JP4829433B2 - ミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、縫製状況等を表示する表示装置が設けられたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、対象物における複数の特定箇所に対して順次パターン縫いを施すミシンとしては、例えば、ボタン付けミシンが知られている。対象物が仮にシャツとすると、作業者はボタン付けミシンによって、ボタンをシャツの下前立てやカフス等の複数の特定箇所に対して順次縫い付けていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業者は、縫製中または縫製準備中のボタンが対象物となるシャツのどの特定箇所のボタンなのか、また、複数の特定箇所をどのような順番で縫っているのかといったことを知ることができなかった。
そのため、次の縫製のための準備が整えにくいなどの不都合が生じ、作業効率が低くなるという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、表示装置が設けられているミシンにおいて、縫製対象物全体について現在の縫製状況を容易に把握することを可能とし、また、縫製条件の設定を簡単なものとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1、図9、図12に示すように、
縫製対象物における複数の特定箇所に対して順次パターン縫いを施すミシン(ボタン付けミシン1)において、
表示装置(2)と、
前記縫製対象物全体の画像情報と前記特定箇所の位置情報とを記憶する記憶手段(RAM6、ROM5)と、
前記表示装置が、前記画像情報に基いて縫製対象物全体の画像を表示すると共に、前記複数の特定箇所のうち少なくとも一箇所を他の箇所に対して識別可能に表示するように制御する制御手段(CPU4)とを備えることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、制御手段の制御の下で、表示装置が縫製対象物の画像を表示すると共に、複数の特定箇所のうち少なくとも一箇所を他の箇所に対して識別可能に表示することから、縫製対象物全体について縫製状況を容易に把握することができるようになる。例えば、現在縫製中の1つの縫製箇所を、他の縫製箇所とは異なる状態で表示すれば、縫製対象物全体の中でどの部分を縫製しているか分かり、また、縫製が終了した一つ以上の縫製箇所についてまだ縫製していない箇所とは異なる状態で表示すれば、どの部分まで縫製が終了したか分かる。あるいは、次の縫製箇所を識別表示すれば、次にどの箇所を縫製するか分かり、事前の準備も整えやすく作業効率が向上する。特に、請求項1の表示装置は、画像表示するものであるから、情報を視覚的・感覚的に知ることができ、縫製状況を容易に把握できる。
【0007】
ここで、対象物とは、例えば、スカート、シャツ、ズボンといったものが挙げられ、あるいな袖、身ごろといった衣類の部分であってもよい。
また「対象物における複数の特定箇所に対して順次パターン縫いを施す」とは、例えば縫製対象物の複数箇所に対して、ボタンやポケット、ベルトループ、レースなどの飾りを縫い付けるといった場合や、刺繍模様を施すといった場合が挙げられる。
「識別可能に」とは、「少なくとも一箇所」のみ点滅や点灯させたり、「少なくとも一箇所」と「他の箇所」の色を変えたり表示の濃淡を変えたりといったことが挙げられる。
【0008】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、
縫製条件を設定する設定手段(操作部3)を備え、
表示装置は、制御手段の制御により、設定手段において設定された縫製条件を表示することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、設定手段において設定された縫製条件が表示装置に表示されることから、縫製箇所の設定内容が容易に把握できる。特に、前述のように、設定時も縫製対象物の画像とともに、一つ以上の縫製箇所を他とは識別可能に表示すれば、複数の縫製箇所のうち条件設定中の箇所を識別表示したり、すでに条件を設定済みの箇所を識別表示するなどにより、間違いなく簡単に設定作業ができる。
ここで、設定手段は、表示装置上に設けられていてもよいし、別体でもよい。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のミシンにおいて、
設定手段により、縫製対象物における任意の位置を前記特定箇所として設定可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2同様の作用効果を奏することができるのは勿論のこと、対象物における任意の位置を特定箇所として設定することができるので、多様なデザインに対応することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のミシンにおいて、
設定手段により、複数の特定箇所について縫製順序を設定可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、設定手段により縫製順序が設定できるので、例えば、身ごろから先に縫って次に袖を縫うといったように部分ごとに順番を決めたり、2種類以上のボタンを縫い付ける場合、同じ種類のボタンについて連続して縫うといった設定が可能となり、デザインや縫製の準備状況といった各種事情に合わせて都合のいい縫製順序に設定でき、より一層有用である。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項2または3に記載のミシンにおいて、
設定手段により、前記複数の特定箇所が順次設定され、
複数の特定箇所の縫製順序は、設定手段によって設定された順に、自動的に設定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、複数の特定箇所の縫製順序は設定手段によって設定された順に設定されるようになっていることから、例えば、シャツなどにおいて縦一列にボタンを連続して縫い付ける縫製の場合、一端側から他端に向かって順に縫製箇所を設定していけば、その設定順に縫製順序が設定され、縫製順序のみを設定する必要がないので、設定作業が簡単なものとなる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のミシンにおいて、記憶手段は、複数種類の縫製対象物の画像情報と、それぞれの縫製対象物に対応して複数の特定箇所の位置情報を記憶することを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明によれば、記憶手段は、複数種類の縫製対象物の画像情報と、それぞれの縫製対象物に対応して複数の縫製箇所の位置情報を記憶しているので、複数の縫製対象物に対応できる。特に、請求項2のように縫製条件を設定可能である場合には、複数の縫製対象物の1つを選択して各種条件を設定でき、有用である。
ここで「複数の縫製対象物」とは、例えばスカートだけでなく、スカートに加えてシャツ、ズボンについての画像情報を記憶しているということである。
【0015】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか記載のミシンにおいて、
記憶手段は、1の縫製対象物について、複数種類の位置情報を記憶することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、1の縫製対象物について、複数種類の位置情報を記憶していることから、請求項2のように縫製条件を設定可能である場合には、縫製箇所の位置情報を複数のバリエーションの中から選択することができ、1つの縫製対象物についてのデザインの違いなどによるボタン位置の変更にも対応できるようになり多様な縫製が可能となる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載のミシンにおいて、例えば図8に示すように、
記憶手段は、複数の特定箇所の縫製順序に関する情報を記憶し、
表示装置は、制御手段の制御により、記憶手段に記憶された縫製順序を表示することを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載の発明によれば、表示装置は、制御手段の制御の下、記憶手段に記憶されている複数の縫製箇所の縫製順序を表示することから、縫製準備が容易になり、作業効率が向上する。
ここで、「複数の縫製箇所の縫製順序」は、記憶手段に予め書き込まれていてもよいし、請求項7のように設定手段により設定し記憶手段に書き込まれたものでもよい。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載のミシンにおいて、例えば図9、図12に示すように、
表示装置は、縫製対象物全体の画像と共に、複数の特定箇所の各々についての縫製条件を表示可能であることを特徴とする。
【0019】
請求項9に記載の発明によれば、縫製対象物全体の画像と共に、複数の縫製箇所の各々の縫製条件が表示可能であるので、縫製の準備が容易になったり、縫製条件が適正がどうか常時確認できるといったことにより、効率的で良好な縫製作業を実現できる。
【0020】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載のミシンにおいて、例えば図13に示すように、
表示装置は、縫製対象物全体の画像と共に、複数の特定箇所の各々について、縫製の際のエラーを表示可能であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、エラー箇所を縫製対象物全体の中で把握できる。
【0021】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載のミシンにおいて、例えば図14に示すように、表示装置は表示画像を拡大表示可能であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、現在縫製中の部分のみ拡大表示させるなどが可能となり利便性の高い表示装置となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1には、本発明に係る表示装置を備えたボタン付けミシンの概略構成を示した。図1のボタン付けミシン1は、CPU4、該CPU4に接続された表示装置2、ROM5、RAM6、起動用ペダル11、駆動制御回路7等から構成され、表示装置2を介して設定したプログラムに従って縫製するサイクルミシンである。
ROM(Read Only Memory)5は、ミシン1における縫製動作や後述の設定処理及び縫製時表示処理を実行するための制御プログラムや制御データ、さらには設定処理の際に選択可能な縫製データを記憶している。縫製データについては後述する。
【0023】
RAM(Random Access Memory)6は、縫製中、設定処理、縫製時表示処理、又は手動入力縫製データ記憶において、データ等を格納する作業領域となるものである。これらROM5及びRAM6とにより本発明の記憶手段が構成される。
本発明における制御手段であるCPU(Central Processing Unit)4は、ROM5中に書き込まれている制御プログラム、制御データ、及び縫製データに基づいて、入力される各種信号や表示装置2を介して入力される指示信号に応じて、RAM6を記憶エリアとして用いながら演算を行い各種処理を制御するようになっている。
具体的には、CPU4は、駆動制御回路7を介して、ミシンモータ8、ボタンホルダ駆動装置9の動作を制御したり、設定処理や縫製時表示処理を制御する。なお、ミシン1では、駆動制御回路7に対して、ミシンモータ8及びボタンホルダ駆動装置9以外の図示しない各種アクチュエータ(ステッピングモータ、電磁弁、ソレノイド等)も接続され、CPU4から出力される信号により制御される。
【0024】
ミシンモータ8は、縫製するための針棒やルーパー、下釜を駆動するものである。また、ボタンホルダー駆動装置9はボタンホルダー10を駆動するものである。ボタンホルダー10は、布地に縫い付けるためのボタンを保持する装置で、ボタンホルダー駆動装置9により所定の方向に移動可能に構成されている。
起動用ペダル11は、作業者が縫製開始時に操作するもので、これがONになると、CPU4に対して起動信号を出力するようになっている。
【0025】
次に、表示装置2について詳細に説明する。表示装置2は、液晶タッチパネルから構成され、図2に示すように縫製時に必要な条件を設定する操作部3と、この設定作業時及び縫製時に所定の情報を表示する表示部24とからなる。
操作部(設定手段)3には、選択スイッチ21、確定スイッチ22、リターンスイッチ23、及びエラースイッチ28が設けられている。選択スイッチ21は、上キー21a、下キー21b、左キー21c、右キー21dからなり、これらのキーを押しながら、表示部24に表示されている内容の選択や選択の変更を行うためのものである。
確定スイッチ22は、選択スイッチ21により選択した項目を確定するためのスイッチである。選択スイッチ21で選択された項目について更に詳細な項目がある場合、確定スイッチ22が操作されることによって、その詳細な項目が表示される。
【0026】
リターンスイッチ23は、確定スイッチ22で選択した項目から抜け出すためのスイッチである。
エラースイッチ28は、縫製中にボタンや縫い方に不具合を見つけた場合に操作するスイッチであり、これについては後述する。
表示部24は、ROM5に記憶されている縫製データやRAM6に記憶されているデータに基づいて、設定作業時に選択可能な縫製条件を表示したり、縫製時に設定されている縫製条件を表示するものである。
【0027】
ROM5には、前記のように縫製データが書き込まれている。縫製データは、シャツやスカートといった縫製対象物(以下、縫製物ということもある)の種類ごとに、ボタンを縫い付ける位置(縫製位置)や縫製順序、及びボタンの種類などについて複数のパターンデータを備え、これらパターンデータを画像情報として記憶している。よって、表示部24では主にイメージ形状で縫製物に関する情報が表示されるようになっている。
さらに、RAM6では、予め記憶されているパターンデータ以外に作業者が任意に作成したデータを、新たなパターンデータとして記憶することもできる。
【0028】
以下では、CPU4の制御の下で行われる表示装置2における設定処理について、述べる。図3〜図5には設定処理のフローチャートを示し、図6〜図10にはこの設定処理の際に表示部24に表示される画像の一部を示した。
図3に示す処理は、例えばミシン1の電源をONした状態から開始する。まず、ステップS1のように、表示装置2の表示部24には、前回の縫製時の縫製条件が表示される。ステップS2に移行し、表示されている前回の縫製条件を変更するか否かを判定する。ここで、起動用ペダル11が操作されると、前回の縫製条件を変更しないで縫製すると判定し、ステップS3に移行し、ミシンが前回の縫製条件にしたがって縫製を開始する。また、ステップS2において、図示しない縫製条件設定キーが操作されると、縫製条件を変更し設定しなおすと判定し、ステップS4に移行し、これ以降、縫製条件の設定処理が開始する。
【0029】
次いで、ステップS5において、全ての縫製条件を変更するか否か判定する。ここでは、全ての縫製条件とは、▲1▼縫製物の形状、▲2▼縫製位置、▲3▼縫製の順番、▲4▼ボタン縫い条件の4項目である。各項目については順を追って説明する。
ステップS5では、表示部24に「全ての縫製条件を変更しますか」とともに「はい」「いいえ」と表示される。作業者が「はい」キーをタッチすると、全ての縫製条件を変更すると判定してステップS6に移行し、▲1▼縫製物の形状の設定処理が開始する。「いいえ」をタッチすると縫製条件の一部のみ変更すると判定しステップS15に移行する。
【0030】
ステップS6では、表示部24に図6の縫製物形状選択画面24aが表示される。
画面24aにおいて、左上の「0」枠には前回の縫製条件における縫製物の形状が表示されるようになっており(ここではスカートの形状)、「1」、「2」、「3」の各枠には選択可能な形状パターンが表示され、「4」枠には以前に作業者が独自に作成しRAM6内に保存されている縫製パターン(ユーザー登録条件、ここではSONODAパターン)の形状がそれぞれ表示されている。また「5」枠は、形状を手動で入力するための選択枠となっている。
なお、表示部24では、複数の項目の中から1つを選択する場合、複数の項目(枠)のうちの1つが点滅し、選択スイッチ21の各キーを操作することでその点滅が項目間を移動し、最終的に1つの項目が点滅している状態で確定スイッチ22を操作すると、その項目が点灯表示に変わるようになっている。
【0031】
次いで、ステップS7において、作業者により表示されている「0」枠〜「5」枠のいずれかの形状が選択される。作業者が、選択スイッチ21の、上キー21a、下キー21b、左キー21c、あるいは右キー21dを押しながら、画面24aのうち「0」枠〜「5」枠のうちのいずれか、例えば「1」枠のシャツを選択し、次いでステップS8で作業者が確定スイッチ22を押圧すると確定する。
ステップS8の確定した内容に対して、ステップS9において「5」枠の手動入力を選択したか否か判定する。選択していればステップS19に移行する。「5」枠を選択していなければ、ステップS10において、選択した形状について所定の演算、記憶し、「1」枠の数字を図6のように点灯表示する処理を行う。
次いで、ステップS11に移行し、ユーザー登録条件を選択したか否か判定する。図6では「1」枠を選択しているのでここでは、選択していないと判定しステップS14に移行し、縫製物の形状設定処理を終了し、図4のステップS26に移行する。
仮に、ステップS7で「4」枠を選択した場合には、ステップS10では選択したユーザー登録条件の全ての縫製条件について演算、記憶等の処理を行い、ステップS11を経てステップS12に移行し、ここで全ての縫製条件の設定が完了したとして、ステップS13に移行し、起動信号の入力待ちの状態になる。
【0032】
一方、ステップS7において「5」枠を選択すると、ステップS9からステップS19に移行し、形状の手動入力モードになり、表示部24には何も表示されずカーソルのみ点灯した状態になる。次いでステップS20において、選択スイッチ21を操作しながら画面上のカーソルを動かし、縫製したい形状のポイントに達したら、確定スイッチ22を押し(ステップS21)その位置を作図点として確定し、次いでステップS22ではCPU4によりこの作図点が演算・記憶・表示処理される。ステップS23に移行し、表示部24上で1つ前の作図点と今回の作図点を線で結ぶ処理が行われる。ステップS24において、手動入力が終了したか否かを判定し、表示部24上で作図点間が結ばれて1つの形状が作成されていれば、ステップS10に移行する。ステップS10では、手動入力で得た形状についてCPU4により演算・記憶・表示処理がなされる。また、ステップS24で作図点が足りず1つの形状が作成されていなければステップS20に戻り以後のステップを繰り返す。
【0033】
ステップS15では、▲1▼縫製物形状設定、または後述する▲2▼縫製位置設定処理、▲3▼縫製順番設定処理、▲4▼ボタン条件設定処理の4つの項目が表示部24に表示される。次いで、ステップS16において、選択スイッチ21により設定したい条件を▲1▼〜▲4▼の中から選択し、ステップS17において選択した条件を確定スイッチ22により確定し、ステップS18において選択した条件を設定する各ステップ(ステップS6、S26、S37、S50)に移行する。
【0034】
図4のステップS26以後、▲2▼縫製位置(ボタンを縫い付ける複数の縫製箇所の位置)を設定する処理が行われる。ステップS26では、表示部24には、「シャツ」に関する縫製位置のバリエーションを示す縫製位置選択画面24b(図7)が表示される。なお、ROM5は、▲1▼縫製物形状設定処理で予め選択可能に設定されている複数の縫製物(シャツ、スカート、ズボン、エプロン)のそれぞれについて、ボタンの位置情報について複数のバリエーションを記憶している。
画面24bにおいて、左上の「0」枠には、シャツについての前回の縫製時の位置が表示される。「1」、「2」、「3」の各枠には選択可能なパターンが表示され、「4」枠には前記SONODAパターンが表示されている。また、「5」枠は、形状を手動で入力するための選択枠となっている。
【0035】
次いで、ステップS27において、作業者により「0」枠〜「5」枠のいずれかの位置が選択される。作業者が、選択スイッチ21を操作しながら、画面24bのうち「0」枠〜「5」枠のいずれか、例えば図7に示すように「3」枠を選択し、ステップS28で確定スイッチ22を操作すると選択が確定する。次いでステップS29において、手動入力(「5」枠)を選択したか否か判定する。「5」枠を選択していればステップS30に移行する。
前述のように「3」枠を選択していれば、ステップS29からステップS35に移行し、CPU4は確定した位置パターンについて演算、記憶し、画面24bの「3」枠の数字を点灯表示する処理を行う。次いで、ステップS36に移行し、縫製位置の設定が完了し、ステップS37に移行する。
【0036】
一方、ステップS29において「5」枠を選択したと判定すると、ステップS30に移行し、縫製位置の手動入力モードになり、表示部24には、シャツの形状とともにカーソルが表示される。次いで、ステップS31において、選択スイッチ21を操作しながら縫製したい位置にカーソルを動かし、所望の位置に達したら確定スイッチ22を押し(ステップS32)、その位置を縫製位置として確定する。ステップS33ではCPU4によりこの位置を演算・記憶し、表示部24上に確定した点として表示する処理が行われる。次いでステップS34において、手動入力が終了したか否かを判定する。リターンスイッチ23が押されれば終了したと判定し前記ステップS35に移行し、CPU4により手動入力した結果について演算・記憶・表示する処理がなされる。また、ステップS34でスイッチ23が押されなければ終了していないと判定しステップS31に戻る。
なお、ステップS27で「4」枠のユーザー登録条件を選択しても、縫製位置設定処理においては、ユーザー登録条件のうちの縫製位置に関するデータのみ条件として設定されるようになっている。
【0037】
ステップS37以後、▲3▼縫製順番を設定する処理が行われる。ステップS37においては、表示部24に図8に示すように、縫製位置設定処理で選択した縫製位置についての順番のバリエーションを示す縫製順番選択画面24cが表示される。画面24cにおいて、左上の「1」枠には、今回設定した縫製位置と同じ位置で前回縫製した時の順番が表示される。「2」、「3」、「4」の各枠には、選択可能な順番パターンが表示され、「5」枠は、手動で入力するための選択枠となっている。
【0038】
次いで、ステップS38において、作業者により、選択スイッチ21を操作して「1」枠〜「4」枠のいずれか、例えば図8に示すように、「1」枠の順番パターンが選択され、ステップS39では確定スイッチ22により選択が確定する。
次いでステップS45において、手動入力(図8の「5」枠)を選択したか否か判定する。「5」枠を選択していれば、ステップS40に移行する。前述のように「1」枠を選択し手動入力を選択していないと判定すれば、ステップS46に移行する。ステップS46において、CPU4は選択した順番について所定の演算・記憶し、「1」枠の数字を点灯表示する処理を行い、ステップS47で縫製順番の設定が完了したとして図5のステップS50に移行する。
【0039】
ステップS45において「5」枠を選択したと判定すると、ステップS40に移行し、順番を手動で入力するモードになる。表示部24には、図7の画面24bで選択した「3」枠のシャツの画像とカーソルが表示され、選択スイッチ21でカーソルを移動しながら、各位置のボタンを縫製順に選択することで縫製順番を確定していく。すなわち、ステップS41において、選択スイッチ21を操作しながら画面上のカーソルを動かし、1番始めに縫製したい位置のボタンにカーソルを合わせ、確定スイッチ22を押して1番目であることを確定する(ステップS42)。次いで、ステップS43では、CPU4によりこの位置が1番目であることが演算、記憶され、表示部24上でカーソル位置のボタン上に「1」を表示する。ステップS44に移行し、手動入力が終了したか否か判定し、全てのボタンについて順番が表示されれば、ステップS46に移行しCPU4により手動で設定した順番について演算・記憶・表示する処理を行う。またステップS44において、順番が表示されていない(決まっていない)ボタンがあれば、ステップS41に戻る。
【0040】
図5のステップS50以後、▲4▼ボタン縫い条件の設定処理が行われる。ここでは、縫い付けられる各ボタンについての諸項目が設定される。ステップS50では、図9に示すように、詳細条件選択画面25が表示される。この画面25は、縫製物の形状が縫製位置及び縫製順番とともに図示された主画面25a、選択可能なボタンの種類を示すボタン種類選択画面25b、ボタンの詳細な縫製条件の値を選択する数値選択画面25c、各位置のボタンの種類などの設定された縫製条件を表示する設定内容表示画面25dとからなる。
ステップS50に移行したとき、詳細条件選択画面25dには、▲1▼縫製物形状設定処理、▲2▼縫製位置設定処理、▲3▼縫製順番設定処理において選択した内容と同様の内容で前回縫製した時の詳細な縫製条件、つまり各位置のボタンの種類や針数などが表示されている。
ステップS51では、表示されている前回の縫製条件を変更するか否か判定する。ここで起動用ペダル11が操作されると、表示されている縫製条件を変更しないで縫製すると判定し、ステップS52に移行し、縫製を開始する。
【0041】
ステップS51において、図示しない前記縫製条件設定キーが操作されると、条件を変更すると判定し、ステップS53に移行する。ステップS53において、作業者が主画面25aでカーソルを動かし選択スイッチ21によりどの位置のボタンについて設定するか選択し、例えば図9に示すようにカーソルを縫製順番「3」の位置に合わせて選択する。次いで、ステップS54において、確定スイッチ22が押されると確定し、主画面25aの「3」の位置が点灯し、ステップS55に移行する。
ステップS55では、カーソルがボタン種類選択画面25bに移る。ボタン種類選択画面25bには、2つ穴ボタン(「1」枠)、4つ穴ボタン(「2」枠)、マーブルボタン(「4」枠)などが表示され、ステップS56において選択スイッチ21によりカーソルを動かし「1」枠〜「5」枠のいずれか、ここでは「1」枠の2つ穴ボタンを選択し、ステップS57において確定スイッチ22により確定する。
ステップS58では、CPU4においてボタンの種類についての演算・記憶処理され、ボタン種類選択画面25bの「1」枠の数字とボタンの絵が点灯表示されるとともに、CPU4により2つ穴ボタンに関する詳細な縫製条件が数値選択画面25cに表示される。
【0042】
次いで、ステップS59において、作業者により数値選択画面25cの各条件が選択される。作業者が、選択スイッチ21の、上キー21a、下キー21bを操作することで、画面25cのうちの「1」枠、「2」枠または「3」枠の中から、例えば「1」枠を選択し、確定スイッチ22を操作し選択を確定する(ステップS60)。
次いで、ステップS61において数値選択画面25cにおいて手動入力を選択したか否かを判定し、数値選択画面25cの「3」枠が選択されていればステップS70に移行する。前述のように「1」枠を選択していれば、ステップS62に移行し、CPU4により「1」枠の数値条件について演算・記憶処理され、「1」枠が点灯表示される。さらに設定内容表示画面25dの「3」枠の部分に、設定されたボタンの種類を点灯表示する処理を行う。また、このとき主画面25aの「3」部分の点灯表示はそのまま残される。
次いで、ステップS63に移行し、全ての位置のボタンについて設定が終了しているか否か判定し、終了していればステップS64に移行し条件設定完了となり、ステップS65において起動信号入力待ちの状態になる。ステップS63において設定していないボタンがあれば、再びステップS53に戻りカーソルが主画面25aに表示される。
【0043】
また、ステップS70に移行し、手動入力状態になると、数値選択画面25cには、図10に示す手動入力画面25eが表示される。図10の画面25eでは、「針数:10針」の部分にカーソルが位置している状態である。ステップS71で、選択スイッチ21を操作(例えば上キー21a、下キー21b)し、縫製時の針数を変更し、ステップS72で確定スイッチ22でその値を確定し、ステップS73でCPU4により確定した数値を演算・記憶・表示する処理を行う。次いで、ステップS74において、手動入力が終了したか否か判定し、設定していない項目があれば終了していないと判定しステップS71に戻り未設定の項目にカーソルが表示され、全ての項目について数値設定が終了していれば、ステップS63に戻る。
【0044】
ミシン1では、このように表示装置2を介して設定された内容に基づく縫製データに従って、一連の縫製動作が進められるようになっている。
なお、図3〜図5の設定処理で設定した縫製条件に名前を付し、新たなるユーザー登録条件として保存することができる。
【0045】
次に、縫製時表示処理について、図11のフローチャートに基づいて説明する。
図11のフローチャートはステップS13、S65などの起動信号入力待ちの状態から始まる。この状態のときに図12に示す縫製前画面26が表示されている。縫製前画面26は、縫製対象物の形状をボタンの位置・順番とともに示した主画面26aと、各ボタンの種類を明示したボタン種類画面26bとからなる。
まず、ステップS80において、起動ペダル11が操作され起動信号が入力したか否かを判定する。入力するまでこの判定を繰り返し、入力すればステップS81に移行する。ステップS81において複数あるボタンのうち一番目の縫製であるか否か判定する。一番目であればステップS82に移行し、二番目以降であればステップS87に移行する。
ステップS82では、表示部24の表示内容をクリアし、図3〜図5で設定した縫製データに基づく、今回のサイクル縫製の表示に更新される。
【0046】
次いで、ステップS83において、CPU4は一番最初に縫製するボタンについて、縫製条件を演算・記憶し、駆動制御回路7(図1)に駆動指令を出力する。これによりミシン1は縫製を開始する。次いで、ステップS84において、主画面26aの一番目のボタンの絵とそのそばに表示された「1」の数字を点滅表示する(図12)。
ステップS85において一番目のボタンの縫製が終了(ミシンの動作は停止)すると、ステップS86において、点滅していたボタンと「1」、さらにボタン種類画面26bの「1」枠内を点灯表示し(図12)、ステップS80に戻る。
【0047】
ステップS87では、直前の縫製でエラー入力されたか判定する。エラー入力されていればステップS88に移行し、入力されていなければステップS89に移行する。
ここでエラーについて説明する。このボタン付けの縫製において、縫製中あるいは縫製後に、ボタンが傷ついていたり縫製に不具合があることに作業者が気づいた場合には、表示装置2のエラースイッチ28が次の順番の縫製が始まる前に押される。これにより、その縫製がエラーであることが記憶される。このようにエラーが記憶されていると、ステップS87からステップS88に移行し、CPU4によりエラー位置についての演算・記憶処理を行い、縫製が終了し点灯表示された主画面26a及びボタン種類画面26bの該当するボタンをエラー表示する。ステップS88後は、ステップS89に移行する。
【0048】
ステップS89においては、今回の縫製順番のボタンについて、CPU4が、縫製条件を演算・記憶し、駆動制御回路7に駆動指令を出力する。これによりミシン1は縫製を開始する。次いで、ステップS90において、主画面26aのボタンの絵の1つとそのそばに表示された数字を点滅表示する。
ステップS91においてボタンの縫製が終了(ミシンの動作は停止)すると、ステップS92において、点滅していた主画面26a内のボタンと数字、さらにボタン種類画面26bの対応する箇所を点灯表示し、ステップS93に移行する。
ステップS93では、全てのボタンについて縫製が終了したか否か判定し、終了していなければステップS80に戻り、終了していればステップS94に移行する。ステップS94では、最後に縫い付けたボタンについてエラー入力されたか否か判定し、エラー入力されていればステップS95において、ステップS88同様の処理後、このフローを終える。また、ステップS94でエラー入力されていないと判定すれば、そのままこのフローを終える。
【0049】
図13には、図11のフロー終了後に表示されるエラー表示画面27を示した。図13のエラー表示画面は、縫製前画面26同様に主画面27aとボタン種類画面27bとからなる。ここでは、主画面27a及びボタン種類画面27bの双方で、2番目と4番目に縫製されたボタンにエラーがあったことを例示している。
【0050】
なお、前記では、作業者がエラースイッチ28を入力することによって、エラー表示するように構成したが、エラーを常時監視し、エラー入力発生時に表示するようにしてもよい。また、エラー箇所については、その箇所のみ選択して後から縫製することができる。
【0051】
以上のボタン付けミシン1によれば、表示装置2では、縫製物全体の画像と共に、特定の位置のボタンと他の位置のボタンとを画像により識別表示することから、状況を視覚的・感覚的に容易に把握できる。すなわち、設定中であれば、図9に示すように条件設定中のボタンについて主画面25aで点灯表示することから、作業者は現在どの位置のボタンについて設定しているのか常に認識することができ、間違いなくしかも簡単に条件を設定することができる。また、設定終了すれば、主画面25a及び設定内容表示画面25dにおいても点灯表示するので、どこまで設定作業が済んだか分かる。
縫製中においては、図12に示すように縫製中のボタンを点滅表示し、縫製後のボタンを点灯表示することから、シャツ全体の中で現在どの位置のボタンを縫製しているのか、どのボタンの縫製が終了しているのかということが分かり、現在の縫製状況を容易に把握することができる。
また、図9、図12に示すように、シャツ全体の画像と共に、各縫製箇所におけるボタンの各々について、縫製条件が表示されることから、縫製準備が容易になったり、縫製条件が適正かどうか確認しやすく、効率的で良好な縫製作業を実現できる。
【0052】
また、ボタン付けミシン1のROM5には、図6に示すように、スカート、シャツ、ズボン等複数の縫製対象物の画像情報を記憶しており、複数種類の縫製物に対応でき、有用性の高いミシンである。
さらに、図7に示すように、1つの縫製物について、複数種類のボタンの縫い付け位置に関する情報を有しているので、複数のバリエーションの中から選択することができ、シャツという1つの縫製物についてデザインの違いなどによるボタン位置の変更にも対応できるようになり、多様な縫製が可能となる。
加えて、図8に示すように、複数のボタン縫製箇所について縫製順序のデータを複数種類記憶し、そのデータに基づいて縫製順序を設定できるので、ボタンの種類や縫製の準備状況といった各種事情に合わせて都合のいい縫製順序を設定でき、より一層有用である。さらに、設定した縫製順序が縫製中に表示されることから、縫製準備の段取りがしやすくなり作業効率が向上する。
また、図13に示すように、シャツ全体の画像と共に、各縫製箇所におけるボタンの各々について、エラーが表示されることから、エラー箇所をシャツ全体の中で把握でき、的確な対応が可能となる。
【0053】
また、総じて、図6〜図9に示すように、条件を設定する際に、選択可能な条件をイメージ画像で並列に表示するので、作業者は容易に選択でき、設定作業が簡単になる。
【0054】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、表示装置2は、表示する形状の拡大・縮小機能を有していてもよい。
図14には、図12の縫製前画面26の主画面に表示されていたシャツの胴部を拡大した場合を示した。図14に示すように、縫製中において現在縫製中の部分をクローズアップして表示すれば、より現在の状況を把握しやすくなる。
【0055】
また、前記表示装置では表示部と操作部はタッチパネル上で一体に構成されていたが、別体でもよい。操作部も、カーソルキーだけでなく、テンキーやマウス、キーボードなどから構成してもよい。さらに、表示装置はミシンに対して別体で設けられてもよく、例えばCRTディスプレィからなる表示装置をミシンに接続してもよい。
記憶手段としては、ミシンに内蔵されているROMやRAMに限らず、フロッピー(登録商標)ディスクやメモリカードなどの外部記憶媒体でもよい。
また、設定処理時の設定事項は、フローチャート(図3〜図5)で説明した事項以外にも設定可能であるのは勿論のことであり、例えば縫製速度などが設定可能になっていてもよい。
さらに、本発明の表示装置は、ボタン付けミシンだけでなく、プログラム縫製が可能な各種ミシンに適用可能である。
【0056】
上記実施の形態では、少なくとも一つの特定箇所を他の箇所と識別可能に表示するようにしているが、対象物における特定箇所を確認するだけであれば識別可能に表示する必要はなく、単に全ての特定箇所が認識できればよい。すなわち、図7に示すように、特定箇所のパターンの異なるデータが記憶されているデータテーブルを記憶手段に記憶しておき、所望のパターン、例えば、「3」枠を選択することにより、表示装置には前下立てに5つのボタン部分、カフスにそれぞれ2つのボタン部分が配置されている図が示されるようにする。これにより、縫製対象となるシャツのどの部分にボタンを縫製すればよいかを即座に知ることができるから、ボタンを誤った箇所に縫製してしまうことがない。
また、実施の形態では、記憶手段に記憶される対象物の画像を表示装置へと表示するようにしているが、同様の対象物しか縫製しないようなミシンについては、対象物の形状を表示装置上に描くか又はシールにて貼り付けるようにし、この対象物の形状に対して特定の箇所を表示するようにしてもよい。
【0057】
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の例としてのミシンについて図15〜図21に基づいて説明する。本実施の形態のミシンは、図1で示した第1の実施の形態のボタン付けミシン1と同様の構成を有するボタン付けミシンであって、表示装置2が表示装置40となる点のみが異なることから、以下ではこの点について詳述する。なお、本実施の形態のミシンにおいてもボタン付けミシン1同様に、CPU、RAM、ROMが設けられ、表示装置40に表示される画像情報は記憶手段としてのRAM、ROMに記憶されるデータに基づいて、制御手段としてのCPUによって表示制御されるようになっている。
表示装置40は、表示手段としての液晶表示パネルと、この液晶表示パネル上に重ね合わせられる設定手段としての透明タッチパネルとから構成されており、透明タッチパネル下の液晶表示パネルに表示されるスイッチ図形に対応する検出部分に触れることで、該スイッチ図形の選択操作を行うことができる。なお、検出部分は、スイッチ図形の大きさ及び位置に応じて変更される。また、スイッチ図形は、立体的に浮き出るように表示されるようになっている。
【0058】
このミシンにおいても、前記ボタン付けミシン1同様に、1つの縫製物に縫い付けられる複数のボタンを連続して縫製するサイクル縫い用のデータを設定できる。ここでは、1つのボタンに関するデータをパターンデータといい、複数のパターンデータから構成され1縫製物の全てのボタンに関するデータをサイクルデータと言う。登録可能なデータ数としては、サイクルデータはNo.1〜No.20の20個、パターンデータとしてはNo.1〜No.99の99個である。1パターンデータには、縫い付けるボタンの種類(4つ穴、2つ穴など)、縫目(縦目、クロス縫いなど)、針数などが含まれる。
【0059】
以下では、サイクルデータを作成し、必要に応じてそれを修正し、縫製に到る一連の流れを説明する。
ボタン付けミシンの電源がONになると、表示装置40では、自動的に図15に示すサイクル縫い標準画面50が表示される。このサイクル縫い標準画面50は、サイクルデータを構築、編集するための基本となる画面で、主画面51、操作画面52などから構成される。通常、主画面51には、現在選択されている(前回使用した)サイクルデータについての縫製物のイメージ画とデータ内容が表示される。図15はサイクルNo.8が選択されている様子を示す。なお、始めてサイクル縫いを行うときには、デフォルトとしてサイクルNo.20の内容が表示されるようになっている。
【0060】
図15で表示しているサイクルNo.8は、以降の説明により作成されるサイクルデータの完成した形態を示したものであって、今の段階ではNo.8は作成されておらず、サイクル縫い標準画面には異なるサイクルナンバーのデータが表示されているものと仮定する。
【0061】
まず始めに、主画面51上に設けられた新規作成ボタン55aを操作すると、サイクル縫い標準画面50上に図16(a)に示すサイクルNo.新規作成画面60がポップアップ表示される。
サイクルNo.新規作成画面60は、主画面61とサイクルナンバー選択部62とから構成される。主画面61は、エンターボタン61a、キャンセルボタン61b、ナンバー表示部61c、パターン新規作成ボタン61dとを備える。サイクルナンバー選択部62は、10個の数字キーからなるテンキー62a、アップキー62b、ダウンキー62cとを備える。
ナンバー表示部61cには、サイクルデータとして登録されていない、つまり空いているサイクルナンバーのうちの最も小さい番号が表示される。ここでは、サイクルNo.8が表示され、中央には何も表示されない。
【0062】
また、サイクルナンバー選択部62のテンキー62a、アップキー62b、ダウンキー62cとを適宜操作することで、サイクルNo.8以外の数字がナンバー表示部61cに表示される。この場合、No.8同様に、まだ登録されていないサイクルナンバーが表示されれば、ナンバーのみ表示される。
一方、サイクルNo.新規作成画面60において、登録済みのサイクルナンバーを選択した場合、縫製物(例えばシャツ)の外形線に加えて、ボタンの位置や縫製順などのデータ内容も簡略化して表示される。
そして、サイクルNo.新規作成画面60で、サイクルナンバーとして「8」が表示されている場合に、エンターボタン61aにタッチすれば、サイクル縫い標準画面50に戻り、主画面51のサイクルナンバー選択ボタン51aに「8」が表示される。主画面51の中央には何も表示されない。
なお、サイクルNo.新規作成画面60で登録済みのナンバーを選択し、エンターボタン61aが操作されると、「初期値に戻していいですか?」と警告メッセージが表示される。このままエンターボタン61aを操作すれば、データの内容を消去してサイクル縫い標準画面50に戻り、データは消去されサイクルナンバーのみが表示されるようになっている。
【0063】
また、サイクルNo.新規作成画面60で、キャンセルボタン61bが操作されると、この画面60における操作の全てをキャンセルしてサイクル縫い標準画面50に戻るようになっている。
本実施の形態の各図面で示す「×」は、全てキャンセルボタンであり、これを操作するとその画面での操作をキャンセルし、前の画面に戻るようになっている。
さらに、サイクルNo.新規作成画面60において、パターン新規作成ボタン61dを操作すると、パターンNo.新規作成画面(図示せず)に移行し、全く新しいパターンデータを作成し、登録できるようになっている。なお、後述のパターンNo.一覧画面70で選択可能なパターンデータは、このパターンNo.新規作成画面で作成・登録したものと、予めデフォルトとして有するパターンデータ、ここではパターンNo.95〜99に限られる。
【0064】
サイクル縫い標準画面50の主画面51にサイクルNo.8が表示され、中央には何も表示されていない状態で、次に縫製物選択ボタン52aを操作すると、図17に示す縫製物選択画面65が表示される。
縫製物選択画面65は、縫製物の種類を選択するための画面であり、上半分の主画面66と、下半分の縫製物一覧部67とから構成される。
縫製物一覧部67には、4つのパターン選択ボタン67c〜67fと、これらを4つずつスクロールし表示を変更する上スクロールボタン67a、下スクロールボタン67bが設けられている。上スクロールボタン67aはパターンナンバーが大きくなるように、下スクロールボタン67bは小さくなるようにスクロールする。
【0065】
縫製物選択ボタン67c〜67fには、それぞれ、縫製物のイメージ画像が表示され、タッチすることで選択できる。ここでは、シャツを表示する縫製物選択ボタン67fをタッチし選択した状態を示す。このように縫製物選択ボタン67fを選択すると、主画面66にはシャツT1の外形線が表示される。
この状態で、エンターボタン66aを操作すれば、この内容で確定して、サイクル縫い標準画面50に戻る。サイクル縫い標準画面50の主画面51の中央には、シャツT1の外形線が表示される。
【0066】
以上のように縫製物選択画面65における操作により、サイクル縫い標準画面50にサイクルNo.8についてシャツT1の外形線のみが表示されている場合、次のようにしてボタンの縫い付け位置やボタンの種類などが設定されていく。
操作画面52の中央には、パターン選択ボタン53と矢印キー54a〜54dが設けられている。一方、主画面51にはボタンの形状のカーソルCが常に表示され、カーソルCは矢印キー54a〜54dによって、主画面51内の所定範囲を移動することができる。このカーソルCの可動範囲は、例えば主画面51に表示される縫製物に対して一回り大きい矩形状の範囲となっている。
そして、矢印キー54a〜54dを用いて、カーソルCをボタンを縫い付けたい位置である位置P1に移動させ、パターン選択ボタン53を操作すると、図18(a)のパターンNo.一覧画面70が表示される。
【0067】
パターンNo.一覧画面70は、個々のボタン付けについてパターンデータを選択するための画面であり、上半分の主画面71と、下半分のパターン一覧部72とから構成される。始め主画面71には、例えば最も若い番号のパターンデータが表示されるようになっている。さらにパターンナンバーの下には1番目のボタンについて設定している旨を示す「1」が表示される。
パターン一覧部72には、4つのパターン選択ボタン72c〜72fと、これらを4つずつスクロールし表示を変更する上スクロールボタン72a、下スクロールボタン72bが設けられている。上スクロールボタン72aはパターンナンバーが大きくなるように、下スクロールボタン72bは小さくなるようにスクロールする。
【0068】
パターン選択ボタン72c〜72fには、それぞれ、左上にパターンナンバーが示されるとともに、パターンデータのボタン縫い条件が表示され、タッチすることで選択できる。ここでは、パターンNo.88を表示するパターン選択ボタン72fをタッチし選択した状態を示す。このようにパターンNo.88を選択すると、主画面71にはパターンナンバーとして「88」とその内容(4つ穴の縦目、穴間の距離、針数など)が表示される。
この状態で、エンターボタン71aを操作すれば、この内容で確定して、サイクル縫い標準画面50に戻る。サイクル縫い標準画面50の位置P1においては、図15で示すように、丸の中に「1」と表示されるようになる。以上の操作により、「1」のボタンについてはパターンNo.88の内容でボタン付け縫いが行われることが設定される。
【0069】
なお、パターン一覧部72には、パターンナンバー入力ボタン73が設けられ、これを操作すると、図18(b)に示すように、テンキー75aとテンキー75aで入力した数字が表示される表示部75cが設けられたパターンナンバー入力画面75が表示される。この画面でパターンナンバーを直接入力しエンターボタン75bを操作すれば、パターンNo.一覧画面70の主画面71にそのパターンナンバーの内容が表示される。
また、パターン一覧部72の右下にはパターン登録削除ボタン74が設けられ、これを操作すると選択中のパターンナンバーのデータを削除(完全に消去)するようになっている。ただし、前述のパターンNo.95〜99は削除することができないようになっている。
【0070】
以後、縫製されるボタンの数だけ、パターンNo.一覧画面70とサイクル縫い標準画面50との往復を繰り返し、それぞれのボタンについてパターンデータを設定していく。このように設定していくと、図15に示すように、縫製位置に「1〜13」の数字がシャツT1の絵柄の中に示される。すなわち、カーソルCを合わせた位置が縫製箇所となり、これらが本発明の特定箇所である。なお、「1〜13」の数字は、設定した順序であるが、実際の縫製もこの順序で行われるようになっている。
すでに設定したボタンについて取り消したい場合には、カーソルCを消したいボタンの数字上にあわせ、操作画面52の右上に設けられているデータ個別削除ボタン52bを押すことで、そのボタンの表示とデータが削除される。その場合、そのボタン以後の縫製順序が1つずつ繰り上がり、それに応じて画面中でも縫製順序の表示が変更される。
また、サイクル縫い標準画面50の右下には第1サイクル登録削除ボタン52cが設けられ、サイクルデータの全てのボタンに関する設定をまとめて取り消したい場合には、これを操作する。これにより、サイクル縫い標準画面50の主画面51の中央には、パターンデータ設定前の外形線だけの縫製物(ここではシャツT1)が表示される。
【0071】
以上の操作により、1縫製物にボタン付け縫製を行うための1つのサイクルデータが作成される。ここで、このサイクルデータに名前を付ける操作について説明する。
主画面51の上には、文字入力ボタン55cが設けられている。これを操作すると、図16(b)に示す文字入力画面80がポップアップ表示される。文字入力画面80の上部には、カーソル80aとともに文字入力部80bが設けられている。さらにその下には、アルファベットからなるアルファベットボタン81、数字からなる数字ボタン82、「#」などの記号からなる記号ボタン83が設けられている。カーソル80aが指し示す位置が文字入力可能な位置であり、アルファベットボタン81などをタッチしながら最大14文字まで入力していくことができる。
【0072】
また、必要に応じて、これらボタンの下に設けられた矢印左ボタン84、矢印右ボタン85を操作してカーソル80aを左右に移動させることができる。また、クリアボタン86が設けられ、これによりカーソル80aが指している文字を削除することができる。
文字入力画面80の左上には、サイクルナンバーが表示される。ここでは「8」が表示されている。
エンターボタン87を操作すると、入力した文字列を保存し、サイクル縫い標準画面50に戻り、図15で示すように縫製物の上部に名前Nが表示される。
【0073】
このように縫製したいサイクルデータの作成・登録が終了したならば、図15に示すように、サイクル縫い標準画面50の下に設けられている準備完了スイッチ56を操作することで、サイクル縫い縫製画面130に移行する。サイクル縫い縫製画面130については後述する。
【0074】
上記では、サイクルデータをオペレータが作成する場合について説明したが、既に複数のサイクルデータが作成及び登録されている場合には、以下のようにしてサイクルデータを呼び出してそのデータに基づいて縫製してもよい。
サイクル縫い標準画面50において、サイクルナンバー選択ボタン51aを操作すると、サイクルNo.一覧画面90(図19(a))がポップアップ表示される。
サイクルNo.一覧画面90は、前記パターンNo.一覧画面70とほぼ同様の構成及び機能を有する。すなわち、上半分の主画面91と下半分のサイクル一覧部92とから構成される。サイクル縫い標準画面50からサイクルNo.一覧画面90に移行した際、主画面91には、現在選択されている、つまりサイクル縫い標準画面50に表示されているサイクルデータのナンバーとそのデータ内容の概略が表示される。
【0075】
サイクル一覧部92には、4つのサイクル選択ボタン92c〜92fと、これらを4つずつまとめてスクロールし表示を変更する上スクロールボタン92a、下スクロールボタン92bが設けられている。サイクル選択ボタン92c〜92fには、それぞれ左上にサイクルナンバー、その下に使用するボタンの数、縫製物の形状が表示される。ここでは、サイクルNo.8が選択された状態であるので、サイクル選択ボタン92dが押されて窪んだ状態で示される。サイクルNo.8以外のナンバーのサイクル選択ボタンをタッチすれば、そのボタンが窪んだ状態で表示され、主画面91にはその内容が表示されるようになる。
そして、エンターボタン91aを操作すれば、サイクルNo.一覧画面90で選んだサイクルナンバーとそのデータ内容がサイクル縫い標準画面50に表示される。
なお、この画面90の右下には第2サイクル登録削除ボタン94が設けられている。これを操作すると画面90において選択したサイクルナンバーがデータごと削除(完全に消去)される。ただし、前述のサイクルNo.20は削除できない。
【0076】
ところで、サイクル一覧部92には、サイクルナンバー入力ボタン93が設けられている。これを操作すると、図19(b)に示すように、テンキー95aと、テンキー95aによって入力された数字が表示される表示部95cが設けられたサイクルNo.入力画面95が表示される。ここで、サイクルナンバーを直接入力しエンターボタン95bを操作すれば、サイクルNo.一覧画面90の主画面92にそのサイクルナンバーの内容が表示される。
【0077】
次に、前述のように作成あるいは選択したサイクルデータ中のパターンデータの変更について説明する。
まず、サイクル縫い標準画面50の主画面51内のカーソルCを適宜移動し、パターンデータを変更したいボタン上に位置を合わせる。その状態でサイクル縫い標準画面50の左下に設けられている縫製データ画面表示ボタン52dを操作すると、図20で示す縫製データ画面100がポップアップ表示される。
縫製データ画面100は、主画面101と、パターンナンバーのデータを構成するパラメータの一覧を示すパラメータ一覧部102とからなる。
【0078】
主画面101には、現在選択されているボタンの縫製順が表示され、ここでは「1」と表示されている。その上に、このボタンについて設定されているパターンナンバーとして「88」が表示されている。主画面101の中央には、パターンNo.88の概要が表示され、右上にはキャンセルボタン101aが表示されている。
【0079】
パラメータ一覧部102には、主画面101に表示されているパターンデータを構成するパラメータ項目をタッチすることで選択できるパラメータボタン103a〜103fが設けられている。さらに、パラメータボタン103a〜103fを6つずつまとめてスクロールし表示を変更する上スクロールボタン104a、下スクロールボタン104bが設けられている。パラメータボタン103a〜103fのそれぞれには、データ内容を示すイメージ画と共にパラメータナンバー(「P01」など)が表示される。
また、パラメータボタン103a〜103fに表示されたパラメータナンバーのうち、数字で変更可能なパラメータについては例えばピンクで表示し、いくつかの選択肢の中から選択することで変更可能なパラメータについては例えば緑で表示するといったように区別して表示されるようになっている。
【0080】
ここで、パラメータ変更方法の例を挙げる。
例えば、緑で表示され、ボタン穴に対する糸の通し方に関するパラメータナンバー「P01」の内容を変更したい場合、パラメータボタン103aにタッチする。これにより、P01選択肢画面105が表示される。
P01選択肢画面105には、前記主画面101と全く同様の主画面105aと、その下に複数の選択肢ボタンからなる選択肢ボタン群105bが設けられている。このうち、例えば選択肢ボタン105cを押して選択すると、図19で示すように窪んだ状態で表示される。この状態でエンターボタン106を操作すれば、パラメータ「P01」に関して選択肢ボタン105cの内容にデータ変更を行い、縫製データ画面100に戻る。
【0081】
また、例えば、ピンクで表示され、所定の原点位置に対するボタン付け位置に関するパラメータナンバー「P10」の内容を変更したい場合、パラメータボタン103fにタッチする。これにより、P10数値入力画面107が表示される。
P10数値入力画面107には、前記主画面101と全く同様の主画面107aと、その下にテンキー108a、+ボタン108b、−ボタン108cが設けられている。+ボタン108bは所定単位ずつ数字を増加させるもので、−ボタン108cは所定単位ずつ減少させるものである。テンキー108aの左隣には、現在のパラメータ値を表示する値表示部108dが設けられている。
さらに、値表示部108dの上下に、原点に対してボタンの縫い付け位置を所定の正の方向にずらすための正選択ボタン109aと、この正の方向とは逆の負の方向にずらすための負選択ボタン109bが設けられ、ここでは正選択ボタン109aが押され選択されている。この状態で、テンキー108a、+ボタン108b、−ボタン108cを適宜操作しデータ表示部108dに所望の数字を表示させ、エンターボタン109cを操作すれば、縫い付け位置が原点に対して所定長さ正の方向にずれた位置に変更され、縫製データ画面100に戻る。
【0082】
縫製データ画面100の下には、サイクル縫い標準画面50同様に準備完了スイッチ56が設けられている。縫製データ画面100で変更した内容のままで良ければ、準備完了スイッチ56を操作し、サイクル縫い縫製画面130に移行する。また、縫製データ画面100においてキャンセルボタン101aを操作すれば、データ変更をキャンセルしてサイクル縫い標準画面50に戻る。
【0083】
なお、縫製データ画面100におけるパラメータの変更は、ここで選択されているパターンNo.88のパラメータを根本的に変更する操作である。よって、変更後に、全く別のサイクルデータについてパターンNo.88を呼び出した場合「P01」及び「P10」について変更後の内容になる。
【0084】
縫い付けるボタンのパターンデータを、すでに登録されているパターンデータに置き換える場合は次のように操作すればよい。サイクル縫い標準画面50においてカーソルCを置き換えたいボタン上に位置合わせした後、パターン選択ボタン53を操作し、前記パターンNo.一覧画面70に移行し、該画面内において既に登録されている別のパターンナンバーに変更すればよい。
【0085】
また、1つのサイクルデータをそのまま残し、かつ、そのサイクルデータの一部を変更したサイクルデータを作成したいような場合には、コピー機能を利用する。サイクル縫い標準画面50の上部にはコピーボタン55bが設けられ、これを操作すると、図21に示すサイクルコピー元画面110がポップアップ表示される。
サイクルコピー元画面110は、主画面111とサイクル一覧部112とからなる。主画面111には、サイクル縫い標準画面50で選択されていたサイクルデータのサイクルナンバーとデータの概略が表示されている。また、サイクル一覧部112には、サイクル選択ボタン112a〜112dと、これらを4つずつまとめてスクロール表示する上スクロールボタン113、下スクロールボタン114と、コピー先を指定するためのコピー先移動ボタン115が設けられている。
【0086】
コピーを行う場合、上スクロールボタン113、下スクロールボタン114を操作しながら、サイクル選択ボタン112a〜112dに所望のサイクルナンバーを表示させる。サイクル選択ボタン112bで示すように、タッチして選択すると窪んで表示され、主画面111にそのサイクルデータの概略が表示される。
ここで、コピー先移動ボタン115を操作すると、サイクルコピー先画面120が表示される。サイクルコピー先画面120は、コピー元のサイクルナンバーとそのデータが表示される主画面121と、テンキー122a、アップキー122b、ダウンキー122c、ナンバー表示部123などを備えるコピー先ナンバー指定部124とからなる。ナンバー表示部123には、未登録のサイクルナンバーのうちの最も小さいナンバーがまず表示されるようになっている。
【0087】
そして、テンキー122a、アップキー122b、ダウンキー122cを操作しながら、コピー先にしたいサイクルナンバーをナンバー表示部123に表示させ(ここでは「9」)、エンターボタン125を操作すると、サイクルナンバー9にサイクルナンバー8のデータ内容をコピーして、サイクルコピー元画面110に戻る。サイクルコピー元画面110においてエンターボタン111bを操作すると、サイクル縫い標準画面50に戻る。
なお、コピー先ナンバー指定部124において、既に登録済みのサイクルナンバーを指定することもできる。この場合にそのサイクルナンバーに元々設定されていたデータに上書きされる。
【0088】
前述のようにサイクル縫い標準画面50あるいは縫製データ画面100において準備完了スイッチ56を操作することで、図22で示すサイクル縫い縫製画面130に移行する。この画面は縫製時の状況を表示するものである。
サイクル縫い縫製画面130の中央には現在の縫製状況を表示する主画面131が設けられている。主画面131には、サイクル縫い標準画面50で表示していたサイクルデータのサイクルナンバー「8」と縫製物のイメージ画としてシャツT1が、ボタンの縫製位置・縫製順序とともに表示される。
ボタンの色は縫製状態に応じて異なっている。すなわち、これから縫製するボタンおよび縫製中のボタンが青色で表示され、縫製が終了したボタンは灰色で表示され、その他のボタンは水色で表示される。具体的には、図22において、縫製前、「1」番のボタンは青色で表示され、他のボタンは水色で表示される。この状態は、縫製中も維持され、縫製が終了すると、「1」番のボタンは青色から灰色に変わり、「2」番のボタンが水色から青色に変わる。このように、ボタン毎に縫製状態が区別できるように表示される。
【0089】
主画面131には、縫製順序を繰り上げる繰り上げボタン132と、逆に繰り下げる繰り下げボタン133が設けられている。これらを操作することで、サイクルデータのプログラム順序とは無関係に縫製したいボタンを縫製できるので、1つのボタンについて失敗したような場合に有用である。
また、主画面131の左下には、縫製した縫製物の枚数をカウントするカウンター131aが設けられている。
【0090】
主画面131の上には、ボタンローダーボタン135及び糸通しボタン136が設けられている。表示装置40が設けられているボタン付けミシンには電動でボタンを針下まで搬送するボタンローダー装置が設けられ、このボタンローダー装置は所定のタイミングで自動的にボタンを搬送するように構成されているが、ボタンローダーボタン135を操作するとマニュアルでボタンを搬送する。
また、糸通しボタン136を操作すると、オペレータがミシン針に糸を通しやすいようにミシン針が上死点に移動するようになっている。ボタンローダーボタン135及び糸通しボタン136は、サイクル縫い標準画面50にも設けられ、オペレータの都合のよいタイミングでこれらの作業が可能となっている。
【0091】
主画面131の下には、縫製中のボタンの次のボタンについてのパターンデータが表示される次縫製表示部135が設けられている。ここでは、次の縫製が2番目のボタンであることを示す「2」という表示とともに、このボタンについてのパターンナンバーやそのデータ内容が示されている。
オペレータは、以上のようなサイクル縫い縫製画面130を見ながら、縫製物のセット位置をずらしたり、次のボタンの準備をしたり、あるいは前記ボタンローダー装置へボタンのセットができるといったように作業を容易に進めることができる。
【0092】
以上の表示装置40を備えたボタン付けミシンであれば、サイクルデータの新規作成、変更などの設定、あるいは縫製中に、縫製物のイメージ画像とともに複数のボタンが画像表示され、強調すべきボタンについては他のボタンとは異なる状態で識別表示することから、設定内容や現在の状況を視覚的・感覚的に容易に把握できる。
【0093】
すなわち、縫製中、サイクル縫い縫製画面130において、縫製前後及び縫製中のボタンそれぞれについて異なる色で表示されるので、縫製の進み具合や、次にどのような準備をしたらよいかなど容易に把握でき、結果として作業効率が向上する。
【0094】
また、縫製物とボタンの表示だけでなく、その他の表示についても画像表示されるので、視覚的・感覚的に分かりやすく、設定作業が容易となる。例えば、縫製物選択画面65、パターンNo.一覧画面70及びサイクルNo.一覧画面90では、縫製物選択ボタン67c〜67f、パターン選択ボタン72c〜72f及びサイクル選択ボタン92c〜92fに登録されているデータを画像表示させて、タッチすることで選択・設定することができるので、多様なバリエーションの中から簡単に縫製条件を設定することができる。
さらに、複数のボタンについてデータの設定順がそのまま縫製順となることから、縫製順序のみを設定する必要がないので、設定作業が簡単なものとなる上に、その順序が表示され利便性が高い。
【0095】
さらに、サイクル縫い標準画面50内でカーソルCを自在に移動させながら、任意の位置をボタンの縫い付け位置として設定することができるので多様なデザインに対応することができる。
なお、本発明における縫製条件とは、図15のサイクル縫い標準画面にて設定される特定箇所と縫製順番、図17の縫製物選択画面にて設定される縫製物(対象物)の外形形状(画像)および図20の縫製データ画面で設定されるボタン形状、ボタン穴の数、穴間の距離等のボタン付け縫いに関わる各種パラメータである。
【0096】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、制御手段の制御の下で、表示装置が縫製対象物の画像を表示すると共に、複数の縫製箇所の中で少なくとも一つ以上の縫製箇所を他の縫製箇所に対して識別可能に表示することから、縫製対象物全体について縫製状況を容易に把握することができるようになる。例えば、現在縫製中の1つの縫製箇所を、他の縫製箇所とは異なる状態で表示すれば、縫製対象物全体の中でどの部分を縫製しているか分かり、また、縫製が終了した一つ以上の縫製箇所についてまだ縫製していない箇所とは異なる状態で表示すれば、縫製対象物全体のどの部分まで縫製が終了したか分かる。あるいは、次の縫製箇所を識別表示すれば、次にどの箇所を縫製するか分かり、事前の準備も整えやすく作業効率が向上する。特に、請求項1の表示装置は、画像表示するものであるから、情報を視覚的・感覚的に知ることができ、縫製状況を容易に把握できる。
【0097】
請求項2に記載の発明によれば、設定手段において設定された縫製条件が表示装置に表示されることから、縫製箇所の設定内容が容易に把握できる。特に、設定時も縫製対象物の画像とともに、一つ以上の縫製箇所を他とは識別可能に表示すれば、複数の縫製箇所のうち現在条件を設定中の箇所を識別表示したり、すでに条件を設定済みの箇所を識別表示するなどにより、間違いなく簡単に設定作業ができる。
【0098】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2同様の作用効果を奏することができるのは勿論のこと、対象物における任意の位置を特定箇所として設定することができるので、多様なデザインに対応することができる。
【0099】
請求項4に記載の発明によれば、設定手段により縫製順序が設定できるので、例えば、身ごろから先に縫って次に袖を縫うといったように部分ごとに順番を決めたり、2種類以上のボタンを縫い付ける場合、同じ種類のボタンについて連続して縫うといった設定が可能となり、デザインや縫製の準備状況といった各種事情に合わせて都合のいい縫製順序に設定でき、より一層有用である。
【0100】
請求項5に記載の発明によれば、複数の特定箇所の縫製順序は設定手段によって設定された順に設定されるようになっていることから、例えば、シャツなどにおいて縦一列にボタンを連続して縫い付ける縫製の場合、一端側から他端に向かって順に縫製箇所を設定していけば、その設定順に縫製順序が設定され、縫製順序のみを設定する必要がないので、設定作業が簡単なものとなる。
【0101】
請求項6に記載の発明によれば、記憶手段は、複数種類の縫製対象物の画像情報と、それぞれの縫製対象物に対応して複数の縫製箇所の位置情報を記憶しているので、複数の縫製対象物に対応できる。特に、請求項2のように縫製条件を設定可能である場合には、複数の縫製対象物の1つを選択して各種条件を設定でき、有用である。
【0102】
請求項7に記載の発明によれば、1の縫製対象物について、複数種類の位置情報を記憶していることから、請求項2のように縫製条件を設定可能である場合には、縫製箇所の位置情報を複数のバリエーションの中から選択することができ、1つの縫製対象物についてのデザインの違いなどによるボタン位置の変更にも対応できるようになり多様な縫製が可能となる。
【0103】
請求項8に記載の発明によれば、表示装置は、制御手段の制御の下、記憶手段に記憶されている複数の縫製箇所の縫製順序を表示することから、縫製準備が容易になり、作業効率が向上する。
【0104】
請求項9に記載の発明によれば、縫製対象物全体の画像と共に、複数の縫製箇所の各々の縫製条件が表示可能であるので、縫製の準備が容易になったり、縫製条件が適正がどうか常時確認できるといったことにより、効率的で良好な縫製作業を実現できる。
【0105】
請求項10に記載の発明によれば、エラー箇所を縫製対象物全体の中で把握できる。
請求項11に記載の発明によれば、現在縫製中の部分のみ拡大表示させるなどが可能となり利便性の高い表示装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としてのボタン付けミシンの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の表示装置の平面図である。
【図3】図1のCPUの制御の下で行われる設定処理を示すフローチャートである。
【図4】図3の続きを示すフローチャートである。
【図5】図4の続きを示すフローチャートである。
【図6】設定処理の際に表示装置に表示される縫製物形状選択画面を示す図である。
【図7】設定処理の際に表示装置に表示される縫製位置選択画面を示す図である。
【図8】設定処理の際に表示装置に表示される縫製順番選択画面を示す図である。
【図9】設定処理の際に表示装置に表示される詳細条件選択画面を示す図である。
【図10】設定処理の際に表示装置に表示される数値選択画面を示す図である。
【図11】図1のCPUの制御の下で行われる縫製時表示処理を示すフローチャートである。
【図12】縫製時表示処理の際に表示装置に表示される縫製前画面を示す図である。
【図13】エラー表示画面の一例を示す図である。
【図14】縫製前画面において主画面に表示される縫製物の形状を拡大した図である。
【図15】本発明の他の例としてのミシンの表示装置に表示されるサイクル縫い標準画面を示す図である。
【図16】(a)はサイクルNo.新規作成画面を示し、(b)は文字入力画面を示す図である。
【図17】縫製物選択画面を示す図である。
【図18】(a)はパターンNo.一覧画面を示し、(b)はパターンNo.入力画面を示す図である。
【図19】(a)はサイクルNo.一覧画面を示し、(b)はサイクルNo.入力画面を示す図である。
【図20】縫製データ画面と、この画面からP01選択肢画面とP10数値入力画面を示す図である。
【図21】サイクルコピー元画面とサイクルコピー先画面を示す図である。
【図22】サイクル縫い縫製画面を示す図である。
【符号の説明】
1 ボタン付けミシン
2 表示装置
3 操作部
4 CPU
5 ROM
6 RAM
7 駆動制御回路
8 ミシンモータ
9 ボタンホルダ駆動装置
10 ボタンホルダ
21 選択スイッチ
22 確定スイッチ
23 リターンスイッチ
28 エラースイッチ
40 表示装置

Claims (11)

  1. 縫製対象物における複数の特定箇所に対して順次パターン縫いを施すミシンにおいて、
    表示装置と、
    前記縫製対象物全体の画像情報と前記特定箇所の位置情報とを記憶する記憶手段と、
    前記表示装置が、前記画像情報に基いて縫製対象物全体の画像を表示すると共に、前記複数の特定箇所のうち少なくとも一箇所を他の箇所に対して識別可能に表示するように制御する制御手段とを備えることを特徴とするミシン。
  2. 縫製条件を設定する設定手段を備え、
    表示装置は、制御手段の制御により、設定手段において設定された縫製条件を表示することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 設定手段により、縫製対象物における任意の位置を前記特定箇所として設定可能であることを特徴とする請求項2に記載のミシン。
  4. 設定手段により、複数の特定箇所について縫製順序を設定可能であることを特徴とする請求項2または3に記載のミシン。
  5. 設定手段により、前記複数の特定箇所が順次設定され、
    複数の特定箇所の縫製順序は、設定手段によって設定された順に、自動的に設定されることを特徴とする請求項2または3に記載のミシン。
  6. 記憶手段は、複数種類の縫製対象物の画像情報と、それぞれの縫製対象物に対応して複数の特定箇所の位置情報を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のミシン。
  7. 記憶手段は、1の縫製対象物について、複数種類の位置情報を記憶することを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のミシン。
  8. 記憶手段は、複数の特定箇所の縫製順序に関する情報を記憶し、
    表示装置は、制御手段の制御により、記憶手段に記憶された縫製順序を表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のミシン。
  9. 表示装置は、縫製対象物全体の画像と共に、複数の特定箇所の各々についての縫製条件を表示可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のミシン。
  10. 表示装置は、縫製対象物全体の画像と共に、複数の特定箇所の各々について、縫製の際のエラーを表示可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のミシン。
  11. 表示装置は、表示画像を拡大表示可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のミシン。
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