JPH11104377A - 刺繍縫製可能なミシン及び刺繍データ処理装置及び模様データ記録媒体 - Google Patents

刺繍縫製可能なミシン及び刺繍データ処理装置及び模様データ記録媒体

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JPH11104377A
JPH11104377A JP9284322A JP28432297A JPH11104377A JP H11104377 A JPH11104377 A JP H11104377A JP 9284322 A JP9284322 A JP 9284322A JP 28432297 A JP28432297 A JP 28432297A JP H11104377 A JPH11104377 A JP H11104377A
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embroidery
data
pattern
area
sewing
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Kyoji Komuro
恭二 小室
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Brother Industries Ltd
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    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍縫製の際に刺繍枠が押え足に接近すると
刺繍枠と押え足との干渉が生じて縫製できなくなること
があるので、模様編集処理の際に刺繍枠と押え足との干
渉なしに縫製可能な正味縫製領域をディスプレイに表示
可能にする。 【解決手段】 模様データとともに刺繍枠輪郭データと
正味縫製領域の領域データを記憶手段に格納しておき、
刺繍模様の編集処理の際ディスプレイ21に、刺繍模様
m1と刺繍枠輪郭32Aと正味縫製領域33とを表示さ
せる。尚、刺繍枠輪郭から正味縫製領域を演算により求
めることもある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、刺繍縫製可能な
ミシン及び刺繍データ処理装置及び模様データ記録媒体
に関し、特に刺繍枠に加工布を装着して刺繍縫製する際
に押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領
域を刺繍枠の内側の領域内に求め、ディスプレイに刺繍
模様と正味縫製領域とを表示させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 刺繍縫製可能なミシンとしては、刺繍
縫製専用の刺繍ミシン、通常の電子ミシンに加工布をX
方向とY方向へ独立に送る布送り装置を着脱可能に装着
して刺繍縫製する電子ミシン等が実用化されている。こ
の種の刺繍縫製可能なミシンでは、多数の刺繍模様の模
様データ(刺繍縫製データと模様表示データ、又は刺繍
縫製データ)等を記憶した模様データ記憶手段と、ディ
スプレイを含む表示装置と制御装置とを備えている。
尚、模様データ記憶手段は制御装置の内部に装備される
こともあり、制御装置に着脱式のROMカードとして装
備されることもある。最近では、複数の刺繍ミシンをパ
ーソナルコンピュータで制御するようにした刺繍縫製シ
ステムも実用化されている。以下、刺繍模様を単に模様
と言う。
【0003】模様の縫製に先行して模様の編集処理が実
行されるが、この編集処理では、模様をディスプレイに
表示させ、必要に応じて刺繍枠の図形を表示させ、模様
をディスプレイ上で拡大又は縮小処理し、その模様が刺
繍枠の図形からはみ出さないようにディスプレイ上で移
動させ、こうして編集処理した模様の模様データを用い
て刺繍縫製を行う。
【0004】一方、刺繍縫製の際、加工布は刺繍枠(外
枠とこの外枠に加工布の外周部を挟んで内嵌される内枠
とを含む)に取付けられ、刺繍縫製データに基づいて刺
繍枠をX方向とY方向へ独立に移動駆動して刺繍縫製す
ることになる。刺繍縫製用の押え足は、押え棒から下方
へ延びて前方へ延びる側面視L形のL形部を有し、押え
足の先端の環状の押え部(ここに縫針が挿通する)がL
形部の先端部に段落ち状に形成されている。そのため、
刺繍枠が前方移動して刺繍枠と押え棒とが接近した状態
では、押え足のL形部の下端部が刺繍枠の内周輪郭の後
側部分と干渉する関係になっている。
【0005】例えば、特開平1−213455号公報に
記載された自動刺繍機においては、複数の模様の模様デ
ータを柄図形パターンメモリに格納し、刺繍枠の形状デ
ータを枠図形パターンメモリに格納しておき、模様の編
集処理の際にディスプレイに模様と刺繍枠の図形とを表
示するように構成してある。しかし、この場合、刺繍枠
の輪郭は表示されず、また、刺繍枠と押え足との干渉に
ついては全く考慮されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前記のように、刺繍
枠に加工布を取付けて刺繍縫製する際に、刺繍枠が前方
移動して刺繍枠と押え棒とが接近した状態では、押え足
のL形部の下端部が刺繍枠の内周輪郭の後側部分と干渉
する関係になっているため、刺繍枠の内周輪郭の内側の
全部の領域に対して刺繍縫製できる訳ではなく、刺繍枠
の後側枠部の内側付近には約2〜3cmの幅の縫製不能領
域が発生し、押え足と刺繍枠との干渉無しに縫製可能な
正味縫製領域は、刺繍枠の内周輪郭の内側の領域よりも
狭くなる。
【0007】そのため、従来の刺繍ミシンのように、模
様の編集処理の際に、ディスプレイに模様と刺繍枠の輪
郭(又は形状)とを表示させ、模様が刺繍枠の郭内に納
まるように編集処理し、その模様データで以て刺繍縫製
しても、刺繍枠と押え足との干渉により編集したとおり
に模様を縫製できないことがある。
【0008】そこで、刺繍縫製に際して縫製に供する刺
繍縫製データに基づいて刺繍枠を実際に移動駆動して刺
繍枠と押え足との干渉をチェックする必要があり、干渉
が生じる場合には模様を再編集処理するとか、刺繍枠に
対する模様の位置を変更する為に縫製開始点を移動する
等の対策が必要となる。そのため、刺繍縫製の作業能率
や生産性が低下する。また模様の編集処理の際にも刺繍
枠と押え足との干渉が生じないよう勘を頼りに編集処理
する場合には編集処理の作業能率も低下する。
【0009】本発明の目的は、刺繍枠と押え足との干渉
を防止すること、模様の編集時に刺繍枠と押え足との干
渉無しに縫製可能な正味縫製領域をディスプレイに表示
可能にすること、模様の編集処理の作業能率を高めるこ
と、等である。
【0010】請求項1の刺繍縫製可能なミシンは、ディ
スプレイを含む表示手段と縫製手段と布送り手段とを備
え、複数の刺繍模様の模様データを格納した模様データ
記憶手段から供給される模様データに基づいて刺繍模様
を縫製可能なミシンにおいて、加工布を取付ける為の刺
繍枠についてミシンの押え足と刺繍枠との干渉なしに縫
製可能な正味縫製領域の領域データを格納した領域デー
タ記憶手段と、選択された刺繍模様の模様データと、刺
繍枠の正味縫製領域の領域データとを受けて、刺繍模様
と正味縫製領域とを表示手段のディスプレイに表示させ
る表示制御手段とを備えたものである。
【0011】縫製可能なミシンは、刺繍縫製専用の刺繍
ミシン、布送り装置を着脱自在に装着して刺繍縫製でき
る電子ミシンを含む。模様データが模様の刺繍縫製デー
タと模様表示データとを含む場合、模様データが刺繍縫
製データのみで模様表示データを含まない場合(刺繍縫
製データから模様表示データが作成される)とがある。
領域データ記憶手段には押え足と刺繍枠との干渉なしに
縫製可能な正味縫製領域の領域データが格納されてお
り、刺繍模様に編集処理を施す際に、表示制御手段は選
択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味縫製領
域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製領域と
を表示手段のディスプレイに表示させる。それ故、刺繍
模様の編集処理の際に、ディスプレイに表示された正味
縫製領域内に刺繍模様が納まるように容易に編集するこ
とができ、縫製時に押え足と刺繍枠との干渉が生じるこ
とがない。
【0012】ここで、選択された刺繍模様の模様データ
は、模様データ記憶手段に記憶していた模様データでも
よく、刺繍模様を倍率調整した後の刺繍模様の模様デー
タでもよい。前記刺繍枠は1つでもよいが、刺繍ミシン
のように複数の刺繍枠を有する場合は、領域データ記憶
手段には複数の刺繍枠についての領域データが格納され
おり、表示制御手段は複数の刺繍枠のうちの指定された
刺繍枠についての正味縫製領域を表示する。
【0013】請求項2の刺繍縫製可能なミシンは、請求
項1の発明において、前記領域データ記憶手段は刺繍枠
の輪郭のデータを記憶しており、前記表示制御手段は刺
繍模様と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭を
も表示させることを特徴とするものである。このよう
に、刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表
示されるため、刺繍枠を簡単に特定でき、加工布と刺繍
模様の位置関係もある程度把握することができる。
【0014】請求項3の刺繍縫製可能なミシンは、ディ
スプレイを含む表示手段と縫製手段と布送り手段とを備
え、複数の刺繍模様の模様データを格納した模様データ
記憶手段から供給される模様データに基づいて刺繍模様
を縫製可能なミシンにおいて、加工布を取付ける為の刺
繍枠について少なくとも内周輪郭のデータを格納した刺
繍枠データ記憶手段と、刺繍枠の内周輪郭のデータを用
いてミシンの押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な
正味縫製領域の領域データを演算する領域演算手段と、
選択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味縫製
領域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製領域
とを表示手段のディスプレイに表示させる表示制御手段
とを備えたものである。
【0015】刺繍縫製可能なミシン、模様データ、1つ
または複数の刺繍枠などに関しては請求項1と同様であ
る。刺繍枠データ記憶手段には刺繍枠について少なくと
も内周輪郭のデータが格納され、領域演算手段は内周輪
郭のデータを用いて押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製
可能な正味縫製領域の領域データを演算し、表示制御手
段は選択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味
縫製領域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製
領域とを表示手段のディスプレイに表示させる。それ
故、請求項1と同様に、刺繍模様の編集処理の際にディ
スプレイに表示された正味縫製領域内に刺繍模様が納ま
るように容易に編集することができ、縫製時に押え足と
刺繍枠との干渉が生じることがない。
【0016】請求項4の刺繍縫製可能なミシンは、請求
項3の発明において、前記刺繍枠データ記憶手段は、刺
繍枠の輪郭のデータを記憶しており、前記表示制御手段
は刺繍模様と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪
郭をも表示させることを特徴とするものである。それ
故、請求項2と同様の作用を奏する。
【0017】請求項5の刺繍データ処理装置は、ディス
プレイを含む表示手段を備え、複数の刺繍模様の模様デ
ータを格納した模様データ記憶手段から供給される模様
データを処理する刺繍データ処理装置において、加工布
を取付ける為の刺繍枠についてミシンの押え足と刺繍枠
との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域データを
格納した領域データ記憶手段と、選択された刺繍模様の
模様データと、刺繍枠の正味縫製領域の領域データとを
受けて、刺繍模様と正味縫製領域とを表示手段のディス
プレイに表示させる表示制御手段とを備えたものであ
る。
【0018】本発明は刺繍縫製可能なミシンに関するも
のではなく、刺繍データ処理装置に関するものである
が、本発明の特徴構成は請求項1と同様であるので、請
求項1と同様の作用を奏する。模様データ、1つ又は複
数の刺繍枠などについては請求項1と同様である。
【0019】請求項6の刺繍データ処理装置は、請求項
5の発明において、前記領域データ記憶手段は刺繍枠の
輪郭のデータを記憶しており、前記表示制御手段は刺繍
模様と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭をも
表示させることを特徴とするものである。このように、
刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表示さ
れるため、刺繍枠を簡単に特定でき、加工布と刺繍模様
の関係もある程度把握することができる。
【0020】請求項7の刺繍データ処理装置は、ディス
プレイを含む表示手段を備え、複数の刺繍模様の模様デ
ータを格納した模様データ記憶手段から供給される模様
データを処理する刺繍データ処理装置において、加工布
を取付ける為の刺繍枠について少なくとも内周輪郭のデ
ータを格納した刺繍枠データ記憶手段と、刺繍枠の内周
輪郭のデータを用いてミシンの押え足と刺繍枠との干渉
なしに縫製可能な正味縫製領域の領域データを演算する
領域演算手段と、選択された刺繍模様の模様データと、
刺繍枠の正味縫製領域の領域データとを受けて刺繍模様
と正味縫製領域とを表示手段のディスプレイに表示させ
る表示制御手段とを備えたものである。
【0021】本発明は刺繍縫製可能なミシンに関するも
のではなく、刺繍データ処理装置に関するものである
が、本発明の特徴構成は請求項3と同様であるので、請
求項3と同様の作用を奏する。模様データ、1つ又は複
数の刺繍枠などについては請求項1と同様である。
【0022】請求項8の刺繍データ処理装置は、請求項
7の発明において、前記刺繍枠データ記憶手段は、刺繍
枠の輪郭のデータを記憶しており、前記表示制御手段は
刺繍模様と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭
をも表示させることを特徴とするものである。このよう
に、刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表
示されるため、刺繍枠を簡単に特定でき、加工布と刺繍
模様の関係もある程度把握することができる。
【0023】請求項9の模様データ記録媒体は、複数の
刺繍模様の模様データを格納した模様データ記録媒体に
おいて、加工布を取付ける為の刺繍枠についてミシンの
押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域
の領域データを格納したものである。この模様データ記
録媒体は、刺繍縫製可能なミシンや刺繍データ処理装置
に適用されるものである。模様データ、1つ又は複数の
刺繍枠については請求項1と同様である。押え足と刺繍
枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域データ
を格納してあるため、刺繍縫製可能なミシンや刺繍デー
タ処理装置における模様編集処理の際に、正味縫製領域
の領域データを用いて表示手段のディスプレイに正味縫
製領域を表示させることができる。
【0024】請求項10の模様データ記録媒体は、複数
の刺繍模様の模様データを格納した模様データ記録媒体
において、加工布を取付ける為の刺繍枠について少なく
とも内周輪郭のデータと、刺繍枠の内周輪郭のデータを
用いてミシンの押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能
な正味縫製領域の領域データを演算する領域演算プログ
ラムとを格納したものである。
【0025】この模様データ記録媒体は、刺繍縫製可能
なミシンや刺繍データ処理装置に適用されるものであ
る。模様データ、1つ又は複数の刺繍枠については請求
項1と同様である。加工布を取付ける為の刺繍枠につい
て少なくとも内周輪郭のデータと、刺繍枠の内周輪郭の
データを用いてミシンの押え足と刺繍枠との干渉なしに
縫製可能な正味縫製領域の領域データを演算する領域演
算プログラムとを格納してあるため、この模様データ記
録媒体を刺繍縫製可能なミシンや刺繍データ処理装置に
装着し、刺繍枠の内周輪郭のデータと領域演算プログラ
ムとにより、押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な
正味縫製領域の領域データを演算することができる。そ
れ故、刺繍縫製可能なミシンや刺繍データ処理装置にお
ける模様編集処理の際に、正味縫製領域の領域データを
用いて表示手段のディスプレイに正味縫製領域を表示さ
せることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、外部のパーソ
ナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータから
送信される刺繍データを受け、布保持枠に保持する加工
布に各種の刺繍模様を縫製する4台の刺繍機とを接続し
た縫製システムに本発明を適用した場合のものである。
図1に示すように、この縫製システム1は、1台のパー
ソナルコンピュータ2に、4台の刺繍機3〜6(刺繍機
は刺繍ミシンに相当する)を夫々専用の接続線L1〜L
4で接続して構成されており、各刺繍機3〜6は、6台
のミシンを並設させた6頭式であり、可動枠(図示略)
に装着された6つの刺繍枠に夫々保持した加工布に同時
に同一の刺繍模様を縫製するようになっている。
【0027】前記パーソナルコンピュータ2の制御系に
ついて、図2のブロック図に基づいて説明すると、ホス
トコントローラ10は、CPU11と、このCPU11
にデータバスなどのバス15を介して接続されたROM
12及びRAM13と、入出力インターフェース14
と、第1〜第4刺繍機3〜6に夫々接続される通信用イ
ンターフェース(通信用I/F)16と、CRTディス
プレイ(CRTD)21に表示データを出力する為のC
RTコントローラ(CRTC)22と、フロッピーディ
スクドライブ(FDD)23を駆動制御するフロッピー
ディスクコントローラ(FDC)24と、ハードディス
クドライブ(HDD)25を駆動制御するハードディス
クコントローラ(HDC)26とから構成され、CRT
コントローラ22とフロッピーディスクドライブ23と
ハードディスクコントローラは、入出力インターフェー
ス14に接続されている。
【0028】これら通信用I/F16は、例えば、セン
トニクスインターフェースなどからなり、双方向データ
通信が可能になっている。入出力I/F14には、文字
や記号等を入力するキーボード20と、座標入力装置
(所謂、マウス)27とが夫々接続されている。ROM
12には、一般のパーソナルコンピュータ2と同様に電
源オン時にパーソナルコンピュータ2を立ち上げる為の
起動プログラムが格納されている。
【0029】HDD25に装着されるハードディスクに
は、MS−DOS、ウインドウシステム等の各種OS
(オペレーティング・システム)に加えて、外部の端末
機器(ここでは、4台の刺繍機3〜6)に対してデータ
の送受信の為の通信用制御プログラム、同システムで実
行可能なワープロソフトや画像作成ソフトなどの各種ア
プリケーションプログラムが必要に応じて格納されると
ともに、後述の種々の制御(模様選択制御、模様編集処
理、編集用表示制御など)の制御プログラムが格納され
ている。
【0030】フロッピーディスクドライブ(FDD)2
3に着脱自在に装着されるフロッピーディスク17(こ
れが、模様データ記録媒体に相当する)には、図5に示
すように、刺繍模様の種類別に複数群に分類して、多数
の刺繍模様の模様データが格納されており、さらにフロ
ッピーディスク17には、図6に示すように、複数の刺
繍枠に関する刺繍枠データが格納されている。
【0031】図5に示すように、各刺繍模様の模様デー
タは、刺繍模様をディスプレイ21に表示する為の模様
表示データと、縫製する際の針落ち位置を設定した縫製
データとを含み、フロッピーディスク17の先頭エリア
には、全部の刺繍模様についての模様表示データの先頭
アドレスのデータと縫製データの先頭アドレスのデータ
とが格納され、先頭エリアの次のエリアには複数群にグ
ループ化して多数の刺繍模様の模様表示データが格納さ
れ、その次のエリアには複数群にグループ化して多数の
刺繍模様の縫製データが格納されている。
【0032】図6に示すように、各刺繍枠の刺繍枠デー
タは、刺繍枠の輪郭を図9や図10に示すようにディス
プレイ21に表示する為の刺繍枠輪郭データと、その刺
繍枠32と押え足との干渉なしに縫製可能な正味縫製領
域33を図9や図10に示すようにディスプレイ21に
表示する為の正味縫製領域データ(これが、領域データ
に相当する)とを含む。
【0033】RAM13には、送信する刺繍データなど
の各種の送信データを格納するデータメモリ13a、ワ
ークメモリ13bなどが設けられている。ワークメモリ
13bの一部のメモリには、第1〜第4刺繍機3〜6か
ら送信されて来た刺繍機3〜6に専用の識別番号データ
が格納されている。ここで、RAM13はバッテリで常
にバックアップされ、その記憶内容を保持する。
【0034】第1〜第4刺繍機3〜6の制御装置は同一
のもので、その制御装置は、マイクロコンピュータと、
入出力インターフェースと、パーソナルコンピュータ2
に接続された通信用インターフェースなどからなり、入
出力インターフェースには、刺繍枠をX方向(左右方
向)に移動させるX方向駆動モータの為の駆動回路と、
刺繍枠をY方向(前後方向)に移動させるY方向駆動モ
ータの為の駆動回路と、6台のミシンを共通に駆動する
ミシンモータの為の駆動回路と、小型のディスプレイや
表示ランプや各種スイッチを設けた操作パネルが夫々接
続されている。
【0035】ここで、図3は刺繍機3〜6における押え
足30と押え棒31の要部正面図を示し、図4は押え足
30と押え棒31の要部平面図を示すもので、押え足3
0は押え棒31の下端から下方へ延びる鉛直部30a
と、鉛直部30aの下端部から前方へやや左方且つやや
下方へ傾いて延びる張出し部30bと、張出し部30b
の前端に段落的に形成され縫針(図示略)が挿通する環
状の押え部30cとを一体形成してなり、縫製の際には
押え棒31が下降し、押え部30cで加工布Wを押さえ
た状態で縫製する。
【0036】加工布Wを取付ける刺繍枠32は、外枠と
内枠とで加工布Wの外周側部分を挟持して加工布Wを保
持するが、刺繍枠32は加工布Wの上側に突出する状態
になり、通常の刺繍枠32ではその上下幅が、図3に示
す寸法Hよりも大きいため、縫製時に刺繍枠32が前方
へ移動して押え足30に接近すると、刺繍枠32の後側
枠部と押え足30とが干渉して縫製できなくなる。
【0037】そこで、本願の縫製システム1において
は、パーソナルコンピュータ2において実行する刺繍模
様の編集処理に際して、刺繍枠32と押え足30との干
渉なしに縫製可能な正味縫製領域33をディスプレイ2
1に表示させ、正味縫製領域33内に刺繍模様が位置す
るように編集処理できるようにしてある。
【0038】次に、刺繍模様の編集処理の際に刺繍模様
と刺繍枠と正味縫製領域とをディスプレイ21に表示さ
せる編集用表示制御について、図7と図8のフローチャ
ートを参照して説明する。尚、図中Si(i=1,2,
・・・)は各ステップを示す。制御の開始後、最初にS
1において刺繍模様選択処理が実行されるが、この刺繍
模様選択処理では、ディスプレイ21に模様選択メニュ
ー画面を表示させ、その画面から模様群を指定し、その
指定した模様群の複数の刺繍模様を画面に表示させつつ
所望の刺繍模様を選択する。
【0039】次に、選択された刺繍模様の模様表示デー
タがフロッピーディスク17から読み込まれ(S2)、
次にその刺繍模様がディスプレイ21に表示され(S
3)、次にディスプレイ21に表示された刺繍模様を視
ながら刺繍模様のサイズ(拡大や縮小の倍率)や向きを
調整する刺繍模様編集処理が実行される(S4)。次
に、ディスプレイ21の画面のアイコンとマーカーを介
して刺繍枠を画面に表示させる刺繍枠表示指令が入力さ
れたか否か判定され(S5)、刺繍枠表示指令が入力さ
れた場合には、刺繍枠No. が入力されたか否か判定され
(S6)、その判定が No のときは画面に刺繍枠No. の
入力を促すメッセージが表示され(S7)、その後S6
へ戻る。
【0040】刺繍枠No. が入力されると、指定された刺
繍枠について刺繍枠輪郭データと正味縫製領域データと
がフロッピーディスク17から読み込まれる(S8)。
刺繍枠輪郭データと正味縫製領域データは、刺繍枠毎の
所定の縮小率でディスプレイ21に表示する為のデータ
であるが、メモリ容量圧縮の為所定の圧縮形態で既述さ
れたデータである。但し、これらのデータを圧縮なしの
ドットイメージデータで記述しておいてもよい。
【0041】次に、S8で読み込んだ刺繍枠データと正
味縫製領域データから刺繍枠輪郭32Aと正味縫製領域
33とを表示する表示データ(トッドイメージデータ)
が作成され(S9)、次に図9や図10の例に示すよう
に、ディスプレイ21の画面に刺繍模様m1,m2に重
ねて刺繍枠輪郭32Aと正味縫製領域33とが表示され
る(S10)。前述の如く刺繍枠32と押え足30との
干渉を考慮すると、図9に示すように刺繍枠32の内周
輪郭の内側付近に縫製不能領域34が発生し、その縫製
不能領域34の内側に鎖線で囲まれた正味縫製領域33
が表示される。
【0042】押え足30の張出し部30bの後端が、刺
繍枠32の後側枠部および右側枠部の内周輪郭と干渉す
るため、刺繍枠32のほぼ後右半分側部分には、図4の
中心線Lの方向の幅が寸法Kと等しい縫製不能領域34
が発生し、刺繍枠32の前左半分側部分では、押え足3
0の押え部30cの半径にほぼ等しい幅の縫製不能領域
34が発生する。尚、図9の刺繍枠32に比較して図1
0の刺繍枠32は大きな縮小率で縮小して表示されてい
るため、図10の縫製不能領域34の幅が小さくなって
いる。
【0043】次に、S11では、表示された刺繍枠32を
選択するか否か(つまり、この刺繍枠で良いか否か)判
定され、この刺繍枠で良い旨を指示すると、S12へ移行
するが、この刺繍枠を選択しない場合はS6へ移行して
S6以降が実行される。尚、S5において刺繍枠表示を
指定しない場合はS5からS12へ移行する。S12では選
択された刺繍枠32の刺繍枠No. が記憶され、次に、刺
繍模様の表示位置とサイズは変更不要か否か判定され、
その判定が No のときはS14において刺繍模様の表示位
置やサイズを変更する変更処理が実行される。
【0044】次のS15では、変更処理後の刺繍模様m
1,m2と、刺繍枠輪郭32Aと、正味縫製領域33と
が画面に表示されてからS13へ戻る。S13の判定がYes
になると、選択した刺繍枠は変更不要か否かの判定が実
行され(S16) 、その判定が No のときはS5へ戻って
S5以降が再び実行され、S16の判定がYes のときはこ
の編集用表示制御が終了する。尚、以上のような編集処
理を介して、刺繍模様m1,m2の位置とサイズと向き
が設定されると、フロッピーディスク17から読み込ん
だその刺繍模様の縫製データにデータ処理を施して、実
際の縫製に供する為の縫製データが作成されてフロッピ
ーディスクに格納される。
【0045】以上の編集用表示制御においては、刺繍模
様の編集処理の際に、ディスプレイ21の画面に選択し
た刺繍模様と刺繍枠輪郭と正味縫製領域とが表示される
ため、選択した刺繍枠32における正味縫製領域33内
に刺繍模様が確実に納まるように刺繍模様の配置位置や
サイズや向きを簡単に編集処理できるため、編集処理の
作業能率が向上するし、信頼性の高い刺繍用縫製データ
を作成して縫製できるから、縫製の直前に刺繍枠と押え
足の干渉の有無をチェックする作業を省略して縫製の作
業能率や生産性を高めることができる。
【0046】次に、前記実施形態を部分的に変更する変
更形態について説明する。 1)前記フロッピーディスク17に格納される刺繍枠デ
ータのうちの刺繍枠輪郭データの代わりに、刺繍枠番号
データを格納しておき、ディスプレイ21に刺繍枠輪郭
と正味縫製領域を表示する代わりに、刺繍枠番号と正味
縫製領域を表示するように構成してもよい。
【0047】2)前記フロッピーディスク17に格納さ
れる模様データのうちの模様表示データを省略し、複数
の刺繍模様の縫製データだけを格納しておき、縫製デー
タを読出してその縫製データから模様データを作成する
ように構成してもよい。 3)前記フロッピーディスク17に正味縫製領域データ
を格納する代わりに、刺繍枠輪郭データを用いて正味縫
製領域を演算処理する正味縫製領域演算プログラムを格
納してもよい。この場合、フロッピーディスク17に格
納される刺繍枠に関するデータは、図11に示すように
なる。即ち、複数の刺繍枠についての刺繍枠輪郭データ
と、刺繍枠輪郭データを用いて正味縫製領域33を演算
する演算プログラムと、刺繍枠輪郭データの先頭アドレ
スデータ及び正味縫製領域演算プログラム先頭アドレス
とが格納される。
【0048】ここで、正味縫製領域33を演算する正味
縫製領域演算プログラムの演算ロジックについて図12
を参照して説明する。例えば、刺繍枠輪郭の内周輪郭3
2aのデータと、図4に示す押え足30の中心線Lの方
向のデータとが与えられると、内周輪郭32aは所定縮
小率で縮小した形で表示される。押え足30の押え部3
0cの半径を所定縮小率で縮小した縮小半径をrとする
と、内周輪郭32aの内側に半径rだけ退いた領域境界
線32aを求めて表示させる。この領域境界線32aと
内周輪郭32aの間のリング状の領域は、押え部30c
と内周輪郭32aとの干渉により縫製不可能な縫製不能
領域34aである。
【0049】次に、押え足30の張出し部30bの後端
と内周輪郭32aとの干渉により縫製不可能な縫製不能
領域34bは次のようにして決定される。先ず、図4の
中心線Lと平行で且つ内周輪郭32aの右側と左側に接
する接線35,36が演算され、接点35a,36aが
演算される。接点35aから接点36aに至る内周輪郭
32aの後半部を、図3の寸法Kを所定倍率で縮小した
寸法kだけ接線35,36と平行に前方移動させた領域
境界線32c(点35bから点36bにわたる領域境界
線)が演算される。
【0050】内周輪郭32aと領域境界線32cの間の
領域は、押え足30の張出し部30bの後端と内周輪郭
32aとの干渉により縫製不可能な縫製不能領域34b
である。次に、内周輪郭32aの内側の領域から、縫製
不能領域34a、34bを除外した領域が、押え足30
と内周輪郭32aとの干渉なしに縫製可能な正味縫製領
域33として演算される。このように、指定した刺繍枠
32について刺繍枠輪郭データを用いて正味縫製領域3
3が演算され、刺繍模様と刺繍枠輪郭32Aと正味縫製
領域33とがディスプレイ21に表示される。このよう
に、フロッピーディスク17に、多数の刺繍模様の模様
データの他に、複数の刺繍枠の刺繍枠輪郭データと正味
縫製領域演算プログラムとを格納する場合には、正味縫
製領域データを格納する場合と比較して記憶データ量が
少なくなるので有利である。
【0051】4)前記実施形態は、縫製システム1に本
発明を適用した場合を例として説明したが、1台の刺繍
専用の刺繍ミシンにも本発明を同様に適用できるし、ま
た加工布をX方向とY方向とに送る布送り装置を着脱自
在に装着して刺繍縫製可能な家庭用の電子ミシンにも本
発明を同様に適用可能である。しかも、刺繍模様の模様
データの作成や編集処理を行う為の例えばパーソナルコ
ンピュータからなる刺繍データ処理装置にも、本発明を
同様に適用することができる。
【0052】5)前記実施形態における模様データ記録
媒体はフロッピーディスク17であったが、模様データ
記録媒体としては、フロッピーディスク以外に、ROM
カード、CDROM、磁気テープ、等の種々の記録媒体
を適用することができる。6)その他、前記実施形態に
対して既存の技術に基づいて種々の変更を付加した形態
で実施できることは勿論であり、本発明は前記実施形態
に限定して解釈されるべきではない。
【0053】
【発明の効果】 請求項1の刺繍縫製可能なミシンによ
れば、領域データ記憶手段と表示制御手段を設け、押え
足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域と刺
繍模様とを表示手段のディスプレイに表示させることが
できるため、刺繍模様を編集処理する際に、正味縫製領
域内に刺繍模様が納まるように容易に編集することがで
き、編集処理の作業能率が向上するうえ、刺繍縫製時に
押え足と刺繍枠との干渉が生じないので刺繍縫製直前に
縫製データに基づいて実際に縫製可能か否かチェックす
る必要がなくなるため刺繍枠縫製の作業能率や生産性を
高めることができる。
【0054】請求項2の刺繍縫製可能なミシンによれ
ば、刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表
示されるため、刺繍枠を簡単に特定でき、加工布と刺繍
模様の関係もある程度把握することができ、その他請求
項1と同様の効果を奏する。
【0055】請求項3の刺繍縫製可能なミシンによれ
ば、刺繍枠データ記憶手段と、領域演算手段と、表示制
御手段とを設け、押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可
能な正味縫製領域と刺繍模様とを表示手段のディスプレ
イに表示させることができるため、請求項1と同様の効
果を奏する。
【0056】請求項4の刺繍縫製可能なミシンによれ
ば、刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表
示されるため、請求項2と同様の作用を奏する。その他
請求項3と同様の作用を奏する。
【0057】請求項5の刺繍データ処理装置によれば、
領域データ記憶手段と表示制御手段を設け、押え足と刺
繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域と刺繍模様
とを表示手段のディスプレイに表示させることができる
ため、請求項1と同様の効果を奏する。
【0058】請求項6の刺繍データ処理装置によれば、
刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表示さ
れるため、刺繍枠を簡単に特定でき、加工布と刺繍模様
の関係もある程度把握することができ、その他請求項5
と同様の効果を奏する。
【0059】請求項7の刺繍データ処理装置によれば、
刺繍枠データ記憶手段と、領域演算手段と、表示制御手
段とを設け、押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な
正味縫製領域と刺繍模様とを表示手段のディスプレイに
表示させることができるため、請求項3と同様の効果を
奏する。
【0060】請求項8の刺繍データ処理装置によれば、
刺繍模様と正味縫製領域に加えて刺繍枠の輪郭も表示さ
れるため、刺繍枠を簡単に特定でき、加工布と刺繍模様
の関係もある程度把握することができ、その他請求項7
と同様の効果を奏する。
【0061】請求項9の模様データ記録媒体によれば、
複数の刺繍模様の模様データを格納した模様データ記録
媒体に、加工布を取付ける為の刺繍枠についてミシンの
押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域
の領域データを格納したので、刺繍縫製可能なミシンや
刺繍データ処理装置における模様編集処理の際に、正味
縫製領域の領域データを用いて表示手段のディスプレイ
に正味縫製領域を表示させることができる。それ故、模
様編集処理の作業能率を高めたり、刺繍縫製の作業能率
を高めたりすることができる。
【0062】請求項10の模様データ記録媒体によれ
ば、複数の刺繍模様の模様データを格納した模様データ
記録媒体に、加工布を取付ける為の刺繍枠について少な
くとも内周輪郭のデータと、刺繍枠の内周輪郭のデータ
を用いてミシンの押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可
能な正味縫製領域の領域データを演算する領域演算プロ
グラムとを格納したので、この模様データ記録媒体を刺
繍縫製可能なミシンや刺繍データ処理装置に装着し、刺
繍枠の内周輪郭のデータと領域演算プログラムとによ
り、押え足と刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製
領域の領域データを演算し、正味縫製領域を表示手段の
ディスプレイに表示させることができる。それ故、請求
項9と同様に、模様編集処理の作業能率を高めたり、刺
繍縫製の作業能率を高めたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る縫製システムの構成図
である。
【図2】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図
である。
【図3】押え足と押え棒の要部正面図である。
【図4】押え足と押え棒の要部平面図である。
【図5】模様データのデータ構造を示す図表である。
【図6】刺繍枠データのデータ構造を示す図表である。
【図7】編集用表示制御のルーチンのフローチャートの
一部である。
【図8】編集用表示制御のルーチンのフローチャートの
残部である。
【図9】ディスプレイへの表示例を示す図である。
【図10】ディスプレイへの表示例を示す図である。
【図11】刺繍枠データのデータ構造の変更例を示す図
表である。
【図12】正味縫製領域を演算する演算ロジックの説明
図である。
【符号の説明】
1 縫製システム 2 パーソナルコンピュータ 10 ホストコントローラ 17 フロッピーディスク 21 ディスプレイ 30 押え足 32 刺繍枠 32A 刺繍枠輪郭 33 正味縫製領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイを含む表示手段と縫製手段
    と布送り手段とを備え、複数の刺繍模様の模様データを
    格納した模様データ記憶手段から供給される模様データ
    に基づいて刺繍模様を縫製可能なミシンにおいて、 加工布を取付ける為の刺繍枠についてミシンの押え足と
    刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域デ
    ータを格納した領域データ記憶手段と、 選択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味縫製
    領域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製領域
    とを表示手段のディスプレイに表示させる表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫製可能なミシン。
  2. 【請求項2】 前記領域データ記憶手段は刺繍枠の輪郭
    のデータを記憶しており、前記表示制御手段は刺繍模様
    と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭をも表示
    させることを特徴とする請求項1に記載の刺繍縫製可能
    なミシン。
  3. 【請求項3】 ディスプレイを含む表示手段と縫製手段
    と布送り手段とを備え、複数の刺繍模様の模様データを
    格納した模様データ記憶手段から供給される模様データ
    に基づいて刺繍模様を縫製可能なミシンにおいて、 加工布を取付ける為の刺繍枠について少なくとも内周輪
    郭のデータを格納した刺繍枠データ記憶手段と、 刺繍枠の内周輪郭のデータを用いてミシンの押え足と刺
    繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域デー
    タを演算する領域演算手段と、 選択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味縫製
    領域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製領域
    とを表示手段のディスプレイに表示させる表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫製可能なミシン。
  4. 【請求項4】 前記刺繍枠データ記憶手段は、刺繍枠の
    輪郭のデータを記憶しており、前記表示制御手段は刺繍
    模様と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭をも
    表示させることを特徴とする請求項3に記載の刺繍縫製
    可能なミシン。
  5. 【請求項5】 ディスプレイを含む表示手段を備え、複
    数の刺繍模様の模様データを格納した模様データ記憶手
    段から供給される模様データを処理する刺繍データ処理
    装置において、 加工布を取付ける為の刺繍枠についてミシンの押え足と
    刺繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域デ
    ータを格納した領域データ記憶手段と、 選択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味縫製
    領域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製領域
    とを表示手段のディスプレイに表示させる表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする刺繍データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記領域データ記憶手段は刺繍枠の輪郭
    のデータを記憶しており、前記表示制御手段は刺繍模様
    と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭をも表示
    させることを特徴とする請求項5に記載の刺繍データ処
    理装置。
  7. 【請求項7】 ディスプレイを含む表示手段を備え、複
    数の刺繍模様の模様データを格納した模様データ記憶手
    段から供給される模様データを処理する刺繍データ処理
    装置において、 加工布を取付ける為の刺繍枠について少なくとも内周輪
    郭のデータを格納した刺繍枠データ記憶手段と、 刺繍枠の内周輪郭のデータを用いてミシンの押え足と刺
    繍枠との干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域デー
    タを演算する領域演算手段と、 選択された刺繍模様の模様データと、刺繍枠の正味縫製
    領域の領域データとを受けて、刺繍模様と正味縫製領域
    とを表示手段のディスプレイに表示させる表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする刺繍データ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記刺繍枠データ記憶手段は、刺繍枠の
    輪郭のデータを記憶しており、前記表示制御手段は刺繍
    模様と正味縫製領域を表示させる際に刺繍枠の輪郭をも
    表示させることを特徴とする請求項7に記載の刺繍デー
    タ処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の刺繍模様の模様データを格納した
    模様データ記録媒体において、加工布を取付ける為の刺
    繍枠についてミシンの押え足と刺繍枠との干渉なしに縫
    製可能な正味縫製領域の領域データを格納したことを特
    徴とする模様データ記録媒体。
  10. 【請求項10】 複数の刺繍模様の模様データを格納し
    た模様データ記録媒体において、加工布を取付ける為の
    刺繍枠について少なくとも内周輪郭のデータと、刺繍枠
    の内周輪郭のデータを用いてミシンの押え足と刺繍枠と
    の干渉なしに縫製可能な正味縫製領域の領域データを演
    算する領域演算プログラムとを格納したことを特徴とす
    る模様データ記録媒体。
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