JP3846907B2 - 刺繍ミシンの模様選択装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は刺繍ミシンの模様選択装置に関し、特に刺繍模様の要素を個別に選択して、あるいは選択した要素を組合わせて縫製することができるようにした刺繍ミシンの模様選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、ミシン模様選択装置を備えた従来のミシンの一例の斜視図を示す。図において、1はミシン模様選択装置を備えたコンピュータミシンを示し、その前面には、透明タッチパネルと液晶板との積層板等で形成された表示部2が配置されている。この表示部2は、基本メニュー表示領域2aと、任意表示領域2bとから構成されており、基本メニュー表示領域2aには予め定められた基本メニューが固定的に表示される。一方、任意表示領域2bには、基本メニュー表示領域2aで操作者によって選択された基本メニューに付随する表示データ等が表示される。3はICカードであり、複数種類の模様のデータを格納している。
【0003】
このような構成の従来のミシンにおいて、模様を選択する場合には、操作者は前記表示部2の基本メニュー表示領域2aにおいて、模様選択モードを選択すると、前記任意表示領域2b上に、複数の模様の選択画面が表示される。ここで、操作者が所望の模様を選択し、次いで色替モードを選択すると、図7に示されているような画面が表示される。すなわち、画面の左上に選択された模様30が表示され、該模様は各工程毎に1〜5の要素に分解されて表示される。例えば、画面の左上には選択された模様である“リボンがついている花束の模様”が表示され、各工程毎の要素として、1.黄色の花弁、2.緑色の葉と茎、3.ピンク色のリボン、4.橙色の小さい花びら、5.赤色の薔薇の花が表示される。選択模様の切替えは、画面の右下の模様切替キーを押すことにより行うことができる。
【0004】
この従来の方法によれば、操作者は縫製を希望する模様を複数種類の色の糸を用いて縫うことができる。例えば、上記の例に示した模様を縫製すると、図8に示されてる模様を、5色の糸で縫うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の色替モード表示の機能は、予め決められた1つの模様を完成させることだけを想定していたので、例えば、工程4の小さい花びらだけ縫いたい場合には、機能キーの一つである枠前進キーで第4工程の先頭までデータを移動して縫わなければならなかった。このため、模様の要素を独立的に縫う場合には操作が複雑で、かつ時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、前記した従来技術の問題点を除去し、選択された模様の各要素を、単独にあるいは組合わせて、所望の色の糸で簡単に縫うことができる刺繍ミシンの模様選択装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、複数の模様から所望の模様を選択できる手段を備えた刺繍ミシンの模様選択装置において、
色替えモードが選択された時に、当該模様の要素を個別に表示する手段と、前記選択可能な模様について、各模様毎に直接アクセス可能な模様の要素の縫いデータが格納されている模様データ記憶手段と、該表示手段に表示された模様の要素を選択する模様要素選択手段と、選択された模様の要素を組み合わせて記憶する記憶手段と、前記模様要素選択手段の選択に対して、前記模様データ記憶手段の選択された要素の縫いデータにアクセスして、該アクセスされた要素の縫いデータのみを読み出す制御手段とを具備し、組合わせた模様要素のみを縫うようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの模様選択装置とすることにより課題を解決した。
また本発明は、複数の模様から所望の模様を選択できる手段を備えた刺繍ミシンの模様選択装置において、
色替えモードが選択された時に、当該模様の要素を個別に表示する手段と、前記選択可能な模様について、各模様毎に直接アクセス可能な模様の要素の縫いデータが連続して直接アクセスするためのポインタが付与されて格納されている模様データ記憶手段と、該表示手段に表示された模様の要素を選択する模様要素選択手段と、選択された模様の要素を組み合わせて記憶する記憶手段と、前記模様要素選択手段の選択に対して、前記模様データ記憶手段の選択された要素の縫いデータの前記ポインタにアクセスして、該アクセスされた要素の縫いデータのみを読み出す制御手段とを具備し、組合わせた模様要素のみを縫うようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの模様選択装置とすることにより課題を解決した。
【0008】
【作用】
この発明によれば、個別に表示された模様の要素を指で押す等して指定すると、その要素に対する縫いデータが直接アクセスされ、模様データ記憶手段から読み出される。このため、操作者は簡単に模様の要素の縫いデータを読みだし、縫製することができるようになる。
【0009】
【実施例】
以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。図5は本発明のミシンのハード構成を説明するためのブロック図である。
【0010】
図において、9はミシンの動作の全体を制御する中央処理装置(CPU)、10は前記表示部2に表示されたシンボルマーク等からなる模様選択手段、11はミシンに始動および停止を指示するためのスタート/ストップキー、12はマニュアル縫いキー、13は刺繍幅を設定するための刺繍幅ダイアル、14は送り方向の幅を設定するための送り方向ダイアル、15は縫い目設定キーである。また、16は表示制御回路、17は表示手段、18はミシンモータ駆動回路、19はミシンモータ、20はミシン針等からなる縫目形成機構、21はX、Yモータ駆動回路、22はX、Yモータ、23はX、Y駆動機構、24は刺繍枠である。
【0011】
また、25はROMであり、該ROM25はミシン全体の制御プログラムを記憶する制御プログラム記憶手段、各種の模様の縫目データを記憶する縫い目データ記憶手段、および前記模様等の表示データを記憶する第1表示データ記憶手段から構成されている。26はRAMであり、該RAM26は各種の設定データを記憶する各種設定記憶手段、演算データを記憶する演算データ記憶手段、および作業用メモリから構成されている。27は例えばICカード等からなる記憶媒体であり、模様データを記憶する模様データ記憶手段と、これらの模様に対する表示データを記憶する第2表示データ記憶手段から構成されている。該模様データ記憶手段には、模様の要素の縫いデータとこれを何色の糸で縫うかを示す色データが格納されている。28は模様要素選択手段であり、前記表示手段17に表示された模様要素に対応する。すなわち、該模様要素は透明タッチパネルと液晶板との積層板上に表示されるので、例えば指で押圧されることにより、選択することができる。
【0012】
次に、本発明の要部の構成を、図1の説明図を参照して説明する。前記模様データ記憶手段27は図示されているように、模様要素ポインタ部27aと模様データ記憶部27bとからなり、模様要素が選択されると、それに対応するポインタにより、当該模様要素のアドレスに直接アクセスできるように構成されている。
【0013】
次に、本発明の一実施例の動作を、図2のフローチャートと図3の模様選択画面を参照して説明する。ここに、図3は前記基本メニュー表示領域2aにおいて、模様選択モードが選択され、次いである模様が選択された後、色替えモードが選択され、続いて模様要素が選択された時の任意表示領域2bの表示画面の一例を示す。
【0014】
ステップS1ではまず模様選択画面において、模様が選択されたか否かの判断がなされ、この判断が肯定になると、ステップS2に進んで、色替えモードが色替えキー4により選択されたか否かの判断がなされる。この判断が肯定の場合にはステップS3に進み、否定の場合にはステップS11に進む。ステップS11では、通常の模様選択後の動作に進む。
【0015】
ステップS3では、模様の要素が選択されたか否かの判断がなされる。例えば図3の第4工程の小さい花びらのキーが押されたか否かの判断がなされる。この要素が押された場合にはステップS4に進み、押されなかった場合にはステップS12に進む。ステップS12では、従来と同様の色替えモードの動作、すなわち模様全体を指定された色の糸で順次縫製する動作に進む。なお、前記ステップS3が肯定になった時には、選択された模様の要素は表示画面の左上に表示される。
【0016】
ステップS4では、表示画面上の記憶キー6がオンされたか否かの判断がなされる。この判断が肯定の場合にはステップS5に進んで、選択された模様の要素と糸の色がメモリ(RAM)に記憶される。ステップS6では、次の模様の要素が選択されたか否かの判断が行われ、この判断が肯定の場合にはステップS4に戻って記憶ボタン6はオンされたか否かの判断が行われる。
【0017】
前記ステップS4およびS6の判断が否定の場合には、ステップS7に進んで、ミシンのスタートボタンが押されたか否かの判断が行われる。そして、このスタートボタンがオンされると、ステップS8に進んで、色替えの模様要素を縫製する動作が行われる。ステップS9では、選択された全ての色替え模様要素の縫製は終了したか否かの判断をする。この判断が否定の時にはステップS8に戻って次の色替え模様要素の縫製を行う。以上の動作が繰返され、ステップS9の判断が肯定になると、ステップS10に進んでミシンの動作を停止する。
【0018】
以上のように、本実施例によれば、色替えモードを選択し、模様の要素を選択するという簡単な操作をするだけで、選択された模様要素が一つの場合には単独に、二つ以上の場合にはこれらを組合わせて縫製することができるという効果がある。
【0019】
例えば、図3に示されているように、工程1の要素と工程4の要素とを選択し記憶させて、ミシンのスタートボタンを押すと、花弁と小さい花びらの部分だけを簡単に縫うことができる。図4は小さい花びらの部分のみを選択して縫製した時の作品例である。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、個別に表示された模様の要素を、例えば指で押す等して選択するだけで、該要素に対応する模様データが直接記憶装置から読み出され、縫製手段に送られる。このため、操作者は簡単な操作により、好みの模様の要素を個別に、あるいは複数個の模様要素を組合わせて縫うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部を示す説明図である。
【図2】 本発明の一実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図3】 本実施例の表示画面の一例を示す図である。
【図4】 選択された模様要素を用いて縫製した時の作品例を示す図である。
【図5】 本発明が適用されるミシンのハード構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明が適用されるミシンの一例の斜視図である。
【図7】 従来の色替えモード選択時の表示画面の一例を示す図である。
【図8】 図7の模様の全体を示す詳細図である。
【符号の説明】
9…中央処理装置、10…模様選択装置、27…記憶媒体、28…模様要素選択手段、27a…模様要素ポインタ部、27b…模様データ記憶部。
Claims (2)
- 複数の模様から所望の模様を選択できる手段を備えた刺繍ミシンの模様選択装置において、
色替えモードが選択された時に、当該模様の要素を個別に表示する手段と、前記選択可能な模様について、各模様毎に直接アクセス可能な模様の要素の縫いデータが格納されている模様データ記憶手段と、該表示手段に表示された模様の要素を選択する模様要素選択手段と、選択された模様の要素を組み合わせて記憶する記憶手段と、前記模様要素選択手段の選択に対して、前記模様データ記憶手段の選択された要素の縫いデータにアクセスして、該アクセスされた要素の縫いデータのみを読み出す制御手段とを具備し、組合わせた模様要素のみを縫うようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの模様選択装置。 - 複数の模様から所望の模様を選択できる手段を備えた刺繍ミシンの模様選択装置において、
色替えモードが選択された時に、当該模様の要素を個別に表示する手段と、前記選択可能な模様について、各模様毎に直接アクセス可能な模様の要素の縫いデータが連続して直接アクセスするためのポインタが付与されて格納されている模様データ記憶手段と、該表示手段に表示された模様の要素を選択する模様要素選択手段と、選択された模様の要素を組み合わせて記憶する記憶手段と、前記模様要素選択手段の選択に対して、前記模様データ記憶手段の選択された要素の縫いデータの前記ポインタにアクセスして、該アクセスされた要素の縫いデータのみを読み出す制御手段とを具備し、組合わせた模様要素のみを縫うようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの模様選択装置。
Priority Applications (1)
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JP20683393A JP3846907B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 刺繍ミシンの模様選択装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20683393A JP3846907B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 刺繍ミシンの模様選択装置 |
Publications (2)
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JPH0739663A JPH0739663A (ja) | 1995-02-10 |
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ID=16529831
Family Applications (1)
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JP20683393A Expired - Fee Related JP3846907B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 刺繍ミシンの模様選択装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3846907B2 (ja) |
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1993
- 1993-07-30 JP JP20683393A patent/JP3846907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0739663A (ja) | 1995-02-10 |
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