JP2002346254A - 刺繍縫いミシン - Google Patents
刺繍縫いミシンInfo
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Abstract
選択できる刺繍縫いミシンを提供する。 【解決手段】 所定の刺繍枠に対応する縫製領域81が
所定比率で表示され、この刺繍枠の布に縫われる模様7
4が、縫製領域内に前記比率と同じ比率で表示される。
キー83a等を用いて複数の大きさの刺繍枠のなかから
所望の刺繍枠が選択されると、この選択した刺繍枠と所
定刺繍枠の大きさの比に応じて、縫製領域が変更表示さ
れる(81’、81”)。このような構成では、刺繍枠
に対応する縫製領域が、選択される刺繍枠に応じて変更
表示されるので、選択ないし編集した模様を縫製するの
に最適な刺繍枠を、縫製開始前に選択してそれをミシン
に装着でき、最適な縫目を形成することが可能になる。
Description
更に詳細には、複数の模様に対応した縫いデータを記憶
し、選択された模様の縫いデータを読み出して、この縫
いデータに従って刺繍枠を移動させながら上糸と下糸に
より刺繍枠にセットされた布に縫目を形成する刺繍縫い
ミシンに関する。
で刺繍模様を選択してそれを編集することができる。例
えば、刺繍模様として複数の文字からなる「ABCD」
を選択して、模様編集のためのレイアウト画面に移行
し、このレイアウト画面ではミシンに装着された刺繍枠
の種類を検出して、その刺繍枠の大きさに対応した模様
の大きさが演算され、刺繍枠の表示比率と同じ比率の模
様が、刺繍枠内の所定位置に配置された状態で表示され
る。
様の位置を刺繍枠内で任意に移動する編集操作や、模様
を回転させる編集操作を行ない、ミシン側ではそれぞれ
の編集操作指令を受けて模様表示データや縫製データを
変更することにより、模様表示を編集後の模様に更新
し、また縫製時に編集された模様で縫製することができ
る。
した後、再度模様選択画面に戻って、「株式会社」を選
択して、レイアウト画面に移行すると、「ABCD」と
「株式会社」が表示され、一方を任意の位置に移動した
り回転することができ、これを表示させ、縫製すること
ができる。
繍枠には異なる大きさの種類が複数あり、例えば大型
枠、中型枠、小型枠がある。模様のレイアウト画面で模
様を移動する場合には、現にミシンに装着されている刺
繍枠の大きさの範囲でしか移動できないため、小型枠が
装着されている場合には模様選択の数や移動範囲が制限
される。また、大型枠を装着して小さな模様を縫うと、
小型枠の場合に比べて、針の抜き差しによって布が大き
く上下するため、縫目の糸締まりが悪くなる恐れが有
り、できるだけ模様の大きさに近い小型の枠を装着する
方が縫目がきれいになる。
模様に近い刺繍枠はどれかを作業者が判断するには適当
な大きさの刺繍枠をミシンのキャリッジに装着して、レ
イアウト画面で縫い範囲を確認してみなければ判らなか
った。もし、模様がはみ出すようであれば、より大きな
刺繍枠をキャリッジに装着して再度縫い範囲を確認し、
よければ再度刺繍枠をキャリッジから外して被縫製布を
刺繍枠に張設して、再々度ミシンのキャリッジに装着
し、その後縫製するなど手間を要していた。
めになされたもので、選択した模様を縫製するのに最適
な刺繍枠を選択できる刺繍縫いミシンを提供することを
課題とする。
決するために、複数の模様に対応した縫いデータを記憶
し、選択された模様の縫いデータを読み出して、この縫
いデータに従って刺繍枠を移動させながら上糸と下糸に
より刺繍枠にセットされた布に縫目を形成する刺繍縫い
ミシンにおいて、所定刺繍枠に対応する縫製領域を所定
比率で表示し、刺繍枠の布に縫われる模様を、該縫製領
域内に前記比率と同じ比率で表示する表示手段と、複数
の大きさの刺繍枠のなかから所望の刺繍枠を選択する刺
繍枠選択手段と、前記刺繍枠選択手段により刺繍枠が選
択されたとき、前記縫製領域を、選択した刺繍枠と所定
刺繍枠の大きさの比に応じて変更表示する表示制御手段
と、を備える構成を採用している。
製領域が、選択される刺繍枠に応じて変更表示されるの
で、選択ないし編集した模様を縫製するのに最適な刺繍
枠を、縫製開始前に選択してそれをミシンに装着でき、
最適な縫目を形成することが可能になる。
れる刺繍枠の種類を検出する刺繍枠センサと、前記選択
手段で選択された刺繍枠と刺繍枠センサで検出した刺繍
枠の一致または不一致を判別する判別手段と、ミシン始
動指令が出力されたとき、前記判別手段が刺繍枠の不一
致を判別する場合にはミシンの始動を禁止する制御手段
と、を備える構成も採用している。
実際に装着される刺繍枠の不一致を防止できるので、縫
製ミスを減少させることができる。
施の形態を詳細に説明する。
の一例である刺繍ミシン1は、ミシン胴部2、ミシンア
ーム3、刺繍ミシン1に着脱自在のミシンベッド6から
なり、スタート/ストップスイッチ4a、リバーススイ
ッチ4b、糸切りスイッチ4c、針を上位置又は下位置
に交互に移動させる半針スイッチ4d、操作パネル5、
縫い速度調整ボリューム25を備える。
れた刺しゅう縫い用のもの(図1)と、刺繍装置8がな
くミシン本体の送り歯を使用して実用模様やジグザグ模
様を形成するためのもの(図示せず)の2種類が用意さ
れ、ミシンに対して機械的、電気的に接続するためのコ
ネクター50によって制御部11(図2)は、いずれの
ミシンベッド6であるかを検出して、刺繍装置8が装着
された場合は、縫いモードが刺繍モードとなり、刺繍装
置8が装着されていない場合は縫いモードが本体モード
となり、これらの縫いモードに従って縫いデータの読み
出し、編集や起動モータの選別が行なわれる。
ベッド6において、刺繍装置8は、刺繍を施す布を保持
する刺繍枠8a(2点鎖線で表わしている)を備えるも
ので、キャリッジ7に対して刺繍枠8aが着脱可能に取
り付けられている。キャリッジ7は、後述の制御部11
の制御下、図1中の左右方向(矢印X方向)及び前後方
向(矢印Y方向)に移動可能に構成されている。刺繍枠
8aは、キャリッジ7により駆動されることによって、
操作パネル5において選択された幾何学模様、絵模様、
文字等の刺繍模様が布地に刺繍されるように前後左右に
移動するようになっている。刺繍縫いミシン1において
は、スタート/ストップスイッチ4aをON状態にする
ことによって、ミシンアーム3に取り付けられたミシン
針9と前記キャリッジ7が協働して、刺繍縫いが行われ
るようになっている。
制御システム10の概念を示すブロック図である。
御部11に接続されたROM13、RAM14、フラッ
シュメモリ15、外部記憶手段としてのROMカード1
2及び各種スイッチや検出基板等から構成される。
り、CPUや入出力インターフェースを有する。
ン1における縫製動作や後述の表示処理を実行するため
の制御プログラムや制御データ、さらには内蔵模様とし
ての実用縫い、模様縫い、文字縫い、及び刺しゅう縫い
のための模様情報(運針情報及び表示情報)を記憶した
模様記憶手段、及び後述する模様の種類に対応した縫い
方説明情報と、個々の模様の種類とは無関係なミシンの
一般的な説明情報としてミシンの使い方情報、アドバイ
スする情報、トラブル対処情報、エラーメッセージ情
報、及び問い合わせ先情報を記憶する説明情報記憶手段
を備えている。また、フラッシュメモリ15は、不揮発
的に各種データを記憶でき、書き込み読み出し可能なメ
モリであり、EEPROMや電池でバックアップしたR
AMであってもよい。
は、書き込み読み出し可能な記憶媒体でもよく、このR
OMカードには、各種刺繍模様の表示データとそれら刺
繍模様を形成するための刺繍データが模様別に記憶され
ている。ROM13及びROMカード12内の刺繍デー
タは、多色模様については色別に運針情報を有する。
て、一時的にデータを作業領域内の空き領域に格納する
一般的な構成が取られている。また、RAM14は操作
パネル5で表示される模様選択画面に対応して選択模様
や編集模様を記憶する編集バッファとしての役割を備え
る。そのために、第1と第2バッファ14aと14bを
備えている。
ている制御プログラム、制御データ、刺繍データ、およ
びROMカード12内の刺繍データに基づいて、入力さ
れる各種信号やデータを利用し、刺繍縫い動作や操作パ
ネル5における各種表示処理を制御するようになってい
る。
換して刺繍ミシン1に供給するもので、電源スイッチ2
1がオンされると、制御部に直流電源が供給される。
インモー夕23に関する制御信号が入力されると、メイ
ンモー夕23が駆動され、前記ミシン針9が上下に動作
するようになっている。メインモー夕23の回転数は近
傍に配置したMP(モータパルス)検出基板24によっ
て検出する。なお、メインモー夕23の回転速度は制御
部11に接続されているコントローラ26及びスライド
ボリューム25を介して制御され、また、起動停止は、
スイッチ基板30に設けられたスタートストップスイッ
チ4aを操作することにより行われる。なお、スイッチ
基板30には、この他に、布送り方向を変更するための
リバーススイッチ4bや上糸と下糸を切断するための糸
切り装置を作動するための糸切りスイッチ4c、半針ス
イッチ4dが接続されている。
続された3つのステッピングモー夕である針振りモー夕
32、送りモー夕34、横送りモー夕36が組み込まれ
ている。ミシンに装着されている前記ミシンベッド6に
刺繍装置8が装着されていない場合は、電源オン時にコ
ネク夕50によってこれを検出していわゆる本体ミシン
モードとなり、模様選択及び編集する模様はすべて本体
モードで模様縫いするための模様が自動的に設定され、
模様選択及び編集可能に表示される。
モー夕32、送りモー夕34、横送りモー夕36とメイ
ンモー夕23によって、布送り歯による布送りと針振り
移動とが協働して本体ミシンで選択した模様として、直
線、ジグザグ、ボタン付け等の実用模様縫い、各種文字
縫い、ワンポイントなどの小型のもよう縫いなどが実行
される。各モー夕にはそれぞれの動作を検出するための
針振り検出基板31、送り検出基板33、横送り検出基
板35、及び主軸検出基板37を備えており、縫いデー
タによるモー夕制御を可能としている。
1、エンコーダー42、ポテンショメー夕43は、上糸
を所定量供給する自動糸調子装置を構成するものであ
り、エンコーダー42は上糸の繰り出し量を検出して、
もし上糸が切れた場合などで繰り出し量がゼロになった
場合には、上糸切れと判断して操作者に警告するための
上糸無しセンサーとしても機能する。ポテンショメー夕
43は布押え装置の布厚を計測するセンサであり、上糸
繰り出し量を演算する場合のデータを与えるものであ
る。
ンのメインモー夕が停止するように制御される縫いスイ
ッチである。BHストップスイッチ44aとBHリバー
ススイッチ44bからなるボタンホールスイッチ44
は、ボタンホールを縫う場合に左右の平行部の縫目端部
を検出してボタンホール縫目を4方向で縫目形成できる
ようにするためのものである。
光基板46は、ボビンに巻かれた下糸の巻回量を検出す
るものであり、所定量以下になった場合には操作者に警
告を発するようになっている。
き付ける際に、ボビンが糸巻き軸に装着されているかを
検出して、ボビンが糸巻き軸に装着されているときに
は、針棒切り外し装置を作動して針棒の上下動を停止し
てボビンに糸巻きができるように制御される。
に手元を照らすランプ49をON/OFFするスイッチ
である。
刺繍装置8(図1)に装着したキャリッジ7をXY方向
に駆動するXY駆動手段51が中継コネクター50を介
して接続されている。
なわち刺繍範囲の大きさを検出する枠スイッチ52と枠
スイッチ53が設けられ、枠の大きさによって枠スイッ
チ52と枠スイッチ53のいずれかがON状態になり、
枠の種類が判別されるようになっている。またX方向モ
ー夕54、及びY方向モー夕55は、刺繍枠8aをX方
向、Y方向に移動するためのステッピングモー夕であ
り、X検知基板56、Y検知基板57によってX方向モ
ー夕54、及びY方向モー夕55の原点がそれぞれ検出
される。
記ミシンベッド6に刺繍装置8が装着されている場合
は、コネク夕50によってこれを検出して制御部11は
刺繍モードになり、ROMカード12又はROM13か
ら読み出され表示された選択及び編集する模様は、すべ
て刺繍モードで刺繍縫いするための模様が対象となるよ
うに自動的に設定され、ミシンが起動すると、メインモ
ータ23とX方向モー夕54、及びY方向モー夕55と
が協働して刺繍枠に固定された布に対して縫目形成され
刺繍縫いが実行される。
に内蔵される表示手段としてのカラー液晶表示ユニット
であり、制御部11からの制御信号によって所定の表示
を行う。表示基板60の背面にはバックライト61が設
置され、インバータ基板62がバックライト61に対し
て電源を供給する。また、操作パネル5は表示画面とと
もに、透明タッチスイッチを配置したタッチパネル63
を備え、このタッチパネル63の所望の位置を押圧入力
されると、その位置を検出して制御部11は同じ位置に
表示されている表示手段の内容を決定しその表示内容に
関連した制御が実行され、必要に応じて表示基板60の
表示画面が切り換えられるようになっている。なお、こ
の表示されている表示手段の内容の指示並びにその表示
内容に関連した制御の実行は、タッチパネルの押圧入力
のほかに、マウスあるいはペンタッチなど他の入力手段
を介しても行なうことができる。
設置した糸巻きから上糸を予めこの自動上糸掛け装置に
セットしておき、後述の自動上糸かけキー70dを押す
ことにより、上糸を天秤や自動糸繰り出し装置に糸通し
して、さらに針棒の下端に装着した針の目孔に通す一連
の作業を自動的に行なうように構成されている。
巻きキー70eを押すことにより、針に通した上糸また
は下糸用の糸巻きのいずれか一方から引き出した下糸
を、釜の中にセットした状態のボビンに引っかけ、次に
ボビンを回転させることで、ボビンに下糸を自動的に適
量だけ糸巻きをするように構成されている。このような
構成により、めんどうな下糸巻き作業から開放されるだ
けでなく、刺繍モードにおいて下糸が少なくなった場合
に、キャリッジに刺しゅう枠を装着した状態で下糸巻き
することで継続的に刺しゅう縫いを実行することができ
る。
体モードと判断した場合、図4に図示したような模様選
択画面が、また刺繍モードと判断した場合は、図5に図
示したような模様選択画面が操作パネル5に現れる。表
示基板60の下にスイッチ70a〜70fからなる固定
スイッチ70が印刷により常時示されており、カラー液
晶表示基板60及び固定スイッチ70全体が透明タッチ
スイッチパネル63でカバーされている。固定スイッチ
70は、「ガイド」キー70a、「保存読み出し」キー
70b、「マニュアル調整」キー70c、「自動上糸か
け」キー70d、「自動下糸まき」キー70e、「一時
保存」キー70fから構成される。いずれかの固定スイ
ッチを直接押圧操作すると、透明タッチスイッチパネル
63により直ちに検出して所望の機能を実行することが
できるとともに、押圧したスイッチ表示の色が反転する
ようになっている。
に構成されたミシンにおいて刺繍モードにおける模様編
集の全体の流れを図3を用いて説明する。
繍モードにあると、図5に示した画面が表示基板60に
現れる(ステップS2)。作業者は、マークキー72
と、マークキーを押したときに現れる種々の模様を選択
することにより縫製しようとする刺繍模様を選択するこ
とができる(ステップS3)。例えば、図5では、「マ
ーク1」キーが操作されており、このマークキーに関連
した12種類の模様が現れ、また他の「マークn(n=
2、3、4、5)」キーを選択したときも同様にそのキ
ーに関連した模様が現れるので、作業者は、所望の模様
を選択する。
すると、その選択された模様74が画面上部に表示され
る(ステップS4)。また、この模様のレイアウトを編
集する場合には、「レイアウト画面」キー75を押すに
とにより、図6(A)に示したような種々のキー80を
配置したレイアウト画面に移行する(ステップS5、S
6)。
い」キー80aは、選択した模様が実際に縫製物上のど
の範囲に縫われるかを確認するためのもので、このキー
を押すと(ステップS7)、後述するように縫い範囲確
認処理が行なわれる(ステップS30)。また、「組み
合せ」キー80bは、複数の模様を選択するもので、こ
のキーを押すと(ステップS8)、ステップS2の模様
選択画面に戻って、当初選択した一つ又は複数の模様を
一つの組とし、これに他の一つ又は複数の模様を他の組
にして複数の組の模様を作成できる。レイアウト画面に
は、これら複数の組の模様が同時に表示され、このレイ
アウト画面に表示された編集操作のスイッチにより、後
述する確認キー80j、80iで指定されたいずれかの
組の模様に対して独立して編集操作が可能となる。
繍枠に対する縫製領域を画面上に表示するもので、この
キーを押すと(ステップS9)、後述する刺繍枠設定処
理が行なわれる(ステップS40)。「位置/回転」キ
ー80dは、選択した模様の位置を調整したりあるいは
回転させるためのもので、このキーを押すと(ステップ
S10)、後述する位置/回転移動処理が行なわれる
(ステップS50)。また、「もようサイズ」キー80
eは、模様のサイズを変更するためのもので、このキー
を押すと(ステップS11)、後述する模様サイズ変更
処理が行なわれる(ステップS80)。
称に反転させるためのキーで、このキーを押すと(ステ
ップS12)、模様反転処理が行なわれる(ステップS
90)。「文字サイズ/文字間」キー80fは、選択し
た文字からなる文字列の文字サイズ、文字間隔を調節す
るためのキーで、このキーを押すと(ステップS1
3)、後述する文字サイズ/間隔変更処理が行なわれる
(ステップS100)。
キー80hを押すと(ステップS14)、ミシンにセッ
トした刺繍枠の大きさを検出して、この刺繍枠における
模様の配置位置表示を刺繍枠の大きさに対応して行なう
とともに、模様のパーツ表示、及びぬい時間表示、及び
たてよこ表示などが表示される、図6(B)に示したよ
うな編集確認画面が現れる(ステップS15)。ここ
で、「ぬいはんい」キー80aを押すと(ステップS1
6)、縫い範囲確認処理が行なわれ(ステップS3
0)、「組み合せ」キー80bを押すと(ステップS1
7)、ステップS2の模様選択画面に戻って他の模様を
選択して組み合わせることができ、「編集」キー80m
を押すと(ステップS18)、ステップS6のレイアウ
ト画面に戻る。
タを編集(変更)することにより、編集が終わると、選
択した模様のデータは編集後の模様に更新され、その編
集した模様に対応する縫製データが作成される。従っ
て、編集確認画面が表示されているとき、点線で囲む処
理中にスタートスイッチがオンにされると、ステップS
20で示す縫い実行割り込み処理が行なわれ、エラーが
なければ(ステップS21)、上記選択及び編集した模
様に対応する縫いデータに従って縫いが実行され(ステ
ップS23)、一方エラーがある場合には、警告処理が
行なわれる(ステップS22)。
認」キー80j、80iは、バッファにある前のあるい
は後の選択表示情報を表示させるためのキーであり、
「削除」キー80kは、選択された模様を削除するため
のキーである。
0で行なわれる縫い範囲確認処理を図7のフローチャー
トを参照して説明する。これは、選択、編集した表示画
面上の模様が実際の縫製物上でどの位置にくるかを目
視、確認するためのものである。
とするときに、図6(A)の画面が現れ、このとき刺繍
枠に対応する縫製領域81が擬似的に表示基板60に表
示され、選択された模様74は、この領域81において
編集される。制御部11は、図8(A)に示したよう
に、選択ないし編集された模様74に対して、その画像
データから模様74に外接する多角形(四角形)を形成
し、模様の概形(概略形状)を定める複数の所定点、す
なわち4個の頂点A、B、C、Dと、多角形の中心Oの
座標位置(Xn、Yn)(n=0〜4)を演算する。
い」キー80aを押すと、図8(B)に図示したような
縫い範囲確認画面82が現れ(ステップS31)、前記
頂点A〜D並びに中心Oの所定点に対応した設定手段と
してのキー82a〜82eが表示され、設定される。こ
れらの各キーは、領域81内の模様の頂点などに直接設
定してもよいが、小さい模様の時には、キーの判別が困
難になるので、図8(B)に示したように、編集画面と
は別画面で、模様の大きさに無関係に定形で同じ位置に
表示される。
ルを介して操作すると、信号出力手段及び制御手段とし
ての制御部11は、どのキーが押されたかを判別し、各
キーに対応している所定点の座標位置を読み込み(ステ
ップS32)、その座標位置に対応した位置信号を出力
し、この位置信号に従って、所定点に対応する刺繍枠内
の位置が縫針に対して所定位置、例えば針落ち点にくる
ように、刺繍枠を移動させる(ステップS33)。この
とき、実際に針を下降させることもできる。
置A(X1、Y1)が識別され、この位置の座標値と針
落ち点の座標値から刺繍枠の移動量が演算され、X、Y
方向モータ54、55が駆動され、Aに対応する刺繍枠
内の位置が針落ち点に一致するように刺繍枠が移動され
る。これは、他のキー82b〜82eを押したときも、
同じでそれぞれ、B、C、D、Eに対応した刺繍枠内の
位置が針落ち点に一致するように刺繍枠が移動される。
eを操作することにより、編集した模様が実際の縫製物
のどこに位置するかを知ることができ、特にすでに縫製
物に模様が存在していて、その模様に対して今編集した
模様がどのような位置で縫製されるか、あるいは実際の
模様が刺繍枠の端部に対してどのくらい余白をもって縫
製されるかを概略知ることができる。これにより、模様
を再編集すべきかどうかを縫製する前に確認することが
でき、有用な手段が提供される。
を押すと(ステップS34)、刺繍枠を元の位置に戻す
ことができ(ステップS35)、模様を更に微調整する
ために再編集すべきときは、キー80pを押すことによ
り図6(A)のレイアウト画面に戻ることができる。
で行なわれる刺繍枠の設定処理を図9に図示した流れに
沿って説明する。
しゅう枠」キー80cを操作すると、図10に図示した
ような刺繍枠選択画面83が表示され(ステップS4
1)、大中小の3種類の大きさの刺繍枠を設定ないし選
択できる刺繍枠選択手段としての「大型枠」キー83
a、「中型枠」キー83b、「小型枠」キー83c、そ
れに最大の刺繍枠に入りきれない大きな模様を縫うとき
の「つなぎ刺しゅう」キー83dが表示される。
域81は、大型の刺繍枠に対応する大きさになってい
て、所定の比率で縮小表示されており、また選択した模
様74も、実際に布に縫製されるときの布での大きさに
対して同じ比率で縮小表示される。
あるいは「小型枠」キー83cを操作すると(ステップ
S42)、ミシンに実際に装着された刺繍枠の大きさに
かかわらず、制御部(表示制御手段)11は、その選択
された刺繍枠の大型刺繍枠に対する割合を演算し(ステ
ップS43)、それぞれ中型の刺繍枠、小型の刺繍枠に
対応する縫製領域81’、81”を作成し、縫製領域8
1を切り替えて縫製領域81’あるいは81”を表示さ
せる(ステップS44)。模様74の大きさは、縫製領
域の切り替えに無関係なので、作業者は、縫製模様に最
も適する刺繍枠を画面上で確かめることができる。従っ
て、最適な刺繍枠が確認された場合には、実際の刺繍枠
をそれに取り替えることができる。このように、刺繍枠
に対応する縫製領域が、選択される刺繍枠に応じて変更
表示されるので、選択ないし編集した模様を縫製するの
に最適な刺繍枠を、縫製開始前に選択してそれをミシン
に装着でき、最適な縫目を形成することが可能になる。
模様が縫製領域外にはみ出してしまう場合があるので、
そのときは、例えば「枠の変更により枠外にでる模様が
あります。枠の変更を続けますか」などの警告メッセー
ジを出すようにしてもよい。そして、続行するときは
(ステップS45)、ステップS42に戻って刺繍枠の
選択を行なう。
とにより、上述した縫い範囲確認処理(ステップS3
0)を行なうことができ(ステップS46)、また「位
置決め線」キー80qを押すと(ステップS47)、画
面にグリッド線81cを表示させることができる(ステ
ップS48)。従って、作業者は選択した刺繍枠に対す
る模様の位置をより的確に把握することができる。
ことにより図6(A)のレイアウト画面に戻ることがで
きる(ステップS49)。
れる刺繍枠センサによりミシンに装着されている刺繍枠
の種類を検出し、制御部(判別手段、制御手段)11に
より、キー83a、83b、83cにより選択された刺
繍枠と刺繍枠センサで検出した刺繍枠の一致または不一
致を判別し、ミシン始動指令が出力されたとき、前記判
別手段が刺繍枠の不一致を判別する場合にはミシンの始
動を禁止するようにすることができる。それにより、選
択した刺繍枠と、実際に装着される刺繍枠の不一致を防
止できるので、縫製ミスを減少させることができる。
50で行なわれる位置/回転移動処理について図11の
フローチャートを参照して説明する。
転編集したい場合は、図6(A)に示したレイアウト画
面において「位置/回転」キー80dを押す。この操作
により画面は、図12に示した編集画面になるので、
「回転」キー86を押すと(ステップS51)、模様回
転画面85が現れる(ステップS52)。
角度(図示例では1度)を操作ごとに加算して設定でき
る回転角度設定手段としての第1のキー85a、該キー
85aの回転角度の桁と異なる回転角度(図示例では1
0度)を操作ごとに加算して設定できる回転角度設定手
段としての第2のキー85b、それにキー85aと85
bの回転角度の桁とそれぞれ異なる回転角度(図示例で
は100度)を操作ごとに加算して設定できる回転角度
設定手段としての第3のキー85c、並びに回転角度を
0度に設定する設定キー85dが現れる。このように、
回転角度設定手段は第1、第2、第3のキー85a、8
5b、85cを備えている。
に応じてキー85a、85b、85cを使い分けてキー
操作する。例えば、12度回転させたい場合には、キー
85bを1回、キー85aを2回押し、また125度回
転させたい場合は、キー85cを1回、キー85bを2
回、キー85aを5回押す(ステップS53)。
されて累積させるので(ステップS54)、その加算累
積値がキー操作ごとに領域85fに順次数値表示され、
また領域85gに図形表示される。図示例では、90度
の角度が設定されていることが示されている。
を設定するキー85dを押せば(ステップS55)、模
様を元の状態に戻すことができ(ステップS56)、ま
た設定が終了した場合は「変更」キー85eを押すと
(ステップS57)、模様74を設定角度回転して表示
させることができる(ステップS58)。また、「戻
る」キー80pを押すと(ステップS59)、レイアウ
ト画面(ステップS6)に戻ることができる。
1は、選択された模様の縫いデータから設定された角度
回転する模様の縫いデータを演算し、これにより演算さ
れた模様の縫いデータにより布に回転した模様の縫目を
形成することができる。
る3種類の角度を設定できるので、任意の角度を少ない
キー操作で設定することができる。この場合、画面のス
ペースが許す範囲内で更に異なる単位の角度を設定でき
るキーを設ければ、更に少ないキー操作で所望する角度
で模様を回転させることができる。
ることにより、模様を微小角度回転させることができ、
微妙な回転模様を表現して縫製することが可能になる。
従って、キー85aで設定できる角度を小さくするほど
模様を微回転させることができるが、設定角度によって
はキー操作が多くなるので(例えば5度の設定には、キ
ー85aを5回押す必要がある)、微小回転をそれほど
設定しないようなミシンにおいては、これを1度より大
きな角度値とすることができる。
を待たず、各キーの操作ごとに回転させるようにしても
よい。
模様又は文字の表示位置を編集したい場合は、図12に
示した編集画面において、「位置」キー87を押すと
(ステップS60)、図13に示したように、表示位置
移動画面90が現れ(ステップS61)、この画面に
は、それぞれ8つの方向指示キー90aと、枠端キー9
0b、中心キー90cが表示される。
る模様74は、刺繍枠に対応する縫製領域81に表示さ
れるので、縫製領域81内での模様74の表示位置を移
動編集することにより、模様の刺繍枠での実際の縫製位
置をこの編集により設定することができる。
表示の中心に配置されている。針も刺繍枠の中心に配置
されている。この模様の表示位置の移動は、移動手段
(第1と第2移動手段)としての8つの方向指示キー9
0aと中心キー90c、並びに移動制御手段としての枠
端キー90bを用いて行なわれる。模様74を所定の方
向に所定量微少移動させたい場合には、枠端キー90b
を操作しないで(ステップS62の否定)、方向指示キ
ー90a、中心キー90cを操作する(ステップS6
3)。これにより、模様の表示位置は指示された方向に
キー操作ごとに所定の微少距離だけ移動するとともに、
刺繍枠もXYモータの駆動により表示位置に対応した位
置に移動される(ステップS64)。例えば、右斜め上
の方向を指示した方向指示キー90aを操作すると、模
様の表示位置は、その方向へ該キーの操作ごとに微少距
離移動し、縫製領域81の中心に移動させたい場合に
は、中心キー90cを押せば、中心に向けて所定の微少
距離移動する。
ップS62の肯定)、縫製模様の微少移動が縫製領域の
端部への1ステップ移動に切り替えられる。例えば、右
斜め上の方向を指示した方向指示キー90aを操作する
と(ステップS65)、模様74は、1ステップで縫製
領域のその方向に位置する端部(枠端)81aへ高速移
動する(ステップS66)。また、ここで、「戻る」キ
ー80pを押すと(ステップS67)、レイアウト画面
(ステップS6)に戻ることができる。
方向に所定量微少移動できるとともに、1ステップで縫
製領域の端部に高速に長距離移動できるので、選択模様
を縫製領域(枠)内で移動させる際の操作回数を軽減す
ることができると共に、模様の表示位置の移動にかかる
時間を短縮することができ、模様編集の効率を向上させ
ることができる。
を少なくとも所定の一方向へ操作ごとに所定量微少移動
させる第1移動手段と、前記所定の一方向にある所定位
置へ1ステップで移動させる第2移動手段を、方向指示
キー90aで兼用することができ、枠端キー90bの操
作によりその適用(機能)を変更することができる、と
いう特徴がある。
位置を、微少移動から1ステップの高速移動に切り替え
たが、制御部11に設けられているタイマー(計測手
段)を用いて、方向指示キーの操作(押下)時間を計測
し、その操作時間が所定時間経過した場合に、1ステッ
プで長距離を高速に移動させるようにしてもよい。従っ
て、この場合には、方向指示キーを操作すると、微少距
離移動し、操作しつづけていると、所定時間が経過した
後に、一挙に端部までの長距離を短時間で移動すること
になる。
に移動させる以外に、縫製領域の中心に高速移動させる
ようにしてもよい。
拡大して表示したい場合は、図12あるいは図13に示
した編集画面において、「ズーム」キー88を押すと
(ステップS70)、図14(A)に示したように、ズ
ーム画面91が現れる(ステップS71)。この画面で
は、図13に図示したような8つの方向指示キー90a
のほかに、表示模様をそれぞれ2倍、4倍に拡大表示さ
せる倍率設定手段としての「2倍」キー91a、「4
倍」キー91b並びに元の倍率に戻す「標準」キー91
cが表示される。
を指又はタッチペンなどで指定して、例えば「2倍」キ
ー91aを押すと(ステップS72)、図14(B)に
示したように、模様編集手段としての制御部11の制御
の元に、指定した領域81bの模様が2倍に拡大して表
示される(ステップS73)。また、この拡大された模
様を再度領域指定して再拡大させることもできる。ま
た、ここで方向指示キー90aを操作することにより
(ステップS74)、拡大した模様を1ステップずつそ
の指示方向に移動させて表示することもできる(ステッ
プS75)。
た模様の移動の場合には、刺繍枠が基準位置からその模
様の移動に対応して移動するが、ズーム画面では、単に
拡大表示を意図するだけなので、拡大模様を移動させて
も刺繍枠は移動しない。また、同様に、模様の縫いデー
タも模様の拡大と無関係なので、実際の縫製は、拡大前
の編集模様の縫いデータに従ってミシン(縫製手段)に
より縫製が行なわれる。
自体に表示されているが、これを画面領域に表示するよ
うにしてもよい。
80qを押すことにより縫製領域81にグリッド線81
cを引くことができ、その一部が図14(B)に図示さ
れている。
示す模様サイズ変更画面、並びに図22(A)に示す文
字サイズの調整画面でも有効になり、模様あるいは文字
編集に有効な手段となる。
準」キー91cを押すことによりデフォルト値に戻すこ
とができ、またステップS76で、「戻る」キー80p
を押すと、レイアウト画面(ステップS6)に戻ること
ができる。
の大きさに拡大して表示できるので、拡大処理を何回も
繰り返して行なう必要がなく、編集能率を向上させるこ
とができる。
理(ステップS80)は、模様サイズを拡大ないし縮小
するためのもので、図15に示した流れに沿って行われ
る。図6(A)のレイアウト画面で「もようサイズ」キ
ー80eを操作すると、図16に図示した模様サイズ変
更画面92が表示され(ステップS81)、模様を90
%、100%、110%、120%の倍率で縮小ないし
拡大設定する4個の倍率キー92a〜92dと、手動で
倍率を増減できる「+」キー92e、「−」キー92f
が表示される。この倍率は、元の縫いデータをそのまま
拡大縮小するため、縫いピッチが極端に詰まったり、荒
くならない程度の範囲に設定されている。
と(ステップS82)、そのキーに対応した倍率で、ま
た「+」キー92e、「−」キー92fで手動で設定す
ると(ステップS83)、領域92gに表示される倍率
で模様74のサイズが演算される(ステップS84)。
また、倍率キー92a〜92dの場合には、操作したキ
ーの色が変化することにより、また「+」キー92e、
「−」キー92fの場合には、領域92gにそれぞれ設
定した倍率%が表示され(ステップS85)、その倍率
で模様が拡大ないし縮小表示され(ステップS86)、
選択模様の縫いデータの拡大縮小演算が行われ、ステッ
プS20で縫い実行されるとき、設定された倍率で模様
が布に形成される。なお、「戻る」キー80pを押すと
(ステップS87)、レイアウト画面(ステップS6)
に戻ることができる。
イズ/間隔変更処理」にて行なう。なお、模様と文字の
サイズ変更を同一のキーで操作するようにしてもよい。
この場合、模様と文字の拡大縮小倍率の範囲は独立して
記憶しておき、模様か文字かを判別して拡大縮小の設定
範囲を自動的に選択するようにしてもよい。
処理(ステップS90)は、模様又は文字を所定軸線に
対称に反転するためのもので、図6(A)に示したレイ
アウト画面において「反転」キー80gを操作すると、
図18に図示したように、反転処理画面93が現れ、軸
線キー93a、93bが表示される(ステップS9
1)。例えば、所定軸線(水平軸)に対称に模様を反転
させたい場合には、キー93aを押すことにより(ステ
ップS92)、模様74は、水平軸に対して対称に反転
されて表示され(ステップS93)、選択模様の縫いデ
ータの反転演算が行われ、ステップS20で縫い実行す
ると、反転した模様が布に形成される。ここでも、同様
に「戻る」キー80pを押すと(ステップS94)、レ
イアウト画面(ステップS6)に戻ることができる。
は、文字サイズ/間隔変更処理(ステップS100)の
流れが図示されている。模様としての文字を選択する場
合には、図5に示した画面からマークキー72を操作し
て、図20(A)に示したような模様としての文字を選
択できる画面に移行する。
において所望の複数の文字キーを選択して、例えば「A
BC」の文字列に対して、「A」「B」の間隔よりも
「B」「C」の文字間隔を詰めたい場合には、「B」の
文字キー選択のあとに「文字間つめ」キー80sを操作
してから「C」の文字キーを選択すると、文字列作成手
段として機能する制御部11の制御の元に、画面上部6
0'に「AB←C」が表示され、「B」「C」の文字間
隔を詰めた「ABC」の文字列が選択されたことが表示
される。上記「文字間つめ」キー80sの操作により
「B」と「C」間に入力される「←」は、その前後の文
字間隔を調整する(詰める)機能を有する文字間隔調整
コードとなる。このとき文字選択画面の「レイアウト画
面」キー75を操作すると、図21のレイアウト画面に
切り換わり、刺繍枠に対するABCの文字列配置表示
が、AB間よりもBC間のほうがスペースが詰まった文
字列95が縫製領域81に表示されることで確認するこ
とができる。さらに前記ステップS20で縫い実行する
と、BC間がAB間よりも文字間スペースが詰まった文
字列配置による刺繍縫いが行われる。
「AB←C」の文字列を選択した後、「DEF」の文字
列を別の組みとして選択する場合には、「AB←C」の
文字列選択の後に、「文字区切り」キー80uを操作し
てから、「DEF」の文字列を選択する。そうすると、
この選択画面上部60'に「AB←C」DEF」が表示
され、「AB←C」と「DEF」の間に文字区切りとし
てカッコマークが表示される。このとき文字選択画面の
「レイアウト画面」キー75を操作すると、レイアウト
画面に切り換わり、刺繍枠に対するABCの文字列とD
EFの文字列が表示される。ここで「AB←C」と「D
EF」の組みのうち編集したい一方の組みを確認キー8
0i、80jで選択して、この選択した組みの模様に対
して前述した模様の配置移動、回転、反転などの編集操
作を個別に行なうことができ、例えば、図21に示した
ように、「DEF」を移動し「AB←C」の下方に配置
することができ、その操作に応じた文字列95が縫製領
域81に表示されるようになっている。そして、前記ス
テップS20で縫い実行すると、前記編集操作に対応し
た刺繍縫いが行われる。
整コードにより文字間隔が詰められたが、例えば、「文
字間広げ」キーを設け、このキーにより所定の文字間に
「→」のコードを含ませることにより、その文字間隔を
他の文字間隔よりも広くなるように調整することも可能
である。
るには、文字選択画面において所望の複数の文字キーを
選択して、例えば「あいう」のような文字列を画面上部
に表示させ、「たて/よこ」キー80rを操作するだけ
でよい。実際に文字列の配列が縦書きになったことを確
認するには、この文字選択画面の「レイアウト画面」キ
ー75を操作してレイアウト画面に切り換えることで、
刺繍枠に対する縦書き表示を確認することができる。
サイズ」キー80tを操作すると、図20(B)の画面
になり、キー94を用いて文字サイズを設定することが
でき、その後に選択する文字列の文字サイズを設定する
ことができる。
後に、まとめて「文字サイズ」の変更または「文字間
隔」を変更する場合には、このレイアウト画面で「文字
サイズ/文字間」キー80fを操作する。これにより、
図22(A)に示したような、文字列の文字サイズ、文
字間隔変更画面96が現れ(ステップS101)、文字
間隔を調整するための「ひろく」キー96a、「せま
く」キー96b、それに文字サイズを調整する「+」キ
ー96c、「−」キー96dが表示される。
(ステップS102の肯定)、「+」キー96c、
「−」キー96dを用いて、1mm単位で7mm〜60
mmの範囲内において所望の文字サイズが領域96eに
現れるまで文字サイズを増減させる。この設定値を読み
込んで(ステップS103)、それに応じて文字列表示
データを演算し(ステップS104)、それを縫製領域
81に表示するとともに(ステップS105)、変更し
た文字サイズで縫いデータを変更し、新たな縫いデータ
を作成する(ステップS106)。この場合、拡大縮小
された縫いデータを予め記憶しておき、これを選択する
ようにしてもよい。
S110の肯定)、「ひろく」キー96a、「せまく」
キー96bのいずれかを操作し、それを読み込んで(ス
テップS111)、読み込んだ文字間隔の文字列表示デ
ータを演算し(ステップS112)、それを縫製領域8
1に表示するとともに(ステップS113)、変更した
文字間隔で縫いデータを作成する(ステップS11
4)。その後、「戻る」キー80pを押すと(ステップ
S115)、レイアウト画面に戻ることができる。
列の文字サイズ及び/又は文字間隔を調整(変更)する
ことができ、例えば文字列95の文字のサイズはそのま
まにして文字間隔を狭くしたものが、図22(B)に、
また文字のサイズを大きくするとともに、文字間隔を広
くした例が図22(C)に図示されている。
範囲内にある枠サイズ以内か否かを判別している。枠サ
イズより長い場合には、その変更可能な範囲が制限され
る。この場合には、文字を前記模様の回転操作により9
0°回転して、刺繍枠の長い部分で変更操作を行なう
と、より大きくサイズや間隔を変更することができる。
くの2種類でなく、それ以上の種類を設定できるキーを
設けてもよく、また文字サイズの調整と同様に、±キー
を用いてデフォルトを増減させるようにして設定しても
よい。
文字の間隔及び/又は文字サイズを調整できるので、文
字列からなる模様の編集が文字選択後にも可能となり、
文字列模様の編集効率を向上させることができる。
枠に対応する縫製領域が、選択される刺繍枠に応じて変
更表示されるので、選択ないし編集した模様を縫製する
のに最適な刺繍枠を、縫製開始前に選択してそれをミシ
ンに装着でき、最適な縫目を形成することが可能にな
る。
る刺繍枠の不一致を防止できるので、縫製ミスを減少さ
せることができる。
の流れを示すフローチャート図である。
を示す画面表示図である。
画面を示す画面表示図である。
す画面表示図である。
ト図である。
ある。
図である。
ある。
ャート図である。
る。
す画面表示図である。
表示図である。
ーチャート図である。
表示図である。
チャート図である。
示図である。
きの流れを示すフローチャート図である。
を示す画面表示図である。
を示す画面表示図である。
きの画面を示す画面表示図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の模様に対応した縫いデータを記憶
し、選択された模様の縫いデータを読み出して、この縫
いデータに従って刺繍枠を移動させながら上糸と下糸に
より刺繍枠にセットされた布に縫目を形成する刺繍縫い
ミシンにおいて、 所定刺繍枠に対応する縫製領域を所定比率で表示し、刺
繍枠の布に縫われる模様を、該縫製領域内に前記比率と
同じ比率で表示する表示手段と、 複数の大きさの刺繍枠のなかから所望の刺繍枠を選択す
る刺繍枠選択手段と、 前記刺繍枠選択手段により刺繍枠が選択されたとき、前
記縫製領域を、選択した刺繍枠と所定刺繍枠の大きさの
比に応じて変更表示する表示制御手段と、 を備えることを特徴とする刺繍縫いミシン。 - 【請求項2】 複数の模様に対応した縫いデータを記憶
し、選択された模様の縫いデータを読み出して、この縫
いデータに従って刺繍枠を移動させながら上糸と下糸に
より刺繍枠にセットされた布に縫目を形成する刺繍縫い
ミシンにおいて、 所定刺繍枠に対応する縫製領域を所定比率で表示し、刺
繍枠の布に縫われる模様を、該縫製領域内に前記比率と
同じ比率で表示する表示手段と、 複数の大きさの刺繍枠のなかから所望の刺繍枠を選択す
る刺繍枠選択手段と、 前記刺繍枠選択手段により刺繍枠が選択されたとき、前
記縫製領域を、選択した刺繍枠と所定刺繍枠の大きさの
比に応じて変更表示する表示制御手段と、 ミシンに装着される刺繍枠の種類を検出する刺繍枠セン
サと、 前記選択手段で選択された刺繍枠と刺繍枠センサで検出
した刺繍枠の一致または不一致を判別する判別手段と、 ミシン始動指令が出力されたとき、前記判別手段が刺繍
枠の不一致を判別する場合にはミシンの始動を禁止する
制御手段と、 を備えることを特徴とする刺繍縫いミシン。 - 【請求項3】 前記所定刺繍枠が最大サイズの刺繍枠で
あることを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍縫い
ミシン。 - 【請求項4】 前記表示手段に、刺繍枠選択手段で選択
した刺繍枠の情報を表示することを特徴とする請求項1
から3のいずれか1項に記載の刺繍縫いミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001161571A JP2002346254A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 刺繍縫いミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001161571A JP2002346254A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 刺繍縫いミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002346254A true JP2002346254A (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=19004827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001161571A Pending JP2002346254A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 刺繍縫いミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002346254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-05-30 JP JP2001161571A patent/JP2002346254A/ja active Pending
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