JPH08141246A - 縫目データ作成装置 - Google Patents

縫目データ作成装置

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JPH08141246A
JPH08141246A JP28942194A JP28942194A JPH08141246A JP H08141246 A JPH08141246 A JP H08141246A JP 28942194 A JP28942194 A JP 28942194A JP 28942194 A JP28942194 A JP 28942194A JP H08141246 A JPH08141246 A JP H08141246A
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JP
Japan
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point
stitch
refraction
points
line segment
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JP28942194A
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Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一針ごとの針落ち位置を表すXY制御データ
で構成された刺繍縫目データから糸密度補正が必要な区
間を自動検出する。 【構成】 刺繍縫目データのXY制御データの針落ち位
置を縫い順に従って結んで得られる線図形より屈折点を
検出し、屈折点における屈折の方向が、奇数番屈折点と
偶数番屈折点では方向が逆になり、連続する3つの屈折
点を結んだステッチがサテン・タタミステッチになる次
の条件、(1)g(垂線の長さ)が距離閾値A(長さ)
以下、または、(2)角度φ1が角度閾値B(角度)以
下、が成り立つ連続区間を糸密度補正区間として検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫目の進行方向が屈折
点で反転する模様の糸密度を変更可能な縫目データ作成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、刺繍縫いミシンで文字や図柄
を刺繍縫いする為の刺繍データとして、一針ごとの針落
ち位置を座標値あるいは相対移動量で表すXY制御デー
タで構成された刺繍縫目データが使用されている。この
一針ごとのデータは、刺繍図形をブロックで表す刺繍ブ
ロックデータと比べ、データ作成時に刺繍図形の針落ち
位置の細かな調整ができるため、多くの刺繍図形がこの
刺繍縫目データで作成されている。そして、この刺繍縫
目データは、ICカードやフロッピーディスクに書き込
まれて刺繍ミシンに供給されている。
【0003】この一針ごとのデータで表された刺繍図形
を拡大・縮小しようとすると、針落ち点の座標を単純に
拡大・縮小するだけでは、サテンステッチやタタミステ
ッチ(以後これらをまとめてサテン・タタミステッチと
呼ぶ)で覆われる部分は糸と糸との間がすいたり密にな
りすぎたりする。従って、糸の過密や過疎を防止すると
共に刺繍図形を拡大・縮小するためには、サテン・タタ
ミステッチの部分を検出することと、検出したサテン・
タタミステッチの部分に対して糸密度の補正を行なうこ
ととが必要となる。そして、特開平6−54968号公
報には、上述した補正を行なうるように、サテン・タタ
ミステッチのデータの前後に予め、糸密補正区間の始り
と終りを表す制御データを入れておくように作成して、
サテン・タタミステッチの部分を検出する方法が記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り刺繍縫目データとして記憶されたデータは、拡大・縮
小することを想定されないまま記憶されたデータである
ため、特開平6−54968号公報の刺繍縫目データの
ように、サテン・タタミステッチの始まりと終りを表す
制御データが入っていない。つまり、上記公報のような
補正を行なうには、過去に記憶されたサテン・タタミス
テッチの始まりと終りを表す制御データを適切な位置に
挿入するように、データを作り直さなければならない。
しかし、ICカードやフロッピーディスクに既に書き込
まれた刺繍縫目データをこれらの修正を入れて作り直す
作業には膨大なコストがかかるという問題があった。ま
た、データを作り直す場合、サテン・タタミステッチと
補正の必要の無い走りステッチが切り替わるたびに、サ
テン・タタミステッチの始まりと終りを表す制御データ
が入るため、データサイズが大きくなるという問題があ
った。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、刺繍図形を糸と糸
の間がすいたり密になりすぎたりすることなく拡大・縮
小するために、従来よりある刺繍縫目データから補正可
能な領域を自動的に検出することができる縫目データ作
成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の縫目データ作成装置は、模様
の針落ち位置を示す縫目データに基づき屈折点を検出す
る屈折点検出手段と、屈折点を結ぶ連続する線分の間の
距離が所定の距離以下であるか、または、連続する線分
のなす屈折角が所定の角度以下であるかを判定する判定
手段と、判定手段によって所定の距離または所定の角度
以下であることが判定された屈折点で囲まれた領域の糸
密度を変更する糸密度変更手段とを備えている。
【0007】更に、請求項2記載の縫目データ作成装置
は、糸幅のほぼ2倍である所定の距離に基づいて判定す
る判定手段を備えている。
【0008】そして、請求項3記載の縫目データ作成装
置は、模様を拡大あるいは縮小する拡大縮小手段と、模
様が拡大あるいは縮小されることに伴って糸密度を変更
する糸密度変更手段とを備えている。
【0009】それから、請求項4記載の縫目データ作成
装置は、多数の屈折点から縫目の形成順番からして連続
する屈折点を3つずつ順次選択する屈折点選択手段と、
3つの屈折点を縫い順に結んだ2本の線分のうち縫い順
に基づき一方の線分と他方の線分とに識別して、一方の
線分から他方の線分に対する方向を求める方向検出手段
と、屈折点選択手段によって選択される3つの屈折点を
1つずつ縫い順に沿って変更し、今回選択された3つの
屈折点による一方の線分から他方の線分に対する方向と
前回選択された3つの屈折点による一方の線分から他方
の線分に対する方向とが同一方向である場合、屈折点で
囲まれる領域範囲を縫い順と今回選択された屈折点とに
基づき演算する範囲演算手段とを備えている。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1記載の縫
目データ作成装置においては、屈折点検出手段は、模様
の針落ち位置を示す縫目データに基づき屈折点を自動的
に検出する。判定手段は、屈折点を結ぶ連続する線分の
間の距離が所定の距離以下であるか、または、連続する
線分のなす屈折角が所定の角度以下であるかを自動的に
判定する。糸密度変更手段は、判定手段によって所定の
距離または所定の角度以下であることが判定された屈折
点で囲まれた領域の糸密度を変更する。
【0011】更に、請求項2記載の縫目データ作成装置
においては、判定手段は、糸幅のほぼ2倍である所定の
距離に基づき判定する。
【0012】そして、請求項3記載の縫目データ作成装
置においては、拡大縮小手段は、模様を拡大あるいは縮
小する。糸密度変更手段は、模様が拡大あるいは縮小さ
れることに伴って糸密度を自動的に変更する。
【0013】それから、請求項4記載の縫目データ作成
装置においては、屈折点選択手段は、多数の屈折点から
縫目の形成順番からして連続する屈折点を3つずつ順次
選択する。方向検出手段は、3つの屈折点を縫い順に結
んだ2本の線分のうち縫い順に基づき一方の線分と他方
の線分とに識別して、一方の線分から他方の線分に対す
る方向を求める。範囲演算手段は、屈折点選択手段によ
って選択される3つの屈折点を1つずつ縫い順に沿って
変更し、今回選択された3つの屈折点による一方の線分
から他方の線分に対する方向と前回選択された3つの屈
折点による一方の線分から他方の線分に対する方向とが
同一方向である場合、屈折点で囲まれる領域範囲を縫い
順と今回選択された屈折点とに基づき自動的に演算す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、フラッシュメモリ(カードメモ
リ)にあらかじめ記憶された、刺繍図形の一針ごとの針
落ち位置(XYの直交座標系の座標値)で構成された刺
繍縫目データを呼び出して拡大・縮小変換して新しいサ
イズの刺繍図形の刺繍縫目データを作成する、家庭用刺
繍ミシンの縫目データ作成装置に本発明を適用した場合
のものである。
【0015】まず、図示はしないが、家庭用刺繍ミシン
について簡単に触れておく。刺繍ミシンは、ミシンベッ
ド上に配置され加工布を保持する刺繍枠を、水平移動機
構により装置固有のXY座標系で示される所定位置に移
動させつつ、縫い針及び釜機構による縫い動作を行うこ
とにより、その加工布に所定の図柄の刺繍を施すように
なっている。
【0016】この場合、前記水平移動機構や針棒など
は、マイクロコンピュータなどから構成される制御装置
により制御されるようになっており、従って、一針毎の
加工布のXY方向の移動量(針落ち位置)を指示する刺
繍縫目データが与えられることにより、制御装置は、刺
繍動作を自動的に実行することが可能となるのである。
また、本実施例では、刺繍ミシンにはフラッシュメモリ
装置が設けられ、後述するフラッシュメモリにより、外
部から刺繍データが与えられるように構成されている。
本実施例に係わる縫目データ作成装置は、このような刺
繍データを作成する機能を有するものである。
【0017】図1に示すように、縫目データ作成装置1
は、基本的には、文字や画像を表示する液晶ディスプレ
イ2と、刺繍縫い目データの選択や刺繍模様の拡大・縮
小倍率の選択等をするための操作キー3、4と、不揮発
性のフラッシュメモリからなるメモリカード6を着脱可
能な外部記憶装置7と、これらを接続された制御本体部
8とから構成されている。
【0018】次に、縫目データ作成装置1の制御系は、
図2のブロック図に示すように構成されている。前記制
御本体部8に制御装置CDが内蔵され、この制御装置C
Dの入出力インターフェース12には、2つの操作キー
3、4と、外部記憶装置7と、液晶ディスプレイ(LC
D)2に表示データを出力する為のビデオRAMを有す
るディスプレイコントローラ(LCDC)9とがそれぞ
れ接続されている。
【0019】制御装置CDは、CPU10と、このCP
U10にデータバスなどのバス13を介して接続された
入出力インターフェース12と、ROM11およびRA
M20から構成されている。
【0020】ROM11には、後述の糸密度補正区間検
出制御の制御プログラムが格納されている。RAM20
には、刺繍縫目データを格納する配列Dである刺繍縫目
データメモリ21、屈折点のインデックスを格納する配
列Rである屈折点インデックスメモリ22、糸密度補正
区間のインデックスを格納する配列Tである補正区間メ
モリ23、ステッチデータが連続する区間の開始位置s
siを格納するセグメント開始インデックスメモリ2
4、ステッチデータが連続する区間の終了位置seiを
格納するセグメント終了インデックスメモリ25、屈折
点の開始位置のインデックスrsiを格納する屈折点開
始インデックスメモリ26、屈折点の終了位置のインデ
ックスreiを格納する屈折点終了インデックスメモリ
27、糸密度補正区間の数scを格納する糸密度補正区
間カウンタ28等各種のメモリが、必要に応じて設けら
れている。
【0021】次に、縫目データ作成装置1の制御装置C
Dで行なわれる刺繍データ作成制御の糸密度補正範囲検
出ルーチンについて、図3のフローチャートに基いて説
明する。
【0022】但し、この実施例における刺繍縫い目デー
タは、図6に示すように、十字印の旗を表すものであ
り、この制御が開始される前段階として、図7に示すよ
うに旗の十字の外側の針落ち位置の変化を示す1色目の
データと、図8に示すように旗の十字の内側の針落ち位
置の変化を示す2色目のデータと、図9に示すように旗
の棒の部分の針落ち位置の変化を示す3色目のデータ
が、刺繍縫目データメモリ21(配列D)に図10に示
すように格納されている。これら刺繍縫目データは、外
部記憶装置のメモリカード6から読み込まれたデータで
も、元々、ROM20に記憶されているデータでも良
い。
【0023】ここでC1,C2,C3は糸色を指定する
カラーデータであり、F1は針上状態のまま布を送るた
めのフィードデータであり、S1〜S117までは、針
落ち位置を座標値で示すステッチデータであり、Eはデ
ータの終りを示す終了データである。各データは刺繍縫
目データの配列Dのインデックスを指定することにより
取り出すことができ、例えば先頭から3番目のデータは
配列要素D[3](=S2)となる。
【0024】操作キー3が操作されると、この制御が開
始され、先ず屈折点の開始位置のインデックスrsi、
屈折点の終了位置のインデックスrei、糸密度補正区
間の数scに0が設定される(ステップ10)。次に、
ステッチデータが連続して現れる区間(以後これをセグ
メントと呼ぶことにする)を切り出し、その開始位置の
配列Dにおけるインデックスを開始位置ssiに、終了
位置の配列Dにおけるインデックスを終了位置seiに
格納する(ステップ11)。
【0025】例えば、図10の刺繍縫目データの配列D
に対しては、1回目のステップ11の呼出で得られるセ
グメントでは、開始位置ssiには「2」(S1のイン
デックス)が設定され、終了位置seiには「75」
(C2のインデックス)が設定される。また、2回目の
呼出で得られるセグメントでは、開始位置ssiには
「76」(S74のインデックス)が設定され、終了位
置seiには「111」(C3のインデックス)が設定
され、3回目の呼出で得られるセグメントでは、開始位
置ssiには「112」(S109のインデックス)が
設定され、終了位置seiには「121」(Eのインデ
ックス)が設定される。
【0026】次に、セグメントの抽出が終了したか否か
が判定され、終了していない、即ちセグメントが抽出さ
れた場合には(ステップ12:No)、セグメント内屈
折点抽出処理(図4参照)が実行される(ステップ1
3)。
【0027】この制御が開始されると、セグメント内の
データを指示するインデックスnに、ステッチデータが
連続する区間の開始位置ssiが設定され、屈折点のイ
デックスを配列Rに格納する場所を指示するインデック
スmに、屈折点の開始位置のインデックスrsiが設定
される。また、ステッチの曲がり具合を評価するパラメ
ータdに「0」が設定される(ステップ20)。
【0028】次に、屈折点のインデックスの配列Rのm
番目に(=R[m])にn、つまりセグメント開始位置
のインデックスが格納される(ステップ21)。さら
に、mが1つ進められ、nが2つ進められる(ステップ
22)。次に、図13(a)に示すように、配列要素D
[n−1]に対応する点(以下、配列要素に対応する点
を点D[n−1]と呼ぶ)が屈折点になるか否かを判定
するために、点D[n−1]からその前の点D[n−
2]に向かうベクトルUと、点D[n−1]からその次
の点D[n]に向かうベクトルVが、点D[n−1]の
時計回りにベクトルUからベクトルVに向かって作る角
θ(これは−π<θ≦πの範囲内で一意的に決まる)に
対して、図13(b)の式でsinθ、cosθが計算
される(ステップ23)。
【0029】次に、ステップ23で得られたcosθの
値により、点D[n−2]、点D[n−1]、点D
[n]を結ぶ線分が点D[n−1]において屈折してい
るか否かの第1の判定が行なわれる。タタミステッチに
おける端以外の途中の針落ち点や、一直線上に並んだ走
りステッチなどのように、線分が一直線に並ぶ場合には
cosθは−1に近付くので、所定の第1直線判定閾値
に十分小さな正数を選んだとき、 第1判定式: 1+cosθ≦第1直線判定閾値 は成り立つ。一方、サテン・タタミステッチの両端の折
り返しの点などのように、線分が一直線に並ばず、急な
角度を持って折り返す場合にはcosθは−1に近付か
ないので、第1判定式は成り立たない(ステップ2
4)。例えば、一直線に並んでいると判定する範囲を角
度が180度の前後30度以内とすれば、第1直線判定
閾値は、「1−cos(π/6)」と設定すれば良い。
【0030】第1判定式が成り立たない場合には(ステ
ップ24:No)、点D[n−2]、点D[n−1]、
点D[n]を結ぶ線分が点D[n−1]において屈折し
ていると判定して、配列Rのm番目にn−1を格納し
(ステップ25)、mを次に進め、ステッチの曲がり具
合を評価するパラメータdを初期化し(ステップ2
6)、nを1つ進める(ステップ29)。図14(b)
は、点D[n−1]が屈折点になっている例を示してい
る。
【0031】第1判定式が成り立つ場合には(ステップ
24:Yes)、ステッチの曲がり具合を評価するパラ
メータdに点D[n−1]におけるsinθを加え(ス
テップ27)、 第2判定式: d≦第2直線判定閾値 が成り立つか否かを判定する(ステップ28)。
【0032】第2判定式が成り立つ場合には(ステップ
28:Yes)、点D[n−2]、点D[n−1]、点
D[n]を結ぶ線分が図13(a)のようにほぼ一直線
上に並んでいて点D[n−1]は屈折点とはならないの
で、n−1を屈折点として記憶しないで次にステップ2
9に移行する。
【0033】第2判定式が成り立たない場合には(ステ
ップ28:No)、図13(c)に示すように、ステッ
チの針落ち位置を結ぶ線分が同じ方向に少しづつ曲がっ
ている場合で、曲がり具合を評価するパラメータdにs
inθが加算されていくので、曲がり具合が直線と判定
される限界値をちょうどそこで超えたと判定され、点D
[n−1]を屈折点として記憶するために、ステップ2
5に移行し、屈折点の記憶が行なわれる。
【0034】その後、ステップ30において、nがステ
ッチデータが連続する区間の終了位置seiと比較さ
れ、一致しない場合(ステップ30:No)、ステップ
23に戻り処理を繰り返す。この繰り返し処理によって
セグメント内の全ての針落ち点に対して縫目の進行方向
が反転する屈折点であるか否かが判定され、屈折点であ
る場合はそのインデックスが配列Rに格納される。
【0035】ステップ30において、nと終了位置se
iが一致する場合(ステップ30:Yes)、セグメン
トの最後の点のインデックスを記憶し(ステップ3
1)、屈折点の終了位置のインデックスreiにm+1
を格納して(ステップ32)、この制御を終了して、図
3の糸密度補正区間検出制御のステップ14にリターン
する。
【0036】例えば、図10の刺繍縫目データの配列D
に対しては、図11に示すように屈折点のインデックス
を格納する配列Rには、1回目のセグメント内屈折点抽
出ルーチンの呼出では、屈折点の開始位置のインデック
スrsiは「0」、屈折点の終了位置のインデックスr
eiは「38」となり、配列要素R[0]〜R[37]
に値が格納される。また、2回目の呼出では、屈折点の
開始位置のインデックスrsiは「38」、屈折点の終
了位置のインデックスreiは「73」となり、配列要
素R[38]〜R[72]に値が格納される。また、3
回目の呼出では、屈折点の開始位置のインデックスrs
iは「73」、屈折点の終了位置のインデックスrei
は「79」となり、配列要素R[73]〜R[78]に
値が設定される。
【0037】次に、セグメント内糸密度補正区間検出処
理(図5参照)が実行される(ステップ14)。この制
御が開始されると、配列Rのインデックスを指示するm
に屈折点の開始位置のインデックスrsi+2が設定さ
れ、サテン・タタミステッチがスタートしたか否かを判
定するフラグfにオフ(=0)が設定される(ステップ
40)。
【0038】次に、m−1番目の屈折点D[R[m−
1]]からm−2番目の屈折点D[R[m−2]]に向
かうベクトルUと、m−1番目の屈折点D[R[m−
1]]からm番目の屈折点D[R[m]]に向かうベク
トルVが、点D[R[m−1]]の回りにベクトルUか
らベクトルVに向かって作る時計回りの角φ1(−π<
φ1≦π)に対し、sinφ1、cosφ1を求める
(ステップ41)。これはセグメント内屈折点抽出処理
におけるステップ23と同じように、図13(b)と同
様の式で求めることができる。
【0039】次に、点D[R[m−2]]と点D[R
[m−1]]と点D[R[m]]を結ぶステッチがサテ
ン・タタミステッチになるか否かが判定される(ステッ
プ42)。図16(a)に示すように、これら3点に対
して、点D[R[m−1]]の回りにできる角φ1と、
点D[R[m]]から直線D[R[m−1]]D[R
[m−2]]に下した垂線の長さgを考えることができ
るが、これら3点を結ぶステッチがサテン・タタミステ
ッチになるか否かの判定は図16(b)に示すように、
これら角φ1と長さgを使って行なわれる。
【0040】垂線の長さgを使って判定が行なわれる場
合は(1)、先ず垂線の長さgが3点の位置から計算さ
れ、gが所定の距離閾値A以下の場合にサテン・タタミ
ステッチであると判定される。これは、サテン・タタミ
ステッチとなる時には折り返す糸と糸の間の距離が一定
間隔以下になるという性質を使って行われるのである。
また、サテン・タタミステッチではすき間ができないよ
うに針落ち位置が決まるため、この所定の距離閾値Aを
糸幅(太さ)の2倍程度とすることで、さらに正確な判
定が行なわれる。
【0041】また、角φ1を使って判定が行なわれる場
合は(2)、角|φ1|(角|φ1の絶対値)が鋭角で
ある所定の角度閾値B以下の場合にサテン・タタミステ
ッチであると判定される。これは、サテン・タタミステ
ッチとなる時には、屈折点における折り返しの屈折角が
一定以下の鋭角におさまるという性質を使って行われる
のである。角|φ1|が角度閾値B以下と言う条件は、
ステップ41で求めたsinφ1、cosφ1を使っ
て、 |sinφ1|≦sinB かつ cosφ1≧cos
B と置き換えることもできる。
【0042】ステップ42において、3点を結ぶステッ
チがサテン・タタミステッチになると判定されると(ス
テップ42:Yes)、次に、サテン・タタミステッチ
がスタートしたか否かを判定するフラグfが調べられ、
フラグがオフ(=0)の場合(ステップ43:No)、
fにオン(=1)が設定され、糸密度補正区間のインデ
ックスを格納する配列Tのsc番目の要素の、開始位置
記憶場所(S)に、配列Rにおけるインデックスm−2
が格納される(ステップ44)。その後、角φ2に角φ
1が設定され(ステップ46)、mが1つ増やされる
(ステップ50)。その後、ステップ51に移行する。
【0043】ステップ43においてフラグfがオン(=
1)の場合(ステップ43:Yes)、次に、屈折点D
[R[m−1]]における角φ1と1つ前の屈折点D
[R[m−2]]における角φ2の向きが反対方向にな
るか否かを判定する(ステップ45)。ステップ41で
決めたように、角φ1や角φ2はベクトルUからベクト
ルVに向かって作る角(−π<φ1≦π)で、角φ1が
時計回りの方向に取れる場合は0<sinφ1となり、
角φ1が反時計回りの方向に取れる場合はsinφ1<
0となる。つまりステップ45は、sinφ1sinφ
2<0という式で判定される。
【0044】ステップ45で角φ1と角φ2が反対方向
と判定されると(ステップ45:Yes)、図15に示
すように、点D[R[m]]までは糸密度補正区間内の
点であることがわかるので、補正区間はまだ続いている
として、ステップ46に移行する。また、ステップ45
で角φ1と角φ2が同じ方向と判定されると(ステップ
45:No)、屈折方向がその1つ前の屈折点の屈折方
向と同じ方向になってしまい、サテン・タタミステッチ
の規則から外れるので、点D[R[m−1]]までで補
正区間は終了したことになり、フラグfにオフが設定さ
れ、糸密度補正区間のインデックスを格納する配列Tの
sc番目の要素の終了位置記憶場所(E)に、配列Rに
おけるインデックスmが格納される(ステップ48)。
その後、糸密度補正区間の数scが1つ増やされ(ステ
ップ49)、ステップ50に移行する。
【0045】ステップ42において、サテン・タタミス
テッチにならないと判定されると(ステップ42:N
o)、次に、サテン・タタミステッチがスタートしてい
るか否かを判定するフラグfが調べられ、既にスタート
としていると判定された場合(ステップ47:Ye
s)、このとき点D[R[m−1]]までは補正区間に
入り、点D[R[m]]からは補正区間に入らないの
で、補正区間の終了位置を記憶するために、ステップ4
8に移行する。ステップ47において、fがオフと判定
されると(ステップ47:No)、ステップ50に移行
し、mが1つ増やされる。
【0046】次に、ステップ51においてmと屈折点の
終了位置のインデックスreiが比較され、等しくない
場合は(ステップ51:No)、ステップ41に戻って
処理が繰り返される。等しい場合は(ステップ51:Y
es)、サテン・タタミステッチがスタートしているか
否かを判定するフラグfが調べられ、スタートしている
と判定された場合(ステップ52:Yes)、糸密度補
正区間のインデックスを格納する配列Tのsc番目の要
素の終了位置記憶場所(E)に、配列Rにおけるインデ
ックスmが格納され(ステップ53)、糸密度補正区間
の数scが1つ増やされ(ステップ54)、この制御を
終了して、図3の糸密度補正区間検出制御のステップ1
5にリターンする。ステップ52において、スタートし
ていないと判定された場合は(ステップ52:No)、
そのままステップ15にリターンする。
【0047】例えば、図10の刺繍縫目データの配列D
と、図11のその屈折点のインデックスを格納した配列
Rに対して、図12に示すように、糸密度補正区間のイ
ンデックスを格納する配列Tには区間が格納される。1
回目のセグメント内糸密度補正範囲検出ルーチンの呼出
では、補正区間の数scは4となり、配列要素T[0]
〜T[3]に新しい区間が格納される。また、2回目の
呼出では、補正区間の数scは「7」となり、配列要素
T[4]〜T[6]に新しい区間が格納される。また3
回目の呼出では、補正区間の数scは「7」のままとな
り、新しい区間の設定はない。この例では、配列要素T
[0]、T[1]、T[2]、T[3]はそれぞれちょ
うど、旗の十字の外側の左上と右上と左下と右下のサテ
ン・タタミステッチの部分の糸密度補正区間を示してお
り、配列要素T[4]、T[5],T[6]はそれぞれ
ちょうど、旗の十字の内側の上、下、真中のサテン・タ
タミステッチの部分の糸密度補正範囲を示している。
【0048】次に、次の処理のために屈折点の開始位置
のインデックスrsiに屈折点の終了位置のインデック
スreiが設定され(ステップ15)、ステップ11に
戻り、繰り返し処理が行なわれる。ステップ12におい
て、セグメント抽出が終了したと判定されると(ステッ
プ12:Yes)、この制御を終了して、メインルーチ
ンにリターンする。
【0049】以上の糸密度補正範囲検出処理によって、
例えば、図10の刺繍縫目データの配列Dに対しては、
図11に示すようなその屈折点のインデックスを格納し
た配列Rと、図12示すような糸密度補正区間のインデ
ックスを格納した配列Tが得られる。
【0050】以上で述べた手順により、一針ごとの針落
ち位置の変化を表すXY制御データで構成された刺繍縫
目データから糸密度補正が必要な区間を自動検出するこ
とができ、この検出された区間に対して、例えば特公昭
61−16193号公報で実施されているような糸密度
補正方法と組み合わせることにより、刺繍縫目データに
対して拡大・縮小を行っても、サテン・タタミステッチ
で覆われる部分は糸と糸の間がすいたり密になりすぎた
りすることが防止される。
【0051】例えば、図17(a)に示すように、刺繍
模様を拡大する場合には、各針落ち位置の座標値を倍率
に応じて正比例に拡大して、縫目が同じ方向に反転する
屈折点によって挟まれる中間部分に新たな針落ち点を、
追加して、加工布が露出することを防止する。また、図
17(b)に示すように、刺繍模様を縮小する場合に
は、各針落ち位置の座標値を縮小率に正比例に縮小し
て、縫目が同じ方向に反転する屈折点を1おきに間引
き、残った屈折点どうしをつなぐように刺繍縫目データ
を作成する。
【0052】尚、上記実施例では、ステッチが連続して
同じ位置に落ちる場合(点D[n−1]と点D[n]が
一致する場合、即ち、とめ縫いの場合)は考慮されてい
なかったが、刺繍縫目データの配列Dにステッチを格納
する際に、連続して同じ位置に落ちるステッチは1つの
点として格納するようしてから、上記の処理を行なえ
ば、糸密度補正区間を自動的に検出すことができること
は明らかである。
【0053】また、上記実施例のステップ23やステッ
プ41でsin、cosを求める代りに、直接角θや角
φ1を求めるように糸密度補正区間抽出処理を構成した
り、前記距離閾値Aや角度閾値Bを選択した刺繍縫い目
データ毎にユーザが任意に設定できるように糸密度補正
区間抽出処理を構成したり、ステップ42における評価
を点D[R[m−2]]から直線D[R[m−1]]D
[R[m]]に下ろした垂線の長さgで評価するように
糸密度補正区間抽出処理を構成する等、本発明の技術的
思想の範囲内において、前記実施例の制御に関し、既存
の技術や当業者に自明な技術に基づいて種々の変更を加
えることもあり得る。
【0054】そして、上記実施例においては、針落ち位
置が座標値にて予め記憶されているが、針落ち位置を針
落ち位置どうしの相対位置に基づく布の送り量で表わし
ても良い。その場合、送り量から座標位置を求めた後
に、上述したような糸密度補正区間抽出処理を行なうよ
うにプログラムを作成する。
【0055】以下、図18(a)に示すような折返し縫
いを含む縫いデータを処理する場合を説明する。尚、縫
目方向が反転する屈折点D1乃至D16においては、折
返し部分の屈折点D11、D13,D15が正方向の屈
折点D1、D3,D5,D7、D9とほぼ一列に並ぶと
共に、屈折点D12,D14が正方向の屈折点D2、D
4,D6,D8,D10とほぼ一列に並び、屈折点D1
6がはじめて屈折点どうし結んだ線分からはみ出る屈折
点である。
【0056】連続する3つの屈折点を結んだ角度が鋭角
であるので、サテン・タタミステッチが開始されること
が検出され、上述した処理が同様に屈折点D9まで行な
われる。そして、屈折点D10において、折返し縫いが
開始されるので、ステップ45において、屈折点D9に
おける角φ9の方向(反時計回り)と屈折点D10にお
ける角φ10の方向(反時計回り)が同一方向であるこ
とが判定され(sinφ9sinφ10>0)、サテン
・タタミステッチの1つの領域が終了したことが検出さ
れる(ステップ48、49)。こうして、屈折点D1,
D2,D9,D10を端点とする領域が画定される。そ
して、屈折点D11からまた次のサテン・タタミステッ
チ領域が始まったことが、角度に基づき検出される(ス
テップ41)。
【0057】しかし、連続する3つの屈折点を結んでで
きる角度や距離にだけ基づいて、即ち、上記屈折点にお
ける角度の方向(連続する3つの屈折点を結んだときの
一方の線分から他方の線分への方向)に基づかず、サテ
ン・タタミステッチの領域の端点となる屈折点を求める
場合、屈折点D16ではじめて屈折点がなす角度が鈍角
になったりするので、屈折点D15がサテン・タタミス
テッチの領域の端点であると認識され、屈折点D1,D
2,D15,D16を端点とする四角形により、領域を
画定しようとすると、図18(b)の波線に示す部分が
欠落してしまうのである。
【0058】本実施例においては、屈折点(対象屈折点
と称す)における角度の方向とその1つ前の屈折点にお
ける角度の方向とが同じである場合、その対象屈折点を
サテン・タタミステッチの領域の端点と識別している。
従って、連続する3つの屈折点を結んでできる角度や距
離にだけ基づいて、上記角度の方向を考慮せずにサテン
・タタミステッチの領域の端点と識別する場合に比べ
て、折返し縫いなどを含むデータを処理する際も正確に
サテン・タタミステッチの領域の端点となる屈折点を求
めることができる。このように、正方向の針落ち点と同
一線上に折り返し縫いする場合の他に、折返し縫いが重
ならないV字状の縫製領域を表わす縫いデータに対して
も、本実施例のフローチャートでサテン・タタミステッ
チの領域を正確に求めることができる。
【0059】そして、上記実施例においては、上述した
ような角θ、角φ1、並びに、距離gに基づき糸密度補
正が必要となる可能性のある部分を自動的に検出した
が、図19に示すような縫目に対しては、距離g2が予
め決められた閾値以下である部分を、糸密度補正が必要
となる可能性のある部分として自動的に検出するように
構成しても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1記載の縫目データ作成装置によれば、模様の針落
ち位置を示す縫目データに基づき屈折点を検出して、連
続する屈折点を結ぶ連続する線分の間の距離が所定の距
離以下であるか、または、連続する線分のなす屈折角が
所定の角度以下であるかの判定に基づき縫目が反転する
屈折点を検出することによって、糸密度を変更する部分
を自動的に検出しているので、糸密度を容易に変更する
ことできる。
【0061】また、請求項2記載の縫目データ作成装置
によれば、所定の距離は糸幅のほぼ2倍であるので、糸
の過疎が最も効果的に防止できる。
【0062】更に、請求項3記載の縫目データ作成装置
によれば、模様が拡大あるいは縮小されることに伴っ
て、糸密度が自動的に変更されるので、模様の拡大ある
いは縮小による糸の過疎あるいは過密が確実に防止でき
る。
【0063】そして、請求項4記載の縫目データ作成装
置によれば、折返し縫いを含むデータであっても、糸密
度を変更する部分を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は縫目データ作成装置の斜視図である。
【図2】図2は縫目データ作成装置の制御系のブロック
図である。
【図3】図3は糸密度補正区間検出制御のルーチンのフ
ローチャートである。
【図4】図4はセグメント内屈折点抽出処理制御のルー
チンのフローチャートである。
【図5】図5はセグメント内糸密度補正区間検出処理制
御のルーチンのフローチャートである。
【図6】図6(a)は刺繍図形の領域を示す図である。
図6(b)は刺繍図形の縫目の軌跡を示す図である。
【図7】図7は例に取った刺繍図形の刺繍縫目データの
1色目の針落ち位置の変化を示す図である。
【図8】図8は刺繍縫目データの2色目の針落ち位置の
変化を示す図である。
【図9】図9は刺繍縫目データの3色目の針落ち位置の
変化を示す図である。
【図10】図10は刺繍縫目データを格納する配列メモ
リDのデータ構成を説明する図である。
【図11】図11は屈折点のインデックスを格納する配
列メモリRのデータ構成を説明する図である。
【図12】図12は糸密度補正区間のインデックスを格
納する配列メモリTの構成を説明する図である。
【図13】図13はステッチが作る角θおよびsinθ
とcosθを求める式を説明する図である。
【図14】図14は屈折点になるか否かの判定をステッ
チが作る角θを使って説明する図である。
【図15】図15は屈折点における屈折の方向が逆にな
る場合を説明する図である。
【図16】図16は連続する3つの屈折点を結ぶステッ
チがサテン・タタミステッチになるか否かを判定する方
法を説明する図である。
【図17】図17(a)は、拡大に伴う糸密度補正を説
明する図である。図17(b)は、縮小に伴う糸密度補
正を説明する図である。
【図18】図18は、折返し縫いを含むデータを処理し
た場合を説明する図である。
【図19】図19は、他の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 縫目データ作成装置 10 CPU 11 ROM 20 RAM 21 刺繍縫目データメモリ 22 屈折点インデックスメモリ 23 補正区間メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫目の進行方向が屈折点で反転する模様
    の糸密度を変更可能な縫目データ作成装置において、 前記模様の針落ち位置を示す縫目データに基づき屈折点
    を検出する屈折点検出手段と、 連続する前記屈折点を結ぶ連続する線分の間の距離が所
    定の距離以下であるか、または、前記連続する線分のな
    す屈折角が所定の角度以下であるかを判定する判定手段
    と、 前記判定手段によって前記所定の距離または所定の角度
    以下であることが判定された屈折点で囲まれた領域の糸
    密度を変更する糸密度変更手段とを備えたことを特徴と
    する縫目データ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の距離が糸幅のほぼ2倍である
    ことを特徴とする請求項1記載の縫目データ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記模様を拡大あるいは縮小する拡大縮
    小手段を備え、前記糸密度変更手段は、前記模様が拡大
    あるいは縮小されることに伴って糸密度を変更すること
    を特徴とする請求項1記載の縫目データ作成装置。
  4. 【請求項4】 多数の屈折点から縫目の形成順番からし
    て連続する屈折点を3つずつ順次選択する屈折点選択手
    段と、 前記3つの屈折点を縫い順に結んだ2本の線分のうち縫
    い順に基づき一方の線分と他方の線分とに識別して、前
    記一方の線分から前記他方の線分に対する方向を求める
    方向検出手段と、 前記屈折点選択手段によって選択される前記3つの屈折
    点を1つずつ縫い順に沿って変更し、今回選択された3
    つの屈折点による前記一方の線分から前記他方の線分に
    対する方向と前回選択された3つの屈折点による前記一
    方の線分から前記他方の線分に対する方向とが同一方向
    である場合、前記屈折点で囲まれる領域範囲を前記縫い
    順と今回選択された屈折点とに基づき演算する範囲演算
    手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の縫目デ
    ータ作成装置。
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