JPH11226274A - 縫製装置及び模様選択プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

縫製装置及び模様選択プログラムを記憶した記憶媒体

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JPH11226274A
JPH11226274A JP3476498A JP3476498A JPH11226274A JP H11226274 A JPH11226274 A JP H11226274A JP 3476498 A JP3476498 A JP 3476498A JP 3476498 A JP3476498 A JP 3476498A JP H11226274 A JPH11226274 A JP H11226274A
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JP3476498A
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Shoichi Taguchi
彰一 田口
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数個の縫製模様のなかから縫製模様を選択
する際の操作を容易とする。 【解決手段】 刺繍ミシン本体に、多数個の漢字模様に
係る縫製模様データが対応する番号データと共に記憶さ
れたメモリカードを装着する。模様選択プログラムを実
行すると、LCDに模様選択画面が表示され(S6)、
使用者はタッチパネルのタッチ操作によって(S7)、
所望の縫製模様を選択することができる。模様選択画面
では、LCDの画面に、選択枝となる25個の番号が押
ボタンのイメージで表示されて選択キーが設定されると
共に、ページ送り戻しキー等も設定される。LCDの画
面の上部に設けられた選択模様形象表示領域に、選択さ
れた縫製模様(漢字)が形象にて表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数個の縫製模様
に係るデータを記憶した記憶手段のデータに基づいて縫
製動作を行う縫製装置、及び、多数個の縫製模様データ
のなかから縫製模様を選択するための模様選択プログラ
ムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、縫製装置とし
て、例えば絵や文字等の模様に対応する縫製模様データ
に基づいて、加工布にそれら模様の刺繍を形成すること
ができる家庭用刺繍ミシンが供されてきている。このも
のは、多数個の縫製模様に対応した縫製模様データが、
内蔵するメモリに予め記憶されたり、メモリカード等の
外部記憶装置によって与えられるようになっており、例
えばマイコンが選択された縫製模様に対応した縫製模様
データを読出し、そのデータに基づいて各機構を制御し
て縫製動作を実行させるようになっている。
【0003】ここで、使用者が所望の縫製模様を選択す
るにあたっては、例えばミシン本体の前面に設けられた
LCD等の表示装置に、多数個の縫製模様が選択枝とし
て示された模様選択画面を表示し、使用者は、それを見
てそのなかから所望の模様を選択するようになってい
る。図9は、模様選択画面の一例を示しており、表示装
置1の画面には、複数個の縫製模様A(この場合漢字の
模様)が押ボタンのイメージで表示される。このとき、
表示装置1の画面の表面にはタッチパネルが構成され、
使用者が所望する模様A(例えば「月」)を指でタッチ
操作することにより、選択が行われるのである。
【0004】上記模様選択画面においては、使用者に分
りやすくするため、選択枝として縫製模様Aほぼそのま
まの形象が表示されるようになっている。ところが、複
雑な図柄や漢字等のように形象が複雑となる縫製模様A
の場合には、模様選択画面に縫製模様のそのままの形象
を表示するためには、縫製模様が例えば数字やローマ字
等である場合と比べて、1個の縫製模様の形象表示に比
較的大きなエリア(ドット数)が必要となる。このた
め、例えば漢字の縫製模様A等にあっては、1画面に表
示できる縫製模様の数が少なくなり、画面の切替え(ペ
ージ送り)を多数回繰返し行わなければ所望する縫製模
様Aが選択できなくなり、使用者にとって手間や時間が
かかる不都合が生ずる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、多数個の縫製模様のなかからの縫製模
様の選択の操作を容易に行うことができる縫製装置及び
模様選択プログラムを記憶した記憶媒体を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の縫製
装置は、多数個の縫製模様に係るデータを記憶した記憶
手段のデータに基づいて縫製動作を行うものにおいて、
前記記憶手段に記憶されている各縫製模様データに夫々
対応する番号を表示する表示手段と、この表示手段に表
示されている番号の指定によって対応した縫製模様を選
択するための選択手段とを備えるところに特徴を有す
る。
【0007】これによれば、表示手段には、縫製模様の
選択枝として、縫製模様の形象ではなく縫製模様に対応
する番号が表示され、使用者は、選択手段により、その
番号を指定することによりその番号に対応した縫製模様
を選択することができる。このとき、表示手段には、縫
製模様の形象ではなく番号の数字が表示されるのである
から、一画面に多数個の選択枝を表示することが可能と
なる。
【0008】この場合、前記記憶手段を外部記憶装置か
ら構成し、縫製装置本体に着脱可能に接続されるように
しても良い(請求項2の発明)。これによれば、外部記
憶装置に記憶された多数個の縫製模様データにより、多
数種類の縫製模様についての縫製動作の実行が可能とな
ると共に、縫製装置本体側に設けられた表示手段の表示
分解能を越えるような形象の縫製模様にあっても、選択
枝として表示手段に表示し、選択することが可能とな
る。
【0009】また、前記表示手段を、多数個の縫製模様
データに夫々対応する番号を、複数画面に渡って表示す
るように構成しても良い(請求項3の発明)。これによ
れば、選択枝の番号の一定の見易さを確保しながらも、
多数個の縫製模様について、その選択枝を少ない画面切
換により表示することができる。特に、前記縫製模様が
漢字の模様である場合には、縫製模様の形象が複雑とな
るので、本発明の適用が効果的となる(請求項4の発
明)。
【0010】さらに、前記選択手段によって選択された
縫製模様を、その形象で表示する形象表示手段を設ける
ようにしても良く(請求項5の発明)、これにより、選
択後に使用者はその縫製模様の形象を確認することがで
きるようになる。このとき、前記形象表示手段により表
示される形象を、前記表示手段による番号の表示とは、
異なる表示形態にて表示する構成とすれば(請求項6の
発明)、選択枝と選択された縫製模様との区別が容易と
なる。
【0011】そして、本発明の請求項7の模様選択プロ
グラムを記憶した記憶媒体は、縫製模様データに基づい
て縫製動作を行う縫製装置のために、記憶手段に記憶さ
れた多数個の縫製模様に係るデータのなかから縫製模様
を選択するためのものにあって、前記模様選択プログラ
ムは、前記記憶手段に記憶されている各縫製模様データ
に夫々対応する番号を表示装置に表示させ、前記表示装
置に表示されている番号が入力手段により指定されるこ
とに基づいてその番号に対応した縫製模様を選択させる
ところに特徴を有する。これによれば、表示装置には、
縫製模様の形象ではなく番号の数字が表示されるのであ
るから、一画面に多数個の選択枝を表示することが可能
となる。
【0012】この場合、前記模様選択プログラムを、多
数個の縫製模様データに夫々対応する番号を前記表示装
置に複数画面に渡って表示させる構成としても良く(請
求項8の発明)、これにより、選択枝の番号の一定の見
易さを確保しながらも、多数個の縫製模様について、そ
の選択枝を少ない画面切換により表示することができ
る。
【0013】また、前記模様選択プログラムを、縫製模
様が選択されたときに、前記表示装置にその縫製模様を
形象にて表示させるように構成することもでき(請求項
9に発明)、これにより、選択後に使用者はその縫製模
様の形象を確認することができるようになる。さらにこ
のとき、前記模様選択プログラムを、前記表示装置に縫
製模様を形象にて表示させる際に、前記番号の表示とは
異なる表示形態にて表示させるように構成すれば(請求
項10の発明)、選択枝と選択された縫製模様との区別
が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を家庭用刺繍ミシン
に適用した第1の実施形態(請求項1〜6に対応)につ
いて、図1ないし図7を参照しながら説明する。まず、
図5は、本実施形態に係る縫製装置たる刺繍ミシンの本
体11の外観を概略的に示しており、このミシン本体1
1は、ミシンベッド12の上方にアーム部13を一体的
に有して構成されている。
【0015】前記アーム部13の先端部には、縫針14
を有する針棒15が設けられると共に、布押え16が設
けられている。一方、前記ミシンベッド12の上面に
は、前記針棒15に対応して針板17が設けられ、その
針板17の下面側に位置して図示しない釜機構が設けら
れている。図示はしないが、前記針棒15及び釜機構並
びに布押え16等は、ミシンモータにより駆動機構を介
して同期駆動され、以て縫製動作を実行するようになっ
ている。
【0016】そして、前記ミシンベッド12には、刺繍
機18が着脱可能に装着されるよういなっている。この
刺繍機18は、加工布を保持するための刺繍枠19を有
すると共に、その刺繍枠19ひいては加工布をミシンベ
ッド12上を水平方向に自在に移動させるための水平移
動機構20を有して構成されている。前記刺繍枠19
は、この場合ほぼ矩形枠状をなし、外枠と内枠とから構
成されてそれらの間に加工布を挟み込むことにより、加
工布を枠の内部に張渡した状態に保持するようになって
いる。
【0017】詳しい説明は省略するが、前記水平移動機
構20は、前記刺繍枠19を図示しないY軸モータによ
りY軸(前後)方向に自在に移動させるように構成され
た移動体20aを、図示しないX軸モータにより、X軸
(左右)方向に自在に移動させるように構成されてい
る。これにて、刺繍枠19に保持された加工布は、水平
移動機構20により、固有のXY座標系に基づく任意の
位置に移動されるのである。このような水平移動機構2
0により加工布を移動させながら、前記駆動機構により
針棒15などを駆動することにより、刺繍縫いの縫製動
作が実行されるのである。
【0018】尚、前記アーム部13の先端側の前面部に
は、スタート・ストップ(S/S)キー21が設けられ
ており、ミシン本体11の右側壁面の下部には、電源ス
イッチ22が設けられている。また、本実施形態の刺繍
ミシンは、刺繍の他にも、一般的な各種の実用縫い(直
線縫い,ジグザグ縫い,裁ち目かがりなど)の縫製動作
を実行することができることは勿論である。この場合、
前記布押え16は、図示する刺繍縫い用と実用縫い用と
の交換が可能とされており、さらに、実用縫いの際に
は、前記刺繍機18をミシンベッド12から取外して一
般縫製用の平坦なテーブルに付替えられるるようになっ
ている。
【0019】さて、前記アーム部13の前面部には、各
種の模様選択画面やメッセージなどを画面に表示するた
めの表示手段たるLCD23が設けられている。このL
CD23には、後述するように使用者が刺繍縫いの縫製
動作を実行させるにあたって、模様選択画面(図2〜図
4参照)等が表示されるようになっている。さらに、こ
のLCD23の表面には、選択操作部を構成するタッチ
パネル24(図6にのみ図示)が設けられている。この
タッチパネル24は、周知のように、透明電極を縦横に
並べて構成され、使用者が手指でタッチ操作した位置を
検出することができ、選択手段(入力手段)として機能
するようになっている。
【0020】そして、ミシン本体11内には、図6に示
すように、各機構を制御するための制御装置25が設け
られている。この制御装置25は、マイクロコンピュー
タを主体として構成され、CPU26、ROM27、R
AM28、コントローラ29及び入出力インターフェー
ス30を、バス31により相互に接続して構成されてい
る。前記ミシンモータ(駆動機構)や水平移動機構19
のX軸モータ,Y軸モータ等は、前記コントローラ29
を介して制御装置25により制御されるようになってい
る。また、前記入出力インターフェース30には、前記
LCD23及びタッチパネル24が接続されている。
【0021】前記ROM27には、ミシンの縫製動作を
制御するための制御プログラム、LCD23の表示制御
用の制御プログラム、刺繍模様を選択するための模様選
択プログラム、データ処理用のプログラムなどが記憶さ
れている。これにて、前記制御装置25は、ROM27
に記憶されたプログラム及び使用者によるタッチパネル
24の選択操作、スタート・ストップキー21の操作等
に基づいて、ミシンの各機構を制御し、刺繍縫いや一般
の実用縫いの縫製動作を実行させるようになっている。
【0022】このとき、制御装置25は、刺繍縫いの縫
製動作を実行させるに際しては、縫製模様データに基づ
いて各機構を制御するようになっている。本実施形態で
は、この縫製模様データは、外部記憶装置たるメモリカ
ード32から与えられるようになっている。このメモリ
カード32は、図5に示すように、ミシン本体11の右
側壁部に設けられたカード挿入孔33に着脱自在に差込
まれることによって制御装置25に接続されるようにな
っている。
【0023】この場合、このメモリカード32には、例
えば多数個(2000個以上)の漢字の模様に係る縫製
模様データが記憶されており、記憶手段として機能する
ようになっている。この縫製模様データとは、本実施形
態においては、各縫製模様毎に付された番号データ、各
模様の縫製動作に必要な刺繍データ、及び各模様の形象
をLCD23(模様選択画面)に表示するために必要な
ビットマップデータからなる形象表示データ、並びに付
随するデータ(糸色データ等)を含んでいる。尚、上記
漢字模様に係る各縫製模様データに夫々対応する番号
は、「亜」が「0001」、「唖」が「0002」とい
うように、JISコードの並びに対応して付されてい
る。前記メモリカード32の付属品として、漢字と番号
との対照表が添付されるようになっている。
【0024】また、前記刺繍データは、最終的には一針
毎の加工布のX,Y方向の移動量(針落ち位置)を示す
運針データとなるが、ここで記憶される刺繍データとし
ては、縫製模様の外形を示すデータとされ、刺繍縫いの
縫製動作実行時にそのデータから最終的な運針データが
演算により作成されるようにしている。また、刺繍デー
タと形象表示データとを共用化したり、一方のみのデー
タを記憶しそのデータから他方のデータを作成するよう
にすることも可能である。尚、前記ROM27にも、例
えば数字やローマ字、仮名などの文字や記号の模様、比
較的単純な形状の飾り模様等の内蔵模様についての縫製
模様データ(刺繍データ)が記憶されている。
【0025】そして、後の作用説明でも述べるように、
制御装置25は、模様選択プログラムの実行により、使
用者が所望の縫製模様を選択するモードにおいて、LC
D23に模様選択画面(図2〜図4参照)を表示させる
ようになっている。使用者は、その模様選択画面におい
て所望の模様を選択する操作(タッチパネル24のタッ
チ操作)を行うことによって、1個以上の縫製模様を選
択することができるようになっている。
【0026】このとき、前記模様選択画面では、図2〜
図4に示すように、LCD23の画面には、メモリカー
ド32に記憶されている各縫製模様データに夫々対応す
る番号が選択枝として表示されるようになっている。こ
の場合、選択枝となる番号は、4桁の数字を枠で囲んだ
押ボタンのイメージで表示され、もってLCD23の画
面(タッチパネル24上)に選択キーBが設定されるよ
うになっている。
【0027】また、本実施形態では、1画面(1ペー
ジ)には、25個の選択枝(選択キーB)が表示される
ようになっており、全ての番号は複数画面(複数ペー
ジ)に渡って表示されるようになっている。このため、
LCD23の画面(タッチパネル24上)には、1ペー
ジずつ送り及び戻しを行うためのページ送り戻しキーC
が設定されると共に、ページを大きく飛ばすためのタッ
クインデックスキーDが設定されるようになっている。
【0028】さらに、本実施形態では、LCD23の画
面の上部に、選択模様形象表示領域Eが設けられる。こ
の選択模様形象表示領域Eには、選択された縫製模様
(漢字模様)が、その形象で表示されるようになってい
る。この場合、前記選択キーBは、番号を枠で囲んだ押
ボタンの形態で表示されるが、前記選択模様形象表示領
域Eに表示される形象は、そのような枠は存在せず漢字
がそのまま表示されるだけであり、選択キーBの表示形
態とは異なる表示形態とされている。
【0029】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。図1のフローチャートは、制御装置25
が模様選択プログラムを実行する際の処理手順の概略を
示している。即ち、ミシン本体11の電源スイッチ22
がオンされると、まず、本体11(ミシンベッド12)
に刺繍機18が装着されているかどうかが判断される
(ステップS1)。刺繍機18が装着されていない場合
には(ステップS1にてNo)、実用縫いの縫製動作の
実行と判断されて実用縫いのモードに移行される(ステ
ップS2)。
【0030】本体11に刺繍機18が装着されている場
合には(ステップS1にてYes)、続いて本体11に
メモリカード32が装着されているかどうかが判断され
る(ステップS3)。メモリカード32が装着されてい
ない場合には(ステップS3にてNo)、ROM27に
予め記憶されている内蔵模様に関する縫製動作の実行と
判断され、内蔵模様に係る刺繍縫いのモードに移行され
る(ステップS4)。上記実用縫い及び内蔵模様に係る
刺繍縫いに関しては、本発明の要旨と直接的な関係はな
いので、説明を省略する。
【0031】本体11に漢字模様に係るメモリカード3
2が装着されているときには(ステップS3にてYe
s)、メモリカード32内の縫製模様データを用いた刺
繍縫いの縫製動作の実行と判断され、まず、メモリカー
ド32内のデータ(各縫製模様毎に付された番号デー
タ)が読込まれ(ステップS5)、続いて、模様選択画
面の第1ページがLCD23に表示されるようになる
(ステップS6)。
【0032】図2に示すように、この模様選択画面の第
1ページでは、この場合、「0001」から「002
5」までの25個の選択キーBが表示,設定されると共
に、ページ送り戻しキーC、タックインデックスキーD
等が表示,設定される。この時点では、選択模様形象表
示領域Eには未だ何も表示されない。また、図示はしな
いが、第2ページでは、選択キーBとして「0026」
〜「0050」の25個が表示されるというように、各
画面(ページ)に25個ずつの選択キーB(選択枝)が
表示されるようになる。このとき、1画面における選択
キーBの数を25個としたことにより、縫製模様そのも
のの形象を表示した場合に比べ1画面に多数個の選択枝
が表示できると共に、1個の選択キーBの表示にある程
度の大きさを確保でき、番号が見易く且つ操作しやすい
ものとすることができる。
【0033】ここで、使用者は、そのLCD23の画面
を見てタッチパネル24をタッチ操作することにより、
所望の縫製模様(漢字模様)を選択するのであるが、こ
こでは、使用者は、漢字と番号との対照表を見て、予め
所望の漢字模様に対応する番号を調べておくようにす
る。そして、タッチパネル24に設定されたその番号の
選択キーBを直接タッチ操作して指定することにより
(ステップS7)、選択が行われるようになる。
【0034】このとき、使用者は、選択したい番号が画
面に存在しない場合には、ページ送り戻しキーCやタッ
クインデックスキーDをタッチ操作することにより(ス
テップS8にてYes)、画面を切替えることができる
(ステップS9)。今、具体例をあげると、使用者が、
「0518」番の「笠」の漢字模様を選択したい場合に
は、第1ページの画面(図2)において、タックインデ
ックスキーDのうち「0501〜1000」のキーをタ
ッチ操作する。すると、LCD23の画面には、図3に
示すように、選択キーBとして「0501」〜「052
5」が表示,設定されるようになる。そこで、使用者は
「0518」の選択キーBをタッチ操作すれば良い。
【0035】このようにして模様選択操作が行われると
(ステップS7にてYes)、その指定された番号に対
応する刺繍模様が識別されてメモリカード32からその
縫製模様データが読込まれ(ステップS10)、次いで
その縫製模様データ中の形象表示データに基づいて、そ
の模様の形象が、LCD23の選択模様形象表示領域E
に左詰めで表示されるようになる(ステップS11)。
図3は、「笠」の漢字模様が選択された状態を示してお
り、選択模様形象表示領域Eに、「笠」の文字の形象が
表示されるのである。
【0036】使用者は、この選択模様形象表示領域Eの
形象表示を見て、選択した模様が自分が選びたかったも
のと一致するかを確認することができる。この場合、選
択模様形象表示領域Eに表示される形象は、押ボタンの
形態のような枠は存在せず漢字がそのまま表示されるだ
けであり、選択キーBの表示形態とは異なる表示形態と
されているので、選択枝と選択された縫製模様との区別
が容易となる。
【0037】この後、使用者がスタート・ストップキー
21をオン操作することにより(ステップS12にてY
es)、選択された縫製模様データに基づく縫製動作が
実行され(ステップS13)、加工布に「笠」の文字の
刺繍模様が形成されるのである。また、使用者が、複数
個の漢字模様を連続して縫製したい場合には、スタート
・ストップキー21を押さずに(ステップS12にてN
o)、選択操作を繰返すことができる。図4は、「笠」
の選択後に、「0519」の選択キーBを操作して
「樫」を続けて選択した様子を示している。尚、レイア
ウトキーを押すことにより、図7に示すように、配置設
定可能である。レイアウトキーを押さなければ、選択し
た文字全体の中央が縫製領域の中央とされる。
【0038】このように本実施形態によれば、模様選択
画面においては、縫製模様の形象ではなく番号の数字が
表示されるので、一画面に多数個の選択枝(選択キー
B)を表示することが可能となり、所望する縫製模様を
選択するにあたっての画面(ページ)の切替えを少なく
することができる。この結果、多数個の縫製模様のなか
から所望の縫製模様を選択する場合の操作を容易に行う
ことができるという効果を得ることができるものであ
る。特に本実施形態では、形象が複雑となると共に膨大
な数が存在する漢字模様について本発明を適用したの
で、極めて効果的となるものである。
【0039】図8は、本発明の第2の実施形態(請求項
7〜10に対応)に係るシステム構成を示すものであ
る。この実施形態では、縫製装置たる刺繍ミシンの本体
41に、例えば汎用のパーソナルコンピュータ(以下
「パソコン」と略称する)システム42が、データ転送
用ケーブル43を介して接続されている。これにて、刺
繍ミシンの本体41は、パソコンシステム42から転送
される縫製模様データに基づいて縫製動作を実行する
(あるいはパソコンシステム42によって直接各機構が
制御されて動作する)ように構成されている。
【0040】詳しい説明は省略するが、前記刺繍ミシン
の本体41は、ミシンベッド44の上方にアーム部45
を有すると共に、またミシンベッド44上に刺繍枠46
をX−Y方向に自在に移動させるための水平移動機構4
7を有して構成されている。また、アーム部45の前面
部には操作パネル48等も設けられている。このミシン
本体41の各機構は、縫製模様データに基づいて内蔵す
る制御装置(図示せず)により制御され、加工布に対す
る刺繍模様の形成等の縫製動作を実行するようになって
いる。
【0041】一方、前記パソコンシステム42は、周知
のように、パソコン本体49に、表示装置(表示手段)
たるCRTディスプレイ50、入力手段たるキーボード
51、ハードディスクドライブ52を接続して構成され
ている。このとき、前記ハードディスクドライブ52内
のハードディスクには、例えば漢字模様や大形絵模様な
どの多数個の縫製模様データが記憶されており、もって
記憶手段(外部記憶装置)として機能する。
【0042】また、前記パソコン本体49には、フロッ
ピーディスクドライブが内蔵されており(フロッピーデ
ィスク挿入口49aのみ図示)、各種プログラム等が記
憶された記憶媒体たるフロッピーディスク53が着脱可
能にセットされるようになっている。これにて、パソコ
ン本体49(パソコンシステム42)は、フロッピーデ
ィスク53に記憶されたプログラムに従って各種の処理
を実行するようになっている。
【0043】さて、前記フロッピーディスク53には、
前記ハードディスクに記憶された多数個の縫製模様デー
タのなかから縫製模様を選択するための模様選択プログ
ラムが記憶されている。この模様選択プログラムは、前
記ハードディスクに記憶されている各縫製模様データに
夫々対応する番号をCRTディスプレイ50に表示さ
せ、このCRTディスプレイ50に表示されている番号
が、キーボード51(あるいは図示しないマウス等)を
用いて指定されることに基づいてその番号に対応した縫
製模様を選択させ、その縫製模様データを刺繍ミシン本
体41に転送するように構成されている。
【0044】また、このとき、詳しい説明は省略する
が、多数個の縫製模様データに夫々対応する番号をCR
Tディスプレイ50に複数画面(複数ページ)に渡って
表示させるようになっており、さらに、縫製模様が選択
されたときに、前記CRTディスプレイ50にその縫製
模様の形象を、前記番号の表示とは異なる表示形態にて
表示させるように構成されている。
【0045】従って、この第2の実施形態によっても、
上記第1の実施形態と同様に、CRTディスプレイ50
の一画面に多数個の選択枝(番号)を表示することが可
能となり、多数個の縫製模様のなかから所望の縫製模様
を選択する場合の操作を容易に行うことができる等の効
果を得ることができるものである。
【0046】尚、上述した実施の形態においては、選択
のための選択キーBの表示内容が、1文字あたりのドッ
トの分解能が漢字よりもドット数の少なくてすむ数字に
て行われているので、表示装置の分離能が低くてもよ
く、どんな漢字でも表示可能な高性能な分離能を有する
表示装置で選択肢としてすべての漢字を表示する場合よ
り、ミシン全体のコストダウンと制御回路の制御の負荷
軽減が可能である。また、高性能な表示装置を用いたと
しても、数字で選択肢を表示すれば、漢字で選択肢を表
示する場合に比べて、一画面に多くの選択肢を表示でき
るか或いは、選択肢を表示する領域が少なくてすむ。
【0047】その他、本発明は上記した各実施形態に限
定されるものではなく、例えば、縫製模様データを記憶
する記憶手段(外部記憶装置)や、模様選択プログラム
を記憶する記憶媒体としては、情報がコンピュータ等の
機械読取り可能に記録されるものであれば良く、半導体
メモリ、CD−ROM、CD−R、MO、MD、PD、
DVD、磁気テープ等、種々の媒体を用いることができ
る。また、縫製模様としても、漢字の模様に限らず、大
形の絵模様等であっても良い等、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得るものである。
【0048】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の縫製装置及び模様選択プログラムを記憶した記憶媒体
によれば、記憶手段に記憶されている各縫製模様データ
に夫々対応する番号を表示させ、その番号によって縫製
模様を選択する構成としたので、多数個の縫製模様のな
かからの縫製模様の選択の操作を容易に行うことができ
るという優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、模様選
択プログラムを実行した際の処理手順を示すフローチャ
ート
【図2】模様選択画面(第1ページ)を示す図
【図3】模様選択画面にて「笠」が選択された様子を示
す図
【図4】模様選択画面にて「樫」が選択された様子を示
す図
【図5】ミシン本体の外観を示す図
【図6】要部の電気的構成を示すブロック図
【図7】レイアウト画面を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態を示すもので、刺繍ミ
シンのシステム構成を概略的に示す図
【図9】従来例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、11,41はミシン本体(縫製装置本体)、2
3はLCD(表示手段,表示装置)、24はタッチパネ
ル(選択手段,入力手段)、25は制御装置、32はメ
モリカード(記憶手段)、42はパーソナルコンピュー
タシステム、50はCRTディスプレイ(表示手段,表
示装置)、51はキーボード(入力手段,選択手段)、
52はハードディスクドライブ、53はフロッピーディ
スク(記憶媒体)を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の縫製模様に係るデータを記憶し
    た記憶手段のデータに基づいて縫製動作を行う縫製装置
    において、 前記記憶手段に記憶されている各縫製模様データに夫々
    対応する番号を表示する表示手段と、 この表示手段に表示されている番号の指定によって対応
    した縫製模様を選択するための選択手段とを備えること
    を特徴とする縫製装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は外部記憶装置からなり、
    縫製装置本体に着脱可能に接続されるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の縫製装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、多数個の縫製模様デー
    タに夫々対応する番号を、複数画面に渡って表示するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の縫製装置。
  4. 【請求項4】 前記縫製模様は、漢字の模様であること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の縫製
    装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段によって選択された縫製模
    様を、その形象で表示する形象表示手段を備えることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の縫製装
    置。
  6. 【請求項6】 前記形象表示手段により表示される形象
    は、前記表示手段による番号の表示とは、異なる表示形
    態にて表示されることを特徴とする請求項5記載の縫製
    装置。
  7. 【請求項7】 縫製模様データに基づいて縫製動作を行
    う縫製装置のために、記憶手段に記憶された多数個の縫
    製模様に係るデータのなかから縫製模様を選択するため
    の模様選択プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記模様選択プログラムは、前記記憶手段に記憶されて
    いる各縫製模様データに夫々対応する番号を表示装置に
    表示させ、 前記表示装置に表示されている番号が入力手段により指
    定されることに基づいてその番号に対応した縫製模様を
    選択させることを特徴とする模様選択プログラムを記憶
    した記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記模様選択プログラムは、多数個の縫
    製模様データに夫々対応する番号を、前記表示装置に複
    数画面に渡って表示させることを特徴とする請求項7記
    載の模様選択プログラムを記憶した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記模様選択プログラムは、縫製模様が
    選択されたときに、前記表示装置にその縫製模様を形象
    にて表示させることを特徴とする請求項7又は8記載の
    模様選択プログラムを記憶した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記模様選択プログラムは、前記表示
    装置に縫製模様を形象にて表示させる際に、前記番号の
    表示とは異なる表示形態にて表示させることを特徴とす
    る請求項9記載の模様選択プログラムを記憶した記憶媒
    体。
JP3476498A 1998-02-17 1998-02-17 縫製装置及び模様選択プログラムを記憶した記憶媒体 Withdrawn JPH11226274A (ja)

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