JPH10146475A - 刺繍ミシン - Google Patents

刺繍ミシン

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JPH10146475A
JPH10146475A JP8306228A JP30622896A JPH10146475A JP H10146475 A JPH10146475 A JP H10146475A JP 8306228 A JP8306228 A JP 8306228A JP 30622896 A JP30622896 A JP 30622896A JP H10146475 A JPH10146475 A JP H10146475A
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JP
Japan
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embroidery
pattern
frame
area
layout
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JP8306228A
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English (en)
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Nami Morita
奈美 森田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/10Arrangements for selecting combinations of stitch or pattern data from memory ; Handling data in order to control stitch format, e.g. size, direction, mirror image
    • D05B19/105Physical layout of switches or displays; Switches co-operating with the display

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍枠を用いて加工布に刺繍模様を形成する
際のデッドスペースを小さくする。 【解決手段】 制御装置は、刺繍枠のうち小枠による縫
製が可能な楕円形の範囲内に、縦横寸法の異なる2種類
の四角形の縫製可能領域F1及びF2を設定する。使用
者による刺繍模様の選択が行われると、その刺繍模様の
占有領域が縫製可能領域F1内に収まるかどうかが判定
される(S32〜S35)。占有領域が縫製可能領域F
1内に収まらないときには、その占有領域が縫製可能領
域F2内に収まるかどうかが判定される(S37〜S4
0)。縫製可能領域F1,F2のいずれかに収まると判
定されたときには、小枠が使用可能であるから、使用可
能枠表示において小枠をフルトーンで表示し(S3
6)、どちらにも収まらないと判定されたときには、小
枠をハーフトーンで表示する(S41)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工布を保持する
刺繍枠と針棒とを相対的に移動機構により移動させるこ
とにより、前記加工布に所定の刺繍模様を形成する刺繍
ミシンに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば家庭用の刺繍ミ
シンにあっては、近年、絵,文字等の模様に対応する刺
繍データに基づいて、加工布に所定の刺繍模様を形成す
ることができるものが供されてきている。このものは、
ミシンベッド上に、加工布を保持する刺繍枠及びその刺
繍枠をXY方向(前後左右方向)に自在に移動させる枠
移動機構を有して構成される。
【0003】そして、ミシン本体には、多種類の刺繍模
様に対応した刺繍データが、内蔵するメモリあるいは外
部メモリカードなどから与えられるようになっており、
例えばマイコンが所定の刺繍データを読出し、その刺繍
データに基づいて、縫い針等の駆動機構や、前記枠移動
機構を制御し、もって加工布に対して刺繍形成動作を実
行するようになっている。なお、前記刺繍枠としては、
例えば、矩形枠状をなす比較的大形の大枠と、加工布が
小さいような場合に用いられる楕円形枠状をなす比較的
小形の小枠との二種類が用意され、枠移動機構に対して
付替え可能とされている。
【0004】このような刺繍ミシンにあっては、刺繍形
成動作を実行させるにあたり、例えば、ミシン本体の前
面部に設けられたLCD16(図12参照)に多数個の
模様を表示し、使用者がそのなかから所望の刺繍模様を
選択するようになっている。この場合、選択操作を繰返
すことにより、複数の文字の組合せや、絵と文字とを組
合せた刺繍模様などを選択することもできるようになっ
ている。
【0005】使用者による模様選択が行われると、前記
LCD16には、図12に示すようなレイアウト画面が
表示されるようになっている。この画面においては、左
端部に、前記刺繍枠のうち大枠を用いた場合の最大縫製
可能領域に対応した枠状のレイアウト領域Aが表示さ
れ、その内部に、選択された刺繍模様Bが表示されるよ
うになっている。この場合、刺繍模様Bの表示の大きさ
は、レイアウト領域Aを刺繍枠(大枠)に保持された加
工布の大きさと仮定した際の、実際に形成される刺繍の
大きさに対応した縮尺とされ、もって、使用者はこの表
示により出来上がりのイメージを確認できるようになっ
ている。
【0006】また、このとき、刺繍模様Bを囲む四角の
枠Cが併せて表示され、この枠Cが、刺繍模様Bの占め
る占有領域となる。複数個の刺繍模様が選択された際に
は、各刺繍模様の占有領域が合成された四角の領域全体
が占有領域とされる。さらに、LCD16には、レイア
ウト領域Aの右側に位置して、選択された刺繍模様Bの
大きさに基づき,どの刺繍枠が使用可能か(大枠及び小
枠の双方が使用可能か、あるいは大枠のみが使用可能
か)を絵にて表示する使用可能刺繍枠表示Dがなされる
ようになっている。尚、大枠にも収まらない場合は、エ
ラー報知がなされるようになっている。
【0007】このとき、マイコン等からなる制御装置
は、選択された刺繍模様Bが、小枠を用いて縫製可能か
どうかを判定するために、図13に想像線(実際に表示
はされない)で示すように、小枠の内側に対応した大き
さの楕円枠E内に、四角形の縫製可能領域Fを設定し、
その縫製可能領域F内に、前記刺繍模様Bの占有領域
(枠Cで囲まれた領域)が収まるかどうかを判定するよ
うになっている。この場合、縫製可能領域Fの四角の頂
点の座標と枠Cの四角の頂点の座標とを比較することに
より、容易に判定を行うことができる。
【0008】しかしながら、上記のような判定方法で
は、小枠に関して本来楕円形状の領域Eが刺繍形成可能
であるにもかかわらず、四角形の縫製可能領域Fを設定
するようにしているので、いわゆるデッドスペースが多
くなり、本来は小枠を用いて刺繍形成動作の実行が可能
であるにもかかわらず、小枠では不可能と判断されてし
まう場合が多くなる不具合があった。尚、刺繍枠を全て
矩形枠状に構成すれば、上記のようなデッドスペースを
ほとんどなくすことができるが、加工布をピンと張り渡
した状態に保持するためには、刺繍枠の形状は、矩形状
よりも円形あるいは楕円形の方が望ましい事情がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、刺繍枠を用いて加工布に刺繍模様を形
成する際のデッドスペースを小さくすることができる刺
繍ミシンを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の刺繍ミシンは、形成すべき刺繍
模様を選択するための模様選択手段と、この模様選択手
段により選択された刺繍模様が加工布上を占める占有領
域を求める手段と、刺繍枠の内側の領域に複数種類の異
なる縫製可能領域を自動設定するエリア設定手段と、前
記選択された刺繍模様の占める占有領域が前記エリア設
定手段により設定されたいずれかの縫製可能領域内に収
まるかどうかを判定する判定手段と、この判定手段によ
る判定結果を報知する報知手段とを具備している。
【0011】これによれば、エリア設定手段により刺繍
枠の内側の領域に複数種類の異なる縫製可能領域が設定
され、判定手段は、その選択された刺繍模様の占有領域
が、それらいずれかの縫製可能領域内に収まるかどうか
を判定する。このとき、刺繍枠の内側の領域に複数種類
の異なる縫製可能領域が設定されるので、個々の縫製可
能領域についてはデッドスペースが大きくなっても、刺
繍枠の内側の領域の広い範囲を網羅するように縫製可能
領域を設定することにより、デッドスペースを小さくす
ることが可能となる。
【0012】この場合、選択された刺繍模様の形成位置
を刺繍枠内の所望の位置に設定するためのレイアウト手
段を備えるものにあっては、前記判定手段を、そのレイ
アウト手段によるレイアウト後の刺繍模様の占める占有
領域が、前記エリア設定手段により設定されたいずれか
の縫製可能領域内に収まるかどうかを判定するように構
成することができる(請求項2の発明)。これによれ
ば、使用者が所望したレイアウトを行った際にその刺繍
模様が縫製可能領域内に収まるかどうかが判定されるの
で、より使い勝手が良くなる。
【0013】また、刺繍模様の中には、所定の大きさの
矩形状の占有領域を有する複数個の文字模様が含まれて
いるものに適用することもできる(請求項3の発明)。
これによれば、選択された文字模様の数に応じて占有領
域の大きさが決まってくるので、刺繍模様が縫製可能領
域内に収まるかどうかの判定を容易に行うことができ
る。
【0014】さらには、前記刺繍枠の内側領域が円形あ
るいは楕円形状のものにあって、前記縫製可能領域を、
四角形状に設定するように構成することができる(請求
項4の発明)。これによれば、刺繍枠を加工布をピンと
張り渡した状態に保持するに適したものとしながらも、
縫製可能領域は四角形状に設定されるので、判定手段に
よる判定を容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を家庭用刺繍ミシン
に適用した一つの実施の形態について、図1ないし図1
0を参照して説明する。
【0016】図4は、本実施の形態に係る刺繍ミシンの
外観を概略的に示しており、ミシン本体1は、ミシンベ
ッド2の上方にアーム部3を一体的に有して構成されて
いる。前記アーム部3の先端部には、縫針4を有する針
棒5が設けられると共に、前記縫針4が通過するリング
状の押え足6が設けられている。この押え足6は、加工
布のうち縫針4が通過する部分を適度な力で押えるよう
になっている。
【0017】一方、前記ミシンベッド2の上面には、前
記針棒5に対応して針板2aが設けられ、その針板2a
の下面部に位置して図示しない釜機構が設けられてい
る。前記針棒5及び釜機構並びに押え足6等は、ミシン
モータ7(図5参照)により図示しない駆動機構を介し
て同期駆動され、以て、縫製動作を実行するようになっ
ている。
【0018】また、前記ミシンベッド2の左端部には、
刺繍用ユニット8が着脱可能に装着されている。この刺
繍用ユニット8は、図示しない加工布を保持するための
刺繍枠9と、この刺繍枠9ひいては加工布を水平方向
(X軸方向及びY軸方向)に自在に移動させるための刺
繍枠移動機構10とから構成されている。前記刺繍枠9
は、外枠と内枠とから構成されており、それらの間に加
工布を挟み込むことにより、加工布を刺繍枠9の下部
(針板2aの上面部分)において枠内部に張渡した状態
に保持するようになっている。
【0019】この場合、前記刺繍枠9としては、例えば
図4に示すようなほぼ矩形枠状をなす比較的大形の大枠
と、例えばポケット布等の小さい加工布に刺繍を形成さ
せる場合に使用する比較的小形の小枠(図示せず)が用
意され、刺繍枠移動機構10に対して付替え可能とされ
ている。このとき、前記小枠は楕円形枠状をなすように
構成されている。
【0020】前記刺繍枠移動機構10は、前記刺繍枠9
をY方向駆動モータ11(図5にのみ図示)によりY軸
(前後)方向に自在に移動させるように構成された移動
体12を、X方向駆動モータ13(図5にのみ図示)に
よりX軸(左右)方向に自在に移動させるように構成さ
れている。これにて、刺繍枠9に保持された加工布は、
刺繍枠移動機構10により、固有のXY座標系に基づく
任意の位置に移動されるのである。このように、刺繍枠
移動機構10により、針棒5に対して加工布を自在に移
動させながら、前記駆動機構により針棒5などを駆動す
ることにより、刺繍縫い動作が実行されるのである。
【0021】尚、図4に示すように、前記アーム部3の
先端側の前面部には、スタート・ストップキー14が設
けられており、ミシン本体1の右側壁面の下部には、電
源スイッチ15が設けられている。また、本実施の形態
における刺繍ミシンは、刺繍のほかにも、一般的な各種
の実用縫い(直線縫い、ジグザグ縫い、裁ち目かがり
等)を実行できることは勿論である。このとき、刺繍縫
いを行わないときには、ミシンベッド2から前記刺繍装
置8部分を取外して一般縫製用の平坦なテーブル(図示
せず)に付替えることができるようになっている。
【0022】さて、前記アーム部3の前面部には、各種
の模様やメッセージ等を画面に表示するための表示手段
たるLCD16が設けられている。このLCD16に
は、後述するように使用者が刺繍を実行させるにあたっ
て、模様種類選択画面(図7,図8参照)やレイアウト
画面(図9,図10参照)等が表示されるようになって
いる。そして、このLCD16の表面には、タッチパネ
ル17(図5にのみ示す)が設けられ、このタッチパネ
ル17上に各種の操作キーが構成されるようになってい
る。このタッチパネル17は、周知のように、透明電極
を縦横に並べて構成され、使用者が手指で触れた位置を
検出できるようになっている。
【0023】そして、ミシン本体1内には、図5に示す
ように、各機構を制御するための制御装置18が設けら
れている。この制御装置18は、マイクロコンピュータ
を主体として構成され、入力インターフェース19、出
力インターフェース20、CPU21、ROM22及び
RAM23をバスライン24により相互に接続して構成
されている。
【0024】前記ミシンモータ7や刺繍枠移動機構10
のX方向駆動モータ13及びY方向駆動モータ11等並
びにLCD16等は、出力インターフェース20に接続
されて制御装置18により制御されるようになってい
る。また、入力インターフェース19には、前記タッチ
パネル17やスタート・ストップキー14が接続されて
いる。
【0025】前記ROM22には、ミシン本体1の刺繍
縫い動作や実用縫い動作を制御するための制御プログラ
ム、LCD16の表示制御用の制御プログラム、刺繍デ
ータの読出し、編集等の各種のデータ処理を行うための
データ処理用プログラムなどが記憶されている。そし
て、これと共に、ROM22には、刺繍縫いに関しての
多数個の刺繍模様の形状を確定する模様データが記憶さ
れている。この場合、ROM22に記憶される模様デー
タとしては、比較的単純な形状の絵模様や飾り模様や、
仮名やアルファベット、数字や記号等の模様とされてい
る。
【0026】前記模様データは、本実施の形態において
は、刺繍縫い動作に必要な刺繍データ及び各模様をLC
D16に表示するために必要な表示データ(ビットマッ
プデータ)、並びに付随するデータ(糸色データ等)を
含んでいる。この場合、刺繍データとは、最終的には、
一針ごとの加工布のX,Y方向の移動量(針落ち位置)
を示すデータとなるが、記憶される刺繍データとして
は、模様の外形を示すデータとされ、刺繍縫い動作実行
時にそのデータから最終的なデータが演算により作成さ
れるようにしている。また、刺繍データと表示データと
を共有したり、一方のみのデータを記憶し、そのデータ
から他方のデータを作成するようにすることも可能であ
る。
【0027】さらに、本実施の形態では、制御装置18
には、外部ROMカード25が着脱可能に接続されるよ
うになっている。この外部ROMカード25には、比較
的大形で複雑な絵模様に対応した模様データ(刺繍デー
タ及び表示データ並びに付随する色分解等のデータ)
が、多数個の模様に関して記憶されている。この外部R
OMカード25の制御装置18への接続は、図4に示す
ように、ミシン本体1の右側壁部に設けられたカード挿
入孔26に使用者が外部ROMカード25を差し込むこ
とによって行われる。
【0028】これにて、前記制御装置18は、ROM2
2に記憶されたプログラム及び使用者によるタッチパネ
ル17の選択操作等に基づいて、ミシンの各機構を制御
し、刺繍縫い動作や一般の実用縫いを実行させるように
なっている。このとき、後の作用説明にて明らかとなる
ように、制御装置18は、使用者が刺繍を実行させたい
模様を選択するモードでは、LCD16の画面に多数個
の模様を表示させる模様選択画面(図7及び図8参照)
を表示させるようになっている。使用者は、その模様選
択画面において、選択操作(タッチパネル17のタッチ
操作)を行うことによって、1個以上の模様を選択する
ことができるようになっている。従って、タッチパネル
17が、本発明でいう模様選択手段として機能する。
【0029】そして、制御装置18は、その模様選択が
行われて配置編集のモードに移行されたときには、LC
D16の画面にレイアウト画面を表示するようになって
いる。このレイアウト画面においては、図9及び図10
に示すように、LCD16の画面の図中ほぼ左半部に、
加工布の縫製可能領域(大枠の刺繍枠9の内部)をイメ
ージしたレイアウト領域Aを枠で囲って表示すると共
に、そのレイアウト領域A内に、選択された1個以上の
刺繍模様Bを四角い枠Cで囲って表示するようになって
いる。この四角い枠Cが刺繍の占有領域となる。
【0030】このレイアウト領域Aは、加工布に対する
刺繍形成位置の確認や設定をするために設けられるもの
であり、この場合、刺繍縫い動作を実行する際の縫製可
能な最大領域が表示される。従って、装着された刺繍枠
9に種類にかかわらず、レイアウト領域Aは大枠での縫
製可能領域に対応し、各刺繍模様Bの大きさや刺繍模様
Bどうしの間隔は大枠の刺繍枠9に保持された加工布に
対する相対的な寸法や距離に対応する。尚、模様選択が
行われた初期状態では、刺繍模様Bはレイアウト領域A
の中央に来る(加工布の中央に刺繍が形成される)よう
に設定されている。
【0031】また、このレイアウト画面においては、前
記レイアウト領域Aの右側に位置して、後述する使用可
能枠表示Dがなされると共に、レイアウト領域Aの外側
に位置して、刺繍模様Bの配置,編集(レイアウト)に
係る各種のキー表示がなされることによりタッチパネル
17に操作キーGが設定されるようになっている。この
操作キーGは、タッチパネル17の操作位置を操作ボタ
ンのイメージで示すもので、詳しい説明を省略するが、
そのタッチ操作により、刺繍模様Bのレイアウト領域A
内での移動、90度回転、大きさの変更(標準からの拡
大縮小)等の編集処理を行うことができるようになって
いる。
【0032】このとき、制御装置18は、刺繍模様Bの
移動等が指示されたときには、その操作に応じてレイア
ウト領域A内の刺繍模様B(及び枠C)の表示位置を変
更させるようになっている。これにて、レイアウト領域
Aには、加工布に刺繍が形成されたときのイメージにあ
った表示がなされるようになり、使用者はこれを見て、
選択した模様の刺繍を形成する際の所望のレイアウトを
設定することができるのである。従って、制御装置18
及びタッチパネル17等からレイアウト手段が構成され
る。
【0033】そして、前記使用可能枠表示Dは、図9及
び図10に示すように、刺繍枠9のうち大枠に対応した
表示と小枠に対応した表示とが、上下になされようにな
っている。またその表示は、その枠が使用可能(選択さ
れた刺繍模様をその刺繍枠9を用いて縫製可能)であれ
ばフルトーン、使用不可能であればハーフトーンでなさ
れる。従って、この場合、刺繍模様が比較的大形の場合
には、大枠のみがフルトーンで表示され(小枠はハーフ
トーン)、刺繍模様が比較的小形の場合には、大枠及び
小枠の双方がフルトーンで表示されることになる。
【0034】このとき、詳しくは後の作用説明にて述べ
るように、制御装置18は、そのソフトウエア的構成に
より、選択された1個以上の模様が加工布上を占める占
有領域(枠表示Cに対応)を求め、その占有領域が、刺
繍枠9のうちの小枠の内側の領域に設定される縫製可能
領域内に収まるかどうかを判定するようになっている。
この場合、縫製可能領域は、四辺がX−Y方向に延びる
四角形状に設定されるようになっていると共に、縦横の
長さの異なる複数種類(ここでは2種類)が設定される
ようになっている。
【0035】そして、制御装置18は、占有領域が縫製
可能領域のいずれかに収まると判定された場合には、使
用可能枠表示Dに小枠をフルトーンで表示させ、いずれ
の縫製可能領域にも収まらないと判定されたときには、
小枠をハーフトーンで表示させるようになっている。従
って、制御装置18が、占有領域を求める手段、エリア
設定手段、判定手段として機能するようになっている。
また、LCD16の使用可能枠表示Dが、本発明にいう
報知手段として機能するようになっている。
【0036】尚、本実施の形態では、刺繍模様のうち文
字模様については、その種類にかかわらず、所定の大き
さの矩形状の占有領域が予め設定されており、文字模様
の組合せについては、その占有領域を文字数に応じて単
純に足し合わせていくことにより全体の占有領域が求め
られる。また、例えば多数個の文字模様を横長につなげ
ていくような選択を順次行って、遂にはレイアウト領域
Aをはみ出してしまうような場合つまり大枠でも刺繍形
成が不可能な場合には、レイアウト領域Aをはみ出す最
後の文字模様の選択自体が不可能となり、その旨が報知
されるようになっている。
【0037】次に、上記構成の作用について述べる。図
2のフローチャートは、刺繍ミシンの電源オン時から縫
製動作実行までの、制御装置18が実行する処理の手順
の概略を示している。即ち、ミシン本体1の電源スイッ
チ15がオンされると、LCD16に、初期画面である
メニュー選択画面が表示される(ステップS1)。この
メニュー選択画面は、図6に示す通りであり、LCD1
6の画面には、多数個の刺繍模様を種別に大分類(8種
類)した模様種類のいずれかあるいは実用縫いを選ぶた
めの選択キーHが表示される。尚、LCD16の画面の
右側縁部には、現在のモードを示すモード表示Iが常に
表示される。
【0038】ここで、使用者が実用縫いを行いたい場合
には、タッチパネル17上に設定される選択キーHのう
ち「実用」をタッチ操作すると(ステップS2にてN
o)、詳しい説明は省略するが、実用縫いに関する処理
(使用者による実用縫いの種類選択や各種設定など)が
行われ(ステップS3)、その後、スタートストップキ
ー14がオン操作されると(ステップS4にてYe
s)、その実用縫いに係る縫製動作が実行される(ステ
ップS5)。
【0039】一方、使用者が刺繍縫い動作を実行させた
い場合には、タッチパネル17上に設定される選択キー
Hのうちいずれかの模様グループをタッチ操作する(ス
テップS2においてYes)。すると、LCD16の画
面は、その模様グループに対応した模様選択画面に切替
わる(ステップS6)。図7及び図8は、その模様選択
画面の例を示しており、図7は、ローマ字(「AB
C」)の模様グループが指定されたときの模様選択画
面、図8は、絵模様の模様グループが指定されたときの
模様選択画面を夫々示しており、いずれも、画面に多数
個の模様のうちいずれかを選択するための模様キーJが
表示されるようになる。
【0040】使用者は、この模様選択画面を見て、タッ
チパネル17の模様キーJのタッチ操作により刺繍した
い模様を選択する(ステップS7)。ここで例えば、
「HAPPY」の文字模様群を刺繍したい場合には、使
用者は、図7の選択画面で「H」,「A」,「P」,
「P」,「Y」を順に選択操作する。また、「象」の絵
模様を刺繍したい場合には、図8の選択画面で「象」を
選択操作するようにする。さらには、例えば絵模様
「象」と文字模様「VICTORY」とを組合せた刺繍
を行いたい場合には、図8の選択画面で「象」の絵模様
を選択した後、一旦初期画面に戻り(ステップS13に
てYes)、図7の選択画面で「VICTORY」を順
に選択操作する。
【0041】このような模様選択が行われると、模様が
選択される都度、その模様データがRAM23に記憶さ
れると共に(ステップS8)、その模様(複数の模様が
ある場合には全体)の大きさつまり占有領域が求められ
る(ステップS9)。この占有領域は、文字模様の場合
には上述のように1個の文字模様に関して所定の占有領
域が予め設定されており、また、絵模様等の場合には、
その模様を囲む四角形の占有領域が例えば演算により求
められる。
【0042】更に、占有領域が求められると、その模様
が刺繍枠9のうち大枠の縫製可能エリアに収まるかどう
かが判断され(ステップS10)、もし収まらない場合
には(No)、直前に選択された模様の選択が取消され
ると共に(ステップS11)、選択された模様の模様サ
イズがエリアオーバーである旨の表示がなされる(ステ
ップS12)。
【0043】そして、使用者は、模様の選択が完了し
て、その確認やあるいは選択した模様の配置編集を行い
たい場合には、モード表示Iの「レイアウト」をタッチ
操作する(ステップS14)。また、模様の確認や配置
編集を行う必要がない場合には、そのままスタートスト
ップキー14をオン操作すれば(ステップS15にてY
es)、その刺繍模様に関する縫製動作(刺繍形成動
作)が実行される。
【0044】一方、「レイアウト」がタッチ操作される
と(ステップS14にてYes)、LCD16に、図9
及び図10に示すようなレイアウト画面が表示されるよ
うになる(ステップS16)。このレイアウト画面にお
いては、上述のように、大枠の刺繍枠9の内部をイメー
ジしたレイアウト領域Aが表示されると共に、そのレイ
アウト領域A内に、選択された1個以上の刺繍模様B
が、占有領域に対応する四角い枠Cで囲われて表示され
るようになる。さらに、レイアウト領域Aの外側に位置
して、刺繍模様Bの配置,編集(レイアウト)に係る各
種の操作キーGが表示されると共に、使用可能枠表示D
がなされるようになっている。
【0045】この使用可能枠表示Dは、上述のように、
刺繍枠9のうち大枠に対応した表示と小枠に対応した表
示とが、使用可能であればフルトーンで、使用不可能で
あればハーフトーンでなされるものであるが、この表示
は、次のステップS17の処理に基づいて行われる。こ
のステップS17の処理は、図1のフローチャートに示
す通りであり、その詳細については後述する。
【0046】また、このレイアウト画面においては、操
作キーGのうちいずれかがタッチ操作される(ステップ
S18)ことに基づき、刺繍模様Bのレイアウト領域A
内での移動、90度回転、大きさの変更(標準からの拡
大縮小)等の配置編集処理が行われるようになり、その
操作に応じてLCD16におけるレイアウト領域A内の
占有領域Bが移動したり回転したりするようになる(ス
テップS19)。
【0047】これにて、使用者は、例えば図10で「V
ICTORY」の文字模様を「象」の絵模様の上に持っ
てきたり下に持ってきたりすることができるなど、所望
のレイアウトを設定することができる。この後、使用者
が刺繍枠9に加工布をセットした状態で、スタート・ス
トップキー14を操作することにより(ステップS20
にてYes)、縫製動作が実行され(ステップS5)、
加工布にはレイアウト領域A内の表示のイメージ通りの
刺繍が形成されるのである。
【0048】さて、図1のフローチャートは、上記した
レイアウト画面における使用可能枠表示Dの小枠部分の
表示制御に係る枠表示サブルーチンの内容を示してい
る。ここで、まず、図3に示すように、刺繍枠9のうち
大枠に対応した縫製可能エリア(レイアウト領域A)に
対して、小枠による縫製が可能な範囲は、図に想像線
(実際には表示されない)で示す楕円範囲Eとなってい
る。制御装置18は、その楕円範囲E内において、縫製
可能領域を自動設定するのであるが、この場合、想像線
(実際には表示されない)で示すように、縦横寸法の異
なる2種類の四角形の縫製可能領域F1及びF2を設定
するようになっている。
【0049】図1の枠表示サブルーチンにおいては、ま
ず、ステップS31にて、選択された刺繍模様の占有領
域Cの四角部のうち、左上の座標(X1,Y1)と右下
の座標(X2,Y2)とが読込まれる。尚、図3に示す
ように、座標平面の設定は、大枠に対応した縫製可能エ
リア(レイアウト領域A)の左上の角部が、X座標,Y
座標共に最小となり、そこから右方に行くほどX座標が
大きくなり、下方に行くほどY座標が大きくなるように
なっている。
【0050】占有領域Cの角部の座標が読込まれると、
次のステップS32〜S35にて、その占有領域Cが、
縦長の方の縫製可能領域F1内に収まるかどうかが判定
される。この判定は、縫製可能領域F1の左上角部の座
標(X3,Y3)と右下角部の座標(X4,Y4)と、
上記占有領域Cの角部の座標とを比較することにより行
われ、X1がX3以上であり(ステップS32)、且
つ、X2がX4以下であり(ステップS33)、且つ、
Y1がY3以上であり(ステップS34)、且つ、Y2
がY4以下である(ステップS35にてYes)とき
に、占有領域Cが縫製可能領域F1内に収まると判定さ
れる。そして、このときには、刺繍模様Bは、小枠を用
いて刺繍可能であるから、使用可能枠表示Dにおいて小
枠もフルトーンで表示されるようになる(ステップS3
6)。
【0051】一方、占有領域Cが縫製可能領域F1内に
収まらなかったときには(ステップS32〜S35のい
ずれかでNo)、次のステップS37〜S40にて、そ
の占有領域Cが横長の方の縫製可能領域F2内に収まる
かどうかが判定される。この判定も、同様に座標の比較
により行われ、X1がX5以上であり(ステップS3
7)、且つ、X2がX6以下であり(ステップS3
8)、且つ、Y1がY5以上であり(ステップS3
9)、且つ、Y2がY6以下である(ステップS40に
てYes)ときに、占有領域Cが縫製可能領域F2内に
収まると判定され、小枠もフルトーンで表示されるよう
になる(ステップS36)。
【0052】図9には、小枠が使用可能な例を示してお
り、例えば「HAPPY」の文字模様群の刺繍模様Bに
関しては、占有領域Cが縫製可能領域F2内に収まるの
で、使用可能枠表示Dにおいて小枠もフルトーンで表示
されるようになる。尚、この場合、上記した「象」のよ
うな絵模様に関しては、文字模様に比べて比較的大きい
ため、その大部分が占有領域Cが縫製可能領域F1,F
2内のどちらにも収まらないが、図8に示した絵模様の
うち「オープンカー」等については、小枠が使用可能と
されている。
【0053】これに対し、占有領域Cが縫製可能領域F
2内にも収まらなかったときには(ステップS37〜S
40のいずれかでNo)、刺繍模様Bは、小枠を用いて
の刺繍が不可能であると判定され、使用可能枠表示Dに
おいて小枠がハーフトーンで表示されるようになるので
ある(ステップS41)。図10は、小枠が使用不可能
な例を示しており、「象」の絵模様と「VICTOR
Y」の文字模様とを組合せた刺繍模様Bでは、占有領域
Cが大きくなるため、縫製可能領域F1,F2内のどち
らにも収まらないと判定され、小枠がハーフトーンで表
示されるようになるのである。使用者は、この使用可能
枠表示Dの表示を見て、使用する刺繍枠9を選ぶことが
できる。
【0054】尚、詳しい説明は省略するが、このような
小枠が使用可能かどうかの判定は、配置編集処理(図2
のステップS19)の後にも行われ、例えば刺繍模様B
の配置変更や回転に伴い、小枠が使用可能に変わった
り、小枠が使用不可能に変わったりすることがあって
も、逐次使用可能枠表示Dにおいて表示がなされるよう
になるのである。
【0055】しかして、小枠に関して本来楕円形状の領
域Eが刺繍形成可能であるにもかかわらず、四角形の縫
製可能領域F1,F2を設定するようにしているので、
いわゆるデッドスペースが多くなる事情がある。ところ
が、ここでは、個々の縫製可能領域F1,F2について
はデッドスペースが大きくなっても、小枠の内側の領域
のより広い範囲を網羅するように縫製可能領域F1,F
2が設定されるので、デッドスペースを極力小さくする
ことが可能となるのである。
【0056】このように、本実施の形態によれば、刺繍
枠9を用いて加工布に刺繍模様を形成する際、デッドス
ペースが大きくなっていた従来と異なり、デッドスペー
スを極力小さくすることができ、ひいては刺繍模様Bの
配置の自由度を高めることができるという優れた実用的
効果を奏するものである。
【0057】また、ここでは、使用者が所望したレイア
ウトを行った際にその刺繍模様Bが縫製可能領域F1,
F2内に収まるかどうかを判定するように構成したの
で、より使い勝手が良好となるものである。さらには、
1個の文字模様の占有領域が予め決まっているので、刺
繍模様Bが文字模様の組合せで構成される場合には、占
有領域Cを求める際の演算を容易に済ませることができ
るといった利点を得ることができ、しかも、縫製可能領
域F1,F2を四角形状に設定するので、判定を容易に
行うことができるといった利点も得ることができる。
【0058】図11は、本発明の他の実施の形態を示し
ている。この実施の形態が上記した実施の形態と異なる
ところは、小枠に関して3種類の四角形の縫製可能領域
F1,F2,F3を設定するようにした点にある。これ
によれば、より一層デッドスペースを小さくすることが
できるようになり、図12に示すような横方向に細長い
占有領域Cを有する刺繍模様に関しても、小枠を使用可
能と判定することができるものである。
【0059】尚、上記した実施の形態では、縫製可能領
域を2種類あるいは3種類設定するようにしたが、4種
類以上設定するようにすれば、より一層デッドスペース
を小さくすることができる。また、刺繍枠9として大枠
と小枠の2種類を備えるものとしたが、3種類以上の刺
繍枠9を備えるものに適用することも可能である。そし
て、現在装着されている刺繍枠9の種類を自動検出する
あるいは使用者が入力する機能を設けて、選択された刺
繍模様Bの縫製にその刺繍枠9が適合するかどうかを報
知するように構成しても良い。
【0060】さらには、刺繍枠の形状としては、四角形
及び楕円形に限らず円形でも良く、この場合、大枠をも
円形あるいは楕円形として、その大枠に関しても上記の
ように複数の縫製可能領域を自動設定して、選択された
刺繍模様がそれら縫製可能領域に収まるかどうかを判定
するように構成しても良い。また、刺繍模様の占有領域
についても、四角形状に限らず、多角形状や楕円,円な
ど刺繍模様の外形により近い形状として求めるように構
成することも可能である。
【0061】その他、本発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば家庭用の刺繍ミシンに限
らず、工業用の刺繍ミシンに本発明を適用することもで
き、この場合、ミシン本体と制御装置(例えばパソコン
等の刺繍データの処理を行う装置)とを別体に備えるも
のにも適用することができ、また、刺繍枠を移動するも
のに限らず、針側を水平方向に自在に移動させたり刺繍
枠及び針棒の双方を移動させるものに適用することもで
きるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得るものである。
【0062】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の刺繍ミシンによれば、刺繍枠を用いて加工布に刺繍模
様を形成するものにあって、複数種類の異なる縫製可能
領域を設定して刺繍模様の占有領域がそのいずれかの縫
製可能領域内に収まるかどうかを判定するように構成し
たので、個々の縫製可能領域についてはデッドスペース
が大きくなっても、刺繍枠の内側の領域の広い範囲を網
羅するように縫製可能領域を設定することができるよう
になり、デッドスペースを極力小さくすることができ、
ひいては刺繍模様の配置の自由度を高めることができる
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、使用可能枠
表示の表示制御の手順を示すフローチャート
【図2】電源オン時から縫製動作実行までの処理手順を
示すフローチャート
【図3】縫製可能領域の設定及び判定方法を説明するた
めの図
【図4】ミシン本体の斜視図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】LCDの初期画面を示す図
【図7】模様選択画面を示す図
【図8】別の模様選択画面を示す図
【図9】レイアウト画面を示す図
【図10】別のレイアウト画面を示す図
【図11】他の実施の形態を示す図3相当図
【図12】従来例を示す図9相当図
【図13】図3相当図
【符号の説明】
図面中、1はミシン本体、5は針棒、9は刺繍枠、10
は移動機構、16はLCD(報知手段)、17はタッチ
パネル(模様選択手段,レイアウト手段)、18は制御
装置(占有領域を求める手段、エリア設定手段、判定手
段)、Bは刺繍模様、Cは占有領域、Dは使用可能枠表
示、F1,F2は縫製可能領域、Gは操作キーを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布を保持する刺繍枠と針棒とを相対
    的に移動機構により移動させることにより、前記加工布
    に所定の刺繍模様を形成する刺繍ミシンにおいて、 形成すべき刺繍模様を選択するための模様選択手段と、 この模様選択手段により選択された刺繍模様が加工布上
    を占める占有領域を求める手段と、 前記刺繍枠の内側の領域に、複数種類の異なる縫製可能
    領域を自動設定するエリア設定手段と、 前記選択された刺繍模様の占める占有領域が、前記エリ
    ア設定手段により設定されたいずれかの縫製可能領域内
    に収まるかどうかを判定する判定手段と、 この判定手段による判定結果を報知する報知手段とを具
    備することを特徴とする刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】 選択された刺繍模様の形成位置を刺繍枠
    内の所望の位置に設定するためのレイアウト手段を備
    え、前記判定手段は、そのレイアウト手段によるレイア
    ウト後の刺繍模様の占める占有領域が、前記エリア設定
    手段により設定されたいずれかの縫製可能領域内に収ま
    るかどうかを判定するように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の刺繍ミシン。
  3. 【請求項3】 刺繍模様の中には、所定の大きさの矩形
    状の占有領域を有する複数個の文字模様が含まれている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の刺繍ミシン。
  4. 【請求項4】 前記刺繍枠の内側領域は、円形あるいは
    楕円形状をなしていると共に、前記縫製可能領域は、四
    角形状に設定されることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の刺繍ミシン。
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