JP3289924B2 - ミシンの模様データ処理装置 - Google Patents

ミシンの模様データ処理装置

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JP3289924B2
JP3289924B2 JP23708991A JP23708991A JP3289924B2 JP 3289924 B2 JP3289924 B2 JP 3289924B2 JP 23708991 A JP23708991 A JP 23708991A JP 23708991 A JP23708991 A JP 23708991A JP 3289924 B2 JP3289924 B2 JP 3289924B2
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/10Arrangements for selecting combinations of stitch or pattern data from memory ; Handling data in order to control stitch format, e.g. size, direction, mirror image
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/4093Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by part programming, e.g. entry of geometrical information as taken from a technical drawing, combining this with machining and material information to obtain control information, named part programme, for the NC machine
    • G05B19/40931Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by part programming, e.g. entry of geometrical information as taken from a technical drawing, combining this with machining and material information to obtain control information, named part programme, for the NC machine concerning programming of geometry
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの模様データ処
理装置に関し、特に枠模様と複数の文字模様とを組合わ
せた複合模様を見栄え良く縫製し得る複合模様データを
作成する為に、各枠模様に対する複数の文字模様の配置
位置及び文字模様の最大文字数とを枠模様毎に予め設定
するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直線縫いやジグザグ縫いや飾り縫
いなどの実用模様に加えて、数字やアルファベットやひ
らがななどの文字模様、円弧模様や矩形模様などの枠模
様を含む模様縫いが可能な刺繍装置を着脱自在に装着す
る電子ジグザグミシンは一般に周知である。
【0003】この刺繍装置を備えたミシンにおいては、
これら文字模様や枠模様を縫製する為の複数の模様デー
タ(運針データ)の各々は、ミシン内部或いはミシン外
部の模様データメモリに模様コードに対応づけて予め格
納されており、選択された模様の模様データがこの模様
データメモリから読出され、この模様データに基いて刺
繍装置により移動される加工布上に所望の文字模様等の
単位模様や枠模様などが順次縫製できるようになってい
る。
【0004】従って、オペレータが1つの枠模様と複数
の文字模様とを組合わせた複合模様を加工布上に形成す
るときには、先ず基準模様である枠模様を選択して任意
の位置に縫製し、更に複数の文字模様の各々を加工布を
移動させながら所望の位置に縫製して複合模様を形成
し、この複合模様により所謂ネームタッグを作成するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の刺繍装置を備えたミシンにおいては、枠模様と複数の
文字模様とを組合わせた複合模様を形成する場合、オペ
レータが手動で加工布を移動させながら各模様を形成す
る為の縫製位置を設定するので、複数の文字模様からな
る文字模様列全体の配置位置が枠模様に対して見栄え良
く配置されない場合が多いこと、特に形成する文字模様
の模様数が多いような場合には、これら複数の文字模様
を予め試し縫いするなどして、所望の枠模様に対する形
成可能な文字模様数を決定しなければならず、複合模様
の縫製作業が煩雑化すること、などの問題がある。
【0006】本発明の目的は、基準模様に対する単位模
様の配置位置及び最大模様数を各基準模様毎に自動的に
設定して、見栄えの良い複合模様の複合模様データを容
易に作成できるようなミシンの模様データ処理装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るミシンの模
様データ処理装置は、図1の機能ブロック図に示すよう
に、1つの枠模様からなる基準模様に文字模様等の単位
模様を複数組合わせた複合模様を縫製する為の複合模様
データを作成するミシンの模様データ処理装置であっ
て、多数の単位模様の模様データを格納した単位模様デ
ータ記憶手段と、複数の基準模様の各々に関して基準模
様の模様データと複数の単位模様の配置位置データと複
数の単位模様の最大数データとを格納した基準データ記
憶手段と、この双方の記憶手段に記憶されたデータに基
づいて、何れか1つの基準模様と、これに組合わせる複
数の単位模様とを選択設定する模様選択手段と、前記模
様選択手段で選択された基準模様が、模様選択手段で選
択された複数の単位模様を囲むように、模様選択手段で
選択された基準模様に関する基準データ記憶手段のデー
タと、模様選択手段で選択された複数の単位模様に関す
る単位模様データ記憶手段のデータとに基づいて、複合
模様の複合模様データを合成し、選択される単位模様の
模様数が前記最大数を超える時にディスプレイに警告表
示を行うデータ合成手段と、データ合成手段で合成され
たデータを記憶する複合模様データ記憶手段とを備えた
ものである。
【0008】
【作用】本発明に係るミシンの模様データ処理装置にお
いては、単位模様データ記憶手段には多数の単位模様の
模様データが格納され、基準データ記憶手段には、複数
の基準模様の各々に関して、基準模様の模様データと、
複数の単位模様の配置位置データと、複数の単位模様の
最大数データとが格納されている。ここで、模様選択手
段で何れか1つの基準模様と、これに組合わせる複数の
単位模様とを選択設定したとき、データ合成手段は、前
記模様選択手段で選択された基準模様が、模様選択手段
で選択された複数の単位模様を囲むように、模様選択手
段で選択された基準模様に関する基準データ記憶手段の
データと、模様選択手段で選択された複数の単位模様に
関する単位模様データ記憶手段のデータとに基づいて、
複合模様の複合模様データを合成し、選択される単位模
様の模様数が前記最大数を超える時にディスプレイに警
告表示を行い、複合模様データ記憶手段はデータ合成手
段で合成されたデータを記憶する。
【0009】ここで、単位模様が文字模様のときには、
この複合模様データ記憶手段に記憶された複合模様デー
タにおいては、文字模様の模様数が予め設定された最大
数を超える場合には警告表示がなされることにより、
数の文字模様が枠模様に対して最適な位置に配置されて
いる模様データとすることが可能であるので、この複合
模様データに基いて縫製することにより、枠模様と複数
の文字模様とからなる複合模様を見栄え良く形成するこ
とができる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係るミシンの模様データ処理装
置によれば、〔作用〕の項で説明したように、模様選択
手段と、データ合成手段と、複合模様データ記憶手段と
を設け、枠模様からなる基準模様に対する文字模様等の
単位模様の配置位置及び単位模様の最大模様数を、基準
模様毎に自動的に設定するようにして、模様選択手段で
選択された基準模様が、模様選択手段で選択された複数
の単位模様を囲むように、模様選択手段で選択設定され
た複合模様の複合模様データをデータ合成手段で合成
し、見栄えの良い複合模様を縫製する為の複合模様デー
タを容易に作成することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、着脱可能な刺繍装置を装着した
電子制御式ジグザグミシンに設けられた模様データ処理
装置に本発明を適用した場合のものである。電子制御式
ジグザグミシンMは図2に示すように、ミシンベッド部
1と、そのベッド部1の右端部から立設された脚柱部2
と、その脚柱部2からベッド部1に対向するように左方
へ延びるアーム部3とから構成され、ベッド部1には、
送り歯を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)及び
前後動させる送り歯前後動機構(図示略)などが設けら
れ、アーム部3には、縫針6を下端に装着可能な針棒5
を上下動させる針棒駆動機構と針棒5を布送り方向と直
交する方向に揺動させる針棒揺動機構、天秤を針棒の上
下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)な
どが設けられている。尚、送り歯上下動機構と針棒駆動
機構と天秤駆動機構とはミシンモータ18で駆動され、
また送り歯前後動機構は送り歯駆動用ステッピングモー
タ20で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッピ
ングモータ19で駆動される。
【0012】前記アーム部3には、縫製模様や種々のメ
ッセージを表示可能な液晶ディスプレイ10が設けら
れ、頭部4には、縫製作業の起動と停止を指令する起動
・停止スイッチ11が設けられている。また、前記脚柱
部2には、所望の縫製模様を選択する為のテンキーから
なる模様選択キー12、後述の複合模様の縫製を開始す
る為の開始キー13と終了する為の終了キー14とが設
けられるとともに、4種類の模様選択用カードC1〜C
4をカード受け具に装着する為のカード用スロットが形
成されている。
【0013】前記ベッド部1の左端部分にはフリーアー
ム部1aが形成されており、このフリーアーム部1aに
刺繍装置30が着脱可能に装着されている。この刺繍装
置30には、刺繍テーブル31が布送り方向及び反布送
り方向に平行なY方向とこのY方向に直交するX方向と
に移動可能に設けられ、この刺繍テーブル31には、加
工布を支持する為の支持枠(図示略)が着脱可能に装着
できるようになっている。また、この刺繍装置30の本
体フレーム内には、刺繍テーブル31をX方向に駆動す
る為のX方向ステッピングモータ32(図3参照)とY
方向に駆動する為のY方向ステッピングモータ33(図
3参照)とが配設されている。従って、ミシンMから供
給される駆動信号による両ステッピングモータ32・3
3の駆動と針棒5の上下動との協働により、支持枠の加
工布に種々の刺繍模様が形成されるようになっている。
【0014】前記実用模様選択用カードC1〜C4は図
11〜図14に示すように、4種類準備されている。模
様選択用カードC1には、直線縫いやジグザグ縫いなど
の複数の実用縫いの模様と模様番号とが対応づけて描か
れ、具象模様選択用カードC2には、動物や乗り物など
を含む複数の具象模様と模様番号とが対応づけて描か
れ、枠模様選択用カードC3には、曲線や円弧などから
なる複数の枠模様と模様番号とが対応づけて描かれ、ま
た文字模様選択用カードC4には、ひらがなやカタカナ
やアルファベットや少数の漢字などの複数の文字模様と
模様番号とが対応づけて描かれている。更に、実用模様
選択用カードC1の下端部には、左端部側に第1スリッ
ト35が形成され、具象模様選択用カードC2の下端部
には、右端部側に第2スリット36が形成され、枠模様
選択用カードC3の下端部には、左右両端部側に第1ス
リット35と第2スリット36とが形成されている。但
し、文字模様選択用カードC4の下端部には、何れのス
リット35・36も形成されていない。従って、カード
受け具に装着された模様選択用カードC1〜C4の種類
を判別する為に、カード受け具には、第1スリット35
に対応して第1スイッチ16が設けられ、また第2スリ
ット36に対応して第2スイッチ17が設けられてお
り、これら第1・第2スイッチ16・17は対応する第
1・第2スリット35・36以外の模様選択用カードC
1〜C4の下端部で作動される。
【0015】次に、ミシンMと刺繍装置30の制御系
は、図3のブロック図に示すように構成されている。起
動・停止スイッチ11、開始キー13、終了キー14、
模様選択キー12及びミシンモータ18で回転されるミ
シン主軸に接近して設けられ、針上位置や針下糸などを
含む各種のタイミング信号を発生するタイミング信号発
生器15、第1スイッチ16及び第2スイッチ17は制
御装置Cの入力インターフェース23に夫々接続されて
いる。また、制御装置Cの出力インターフェース28に
は、ミシンモータ18、針棒揺動用ステッピングモータ
19、送り歯駆動用ステッピングモータ20、ディスプ
レイ(LCD)10の為のディスプレイコントローラ
(LCDC)22が夫々接続されている。更に、この出
力インターフェース28には、1対のコネクタ29を介
して刺繍装置30のX方向ステッピングモータ32とY
方向ステッピングモータ33とが夫々接続されている。
【0016】制御装置Cは、CPU25と、このCPU
25にデータバスなどのバス24を介して接続された入
力インターフェース23、出力インターフェース28、
ROM26とRAM27などから構成されている。ここ
で、模様選択キー12と、第1・第2スイッチ16・1
7と、制御装置Cとで模様データ処理装置が構成されて
いる。ROM26には、モータ18〜20を駆動する為
のモータ駆動制御プログラム、後述の模様選択制御の制
御のプログラム、複合模様データ作成制御の制御プログ
ラムなどが格納されている。RAM27には、これら模
様選択制御や模様データ作成制御に必要な種々のポイン
タやカウンタやフラグメモリや第1バッファ1BF〜第
5バッファ5BFと、CPU25で演算処理した演算結
果を一時的に格納する種々のメモリなどが設けられてい
る。
【0017】前記ROM26には、図4に示すように、
アドレス(J00)から複数の枠模様コードW1〜Wi
の模様データの各々の先頭アドレスと複数の具象模様コ
ードG1〜Giの模様データの各々の先頭アドレスと複
数の文字模様コードM1〜Miの模様データの各々の先
頭アドレスとが格納され、アドレス(K00)から枠模
様コードW1〜Wiの各々の模様データと具象模様コー
ドG1〜Giの各々の模様データと文字模様コードM1
〜Miの各々の模様データとが格納され、アドレス(L
00)から枠模様コードW1〜Wiの各々の枠模様に付
随して縫製される具象模様や文字模様の模様群の配置デ
ータが格納され、アドレス(M00)から枠模様コード
W1〜Wiの各々の枠模様に付随して縫製される文字模
様の1行目文字模様配列位置(以下、1行目配列位置と
いう)と2行目文字模様配列位置(以下、2行目配列位
置という)の最大文字数(M1N、M2N)が格納さ
れ、アドレス(N00)から枠模様コードW1〜Wiの
各々の枠模様に付随して縫製される文字模様の配列方向
の方向データ(縦方向又は横方向)が格納されている。
【0018】前記枠模様と具象模様と文字模様の各々の
模様データは図5に示すように、XY両方向の大きさか
らなる模様の大きさデータと複数のX座標及びY座標か
らなる圧縮された運針データとが格納されている。ま
た、前記アドレス(L00)から格納されている枠模様
コードW1〜Wnの各々の模様群の配置データは図6に
示すように、模様群0に関する設定モードデータとX方
向オフセットデータ(X0)とY方向オフセットデータ
(Y0)、模様群1に関する設定モードデータとX方向
オフセットデータ(X1)とY方向オフセットデータ
(Y1)、模様群2に関する設定モードデータとX方向
オフセットデータ(X2)とY方向オフセットデータ
(Y2)、模様群3に関する設定モードデータとX方向
オフセットデータ(X3)とY方向オフセットデータ
(Y3)が格納されている。但し、Y1=0、X1=0
である。ここで、各模様群0〜3に設定されているX方
向オフセットデータとY方向オフセットデータとからな
るオフセット量は、枠模様Wの最大外形の中心位置に対
する具象模様Gの外形の中心位置或いは1行目・2行目
配列位置の外形の中心位置との変位量である。また、模
様群0は具象模様Gであり、模様群1は枠模様Wであ
り、模様群2は1行目配列位置の複数の文字模様Mであ
り、模様群3は2行目配列位置の複数の文字模様Mであ
る。
【0019】例えば、図9に示す枠模様Waを用いた複
合模様FAのときには、枠模様Waの内部の所定位置に
具象模様Gaが形成され、枠模様Waの内部の所定の1
行目配列位置に複数の文字模様Ma1「さくらぐみ」が
横配列方向に形成されるとともに、2行目配列位置に複
数の文字模様Ma2「もり みえこ」が横配列方向に形
成される。また、図10に示す枠模様Wbを用いた複合
模様FBのときには、枠模様Wbの上側の所定位置に具
象模様Gbが形成され、枠模様Wbの内部の所定の1行
目配列位置に複数の文字模様Mb1「あかぐみ」が縦配
列方向に形成されるとともに、2行目配列位置に複数の
文字模様Mb2「かわいしゅんいち」が縦配列方向に形
成される。
【0020】前記設定モードデータは図7に示すよう
に、1バイトから構成されている。ここで、「5」ビッ
トに設けられた模様群の左上位置の針落ちの有無及び
「4」ビットに設けられた模様群の右上位置の針落ちの
有無とは、模様群(文字列)を縫製する際に最初の針落
ちを設定するデータであり、上記両位置供、針落ち有り
の場合は、右上位置、左上位置の順に針落ちするもので
ある。また、「3」・「2」ビットに設けられた模様群
の基準位置のX座標値((01:左詰め)又は(10:左右
中心)又は(11:右詰め))と「1」・「0」ビットに
設けられた模様群の基準位置のY座標値((01:上詰
め)又は(10:上下中心)又は(11:下詰め))とは、
図8に示すように、各模様群の最大外形の配置位置を枠
模様Wの外形の中心位置に対して配置するときの基準位
置をX座標値とY座標値とで指示するデータである。
【0021】次に、ミシンMの模様データ処理装置で行
なわれる模様選択制御のルーチンについて、図15〜図
20のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。ミシンMに電源が投入されるとこの制御が開始さ
れ、先ず終了モードフラグSFがセットされ、枠模様W
を格納する枠モードフラグと具象模様Gを格納する具象
モードフラグと1行目配列位置の文字模様Mを格納する
1行目文字モードフラグM1Fと2行目配列位置の文字
模様Mを格納する2行目文字モードフラグM2Fが夫々
リセットされ且つ模様数バッファの模様数カウント値M
Cがクリアされる(S10)。そして、開始キー13が
操作されたときには(S11・S12:Yes)、RA
M27の第1バッファ1BFと第2バッファ2BFとが
夫々クリアされるとともに、第1バッファ1BFの1つ
のアドレスを指示するバッファポインタBPに第1バッ
ファ1BFの先頭アドレスA0が格納され(S13)、
フラグSFがリセットされ且つフラグGFがセットされ
(S14)、S11に戻る。
【0022】次に、具象模様Gを選択する為に、前記カ
ード受け具に具象模様選択用カードC2を装着した後、
模様選択キーが操作されたときには(S11:Yes、
S12:No、S15:Yes)、フラグGFがセット
されているので(S16:Yes)、具象模様格納処理
制御(図16参照)が実行される(S22)。この制御
が開始されると、先ず2桁で入力された具象模様Gの模
様番号と第1・第2スイッチ16・17からの入力信号
とに基いて、具象模様コードGnに変換され(S3
0)、この具象模様コードGnが第1バッファ1BFに
格納される(S31)。次に、模様数カウント値MC
(MC=0)が第2バッファ2BFに格納され(S3
2)、バッファポインタBPが1つインクリメントされ
(S33)、フラグGFがリセットされ且つフラグWF
がセットされ(S34)、この制御を終了して、リター
ンする。
【0023】次に、枠模様Wを選択する為に、カード受
け具に枠模様選択用カードC3を装着した後、模様選択
キーが操作されたときには(S11:Yes、S12:
No、S15:Yes)、フラグWFがセットされてい
るので(S16:No、S17:Yes)、枠模様格納
処理制御(図17参照)が実行される(S23)。この
制御が開始されると、先ず2桁で入力された枠模様Wの
模様番号と第1・第2スイッチ16・17からの入力信
号とに基いて、枠模様コードWnに変換され(S4
0)、この枠模様コードWnが第1バッファ1BFに格
納される(S41)。次に、模様数カウント値MCが1
つインクリメントされ(S42)、この模様数カウント
値MC(MC=1)が第2バッファ2BFに格納される
(S43)。次に、この枠模様コードWnの模様群配置
データがROM26から読込まれ(S44)、更に枠模
様コードWnに付随して形成する文字模様の配列方向デ
ータと1行目と2行目の各文字模様配列位置の最大文字
数データ(M1N、M2N)とが夫々読込まれる(S4
5・S46)。次に、文字数カウンタの文字数カウント
値MJCがクリアされ(S47)、バッファポインタB
Pが1つインクリメントされ(S48)、フラグWFが
リセットされ且つフラグM1Fがセットされ(S4
9)、この制御を終了して、リターンする。
【0024】次に、1行目配列位置に形成する文字模様
Mを選択する為に、カード受け具に文字模様選択用カー
ドC4を装着した後、模様選択キーが操作されたときに
は(S11:Yes、S12:No、S15:Ye
s)、フラグM1Fがセットされているので(S16・
S17:No、S18:Yes)、1行目文字列格納処
理制御(図18参照)が実行される(S24)。この制
御が開始されると、先ず文字数カウント値MJCが1行
目配列位置の最大文字数データM1Nより小さいときに
は(S60:Yes)、2桁で入力された文字模様Mの
模様番号と第1・第2スイッチ16・17からの入力信
号とに基いて、文字模様コードMnに変換され(S6
1)、この文字模様コードMnが第1バッファ1BFに
格納される(S62)。次に、模様数カウント値MCが
1つインクリメントされるとともに、文字数カウント値
MJCが1つインクリメントされ(S63)、バッファ
ポインタBPも1つインクリメントされ(S64)、こ
の制御を終了して、リターンする。ところで、複数の文
字模様Mが選択されたときには、文字模様Mが選択され
る毎にこの制御が実行され、その選択された文字模様コ
ードが第1バッファ1BFに順次格納される。尚、文字
数カウント値MJCが最大文字数データM1Nより大き
いときには(S60:No)、ディスプレイ10に警告
メッセージを表示するなどのエラー処理が実行される
(S65)。
【0025】次に、終了キー14が操作されたときには
(S11:Yes、S12・S15:No、S20:Y
es)、入力モード変更処理制御(図20)が実行され
る(S21)。この制御が開始されたときに、フラグM
1Fがセットされているので(S80・S81:No、
S82:Yes)、フラグM1Fがリセットされ且つフ
ラグM2Fがセットされる(S83)。次に、模様数カ
ウント値MC(例えば、n1)が第2バッファ2BFに
格納され(S84)、文字数カウント値MJCがクリア
され(S85)、この制御を終了して、リターンする。
尚、終了キー14が操作されたときに、フラグGFがセ
ットされているとき(S80:Yes)、或いはフラグ
WFがセットされているときには(S80:No、S8
1:Yes)、この制御を直ぐに終了する。
【0026】次に、2行目配列位置に形成する文字模様
を選択する為に、模様選択キーが操作されたときには
(S11:Yes、S12:No、S15:Yes)、
フラグM2Fがセットされているので(S16・S17
・S18:No、S19:Yes)、2行目文字列格納
処理制御(図19参照)が実行される(S25)。この
制御が開始されると、先ず文字数カウント値MJCが2
行目配列位置の最大文字数データM2Nより小さいとき
には(S70:Yes)、2桁で入力された文字模様の
模様番号と第1・第2スイッチ16・17からの入力信
号とに基いて、文字模様コードMnに変換され(S7
1)、この文字模様コードMnが第1バッファ1BFに
格納される(S72)。次に、模様数カウント値MCが
1つインクリメントされるとともに、文字数カウント値
MJCが1つインクリメントされ(S73)、バッファ
ポインタBPも1つインクリメントされ(S74)、こ
の制御を終了して、リターンする。尚、文字数カウント
値MJCが最大文字数データM2Nより大きいときには
(S70:No)、ディスプレイ10に警告メッセージ
を表示するなどのエラー処理が実行される(S75)。
【0027】次に、終了キーが操作されたときには(S
11:Yes、S12・S15:No、S20:Ye
s)、入力モード変更処理制御(図20)が再度実行さ
れる(S21)。この制御が開始されたときに、フラグ
M2Fがセットされているので(S80・S81・S8
2:No、S86:Yes)、フラグM2Fがリセット
され且つフラグSFがセットされる(S87)。次に、
終了データ(FF)が第1バッファ1BFに格納され
(S88)、模様数カウント値MC(例えば、n2)が
第2バッファ2BFに格納され(S89)、第2バッフ
ァ2BFに終了データ「FF」が格納される(S9
0)。
【0028】例えば、第1バッファ1BFには図21に
示すように、模様群0に対応して1つの具象模様コード
「33」、模様群1に対応して1つの枠模様コード「7
2」、模様群2に対応して1行目配列位置に形成される
複数の文字模様Mの文字模様コード「101」、「12
1」・・・「211」、模様群3に対応して2行目配列
位置に形成される複数の文字模様の文字模様コード「1
83」、「232」・・・「254」、終了コード「F
F」が夫々順次格納されている。また、第2バッファ2
BFには図22に示すように、模様群毎に模様数カウン
ト値MC「0」、「1」、「n1」、「n2」が格納さ
れている。尚、終了データ「FF」が追加格納されてい
る。
【0029】次に、前記模様選択制御の終了に伴って開
始され、選択された枠模様Wと具象模様Gと複数の文字
模様Mとを組合わせた複合模様の複合模様データを作成
する複合模様データ作成処理制御のルーチンについて、
図23のフローチャートに基いて説明する。
【0030】ここで、この制御について、図34〜図3
9に基いて簡単に説明するものとする。但し、枠模様W
の外形WA、具象模様Gの外形GA、1行目配列位置の
外形M1A及び2行目配列位置の外形M2Aは夫々矩形
で構成されている。図34に示すように、具象模様外形
GAの基準位置K0は例えば左右中心且つ上下中心(1
0,10)に設定されているので、この具象模様外形GA
は、枠模様外形WAの基準位置(中心位置)K1からオ
フセット量OD0(図6の模様群0のオフセットデータ
X0・Y0参照)だけシフトした基準位置K0にその中
心位置を合致させて配置される。また、1行目配列位置
外形M1Aの基準位置K2は例えば左詰め且つ上詰め
(01,01)に設定されているので、この1行目配列位置外
形M1Aは、枠模様外形WAの基準位置K1からオフセ
ット量OD2(図6の模様群2のオフセットデータX2
・Y2参照)だけシフトした基準位置K2にその左上角
を合致させて配置される。同様に、2行目配列位置外形
M2Aの基準位置K3は例えば右詰め且つ下詰め(11,1
1)に設定されているので、この2行目配列位置外形M2
Aは、基準位置K1からオフセット量OD3(図6の模
様群3のオフセットデータX3・Y3参照)だけシフト
した基準位置K3にその左上角を合致させて配置され
る。
【0031】従って、具象模様外形GAの基点GKは、
図35に示すように、基準位置K1と2つのベクトルv
1・v2とにより求められる。枠模様外形WAの基点W
Kは、図36に示すように、基準位置K1と4つのベク
トルv11〜v14とにより求められる。1行目配列位
置外形M1Aの基準点M1Kは、図37に示すように、
基準位置K1と3つのベクトルv21〜v23とにより
求められる。2行目配列位置外形M2Aの基準点M2K
は、図38に示すように、基準位置K1と5つのベクト
ルv31〜v35とにより求められる。尚、図39に
は、複合模様の終了時に基準位置K1に移行させる為の
ベクトルvEを示すものである。また、ベクトルv1
1、v21、v31は、後述の運針データ合成処理制御
で作成されるものである。
【0032】この制御が開始されると、先ず模様群配置
データ読込み処理制御(図24参照)が実行される(S
100)。この制御が開始されると、先ずバッファポイ
ンタBPに先頭アドレスA0の次のアドレスが格納され
(S110)、このバッファポインタBPで指示する第
1バッファ1BFに格納されている枠模様コードWnが
読込まれ(S111)、模様群1〜3の何れかを指示す
る模様群カウント値GCがクリアされる(S112)。
次に、模様群カウント値GCで指示する模様数カウント
値MCが第2バッファ2BFから読込まれ(S11
3)、このカウント値GCが終了コード「FF」でない
ときには(S114:No)、第3バッファ3BFにこ
のS113で読込んだカウント値GCが格納され(S1
15)、模様群カウント値GCで指示する枠模様コード
Wnの設定モードデータが第3バッファ3BFに格納さ
れ(S116)、模様群カウント値GCで指示する枠模
様コードWnのオフセットデータ(Xn、Yn)が第3
バッファ3BFに格納され(S117)、模様群カウン
ト値GCが1つインクリメントされ(S118)、S1
13以降が実行される。その後模様群3まで繰り返して
実行され、読出したカウント値GCが「FF」のときに
は(S114:Yes)、この制御を終了して、リター
ンする。この制御により、図25に示すように、第3バ
ッファ3BFには、模様群0〜3の各々について、模様
数カウント値MC、設定モードデータ、X・Yオフセッ
トデータが格納される。
【0033】次に、模様群の模様を順次形成するとき
に、次の模様群の模様を形成する為の移行量を求める模
様群移行量演算処理制御(図26〜図29参照)が実行
される(S101)。この制御が開始されると、先ず模
様群カウント値GCがクリアされ(S120)、模様群
の最大外形のX方向の大きさデータを格納する大きさバ
ッファの第1X方向大きさ1ODXと、そのY方向の大
きさデータを格納する大きさバッファの第1Y方向大き
さ1ODYとが夫々クリアされ(S121)、前記1バ
イトの設定モードデータを格納する第1設定モードバッ
ファ1MDがリセットされ(S122)、更に模様群の
X方向オフセットデータを格納するオフセットバッファ
の第1X方向オフセット量1OSXと、そのY方向オフ
セットデータを格納するオフセットバッファの第1Y方
向オフセット量1OSYとが夫々クリアされる(S12
3)。
【0034】次に、模様群カウント値GCで指示する第
2バッファ2BFの模様数カウント値MCが読込まれ
(S124)、このカウント値GCが「FF」でないと
きには(S125:No)、このS124で読込んだカ
ウント値GCが第4バッファ4BFに格納され(S12
6)、模様群カウント値GCで指示する第3バッファ3
BFの設定モードデータが読出されて第4バッファ4B
Fに格納され(S127)、更にこの読出された設定モ
ードデータが第2設定モードバッファ2MDにも格納さ
れる(S128)。
【0035】次に、模様群カウント値GCで指示する模
様群のX方向最大外形XAとそのY方向最大外形YAと
が演算される(S129)。ここで、1行目配列位置外
形や2行目配列位置外形については、複数の文字模様M
から構成される。図34に示す枠模様外形WA、具象模
様外形GA、1行目配列位置外形M1A、2行目配列位
置外形M2Aを参照のこと。次に、第2X方向大きさ2
ODXにX方向最大外形XAが格納されるとともに、第
2Y方向大きさ2ODYにY方向最大外形YAが格納さ
れ(S130)、模様群カウント値GCで指示する第3
バッファ3BFのX方向オフセットデータXnが第2X
方向オフセット量2OSXに格納されるとともに、Y方
向オフセットデータYnが第2Y方向オフセット量2O
SYに格納される(S131)。
【0036】次に、第1設定モードバッファ1MDの基
準位置のX座標が左詰め「01」のときには(S132:
左詰め)、X方向移行量XIに第1X方向大きさ1OD
Xが格納され(S133)、また基準位置のX座標が左
右中心「10」のときには(S132:左右中心)、X方
向移行量XIに第1X方向大きさ1ODXの半分が格納
され(S133)、また基準位置のX座標が右詰め「1
1」のときには(S132:右詰め)、X方向移行量X
Iに「0」が格納される(S135)。同様に、第1設
定モードバッファ1MDの基準位置のY座標が上詰め
「01」のときには(S136:上詰め)、Y方向移行量
YIに第1Y方向大きさ1ODYが格納され(S13
7)、また基準位置のY座標が上下中心「10」のときに
は(S136:上下中心)、Y方向移行量YIに第1Y
方向大きさ1ODYの半分が格納され(S138)、ま
た基準位置のY座標が下詰め「11」のときには(S13
6:下詰め)、Y方向移行量YIに「0」が格納される
(S138)。尚、第1設定モードバッファ1MDのデ
ータがクリアされているときには、S132〜S139
を通過するものとする。ここで、S133とS137に
より、図38のベクトルv32が求められ、S134と
S138により、図36のベクトルv12及び図37の
ベクトルv22が求められる。
【0037】次に、第2設定モードバッファ2MDの基
準位置のX座標が左右中心「10」のときには(S14
0:左右中心)、X方向移行量XIとして、X方向移行
量XIから第2X方向大きさ2ODXの半分を差し引い
た値が格納され(S141)、また基準位置のX座標が
右詰め「11」のときには(S140:右詰め)、X方向
移行量XIとして、X方向移行量XIから第2X方向大
きさ2DOXを差し引いた値が格納される(S14
2)。同様に、第2設定モードバッファ2MDの基準位
置のY座標が上下中心「10」のときには(S143:上
下中心)、Y方向移行量YIとして、Y方向移行量YI
から第2Y方向大きさ2ODYの半分を差し引いた値が
格納され(S144)、また基準位置のY座標が下詰め
「11」のときには(S143:下詰め)、Y方向移行量
YIとして、Y方向移行量YIから第2Y方向大きさ2
ODYを差し引いた値が格納される(S145)。ここ
で、S141とS144により、図35のベクトルv2
及び図36のベクトルv14が求められ、S142とS
145により、図38のベクトルv35が求められる。
【0038】次に、X方向移行量XIから第1X方向オ
フセット量1OSXが減算されて、新規のX方向移行量
XIが演算され(S146)、Y方向移行量YIから第
1Y方向オフセット量1OSYが減算されて、新規のY
方向移行量YIが演算される(S147)。更に、この
X方向移行量XIに第2X方向オフセット量2OSXが
加算されて、最終のX方向移行量XIが演算され(S1
48)、Y方向移行量YIに第2Y方向オフセット量2
OSYが加算されて、最終のY方向移行量YIが演算さ
れる(S149)。ここで、S146とS147によ
り、図36のベクトルv13及び図38のベクトルv3
3が求められ、S148とS149により、図35のベ
クトルv1及び図37のベクトルv23及び図38のベ
クトルv34が求められる。
【0039】次に、この最終のX方向移行量XIが第4
バッファ4BFに格納され(S150)、最終のY方向
移行量YIが第4バッファ4BFに格納される(S15
1)。次に、第2X方向大きさ2ODXが第1X方向大
きさ1ODXとして格納されるとともに、第2Y方向大
きさ2ODYが第1Y方向大きさ1ODYとして格納さ
れ(S152)、第2設定モードバッファ2MDの値が
第1設定モードバッファ1MDの値として格納される
(S153)。更に、第2X方向オフセット量2OSX
が第1X方向オフセット量1OSXとして格納されると
ともに、第2Y方向オフセット量2OSYが第1Y方向
オフセット量1OSYとして格納され(S154)、模
様群カウント値GCが1つインクリメントされ(S15
5)、S124に移行する。そして、S124〜S15
5が各模様群について実行され、読込んだ模様数カウン
ト値MCが「FF」のときには(S125:Yes)、
この制御を終了して、リターンする。この制御により、
図30に示すように、第4バッファ4BFには、模様群
0〜3の各々について、模様数カウント値MC、設定モ
ードデータ、X・Y移行量データが格納される。
【0040】次に、運針データ合成処理制御(図31参
照)が実行される(S102)。この制御が開始される
と、先ずバッファポインタBPに先頭アドレスA0が格
納され、模様群カウント値GCと模様数カウント値MC
とが夫々クリアされ(S160)、模様群カウント値G
Cで指示する第4バッファ4BFのX・Y方向移行量
(XI、YI)が第5バッファ5BFに格納される(S
161)。次に、バッファポインタBPで指示する第1
バッファ1BFのデータが読込まれ(S162)、その
データが模様コードのときには(S163:Yes)、
その模様コードに対応する模様データの先頭アドレスが
アドレスポインタAPに格納され(S164)、その模
様データの模様大きさデータが読込まれ(S165)、
運針の位置を順次演算上で展開する展開位置を格納する
展開位置バッファTBがクリアされる(S166)。
【0041】次に、前記模様データ中に格納されている
運針データが針落ち位置順に読込まれ(S167)、そ
のデータが縫目終了データでないときには(S168:
No)、その運針データが第5バッファ5BFに格納さ
れ(S169)、展開位置バッファTBにその運針デー
タが加算されるとともに、アドレスポインタAPが所定
アドレス分(α)だけインクリメントされ(S17
0)、S167に戻る。そして、読込んだ運針データが
終了データのときに(S168:Yes)、模様群カウ
ント値GCで指示する第2バッファ2BFの模様数カウ
ント値MCと現在の模様数カウント値MCとが等しいと
きには(S171:Yes)、現在の運針位置TBをそ
の模様の終点E(図40参照)に移動させる為の終点デ
ータEDが演算され(S172)、この終点データED
が第5バッファ5BFに格納され(S173)、更に模
様の終了を指示する模様終了データ「FF」が第5バッ
ファ5BFに格納される(S174)。次に、模様群カ
ウント値GCが1つインクリメントされ(S175)、
模様群カウント値GCで指示する第4バッファ4BFの
X・Y方向移行量(XI、YI)が第5バッファ5BF
に格納され(S176)、バッファポインタBPと模様
数カウント値MCとが夫々1つインクリメントされ(S
177)、S162に移行する。ここで、S172で求
めた終点データEDは、図36のベクトルv11、図3
7のベクトルv21、図38のベクトルv31に相当す
る。
【0042】ところで、模様群カウント値GCで指示す
る第2バッファ2BFの模様数カウント値MCと現在の
模様数カウント値MCとが等しくないときつまり文字模
様Mが次に連続しているときに(S171:No)、こ
の枠模様コードWnの文字配列方向が横配列方向のとき
には(S178:Yes)、例えば図40に示すよう
に、文字模様「あ」の右側に次の文字模様「い」が形成
されるので、現在の運針位置TBをその模様の右上点P
RUに移動させる為の終点データEDが演算され(S1
79)、この終点データEDが第5バッファ5BFに格
納され(S180)、S177に移行する。また、この
枠模様コードWnの文字配列方向が縦配列方向のときに
は(S178:No)、例えば図40に示すように、文
字模様「あ」の下側に次の文字模様「い」が形成される
ので、現在の運針位置TBをその模様の左下点PLDに
移動させる為の終点データEDが演算され(S18
1)、この終点データEDが第5バッファ5BFに格納
され(S182)、S177に移行する。そして、バッ
ファポインタBPで指示する第1バッファ1BFのデー
タが模様コードでないときつまり終了データ「FF」の
ときには(S163:No)、終了データ「FF」が第
5バッファ5BFに格納され(S183)、この制御を
終了するとともに、複合模様データ作成処理制御を終了
する。
【0043】その後、この第5バッファ5BFに格納さ
れた複合模様の複合模様データに基いて刺繍装置30に
より、図9或いは図10に示す複合模様が見栄え良く形
成される。
【0044】以上説明したように、複数の枠模様Wの各
々に関して、具象模様Gや複数の文字模様Mの配置位置
データと文字模様Mの最大模様数データとを設定するよ
うにしたので、任意に選択した枠模様Wに対して、具象
模様Gが常に最適な位置に配置されるとともに、特に文
字模様Mの模様数が予め設定された最大数を超える場合
には警告表示がなされることにより、複数の文字模様M
が枠模様Wに対して最適な位置に配置される見栄えの良
い複合模様の複合模様データを容易に作成することがで
きる。
【0045】尚、制御装置CのROM26に格納した図
4に示す模様データや種々のデータを、ROMカードや
フロッピィーディスクなどの外部メモリに格納すること
も可能である。尚、具象模様や枠模様などを含む各種の
模様縫いが可能な種々のミシンの模様データ処理装置に
本発明を適用し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】刺繍装置を装着した電子制御式ジグザグミシン
の正面図である。
【図3】ミシン及び刺繍装置の制御系のブロック図であ
る。
【図4】ミシンの制御装置内のROMに格納されている
枠模様や具象模様及び文字模様に関する模様データ、枠
模様の各々に関して設定された模様配置データや文字配
列方向データなどのデータ構成を説明する説明図であ
る。
【図5】ROMに格納されている模様データのデータ構
成を説明する説明図である。
【図6】ROMに格納されている模様配置データのデー
タ構成を説明する説明図である。
【図7】前記模様配置データ内に格納されている設定モ
ードデータのデータ構成を説明する説明図である。
【図8】前記設定モードデータ内に格納された基準位置
を説明する説明図である。
【図9】枠模様と具象模様と横方向に配列された複数の
文字模様とで形成された複合模様の縫製例を示す例示図
である。
【図10】枠模様と具象模様と縦方向に配列された複数
の文字模様とで形成された複合模様の縫製例を示す例示
図である。
【図11】実用模様選択用カードの正面図である。
【図12】具象模様選択用カードの正面図である。
【図13】枠模様選択用カードの正面図である。
【図14】文字模様選択用カードの正面図である。
【図15】模様選択制御のルーチンのフローチャートで
ある。
【図16】具象模様格納処理制御のルーチンのフローチ
ャートである。
【図17】枠模様格納処理制御のルーチンのフローチャ
ートである。
【図18】1行目文字列格納処理制御のルーチンのフロ
ーチャートである。
【図19】2行目文字列格納処理制御のルーチンのフロ
ーチャートである。
【図20】入力モード変更処理制御のルーチンのフロー
チャートである。
【図21】第1バッファ内のデータ構成を説明する説明
図である。
【図22】第2バッファ内のデータ構成を説明する説明
図である。
【図23】複合模様データ作成制御のルーチンのフロー
チャートである。
【図24】模様群配置データ読込み処理制御のルーチン
のフローチャートである。
【図25】第3バッファ内のデータ構成を説明する説明
図である。
【図26】模様群移行量演算処理制御のルーチンのフロ
ーチャートの一部である。
【図27】模様群移行量演算処理制御のルーチンのフロ
ーチャートの一部である。
【図28】模様群移行量演算処理制御のルーチンのフロ
ーチャートの一部である。
【図29】模様群移行量演算処理制御のルーチンのフロ
ーチャートの一部である。
【図30】第4バッファ内のデータ構成を説明する説明
図である。
【図31】運針データ合成処理制御のルーチンのフロー
チャートである。
【図32】第5バッファ内のデータ構成の一部を説明す
る説明図である。
【図33】第5バッファ内のデータ構成の一部を説明す
る説明図である。
【図34】枠模様外形に対して、設定された具象模様外
形と1行目文字模様配列位置外形と2行目文字模様配列
位置外形との配置位置を説明する説明図である。
【図35】枠模様外形の基準位置から具象模様外形の基
準位置に移行する移行量を求める為の説明図である。
【図36】具象模様外形の基準位置から枠模様外形の基
準位置に移行する移行量を求める為の説明図である。
【図37】枠模様外形の基準位置から1行目文字模様配
列位置外形の基準位置に移行する移行量を求める為の説
明図である。
【図38】1行目文字模様配列位置外形の基準位置から
2行目文字模様配列位置外形の基準位置に移行する移行
量を求める為の説明図である。
【図39】2行目文字模様配列位置外形の基準位置から
枠模様外形の基準位置に移行する移行量を求める為の説
明図である。
【図40】文字模様配列方向に応じて文字模様を連続さ
せる為の接続用の終了データを求める為の説明図であ
る。
【符号の説明】
M 電子制御式ジグザグミシン 12 模様選択キー 13 開始キー 14 終了キー C2 具象模様選択用カード C3 枠模様選択用カード C4 文字模様選択用カード 16 第1スイッチ 17 第2スイッチ 25 CPU 26 ROM 27 RAM C 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの枠模様からなる基準模様に文字模
    様等の単位模様を複数組合わせた複合模様を縫製する為
    の複合模様データを作成するミシンの模様データ処理装
    置であって、 多数の単位模様の模様データを格納した単位模様データ
    記憶手段と、 複数の基準模様の各々に関して基準模様の模様データと
    複数の単位模様の配置位置データと複数の単位模様の最
    大数データとを格納した基準データ記憶手段と、 前記双方の記憶手段に記憶された データに基づいて、何
    れか1つの基準模様と、これに組合わせる複数の単位模
    様とを選択設定する模様選択手段と、 前記模様選択手段で選択された基準模様が、模様選択手
    段で選択された複数の単位模様を囲むように、前記模様
    選択手段で選択された基準模様に関する基準データ記憶
    手段のデータと、模様選択手段で選択された複数の単位
    模様に関する単位模様データ記憶手段のデータとに基づ
    いて、複合模様の複合模様データを合成し、選択される
    単位模様の模様数が前記最大数を超える時にディスプレ
    イに警告表示を行うデータ合成手段と、 前記データ合成手段で合成されたデータを記憶する複合
    模様データ記憶手段とを備えたことを特徴とするミシン
    の模様データ処理装置。
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