺繍縫い目データの選択や拡大・縮小倍率の選
択や斜め変形の指示をするための操作キー3、4と、不
揮発性のフラッシュメモリからなるメモリカード6を着
脱可能な外部記憶装置7と、これらを接続された制御本
体部8とから構成されている。
【0022】次に、刺繍データ作成装置1では、図2に
示すように、前記制御本体部8に制御装置CDが内蔵さ
れ、この制御装置CDの入出力インターフェース12に
は、2つの操作キー3、4と、外部記憶装置7と、液晶
ディスプレイ(LCD)2に表示データを出力するため
のビデオRAMを有するディスプレイコントローラ(L
CDC)9とがそれぞれ接続されている。制御装置CD
は、CPU10と、このCPU10にデータバスなどの
バス13を介して接続された入出力インターフェース1
2と、ROM11およびRAM20から構成されてい
る。
【0023】ROM11には、後述の刺繍縫目ブロック
データ変換処理制御の制御プログラムが格納されてい
る。RAM20には、一針データを格納する刺繍データ
メモリ21、糸密度補正区間の針落ち屈折点を格納する
屈折点メモリ22、刺繍ブロックデータを格納する刺繍
ブロックデータメモリ23が、必要に応じて設けられて
いる。
【0024】次に、刺繍データ作成装置1の制御装置C
Dで行なわれる刺繍データ作成制御の刺繍縫目ブロック
データ変換処理ルーチンについて、図3のフローチャー
トに基いて説明する。以下の実施例の説明では、一針デ
ータの例として図6に示すような「船」と「波」を表す
一針データを例にあげながら説明する。
【0025】操作キー3の操作によってこの「船」と
「波」とが組合わさった刺繍模様が選択されると、あら
かじめ記憶されている一針データがフラッシュメモリ6
から読込まれ、刺繍データメモリ21に格納される(ス
テップ11)。次に、一針データから糸密度補正が必要
な区間及び必要でない区間が検出され、糸密度補正が必
要な区間からは補正区間内の屈折点が抽出される(ステ
ップ12)。ここでは、サテン・タタミステッチの始ま
りと終りを表す制御データが入っていない一針データ
を、一針データの折れ曲がりの角度や隣接する糸の間の
距離が予め設定された閾値以下である場合、その区間を
糸密度補正が必要な区間として自動的に検出する。
【0026】上記の糸密度補正区間検出処理により、例
えば、図6の船の一針データからは、区間W1 〜区間W
6 の6つの区間が検出され、このうち区間W1 ,W2
3,W6 はサテンステッチで縫製される領域なので糸
密度補正が必要と判明し、区間W4 ,区間W5 は走りス
テッチで縫製される領域なので糸密度補正は必要ないと
判明するのである。そして、糸密度補正が必要な区間、
例えば区間W1 に対しては、図7に示すような、縫目が
反転する点P1 〜点P46の座標値が屈折点メモリ22に
格納される。尚、縫目が反転すると判断するのは、屈折
の角度が45度以下であり、かつ、奇数番屈折点におけ
る屈折の方向と偶数番屈折点における屈折の方向が逆に
なる場合と、予め設定されている。
【0027】次に、区間を指すインデックiが「1」が
設定され(ステップ13)、その後、iが総区間数Mを
超えているか否かが判定される(ステップ14)。iが
総区関数Mを超えていないと判定された場合(ステップ
14:YES)、i番目の区間は糸密度補正が必要な区
間か否かが調べられ(ステップ15)、糸密度補正が必
要な区間である場合(ステップ15:YES)、糸密度
補正区間ブロック変換処理制御(図4参照)が実行され
る。
【0028】この糸密度補正区間ブロック変換処理制御
が開始されると、まず、屈折点メモリ22に記憶されて
いる奇数番屈折点間と偶数番屈折点間をそれぞれ線分近
似し、線分の端点となる屈折点が求められる(ステップ
21,ステップ22)。奇数番屈折点間を線分近似して
線分の端点の集合Soを求める方法を、図7に示した奇
数番屈折点の点列P1 ,P3 ,P5 ,・・・,P45と図
5を参照しながら説明する。
【0029】まず、点P1 と点P5 (j=5)を結んで
その間の屈折点P3 から線分P15に下ろした垂線の長
さd3 が計算され、d3 が線分近似の閾値K以下か否か
が判定される。K以下と判定された場合(図5の(1)
の場合)、3点P1 ,P3 ,P5 は線分P15で近似で
きると判定されるので、次に点P1と点P7(j=7)を
結び、その間の屈折点P3 、P5 から線分P17に下ろ
した垂線の長さd3 ,d5 が計算され、d3 ,d5 がK
以下になるか否かが判定される。垂線の長さが全てK以
下と判定された場合(図5の(1)の場合)、点Pj
順に先に進められる(jが2づつ増やされる)。
【0030】そして、点P1 と点P23(j=23)を結
んだ時、点P21から線分P123に下ろした垂線の長さ
が初めてKを超えるので(図5の(2)の場合)、線分
123で近似されないと判定される。それまで最大近
似できたのは線分P121であるので、点P21を端点と
してSoに格納する。その後、点P1 を点P21で置き換
えて、j=25として、点P21と点P25を結び、点P23
から線分P2125下ろした垂線の長さがK以下か否かが
判定される、というようにそれまでの処理を繰り返し、
jが「45」を超えると処理が終了する。上記の一連の
処理により、Soには点P21と点P37との座標値が格納
される。
【0031】Seも同様の方法で求めることができ、図
6の偶数番屈折点の点列からは、Seに点P14と点P38
の座標値が格納される。図8は図7の屈折点から求めた
SoとSeの点の位置を示している。
【0032】次に、SoとSeとがマージされ、点番号
の小さい順に整列されて部分点列Sが作成されると共
に、LにSの個数が設定される(ステップ23)。例え
ば図7の例では、Sは点P14,P21,P37,P38(つま
りn1 =14,n2 =21,n3 =37,n4 =38)
からなる部分点列となり、Lは「4」となる。
【0033】次に、ブロック前奇数番頂点番号bに
「1」が設定され、jに「1」が設定される(ステップ
24)。その後、jがLを超えているか否がか判定され
(ステップ25)、超えていない(ステップ25:Ye
s)場合、次にnj が偶数であるか奇数であるかが判定
され(ステップ26)、偶数であると判定された場合、
ブロック後奇数番頂点番号aにnj −1が設定され(ス
テップ27)、次にjが1つ増やされ(ステップ2
8)、その後、4点Pbb+1aa+1 を頂点とする
ブロックが作成され、刺繍ブロックデータメモリ23に
格納される(ステップ32)。
【0034】例えば、図7と図8の例ではj=1のと
き、n1 =14が偶数であるので、a=13が設定さ
れ、jが1つ増やされて2となり、このときb=1であ
るので、4点P121314を頂点とするブロックが
作成されるのである。ステップ32の後、bにaが設定
され(ステップ33)、ステップ25に処理が戻る。
【0035】ステップ26に於いてnj が奇数と判定さ
れた場合、aにnj が設定され(ステップ29)、次に
j +1がnj+1 に等しくなるか否かが判定される(ス
テップ30)。等しくならないと判定された場合(ステ
ップ30:No)、次にjが1つ増やされ(ステップ2
8)、その後、4点Pbb+1aa+1 を頂点とする
ブロックが作成され、刺繍ブロックデータメモリ23に
格納される(ステップ32)。
【0036】例えば、図7と図8の例ではj=2のとき
に、n2 =21は奇数であるので、a=21が設定さ
れ、nj +1=n2 +1=22とnj+1 =n3 =37は
等しくないので、jが1つ増やされて3となり、このと
きb=13であるので、4点P13142122を頂点と
するブロックが作成されるのである。
【0037】ステップ30に於いてnj +1がnj+1
等しくなると判定された場合(ステップ30:Ye
s)、jは2つ増やされ(ステップ31)、その後、4
点Pbb+1aa+1 を頂点とするブロックが作成さ
れ、刺繍ブロックデータメモリ23に格納される(ステ
ップ32)。
【0038】例えば、図7と図8の例ではj=3のとき
に、n3 =37は奇数であるので、a=37が設定さ
れ、nj +1=n3 +1=38とnj+1 =n4 =38は
等しくなるので、jが2つ増やされて5となり、このと
きb=21であるので、4点P21223738を頂点と
するブロックが作成されるのである。
【0039】ステップ25に於てjがLを超えたと判定
されると、次に糸密度補正範囲の屈折点総数Nが偶数で
あるか奇数であるかが判定され(ステップ34)、偶数
と判定された場合、4点Pbb+1N-1N を頂点と
するブロックが作成され、刺繍ブロックデータメモリ2
3に格納される(ステップ35)。また、ステップ34
に於いてNが奇数と判定された場合、4点Pbb+1
NN-1 を頂点とするブロックが作成され、刺繍ブロッ
クデータメモリ23に格納される(ステップ36)。
【0040】例えば、図7と図8の例ではj=5のとき
にL=4を超えるのでステップ34に移行し、N=46
は偶数であり、このときb=37であるので、4点P37
384546を頂点とするブロックが作成されるのであ
る。
【0041】その後、刺繍データメモリ21の糸密度補
正区間の縫目データがブロックデータに置き換えられ
(ステップ37)、この制御を終了して図3の刺繍縫目
ブロックデータ変換処理制御のステップ17にリターン
する。
【0042】刺繍縫目ブロックデータ変換処理制御のス
テップ17では区間を指すインデックiが1つ増やされ
(ステップ17)、ステップ14に処理が戻る。ステッ
プ14に於いてiがMを超えたと判定されると(ステッ
プ14:No)、次にステップ18に移行する。
【0043】これまでの処理により糸密度補正が必要な
区間は全てブロックに変換される。例えば、図6の区間
1 は、図9に示すように4つのブロック、ブロックP
121314,ブロックP13142122,ブロック
21223738、ブロックP37384546に変換さ
れる。
【0044】次に、ユーザが指示する拡大・縮小、斜め
変形、糸密度増減等のさまざまな変形を刺繍ブロックデ
ータに対して行い(ステップ18)、その後、刺繍ブロ
ックデータを糸密度が予め決められた一定値(糸密度が
変更されなかった場合)、或は、入力された一定値(糸
密度が変更された場合)になるように一針データに展開
し(ステップ19)、展開後の新たな一針データをフラ
ッシュメモリに書き込み(ステップ20)、この制御を
終了してメインルーチンにリターンする。
【0045】以上で示した手順により、一針データの刺
繍図柄で、糸密度が設定された針落ち点の分布状態に基
づきデータ作成時に決められていても、使用者は糸密度
を任意に変更することができ、刺繍図柄の編集時の自由
度が向上している。例えば、布が薄く布の縮みを防止す
るためや、糸が太く団子の発生を防止するために少し糸
密度を低下させたり、逆に、標準よりも細い糸を用いた
場合の糸すけを防止するために、糸密度を増加させるこ
とができる。
【0046】更に、上述したような糸密度補正方法では
一針データに対して、XY方向に等倍に拡大・縮小する
場合だけでなく、刺繍図柄をX方向Y方向にそれぞれ別
々の倍率で拡大・縮小したり、XY方向のうち一方方向
だけ拡大・縮小したりする場合、糸密度が正しく補正で
きる。例えば、図11(a)に示すように、X方向だけ
を2倍に拡大する場合、図11(b)に示すように針落
ち位置の座標値を2倍した後に、上述のように屈折点を
求めブロックの頂点を求めたの値に、元々の糸密度「8
/d」に基づき各針落ち位置を求めれば良い(図11
(c))。また、一針データの刺繍図柄を斜め方向に変
形する場合も、倍率に当たる数値が無くても、上述した
ように設定されている糸密度、或は、入力された糸密度
によって、所望の糸密度を保った状態の各針落ち位置を
演算することができる。また、区間W6 のように、徐々
に縫目進行方向が代わる場合であっも、上述したように
設定されている糸密度、或は、入力された糸密度によっ
て、所望の糸密度を保った状態の各針落ち位置を演算す
ることができる。
【0047】尚、上記実施例では、奇数番屈折点間と奇
数番屈折点間の線分近似を小さい番号の屈折点から大き
い番号の屈折点に向かって線分近似してゆき、近似でき
るか否かの判定を垂線の距離で行っていたが、線分近似
を大きい番号の屈折点から小さい番号の屈折点に向かっ
て行ったり、閾値Kを変化させて近似の度合を細かくし
たり荒くしたりできるようにしたり、また、近似できる
か否かの判定を判定を前の奇(偶)数番屈折点点と後ろ
の奇(偶)数番屈折点を結んだ時の角度が180度に近
くなるか否かの判定にするなど、さまざまな線分近似の
方法に置き換える等、本発明の技術的思想の範囲内に於
て、前記実施例の制御に関し、既存の技術や当業者に自
明な技術に基づいて種々の変更を加えることもあり得
る。
【0048】また、密度補正が必要な区間を検出する方
法としては、上述した実施例での方法の他に、例えば特
開平6−54968号公報で示されているように、あら
かじめ一針データを、途中糸密補正が必要なXY制御デ
ータの前後に糸密度補正区間の始りと終りを表す制御デ
ータを入れておくように作成して、その制御データを使
って補正区間を自動検出するようにしても良い。更に、
一針データのステッチを液晶ディスプレイ2に表示し
て、補正が必要と思われる区間をユーザにキー3、4の
操作で選択させるようにして検出しても良い。
【0049】上述した実施例においては、拡大・縮小、
斜め変更、或は、糸密度増減などの編集を行なった後の
データを、一針データに変換した後にフラッシュメモリ
6に記憶しているが、ブロックデータのままフラッシュ
メモリ6に記憶させても良い。尚、上述した実施例にお
ける予め決められている糸密度は、1mm幅あたり4本
の糸が交差する程の糸密度(4本/mm)で、縫目で布
を覆い尽うことができる密度である。
【0050】以下、ブロックの範囲を把握する処理につ
いて図面に基いて説明する。尚、上述したものと同様で
ある構成の説明は省略する。
【0051】ROM11には、後述の糸密度補正区間検
出制御の制御プログラムが格納されている。RAM20
には、刺繍縫目データを格納する配列Dである刺繍縫目
データメモリ321、屈折点のインデックスを格納する
配列Rである屈折点インデックスメモリ322、糸密度
補正区間のインデックスを格納する配列Tである補正区
間メモリ323、ステッチデータが連続する区間の開始
位置ssiを格納するセグメント開始インデックスメモ
リ324、ステッチデータが連続する区間の終了位置s
eiを格納するセグメント終了インデックスメモリ32
5、屈折点の開始位置のインデックスrsiを格納する
屈折点開始インデックスメモリ326、屈折点の終了位
置のインデックスreiを格納する屈折点終了インデッ
クスメモリ327、糸密度補正区間の数scを格納する
糸密度補正区間カウンタ28等各種のメモリが、必要に
応じて設けられている。
【0052】次に、縫目データ作成装置1の制御装置C
Dで行なわれる刺繍データ作成制御の糸密度補正範囲検
出ルーチンについて、図13のフローチャートに基いて
説明する。
【0053】但し、この実施例における刺繍縫い目デー
タは、図16に示すように、十字印の旗を表すものであ
り、この制御が開始される前段階として、図17に示す
ように旗の十字の外側の針落ち位置の変化を示す1色目
のデータと、図18に示すように旗の十字の内側の針落
ち位置の変化を示す2色目のデータと、図19に示すよ
うに旗の棒の部分の針落ち位置の変化を示す3色目のデ
ータが、刺繍縫目データメモリ321(配列D)に図2
0に示すように格納されている。これら刺繍縫目データ
は、外部記憶装置のメモリカード6から読み込まれたデ
ータでも、元々、ROM20に記憶されているデータで
も良い。
【0054】ここでC1,C2,C3は糸色を指定する
カラーデータであり、F1は針上状態のまま布を送るた
めのフィードデータであり、S1〜S117までは、針
落ち位置を座標値で示すステッチデータであり、Eはデ
ータの終りを示す終了データである。各データは刺繍縫
目データの配列Dのインデックスを指定することにより
取り出すことができ、例えば先頭から3番目のデータは
配列要素D[3](=S2)となる。
【0055】操作キー3が操作されると、この制御が開
始され、先ず屈折点の開始位置のインデックスrsi、
屈折点の終了位置のインデックスrei、糸密度補正区
間の数scに0が設定される(ステップ710)。次
に、ステッチデータが連続して現れる区間(以後これを
セグメントと呼ぶことにする)を切り出し、その開始位
置の配列Dにおけるインデックスを開始位置ssiに、
終了位置の配列Dにおけるインデックスを終了位置se
iに格納する(ステップ711)。
【0056】例えば、図20の刺繍縫目データの配列D
に対しては、1回目のステップ711の呼出で得られる
セグメントでは、開始位置ssiには「2」(S1のイ
ンデックス)が設定され、終了位置seiには「75」
(C2のインデックス)が設定される。また、2回目の
呼出で得られるセグメントでは、開始位置ssiには
「76」(S74のインデックス)が設定され、終了位
置seiには「111」(C3のインデックス)が設定
され、3回目の呼出で得られるセグメントでは、開始位
置ssiには「112」(S109のインデックス)が
設定され、終了位置seiには「121」(Eのインデ
ックス)が設定される。
【0057】次に、セグメントの抽出が終了したか否か
が判定され、終了していない、即ちセグメントが抽出さ
れた場合には(ステップ712:No)、セグメント内
屈折点抽出処理(図14参照)が実行される(ステップ
713)。
【0058】この制御が開始されると、セグメント内の
データを指示するインデックスnに、ステッチデータが
連続する区間の開始位置ssiが設定され、屈折点のイ
デックスを配列Rに格納する場所を指示するインデック
スmに、屈折点の開始位置のインデックスrsiが設定
される。また、ステッチの曲がり具合を評価するパラメ
ータdに「0」が設定される(ステップ720)。
【0059】次に、屈折点のインデックスの配列Rのm
番目に(=R[m])にn、つまりセグメント開始位置
のインデックスが格納される(ステップ721)。さら
に、mが1つ進められ、nが2つ進められる(ステップ
722)。次に、図23(a)に示すように、配列要素
D[n−1]に対応する点(以下、配列要素に対応する
点を点D[n−1]と呼ぶ)が屈折点になるか否かを判
定するために、点D[n−1]からその前の点D[n−
2]に向かうベクトルUと、点D[n−1]からその次
の点D[n]に向かうベクトルVが、点D[n−1]の
時計回りにベクトルUからベクトルVに向かって作る角
θ(これは−π<θ≦πの範囲内で一意的に決まる)に
対して、図23(b)の式でsinθ、cosθが計算
される(ステップ723)。
【0060】次に、ステップ723で得られたcosθ
の値により、点D[n−2]、点D[n−1]、点D
[n]を結ぶ線分が点D[n−1]において屈折してい
るか否かの第1の判定が行なわれる。タタミステッチに
おける端以外の途中の針落ち点や、一直線上に並んだ走
りステッチなどのように、線分が一直線に並ぶ場合には
cosθは−1に近付くので、所定の第1直線判定閾値
に十分小さな正数を選んだとき、 第1判定式: 1+cosθ≦第1直線判定閾値 は成り立つ。一方、サテン・タタミステッチの両端の折
り返しの点などのように、線分が一直線に並ばず、急な
角度を持って折り返す場合にはcosθは−1に近付か
ないので、第1判定式は成り立たない(ステップ72
4)。例えば、一直線に並んでいると判定する範囲を角
度が180度の前後30度以内とすれば、第1直線判定
閾値は、「1−cos(π/6)」と設定すれば良い。
【0061】第1判定式が成り立たない場合には(ステ
ップ724:No)、点D[n−2]、点D[n−
1]、点D[n]を結ぶ線分が点D[n−1]において
屈折していると判定して、配列Rのm番目にn−1を格
納し(ステップ725)、mを次に進め、ステッチの曲
がり具合を評価するパラメータdを初期化し(ステップ
726)、nを1つ進める(ステップ729)。図24
(b)は、点D[n−1]が屈折点になっている例を示
している。
【0062】第1判定式が成り立つ場合には(ステップ
724:Yes)、ステッチの曲がり具合を評価するパ
ラメータdに点D[n−1]におけるsinθを加え
(ステップ727)、 第2判定式: d≦第2直線判定閾値 が成り立つか否かを判定する(ステップ728)。
【0063】第2判定式が成り立つ場合には(ステップ
728:Yes)、点D[n−2]、点D[n−1]、
点D[n]を結ぶ線分が図23(a)のようにほぼ一直
線上に並んでいて点D[n−1]は屈折点とはならない
ので、n−1を屈折点として記憶しないで次にステップ
729に移行する。
【0064】第2判定式が成り立たない場合には(ステ
ップ728:No)、図23(c)に示すように、ステ
ッチの針落ち位置を結ぶ線分が同じ方向に少しづつ曲が
っている場合で、曲がり具合を評価するパラメータdに
sinθが加算されていくので、曲がり具合が直線と判
定される限界値をちょうどそこで超えたと判定され、点
D[n−1]を屈折点として記憶するために、ステップ
725に移行し、屈折点の記憶が行なわれる。
【0065】その後、ステップ730において、nがス
テッチデータが連続する区間の終了位置seiと比較さ
れ、一致しない場合(ステップ730:No)、ステッ
プ723に戻り処理を繰り返す。この繰り返し処理によ
ってセグメント内の全ての針落ち点に対して縫目の進行
方向が反転する屈折点であるか否かが判定され、屈折点
である場合はそのインデックスが配列Rに格納される。
【0066】ステップ730において、nと終了位置s
eiが一致する場合(ステップ730:Yes)、セグ
メントの最後の点のインデックスを記憶し(ステップ7
31)、屈折点の終了位置のインデックスreiにm+
1を格納して(ステップ732)、この制御を終了し
て、図13の糸密度補正区間検出制御のステップ714
にリターンする。
【0067】例えば、図20の刺繍縫目データの配列D
に対しては、図21に示すように屈折点のインデックス
を格納する配列Rには、1回目のセグメント内屈折点抽
出ルーチンの呼出では、屈折点の開始位置のインデック
スrsiは「0」、屈折点の終了位置のインデックスr
eiは「38」となり、配列要素R[0]〜R[37]
に値が格納される。また、2回目の呼出では、屈折点の
開始位置のインデックスrsiは「38」、屈折点の終
了位置のインデックスreiは「73」となり、配列要
素R[38]〜R[72]に値が格納される。また、3
回目の呼出では、屈折点の開始位置のインデックスrs
iは「73」、屈折点の終了位置のインデックスrei
は「79」となり、配列要素R[73]〜R[78]に
値が設定される。
【0068】次に、セグメント内糸密度補正区間検出処
理(図15参照)が実行される(ステップ714)。こ
の制御が開始されると、配列Rのインデックスを指示す
るmに屈折点の開始位置のインデックスrsi+2が設
定され、サテン・タタミステッチがスタートしたか否か
を判定するフラグfにオフ(=0)が設定される(ステ
ップ740)。
【0069】次に、m−1番目の屈折点D[R[m−
1]]からm−2番目の屈折点D[R[m−2]]に向
かうベクトルUと、m−1番目の屈折点D[R[m−
1]]からm番目の屈折点D[R[m]]に向かうベク
トルVが、点D[R[m−1]]の回りにベクトルUか
らベクトルVに向かって作る時計回りの角φ1(−π<
φ1≦π)に対し、sinφ1、cosφ1を求める
(ステップ741)。これはセグメント内屈折点抽出処
理におけるステップ723と同じように、図23(b)
と同様の式で求めることができる。
【0070】次に、点D[R[m−2]]と点D[R
[m−1]]と点D[R[m]]を結ぶステッチがサテ
ン・タタミステッチになるか否かが判定される(ステッ
プ742)。図26(a)に示すように、これら3点に
対して、点D[R[m−1]]の回りにできる角φ1
と、点D[R[m]]から直線D[R[m−1]]D
[R[m−2]]に下した垂線の長さgを考えることが
できるが、これら3点を結ぶステッチがサテン・タタミ
ステッチになるか否かの判定は図26(b)に示すよう
に、これら角φ1と長さgを使って行なわれる。
【0071】垂線の長さgを使って判定が行なわれる場
合は(1)、先ず垂線の長さgが3点の位置から計算さ
れ、gが所定の距離閾値A以下の場合にサテン・タタミ
ステッチであると判定される。これは、サテン・タタミ
ステッチとなる時には折り返す糸と糸の間の距離が一定
間隔以下になるという性質を使って行われるのである。
また、サテン・タタミステッチではすき間ができないよ
うに針落ち位置が決まるため、この所定の距離閾値Aを
糸幅(太さ)の2倍程度とすることで、さらに正確な判
定が行なわれる。
【0072】また、角φ1を使って判定が行なわれる場
合は(2)、角|φ1|(角|φ1の絶対値)が鋭角で
ある所定の角度閾値B以下の場合にサテン・タタミステ
ッチであると判定される。これは、サテン・タタミステ
ッチとなる時には、屈折点における折り返しの屈折角が
一定以下の鋭角におさまるという性質を使って行われる
のである。角|φ1|が角度閾値B以下と言う条件は、
ステップ741で求めたsinφ1、cosφ1を使っ
て、 |sinφ1|≦sinB かつ cosφ1≧cos
B と置き換えることもできる。
【0073】ステップ742において、3点を結ぶステ
ッチがサテン・タタミステッチになると判定されると
(ステップ742:Yes)、次に、サテン・タタミス
テッチがスタートしたか否かを判定するフラグfが調べ
られ、フラグがオフ(=0)の場合(ステップ743:
No)、fにオン(=1)が設定され、糸密度補正区間
のインデックスを格納する配列Tのsc番目の要素の、
開始位置記憶場所(S)に、配列Rにおけるインデック
スm−2が格納される(ステップ744)。その後、角
φ2に角φ1が設定され(ステップ746)、mが1つ
増やされる(ステップ750)。その後、ステップ75
1に移行する。
【0074】ステップ743においてフラグfがオン
(=1)の場合(ステップ743:Yes)、次に、屈
折点D[R[m−1]]における角φ1と1つ前の屈折
点D[R[m−2]]における角φ2の向きが反対方向
になるか否かを判定する(ステップ745)。ステップ
741で決めたように、角φ1や角φ2はベクトルUか
らベクトルVに向かって作る角(−π<φ1≦π)で、
角φ1が時計回りの方向に取れる場合は0<sinφ1
となり、角φ1が反時計回りの方向に取れる場合はsi
nφ1<0となる。つまりステップ745は、sinφ
1sinφ2<0という式で判定される。
【0075】ステップ745で角φ1と角φ2が反対方
向と判定されると(ステップ745:Yes)、図25
に示すように、点D[R[m]]までは糸密度補正区間
内の点であることがわかるので、補正区間はまだ続いて
いるとして、ステップ746に移行する。また、ステッ
プ745で角φ1と角φ2が同じ方向と判定されると
(ステップ745:No)、屈折方向がその1つ前の屈
折点の屈折方向と同じ方向になってしまい、サテン・タ
タミステッチの規則から外れるので、点D[R[m−
1]]までで補正区間は終了したことになり、フラグf
にオフが設定され、糸密度補正区間のインデックスを格
納する配列Tのsc番目の要素の終了位置記憶場所
(E)に、配列Rにおけるインデックスmが格納される
(ステップ748)。その後、糸密度補正区間の数sc
が1つ増やされ(ステップ749)、ステップ750に
移行する。
【0076】ステップ742において、サテン・タタミ
ステッチにならないと判定されると(ステップ742:
No)、次に、サテン・タタミステッチがスタートして
いるか否かを判定するフラグfが調べられ、既にスター
トとしていると判定された場合(ステップ747:Ye
s)、このとき点D[R[m−1]]までは補正区間に
入り、点D[R[m]]からは補正区間に入らないの
で、補正区間の終了位置を記憶するために、ステップ7
48に移行する。ステップ747において、fがオフと
判定されると(ステップ747:No)、ステップ75
0に移行し、mが1つ増やされる。
【0077】次に、ステップ751においてmと屈折点
の終了位置のインデックスreiが比較され、等しくな
い場合は(ステップ751:No)、ステップ741に
戻って処理が繰り返される。等しい場合は(ステップ7
51:Yes)、サテン・タタミステッチがスタートし
ているか否かを判定するフラグfが調べられ、スタート
していると判定された場合(ステップ752:Ye
s)、糸密度補正区間のインデックスを格納する配列T
のsc番目の要素の終了位置記憶場所(E)に、配列R
におけるインデックスmが格納され(ステップ75
3)、糸密度補正区間の数scが1つ増やされ(ステッ
プ754)、この制御を終了して、図13の糸密度補正
区間検出制御のステップ715にリターンする。ステッ
プ752において、スタートしていないと判定された場
合は(ステップ752:No)、そのままステップ71
5にリターンする。
【0078】例えば、図20の刺繍縫目データの配列D
と、図21のその屈折点のインデックスを格納した配列
Rに対して、図22に示すように、糸密度補正区間のイ
ンデックスを格納する配列Tには区間が格納される。1
回目のセグメント内糸密度補正範囲検出ルーチンの呼出
では、補正区間の数scは4となり、配列要素T[0]
〜T[3]に新しい区間が格納される。また、2回目の
呼出では、補正区間の数scは「7」となり、配列要素
T[4]〜T[6]に新しい区間が格納される。また3
回目の呼出では、補正区間の数scは「7」のままとな
り、新しい区間の設定はない。この例では、配列要素T
[0]、T[1]、T[2]、T[3]はそれぞれちょ
うど、旗の十字の外側の左上と右上と左下と右下のサテ
ン・タタミステッチの部分の糸密度補正区間を示してお
り、配列要素T[4]、T[5],T[6]はそれぞれ
ちょうど、旗の十字の内側の上、下、真中のサテン・タ
タミステッチの部分の糸密度補正範囲を示している。
【0079】次に、次の処理のために屈折点の開始位置
のインデックスrsiに屈折点の終了位置のインデック
スreiが設定され(ステップ715)、ステップ71
1に戻り、繰り返し処理が行なわれる。ステップ712
において、セグメント抽出が終了したと判定されると
(ステップ712:Yes)、この制御を終了して、メ
インルーチンにリターンする。
【0080】以上の糸密度補正範囲検出処理によって、
例えば、図20の刺繍縫目データの配列Dに対しては、
図21に示すようなその屈折点のインデックスを格納し
た配列Rと、図22示すような糸密度補正区間のインデ
ックスを格納した配列Tが得られる。
【0081】以上で述べた手順により、一針ごとの針落
ち位置の変化を表すXY制御データで構成された刺繍縫
目データから糸密度補正が必要な区間を自動検出するこ
とができ、この検出された区間に対して、例えば特公昭
61−16193号公報で実施されているような糸密度
補正方法と組み合わせることにより、刺繍縫目データに
対して拡大・縮小を行っても、サテン・タタミステッチ
で覆われる部分は糸と糸の間がすいたり密になりすぎた
りすることが防止される。
【0082】例えば、図27(a)に示すように、刺繍
模様を拡大する場合には、各針落ち位置の座標値を倍率
に応じて正比例に拡大して、縫目が同じ方向に反転する
屈折点によって挟まれる中間部分に新たな針落ち点を、
追加して、加工布が露出することを防止する。また、図
27(b)に示すように、刺繍模様を縮小する場合に
は、各針落ち位置の座標値を縮小率に正比例に縮小し
て、縫目が同じ方向に反転する屈折点を1おきに間引
き、残った屈折点どうしをつなぐように刺繍縫目データ
を作成する。
【0083】尚、上記実施例では、ステッチが連続して
同じ位置に落ちる場合(点D[n−1]と点D[n]が
一致する場合、即ち、とめ縫いの場合)は考慮されてい
なかったが、刺繍縫目データの配列Dにステッチを格納
する際に、連続して同じ位置に落ちるステッチは1つの
点として格納するようしてから、上記の処理を行なえ
ば、糸密度補正区間を自動的に検出すことができること
は明らかである。
【0084】また、上記実施例のステップ723やステ
ップ741でsin、cosを求める代りに、直接角θ
や角φ1を求めるように糸密度補正区間抽出処理を構成
したり、前記距離閾値Aや角度閾値Bを選択した刺繍縫
い目データ毎にユーザが任意に設定できるように糸密度
補正区間抽出処理を構成したり、ステップ742におけ
る評価を点D[R[m−2]]から直線D[R[m−
1]]D[R[m]]に下ろした垂線の長さgで評価す
るように糸密度補正区間抽出処理を構成する等、本発明
の技術的思想の範囲内において、前記実施例の制御に関
し、既存の技術や当業者に自明な技術に基づいて種々の
変更を加えることもあり得る。
【0085】そして、上記実施例においては、針落ち位
置が座標値にて予め記憶されているが、針落ち位置を針
落ち位置どうしの相対位置に基づく布の送り量で表わし
ても良い。その場合、送り量から座標位置を求めた後
に、上述したような糸密度補正区間抽出処理を行なうよ
うにプログラムを作成する。
【0086】以下、図28(a)に示すような折返し縫
いを含む縫いデータを処理する場合を説明する。尚、縫
目方向が反転する屈折点D1乃至D16においては、折
返し部分の屈折点D11、D13,D15が正方向の屈
折点D1、D3,D5,D7、D9とほぼ一列に並ぶと
共に、屈折点D12,D14が正方向の屈折点D2、D
4,D6,D8,D10とほぼ一列に並び、屈折点D1
6がはじめて屈折点どうし結んだ線分からはみ出る屈折
点である。
【0087】連続する3つの屈折点を結んだ角度が鋭角
であるので、サテン・タタミステッチが開始されること
が検出され、上述した処理が同様に屈折点D9まで行な
われる。そして、屈折点D10において、折返し縫いが
開始されるので、ステップ745において、屈折点D9
における角φ9の方向(反時計回り)と屈折点D10に
おける角φ10の方向(反時計回り)が同一方向である
ことが判定され(sinφ9sinφ10>0)、サテ
ン・タタミステッチの1つの領域が終了したことが検出
される(ステップ748、749)。こうして、屈折点
D1,D2,D9,D10を端点とする領域が画定され
る。そして、屈折点D11からまた次のサテン・タタミ
ステッチ領域が始まったことが、角度に基づき検出され
る(ステップ741)。
【0088】しかし、連続する3つの屈折点を結んでで
きる角度や距離にだけ基づいて、即ち、上記屈折点にお
ける角度の方向(連続する3つの屈折点を結んだときの
一方の線分から他方の線分への方向)に基づかず、サテ
ン・タタミステッチの領域の端点となる屈折点を求める
場合、屈折点D16ではじめて屈折点がなす角度が鈍角
になったりするので、屈折点D15がサテン・タタミス
テッチの領域の端点であると認識され、屈折点D1,D
2,D15,D16を端点とする四角形により、領域を
画定しようとすると、図28(b)の波線に示す部分が
欠落してしまうのである。
【0089】本実施例においては、屈折点(対象屈折点
と称す)における角度の方向とその1つ前の屈折点にお
ける角度の方向とが同じである場合、その対象屈折点を
サテン・タタミステッチの領域の端点と識別している。
従って、連続する3つの屈折点を結んでできる角度や距
離にだけ基づいて、上記角度の方向を考慮せずにサテン
・タタミステッチの領域の端点と識別する場合に比べ
て、折返し縫いなどを含むデータを処理する際も正確に
サテン・タタミステッチの領域の端点となる屈折点を求
めることができる。このように、正方向の針落ち点と同
一線上に折り返し縫いする場合の他に、折返し縫いが重
ならないV字状の縫製領域を表わす縫いデータに対して
も、本実施例のフローチャートでサテン・タタミステッ
チの領域を正確に求めることができる。
【0090】そして、上記実施例においては、上述した
ような角θ、角φ1、並びに、距離gに基づき糸密度補
正が必要となる可能性のある部分を自動的に検出した
が、図29に示すような縫目に対しては、距離g2が予
め決められた閾値以下である部分を、糸密度補正が必要
となる可能性のある部分として自動的に検出するように
構成しても良い。
【0091】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1記載の縫目データ編集装置によれば、一
針データに基づき所定の形状のブロックに対応する頂点
を演算し、そのブロックに相当する縫製領域内の糸量と
頂点とに基づき、縫製領域を縫い潰すための各針落ち位
置を表すデータを自動的に作成するので、予め設定され
る糸量や、入力される糸量に対応した縫製するためのデ
ータを作成することができる。
【0092】また、本発明の請求項2記載の縫目データ
編集装置によれば、前記針落ち位置のうちで縫目が反転
する屈折点であって、前記屈折点における屈折の方向が
奇数番屈折点と偶数番屈折点では逆である屈折点より、
奇数番屈折点どうしを結んだ奇数番屈折点線分と、偶数
番屈折点どうしを結んだ偶数番屈折点線分とを画定し、
奇数番屈折点線分上、偶数番屈折点線分上、並びに、そ
れらの延長上に前記ブロックの頂点を演算するので、縫
目図形に対応して正確に頂点を演算することができる。
【0093】本発明の請求項3記載の縫目データ編集装
置によれば、縫目図柄を拡大、縮小、あるいは、変形す
る場合、頂点及び糸量に基づきブロックを縫い潰すため
の各針落ち位置を表すデータを自動的に作成するので、
拡大、縮小、あるいは、変形を行なっても、簡単に且つ
容易に所望の糸量を用いた縫製が可能となる。
【0094】本発明の請求項4記載の縫目データ編集装
置によれば、屈折点どうしを結んだ連続する線分の距
離、または、屈折角が所定の条件にある区間に基づき、
頂点が演算されるので、縫目図形に対応して正確に頂点
を演算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は刺繍データ作成装置の斜視図である。
【図2】図2は刺繍データ作成装置の制御系のブロック
図である。
【図3】図3は刺繍縫目ブロックデータ変換制御のフロ
ーチャートである。
【図4】図4は糸密度補正区間ブロック変換制御のフロ
ーチャートである。
【図5】図5は屈折点の線分近似を説明する図である。
【図6】図6は刺繍模様の一例を示す図である。
【図7】図7は糸密度補正区間の屈折点を示す図であ
る。
【図8】図8は線分近似で得られた端点を示す図であ
る。
【図9】図9は糸密度補正区間の一針データから変換さ
れたブロックを示す図である。
【図10】図10はブロックを一針データに展開する時
の糸密度補正方法を説明する図である。
【図11】図11は本発明による一針データの糸密度補
正方法を説明する図である。
【図12】図12はRAMの記憶領域を説明する図であ
る。
【図13】図13は糸密度補正区間検出制御のルーチン
のフローチャートである。
【図14】図14はセグメント内屈折点抽出処理制御の
ルーチンのフローチャートである。
【図15】図15はセグメント内糸密度補正区間検出処
理制御のルーチンのフローチャートである。
【図16】図16(a)は刺繍図形の領域を示す図であ
る。図16(b)は刺繍図形の縫目の軌跡を示す図であ
る。
【図17】図17は例に取った刺繍図形の刺繍縫目デー
タの1色目の針落ち位置の変化を示す図である。
【図18】図18は刺繍縫目データの2色目の針落ち位
置の変化を示す図である。
【図19】図19は刺繍縫目データの3色目の針落ち位
置の変化を示す図である。
【図20】図20は刺繍縫目データを格納する配列メモ
リDのデータ構成を説明する図である。
【図21】図21は屈折点のインデックスを格納する配
列メモリRのデータ構成を説明する図である。
【図22】図22は糸密度補正区間のインデックスを格
納する配列メモリTの構成を説明する図である。
【図23】図23はステッチが作る角θおよびsinθ
とcosθを求める式を説明する図である。
【図24】図24は屈折点になるか否かの判定をステッ
チが作る角θを使って説明する図である。
【図25】図25は屈折点における屈折の方向が逆にな
る場合を説明する図である。
【図26】図26は連続する3つの屈折点を結ぶステッ
チがサテン・タタミステッチになるか否かを判定する方
法を説明する図である。
【図27】図27(a)は、拡大に伴う糸密度補正を説
明する図である。図27(b)は、縮小に伴う糸密度補
正を説明する図である。
【図28】図28は、折返し縫いを含むデータを処理し
た場合を説明する図である。
【図29】図29は、他の実施例を説明する図である。
【図30】図30は従来行なわれていた、一針データの
糸密度補正方法を説明する図である。
【図31】図31は従来行なわれていた、一針データの
糸密度補正方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 刺繍データ作成装置 10 CPU 11 ROM 20 RAM 21 刺繍データメモリ 22 屈折点メモリ 23 刺繍ブロックデータメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫目図形を形成する一針ごとの針落ち点
    を表す一針データを編集可能な縫目データ編集装置にお
    いて、 前記一針データに基づき所定の形状のブロックに対応す
    る頂点を演算する頂点演算手段と、 前記ブロックに相当する縫製領域内の糸量を設定する糸
    量設定手段と、 前記頂点及び前記糸量に基づき前記縫製領域内を縫い潰
    すための各針落ち位置を表すデータを作成する作成手段
    とを備えることを特徴とする縫目データ編集装置。
  2. 【請求項2】 前記針落ち位置のうちで縫目が反転する
    屈折点であって、前記屈折点における屈折の方向が奇数
    番屈折点と偶数番屈折点では逆であり、前記頂点演算手
    段は、奇数番屈折点どうしを結んだ奇数番屈折点線分
    と、偶数番屈折点どうしを結んだ偶数番屈折点線分とを
    画定し、奇数番屈折点線分上、偶数番屈折点線分上、並
    びに、それらの延長上に前記ブロックの頂点を演算する
    ことを特徴とする請求項1記載の縫目データ編集装置。
  3. 【請求項3】 前記縫目図柄を拡大、縮小、あるいは、
    変形する編集手段と、 前記縫目図柄を拡大、縮小、あるいは、変形する場合、
    前記頂点及び糸量に基づき前記ブロックを縫い潰すため
    の各針落ち位置を表すデータを作成する作成手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の縫目データ編集装
    置。
  4. 【請求項4】 前記針落ち位置のうちで縫目が反転する
    屈折点であって、前記屈折点における屈折の方向が奇数
    番屈折点と偶数番屈折点では逆であり、前記頂点演算手
    段は、屈折点どうしを結ぶ連続する線分の間の距離、ま
    たは、屈折角度が所定の条件になる区間に基づき頂点を
    演算することを特徴とする請求項1記載の縫目データ編
    集装置。
JP28766594A 1994-11-22 1994-11-22 縫目データ編集装置 Pending JPH08141245A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3122925A4 (en) * 2014-03-24 2017-11-15 L&P Property Management Company Method of dynamically changing stitch density for optimal quilter throughput

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Effective date: 20040127