JP2016158722A - ミシン及び模様データ処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の刺繍模様を組合せた刺繍縫製を行う場合に、多彩なデザインの刺繍模様の形成を可能とする。
【解決手段】制御装置25は、模様データ処理プログラムにより、組合せ刺繍模様の生成の処理を実行する。ユーザがタッチパネル17を操作して、全ての模様データの中からメインとなる一の模様データ(メインデータ)を選択すると共に、それに組合せる他の模様データ(サブデータ)の種別(例えば「枠」)を指定する。すると、制御装置25は、メインデータとの組合せが可能な複数のサブデータをランダムに抽出し、複数のサブデータに夫々対応する複数の刺繍模様の各々と、メインデータに対応する刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様の画像を生成し、生成された組合せ刺繍模様の画像をLCD16にサムネイル表示する。
【選択図】図2
【解決手段】制御装置25は、模様データ処理プログラムにより、組合せ刺繍模様の生成の処理を実行する。ユーザがタッチパネル17を操作して、全ての模様データの中からメインとなる一の模様データ(メインデータ)を選択すると共に、それに組合せる他の模様データ(サブデータ)の種別(例えば「枠」)を指定する。すると、制御装置25は、メインデータとの組合せが可能な複数のサブデータをランダムに抽出し、複数のサブデータに夫々対応する複数の刺繍模様の各々と、メインデータに対応する刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様の画像を生成し、生成された組合せ刺繍模様の画像をLCD16にサムネイル表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、模様データに基づいて加工布に刺繍模様を縫製することが可能なミシン、及び、模様データを処理する模様データ処理プログラムに関する。
従来より、縫針を含む縫目形成機構と、加工布を保持する刺繍枠をミシンベッド上でX,Yの二方向に移動させる移送機構と、縫目形成機構及び移送機構を制御する制御装置とを備えた刺繍模様の縫製が可能なミシンが知られている(例えば特許文献1参照)。このミシンにおいては、制御装置が、一針毎の刺繍枠のX,Y方向の移動量を示す模様データに基づいて、縫目形成機構及び移送機構を駆動制御することにより、加工布に対し、模様データに応じたパターンの刺繍模様の縫製動作を実行する。
特許文献1のミシンにおいては、記憶装置が設けられ、この記憶装置に複数の模様データが記憶されている。そして、ユーザが、データ選択装置により、例えば「ヨット」及び「チューリップ」のワンポイント模様というように、複数の刺繍模様(模様データ)を選択できるようになっている。
ところで、複数の刺繍模様を選択してそれらを組合せた刺繍縫製を行う場合、同一のユーザによる操作では、毎回、似たような組合せとなりがちであり、模様のデザインが画一化されることが考えられる。そのため、刺繍による表現を拡げるような、多彩なデザインの刺繍模様の組合せを得ることが望まれるのである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の刺繍模様を組合せた刺繍縫製を行う場合に、多彩なデザインの刺繍模様の形成を可能とすることができるミシン、及び、模様データ処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のミシンは、複数の刺繍模様に夫々対応する複数の模様データを記憶する記憶部を備え、前記模様データに基づいて、加工布に刺繍模様を縫製することが可能なミシンであって、前記記憶部に記憶された模様データのなかから、一の模様データを選択するための選択手段と、前記記憶部に記憶された模様データのなかから、複数の他の模様データをランダムに抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された複数の他の模様データに夫々対応する複数の刺繍模様の各々と、前記選択手段により選択された一の模様データに対応する一の刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様の画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成された組合せ刺繍模様の画像を表示部に表示する表示手段とを具備するところに特徴を有する。
上記構成によれば、ユーザが、組合せ刺繍模様の縫製を行いたい場合に、表示部に表示された複数の組合せ刺繍模様の画像を見て、選択することが可能となる。このとき、一の模様データの刺繍模様についてはユーザの好みを反映しながら、それに組合せられる刺繍模様がランダムに抽出されるので、デザインが画一化されない多彩なデザインの組合せが得られ、ひいては、ユーザの予想していないような意外な組合せが得られることが考えられる。
本発明のミシンによれば、模様データに基づいて、加工布に刺繍模様を縫製することが可能なミシンであって、複数の刺繍模様を組合せた刺繍縫製を行う場合に、多彩なデザインの組合せ刺繍模様の形成を可能とすることができるという優れた効果を奏する。
(1)第1の実施形態
以下、本発明を、例えば刺繍ミシンに適用した第1の実施形態について、図1から図10を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るミシン1の全体の外観を、正面(ユーザ側)から見た様子を示している。尚、ミシン1を操作するユーザが位置する側を前方、その反対側を後方とし、それら前後方向をY方向とする。また、脚柱部3が位置する側を右側、その反対側を左側とし、それら左右方向をX方向として説明する。
以下、本発明を、例えば刺繍ミシンに適用した第1の実施形態について、図1から図10を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るミシン1の全体の外観を、正面(ユーザ側)から見た様子を示している。尚、ミシン1を操作するユーザが位置する側を前方、その反対側を後方とし、それら前後方向をY方向とする。また、脚柱部3が位置する側を右側、その反対側を左側とし、それら左右方向をX方向として説明する。
本実施形態に係るミシン1は、図1でX方向に延びるミシンベッド2と、ミシンベッド2の右端部から上方に延びる脚柱部3と、脚柱部3の上端から左方に延びるアーム部4とを一体的に有して構成されている。アーム部4の先端部が、ミシン頭部5とされている。ミシン頭部5には、針棒6が上下動及びX方向への揺動可能に設けられている。針棒6の下端部には、縫針7が装着されている。また、ミシン頭部5には、針棒6の後側に位置して、押え棒8が設けられ、下端部に押え足9が取付けられている。
また、詳しく図示はしないが、アーム部4内には、ミシンモータ10(図2参照)により回転駆動される主軸が設けられている。ミシン頭部5内には、ミシンモータ10ひいては主軸の駆動により、針棒6を上下動させる針棒駆動機構が設けられている。さらに、針振りパルスモータ13(図2参照)を駆動源として針棒6をX方向に揺動させる針棒揺動機構等が設けられている。
アーム部4の上部には、カバー4aが開閉可能に設けられている。アーム部4内には、カバー4aの内側に位置して、上糸を供給する上糸駒14が着脱可能にセットされる。アーム部4の前面側下部には、複数個の操作スイッチ15が設けられている。詳しい説明は省略するが、操作スイッチ15は、起動・停止キー、返し縫いキー、針上下キー、糸切りキー、押え上下キー、速度調整つまみ等を含んでいる。
脚柱部3の前面には、大型で縦長形状をなしフルカラー表示が可能な表示部としての液晶ディスプレイ(LCD)16が設けられている。LCD16の表面にはタッチパネル17が設けられている。ユーザは、タッチパネル17をタッチ操作することによって、所望の実用模様や刺繍模様等を選択したり、縫製に関する各種の機能を実行させたりすることができる。後述するように、タッチパネル17は、組合せ刺繍模様を生成する際に、ユーザが模様データを選択するための選択手段として機能する。
尚、詳しく図示はしないが、脚柱部3の右側面には、メモリカード11(図2にのみ図示)が挿入されるカードスロット12が設けられている。前記メモリカード11には、ミシン1のROM或いはEEPROMに当初より記憶されている模様データとは相違した、例えばキャラクター等の各種の刺繍模様の模様データが記憶されている。
前記ミシンベッド2の上面には、前記針棒6に対応して図示しない針板が設けられている。図示はしないが、ミシンベッド2内には、針板の下側に位置して、下糸ボビンを収容し縫針7と協働して加工布Wに縫目を形成するための釜機構や、送り歯駆動機構等が設けられている。釜機構、送り歯駆動機構は、前記ミシンモータ10を駆動源として駆動される。これにて、ミシンモータ10、針棒駆動機構、釜機構等から、加工布に縫目を形成するための縫製機構が構成されている。
そして、前記ミシンベッド2の左側部分には、周知の刺繍機18が着脱可能に装着されている。刺繍機18がミシンベッド2に装着された状態では、ミシンベッド2に設けられたコネクタ24(図2参照)を介して、後述するミシン1の制御装置25に電気的に接続される。刺繍機18は、加工布Wを保持する刺繍枠19を、ミシンベッド2上において、所定の2方向、この場合X方向及びそれとは直交するY方向に自在に移動させる移送手段を備える。
即ち、刺繍機18は、ミシンベッド2に装着される本体部20の上面に、前後方向に長い移動体21をX方向に移動可能に備えている。詳しく図示はしないが、移動体21の右側面部にキャリッジがY方向に移動可能に設けられており、刺繍枠19は、キャリッジに対して着脱可能に取付けられる。刺繍機18は、本体部20内に設けられたX軸モータ22(図2参照)により移動体21をX方向に自在に移動させる。また、移動体21に内蔵されたY軸モータ23(図2参照)により、キャリッジつまり刺繍枠19をY方向に自在に移動させるように構成されている。
上記構成により、ミシン1においては、加工布を保持した刺繍枠19を、X方向及びY方向に自在に移動させながら、縫製機構を構成する針棒6等を駆動させることによって、加工布Wに対する刺繍縫製動作の実行が可能となっている。そして、本実施形態では、ミシン1は、刺繍機18を用いることによって、模様データに基づき、加工布Wに対し刺繍模様を縫製することができる。このとき、模様データは、刺繍模様を縫製するための針落ち位置(一針毎の刺繍枠19の移動量)のデータ、つまり刺繍枠19に保持されている加工布WのX,Y方向の移動量を示すデータを主体として構成される。
図2は、ミシン1の電気的構成を概略的に示している。ここで、ミシン1の全体を制御する制御装置25は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、CPU27、ROM28、RAM29、EEPROM30、カードスロット12、入力インターフェイス31、出力インターフェイス32をバス33により相互に接続して構成されている。前記ROM28には、縫製動作を制御するための制御プログラムや、後述する組合せ刺繍模様を生成するための模様データ処理プログラム等のプログラムが記憶されていると共に、複数の模様データ等、縫製動作に必要な各種のデータが記憶されている。尚、模様データ処理プログラムは、光ディスク、USBメモリ等の記録媒体から読込む構成としても良く、外部からネットワーク等を介してダウンロードする構成としても良い。
入力インターフェイス31には、タッチパネル17、操作スイッチ15が接続されており、それらの操作信号等が制御装置25に入力される。また、出力インターフェイス32には、駆動回路35を介してLCD16が接続されていると共に、駆動回路36、37を夫々介してミシンモータ10、針振りパルスモータ13が接続されている。制御装置25は、それらを制御して縫製動作を実行する。出力インターフェイス32にはコネクタ24も接続され、制御装置25は、刺繍機18も制御する。これにて、制御装置25は、ミシン1の各機構を制御して刺繍模様の縫製を含む縫製動作を実行する。
模様データは、加工布Wに刺繍模様を縫製するためのデータであり、刺繍模様を例えば複数のブロックに分けたブロックデータの集合からなる。各ブロックデータは、針落ち位置データや縫製順序データ、糸色データ等を含んでいる。また、模様データは、刺繍模様をLCD16に表示するための表示データを含んでいる。本実施形態では、多数個の刺繍模様に夫々対応する模様データが、ROM28、EEPROM30、メモリカード11に記憶されおり、それらが記憶部として機能する。
このとき、複数の模様データは、刺繍模様の形態により、複数種別のいずれかに区分されている。具体的には、「ワンポイント」、「かな」、「アルファベット」、「枠」、「拡張刺繍模様」に区分される。拡張刺繍模様は、メモリカード11に記憶された模様データに基づく刺繍模様である。また、そのうち「ワンポイント」の刺繍模様については、図柄に応じて、複数のカテゴリに分類されている。具体的には、動物、人、花、草木、虫、蝶、乗り物、食べ物、小物類、各種マークといった複数のカテゴリに分類されており、各模様データには、自分がどのカテゴリに分類されるかのデータも含まれている。
そして、本実施形態では、各模様データには、条件情報として、刺繍模様のサイズ(幅及び高さ寸法)のデータも含まれている。この場合、「枠」の種別に区分される刺繍模様については、枠の矩形領域のサイズ(幅及び高さ寸法)のデータも含まれている。更に、本実施形態では、各模様データ中には、条件情報として、組合せ可能なカテゴリの情報、つまり組合せ可能な複数の模様のカテゴリの対応関係のデータが含まれている。具体的には、例えば、「花」と「蝶」、「花」と「草木」、「花」と「女の子」といった対応関係が組合せ可能なカテゴリの条件情報としてROM28またはEEPROM30に記憶されている。
さて、詳しくは後述するように、本実施形態では、制御装置25は、前述の模様データ処理プログラムを実行することにより、組合せ刺繍模様の生成の処理を実行する。即ち、ユーザが、タッチパネル17の操作によりメニュー画面で刺繍縫製のメニューを選び、更に刺繍模様の編集、特に、組合せ刺繍模様のランダム生成を選択指示することにより、制御装置25は、組合せ刺繍模様の生成の処理を実行する。
組合せ刺繍模様の生成の処理では、まず、ユーザがタッチパネル17を操作して、例えば全ての模様データの中からメインとなる一の模様データ(メインデータと称する)を選択すると共に、それに組合せる他の模様データ(サブデータと称する)の種別(この場合、「ワンポイント」と「枠」のどちらか)を指定する。すると、制御装置25は、メインデータとの組合せが可能な複数の他の模様データ(サブデータ)をランダムに抽出する。次いで、制御装置25は、抽出した複数のサブデータに夫々対応する複数の刺繍模様の各々と、メインデータに対応する刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様の画像を生成し、生成された組合せ刺繍模様の画像をLCD16に表示する。
このときの表示は、図10(a)に示すように、LCD16の一画面に、複数個(例えば4個)の組合せ刺繍模様の画像がサムネイル画像として表示される。従って、制御装置25が、抽出手段、画像生成手段、表示手段として機能する。尚、表示された組合せ刺繍模様の画像のうち、ユーザが所望の組合せ刺繍模様を選択操作することにより、その組合せ刺繍模様を引続いてミシン1で縫製したり、その模様データをEEPROM30に保存したりすることができる。
そして、本実施形態では、制御装置25がサブデータをランダムに抽出するにあたって、メインデータ及びサブデータの各模様データに含まれる条件情報(刺繍模様のサイズのデータ及び組合せ可能なカテゴリのデータ)に従って、メインデータと組合せが可能と判断されるサブデータを抽出する。これにより、メインデータとサブデータとがサイズに関して不適当な組合せとなることが未然に防止される。或いは、メインデータとサブデータとが、組合せ可能なカテゴリ同士で組合せられる。
更に、特に本実施形態では、制御装置25は、メインデータの種別が「ワンポイント」で、サブデータの種別が「枠」の組合せの場合、模様のサイズのデータに基づいて、サイズのアンバランスが生ずる虞のある場合には、どちらかの刺繍模様のサイズを拡大又は縮小するようになっており、サイズ変更手段としても機能する。但し、ミシン1において縫製可能な最大サイズ(刺繍枠19の大きさに対応)が存在するので、組合せ刺繍模様のサイズが、最大サイズを超える場合には、抽出対象から除外される。或いは、最大サイズ以内に収まるように、全体が縮小される。尚、刺繍枠19毎の縫製可能な最大サイズのデータは、例えばROM28に記憶されている。
次に、上記構成を備える本実施形態のミシン1の作用について、図3〜図10も参照して述べる。図3〜図6のフローチャートは、上記した模様データ処理プログラムにより、制御装置25が実行する組合せ刺繍模様の生成の処理の手順(ルーチン)を示している。
ユーザは、組合せ刺繍模様をランダム生成したい場合には、図8に示すようなLCD16の刺繍模様の選択画面において、タッチパネル17上で、組合せ刺繍模様のアイコンIをタッチ操作する。これにより、組合せ刺繍模様の生成の処理が開始される。図3に示すように、まずステップS1では、ユーザによるメインとなる模様データの選択が受け付けられる。このメインデータの選択は、例えば図9に示すような、LCD16のワンポイント模様の選択画面上で、所望の刺繍模様をタッチ操作することにより行われる(選択ルーチン)。図9では、メインデータとして、例えば「花」のカテゴリに区分される「花F」ワンポイント模様が選択された様子を示している。
図3に戻って、ステップS2では、メインデータの模様と組合せる刺繍模様(サブデータの模様)の種別として、「ワンポイント」か「枠」かのユーザによる選択が受け付けられる。ステップS3では、選択されたサブデータの種別が「枠」かどうかが判断され、サブデータの種別が「枠」でないつまり「ワンポイント」の場合には(ステップS3にてNo)、ステップS4に進み、メインデータの模様とワンポイント模様との組合せ刺繍模様のランダム生成処理が行われる。このステップS4の処理の詳細を、図4を参照して述べる。
即ち、ステップS11では、サムネイル表示する所定個数分の組合せ刺繍模様の画像が生成されたかどうかが判断される。未だ所定個数の組合せ刺繍模様が生成されていない場合には(ステップS11にてNo)、ステップS12にて、メインデータと組合せ可能な条件情報、即ち、組合せ可能なカテゴリ情報に基づいて、ワンポイントの模様データのなかから一つの模様データ(サブデータ)がランダムに抽出される(抽出ルーチン)。この場合、メインデータが「花」のカテゴリであるため、組合せ可能な模様データとして、「蝶」、「草木」、「女の子」のカテゴリのなかからサブデータがランダムに抽出される。
次のステップS13では、メインデータの模様とサブデータの模様とを組合せた組合せ刺繍模様の画像が生成される(画像生成ルーチン)。この画像生成の処理が終了すると、ステップS11に戻り、所定個数分の組合せ刺繍模様の画像が生成できているかどうかが判断され、所定個数に至るまで、ステップS12、S13の処理が繰返される。このようにして、メインデータの模様とサブデータの模様とを組合せた所定個数の組合せ刺繍模様の画像が生成されると(ステップS11にてYes)、このサブルーチンの処理を終了して、図3に戻る。
図3に戻って、ステップS3にて、ステップS2で選択されたサブデータの種別が「枠」であると判断された場合には(ステップS3にてYes)、ステップS5に進む。このステップS5では、メインデータの様模と枠模様との組合せ刺繍模様のランダム生成処理が行われる。このステップS5の処理の詳細を、図5を参照して述べる。即ち、ステップS21では、サムネイル表示する所定個数分の組合せ刺繍模様の画像が生成されたかどうかが判断される。未だ所定個数の組合せ刺繍模様が生成されていない場合には(ステップS21にてNo)、ステップS22に進む。このステップS22では、「枠」の種別の模様データの中から、メインデータの模様と組合せる一つの枠模様がランダムで抽出される(抽出ルーチン)。
この枠模様のランダム抽出の処理(ステップS22)の詳細は、図6に示される通りである。即ち、ステップS31では、「枠」の複数の模様データのなかから、ランダムで一つの模様データが取得される。次のステップS32では、メインデータの刺繍模様のサイズ(幅及び高さ寸法)のデータと、抽出した枠の模様データ(サブデータ)の枠の矩形領域のサイズ(幅及び高さ寸法)のデータとが取得される。ステップS33では、枠模様の拡大縮小を判断する際の基準値(占有率のようなパラメータ)が求められる。
ここで、枠模様の拡大または縮小を判断するための基準値Sについて説明する。図7(a)〜(e)は、メインデータMの模様のサイズに対し、サブデータの枠模様の内側の矩形領域F1,F2,F3,F2´,F3´の5種類のサイズの例を示している。例えば、メインデータMの模様のサイズは、幅寸法W1が50mm、高さ寸法H1が40mmとされている。図7(a)では、枠模様の内側の矩形領域F1の幅寸法W2が60mm、高さ寸法H2が50mmである。このとき、メインデータMの模様を基準とした幅寸法の比(W1/W2:単位%)は、83.3%となる。基準値S(単位%)は、高さ寸法の比(H1/H2)に、その幅寸法の比の逆数を乗算した値であり、この場合、基準値Sは、96.0%となる。
図6において、ステップS34では、基準値Sが、80%以下(A)、80%から120%までの範囲(B)、120%以上(C)、の3段階のどの範囲かが判断される。基準値Sが80%から120%までの範囲の場合は(B)、ステップS35にて、枠模様の画像をそのまま利用するように、枠模様が抽出され、そのまま図5にリターンされる。これに対し、基準値Sが80%以下の場合には(A)、ステップS36にて、メインデータの模様が枠模様に比べて極端に小さいかどうかが判断される。具体的には、上記基準値Sが50%未満であるかどうかによって判断がなされる。
基準値Sが50%以上である場合には(ステップS36にてNo)、ステップS37にて、枠模様のサイズが、基準値Sに応じて拡大又は縮小されるようにして、当該枠模様の画像が生成され(サイズ変更ルーチン)、図5にリターンされる。これに対し、基準値Sが50%未満である場合には(ステップS36にてYes)、ステップS38にて、枠模様に対してメインデータの模様が小さすぎるとして、当該枠模様が抽出対象から外され、利用不可とされる。この場合には、ステップS31に戻って、枠模様のランダム抽出が行われる。
図7(b)では、枠模様の矩形領域F2の幅寸法W2が70mm、高さ寸法H2が90mmである。この場合、幅寸法の比(W1/W2)は、71.4%となり、基準値Sは、62.2%となる。従って、この例では、ステップS37にて、枠模様のサイズが基準値Sに応じて縮小されるようになる。図7(c)では、枠模様の矩形領域F3の幅寸法W2が30mm、高さ寸法H2が90mmである。この場合、幅寸法の比(W1/W2)は、166.6%となり、基準値Sは、26.3%となる。従って、この例では、ステップS38にて、当該枠模様が抽出対象から除外される。
図6に戻って、基準値Sが、120%以上の場合には(C)、ステップS39にて、組合せ刺繍模様のサイズが縫製可能な最大サイズ(最大の刺繍枠19の縫製可能範囲)に収まるかどうかが判断される。組合せ刺繍模様のサイズが縫製可能な最大サイズに収まる場合には(ステップS39にてYes)、ステップS40にて、枠模様のサイズが、基準値Sに応じて拡大又は縮小されるようにして、当該枠模様の画像が生成され、図5にリターンされる。組合せ刺繍模様のサイズが縫製可能な最大サイズを超える場合には(ステップS39にてNo)、ステップS41にて、当該枠模様が抽出対象から除外され、ステップS31からの処理が繰返される。
尚、上記図7(b)、(c)で例示した枠模様は、90度回転しても使用可能な模様データであるとする。図7(d)は、図7(b)の枠模様を90度回転したものであり、枠模様の矩形領域F2´の幅寸法W2が90mm、高さ寸法H2が70mmである。この場合、メインデータMの模様を基準とした高さ寸法の比(H1/H2)は、57.1%となる。このように、高さ寸法の比(H1/H2)が小さすぎる場合には、当該枠模様の模様データを利用不可としても良い。図7(e)は、図7(c)の枠模様を90度回転したものであり、枠模様の矩形領域F3´の幅寸法W2が90mm、高さ寸法H2が30mmである。この場合、高さ寸法の比(H1/H2)は、133.3%となるが、幅寸法の比(W1/W2)に、その高さ寸法の比の逆数を乗算した基準値Sは、41.6%となる。基準値Sが50%未満であるため、この枠は利用不可となる。
図5に戻って、一つの枠模様をランダム抽出する処理(ステップS22)が終了すると、ステップS23にて、メインデータの模様とサブデータの枠模様とを組合せた組合せ刺繍模様の画像が生成される(画像生成ルーチン)。この画像生成の処理が終了すると、ステップS21に戻り、所定個数分の組合せ刺繍模様の画像が準備できているかどうかが判断され、所定個数に至るまで、ステップS22、S23の処理が繰返される。このようにして、メインデータの模様とサブデータの模様とを組合せた所定個数の組合せ刺繍模様の画像が生成されると(ステップS12にてYes)、このサブルーチンの処理を終了して、図3に戻る。
図3において、ステップS4又はステップS5で組合せ刺繍模様の生成の処理が終了すると、次のステップS6にて、複数個の組合せ刺繍模様の画像がLCD16の画面にサムネイル画像として一覧表示される(表示ルーチン)。図10(a)は、メインデータとなる「花」の刺繍模様と、ランダムに抽出されたサブデータである「枠」の刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様をサムネイル表示した例を示している。図10(a)のようにサムネイル画像が表示されている状態で、さらにランダム生成ボタンRが押下されると、図3のステップS5の処理から再度処理が実行される。その結果、図10(b)に示すように、メインデータとなる「花」の刺繍模様と、新たにランダムに抽出されたサブデータである「枠」の刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様のサムネイル画像が表示される。図10(a)に示す先に作成されたサムネイル画像と、図10(b)に示す新たに作成されたサムネイル画像とは、例えば2ページにわたって4個ずつ表示される。
尚、図3に図示はされていないが、ユーザは、組合せ刺繍模様をサムネイル表示した、LCD16の画面を見て、所望の組合せ刺繍模様をタッチパネル17のタッチ操作により選択し、ミシン1に縫製動作を実行させることができる。この場合、模様データの拡大または縮小を伴う場合など、必要に応じて、模様データの編集処理が行われる。また、生成された組合せ刺繍模様の模様データを、例えばEEPROM30や外部記憶媒体に記憶させることもできる。
このように本実施形態によれば、複数の刺繍模様に夫々対応する複数の模様データを記憶するROM28等を備え、模様データに基づいて、加工布Wに刺繍模様を縫製することが可能なミシン1にあって、模様データ処理プログラムの実行により、組合せ刺繍模様の生成の処理を実行させることができる。このとき、メインデータである一の模様データの刺繍模様についてはユーザの好みを反映しながら、それに組合せられるサブデータである刺繍模様がランダムに抽出されるので、デザインが画一化されない多彩なデザインの組合せが得られ、ひいては、ユーザの予想していないような意外な組合せ刺繍模様を得ることが可能となる。
このとき、多数の模様データは複数種別(ワンポイント、かな、枠など)のいずれかに区分され、メインデータが区分される種別を除く、他の種別に区分される模様データのなかから、複数のサブデータをランダムに抽出する構成としたので、異なる種別の刺繍模様の組合せを得ることができる。同一の種別の刺繍模様の組合せとなってしまうことは好ましくない場合が多いので、そのような組合せのパターンを排除することができる。
特に本実施形態では、複数の模様データに組合せ可能な刺繍模様を特定するための条件情報を関連付けて設けるようにしたので、メインデータの模様と条件情報に適合したサブデータの模様との組合せを得ることができ、不適切と思われる組合せが得られることを未然に排除することができる。より具体的には、条件情報を、模様データの刺繍模様に関するサイズを特定する情報とすることにより、メインデータの模様とサブデータの模様とがサイズに関して不適当な組合せとなることを未然に防止することができ、サイズ的に適切な組合せが得られる
この場合、組合せ可能領域のサイズに対し、所定の割合以上となるサイズの刺繍模様に限って抽出することにより、サイズ的にアンバランスとなるような組合せを排除し、適切な組合せが得られる。しかも、サブデータの刺繍模様のサイズを拡大又は縮小することも可能に構成したので、標準の大きさではアンバランスとなる場合でも、サブデータのサイズを拡大又は縮小することにより、サイズ的なバランスを良好とした組合せ刺繍模様を得ることが可能となる。
また、ミシン1には縫製可能な最大サイズが存在するが、本実施形態では、拡大後の組合せ刺繍模様のサイズが、最大サイズを超える場合に、サブデータを抽出対象から除外するようにした。これにより、不適切な組合せを抽出してしまうことを未然に防止することができ、縫製可能な組合せ刺繍模様を提供することができる。
特に本実施形態では、模様データに関連付けられる条件情報として、刺繍模様の図柄応じて分類されたカテゴリ情報を記憶し、刺繍模様を組合せる場合に、組合せ可能な刺繍模様のカテゴリの対応関係に基づいて、サブデータを抽出することもできるように構成した。これにより、「花」と「蝶」といった刺繍模様のカテゴリ同士の適切な組合せが可能となり、よりバラエティに富んだ組合せ刺繍模様を得ることができる。
更に、本実施形態では、LCD16の一画面に、複数個の組合せ刺繍模様を一覧表示(サムネイル表示)するように構成したので、ユーザは複数の組合せ刺繍模様を一画面で見ることができ、比較検討しやすいものとなる。また、一画面に1個又は少数の組合せ刺繍模様を表示する場合と比較して、ユーザによるページ切替や選択の操作も簡単となる。
(2)その他の実施形態
図11は、本発明の第2の実施形態を示すもので、図5のステップS22の詳細な処理(枠模様のランダム抽出の処理)の詳細な手順(サブルーチン)を示している。この第2の実施形態が、上記第1の実施形態と異なる点は、次の点にある。即ち、基準値Sが120%以上の場合には(ステップS34、C)、ステップS39にて、組合せ刺繍模様のサイズが縫製可能な最大サイズに収まるかどうかが判断され、最大サイズを超える場合には(ステップS39にてNo)、当該枠模様を抽出対象から除外すること(ステップS41)に代えて、ステップS51の処理が実行される。
図11は、本発明の第2の実施形態を示すもので、図5のステップS22の詳細な処理(枠模様のランダム抽出の処理)の詳細な手順(サブルーチン)を示している。この第2の実施形態が、上記第1の実施形態と異なる点は、次の点にある。即ち、基準値Sが120%以上の場合には(ステップS34、C)、ステップS39にて、組合せ刺繍模様のサイズが縫製可能な最大サイズに収まるかどうかが判断され、最大サイズを超える場合には(ステップS39にてNo)、当該枠模様を抽出対象から除外すること(ステップS41)に代えて、ステップS51の処理が実行される。
このステップS51では、メインデータの模様及びサブデータの枠模様が、縫製可能な最大サイズに収まるように縮小され、図5にリターンされる。これによれば、組合せ刺繍模様がミシン1で縫製可能な最大サイズを超えると判断された場合でも、その組合せを廃棄するのではなく、全体を縮小することにより対応が可能となり、縮小によって縫製可能な組合せ刺繍模様を提供することができる。
図12は、本発明の第3の実施形態を示すものであり、メインデータである例えば「花F」のワンポイント模様と、サブデータである上方又は下方に開放する形態を有する枠模様とを組合せる場合の、組合せ刺繍模様の配置の手法を説明するものである。即ち、図12(a)に示すように、枠模様が上方に開放する形態の場合、枠模様に下限線L1が設定されている。一方、メインデータの模様には矩形領域が設定され、その下辺を、その下限線L1に重ねるようにして、2つの刺繍模様を組合せる。このとき、メインデータの模様の下辺の中心点と、下限線L1の中心点とを一致させるようにする。また、図12(b)に示すように、枠模様が下方に開放する形態の場合、枠模様に上限線L2が設定されている。この場合も、中心点を合せながら、メインデータの模様の矩形領域の上辺を、その上限線L2に重ねるようにして、2つの刺繍模様を組合せることができる。
図13は、本発明の第4の実施形態を示すものである。この実施形態では、複数の組合せ刺繍模様がサムネイル表示され、そのうちいずれかがユーザにより選択された場合に、引続き、該当する組合せ刺繍模様に関して、ランダムの色の組合せをサムネイル表示するようにしたものである。この場合、図13(a)に示すように、例えば、メインデータとして「電波塔」のワンポイント模様と、サブデータとして複数の枠模様とをランダムに組合せた複数の組合せ刺繍模様が、LCD16にサムネイル表示されている。
ここで、ユーザが例えば「電波塔」のワンポイント模様と「長五角形ワッペン形」の枠模様との組合せ刺繍模様を選択した場合、次に、図13(b)に示すように、それら組合せ刺繍模様の色の組合せをランダムに変更した複数の組合せ刺繍模様が、LCD16にサムネイル表示される。これにより、ユーザは、更に色に関しても多彩な組合せとされた組合せ刺繍模様を得ることができる。尚、図示はしないが、刺繍模様の色に関して、ユーザが青系統、緑系統等を選ぶことにより、その色の系統での統一性を持たせながら、色の組合せをランダムに変更した複数の組合せ刺繍模様を表示するようにすることもできる。
その他、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、様々な拡張・変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、ワンポイント模様をメインデータとして選択し、それに複数の枠模様をランダムに組合せる場合を例示したが、一つの枠模様をメインデータとして選択し、それに複数のワンポイント模様をランダムに組合せるなど組合せの形態としては様々な変更が可能である。また、ミシンの機械的構成や、刺繍模様の種類などについても、種々の変更が可能である等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
1 ミシン
11 メモリカード(記憶部)
16 液晶ディスプレイ(表示部)
17 タッチパネル(選択手段)
19 刺繍枠
25 制御装置(抽出手段、画像生成手段、表示手段、サイズ変更手段)
28 ROM(記憶部)
30 EEPROM(記憶部)
W 加工布
11 メモリカード(記憶部)
16 液晶ディスプレイ(表示部)
17 タッチパネル(選択手段)
19 刺繍枠
25 制御装置(抽出手段、画像生成手段、表示手段、サイズ変更手段)
28 ROM(記憶部)
30 EEPROM(記憶部)
W 加工布
Claims (11)
- 複数の刺繍模様に夫々対応する複数の模様データを記憶する記憶部を備え、前記模様データに基づいて、加工布に刺繍模様を縫製することが可能なミシンであって、
前記記憶部に記憶された模様データのなかから、一の模様データを選択するための選択手段と、
前記記憶部に記憶された模様データのなかから、複数の他の模様データをランダムに抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された複数の他の模様データに夫々対応する複数の刺繍模様の各々と、前記選択手段により選択された一の模様データに対応する一の刺繍模様とを組合せた複数の組合せ刺繍模様の画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された組合せ刺繍模様の画像を表示部に表示する表示手段と
を具備することを特徴とするミシン。 - 前記記憶部に記憶された複数の模様データは、刺繍模様の形態により複数種別のいずれかに区分されており、
前記抽出手段は、前記選択手段により選択された一の模様データが区分される種別を除く、他の種別に区分される模様データのなかから、複数の他の模様データをランダムに抽出することを特徴とする請求項1記載のミシン。 - 前記複数の模様データには、夫々、当該模様データに対応する刺繍模様と組合せ可能な刺繍模様を特定するための条件情報が関連付けられており、
前記抽出手段は、前記選択手段により選択された一の模様データに関連付けられた条件情報に基づき、該一の模様データの刺繍模様と組合せが可能と判断される他の刺繍模様の模様データをランダムに抽出することを特徴とする請求項1又は2記載のミシン。 - 前記模様データに関連付けられる前記条件情報は、当該模様データの刺繍模様に関するサイズを特定する情報であり、
前記抽出手段は、前記条件情報に基づき、前記選択手段により選択された一の模様データの刺繍模様と組合せが可能と判断される他の刺繍模様の模様データをランダムに抽出することを特徴とする請求項3記載のミシン。 - 前記抽出手段は、前記条件情報に基づき、前記他の模様データの刺繍模様における組合せ可能領域のサイズに対し、前記選択された一の模様データの刺繍模様のサイズが、所定の割合以上となる場合に、当該他の模様データをランダムに抽出することを特徴とする請求項4記載のミシン。
- 前記選択された一の模様データの刺繍模様のサイズに応じて、前記抽出手段により抽出された他の模様データの刺繍模様のサイズを拡大又は縮小するサイズ変更手段を備えることを特徴とする請求項4又は5記載のミシン。
- 前記サイズ変更手段により、前記他の模様データの刺繍模様のサイズが拡大される場合には、拡大後の組合せ刺繍模様のサイズが、当該ミシンで縫製可能な最大サイズを超えるかどうかが判断され、超えると判断されたときには、当該他の模様データが前記抽出手段による抽出対象から除外されることを特徴とする請求項6記載のミシン。
- 前記サイズ変更手段は、前記選択された一の模様データの刺繍模様のサイズに応じて、前記他の模様データの刺繍模様のサイズを拡大する場合、拡大後の組合せ刺繍模様のサイズが、当該ミシンで縫製可能な最大サイズを超えるかどうかが判断され、超えると判断されたときには、前記選択された一の模様データの刺繍模様及び他の模様データの刺繍模様を縮小することを特徴とする請求項6記載のミシン。
- 前記模様データに関連付けられる前記条件情報は、各模様データの刺繍模様の図柄に応じて分類されたカテゴリを示す情報であり、
前記記憶部は、一のカテゴリと、当該一のカテゴリに分類される模様データの刺繍模様と組合せ可能な刺繍模様の模様データのカテゴリとの対応関係を記憶しており、
前記抽出手段は、前記選択された一の模様データの刺繍模様が分類されたカテゴリに、対応関係にあるカテゴリに分類される他の模様データをランダムに抽出することを特徴とする請求項3記載のミシン。 - 前記表示手段は、前記表示部の一画面に、複数個の組合せ刺繍模様を表示することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のミシン。
- 請求項1から10のいずれか一項に記載のミシンの各処理手段としてコンピュータを機能させるための模様データ処理プログラム。
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