JPH09131477A - 刺繍データ処理装置 - Google Patents
刺繍データ処理装置Info
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- JPH09131477A JPH09131477A JP7289694A JP28969495A JPH09131477A JP H09131477 A JPH09131477 A JP H09131477A JP 7289694 A JP7289694 A JP 7289694A JP 28969495 A JP28969495 A JP 28969495A JP H09131477 A JPH09131477 A JP H09131477A
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Abstract
が加工布に刺繍が形成されたときのイメージに合うよう
に、模様が表示されている。即ち、このレイアウト領域
は、刺繍枠での縫製可能領域に対応し、各模様の大きさ
や模様どうしの間隔はその縫製可能領域に対する相対的
な寸法や距離に対応する。各委任表示領域Fには、レイ
アウト領域Aのうち編集対象となっている刺繍模様群
「ひまわり組」が、そのレイアウト領域Aよりも大きい
寸法で表示される。この確認表示領域Fには、模様を選
択するときに用いられた表示データに基づき、模様が表
示される。
Description
等の所定模様の刺繍を形成する縫製装置における、刺繍
縫い動作に必要な刺繍データを処理するための刺繍デー
タ処理装置に関するものである。
にあっては、絵,文字等の模様に対応する刺繍データに
基づいて、加工布に所定模様の刺繍を形成することがで
きるものが供されてきている。このものは、多数(多種
類)の模様に対応した刺繍データが、内蔵するメモリに
予め記憶されたり、メモリカード等の記憶媒体によって
外部から与えられるようになっており、例えばマイコン
が所定の刺繍データを読出し、その刺繍データに基づい
て、縫い針駆動機構や布送り機構(刺繍枠)を制御して
加工布に対する刺繍縫い動作を実行するようになってい
る。
望の模様の刺繍縫い動作を実行させるにあたって、例え
ばミシン本体の前面に設けられたLCD等の表示装置
に、多数個の模様を表示し、使用者はそれを見てそのな
かから所望の模様を選択操作するようになっている。こ
の場合、複数の文字模様を組合わせたり、さらには文字
模様と絵模様とを組合わせた刺繍を行うために、上記し
た模様の選択操作後に、例えば配置編集のモードを指定
すると、前記表示装置が配置編集画面に切替わるように
なっている。
ており、表示装置1の画面には、加工布の刺繍形成領
域、言換えれば刺繍枠の大きさをイメージしたレイアウ
ト用領域aが枠で囲まれて表示されると共に、そのレイ
アウト用領域a内に、選択された各模様b,c,dが刺
繍形成時のイメージ(比率)に合わせて表示される。こ
の場合、模様bは「象」の絵模様、模様cは「HAPP
Y」の文字グループ模様、模様dは「ひまわり組」の文
字グループ模様とされている。
ながら操作部を操作することにより、前記模様b,c,
dをどのように配置するかを指定したり、文字模様グル
ープ(模様c,d)に関してその文字の大きさ(拡大,
縮小)や文字間隔を指定したりすることができるように
なっている。表示装置1の画面には、その指定に応じて
各模様b,c,dの表示が移動したり拡大,縮小したり
するようになり、もって使用者の考えている通りのレイ
アウトを指定した上で、刺繍を形成することが可能とな
るのである。
は限りがあり、また、長さ当りのドット数も決まってい
る。このため、表示装置1の画面に表示されるレイアウ
ト用領域aは、実際の加工布(刺繍枠)よりも小さく、
従って模様b,c,dの表示も実際に形成される刺繍の
大きさより小さくなっている。ところが、図12に示し
た「ひまわり組」の模様dのように、模様の大きさが比
較的小さくなるものでは、1個の文字模様自体の表示の
大きさが小さくなると共に、1個の文字模様の表示に使
用されるドット数が少なくなるので、模様がつぶれてし
まい、使用者にとって見づらいものとなってしまう。こ
のため、配置編集画面において、選択された模様を使用
者が確認することができない不具合を招いていた。
で、その目的は、レイアウト用領域内に1個以上の模様
を刺繍形成時のイメージに合わせて表示する画面を有す
るものにあって、レイアウト用領域内の模様を使用者が
確認することができる刺繍データ処理装置を提供するに
ある。
に、本発明の刺繍データ処理装置は、多数個の模様に対
応した模様データを記憶する記憶手段と、模様を選択す
るための選択手段と、模様を表示するための表示手段
と、この表示手段の画面の一部に加工布の刺繍形成領域
をイメージしたレイアウト用領域を表示する手段と、前
記選択手段により選択された1個以上の模様を、前記模
様データに基づいて前記表示手段の画面のレイアウト用
領域内に刺繍形成時のイメージに合わせて表示する手段
と、前記レイアウト用領域内の模様を指定するための指
定手段と、前記レイアウト用領域内に表示されている模
様を、前記表示手段の画面の他の確認表示領域に前記レ
イアウト用領域内の表示以上の大きさで表示する手段と
を具備している(請求項1の発明)。
データを、前記確認表示領域における表示データとして
利用するようにしても良く(請求項2の発明)、あるい
は、前記確認表示領域における表示データを、前記記憶
手段に記憶された模様データから演算により作成するよ
うに構成しても良い(請求項3の発明)。
1,2に対応)について、図1ないし図11を参照しな
がら説明する。尚、この実施例は、本発明を家庭用の刺
繍ミシンに適用したものであり、この刺繍ミシンが、本
発明にいう縫製装置及び刺繍データ処理装置の双方を兼
ね備えたものとなっている。
を概略的に示しており、ミシン本体11は、ミシンベッ
ド12の上方にアーム部13を一体的に有して構成され
ている。前記アーム部13の先端部には、針14を有す
る針棒15が設けられると共に、布押え16が設けられ
ている。一方、前記ミシンベッド12の上面には、前記
針棒15に対応して針板17が設けられ、その針板17
の下面側に位置して図示しない釜機構が設けられてい
る。図示はしないが、前記針棒15及び釜機構並びに布
押え16等は、ミシンモータにより駆動機構を介して同
期駆動され、以て縫製動作を実行するようになってい
る。
時に加工布を保持するための刺繍枠18が設けられてい
ると共に、その刺繍枠18ひいては加工布をミシンベッ
ド12上を水平方向に自在に移動させるための水平移動
機構19が設けられている。前記刺繍枠18は、この場
合ほぼ矩形枠状をなし、外枠と内枠とから構成されてそ
れらの間に加工布を挟み込むことにより、加工布を枠の
内部に張渡した状態に保持するようになっている。
構19は、前記刺繍枠18を図示しないY軸モータによ
りY軸(前後)方向に自在に移動させるように構成され
た移動体20を、図示しないX軸モータにより、X軸
(左右)方向に自在に移動させるように構成されてい
る。これにて、刺繍枠18に保持された加工布は、水平
移動機構19により、固有のXY座標系に基づく任意の
位置に移動されるのである。このような水平移動機構1
9により加工布を移動させながら、前記駆動機構により
針棒15などを駆動することにより、刺繍縫い動作が実
行される。
は、スタート・ストップキー21が設けられており、ミ
シン本体11の右側壁面の下部には、電源スイッチ22
が設けられている。また、本実施例の刺繍ミシンは、刺
繍の他にも、一般的な各種の実用縫い(直線縫い,ジグ
ザグ縫い,裁ち目かがりなど)を実行することができる
ことは勿論である。この場合、前記布押え16は、図示
する刺繍縫い用と実用縫い用との交換が可能とされてお
り、さらに、前記水平移動機構19部分は、ミシンベッ
ド12に対して着脱可能に装着されていて、刺繍縫いを
行わないときには、この部分を刺繍枠18と共に取外し
て一般縫製用の平坦なテーブルに付替えることができる
ようになっている。
種の模様やメッセージなどを画面に表示するための表示
手段たるLCD23が設けられている。このLCD23
には、後述するように使用者が刺繍を実行させるにあた
って、模様選択画面(図4等参照)や配置編集画面(図
6等参照)が表示されるようになっている。さらに、こ
のLCD23の表面には、選択操作部を構成するタッチ
パネル24(図2にのみ図示)が設けられている。この
タッチパネル24は、周知のように、透明電極を縦横に
並べて構成され、使用者が手指でタッチ操作した位置を
検出することができ、選択手段及び指定手段として機能
するようになっている。
すように、各機構を制御するための制御装置25が設け
られている。この制御装置25は、マイクロコンピュー
タを主体として構成され、CPU26、ROM27、R
AM28、コントローラ29及び入出力インターフェー
ス30を、バス31により相互に接続して構成されてい
る。前記ミシンモータ(駆動機構)や水平移動機構19
のX軸モータ,Y軸モータ等は、前記コントローラ29
を介して制御装置25により制御されるようになってい
る。また、前記入出力インターフェース30には、前記
LCD23及びタッチパネル24が接続されている。
作や実用縫い動作を制御するための制御プログラム、L
CD23の表示制御用の制御プログラム、刺繍データの
読出し,編集等の各種のデータ処理を行うためのデータ
処理用プログラムなどが記憶されている。前記LCD2
3の表示制御用の制御プログラムの実行により、制御装
置25は、後述するように各種表示を制御する手段とし
て機能するようになっている。
繍縫いに関しての多数個の模様の形状を確定する模様デ
ータが記憶されている。この場合、ROM27に記憶さ
れる模様データとしては、図4に一部示すように、例え
ば仮名やアルファベット,数字などの文字や記号の模
様、比較的単純な形状の飾り模様等とされている。尚、
ROM27には、ティーチング用の表示データ等、刺繍
に係る模様以外の表示データも記憶されている。
刺繍縫い動作に必要な刺繍データ、及び各模様をLCD
23(模様選択画面)に表示するために必要なビットマ
ップデータからなる表示データ、並びに付随するデータ
(糸色データ等)を含んでいる。この場合、刺繍データ
とは、最終的には、一針毎の加工布のX,Y方向の移動
量(針落ち位置)を示すデータとなるが、記憶される刺
繍データとしては、模様の外形を示すデータとされ、刺
繍縫い動作実行時にそのデータから最終的なデータが演
算により作成されるようにしている。また、刺繍データ
と表示データとを共用化したり、一方のみのデータを記
憶しそのデータから他方のデータを作成するようにする
ことも可能である。
は、記憶手段としての外部ROMカード32が着脱可能
に接続されるようになっている。この外部ROMカード
32には、比較的複雑な絵模様に対応した模様データ
(刺繍データ及び表示データ並びに付随する色分解等の
データ)が、多数個の模様に関して記憶されている。従
って、本実施例においては、前記ROM27及び外部R
OMカード32の双方が記憶手段として機能するのであ
る。尚、この外部ROMカード32の制御装置25への
接続は、図3に示すように、ミシン本体11の右側壁部
に設けられたカード挿入孔33に使用者が外部ROMカ
ード32を着脱自在に差込むことによって行われるよう
になっている。
7に記憶されたプログラム及び使用者によるタッチパネ
ル24の選択操作等に基づいて、ミシンの各機構を制御
し、刺繍縫い動作や一般の実用縫い動作を実行させるよ
うになっている。このとき、後の作用説明にて明らかと
なるように、制御装置25は、使用者が刺繍を実行させ
たい模様を選択するモードでは、LCD23の画面に多
数個の模様を表示させる各種の模様選択画面(図4,
5,7,9,10参照)を表示させるようになってい
る。使用者は、その模様選択画面において選択操作(タ
ッチパネル24のタッチ操作)を行うことによって、1
個以上の模様を選択することができるようになってい
る。
行われて配置編集のモードに移行されたときには、LC
D23の画面に配置編集画面を表示するようになってい
る。この配置編集画面においては、図6,8,11に示
すように、LCD23の画面の図でほぼ左半部に、加工
布の刺繍形成領域(刺繍枠18)をイメージしたレイア
ウト用領域Aを枠で囲って表示すると共に、そのレイア
ウト用領域A内に選択された1個以上の模様B,C,D
を表示するようになっている。
刺繍全体の出来上りを確認するために設けられるもので
あり、刺繍枠18での縫製可能領域に対応し、各模様の
大きさや模様どうしの間隔はその縫製可能領域に対する
相対的な寸法や距離に対応する。また、前記レイアウト
用領域Aの外側に位置して、タッチパネル24の操作位
置を操作ボタンのイメージで示す各種のキー表示Eがな
されるようになっている。
部分をタッチ操作することにより、模様B,C,Dのレ
イアウト用領域A内での移動、回転、大きさの変更(標
準からの拡大,縮小)、文字間隔の変更等の編集処理を
行うことができ、その操作に応じて模様B,C,Dの表
示も変更されるようになる。これにて、レイアウト用領
域Aにおいては、加工布に刺繍が形成されたときのイメ
ージに合った表示がなされるようになり、使用者は、こ
れを見て、選択した模様の刺繍を形成する際の所望のレ
イアウトを設定することができるのである。
図で右上部に確認表示領域Fが設定され、編集の対象と
なっている模様(模様グループ)が、レイアウト用領域
A内での表示以上の大きさで表示されるようになってい
る。本実施例では、確認表示領域Fに表示される模様
は、ROM27に予め記憶された文字や記号等の模様に
限られ、例えば縦16ドットで表示がなされるようにな
っている。従って、確認表示領域Fには、文字や記号な
どの模様が、十分な大きさで且つ十分細密に表示される
ようになっている。
32から読出される絵模様については、刺繍の大きさが
決まっており、レイアウト用領域A内での表示のみで十
分確認できるので、確認表示領域Fには表示されないよ
うになっている。そして、本実施例では、確認表示領域
Fに模様を表示する際の表示データは、予めROM27
に記憶され模様選択画面の表示に用いられる表示データ
がそのまま利用されるようになっている。
4ないし図11も参照して述べる。ミシン本体11の電
源スイッチ22がオンされると、LCD23に、図示し
ない初期画面(メニュー選択画面)が表示される。ここ
で、使用者が刺繍縫い動作を実行させたい場合には、タ
ッチパネル24を操作して刺繍模様選択の項目を選択す
る。すると、制御装置25は、図1のフローチャートに
示す手順にて、模様選択の処理を実行する。尚、ここで
は、図11に示すように、加工布の中央に「象」の絵模
様Bを刺繍し、その絵模様Bの上部に「HAPPY」の
文字グループ模様Cを比較的大きく刺繍し、絵模様Bの
下部に「ひまわり組」の文字グループ模様Dを比較的小
さく刺繍する場合を具体例として上げながら説明する。
模様選択画面が表示される。この模様選択画面にあって
は、まず、図4に示すように、多数個の模様を種別によ
り大分類(8個)した模様種類を選ぶ画面が現れ、ここ
で使用者がタッチパネル24のタッチ操作により「カー
ド」を選ぶと、LCD23の画面は、図5に示すような
絵模様の選択に係る模様選択画面に切替えられる。ここ
では、前記外部ROMカード22に記憶された表示デー
タに基づいて、画面に「パンダ」,「象」,「キリン」
…などの多数個の絵模様が表示される。
を形成したい模様(この場合「象」の模様B)を選択す
る(ステップS2)。この選択は、LCD23の画面
(タッチパネル24)の選択したい模様Bが表示されて
いる部分を直接手指でタッチ操作することにより行われ
る。尚、この絵模様に係る模様選択画面は複数ページに
渡って存在しており、表示されているページに所望の模
様が存在しない場合には、使用者はページ送りをタッチ
操作するようにする。
と(ステップS2にてYes)、次に配置編集の処理を
行うことができるのであるが、まずステップS3〜S5
にて、LCD23に図6に示すような配置編集画面が表
示される。この配置編集画面では、上述のように、加工
布の刺繍形成領域(刺繍枠18)をイメージしたレイア
ウト用領域Aや、タッチパネル24の操作位置を示す各
種のキー表示Eが表示される。そして、これと共に、レ
イアウト用領域Aの中央部に、上記選択された模様B
が、編集中の模様であることを示す細枠に囲まれた状態
で表示される(ステップS4)。この場合、このような
絵模様Bに関しては、刺繍の絶対的な大きさが決まって
いるので、対応した大きさで模様Bが表示される。
表示Eに基づいてタッチパネル24をタッチ操作するこ
とにより、模様Bの移動、回転等の配置編集の指定を行
うことができ(ステップS6にてYes)、その操作に
応じてレイアウト用領域A内の模様Bの表示が移動した
り回転したりするようになる(ステップS7)。尚、こ
の場合、絵模様Bに関しては、ステップS5の確認表示
領域Fへの表示は行われない。また、絵模様Bに関して
は、大きさの変更はできない。
置することが確定されると(ステップS8にてYe
s)、未だ全ての模様の選択が完了していなければ(ス
テップS9にてNo)、再びステップS1の模様選択画
面に戻り、LCD23の表示は図4に示すものに戻る。
使用者は、次に「HAPPY」の模様Cを選択したい場
合には、「ABC」(字体の異なる2種類のうちいずれ
か)を選ぶ。すると、LCD23には、図7に示すよう
な模様選択画面が表示されるようになる。ここで、使用
者は、「H」,「A」,「P」,「P」,「Y」の文字
模様を順に選択指定する。
模様Cの選択が確定されると(ステップS2にてYe
s)、ステップS3〜S5にてLCD23に配置編集画
面が表示される。図8に示すように、この配置編集画面
では、レイアウト用領域A内に既に配置されている絵模
様Bが表示され、これに加えて今回選択された「HAP
PY」の文字グループ模様Cが、やはり編集中の模様で
あることを示す細枠に囲まれた状態で表示される。
右上に設けられた確認表示領域Fに、現在編集中の模様
である「HAPPY」の文字グループ模様Cが表示され
る(ステップS5)。この確認表示領域Fに模様を表示
する際の表示データは、模様選択画面の表示(図7)に
用いられる表示データがそのまま利用され、従って「H
APPY」の文字が所定の大きさで表示されるようにな
っている。尚、確認表示領域Fに表示する文字模様の数
が多いような場合には、確認表示領域F内でスクロール
表示させるようにすれば良い。
づいてタッチパネル24を操作して、レイアウト用領域
A内での文字グループ模様Cの移動、回転、大きさの変
更(標準からの拡大,縮小)、文字間隔の変更等の編集
処理を行う(ステップS6,S7)。図8では、LCD
23の右側に表示されるキー表示Eのうち上向きの矢印
で示す移動キー部分のタッチ操作により、文字グループ
模様Cを、模様Bの上方へ移動させた様子を示してい
る。
と、最後に、「ひまわり組」の文字グループ模様Dの選
択及び配置編集が行われる。この場合には、使用者は、
図4の模様種類選択画面において、「あア」を選ぶと、
LCD23には図9に示すようなかな文字模様の選択画
面が表示される(ステップS1)。ここで、「ひ」の文
字模様を選択する場合には、まず「は行」を選択するこ
とにより、画面に、は行の全ての文字が表示されるの
で、その上で「ひ」の文字模様を選択する。使用者は同
様にして、図10に示すように、「ひ」,「ま」,
「わ」,「り」,「組」を順に選択する。
択が確定すると(ステップS2にてYes)、ステップ
S3〜S5にてLCD23に配置編集画面が表示され
る。図11に示すように、この配置編集画面では、レイ
アウト用領域A内に既に配置されている「象」の絵模様
B及び「HAPPY」の文字グループ模様Cが表示さ
れ、これに加えて今回選択された「ひまわり組」の文字
グループ模様Dが、やはり編集中の模様であることを示
す細枠に囲まれた状態で表示される。そして、確認表示
領域Fには、「ひまわり組」の文字グループ模様Dが十
分見やすい大きさで表示される。
ッチパネル24を操作して、レイアウト用領域A内での
文字グループ模様Dの配置編集処理を行う(ステップS
6,S7)。ここでは、図11に示すように、「ひまわ
り組」の文字グループ模様Dを、「象」の絵模様Bの下
方に配置すると共に、その大きさ(刺繍の大きさ)を標
準よりも小さく縮小するようにしている。
レイアウト用領域Aは、実際の加工布(刺繍枠18)の
大きさよりも小さく(縦横共に約半分)、従って、ここ
に表示される模様B,C,Dの大きさも、実際に加工布
に形成される刺繍の大きさより小さくなっている。この
ため、図11に示した「ひまわり組」の模様Dのよう
に、刺繍の大きさが比較的小さくなるものでは、レイア
ウト用領域A内での模様D自体の表示の大きさが小さく
なると共に、1個の文字模様の表示に使用されるドット
数が少なくなるので、模様がつぶれてしまい、使用者に
とって見づらいものとなってしまう。
右上部に確認表示領域Fを設け、ここに、現在編集の対
象となっている模様(模様グループ)が、十分な大きさ
で且つ十分細密に表示されるので(ステップS5)、レ
イアウト用領域A内で表示される模様Dがつぶれてしま
っても、使用者は、確認表示領域Fを見ることによっ
て、模様Dを確認することができるのである。もし、確
認表示領域Fを見て模様Dが所望した模様とは異なって
いれば、例えばその模様Dを消去して再び模様選択画面
に戻るようにすれば良い。また、先に全ての模様B,
C,Dを選択し、その後に各模様B,C,Dについての
配置編集処理を行うようにしても良い。
表示されてしまう模様Dを使用者が確認するという目的
を達成するためには、例えば使用者のキー操作により、
レイアウト用領域Aの表示の一部を拡大表示したものに
画面を切替えるといったことも考えられる。ところが、
これでは、使用者に余分な操作を強いることになると共
に、拡大表示画面では全体の表示が消えてしまうので使
用者が全体を把握できなくなる不具合がある。これに対
し、本実施例では、レイアウト用領域Aに全体のイメー
ジを常に表示しながらも、別に設けられた確認表示領域
Fに模様が拡大表示されるので、使用者が余分な操作を
することなく、常に全体のイメージを把握しながら各部
分を確認することができるものである。
な模様の選択及び配置編集が終了すると、制御装置25
により、それに基づいて最終的な刺繍データが生成さ
れ、使用者が、刺繍枠18に加工布をセットした上で、
スタート・ストップキー21を操作することにより、刺
繍縫い動作が実行される。このとき、加工布には、レイ
アウト用領域A内の表示のイメージ通りの刺繍が形成さ
れるのである。
の配置編集画面において、レイアウト用領域Aを設定し
そのレイアウト用領域A内に模様B,C,Dを刺繍形成
時のイメージに合わせて表示するものにあって、従来の
ものと異なり、レイアウト用領域Aの外に確認表示領域
Fを設けてその確認表示領域Fに模様C,Dを十分大き
く且つ細密に表示するようにしたので、レイアウト用領
域A内に表示された模様Dがつぶれて見にくいものとな
っても、使用者は、確認表示領域Fを見て選択された模
様Dを確認することができるという優れた実用的効果を
得ることができる。
憶された模様選択画面において使用される模様の表示デ
ータを、確認表示領域Fにおける表示データとして利用
するようにしたので、確認表示領域F用の表示データを
別途に記憶したり、演算によりいちいち求める必要がな
くなり、メモリー容量の有効利用を図ることができると
共に、演算による処理時間が長くなることを未然に防止
することができるといった利点が得られるものである。
れた模様選択画面用の表示データを、配置編集画面の確
認表示領域Fの表示用に利用したが、確認表示領域Fに
おける表示データを、ROM27に記憶された模様デー
タから演算により作成するようにしても良い(請求項3
に対応)。これによれば、確認表示領域Fの表示をより
大きくする等、表示の大きさを自在に設定することが可
能となる。さらには、確認表示領域Fにおいて、レイア
ウト領域Aでの表示よりも大きく表示する方法として
は、各模様を全方向に拡大する必要はなく特定方向に拡
大してその模様が確認できる場合は、特定方向(例え
ば、縦横の一方)についてだけ模様を拡大してもよい。
に、レイアウト用領域のうちのある範囲内の表示を拡大
して確認表示領域に表示するといったことも可能であ
る。更に、ある特定キーを操作すると、使用者が刺繍模
様を指定操作しなくとも刺繍模様が自動的に順次指定さ
れて、確認表示領域に拡大表示される構成、即ち、拡大
表示開始キーを設けても良い。刺繍模様の編集完了に伴
って、自動的に拡大表示が行われても良い。
Y」,「ひまわり組」といった刺繍模様がグループ単位
で拡大表示されているが、各模様単位毎でも良い。ま
た、例えば「ひまわり組」では「組」だけを拡大表示す
るなど、漢字のような比較的複雑な(模様を構成する線
の数(画数)が多い)刺繍模様だけを、拡大表示するよ
うにしても良い。また、漢字のような刺繍模様を含むグ
ループを、優先して拡大表示するようにしても良い。さ
らには、レイアウト用領域において表示に用いられるド
ット数を求め、表示に十分なドット数が得られないと判
定された模様について確認表示領域に表示するようにし
ても良い。
ものではなく、以下のような種々の拡張,変更が可能で
ある。即ち、例えば上記実施例では、本発明を家庭用の
ミシンに適用したが、工業用(業務用)の縫製装置に適
用しても良く、また、例えばパソコン(ノートパソコ
ン)等を用いて、ミシンとは独立して刺繍データの処理
を行う処理装置に適用することも可能である。
針14に対して加工布側を移動させる構成としたが、針
(針棒)側を加工布に対して移動させながら刺繍模様を
形成するものや、針と加工布との双方を移動させながら
刺繍模様を形成するものにも適用でき、刺繍枠を用いず
に、針振り及び送り歯による加工布の前後左右の移動に
よって刺繍を形成するものにも適用できる。
部ROMカードに限らず、ROMのみで済ませたり、あ
るいはRAMを用いたり、磁気ディスク,光ディスクな
ど読書き可能なものも含めて各種の記憶媒体を記憶手段
として用いることができる。また、表示手段としてもL
CDに限らず、CRTディスプレイ等であっても良い。
そして、選択手段,指定手段としては別途のスイッチや
キーボードを用いても良く、画面の表示内容の構成や、
確認表示領域Fにおける表示の大きさなども適宜変更す
ることが可能である。
の請求項1の刺繍データ処理装置によれば、表示手段の
配置編集画面において、レイアウト用領域内に1個以上
の模様を刺繍形成時のイメージに合わせて表示するよう
にしたものであって、配置編集画面に確認表示領域を前
記レイアウト用領域とは別に設け、この確認表示領域
に、前記レイアウト用領域内に表示されている模様を、
そのレイアウト用領域内の表示以上の大きさで表示する
ように構成したので、レイアウト用領域内で模様の表示
がつぶれるような場合でも、その模様を使用者が確認す
ることができるという優れた実用的効果を奏する。
タを、確認表示領域における表示データとして利用すれ
ば(請求項2の刺繍データ処理装置)、確認表示領域用
の表示データを別途に記憶したり、演算によりいちいち
求める必要がなくなり、メモリー容量の有効利用を図る
ことができると共に、演算による処理時間が長くなるこ
とを未然に防止することができる。
タを、記憶手段に記憶された模様データから演算により
作成すれば(請求項3の刺繍データ処理装置)、確認表
示領域の表示をより大きくする等、表示の大きさを自在
に設定することが可能となるものである。
理手順を示すフローチャート
ク図
示す図
の1)
(その2)
域を示す図
19は水平移動機構、21はスタート・ストップキー、
23はLCD(表示手段)、24はタッチパネル(選択
手段,指定手段)、25は制御装置、27はROM(記
憶手段)、32は外部ROMカード(記憶手段)、33
はカード挿入孔、Aはレイアウト用領域、B,C,Dは
模様、Eはキー表示、Fは確認表示領域を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 針と加工布とを相対的に移動させながら
前記加工布に絵,文字等の所定模様の刺繍を形成する縫
製装置のための、刺繍縫い動作に必要なデータを処理す
るための装置であって、 多数個の模様に対応した模様データを記憶する記憶手段
と、 模様を選択するための選択手段と、 模様を表示するための表示手段と、 この表示手段の画面の一部に前記加工布の刺繍形成領域
をイメージしたレイアウト用領域を表示する手段と、 前記選択手段により選択された1個以上の模様を、前記
模様データに基づいて前記表示手段の画面のレイアウト
用領域内に刺繍形成時のイメージに合わせて表示する手
段と、 前記レイアウト用領域内の模様を指定するための指定手
段と、 前記レイアウト用領域内に表示されている模様を、前記
表示手段の画面の他の確認表示領域に前記レイアウト用
領域内の表示以上の大きさで表示する手段とを具備する
ことを特徴とする刺繍データ処理装置。 - 【請求項2】 前記記憶手段に記憶された模様データ
を、前記確認表示領域における表示データとして利用す
ることを特徴とする請求項1記載の刺繍データ処理装
置。 - 【請求項3】 前記確認表示領域における表示データ
は、前記記憶手段に記憶された模様データから演算によ
り作成されることを特徴とする請求項1記載の刺繍デー
タ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7289694A JPH09131477A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 刺繍データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7289694A JPH09131477A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 刺繍データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131477A true JPH09131477A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17746542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7289694A Pending JPH09131477A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 刺繍データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09131477A (ja) |
-
1995
- 1995-11-08 JP JP7289694A patent/JPH09131477A/ja active Pending
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Legal Events
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