JP2770989B2 - 刺繍ミシン - Google Patents
刺繍ミシンInfo
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- JP2770989B2 JP2770989B2 JP1183256A JP18325689A JP2770989B2 JP 2770989 B2 JP2770989 B2 JP 2770989B2 JP 1183256 A JP1183256 A JP 1183256A JP 18325689 A JP18325689 A JP 18325689A JP 2770989 B2 JP2770989 B2 JP 2770989B2
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Description
す逐次一針データを入力して、ステッチ縫いを行なう刺
繍ミシンに関する。
よりステッチ縫いを行なっている。
は、用紙上に描かれた模様から針落ち点を縫いの順に逐
次読み取って、数値化することにより得られている。
テープ等の記憶媒体に記録され、刺繍ミシンによって、
実際に縫い針と刺繍枠とを相対的に移動させる場合に参
照される。
した逐次一針データそのものによって最終的な針落ち点
が決定されてしまうため、逐次一針データの数値化時に
読み取った針落ち点の間隔が不ぞろいであった場合に
は、そのまま刺繍ピッチが不ぞろいになる問題があっ
た。
より拡大,縮小することは可能であったが、刺繍ピッチ
を指定して拡大,縮小したり、刺繍模様の大きさを変え
ずに刺繍ピッチを変更できなかったため、下地の素材に
応じて刺繍ピッチを適宜変更することができない問題が
あった。
材に合わせ、かつ整った刺繍ピッチの作成等を行なうた
めに、刺繍ピッチの変更を容易にすることを目的とす
る。
ンは、第1図に例示するように、 縫い針MAと刺繍枠MBとの相対的な逐次位置を示す逐次
一針データを入力してステッチ縫いを行なう刺繍ミシン
MCにおいて、 入力した上記逐次一針データを隣同士結ぶことによっ
て決定される複数の線分が連続した折れ線として縫線の
軌跡を算出する縫線算出手段MDと、 上記ステッチ縫いの1ピッチの指令値を入力する刺繍
ピッチ入力手段MEと、 上記算出した縫い線の軌跡に沿い、全ての針落ち点が
前記いずれかの線分上に存在し、かつ、隣合う針落ち点
同士の間隔が上記入力した1ピッチの指令値となる様
に、新たな針落ち点を前記連続した折れ線上に算出し直
すことによって上記逐次一針データを更新する一針デー
タ更新手段MFと を備えることを要旨とする。
と刺繍枠MBとの相対的な逐次位置を示す逐次一針データ
を隣同士結ぶことによって決定される複数の線分が連続
した折れ線として縫線の軌跡を算出する。そして、刺繍
ピッチ入力手段MEによってステッチ縫いの1ピッチの指
令値を入力すると、一針データ更新手段MFが、全ての針
落ち点が、縫線算出手段MDの算出した縫線の軌跡である
折れ線を構成するいずれかの線分上に存在し、かつ、隣
合う針落ち点同士の間隔が入力した1ピッチの指令値と
なる様に、新たな針落ち点を連続した前記折れ線上に算
出し直すことによって上記逐次一針データを更新する。
ータに則って、縫い針MAと刺繍枠MBとの相対位置を移動
して、ステッチ縫いを行なう。
力した逐次一針データが描く縫線の軌跡をほぼ保持しつ
つ、入力した1ピッチの指令値に則った刺繍ピッチで行
なわれる。
る。
ッチ縫いによって行なうものであって、上下動自在に配
設された縫い針3を有し、これを上下動する2組の頭部
5,7と、刺繍枠9を「X−Y」方向に移動する刺繍枠駆
動部11と、頭部5,7および刺繍枠駆動部11を制御するこ
とにより、所定の刺繍模様を形成する制御装置13とを備
えている。
種入出力機器とインタフェースおよびマイクロコンピュ
ータから構成されている。
は、紙テープ読取装置15と、ディスプレイ17や押ボタン
スイッチ19等を備えたコンソールパネル21と、縫い針3
の位置を検出するためのエンコーダ23とが備えられてい
る。このような入力機器としての紙テープ読取装置15
は、図示しない刺繍模様作成装置によって作成された紙
テープから所定刺繍模様の一針データを読み取るもので
ある。又、コンソールパネル21は、紙テープ読取装置15
に一針データを入力させたり、あるいは刺繍ミシン1を
動作させたりする等の各種操作を行なうためのものであ
る。
する出力機器としては、刺繍枠9を「X」方向に移動す
るX軸モータ25と、「Y」方向に移動するY軸モータ27
と、縫い針3を回転させるZ軸モータ28と、縫い針3を
上下動する縫いモータ29とが備えられている。
動する制御装置13は、入力用のインタフェースとして、
コンソールパネル21からデータを入力するコンソールコ
ントローラ33と、エンコーダ23と紙テープ読取装置15用
のインタフェース35,37とを備えている。又、出力用の
インタフェースとしては、X軸モータ25とY軸モータ27
とを駆動するX−Yモータコントローラ39と、Z軸モー
タ28を駆動するZ軸モータコントローラ40と、縫いモー
タ29を駆動するソーイングモータコントローラ41と、コ
ンソールパネル21内に配設されているディスプレイ17を
駆動するディスプレイコントローラ45とを備えている。
を入力し、所定の演算処理を行なって、各種制御を行な
う論理演算回路として、周知のCPU47,ROM49,RAM51を備
えている。
針データを紙テープ読取装置15を介して紙テープから入
力し、入力した一針データをRAM51内に設けられている1
0箇所の一針データ格納エリア「#0」〜「#9」のい
ずれかに選択的に格納する。また、刺繍ミシン1は、コ
ンソールパネル21の操作に応じて、所定の格納エリア
「#0」〜「#9」に格納されている一針データを読み
出し、この一針データに基づいて、周知の手法により各
種モータ25〜29を駆動することによって、刺繍縫いを行
なったり、下記に説明するように、RAM51内の格納エリ
ア「#0」〜「#9」に格納されている一針データを逐
次読み出して、所定刺繍ピッチ長lの新たな一針データ
を作成するといった処理を行なう。
る一針データは、例えば下記に示すようなものである。
下地60と素材62とを重さねて縫い付ける場合において、
図示A〜Hの針落ち点を形成する場合の一針データは、
逐次座標データA(x1,y1),B(x2,y2),C(x3,y3),
…H(x8,y8)として格納されている。
納されている一針データから新たな一針データを作成す
る例を、第6図に示すL−COPYモードルーチンのフロー
チャートに基づいて説明する。
と、まず第3図に示すコンソールパネル21上のモード選
択キー66が操作され、L−COPYモードが選択されている
か否かを判断する(ステップ100)。ここでL−COPYモ
ードが選択されていなければ、そのまま本ルーチンを一
旦終了する。
には、第3図に示すように表示されている)、次にコン
ソールパネル21上のF1キー68,F2キー70,F3キー72の操作
を待って、これらのデータを入力する(ステップ11
0)。
たものであり、所定の意味付けがなされているものであ
る。
タンスイッチである。F3キー72を押すことにより、図示
しない刺繍ピッチ入力ルーチンがCPU47において起動さ
れ、数値入力キー群74の操作によって刺繍ピッチ長lの
入力が可能になる。この刺繍ピッチ長l(ディスプレイ
17にはLENGTHと表示されている)は、ディスプレイ17上
の刺繍ピッチ表示エリア76に表示されているように、初
期値として長さ「1.5mm」を示す値「15」が設定されて
いるところを、この刺繍ピッチ入力ルーチンにより、所
望とする値に、「0.1mm」単位で変更することができ
る。
タを格納する格納エリア「#0」〜「#9」番号を設定
するための押しボタンスイッチである。この変更前の一
針データ(SOURCE)の格納エリア番号は、ディスプレイ
17上のソース表示エリア78に表示される。
タを格納する格納エリア「#0」〜「#9」番号を設定
するための押しボタンスイッチである。この変更後の一
針データ(L−COPY)の格納エリア番号は、ディスプレ
イ17上のL−COPY表示エリア80に表示される。
上のDRIVEキー82が押されて「オン」されたか否かを判
断し(ステップ120)、押されていなければそのまま本
ルーチンを一旦終了し、押されていれば、次の処理に移
行して、新刺繍ピッチ長lの一針データの算出を行なう
(ステップ130)。
示すように実行される。
な刺繍ピッチ長lを変更する前の一針データ(以後旧ピ
ッチ一針データと記す)を格納する格納エリアから、先
頭と2番目の逐次座標データA(x1,y1),B(x2,y2)を
読み込み、座標A(x1,y1)とB(x2,y2)とを連結した
線分ABの座標を算出する。次いで、線分AB上において、
刺繍ピッチ長lを変更した後の一針データ(以後新ピッ
チ一針データと記す)の原点座標A′(a1,b1)を所定
位置に決定する。
の座標B′(a2,b2)を線分AB上に存在することができ
るか否かを下記に示すように算出する。
すように、原点座標A′(a1,b1)を新刺繍ピッチ長l
だけ移動した位置である2番目の座標B′(a2,b2)
が、線分AB上に存在するか、あるいは線分AB上を越えて
しまうかを、下記(1)式が肯定されるか否かによって
判断する。
2)のx軸方向の位置データ y2…座標B(x2,y2)のy軸方向の位置データ a1…新ピッチ一針データの原点座標A′(a1,b1)
のx軸方向の位置データ b1…座標A′(a1,b1)のy軸方向の位置データ l…F3キーで入力した新刺繍ピッチ長(1)式によ
って線分AB上に座標B′(a2,b2)が存在すると判断さ
れた場合には、座標B′(a2,b2)を算出し、これを2
番目の座標B′(a2,b2)と決定する。
b2)が線分AB上に存在しないと判断された場合には、次
に旧ピッチ一針データの3番目の逐次座標データC(x
3,y3)を読み込み、座標B(x2,y2)とC(x3,y3)とを
連結した線分BCの座標を算出する。次いで、線分BC上に
おいて、2番目の座標B′(a2,b2)(第7図には
(B′)として示す)を下記(2)式に基づいて算出す
る。
線分BCに沿って移動することにより、(2)式で求めた
値と新刺繍ピッチ長lとが一致した点を座標B′(a2,b
2)とする。ここでは、座標B(x2,y2)からx軸方向に
単位移動量Δx(ここでは0.1mm)移動させ、y軸方向
には、線分BCの傾き(y3−y2)/(x3−x2)と単位移動
量Δxとから求めた移動量Δy(=(y3−y2)/(x3−
x2)×Δx)だけ移動させた座標と、原点座標A′(a
1,b1)との距離を(2)式の左辺によって算出し、この
算出した値が右辺の新ピッチ長lの値以上になるまで繰
り返すことを行なう。なお、(2)式はx軸方向に単位
移動量Δxだけ移動する場合の式であるが、これに代え
てy軸方向に単位移動量Δyだけ移動する式(図示省
略)を用いてもよい。このようにy軸方向に単位移動量
Δy移動する式を用いることにより、線分BCの傾きがx
軸方向よりy軸方向に多く変化する場合の算出精度を高
くすることができる。
b2)が線分BC上に存在しないとされた場合には、次に旧
ピッチ一針データの4番目Cの逐次座標データD(x4,y
4)を読み込み、処理(iii)を繰り返す。
り、第9図に示すように、点線で示す旧ピッチ一針デー
タから、実線で示す新ピッチ一針データ(刺繍ピッチ長
lの一針データ)を算出する。
ッチ一針データは、F1キー68が操作されて選択された格
納エリア「#0」〜「#9」に格納される。新ピッチ一
針データの算出が終了すると、第6図に示すL−COPYモ
ードルーチンは、一旦終了する。
格納エリア「#0」〜「#9」の新ピッチ一針データが
参照され、このデータに基づいて、新刺繍ピッチ長lの
刺繍縫いが行なわれる。
紙テープ読取装置15から入力した所定刺繍模様の一針デ
ータを、コンソールパネル21から入力した刺繍ピッチ長
lを有する一針データに変換して、この変換後の一針デ
ータに基づいて所定刺繍模様の刺繍縫いを行なう。これ
により、読み込んだ一針データが描く刺繍模様をほぼ保
持したままで刺繍ピッチ長lを所望値に変更するととも
に、均等値に統一することができる。
は溶着(スパンコール等)する素材の材質に応じて、適
切な刺繍ピッチ長lやピッチ数(針落ち点の数)を、容
易に、かつ迅速に設定することができるという極めて優
れた効果を奏する。
均等にしたりすることは、刺繍模様の原図から新たに一
針データを作り直すことなく、元となる一針データを利
用して、新たな一針データを作成することによって達成
される。
隔が大まかであっても、本実施例により、ピッチ長が細
かく、かつ揃ったものとすることができることから、一
針データの作成工数を減少することができるとともに、
完成した刺繍縫いの品質を向上することができるという
極めて優れた効果を奏する。
本発明の要旨を変更しない範囲で種々な態様の実施が可
能である。
の指令値とを入力し、入力した逐次一針データが描く刺
繍模様をほぼ保持したままで、所望の刺繍ピッチ長で、
かつピッチ長が揃った新たな逐次一針データを作成し、
これに基づいてステッチ縫いを行なうことができること
から、ステッチ縫いを行なう下地の素材や、刺繍糸等に
合わせた刺繍ピッチの選択が容易にかつ迅速になる。し
たがって所望の刺繍模様のステッチ縫いを、種々な下地
の素材や刺繍糸を合わせて適切に行なうことが容易にな
るという極めて優れた効果を奏する。
いることから、刺繍斑等の発生が少なくなり品質が向上
するという優れた効果を奏する。
ても本発明により細かで、かつ揃った逐次一針データと
することができることから、元となる逐次一針データの
作成効率が向上し、工数が低減するという優れた効果を
奏する。
成図、第2図は実施例の刺繍ミシンの全体構成図、第3
図はその制御装置のブロック図、第4図および第5図は
一針データの説明図、第6図は制御装置で実行されるL
−COPYモード処理のフローチャート、第7図ないし第9
図は一針データの更新の説明図である。 MA……縫い針,MB……刺繍枠 MC……刺繍ミシン,MD……縫線算出手段 ME……刺繍ピッチ入力手段 MF……一針データ更新手段 1……刺繍ミシン,3……縫い針 5,7……頭部,9……刺繍枠 11……刺繍枠駆動部,13……制御装置 15……紙テープ読取装置
Claims (1)
- 【請求項1】縫い針と刺繍枠との相対的な逐次位置を示
す逐次一針データを入力してステッチ縫いを行なう刺繍
ミシンにおいて、 入力した上記逐次一針データを隣同士結ぶことによって
決定される複数の線分が連続した折れ線として縫線の軌
跡を算出する縫線算出手段と、 上記ステッチ縫いの1ピッチの指令値を入力する刺繍ピ
ッチ入力手段と、 上記算出した縫い線の軌跡に沿い、全ての針落ち点が前
記いずれかの線分上に存在し、かつ、隣合う針落ち点同
士の間隔が上記入力した1ピッチの指令値となる様に、
新たな針落ち点を前記連続した折れ線上に算出し直すこ
とによって上記逐次一針データを更新する一針データ更
新手段と を備えることを特徴とする刺繍ミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1183256A JP2770989B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 刺繍ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1183256A JP2770989B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 刺繍ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347295A JPH0347295A (ja) | 1991-02-28 |
JP2770989B2 true JP2770989B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=16132487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1183256A Expired - Lifetime JP2770989B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 刺繍ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770989B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6297960A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-07 | ブラザー工業株式会社 | ミシン |
JPH0724714B2 (ja) * | 1986-01-31 | 1995-03-22 | ジュ−キ株式会社 | 送り量検知装置及び布端検知制御装置 |
JPS63127783A (ja) * | 1986-11-18 | 1988-05-31 | プリンスミシン株式会社 | ミシンの同期制御方法 |
JPS63139589A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-11 | 株式会社 中日本システム | 刺繍模様作成装置 |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP1183256A patent/JP2770989B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347295A (ja) | 1991-02-28 |
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