JP3109597B2 - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JP3109597B2 JP3109597B2 JP02191167A JP19116790A JP3109597B2 JP 3109597 B2 JP3109597 B2 JP 3109597B2 JP 02191167 A JP02191167 A JP 02191167A JP 19116790 A JP19116790 A JP 19116790A JP 3109597 B2 JP3109597 B2 JP 3109597B2
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- Japan
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- bobbin
- screen
- winding
- bobbin winding
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は画面情報を表示するための表示部を備えたミ
シンに関する。
シンに関する。
(従来の技術) 一般にコンピュータミシンと称される家庭用ミシンに
あっては、ミシン本体にLCDからなる表示部を設けたも
のがある。この表示部は、模様縫いを行う場合に使用者
が選択した模様を表示したり、使用者が誤操作したとき
のエラーメッセージを表示することに利用されている。
一例をあげると、使用者がミシンの下糸巻き機能を用い
て下糸巻きの作業を実行すべくスイッチ操作を行ったと
きに、センサにより糸巻軸にボビンがないことが検出さ
れると、表示部には、予めROMに記憶されている画面表
示データに基づいて「ボビンがセットされていません」
の文字が表示されるのである。
あっては、ミシン本体にLCDからなる表示部を設けたも
のがある。この表示部は、模様縫いを行う場合に使用者
が選択した模様を表示したり、使用者が誤操作したとき
のエラーメッセージを表示することに利用されている。
一例をあげると、使用者がミシンの下糸巻き機能を用い
て下糸巻きの作業を実行すべくスイッチ操作を行ったと
きに、センサにより糸巻軸にボビンがないことが検出さ
れると、表示部には、予めROMに記憶されている画面表
示データに基づいて「ボビンがセットされていません」
の文字が表示されるのである。
(発明が解決しようとする課題) 従来のものでは、表示部に表示されるエラーメッセー
ジとしては、上述の「ボビンがセットされていません」
や、糸切れセンサの糸切れ検出に基づく「糸切れ確
認」、押えレバーを下げずに縫製を開始しようとしたと
きの「押えレバー↓」などがあったが、これらは、ある
機能に対してひとつのメッセージが表示されるだけであ
った。
ジとしては、上述の「ボビンがセットされていません」
や、糸切れセンサの糸切れ検出に基づく「糸切れ確
認」、押えレバーを下げずに縫製を開始しようとしたと
きの「押えレバー↓」などがあったが、これらは、ある
機能に対してひとつのメッセージが表示されるだけであ
った。
ところが、ミシンの下糸巻き機能にあっては、それを
実行させるために使用者が行わなければならない操作が
複数段階にわたる比較的複雑なものであり、従来のよう
なひとつのメッセージしか表示されないものでは、使用
者が次にどのような操作を行えばよいのか理解しにくい
場合があった。
実行させるために使用者が行わなければならない操作が
複数段階にわたる比較的複雑なものであり、従来のよう
なひとつのメッセージしか表示されないものでは、使用
者が次にどのような操作を行えばよいのか理解しにくい
場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、使用者に次に行うべき操作を理解しやすく知らせる
ことができるミシンを提供するにある。
は、使用者に次に行うべき操作を理解しやすく知らせる
ことができるミシンを提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の請求項1のミシンは、下糸巻き機能を有する
ものであって、使用者に教示,警告あるいは状況報知す
るための画面表示を行う表示部と、下糸巻き機能に関し
てその状況に応じた複数の教示,警告あるいは状況報知
のための画面表示データを記憶した記憶手段と、下糸巻
き機能の状況を検出する検出手段と、この検出手段の検
出した状況の変化に応じて画面表示を切換えて表示部に
表示させ、前記下糸巻きの終了に関わる画面において少
なくともボビンに巻かれた下糸の部分が太くなっている
絵を表示すると共に、前記下糸巻き軸を移動させる方向
を矢印にて報知する表示制御手段とを具備した構成に特
徴を有する。
ものであって、使用者に教示,警告あるいは状況報知す
るための画面表示を行う表示部と、下糸巻き機能に関し
てその状況に応じた複数の教示,警告あるいは状況報知
のための画面表示データを記憶した記憶手段と、下糸巻
き機能の状況を検出する検出手段と、この検出手段の検
出した状況の変化に応じて画面表示を切換えて表示部に
表示させ、前記下糸巻きの終了に関わる画面において少
なくともボビンに巻かれた下糸の部分が太くなっている
絵を表示すると共に、前記下糸巻き軸を移動させる方向
を矢印にて報知する表示制御手段とを具備した構成に特
徴を有する。
また、請求項2記載のミシンは、下糸巻き機能を備え
るものにあって、下糸巻き機能における下糸巻きの準
備、下糸巻き中、下糸巻き終了の夫々に関して、使用者
に教示,警告あるいは状況報知するための画面を、表示
部に絵と文字とにより表示可能であって、前記下糸巻き
に係る画面において、糸巻き開始に関わる画面でスター
トの操作を報知し、糸巻き終了に関わる画面でボビンに
巻かれた下糸の部分が太くなっている絵を表示すると共
に前記下糸巻き軸を移動させる方向を矢印にて報知する
構成したことに特徴を有する。
るものにあって、下糸巻き機能における下糸巻きの準
備、下糸巻き中、下糸巻き終了の夫々に関して、使用者
に教示,警告あるいは状況報知するための画面を、表示
部に絵と文字とにより表示可能であって、前記下糸巻き
に係る画面において、糸巻き開始に関わる画面でスター
トの操作を報知し、糸巻き終了に関わる画面でボビンに
巻かれた下糸の部分が太くなっている絵を表示すると共
に前記下糸巻き軸を移動させる方向を矢印にて報知する
構成したことに特徴を有する。
(作用) 請求項1のミシンによれば、検出手段により下糸巻き
機能の状況が検出され、表示制御手段により、その遂行
状況に応じた教示,警告あるいは状況報知の画面が表示
部に表示される。この場合、記憶手段には遂行状況に応
じた複数の教示,警告あるいは状況報知のための画面表
示データが記憶されており、これに基づき、下糸巻き機
能の状況に応じて画面が切り換え可能で、前記下糸巻き
の終了に関わる画面において少なくともボビンに巻かれ
た下糸の部分が太くなっている絵を表示すると共に、前
記下糸巻き軸を移動させる方向を矢印にて報知するの
で、下糸巻き機能に関して複雑な操作であってもその終
了段階の画面表示することができる。
機能の状況が検出され、表示制御手段により、その遂行
状況に応じた教示,警告あるいは状況報知の画面が表示
部に表示される。この場合、記憶手段には遂行状況に応
じた複数の教示,警告あるいは状況報知のための画面表
示データが記憶されており、これに基づき、下糸巻き機
能の状況に応じて画面が切り換え可能で、前記下糸巻き
の終了に関わる画面において少なくともボビンに巻かれ
た下糸の部分が太くなっている絵を表示すると共に、前
記下糸巻き軸を移動させる方向を矢印にて報知するの
で、下糸巻き機能に関して複雑な操作であってもその終
了段階の画面表示することができる。
請求項2のミシンによれば、下糸巻きの準備、下糸巻
き開始、下糸巻き終了の夫々の段階に関して、表示,警
告あるいは状況報知の表示画面を、絵と文字とにより、
使用者にわかりやすく表示することができる。前記下糸
巻きに係る画面において、糸巻き開始に関わる画面で
は、スタートの操作が報知され、糸巻き終了に関わる画
面では、ボビンに巻かれた下糸の部分が太くなっている
絵が表示されると共に前記下糸巻き軸を移動させる方向
が矢印にて報知される。
き開始、下糸巻き終了の夫々の段階に関して、表示,警
告あるいは状況報知の表示画面を、絵と文字とにより、
使用者にわかりやすく表示することができる。前記下糸
巻きに係る画面において、糸巻き開始に関わる画面で
は、スタートの操作が報知され、糸巻き終了に関わる画
面では、ボビンに巻かれた下糸の部分が太くなっている
絵が表示されると共に前記下糸巻き軸を移動させる方向
が矢印にて報知される。
(実施例) 以下本発明の一実施例について、図面を参照して説明
する。
する。
まず、第3図はミシン本体1の全体を示し、ここで、
ミシン本体1は、ベッド部2及びこのベッド部2の右方
部から上方左方に延びるように一体に設けられたアーム
部3から構成されている。アーム部3の先端部には、縫
い針4を有する針棒5が設けられており、前記ベッド部
2には、それと対応して図示しない水平釜機構や布送り
機構などが設けられている。そして、図示はしないが、
ミシン本体1の内部には前記針棒5や布送り歯などを駆
動するためのモータや伝達機構等が設けられている。そ
れら各機構は、第2図に示すようなCPU6,ROM7などから
なる制御装置8により制御されるようになっている。
ミシン本体1は、ベッド部2及びこのベッド部2の右方
部から上方左方に延びるように一体に設けられたアーム
部3から構成されている。アーム部3の先端部には、縫
い針4を有する針棒5が設けられており、前記ベッド部
2には、それと対応して図示しない水平釜機構や布送り
機構などが設けられている。そして、図示はしないが、
ミシン本体1の内部には前記針棒5や布送り歯などを駆
動するためのモータや伝達機構等が設けられている。そ
れら各機構は、第2図に示すようなCPU6,ROM7などから
なる制御装置8により制御されるようになっている。
また、アーム部3の立上り部の前面には、直線縫い、
まつり縫い、ボタン穴かがりといった縫い方や、文字模
様,絵模様などの模様を選択するための各種選択スイッ
チ9等を有する操作パネル10が設けられている。前記制
御装置8は、この選択スイッチ9が操作されることによ
り、予めROM7に記憶された制御プログラム及び縫製作業
データ等に基づいて前記各機構を制御し、以て、各種の
縫製作業が実行されるようになっている。またこのと
き、制御装置8には、後述するような複数のセンサ及び
スイッチからの検出信号が入力されるようになってお
り、その検出信号に応じて各動作の実行が制御されるよ
うになっている。尚、ミシン本体1は、各種の縫製作業
以外にも、下糸巻きなどの機能をも備えて構成されてい
る。
まつり縫い、ボタン穴かがりといった縫い方や、文字模
様,絵模様などの模様を選択するための各種選択スイッ
チ9等を有する操作パネル10が設けられている。前記制
御装置8は、この選択スイッチ9が操作されることによ
り、予めROM7に記憶された制御プログラム及び縫製作業
データ等に基づいて前記各機構を制御し、以て、各種の
縫製作業が実行されるようになっている。またこのと
き、制御装置8には、後述するような複数のセンサ及び
スイッチからの検出信号が入力されるようになってお
り、その検出信号に応じて各動作の実行が制御されるよ
うになっている。尚、ミシン本体1は、各種の縫製作業
以外にも、下糸巻きなどの機能をも備えて構成されてい
る。
さて、アーム部3の前面には、例えばLCDからなる表
示部11が設けられている。この表示部11の画面表示は、
第2図に示すように、前記制御装置8により、LCDコン
トローラ13及びLCDドライバ12を介して制御されるよう
になっている。これにより、表示部11には、使用者が前
記選択スイッチ9により選択した模様などが表示される
ほかに、使用者に操作方法を教示したり,誤操作に対す
る警告をしたりあるいはミシンの動作状況を報知するた
めの画面表示が行われるようになっている。そして、前
記ROM7には、表示部11にそれらを表示するための画面表
示データが予め記憶されている。この場合、後述する具
体例のように、画面表示データは、下糸巻き機能を含む
各種の機能に関してその遂行状況に応じた複数が記憶さ
れている。これにて、ROM7は本発明にいう記憶手段とし
て機能する。
示部11が設けられている。この表示部11の画面表示は、
第2図に示すように、前記制御装置8により、LCDコン
トローラ13及びLCDドライバ12を介して制御されるよう
になっている。これにより、表示部11には、使用者が前
記選択スイッチ9により選択した模様などが表示される
ほかに、使用者に操作方法を教示したり,誤操作に対す
る警告をしたりあるいはミシンの動作状況を報知するた
めの画面表示が行われるようになっている。そして、前
記ROM7には、表示部11にそれらを表示するための画面表
示データが予め記憶されている。この場合、後述する具
体例のように、画面表示データは、下糸巻き機能を含む
各種の機能に関してその遂行状況に応じた複数が記憶さ
れている。これにて、ROM7は本発明にいう記憶手段とし
て機能する。
そして、詳しく図示はしないが、ミシン本体1の各所
には、機能の遂行状況を逐一検出するための各種の検出
手段が設けられている。本実施例では、第2図に示すよ
うに、検出手段として以下に述べるような複数個のセン
サやスイッチが設けられている。即ち、押えレバー14の
上下位置を検出する押えスイッチ17、ボタン穴かがり用
レバー15の上下位置を検出するBHレバースイッチ18、ボ
タンホールの大きさを決めるボタンホールスイッチ19、
サイドカッター装置の有無を検出するサイドカッタース
イッチ20、押えレバー14に連動して布厚みを検出する布
厚ポテンショメータ21、端縫いモード時に布端位置を検
出する倣い縫いセンサ22、上糸切れを検出する糸切れセ
ンサ23、メインモータのスピードを検出するモータスピ
ードセンサ24、縫い動作の基になるモータタイミングセ
ンサ25、第3図にも示すスタート・ストップスイッチ2
6、下糸巻きレバー(図示せず)がセット側に操作され
たかどうかを検出する下糸巻きレバースイッチ27、下糸
巻き軸(図示せず)にボビンがセットされているかどう
かを検出するボビンセット確認スイッチ28、下糸巻き量
を検出する下糸巻き量検出器29などが設けられているの
である。このうち、スタート・ストップスイッチ26、下
糸巻きレバースイッチ27、ボビンセット確認スイッチ2
8、下糸巻き量検出器29が、下糸巻き機能に関する検出
検出手段として機能するのである。
には、機能の遂行状況を逐一検出するための各種の検出
手段が設けられている。本実施例では、第2図に示すよ
うに、検出手段として以下に述べるような複数個のセン
サやスイッチが設けられている。即ち、押えレバー14の
上下位置を検出する押えスイッチ17、ボタン穴かがり用
レバー15の上下位置を検出するBHレバースイッチ18、ボ
タンホールの大きさを決めるボタンホールスイッチ19、
サイドカッター装置の有無を検出するサイドカッタース
イッチ20、押えレバー14に連動して布厚みを検出する布
厚ポテンショメータ21、端縫いモード時に布端位置を検
出する倣い縫いセンサ22、上糸切れを検出する糸切れセ
ンサ23、メインモータのスピードを検出するモータスピ
ードセンサ24、縫い動作の基になるモータタイミングセ
ンサ25、第3図にも示すスタート・ストップスイッチ2
6、下糸巻きレバー(図示せず)がセット側に操作され
たかどうかを検出する下糸巻きレバースイッチ27、下糸
巻き軸(図示せず)にボビンがセットされているかどう
かを検出するボビンセット確認スイッチ28、下糸巻き量
を検出する下糸巻き量検出器29などが設けられているの
である。このうち、スタート・ストップスイッチ26、下
糸巻きレバースイッチ27、ボビンセット確認スイッチ2
8、下糸巻き量検出器29が、下糸巻き機能に関する検出
検出手段として機能するのである。
前記制御装置8は、これら検出手段の検出した遂行状
況の変化に応じて、前記ROM7から逐次画面表示データを
読出して画面表示を切換えつつ表示部11に表示するよう
になっており、これにて、制御装置8が本発明にいう表
示制御手段として機能している。
況の変化に応じて、前記ROM7から逐次画面表示データを
読出して画面表示を切換えつつ表示部11に表示するよう
になっており、これにて、制御装置8が本発明にいう表
示制御手段として機能している。
次に上記構成の作用について、具体例をあげながら述
べる。
べる。
まず、使用者が下糸巻きの機能を用いて下糸巻きを実
行させる場合について、第1図及び第4図も参照して説
明する。
行させる場合について、第1図及び第4図も参照して説
明する。
第1図は、下糸巻き機能の遂行状況に伴って、表示部
11の表示がどのように切換えられるかを示したフローチ
ャートである。ここで、使用者は、下糸巻きを実行させ
るにあたって、まず下糸巻き軸にボビンをセットして下
糸巻きレバーを操作してセット側に移動させる。この下
糸巻きレバーをセット側に位置させることにより、前記
針棒5を駆動する駆動軸の動力が下糸巻き軸に伝達され
るようになるのである。今、下糸巻きレバーがセット側
にないときには(ステップS1にてNo)、図示はしないが
表示部11には現在のミシン本体1の動作状況に応じた表
示がされている(ステップS2)。そして、下糸巻きレバ
ーがセット側に位置されると、下糸巻きレバースイッチ
27によりそれが検出され(ステップS1にてYes)、次の
ステップS3に進む。
11の表示がどのように切換えられるかを示したフローチ
ャートである。ここで、使用者は、下糸巻きを実行させ
るにあたって、まず下糸巻き軸にボビンをセットして下
糸巻きレバーを操作してセット側に移動させる。この下
糸巻きレバーをセット側に位置させることにより、前記
針棒5を駆動する駆動軸の動力が下糸巻き軸に伝達され
るようになるのである。今、下糸巻きレバーがセット側
にないときには(ステップS1にてNo)、図示はしないが
表示部11には現在のミシン本体1の動作状況に応じた表
示がされている(ステップS2)。そして、下糸巻きレバ
ーがセット側に位置されると、下糸巻きレバースイッチ
27によりそれが検出され(ステップS1にてYes)、次の
ステップS3に進む。
ステップS3では、ボビンセット確認スイッチ28の検出
により、下糸巻き軸にボビンがセットされているかどう
かが判断される。今、ボビンが下糸巻き軸にセットされ
ていないと、ステップS4にて、表示部11にはボビンがセ
ットされていない旨の画面表示がなされる。ここでは、
例えば第4図(a)に示すように、「ボビンがセットさ
れていません。」の文字が、下糸巻き軸にボビンがない
ことを表す絵と共に表示部11の画面に表示されるのであ
る。使用者は、それを見て次にボビンをセットしなけれ
ばならないことを容易に理解することができる。
により、下糸巻き軸にボビンがセットされているかどう
かが判断される。今、ボビンが下糸巻き軸にセットされ
ていないと、ステップS4にて、表示部11にはボビンがセ
ットされていない旨の画面表示がなされる。ここでは、
例えば第4図(a)に示すように、「ボビンがセットさ
れていません。」の文字が、下糸巻き軸にボビンがない
ことを表す絵と共に表示部11の画面に表示されるのであ
る。使用者は、それを見て次にボビンをセットしなけれ
ばならないことを容易に理解することができる。
一方、既に下糸巻き軸にボビンがセットされている、
あるいは使用者が上記表示を見てボビンをセットすると
(ステップS3でYes)、ステップS5にて、表示部11の画
面表示が下糸巻きの準備が出来ている旨の画面表示に切
換えられる。ここでは、例えば第4図(b)に示すよう
に、「下糸巻きの準備ができました。スタートボタンを
押してください。」の文字が、下糸巻き軸にボビンがセ
ットされていることを表す絵と共に表示部11の画面に表
示されるのである。使用者は、ここでスタート・ストッ
プスイッチ26を押圧操作すれば良いことを容易に理解す
ることができる。この状態で、スタート・ストップスイ
ッチ26が押圧操作されると(ステップS5でYes)、下糸
巻き作業が開始される。
あるいは使用者が上記表示を見てボビンをセットすると
(ステップS3でYes)、ステップS5にて、表示部11の画
面表示が下糸巻きの準備が出来ている旨の画面表示に切
換えられる。ここでは、例えば第4図(b)に示すよう
に、「下糸巻きの準備ができました。スタートボタンを
押してください。」の文字が、下糸巻き軸にボビンがセ
ットされていることを表す絵と共に表示部11の画面に表
示されるのである。使用者は、ここでスタート・ストッ
プスイッチ26を押圧操作すれば良いことを容易に理解す
ることができる。この状態で、スタート・ストップスイ
ッチ26が押圧操作されると(ステップS5でYes)、下糸
巻き作業が開始される。
この下糸巻き作業中にあっては、下糸巻き量検出器29
が下糸巻きの進行状況を逐一検出し、これに基づいて表
示部11の表示が順次切換えられる。即ち、ステップS7に
て、下糸巻き量検出器29により下糸巻き量が検出され
る。図示はしないが、この検出は、下糸巻き量検出器29
のレバーがボビンに巻回された糸の外周に接触し、作業
の進行に伴ってその位置が変位することに基づいて行わ
れるようになっている。そして、下糸巻き量が適量とな
るまでの間は(ステップS8にてNo)、ステップS9にて、
下糸巻き量を示す画面表示が表示部11に表示される。こ
こでは、例えば第4図(c)に示すように、「下糸巻き
中です」の文字が、ボビンに下糸が巻かれた様子を表す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。また、
詳しく図示はしないが、下糸巻き量検出器29により検出
される下糸巻き量の変化に伴って、ボビンに下糸が巻か
れた様子を表す絵が、次第に下糸の部分が太くなったも
のに切換えられていく。使用者は、その画面表示を見て
下糸巻き作業の進行状況を知ることができるのである。
が下糸巻きの進行状況を逐一検出し、これに基づいて表
示部11の表示が順次切換えられる。即ち、ステップS7に
て、下糸巻き量検出器29により下糸巻き量が検出され
る。図示はしないが、この検出は、下糸巻き量検出器29
のレバーがボビンに巻回された糸の外周に接触し、作業
の進行に伴ってその位置が変位することに基づいて行わ
れるようになっている。そして、下糸巻き量が適量とな
るまでの間は(ステップS8にてNo)、ステップS9にて、
下糸巻き量を示す画面表示が表示部11に表示される。こ
こでは、例えば第4図(c)に示すように、「下糸巻き
中です」の文字が、ボビンに下糸が巻かれた様子を表す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。また、
詳しく図示はしないが、下糸巻き量検出器29により検出
される下糸巻き量の変化に伴って、ボビンに下糸が巻か
れた様子を表す絵が、次第に下糸の部分が太くなったも
のに切換えられていく。使用者は、その画面表示を見て
下糸巻き作業の進行状況を知ることができるのである。
そして、下糸巻き量が適量となると(ステップS8にて
Yes)、下糸巻き動作が停止し、次のステップS10にて、
表示部11の画面表示が下糸巻きが終了したこと及びボビ
ンの外し方を示す表示に切換えられる。ここでは、例え
ば第4図(d)に示すように、「下糸巻きが終了しまし
たレバーを右へ動かしてボビンを外してください」の文
字が、下糸巻きレバーを指し示す絵と共に表示部11の画
面に表示されるのである。使用者は、これを見て、下糸
巻き作業が終わったことを知ると共に、次に行うべき操
作を容易に理解することができ、下糸巻きレバーの操作
を行うことにより下糸巻きの作業が完了するのである。
Yes)、下糸巻き動作が停止し、次のステップS10にて、
表示部11の画面表示が下糸巻きが終了したこと及びボビ
ンの外し方を示す表示に切換えられる。ここでは、例え
ば第4図(d)に示すように、「下糸巻きが終了しまし
たレバーを右へ動かしてボビンを外してください」の文
字が、下糸巻きレバーを指し示す絵と共に表示部11の画
面に表示されるのである。使用者は、これを見て、下糸
巻き作業が終わったことを知ると共に、次に行うべき操
作を容易に理解することができ、下糸巻きレバーの操作
を行うことにより下糸巻きの作業が完了するのである。
また、本実施例のミシンでは、上記した下糸巻き機能
の実行以外の場合にも、表示部11の画面に警告表示など
が行われるようになっており、警告表示の一例として、
ボビン穴かがり用レバー15が誤操作されている場合につ
いて第5図も参照して述べる。
の実行以外の場合にも、表示部11の画面に警告表示など
が行われるようになっており、警告表示の一例として、
ボビン穴かがり用レバー15が誤操作されている場合につ
いて第5図も参照して述べる。
このボタン穴かがり用レバー15は、ボタン穴かがりを
実行するときに下げられ、その他の縫製作業を実行する
ときには上がっていなければならないものである。今、
例えば直線縫いなどのボタン穴かがり以外の縫い方が選
択スイッチ9により選択されている状態でスタート・ス
トップスイッチ26が押圧操作されたときに、BHレバース
イッチ18がボタン穴かがり用レバー15が下げられている
ことを検出すると、縫い作業は開始されず、表示部11の
画面にボタン穴かがり用レバー15が下げられている旨の
表示がなされる。ここでは、例えば第5図(a)に示す
ように、「ボタン穴かがり用レバーが下がっています」
の文字が、ボタン穴かがり用レバー15が下がっている様
子を表す絵と共に表示部11の画面に表示される。
実行するときに下げられ、その他の縫製作業を実行する
ときには上がっていなければならないものである。今、
例えば直線縫いなどのボタン穴かがり以外の縫い方が選
択スイッチ9により選択されている状態でスタート・ス
トップスイッチ26が押圧操作されたときに、BHレバース
イッチ18がボタン穴かがり用レバー15が下げられている
ことを検出すると、縫い作業は開始されず、表示部11の
画面にボタン穴かがり用レバー15が下げられている旨の
表示がなされる。ここでは、例えば第5図(a)に示す
ように、「ボタン穴かがり用レバーが下がっています」
の文字が、ボタン穴かがり用レバー15が下がっている様
子を表す絵と共に表示部11の画面に表示される。
そして、使用者がその画面表示を見て、ボタン穴かが
り用レバー15を上げる操作を行えば、BHレバースイッチ
18によりボタン穴かがり用レバー15が上げられたことが
検出され、次いでスタート・ストップスイッチ16が押圧
操作されると、縫製動作が開始され、所定の縫製作業が
行われる。
り用レバー15を上げる操作を行えば、BHレバースイッチ
18によりボタン穴かがり用レバー15が上げられたことが
検出され、次いでスタート・ストップスイッチ16が押圧
操作されると、縫製動作が開始され、所定の縫製作業が
行われる。
一方、表示部11に上記第5図(a)に示す表示がなさ
れたのち、所定の時間が経過してもBHレバースイッチ18
がボタン穴かがり用レバー15が上げられたことを検出し
ない場合には、表示部11の画面表示が、例えば第5図
(b)に示すように切換えられる。ここでは、「レバー
を上げて押えの種類を確認しスタートスイッチを押して
下さい」の文字がボタン穴かがり用レバー15を指し示す
絵と共に表示部11の画面に表示され、使用者は、それを
見て、次に行うべき操作を容易に理解することができ
る。
れたのち、所定の時間が経過してもBHレバースイッチ18
がボタン穴かがり用レバー15が上げられたことを検出し
ない場合には、表示部11の画面表示が、例えば第5図
(b)に示すように切換えられる。ここでは、「レバー
を上げて押えの種類を確認しスタートスイッチを押して
下さい」の文字がボタン穴かがり用レバー15を指し示す
絵と共に表示部11の画面に表示され、使用者は、それを
見て、次に行うべき操作を容易に理解することができ
る。
このように、警告の表示も、複数の画面表示データが
記憶されており、例えば時間経過に応じて切換えられて
行われるのである。
記憶されており、例えば時間経過に応じて切換えられて
行われるのである。
このような本実施例によれば、各種のスイッチ及びセ
ンサ17〜29によって各機能における遂行状況が逐一検出
され、表示部11には、ROM7に記憶された画面表示データ
により、各機能の遂行状況に応じた夫々複数の画面表示
が適宜切換えられつつ表示される。従って、従来のもの
のような、「ボビンがセットされていません」などの下
糸巻き機能に対してひとつのメッセージが示されるだけ
のものと異なり、使用者が複数段階にわたる複雑な操作
を行わなければならない場合でも、次に行うべき操作が
段階を追って順次表示されるので、使用者は次に行うべ
き操作を容易に理解することができる。特に本実施例で
は、文字と絵との両方で表示するようにしたので、使用
者の理解をより容易にすることができるものである。
ンサ17〜29によって各機能における遂行状況が逐一検出
され、表示部11には、ROM7に記憶された画面表示データ
により、各機能の遂行状況に応じた夫々複数の画面表示
が適宜切換えられつつ表示される。従って、従来のもの
のような、「ボビンがセットされていません」などの下
糸巻き機能に対してひとつのメッセージが示されるだけ
のものと異なり、使用者が複数段階にわたる複雑な操作
を行わなければならない場合でも、次に行うべき操作が
段階を追って順次表示されるので、使用者は次に行うべ
き操作を容易に理解することができる。特に本実施例で
は、文字と絵との両方で表示するようにしたので、使用
者の理解をより容易にすることができるものである。
尚、上記実施例では、具体例として下糸巻き機能の実
行における画面表示及びボタン穴かがり用レバー15の誤
操作時の画面表示について述べたが、様々な機能の実行
時において適用することができるなど、本発明は要旨を
逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
行における画面表示及びボタン穴かがり用レバー15の誤
操作時の画面表示について述べたが、様々な機能の実行
時において適用することができるなど、本発明は要旨を
逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明のミシンによ
れば、下糸巻き機能を実行するにあたり、使用者に次に
行うべき操作を理解しやすく知らせることができるとい
う優れた効果を奏するものである。
れば、下糸巻き機能を実行するにあたり、使用者に次に
行うべき操作を理解しやすく知らせることができるとい
う優れた効果を奏するものである。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は下糸巻
き機能実行時の表示部の表示の切換え手順を示すフロー
チャート、第2図は要部の電気的構成を示すブロック
図、第3図はミシンの正面図、第4図(a)〜(d)は
下糸巻き機能実行時の表示部の表示画面を示す図、第5
図(a)及び(b)はボタン穴かがり用レバーが誤操作
されている場合の表示部の表示画面を示す図である。 図面中、1はミシン本体、6はCPU、7はROM(記憶手
段)、8は制御装置(表示制御手段)、9は選択スイッ
チ、11は表示部、17〜29は各種スイッチ及びセンサ(検
出手段)を示す。
き機能実行時の表示部の表示の切換え手順を示すフロー
チャート、第2図は要部の電気的構成を示すブロック
図、第3図はミシンの正面図、第4図(a)〜(d)は
下糸巻き機能実行時の表示部の表示画面を示す図、第5
図(a)及び(b)はボタン穴かがり用レバーが誤操作
されている場合の表示部の表示画面を示す図である。 図面中、1はミシン本体、6はCPU、7はROM(記憶手
段)、8は制御装置(表示制御手段)、9は選択スイッ
チ、11は表示部、17〜29は各種スイッチ及びセンサ(検
出手段)を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】下糸用のボビンがセットされる下糸巻き軸
を回転させて、糸コマから引出される糸を前記ボビンに
巻き付ける下糸巻き機能を備えるミシンであって、 使用者に教示,警告あるいは状況報知するための画面表
示を行う表示部と、前記下糸巻き機能に関してその状況
に応じた複数の教示,警告あるいは状況報知のための画
面表示データを記憶した記憶手段と、前記下糸巻き機能
の状況を検出する検出手段と、この検出手段の検出した
状況の変化に応じて画面表示を切換えて前記表示部に表
示させる表示制御手段とを具備し、前記下糸巻きの終了
に関わる画面において少なくともボビンに巻かれた下糸
の部分が太くなっている絵を表示すると共に、前記下糸
巻き軸を移動させる方向を矢印にて報知することを特徴
とするミシン。 - 【請求項2】下糸用のボビンがセットされる下糸巻き軸
を回転させて、糸コマから引出される糸を前記ボビンに
巻き付ける下糸巻き機能を備えるミシンであって、 前記下糸巻き機能における下糸巻きの準備、下糸巻き開
始、下糸巻き終了の夫々に関して、使用者に教示,警告
あるいは状況報知するための画面を、表示部に絵と文字
とにより表示可能に構成し、前記下糸巻きに係る画面に
おいて、糸巻き開始に関わる画面でスタートの操作を報
知し、糸巻き終了に関わる画面でボビンに巻かれた下糸
の部分が太くなっている絵を表示すると共に前記下糸巻
き軸を移動させる方向を矢印にて報知することを特徴と
するミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02191167A JP3109597B2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02191167A JP3109597B2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ミシン |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33324598A Division JPH11221379A (ja) | 1998-01-01 | 1998-11-24 | ミシン |
JP11227145A Division JP2000061180A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0475682A JPH0475682A (ja) | 1992-03-10 |
JP3109597B2 true JP3109597B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=16270017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02191167A Expired - Fee Related JP3109597B2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109597B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4829433B2 (ja) * | 2000-08-29 | 2011-12-07 | Juki株式会社 | ミシン |
CN110565285B (zh) * | 2019-04-23 | 2022-02-22 | 北京大豪科技股份有限公司 | 基于底线监测的暂停缝纫方法、装置、电子设备及存储介质 |
-
1990
- 1990-07-19 JP JP02191167A patent/JP3109597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0475682A (ja) | 1992-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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