JP3285275B2 - 縫製データ作成装置 - Google Patents

縫製データ作成装置

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JP3285275B2
JP3285275B2 JP12073394A JP12073394A JP3285275B2 JP 3285275 B2 JP3285275 B2 JP 3285275B2 JP 12073394 A JP12073394 A JP 12073394A JP 12073394 A JP12073394 A JP 12073394A JP 3285275 B2 JP3285275 B2 JP 3285275B2
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佳行 大塚
弘純 伊藤
勝弘 後藤
俊明 柳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ディスプレイを備え
た縫製データ作成装置に関し、特に縫製データに加え
て、縫製する加工布の外形図形情報やその外形数値情報
を、縫製区間毎に区分して同一画面に一括表示し、指示
された任意の縫製区間を分割又は削除するようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、重ね合わせた2枚の加工布の外
周部を縫製する縫製データを作成する場合、一般に、加
工布の外形の外形図形情報をキーボードや座標入力装置
(マウス)などを用いて入力して記憶し、この外形図形
情報に基いて、複数の縫製区間の各々について、布送り
量や縫製速度などの数値データからなる縫製データを作
成し、この縫製データをディスプレイに表示するように
構成されている。そして、必要に応じて、縫製データを
縫製区間毎に修正可能になっている。
【0003】例えば、国際公開番号「WO86/026
73」の公開公報には、重ね縫いする一方である袖型紙
の袖山の外周長さと、他方である身頃型紙のアームホー
ルの外周長さとを、型紙に設けたノッチ間を複数に区分
された各縫製区間毎に、型紙入力装置で測定するととも
に、いせ込み量を各縫製区間毎に演算し、更に1針毎の
布送り量を、各型紙について夫々演算し、作成された各
縫製区間毎の縫製データをフロッピーディスクなどに記
憶する。また、この縫製データをフロッピーディスクか
ら読出して、その一部ずつを小型のディスプレイにスク
ロール表示し、必要に応じて、いせ込み量や針数などの
数値を縫製区間毎に修正可能にしたぐし縫制御装置が記
載されている。
【0004】ところで、このぐし縫制御装置において
は、加工布の外形図形を表示するようには構成されては
いない。そこで、大型のディスプレイを備えて、仮に外
形図形を入力装置で入力してディスプレイに表示させる
場合には、その外形図形と、縫製データとは別々の表示
画面に表示することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記「WO86/02
673」号公報に記載のぐし縫制御装置においては、縫
製データの一部がディスプレイ上に表示されるだけで、
縫製データと外形図形とが対応づけられていないので、
加工布を見ながら、或いはメモ書きした外形図形を見な
がら、任意の縫製区間を分割或いは削除することにな
り、縫製区間の分割や削除に伴う修正作業が面倒で且つ
複雑となること、更に縫製データと加工布の外形とがデ
ィスプレイ上で対応していないことから、修正する縫製
区間を間違い易いこと、などの問題がある。
【0006】更に、縫製データについて、任意の縫製区
間の修正を施した場合、外形図形については、なんら縫
製区間の修正が行なわれないので、外形図形に関する修
正後の縫製区間を的確に把握できないという問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、縫製データに加えて、加
工布の外形図形情報や外形数値情報を、縫製区間毎に区
分して一括表示し、表示を介して分割又は削除指示され
た縫製区間に対応する各情報を分割又は削除して表示し
得るような縫製データ作成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】請求項に係る縫製データ作成装置は、デ
ィスプレイを含む表示手段を有し、加工布の外周部を縫
製する縫製データを作成する縫製データ作成装置におい
て、加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
報とを入力する為の入力手段と、入力手段で入力された
情報を用いて、複数の縫製区間の各々の外周長さと曲率
半径を含む外形数値情報を演算する数値情報演算手段
と、数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
データ作成手段と、外形図形情報及び区間情報と、外形
数値情報と、縫製データとを記憶するデータ記憶手段
と、データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
制御手段と、ディスプレイ上に表示された任意の縫製区
間の外形数値情報又は縫製データを指示して、縫製区間
の分割を指令する区間分割指令手段と、区間分割指令手
段により縫製区間の分割が指令されたとき、対応する縫
製区間の区間情報と外形数値情報と縫製データとを演算
して、データ記憶手段の対応する区間情報と外形数値情
報と縫製データとを変更するデータ変更手段とを備えた
ものである。
【0010】
【0011】請求項に係る縫製データ作成装置は、デ
ィスプレイを含む表示手段を有し、加工布の外周部を縫
製する縫製データを作成する縫製データ作成装置におい
て、加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
報とを入力する為の入力手段と、入力手段で入力された
情報を用いて、複数の縫製区間の各々の外周長さと曲率
半径を含む外形数値情報を演算する数値情報演算手段
と、数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
データ作成手段と、外形図形情報及び区間情報と、外形
数値情報と、縫製データとを記憶するデータ記憶手段
と、データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
制御手段と、ディスプレイ上に表示された外形図形の任
意の縫製区間を指示して、縫製区間の分割を指令する区
間分割指令手段と、区間分割指令手段により縫製区間の
分割が指令されたとき、対応する縫製区間の区間情報と
外形数値情報と縫製データとを演算して、データ記憶手
段の対応する区間情報と外形数値情報と縫製データとを
変更するデータ変更手段とを備えたものである。
【0012】
【0013】請求項に係る縫製データ作成装置は、デ
ィスプレイを含む表示手段を有し、加工布の外周部を縫
製する縫製データを作成する縫製データ作成装置におい
て、加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
報とを入力する為の入力手段と、入力手段で入力された
情報を用いて、複数の縫製区間の各々の外周長さと曲率
半径を含む外形数値情報を演算する数値情報演算手段
と、数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
データ作成手段と、外形図形情報及び区間情報と、外形
数値情報と、縫製データとを記憶するデータ記憶手段
と、データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
制御手段と、ディスプレイ上に表示された任意の縫製区
間の外形数値情報又は縫製データを指示して、縫製区間
の削除を指令する区間削除指令手段と、区間削除指令手
段により縫製区間の削除が指令されたとき、データ記憶
手段の対応する区間情報と外形数値情報と縫製データと
を変更するデータ変更手段とを備えたものである。
【0014】
【0015】請求項に係る縫製データ作成装置は、デ
ィスプレイを含む表示手段を有し、加工布の外周部を縫
製する縫製データを作成する縫製データ作成装置におい
て、加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
報とを入力する為の入力手段と、入力手段で入力された
情報を用いて、複数の縫製区間の各々の外周長さと曲率
半径を含む外形数値情報を演算する数値情報演算手段
と、数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
データ作成手段と、外形図形情報及び区間情報と、外形
数値情報と、縫製データとを記憶するデータ記憶手段
と、データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
制御手段と、ディスプレイ上に表示された外形図形の任
意の縫製区間を指示して、縫製区間の削除を指令する区
間削除指令手段と、区間削除指令手段により縫製区間の
削除が指令されたとき、データ記憶手段の対応する区間
情報と外形数値情報と縫製データとを変更するデータ変
更手段とを備えたものである。
【0016】
【作用】
【0017】
【0018】請求項に係る縫製データ作成装置におい
ては、加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布
の外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間
情報とは入力手段により入力されるので、数値情報演算
手段は、その入力された情報を用いて、複数の縫製区間
の各々の外周長さと曲率半径を含む外形数値情報を演算
し、また縫製データ作成手段は、数値情報演算手段で演
算された外形数値情報を用いて、複数の縫製区間の各々
の縫製データを作成する。そして、データ記憶手段は、
これら外形図形情報及び区間情報と、外形数値情報と、
縫製データとを記憶する。一方、表示制御手段は、デー
タ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外形数値情
報と縫製データとを受けて、表示手段のディスプレイの
同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図形と、外
形数値情報と、縫製データとを表示させる。ところで、
データ変更手段は、区間分割指令手段により、ディスプ
レイ上に表示された任意の縫製区間の外形数値情報又は
縫製データを指示して、縫製区間の分割が指令されたと
き、対応する縫製区間の区間情報と外形数値情報と縫製
データとを演算して、データ記憶手段の対応する区間情
報と外形数値情報と縫製データとを変更する。
【0019】このように、複数の縫製区間に区分した外
形図形と、外形数値情報と、縫製データとが、ディスプ
レイの同一画面に一括表示され、しかも表示された任意
の縫製区間の外形数値情報又は縫製データを指示して、
縫製区間の分割が指令されたときには、データ記憶手段
の対応する区間情報と外形数値情報と縫製データとが変
更され、この変更後の区間情報と外形数値情報と縫製デ
ータとが夫々表示されるので、外形図形と外形数値情報
と縫製データとを同一画面に一括表示した状態におい
て、縫製区間を分割して、外形図形の区間情報と外形数
値情報と縫製情報とを変更して表示できる。更に、外形
図形と外形数値情報と縫製データとをディスプレイ上で
見ながら縫製区間を分割することから、分割する縫製区
間の対応づけが明確になって、分割操作が簡単且つ確実
になり、分割区間を間違うこともない。
【0020】
【0021】
【0022】請求項に係る縫製データ作成装置におい
ては、前記請求項と略同様に作用するが、次の点で異
なる。即ち、データ変更手段は、区間分割指令手段によ
り、ディスプレイ上に表示された外形図形の任意の縫製
区間を指示して、縫製区間の分割が指令されたとき、対
応する縫製区間の区間情報と外形数値情報と縫製データ
とを演算して、データ記憶手段の対応する区間情報と外
形数値情報と縫製データとを変更する。
【0023】このように、複数の縫製区間に区分した外
形図形と、外形数値情報と、縫製データとが、ディスプ
レイの同一画面に一括表示され、しかも表示された外形
図形の任意の縫製区間を指示して、縫製区間の分割が指
令されたときには、データ記憶手段の対応する区間情報
と外形数値情報と縫製データとが変更され、この変更後
の区間情報と外形数値情報と縫製データとが夫々表示さ
れるので、以下、請求項と同様の作用となる。
【0024】
【0025】
【0026】請求項に係る縫製データ作成装置におい
ては、前記請求項と略同様に作用するが、次の点で異
なる。即ち、区間削除指令手段により、ディスプレイ上
に表示された任意の縫製区間の外形数値情報又は縫製デ
ータを指示して、縫製区間の削除を指示するので、デー
タ変更手段は、区間削除指令手段により縫製区間の削除
が指令されたとき、データ記憶手段の対応する区間情報
と外形数値情報と縫製データとを変更する。
【0027】このように、複数の縫製区間に区分した外
形図形と、外形数値情報と、縫製データとが、ディスプ
レイの同一画面に一括表示され、しかも表示された任意
の縫製区間の外形数値情報又は縫製データを指示して、
縫製区間の削除が指令されたときには、データ記憶手段
の対応する区間情報と外形数値情報と縫製データとが変
更され、この変更後の区間情報と外形数値情報と縫製デ
ータとが夫々表示されるので、縫製区間の削除につい
て、以下、請求項と同様の作用となる。
【0028】
【0029】
【0030】請求項に係る縫製データ作成装置におい
ては、前記請求項と略同様に作用するが、次の点で異
なる。即ち、区間削除指令手段により、ディスプレイ上
に表示された外形図形の任意の縫製区間を指示して、縫
製区間の削除を指示するので、データ変更手段は、区間
削除指令手段により縫製区間の削除が指令されたとき、
データ記憶手段の対応する区間情報と外形数値情報と縫
製データとを変更する。
【0031】このように、複数の縫製区間に区分した外
形図形と、外形数値情報と、縫製データとが、ディスプ
レイの同一画面に一括表示され、しかも表示された外形
図形の任意の縫製区間を指示して、縫製区間の削除が指
令されたときには、データ記憶手段の対応する区間情報
と外形数値情報と縫製データとが変更され、この変更後
の区間情報と外形数値情報と縫製データとが夫々表示さ
れるので、縫製区間の削除について、以下、請求項
同様の作用となる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、パーソナルコンピュータなどか
らなる縫製データ作成装置に本発明を適用した場合のも
のである。図1に示すように、この縫製データ作成装置
1は、基本的に、文字や記号などを複数行分表示可能な
CRTディスプレイ10と、キーボード11と、座標入
力装置(マウス)12と、画像読取り装置(イメージリ
ーダー)13と、これらを制御する制御本体部14とか
ら構成されている。
【0033】キーボード11には、アルファベット文字
や数字や記号を入力する為の文字キー、スペースキー、
改行キー、カーソルKを上下左右方向に移動させる為の
カーソル移動キー、画像読取り装置13にセットした加
工布の外形図形を読取るスキャナキー、座標入力装置1
2で有効ノッチを指定するノッチキー、縫代設定キー、
作成した縫製データをフロッピーディスクに記憶させる
ファイルキー、縫製区間を分割する分割キー及び削除す
る削除キー、その他縫製データ作成に必要な種々の機能
キーが設けられている。ここで、ノッチとは、2枚の加
工布を重ね合わせる目印とするもので、加工布の外周部
に形成されたV型の切欠きである。
【0034】次に、縫製データ作成装置1の制御系は、
図2のブロック図に示すように構成されている。本体制
御部14に設けられた制御装置25の入出力インターフ
ェース(入出力I/F)28には、キーボード(K/
B)11と、CRTディスプレイ(CRTD)10に表
示データを出力する為の表示用RAMを有するCRTデ
ィスプレイコントローラ(CRTC)16と、座標入力
装置12と、画像読取り装置13と、制御本体部14に
設けられたフロッピーディスクドライブ(FDD)17
の為のフロッピーディスクコントローラ(FDC)18
とが夫々接続されている。
【0035】制御装置25は、CPU26と、このCP
U26にデータバスなどのバス29を介して接続された
ROM27と、RAM30と、入出力インターフェース
28とから構成されている。前記ROM27には、外形
図形情報から外形数値情報を求める為に、スプライン補
間の演算プログラムなどを含む各種の外形図形解析用演
算プログラムが格納されている。
【0036】前記RAM30の区間情報メモリ31に
は、設定された複数のノッチ番号と、そのノッチ間に設
定された複数の縫製区間番号とが対応して格納されると
ともに、各縫製区間の開始位置の座標データが格納され
る。外形図形情報メモリ32には、画像読取り装置13
で読取られた加工布の外形図形情報が格納される。外形
数値情報メモリ33には、この外形図形情報に基いて演
算された外形に関する外周長さや曲率半径のデータから
なる外形数値情報が格納される。縫製情報メモリ34に
は、この外形数値情報に基いて演算された縫製に関す
る、針数や送り量などからなる縫製データが格納され
る。
【0037】次に、縫製データ作成装置1の制御装置2
5で行なわれる縫製データ作成制御のルーチンについ
て、図3〜図4の概略フローチャートに基いて説明す
る。ここで、この縫製データ作成制御においては、布製
の運動靴を作成する為に、甲被布と中底布とを重ね合わ
せて縫製する縫製データを作成するものであり、甲被布
を下布とし、また中底布を上布として縫製する場合であ
る。尚、図中符号Si(i=10、11、12・・・
・)は各ステップである。
【0038】縫製データ作成装置1に電源が投入される
とこの制御が開始され、初期設定処理の後、CRTディ
スプレイ10には、3つの情報「外形図形情報」、「外
形数値情報」、「縫製情報」を一括して表示する為の情
報表示画面が表示される(S10)。例えば、図10に示
すように、CRTディスプレイ10の表示画面には、そ
の上半部に外形図形情報表示領域10aが設けられ、そ
の下半部の左半部には、外形数値情報表示領域10bが
設けられ、更にその下半部の右半部には、縫製情報表示
領域10cが設けられている。但し、この制御の開始時
には、表示画面の下端部に、メッセージ「新規作成か
?」が表示されている。
【0039】次に、このメッセージ「新規作成か?」が
表示されているときに、キーボード11上の文字「Y」
キーの操作により、新規作成処理が選択されたときには
(S11:Yes )、スキャナキーの操作により、画像読取
り装置13にセットされている中底布の外形図形UFの
外形情報を読取るとともに、次にセットされた甲被布の
外形図形DFの外形情報を読込む処理が実行される(S
12)。
【0040】次に、この読込まれた中底図形UFと甲被
図形DFの外形図形情報が外形図形情報メモリ32に夫
々格納されるとともに、その中底図形UFと甲被図形D
Fとが表示画面の外形図形情報表示領域10aに表示さ
れる(S13)。例えば、図10に示すように、外形図形
情報表示領域10aには、これら中底図形UFと甲被図
形DFとが夫々表示される。次に、表示画面の下端部
に、縫目ピッチと縫代の入力を促すメッセージが表示さ
れるので、キーボード11上の数字キー操作により、こ
れら縫目ピッチや縫代の値を入力する入力処理が実行さ
れる(S14)。
【0041】次に、予め設定された縫代量と外形図形情
報とに基づいて、外形線から縫代分だけ内側にオフセッ
トした縫製線を求める縫製線情報作成処理が実行される
(S15)。この実施例では、この求めた縫製線は表示さ
れないが、以下の外形数値情報や縫製情報は、この縫製
線情報に基づいて演算される。次に、表示された中底図
形UFについて、有効とする有効ノッチと、ノッチ間に
設ける縫製区間とを指定する指定処理が実行されるとと
もに、表示された甲被図形DFについても同様に、有効
ノッチと、ノッチ間に設ける縫製区間とを指定する指定
処理とが実行され、指定順序により割り当てられたノッ
チ番号と縫製区間番号とが対応づけて区間情報メモリ3
1に格納され、これら指定されたノッチ番号や縫製区間
番号が表示される(S16)。
【0042】即ち、この指定処理について簡単に説明す
ると、キーボード11のノッチキーの操作により、マウ
スカーソルMCが外形図形情報表示領域10aに表示さ
れるので、座標入力装置12を操作して、マウスカーソ
ルMCを中底図形UFの最初の有効ノッチに移動させて
マウスキーを操作(クリック)し、次の有効ノッチに移
動してマウスキーをクリックし、以下同様に最終の有効
ノッチまで縫製順序に順次指定する。更に、同様の操作
を繰り返して、各有効ノッチ間の外周線をマウスカーソ
ルMCで順次指示して縫製区間を順次指定する。
【0043】その結果、例えば、図9に示すように、こ
れら指定された有効ノッチのノッチ番号「0〜5」と、
各ノッチ番号毎に設定された縫製区間番号「0、1、・
・」とが対応づけて区間情報メモリ31に格納される。
更に、このとき、中底図形UFの各縫製区間の開始位置
(位置座標データ)が縫製区間番号に対応して格納され
る。更に、甲被図形DFについても、座標入力装置12
を同様に操作して、甲被図形DFのノッチ番号と縫製区
間番号とが指定され、甲被図形DFの各縫製区間の開始
位置が縫製区間番号に対応して格納される。そして、図
10に示すように、これら中底図形UFと甲被図形DF
の各々について、ノッチ番号が有効ノッチの近傍且つ外
形図形UF、DFの内側に夫々表示されるとともに、設
定された縫製区間の縫製区間番号が外形図形UF、DF
の外側に夫々表示される。
【0044】次に、これら中底図形UFと甲被図形DF
とについて、このように指定された有効ノッチの各縫製
区間毎に、縫製区間の外周長さと曲率半径とを演算して
求める外形数値情報作成処理が実行され(S17)、この
求められた外形数値情報が外形数値情報メモリ33に格
納されるとともに、表示画面の外形数値情報表示領域1
0bに表示される(S18)。例えば、図10に示すよう
に、外形数値情報表示領域10bには、これら中底図形
UFと甲被図形DFについて、4つの数値項目「中底長
さ」、「甲被長さ」、「中底曲率」、「甲被曲率」の数
値情報が、ノッチ番号「0」で且つ縫製区間番号「0」
の数値情報を先頭行として、表形式で表示される。
【0045】そして、これら中底図形UFの外形数値情
報と、甲被図形DFの外形数値情報と、予め設定されて
いる基準縫目ピッチや縫代量とに基いて、針数や上送り
量や縫製速度などの縫製要素の数値からなる縫製データ
を作成する縫製情報作成処理が実行され、これら求めら
れた縫製データが縫製情報メモリ34に格納されるとと
もに、区間情報メモリ31のノッチ番号「0」且つ縫製
区間番号「0」に対応する先頭の区間開始位置に区間ポ
インタKPが指示され(S19)、この縫製情報メモリ3
4の縫製データが縫製情報表示領域10cに表示される
とともに、カーソルKが、区間ポインタKPに基いて表
示される(S20)。
【0046】例えば、図10に示すように、縫製情報表
示領域10cには、縫製要素「針数」、「上送り量」、
「下送り量」、「縫製速度」などの数値からなる縫製デ
ータの先頭部分が表形式で表示される。そして、表示さ
れた縫製データの先頭行、つまりノッチ番号「0」且つ
縫製区間番号「0」の縫製要素「針数」の縫製データに
カーソルK1が表示される。ここで、縫製要素「基準上
下」は、上下両加工布の各々の布端を夫々検出する図示
外の布端センサの基準位置であり、また縫製要素「中板
昇降」は、踵部の縫製に関するものである。
【0047】次に、この区間ポインタ値KPに対応する
中底図形UFの区間開始位置データと、甲被図形DFの
区間開始位置データとが区間情報メモリ31から夫々読
出され、この区間開始位置から次の区間開始位置までの
縫製区間が夫々点滅により識別表示される(S21)。例
えば、図10に示すように、カーソルK1がノッチ番号
「0」で且つ縫製区間番号「0」に表示されているの
で、区間ポインタ値KPを介して、中底図形UFのう
ち、ノッチ番号「0」で且つ縫製区間番号「0」の縫製
区間が点滅により識別表示されるとともに、甲被図形D
Fのうち、ノッチ番号「0」で且つ縫製区間番号「0」
の縫製区間が点滅により識別表示される。
【0048】次に、カーソル移動キーが操作されたとき
には(S22・S23:Yes )、カーソル移動表示処理制御
(図5参照)が実行される(S29)。この制御が開始さ
れると、先ずカーソルKをそのカーソル移動キーの種類
(上下左右)に移動させて表示するカーソル移動処理制
御が実行される(S41)。更に、その操作されたカーソ
ル移動キーがカーソル下移動キーのときには(S42:Ye
s )、区間ポインタ値KPが1つインクリメントされ
(S43)、この制御を終了して、縫製データ作成制御の
S19にリターンする。
【0049】また、その操作されたカーソル移動キーが
カーソル上移動キーのときには(S42:No、S44:Yes
)、区間ポインタ値KPが1つデクリメントされ(S4
5)、この制御を終了して、前記S19にリターンする。
一方、その操作されたカーソル移動キーが、カーソル右
移動キー又はカーソル左移動キーのときには(S42・S
44:No)、この制御を直ぐに終了して、同様に前記S19
にリターンする。例えば、カーソル下移動キーが1回操
作され、更にカーソル右移動キーが2回操作されたとき
には、図10に示すように、カーソルK2は、縫製情報
表示領域10cにおいて、ノッチ番号「0」で且つ縫製
区間番号「1」の下送り量である「2.0 」に移動して表
示される。
【0050】そして、縫製データ作成制御において、区
間ポインタ値KPに基いて、区間ポインタKPで指示す
る中底図形UFと甲被図形DFの縫製区間が夫々点滅に
より識別表示される(S21)。そして、数字キーが操作
されたときには(S22:Yes、S23:No、S24:Yes
)、その数字キーに対応する数字のコードデータが、
外形数値情報メモリ33や縫製情報メモリ34におい
て、カーソルKに対応する数値が修正されて、修正後の
数値を表示する数値修正処理が実行され(S30)、前記
S21に戻る。
【0051】そして、分割キーが操作されたときには
(S22:Yes 、S23・S24:No、S25:Yes )、縫製区
間分割処理制御(図6参照)が実行される(S31)。こ
の制御が実行されると、先ず区間情報メモリ31におい
て、区間ポインタKPで指示する縫製区間を2分割する
為に、その縫製区間の次に新規の縫製区間が追加され、
その追加された縫製区間以降の各縫製区間番号が順次更
新され(S50)、追加された縫製区間の区間開始位置が
演算で求められて、区間情報メモリ31に更新して格納
される(S51)。例えば、図11に示すように、ノッチ
番号「0」のノッチ区間内の追加された縫製区間番号
「2」が「3」に繰り下がり、その縫製区間番号「1」
と「3」の両開始位置の、中底図形UFと甲被図形DF
とにおける各中間位置(Xn0b,Yn0b)と(Xk0b,Yk0b)とが
夫々求められて、中底図形UFと甲被図形DFの縫製区
間番号「2」の開始位置として夫々格納される。
【0052】次に、分割と変更された縫製区間番号が、
中底図形UFの外側と甲被図形DFの外側に夫々表示さ
れる(S52)。次に、これら分割して作成された2つの
対応する縫製区間の外周長さと曲率半径とを演算して求
める外形数値情報作成処理が実行され、この求められた
外形数値情報が外形数値情報メモリ33に更新して格納
されるとともに、表示画面の外形数値情報表示領域10
bに表示される(S53)。例えば、図12に示すよう
に、外形数値情報表示領域10bには、これら中底図形
UFと甲被図形DFの分割された縫製区間の番号や外形
数値情報が更新して表示される。
【0053】次に、これら分割して作成された2つの対
応する縫製区間の縫製データを作成する縫製情報作成処
理が実行され、これら求められた縫製データが縫製情報
メモリ34に格納されるとともに、縫製情報表示領域1
0cに表示され(S54)、縫製データ作成制御のS19に
リターンする。例えば、図12に示すように、縫製情報
表示領域10cには、これら中底図形UFと甲被図形D
Fの分割された縫製区間の番号や縫製データが更新して
表示される。
【0054】次に、縫製データ作成制御において、削除
キーが操作されたときには(S22:Yes 、S23〜S25:
No、S26:Yes )、縫製区間削除処理制御(図7参照)
が実行される(S32)。この制御が実行されると、先ず
区間情報メモリ31において、区間ポインタKPで指示
する縫製区間が削除され、その縫製区間以降の各縫製区
間番号が順次更新され(S60)、これら削除に伴って更
新された縫製区間の区間開始位置が演算で求められて、
区間情報メモリ31に更新して格納される(S61)。例
えば、図13に示すように、ノッチ番号「0」のノッチ
区間内の縫製区間番号「1」の削除により縫製区間番号
「2」が「1」に繰り上がり、その縫製区間番号「1」
の開始位置の、中底図形UFと甲被図形DFとにおける
新規の各中間位置(Xn01,Yn01)と(Xk01,Yk01)とが夫々
求められて、中底図形UFと甲被図形DFの縫製区間番
号「1」の開始位置として夫々格納される。
【0055】次に、削除により変更された縫製区間番号
が、中底図形UFの外側と甲被図形DFの外側に夫々表
示される(S62)。次に、これら削除により変更された
縫製区間の外周長さと曲率半径とを演算して求める外形
数値情報作成処理が実行され、この求められた外形数値
情報が外形数値情報メモリ33に更新して格納されると
ともに、表示画面の外形数値情報表示領域10bに表示
される(S63)。例えば、図14に示すように、外形数
値情報表示領域10bには、これら中底図形UFと甲被
図形DFの削除後の縫製区間の番号や外形数値情報が更
新して表示される。
【0056】次に、削除により変更された縫製区間の縫
製データを作成する縫製情報作成処理が実行され、求め
られた縫製データが縫製情報メモリ34に変更して格納
されるとともに、縫製情報表示領域10cに表示され
(S64)、この制御を終了して、縫製データ作成制御の
S19にリターンする。例えば、図14に示すように、縫
製情報表示領域10cには、これら中底図形UFと甲被
図形DFの削除後の縫製区間の番号や縫製データが更新
して表示される。
【0057】次に、縫製データ作成制御において、ノッ
チキーが操作されたときには(S22:Yes 、S23〜S2
8:No)、マウスカーソルMCが外形図形情報表示領域
10aに表示され(S33)、このマウスカーソルMCを
移動させた後、座標入力装置12のマウスキーが操作さ
れたときには(S22:Yes 、S23〜S26:No、S27:Ye
s )、縫製区間変更処理制御(図8参照)が実行される
(S33)。この制御が開始されたときに、マウスカーソ
ルMCで外形図形が指示されているときには(S70:Ye
s )、そのマウスカーソルMCで指示する外形図形の指
示位置データが読込まれ(S71)、その指示位置データ
が含まれるノッチ番号と縫製区間番号とが演算で求めら
れてRAM30のワークメモリに一時的に格納される
(S72)。
【0058】次に、前述した縫製区間分割処理制御が同
様に実行され(S73)、この制御を終了して、前記S19
にリターンする。但し、この縫製区間分割処理制御のS
50においては、S72で求められた縫製区間の次に新規の
縫製区間が追加され、またS51においては、S71で求め
られた指示位置データが追加された縫製区間の区間開始
位置として区間情報メモリ31に更新して格納される。
例えば、図10に示すように、中底図形UFについて、
マウスカーソルMC1 でノッチ番号「0」の縫製区間番号
「1」上の外形が指示されて縫製区間分割処理制御が実
行され、また甲被図形DFについて、マウスカーソルMC
3 でノッチ番号「0」の縫製区間番号「1」上の外形が
指示されて縫製区間分割処理制御が実行されたときに
は、図12に示すように、元の縫製区間「1」を分割し
た後の、縫製区間番号や外形数値情報や縫製データが夫
々表示される。
【0059】一方、この制御が開始されたときに、マウ
スカーソルMCで縫製区間番号が指示されているときに
は(S70:No、S74:Yes )、その指示されている縫製
区間番号と、その縫製区間番号が含まれるノッチ番号と
が演算で求められ(S75)、前述した縫製区間削除処理
制御が同様に実行され(S76)、この制御を終了して、
前記S19にリターンする。但し、この縫製区間削除処理
制御のS60においては、S75で求められた縫製区間番号
が削除される。ここで、マウスカーソルMCで縫製区間
番号の近傍を指示すればよいので、縫製区間番号をマウ
スカーソルMCでラフに指示できる。
【0060】例えば、図10に示すように、中底図形U
Fについて、マウスカーソルMC2 でノッチ番号「0」の
縫製区間番号「1」が指示されて縫製区間削除処理制御
が実行され、また甲被図形DFについて、マウスカーソ
ルMC4 でノッチ番号「0」の縫製区間番号「1」が指示
されて縫製区間削除処理制御が実行されたときには、図
14に示すように、元の縫製区間「1」を分割した後
の、縫製区間番号や外形数値情報や縫製データが夫々表
示される。
【0061】次に、縫製データ作成制御において、ファ
イルキーが操作されたときには(S22:Yes 、S23〜S
27:No、S28:Yes )、外形図形情報や外形数値情報に
加えて、その縫製情報がフロッピーディスクドライブ1
7に装着されているフロッピーディスクに記憶する情報
記憶処理が実行され(S34)、S11に戻る。
【0062】ところで、この制御が開始されて、メッセ
ージ「新規作成か?」が表示されているときに、キーボ
ード11上の「N」キーの操作により、新規作成処理が
選択されないとき、つまり既に作成した縫製情報などを
表示するときには(S11:No)、外形図形情報メモリ3
2から読込んだ外形図形情報を外形図形情報表示領域1
0aに表示し、外形数値情報メモリ33から読込んだ外
形数値情報を外形数値情報表示領域10bに表示し、更
に縫製情報メモリ34から読込んだ縫製情報を縫製情報
メモリ34に表示する表示処理が実行される(S36)。
更に、区間情報メモリ31から読込んだノッチ番号と縫
製区間番号の各々が外形図形情報表示領域10aに夫々
表示され(S37)、区間ポインタ値KPとして、区間情
報メモリ31の先頭の区間開始位置がセットされ(S3
8)、S21に移行する。
【0063】以上説明したように、複数の縫製区間に区
分した外形図形と、外形数値情報と、縫製データとが、
CRTディスプレイ10の同一画面に一括表示され、し
かも表示された任意の縫製区間の外形数値情報又は縫製
データ、或いは外形図形の任意の縫製区間を指示して、
縫製区間の分割が指令されたときには、各メモリ31〜
34の対応する区間情報と外形数値情報と縫製データと
が変更され、この変更後の区間情報と外形数値情報と縫
製データとが夫々表示されるので、外形図形と外形数値
情報と縫製データとを同一画面に一括表示した状態にお
いて、縫製区間を分割して、外形図形の区間情報と外形
数値情報と縫製情報とを変更して表示できる。更に、外
形図形と外形数値情報と縫製データとをCRTディスプ
レイ10上で見ながら縫製区間を分割することから、分
割する縫製区間の対応づけが明確になって、分割操作が
簡単且つ確実になり、分割区間を間違うこともない。
【0064】更に、表示された任意の縫製区間の外形数
値情報又は縫製データ、或いは外形図形の任意の縫製区
間をマウスカーソルMCで指示して、縫製区間の削除が
指令されたときには、各メモリ31〜34の対応する区
間情報と外形数値情報と縫製データとが変更され、この
変更後の区間情報と外形数値情報と縫製データとが夫々
表示されるので、縫製区間を削除して、外形図形の区間
情報と外形数値情報と縫製情報とを変更して表示でき
る。更に、外形図形と外形数値情報と縫製データとをC
RTディスプレイ10上で見ながら縫製区間を削除する
ことから、削除する縫製区間の対応づけが明確になっ
て、削除操作が簡単且つ確実になり、削除区間を間違う
こともない。ところで、入力された外形図形情報と、縫
製データだけをCRTディスプレイ10の同一画面に一
括表示するように構成することも可能である。
【0065】ここで、前述したように、ノッチキーが操
作されて表示されたマウスカーソルMCを移動させる際
に、マウスカーソルMCが縫製区間番号を指定可能な表
示位置に移動したときには、縫製区間番号の指定が可能
であることを、音声により知らせたり、またマウスカー
ソルMCの色や形状を異ならせて知らせるようにしても
よく、或いは、その指定可能な縫製区間番号に対応する
縫製区間を色や形状を異ならせて知らせるようにしても
よい。
【0066】尚、前記画像読取り装置に代えて、キーボ
ードから或いは座標入力装置を用いて中底図形UFや甲
被図形DFを入力するようにしてもよい。尚、カーソル
Kで指示する外形数値情報又は縫製データに対応する中
底図形UFや甲被図形DFの縫製区間を、外形線の太さ
や種類を異ならせて、或いは表示色を異ならせて識別表
示するように構成してもよい。尚、ノッチ番号と縫製区
間番号とを、表示色を異ならせて識別表示させることも
可能である。尚、本発明の技術的思想の範囲内におい
て、前記実施例の制御に関し、既存の技術や当業者に自
明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。
尚、ディスプレイやキーボードを備えた種々の縫製デー
タ作成装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】
【0068】請求項に係る縫製データ作成装置によれ
ば、入力手段と、数値情報演算手段と、縫製データ作成
手段と、データ記憶手段と、表示制御手段と、区間分割
指令手段と、データ変更手段とを設け、複数の縫製区間
に区分した外形図形と、外形数値情報と、縫製データと
が、ディスプレイの同一画面に一括表示され、しかも表
示された任意の縫製区間の外形数値情報又は縫製データ
を指示して、縫製区間の分割が指令されたときには、デ
ータ記憶手段の対応する区間情報と外形数値情報と縫製
データとが変更され、この変更後の区間情報と外形数値
情報と縫製データとが夫々表示されるので、外形図形と
外形数値情報と縫製データとを同一画面に一括表示した
状態において、縫製区間を分割して、外形図形の区間情
報と外形数値情報と縫製情報とを変更して表示できる。
更に、外形図形と外形数値情報と縫製データとをディス
プレイ上で見ながら縫製区間を分割することから、分割
する縫製区間の対応づけが明確になって、分割操作が簡
単且つ確実になり、分割区間を間違うこともない。
【0069】
【0070】請求項に係る縫製データ作成装置によれ
ば、入力手段と、数値情報演算手段と、縫製データ作成
手段と、データ記憶手段と、表示制御手段と、区間分割
指令手段と、データ変更手段とを設け、複数の縫製区間
に区分した外形図形と、外形数値情報と、縫製データと
が、ディスプレイの同一画面に一括表示され、しかも表
示された外形図形の任意の縫製区間を指示して、縫製区
間の分割が指令されたときには、データ記憶手段の対応
する区間情報と外形数値情報と縫製データとが変更さ
れ、この変更後の区間情報と外形数値情報と縫製データ
とが夫々表示されるので、外形図形と外形数値情報と縫
製データとを同一画面に一括表示した状態において、縫
製区間を分割して、外形図形の区間情報と外形数値情報
と縫製情報とを変更して表示できる。更に、外形図形と
外形数値情報と縫製データとをディスプレイ上で見なが
ら縫製区間を分割することから、分割する縫製区間の対
応づけが明確になって、分割操作が簡単且つ確実にな
り、分割区間を間違うこともない。
【0071】
【0072】請求項に係る縫製データ作成装置によれ
ば、入力手段と、数値情報演算手段と、縫製データ作成
手段と、データ記憶手段と、表示制御手段と、区間削除
指令手段と、データ変更手段とを設け、複数の縫製区間
に区分した外形図形と、外形数値情報と、縫製データと
が、ディスプレイの同一画面に一括表示され、しかも表
示された任意の縫製区間の外形数値情報又は縫製データ
を指示して、縫製区間の削除が指令されたときには、デ
ータ記憶手段の対応する区間情報と外形数値情報と縫製
データとが変更され、この変更後の区間情報と外形数値
情報と縫製データとが夫々表示されるので、外形図形と
外形数値情報と縫製データとを同一画面に一括表示した
状態において、縫製区間を削除して、外形図形の区間情
報と外形数値情報と縫製情報とを変更して表示できる。
更に、外形図形と外形数値情報と縫製データとをディス
プレイ上で見ながら縫製区間を削除することから、削除
する縫製区間の対応づけが明確になって、削除操作が簡
単且つ確実になり、削除区間を間違うこともない。
【0073】
【0074】請求項に係る縫製データ作成装置によれ
ば、入力手段と、数値情報演算手段と、縫製データ作成
手段と、データ記憶手段と、表示制御手段と、区間分割
指令手段と、データ変更手段とを設け、複数の縫製区間
に区分した外形図形と、外形数値情報と、縫製データと
が、ディスプレイの同一画面に一括表示され、しかも表
示された外形図形の任意の縫製区間を指示して、縫製区
間の削除が指令されたときには、データ記憶手段の対応
する区間情報と外形数値情報と縫製データとが変更さ
れ、この変更後の区間情報と外形数値情報と縫製データ
とが夫々表示されるので、外形図形と外形数値情報と縫
製データとを同一画面に一括表示した状態において、縫
製区間を削除して、外形図形の区間情報と外形数値情報
と縫製情報とを変更して表示できる。更に、外形図形と
外形数値情報と縫製データとをディスプレイ上で見なが
ら縫製区間を削除することから、削除する縫製区間の対
応づけが明確になって、分割操作が簡単且つ確実にな
り、分割区間を間違うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る縫製データ作成装置の概
略斜視図である。
【図2】縫製データ作成装置の制御系のブロック図であ
る。
【図3】縫製データ作成制御の最初の一部の概略フロー
チャートである。
【図4】縫製データ作成制御の残りの一部の概略フロー
チャートである。
【図5】カーソル表示処理制御の概略フローチャートで
ある。
【図6】縫製区間分割処理制御の概略フローチャートで
ある。
【図7】縫製区間削除処理制御の概略フローチャートで
ある。
【図8】縫製区間変更処理制御の概略フローチャートで
ある。
【図9】区間情報メモリに格納されたデータ構成を説明
する図である。
【図10】外形図形情報、外形数値情報及び縫製情報を
一括表示した表示例の図である。
【図11】縫製区間を分割した分割後の図9相当図であ
る。
【図12】縫製区間を分割した分割後の図10相当図で
ある。
【図13】縫製区間を削除した削除後の図9相当図であ
る。
【図14】縫製区間を削除した削除後の図10相当図で
ある。
【符号の説明】
1 縫製データ作成装置 10 CRTディスプレイ 11 キーボード 12 座標入力装置 13 画像読取り装置 25 制御装置 26 CPU 27 ROM 30 RAM 31 区間情報メモリ 32 外形図形情報メモリ 33 外形数値情報メモリ 34 縫製情報メモリ K カーソル MC マウスカーソル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 勝弘 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (72)発明者 柳 俊明 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (72)発明者 野崎 剛寿 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−103290(JP,A) 特開 平4−132583(JP,A) 特開 平4−26443(JP,A) 特開 平4−338485(JP,A) 特開 平4−193288(JP,A) 特開 昭62−281993(JP,A) 特開 平6−121884(JP,A) 特開 平5−131071(JP,A) 特開 昭62−60586(JP,A) 特開 平6−114175(JP,A) 特公 平4−12999(JP,B2) 特公 平7−106274(JP,B2) 特公 平1−54070(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 19/00 - 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイを含む表示手段を有し、加
    工布の外周部を縫製する縫製データを作成する縫製デー
    タ作成装置において、 前記加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
    外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
    報とを入力する為の入力手段と、 前記入力手段で入力された情報を用いて、複数の縫製区
    間の各々の外周長さと曲率半径を含む外形数値情報を演
    算する数値情報演算手段と、 前記数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
    て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
    データ作成手段と、 前記外形図形情報及び区間情報と、外形数値情報と、縫
    製データとを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
    形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
    プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
    形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
    制御手段と、 前記ディスプレイ上に表示された任意の縫製区間の外形
    数値情報又は縫製データを指示して、縫製区間の分割を
    指令する区間分割指令手段と、 前記区間分割指令手段により縫製区間の分割が指令され
    たとき、対応する縫製区間の区間情報と外形数値情報と
    縫製データとを演算して、データ記憶手段の対応する区
    間情報と外形数値情報と縫製データとを変更するデータ
    変更手段と、 を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
  2. 【請求項2】 ディスプレイを含む表示手段を有し、加
    工布の外周部を縫製する縫製データを作成する縫製デー
    タ作成装置において、 前記加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
    外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
    報とを入力する為の入力手段と、 前記入力手段で入力された情報を用いて、複数の縫製区
    間の各々の外周長さと曲率半径を含む外形数値情報を演
    算する数値情報演算手段と、 前記数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
    て、複数の縫製区間の 各々の縫製データを作成する縫製
    データ作成手段と、 前記外形図形情報及び区間情報と、外形数値情報と、縫
    製データとを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
    形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
    プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
    形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
    制御手段と、 前記ディスプレイ上に表示された外形図形の任意の縫製
    区間を指示して、縫製区間の分割を指令する区間分割指
    令手段と、 前記区間分割指令手段により縫製区間の分割が指令され
    たとき、対応する縫製区間の区間情報と外形数値情報と
    縫製データとを演算して、データ記憶手段の対応する区
    間情報と外形数値情報と縫製データとを変更するデータ
    変更手段と、 を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
  3. 【請求項3】 ディスプレイを含む表示手段を有し、加
    工布の外周部を縫製する縫製データを作成する縫製デー
    タ作成装置において、 前記加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
    外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
    報とを入力する為の入力手段と、 前記入力手段で入力された情報を用いて、複数の縫製区
    間の各々の外周長さと曲率半径を含む外形数値情報を演
    算する数値情報演算手段と、 前記数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
    て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
    データ作成手段と、 前記外形図形情報及び区間情報と、外形数値情報と、縫
    製データとを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
    形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
    プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
    形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
    制御手段と、 前記ディスプレイ上に表示された任意の縫製区間の外形
    数値情報又は縫製データを指示して、縫製区間の削除を
    指令する区間削除指令手段と、 前記区間削除指令手段により縫製区間の削除が指令され
    たとき、データ記憶手段の対応する区間情報と外形数値
    情報と縫製データとを変更するデータ変更手段 と、 を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
  4. 【請求項4】 ディスプレイを含む表示手段を有し、加
    工布の外周部を縫製する縫製データを作成する縫製デー
    タ作成装置において、 前記加工布の外形を規定する外形図形情報と、加工布の
    外周部を複数区分した複数の縫製区間を規定する区間情
    報とを入力する為の入力手段と、 前記入力手段で入力された情報を用いて、複数の縫製区
    間の各々の外周長さと曲率半径を含む外形数値情報を演
    算する数値情報演算手段と、 前記数値情報演算手段で演算された外形数値情報を用い
    て、複数の縫製区間の各々の縫製データを作成する縫製
    データ作成手段と、 前記外形図形情報及び区間情報と、外形数値情報と、縫
    製データとを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段から外形図形情報及び区間情報と外
    形数値情報と縫製データとを受けて、表示手段のディス
    プレイの同一画面に、複数の縫製区間に区分した外形図
    形と、外形数値情報と、縫製データとを表示させる表示
    制御手段と、 前記ディスプレイ上に表示された外形図形の任意の縫製
    区間を指示して、縫製区間の削除を指令する区間削除指
    令手段と、 前記区間削除指令手段により縫製区間の削除が指令され
    たとき、データ記憶手段の対応する区間情報と外形数値
    情報と縫製データとを変更するデータ変更手段と、 を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
JP12073394A 1994-05-09 1994-05-09 縫製データ作成装置 Expired - Fee Related JP3285275B2 (ja)

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