JPH11239682A - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JPH11239682A JPH11239682A JP10362296A JP36229698A JPH11239682A JP H11239682 A JPH11239682 A JP H11239682A JP 10362296 A JP10362296 A JP 10362296A JP 36229698 A JP36229698 A JP 36229698A JP H11239682 A JPH11239682 A JP H11239682A
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- Japan
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- bobbin
- lever
- display
- display unit
- sewing machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者に教示,警告あるいは状況報知し、ま
た、所定の機能に関してその遂行状況に応じた複数の教
示,警告あるいは状況報知のための画面表示する。 【解決手段】 ステップS3では、ボビンセット確認ス
イッチ28の検出により、下糸巻き軸にボビンがセット
されているかどうかが判断される。今、ボビンが下糸巻
き軸にセットされていないと、ステップS4にて、表示
部11にはボビンがセットされていない旨の画面表示が
なされる。ここでは、「ボビンがセットされていませ
ん。」の文字が、下糸巻き軸にボビンがないことを表す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。使用
者は、それを見て次にボビンをセットしなければならな
いことを容易に理解することができる。
た、所定の機能に関してその遂行状況に応じた複数の教
示,警告あるいは状況報知のための画面表示する。 【解決手段】 ステップS3では、ボビンセット確認ス
イッチ28の検出により、下糸巻き軸にボビンがセット
されているかどうかが判断される。今、ボビンが下糸巻
き軸にセットされていないと、ステップS4にて、表示
部11にはボビンがセットされていない旨の画面表示が
なされる。ここでは、「ボビンがセットされていませ
ん。」の文字が、下糸巻き軸にボビンがないことを表す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。使用
者は、それを見て次にボビンをセットしなければならな
いことを容易に理解することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面情報を表示す
るための表示部を備えたミシンに関する。
るための表示部を備えたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンピュータミシンと称される家
庭用ミシンにあっては、ミシン本体にLCDからなる表
示部を設けたものがある。この表示部は、模様縫いを行
う場合に使用者が選択した模様を表示したり、使用者が
誤操作したときのエラーメッセージを表示することに利
用されている。一例をあげると、使用者がミシンの下糸
巻き機能を用いて下糸巻きの作業を実行すべくスイッチ
操作を行ったときに、センサにより糸巻軸にボビンがな
いことが検出されると、表示部には、予めROMに記憶
されている画面表示データに基づいて「ボビンがセット
されていません」の文字が表示されるのである。
庭用ミシンにあっては、ミシン本体にLCDからなる表
示部を設けたものがある。この表示部は、模様縫いを行
う場合に使用者が選択した模様を表示したり、使用者が
誤操作したときのエラーメッセージを表示することに利
用されている。一例をあげると、使用者がミシンの下糸
巻き機能を用いて下糸巻きの作業を実行すべくスイッチ
操作を行ったときに、センサにより糸巻軸にボビンがな
いことが検出されると、表示部には、予めROMに記憶
されている画面表示データに基づいて「ボビンがセット
されていません」の文字が表示されるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものでは、表示
部に表示されるエラーメッセージとしては、上述の「ボ
ビンがセットされていません」や、糸切れセンサの糸切
れ検出に基づく「糸切れ確認」、押えレバーを下げずに
縫製を開始しようとしたときの「押えレバー↓」などが
あったが、これらは、ある機能に対してひとつのメッセ
ージが表示されるだけであった。
部に表示されるエラーメッセージとしては、上述の「ボ
ビンがセットされていません」や、糸切れセンサの糸切
れ検出に基づく「糸切れ確認」、押えレバーを下げずに
縫製を開始しようとしたときの「押えレバー↓」などが
あったが、これらは、ある機能に対してひとつのメッセ
ージが表示されるだけであった。
【0004】ところが、ミシンの機能にあっては、それ
を実行させるために使用者が行わなければならない操作
が複数段階にわたる複雑なものもあり、従来のようなひ
とつのメッセージしか表示されないものでは、使用者が
次にどのような操作を行えばよいのか理解しにくい場合
があった。
を実行させるために使用者が行わなければならない操作
が複数段階にわたる複雑なものもあり、従来のようなひ
とつのメッセージしか表示されないものでは、使用者が
次にどのような操作を行えばよいのか理解しにくい場合
があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、使用者に次に行うべき操作を理解しや
すく知らせることができるミシンを提供するにある。
で、その目的は、使用者に次に行うべき操作を理解しや
すく知らせることができるミシンを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のミシンは、使用
者に教示,警告あるいは状況報知するための画面表示を
行う表示部と、所定の機能に関してその遂行状況に応じ
た複数の教示,警告あるいは状況報知のための画面表示
データを記憶した記憶手段と、機能の遂行状況を逐一検
出する検出手段と、この検出手段の検出した遂行状況の
変化に応じて画面表示を切換えて表示部に表示させる表
示制御手段とを具備した構成に特徴を有する。
者に教示,警告あるいは状況報知するための画面表示を
行う表示部と、所定の機能に関してその遂行状況に応じ
た複数の教示,警告あるいは状況報知のための画面表示
データを記憶した記憶手段と、機能の遂行状況を逐一検
出する検出手段と、この検出手段の検出した遂行状況の
変化に応じて画面表示を切換えて表示部に表示させる表
示制御手段とを具備した構成に特徴を有する。
【0007】上記手段によれば、検出手段により機能の
遂行状況が逐一検出され、表示制御手段により、その遂
行状況に応じた教示,警告あるいは状況報知の画面が表
示部に表示される。この場合、記憶手段には遂行状況に
応じた複数の教示,警告あるいは状況報知のための画面
表示データが記憶されており、これに基づき、逐一変化
する機能の遂行状況に応じて画面表示が切換えられるの
で、複雑な操作であっても段階を追って順次画面表示す
ることができる。
遂行状況が逐一検出され、表示制御手段により、その遂
行状況に応じた教示,警告あるいは状況報知の画面が表
示部に表示される。この場合、記憶手段には遂行状況に
応じた複数の教示,警告あるいは状況報知のための画面
表示データが記憶されており、これに基づき、逐一変化
する機能の遂行状況に応じて画面表示が切換えられるの
で、複雑な操作であっても段階を追って順次画面表示す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について、
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0009】まず、図3はミシン本体1の全体を示し、
ここで、ミシン本体1は、ベッド部2及びこのベッド部
2の右方部から上方左方に延びるように一体に設けられ
たアーム部3から構成されている。アーム部3の先端部
には、縫い針4を有する針棒5が設けられており、前記
ベッド部2には、それと対応して図示しない水平釜機構
や布送り機構などが設けられている。そして、図示はし
ないが、ミシン本体1の内部には前記針棒5や布送り歯
などを駆動するためのモータや伝達機構等が設けられて
いる。それら各機構は、図2に示すようなCPU6,R
OM7などからなる制御装置8により制御されるように
なっている。
ここで、ミシン本体1は、ベッド部2及びこのベッド部
2の右方部から上方左方に延びるように一体に設けられ
たアーム部3から構成されている。アーム部3の先端部
には、縫い針4を有する針棒5が設けられており、前記
ベッド部2には、それと対応して図示しない水平釜機構
や布送り機構などが設けられている。そして、図示はし
ないが、ミシン本体1の内部には前記針棒5や布送り歯
などを駆動するためのモータや伝達機構等が設けられて
いる。それら各機構は、図2に示すようなCPU6,R
OM7などからなる制御装置8により制御されるように
なっている。
【0010】また、アーム部3の立上り部の前面には、
直線縫い,まつり縫い,ボタン穴かがりといった縫い方
や、文字模様,絵模様などの模様を選択するための各種
選択スイッチ9等を有する操作パネル10が設けられて
いる。前記制御装置8は、この選択スイッチ9が操作さ
れることにより、予めROM7に記憶された制御プログ
ラム及び縫製作業データ等に基づいて前記各機構を制御
し、以て、各種の縫製作業が実行されるようになってい
る。またこのとき、制御装置8には、後述するような複
数のセンサ及びスイッチからの検出信号が入力されるよ
うになっており、その検出信号に応じて各動作の実行が
制御されるようになっている。尚、ミシン本体1は、各
種の縫製作業以外にも、下糸巻きなどの機能をも備えて
構成されている。
直線縫い,まつり縫い,ボタン穴かがりといった縫い方
や、文字模様,絵模様などの模様を選択するための各種
選択スイッチ9等を有する操作パネル10が設けられて
いる。前記制御装置8は、この選択スイッチ9が操作さ
れることにより、予めROM7に記憶された制御プログ
ラム及び縫製作業データ等に基づいて前記各機構を制御
し、以て、各種の縫製作業が実行されるようになってい
る。またこのとき、制御装置8には、後述するような複
数のセンサ及びスイッチからの検出信号が入力されるよ
うになっており、その検出信号に応じて各動作の実行が
制御されるようになっている。尚、ミシン本体1は、各
種の縫製作業以外にも、下糸巻きなどの機能をも備えて
構成されている。
【0011】さて、アーム部3の前面には、例えばLC
Dからなる表示部11が設けられている。この表示部1
1の画面表示は、図2に示すように、前記制御装置8に
より、LCDコントローラ13及びLCDドライバ12
を介して制御されるようになっている。これにより、表
示部11には、使用者が前記選択スイッチ9により選択
した模様などが表示されるほかに、使用者に操作方法を
教示したり,誤操作に対する警告をしたりあるいはミシ
ンの動作状況を報知するための画面表示が行われるよう
になっている。そして、前記ROM7には、表示部11
にそれらを表示するための画面表示データが予め記憶さ
れている。この場合、後述する具体例のように、画面表
示データは、所定の機能に関してその遂行状況に応じた
複数が記憶されている。これにて、ROM7は本発明に
いう記憶手段として機能する。
Dからなる表示部11が設けられている。この表示部1
1の画面表示は、図2に示すように、前記制御装置8に
より、LCDコントローラ13及びLCDドライバ12
を介して制御されるようになっている。これにより、表
示部11には、使用者が前記選択スイッチ9により選択
した模様などが表示されるほかに、使用者に操作方法を
教示したり,誤操作に対する警告をしたりあるいはミシ
ンの動作状況を報知するための画面表示が行われるよう
になっている。そして、前記ROM7には、表示部11
にそれらを表示するための画面表示データが予め記憶さ
れている。この場合、後述する具体例のように、画面表
示データは、所定の機能に関してその遂行状況に応じた
複数が記憶されている。これにて、ROM7は本発明に
いう記憶手段として機能する。
【0012】そして、詳しく図示はしないが、ミシン本
体1の各所には、機能の遂行状況を逐一検出するための
本発明にいう各種の検出手段が設けられている。本実施
例では、図2に示すように、検出手段として以下に述べ
るような複数個のセンサやスイッチが設けられている。
即ち、押えレバー14の上下位置を検出する押えスイッ
チ17、ボタン穴かがり用レバー15の上下位置を検出
するBHレバースイッチ18、ボタンホールの大きさを
決めるボタンホールスイッチ19、サイドカッター装置
の有無を検出するサイドカッタースイッチ20、押えレ
バー14に連動して布厚みを検出する布厚ポテンショメ
ータ21、端縫いモード時に布端位置を検出する倣い縫
いセンサ22、上糸切れを検出する糸切れセンサ23、
メインモータのスピードを検出するモータスピードセン
サ24、縫い動作の基になるモータタイミングセンサ2
5、図3にも示すスタート・ストップスイッチ26、下
糸巻きレバー(図示せず)がセット側に操作されたかど
うかを検出する下糸巻きレバースイッチ27、下糸巻き
軸(図示せず)にボビンがセットされているかどうかを
検出するボビンセット確認スイッチ28、下糸巻き量を
検出する下糸巻き量検出器29などが設けられているの
である。
体1の各所には、機能の遂行状況を逐一検出するための
本発明にいう各種の検出手段が設けられている。本実施
例では、図2に示すように、検出手段として以下に述べ
るような複数個のセンサやスイッチが設けられている。
即ち、押えレバー14の上下位置を検出する押えスイッ
チ17、ボタン穴かがり用レバー15の上下位置を検出
するBHレバースイッチ18、ボタンホールの大きさを
決めるボタンホールスイッチ19、サイドカッター装置
の有無を検出するサイドカッタースイッチ20、押えレ
バー14に連動して布厚みを検出する布厚ポテンショメ
ータ21、端縫いモード時に布端位置を検出する倣い縫
いセンサ22、上糸切れを検出する糸切れセンサ23、
メインモータのスピードを検出するモータスピードセン
サ24、縫い動作の基になるモータタイミングセンサ2
5、図3にも示すスタート・ストップスイッチ26、下
糸巻きレバー(図示せず)がセット側に操作されたかど
うかを検出する下糸巻きレバースイッチ27、下糸巻き
軸(図示せず)にボビンがセットされているかどうかを
検出するボビンセット確認スイッチ28、下糸巻き量を
検出する下糸巻き量検出器29などが設けられているの
である。
【0013】前記制御装置8は、これら検出手段の検出
した遂行状況の変化に応じて、前記ROM7から逐次画
面表示データを読出して画面表示を切換えつつ表示部1
1に表示するようになっており、これにて、制御装置8
が本発明にいう表示制御手段として機能している。
した遂行状況の変化に応じて、前記ROM7から逐次画
面表示データを読出して画面表示を切換えつつ表示部1
1に表示するようになっており、これにて、制御装置8
が本発明にいう表示制御手段として機能している。
【0014】次に上記構成の作用について、具体例をあ
げながら述べる。
げながら述べる。
【0015】まず、一例として、使用者が下糸巻きの機
能を用いて下糸巻きを実行させる場合について、図1及
び図4も参照して説明する。
能を用いて下糸巻きを実行させる場合について、図1及
び図4も参照して説明する。
【0016】図1は、下糸巻き機能の遂行状況に伴っ
て、表示部11の表示がどのように切換えられるかを示
したフローチャートである。ここで、使用者は、下糸巻
きを実行させるにあたって、まず下糸巻き軸にボビンを
セットして下糸巻きレバーを操作してセット側に移動さ
せる。この下糸巻きレバーをセット側に位置させること
により、前記針棒5を駆動する駆動軸の動力が下糸巻き
軸に伝達されるようになるのである。今、下糸巻きレバ
ーがセット側にないときには(ステップS1にてN
o)、図示はしないが表示部11には現在のミシン本体
1の動作状況に応じた表示がされている(ステップS
2)。そして、下糸巻きレバーがセット側に位置される
と、下糸巻きレバースイッチ27によりそれが検出され
(ステップS1にてYes)、次のステップS3に進
む。
て、表示部11の表示がどのように切換えられるかを示
したフローチャートである。ここで、使用者は、下糸巻
きを実行させるにあたって、まず下糸巻き軸にボビンを
セットして下糸巻きレバーを操作してセット側に移動さ
せる。この下糸巻きレバーをセット側に位置させること
により、前記針棒5を駆動する駆動軸の動力が下糸巻き
軸に伝達されるようになるのである。今、下糸巻きレバ
ーがセット側にないときには(ステップS1にてN
o)、図示はしないが表示部11には現在のミシン本体
1の動作状況に応じた表示がされている(ステップS
2)。そして、下糸巻きレバーがセット側に位置される
と、下糸巻きレバースイッチ27によりそれが検出され
(ステップS1にてYes)、次のステップS3に進
む。
【0017】ステップS3では、ボビンセット確認スイ
ッチ28の検出により、下糸巻き軸にボビンがセットさ
れているかどうかが判断される。今、ボビンが下糸巻き
軸にセットされていないと、ステップS4にて、表示部
11にはボビンがセットされていない旨の画面表示がな
される。ここでは、例えば図4(a)に示すように、
「ボビンがセットされていません。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがないことを表す絵と共に表示部11の画
面に表示されるのである。使用者は、それを見て次にボ
ビンをセットしなければならないことを容易に理解する
ことができる。
ッチ28の検出により、下糸巻き軸にボビンがセットさ
れているかどうかが判断される。今、ボビンが下糸巻き
軸にセットされていないと、ステップS4にて、表示部
11にはボビンがセットされていない旨の画面表示がな
される。ここでは、例えば図4(a)に示すように、
「ボビンがセットされていません。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがないことを表す絵と共に表示部11の画
面に表示されるのである。使用者は、それを見て次にボ
ビンをセットしなければならないことを容易に理解する
ことができる。
【0018】一方、既に下糸巻き軸にボビンがセットさ
れている、あるいは使用者が上記表示を見てボビンをセ
ットすると(ステップS3でYes)、ステップS5に
て、表示部11の画面表示が下糸巻きの準備が出来てい
る旨の画面表示に切換えられる。ここでは、例えば図4
(b)に示すように、「下糸巻きの準備ができました。
スタートボタンを押してください。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがセットされていることを表す絵と共に表
示部11の画面に表示されるのである。使用者は、ここ
でスタート・ストップスイッチ26を押圧操作すれば良
いことを容易に理解することができる。この状態で、ス
タート・ストップスイッチ26が押圧操作されると(ス
テップS6でYes)、下糸巻き作業が開始される。
れている、あるいは使用者が上記表示を見てボビンをセ
ットすると(ステップS3でYes)、ステップS5に
て、表示部11の画面表示が下糸巻きの準備が出来てい
る旨の画面表示に切換えられる。ここでは、例えば図4
(b)に示すように、「下糸巻きの準備ができました。
スタートボタンを押してください。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがセットされていることを表す絵と共に表
示部11の画面に表示されるのである。使用者は、ここ
でスタート・ストップスイッチ26を押圧操作すれば良
いことを容易に理解することができる。この状態で、ス
タート・ストップスイッチ26が押圧操作されると(ス
テップS6でYes)、下糸巻き作業が開始される。
【0019】この下糸巻き作業中にあっては、下糸巻き
量検出器29が下糸巻きの進行状況を逐一検出し、これ
に基づいて表示部11の表示が順次切換えられる。即
ち、ステップS7にて、下糸巻き量検出器29により下
糸巻き量が検出される。図示はしないが、この検出は、
下糸巻き量検出器29のレバーがボビンに巻回された糸
の外周に接触し、作業の進行に伴ってその位置が変位す
ることに基づいて行われるようになっている。そして、
下糸巻き量が適量となるまでの間は(ステップS8にて
No)、ステップS9にて、下糸巻き量を示す画面表示
が表示部11に表示される。ここでは、例えば図4
(c)に示すように、「下糸巻き中です」の文字が、ボ
ビンに下糸が巻かれた様子を表す絵と共に表示部11の
画面に表示されるのである。また、詳しく図示はしない
が、下糸巻き量検出器29により検出される下糸巻き量
の変化に伴って、ボビンに下糸が巻かれた様子を表す絵
が、次第に下糸の部分が太くなったものに切換えられて
いく。使用者は、その画面表示を見て下糸巻き作業の進
行状況を知ることができるのである。
量検出器29が下糸巻きの進行状況を逐一検出し、これ
に基づいて表示部11の表示が順次切換えられる。即
ち、ステップS7にて、下糸巻き量検出器29により下
糸巻き量が検出される。図示はしないが、この検出は、
下糸巻き量検出器29のレバーがボビンに巻回された糸
の外周に接触し、作業の進行に伴ってその位置が変位す
ることに基づいて行われるようになっている。そして、
下糸巻き量が適量となるまでの間は(ステップS8にて
No)、ステップS9にて、下糸巻き量を示す画面表示
が表示部11に表示される。ここでは、例えば図4
(c)に示すように、「下糸巻き中です」の文字が、ボ
ビンに下糸が巻かれた様子を表す絵と共に表示部11の
画面に表示されるのである。また、詳しく図示はしない
が、下糸巻き量検出器29により検出される下糸巻き量
の変化に伴って、ボビンに下糸が巻かれた様子を表す絵
が、次第に下糸の部分が太くなったものに切換えられて
いく。使用者は、その画面表示を見て下糸巻き作業の進
行状況を知ることができるのである。
【0020】そして、下糸巻き量が適量となると(ステ
ップS8にてYes)、下糸巻き動作が停止し、次のス
テップS10にて、表示部11の画面表示が下糸巻きが
終了したこと及びボビンの外し方を示す表示に切換えら
れる。ここでは、例えば図4(d)に示すように、「下
糸巻きが終了しました レバーを右へ動かしてボビンを
外してください」の文字が、下糸巻きレバーを指し示す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。使用
者は、これを見て、下糸巻き作業が終わったことを知る
と共に、次に行うべき操作を容易に理解することがで
き、下糸巻きレバーの操作を行うことにより下糸巻きの
作業が完了するのである。
ップS8にてYes)、下糸巻き動作が停止し、次のス
テップS10にて、表示部11の画面表示が下糸巻きが
終了したこと及びボビンの外し方を示す表示に切換えら
れる。ここでは、例えば図4(d)に示すように、「下
糸巻きが終了しました レバーを右へ動かしてボビンを
外してください」の文字が、下糸巻きレバーを指し示す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。使用
者は、これを見て、下糸巻き作業が終わったことを知る
と共に、次に行うべき操作を容易に理解することがで
き、下糸巻きレバーの操作を行うことにより下糸巻きの
作業が完了するのである。
【0021】次に、警告表示の一例として、ボタン穴か
がり用レバー15が誤操作されている場合について図5
も参照して述べる。
がり用レバー15が誤操作されている場合について図5
も参照して述べる。
【0022】このボタン穴かがり用レバー15は、ボタ
ン穴かがりを実行するときに下げられ、その他の縫製作
業を実行するときには上がっていなければならないもの
である。今、例えば直線縫いなどのボタン穴かがり以外
の縫い方が選択スイッチ9により選択されている状態で
スタート・ストップスイッチ26が押圧操作されたとき
に、BHレバースイッチ18がボタン穴かがり用レバー
15が下げられていることを検出すると、縫い作業は開
始されず、表示部11の画面にボタン穴かがり用レバー
15が下げられている旨の表示がなされる。ここでは、
例えば図5(a)に示すように、「ボタン穴かがり用レ
バーが下がっています」の文字が、ボタン穴かがり用レ
バー15が下がっている様子を表す絵と共に表示部11
の画面に表示される。 そして、使用者がその画面表示
を見てボタン穴かがり用レバー15を上げる操作を行え
ば、BHレバースイッチ18によりボタン穴かがり用レ
バー15が上げられたことが検出され、次いでスタート
・ストップスイッチ26が押圧操作されると、縫製動作
が開始され、所定の縫製作業が行われる。 一方、表示
部11に上記図5(a)に示す表示がなされたのち、所
定の時間が経過してもBHレバースイッチ18がボタン
穴かがり用レバー15が上げられたことを検出しない場
合には、表示部11の画面表示が、例えば図5(b)に
示すように切換えられる。ここでは、「レバーを上げて
押えの種類を確認しスタートスイッチを押して下さい」
の文字がボタン穴かがり用レバー15を指し示す絵と共
に表示部11の画面に表示され、使用者は、それを見
て、次に行うべき操作を容易に理解することができる。
ン穴かがりを実行するときに下げられ、その他の縫製作
業を実行するときには上がっていなければならないもの
である。今、例えば直線縫いなどのボタン穴かがり以外
の縫い方が選択スイッチ9により選択されている状態で
スタート・ストップスイッチ26が押圧操作されたとき
に、BHレバースイッチ18がボタン穴かがり用レバー
15が下げられていることを検出すると、縫い作業は開
始されず、表示部11の画面にボタン穴かがり用レバー
15が下げられている旨の表示がなされる。ここでは、
例えば図5(a)に示すように、「ボタン穴かがり用レ
バーが下がっています」の文字が、ボタン穴かがり用レ
バー15が下がっている様子を表す絵と共に表示部11
の画面に表示される。 そして、使用者がその画面表示
を見てボタン穴かがり用レバー15を上げる操作を行え
ば、BHレバースイッチ18によりボタン穴かがり用レ
バー15が上げられたことが検出され、次いでスタート
・ストップスイッチ26が押圧操作されると、縫製動作
が開始され、所定の縫製作業が行われる。 一方、表示
部11に上記図5(a)に示す表示がなされたのち、所
定の時間が経過してもBHレバースイッチ18がボタン
穴かがり用レバー15が上げられたことを検出しない場
合には、表示部11の画面表示が、例えば図5(b)に
示すように切換えられる。ここでは、「レバーを上げて
押えの種類を確認しスタートスイッチを押して下さい」
の文字がボタン穴かがり用レバー15を指し示す絵と共
に表示部11の画面に表示され、使用者は、それを見
て、次に行うべき操作を容易に理解することができる。
【0023】このように、警告の表示も、複数の画面表
示データが記憶されており、例えば時間経過に応じて切
換えられて行われるのである。
示データが記憶されており、例えば時間経過に応じて切
換えられて行われるのである。
【0024】このような本実施例によれば、各種のスイ
ッチ及びセンサ17〜29によって各機能における遂行
状況が逐一検出され、表示部11には、ROM7に記憶
された画面表示データにより、各機能の遂行状況に応じ
た夫々複数の画面表示が適宜切換えられつつ表示され
る。従って、従来のもののような、「ボビンがセットさ
れていません」などの所定の機能に対してひとつのメッ
セージが示されるだけのものと異なり、使用者が複数段
階にわたる複雑な操作を行わなければならない場合で
も、次に行うべき操作が段階を追って順次表示されるの
で、使用者は次に行うべき操作を容易に理解することが
できる。特に本実施例では、文字と絵との両方で表示す
るようにしたので、使用者の理解をより容易にすること
ができるものである。
ッチ及びセンサ17〜29によって各機能における遂行
状況が逐一検出され、表示部11には、ROM7に記憶
された画面表示データにより、各機能の遂行状況に応じ
た夫々複数の画面表示が適宜切換えられつつ表示され
る。従って、従来のもののような、「ボビンがセットさ
れていません」などの所定の機能に対してひとつのメッ
セージが示されるだけのものと異なり、使用者が複数段
階にわたる複雑な操作を行わなければならない場合で
も、次に行うべき操作が段階を追って順次表示されるの
で、使用者は次に行うべき操作を容易に理解することが
できる。特に本実施例では、文字と絵との両方で表示す
るようにしたので、使用者の理解をより容易にすること
ができるものである。
【0025】尚、上記実施例では、具体例として下糸巻
き機能の実行における画面表示及びボタン穴かがり用レ
バー15の誤操作時の画面表示について述べたが、様々
な機能の実行時において適用することができるなど、本
発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。
き機能の実行における画面表示及びボタン穴かがり用レ
バー15の誤操作時の画面表示について述べたが、様々
な機能の実行時において適用することができるなど、本
発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のミシンによれば、使用者に次に行うべき操作を理解し
やすく知らせることができるという優れた効果を奏する
ものである。
のミシンによれば、使用者に次に行うべき操作を理解し
やすく知らせることができるという優れた効果を奏する
ものである。
【図1】下糸巻き機能実行時の表示部の表示の切換え手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図2】要部の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】ミシンの正面図である。
【図4】その(a)〜(d)は下糸巻き機能実行時の表
示部の表示画面を示す図である。
示部の表示画面を示す図である。
【図5】その(a)及び(b)はボタン穴かがり用レバ
ーが誤操作されている場合の表示部の表示画面を示す図
である。
ーが誤操作されている場合の表示部の表示画面を示す図
である。
1 ミシン本体 6 CPU 7 ROM(記憶手段) 8 制御装置(表示制御手段) 9 選択スイッチ 11 表示部 17〜29 各種スイッチ及びセンサ(検出手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ミシン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面情報を表示す
るための表示部を備えたミシンに関する。
るための表示部を備えたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンピュータミシンと称される家
庭用ミシンにあっては、ミシン本体にLCDからなる表
示部を設けたものがある。この表示部は、模様縫いを行
う場合に使用者が選択した模様を表示したり、使用者が
誤操作したときのエラーメッセージを表示することに利
用されている。一例をあげると、使用者がミシンの下糸
巻き機能を用いて下糸巻きの作業を実行すべくスイッチ
操作を行ったときに、センサにより糸巻軸にボビンがな
いことが検出されると、表示部には、予めROMに記憶
されている画面表示データに基づいて「ボビンがセット
されていません」の文字が表示されるのである。
庭用ミシンにあっては、ミシン本体にLCDからなる表
示部を設けたものがある。この表示部は、模様縫いを行
う場合に使用者が選択した模様を表示したり、使用者が
誤操作したときのエラーメッセージを表示することに利
用されている。一例をあげると、使用者がミシンの下糸
巻き機能を用いて下糸巻きの作業を実行すべくスイッチ
操作を行ったときに、センサにより糸巻軸にボビンがな
いことが検出されると、表示部には、予めROMに記憶
されている画面表示データに基づいて「ボビンがセット
されていません」の文字が表示されるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものでは、表示
部に表示されるエラーメッセージとしては、上述の「ボ
ビンがセットされていません」や、糸切れセンサの糸切
れ検出に基づく「糸切れ確認」、押えレバーを下げずに
縫製を開始しようとしたときの「押えレバー↓」などが
あったが、これらは、ある機能に対してひとつのメッセ
ージが表示されるだけであった。
部に表示されるエラーメッセージとしては、上述の「ボ
ビンがセットされていません」や、糸切れセンサの糸切
れ検出に基づく「糸切れ確認」、押えレバーを下げずに
縫製を開始しようとしたときの「押えレバー↓」などが
あったが、これらは、ある機能に対してひとつのメッセ
ージが表示されるだけであった。
【0004】ところが、ミシンの機能にあっては、それ
を実行させるために使用者が行わなければならない操作
が複数段階にわたる複雑なものもあり、従来のようなひ
とつのメッセージしか表示されないものではミシンの状
態を把握する上で十分でない場合があった。
を実行させるために使用者が行わなければならない操作
が複数段階にわたる複雑なものもあり、従来のようなひ
とつのメッセージしか表示されないものではミシンの状
態を把握する上で十分でない場合があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、使用者にミシンの状態を理解しやすく
知らせることができるミシンを提供するにある。
で、その目的は、使用者にミシンの状態を理解しやすく
知らせることができるミシンを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のミシン
は、使用者に報知するための画面表示を行う表示部と、
糸巻きを行うための手段と、ボタン穴かがりに用い操作
されるレバーと、前記レバーの位置を検出する検出手段
と、糸巻きの報知或いは検出に基づくレバーに関わる警
告を択一的にするように前記表示部を制御する制御手段
を備えている。
は、使用者に報知するための画面表示を行う表示部と、
糸巻きを行うための手段と、ボタン穴かがりに用い操作
されるレバーと、前記レバーの位置を検出する検出手段
と、糸巻きの報知或いは検出に基づくレバーに関わる警
告を択一的にするように前記表示部を制御する制御手段
を備えている。
【0007】請求項1記載のミシンにおいては、使用者
に報知が表示部にてされる。レバーが、ボタン穴かがり
に用い操作される。検出手段が、前記レバーの位置を検
出する。制御手段は、糸巻きの報知或いは検出に基づく
レバーに関わる警告を択一的にするように前記表示部を
制御する。
に報知が表示部にてされる。レバーが、ボタン穴かがり
に用い操作される。検出手段が、前記レバーの位置を検
出する。制御手段は、糸巻きの報知或いは検出に基づく
レバーに関わる警告を択一的にするように前記表示部を
制御する。
【0008】請求項2記載のミシンは、ミシンが糸巻き
のための状態にあることを検出する検出手段と、前記糸
巻きのための状態である場合、その報知を行う制御手段
を備え、前記糸巻きのための状態である場合、その報知
が行われる。
のための状態にあることを検出する検出手段と、前記糸
巻きのための状態である場合、その報知を行う制御手段
を備え、前記糸巻きのための状態である場合、その報知
が行われる。
【0009】請求項3記載のミシンは、前記糸巻きの報
知を複数行う制御手段を備え、前記糸巻きの報知が複数
行われる。
知を複数行う制御手段を備え、前記糸巻きの報知が複数
行われる。
【0010】請求項4記載のミシンは、前記糸巻きの報
知を絵と文字で行う制御手段を備えて、前記糸巻きの報
知が絵と文字で行われる。
知を絵と文字で行う制御手段を備えて、前記糸巻きの報
知が絵と文字で行われる。
【0011】請求項5記載のミシンは、前記糸巻きの報
知について他の報知をするための他報知検出手段を備
え、検出により他の報知がされる。
知について他の報知をするための他報知検出手段を備
え、検出により他の報知がされる。
【0012】請求項6記載のミシンは、使用者に報知す
るための画面表示を行う表示部と、糸巻きを行うための
手段と、糸巻きの報知をボビンに糸を巻いた絵で行うよ
うに前記表示部を制御する制御手段を備え、糸巻きの報
知がボビンに糸を巻いた絵で行われる。
るための画面表示を行う表示部と、糸巻きを行うための
手段と、糸巻きの報知をボビンに糸を巻いた絵で行うよ
うに前記表示部を制御する制御手段を備え、糸巻きの報
知がボビンに糸を巻いた絵で行われる。
【0013】請求項7記載のミシンは、ミシンが糸巻き
のための状態にあることを検出する検出手段と、前記糸
巻きのための状態である場合、その報知を行う制御手段
を備え、前記糸巻きのための状態である場合、その報知
が行われる。
のための状態にあることを検出する検出手段と、前記糸
巻きのための状態である場合、その報知を行う制御手段
を備え、前記糸巻きのための状態である場合、その報知
が行われる。
【0014】請求項8記載のミシンは、前記糸巻きの報
知を複数行う制御手段を備え、前記糸巻きの報知が複数
行われる。
知を複数行う制御手段を備え、前記糸巻きの報知が複数
行われる。
【0015】請求項9記載のミシンは、前記糸巻きの報
知を絵と文字で行う制御手段を備えて、前記糸巻きの報
知が絵と文字で行われる。
知を絵と文字で行う制御手段を備えて、前記糸巻きの報
知が絵と文字で行われる。
【0016】請求項10記載のミシンは、前記糸巻きの
報知について他の報知をするための他報知検出手段を備
え、検出により他の報知がされる。
報知について他の報知をするための他報知検出手段を備
え、検出により他の報知がされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について、
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0018】まず、図3はミシン本体1の全体を示し、
ここで、ミシン本体1は、ベッド部2及びこのベッド部
2の右方部から上方左方に延びるように一体に設けられ
たアーム部3から構成されている。アーム部3の先端部
には、縫い針4を有する針棒5が設けられており、前記
ベッド部2には、それと対応して図示しない水平釜機構
や布送り機構などが設けられている。そして、図示はし
ないが、ミシン本体1の内部には前記針棒5や布送り歯
などを駆動するためのモータや伝達機構等が設けられて
いる。それら各機構は、図2に示すようなCPU6,R
OM7などからなる制御装置8により制御されるように
なっている。
ここで、ミシン本体1は、ベッド部2及びこのベッド部
2の右方部から上方左方に延びるように一体に設けられ
たアーム部3から構成されている。アーム部3の先端部
には、縫い針4を有する針棒5が設けられており、前記
ベッド部2には、それと対応して図示しない水平釜機構
や布送り機構などが設けられている。そして、図示はし
ないが、ミシン本体1の内部には前記針棒5や布送り歯
などを駆動するためのモータや伝達機構等が設けられて
いる。それら各機構は、図2に示すようなCPU6,R
OM7などからなる制御装置8により制御されるように
なっている。
【0019】また、アーム部3の立上り部の前面には、
直線縫い,まつり縫い,ボタン穴かがりといった縫い方
や、文字模様,絵模様などの模様を選択するための各種
選択スイッチ9等を有する操作パネル10が設けられて
いる。前記制御装置8は、この選択スイッチ9が操作さ
れることにより、予めROM7に記憶された制御プログ
ラム及び縫製作業データ等に基づいて前記各機構を制御
し、以て、各種の縫製作業が実行されるようになってい
る。またこのとき、制御装置8には、後述するような複
数のセンサ及びスイッチからの検出信号が入力されるよ
うになっており、その検出信号に応じて各動作の実行が
制御されるようになっている。尚、ミシン本体1は、各
種の縫製作業以外にも、下糸巻きなどの機能をも備えて
構成されている。
直線縫い,まつり縫い,ボタン穴かがりといった縫い方
や、文字模様,絵模様などの模様を選択するための各種
選択スイッチ9等を有する操作パネル10が設けられて
いる。前記制御装置8は、この選択スイッチ9が操作さ
れることにより、予めROM7に記憶された制御プログ
ラム及び縫製作業データ等に基づいて前記各機構を制御
し、以て、各種の縫製作業が実行されるようになってい
る。またこのとき、制御装置8には、後述するような複
数のセンサ及びスイッチからの検出信号が入力されるよ
うになっており、その検出信号に応じて各動作の実行が
制御されるようになっている。尚、ミシン本体1は、各
種の縫製作業以外にも、下糸巻きなどの機能をも備えて
構成されている。
【0020】さて、アーム部3の前面には、例えばLC
Dからなる表示部11が設けられている。この表示部1
1の画面表示は、図2に示すように、前記制御装置8に
より、LCDコントローラ13及びLCDドライバ12
を介して制御されるようになっている。これにより、表
示部11には、使用者が前記選択スイッチ9により選択
した模様などが表示されるほかに、使用者に操作方法を
教示したり,誤操作に対する警告をしたりあるいはミシ
ンの動作状況を報知するための画面表示が行われるよう
になっている。そして、前記ROM7には、表示部11
にそれらを表示するための画面表示データが予め記憶さ
れている。この場合、後述する具体例のように、画面表
示データは、所定の機能に関してその遂行状況に応じた
複数が記憶されている。これにて、ROM7は本発明に
いう記憶手段として機能する。
Dからなる表示部11が設けられている。この表示部1
1の画面表示は、図2に示すように、前記制御装置8に
より、LCDコントローラ13及びLCDドライバ12
を介して制御されるようになっている。これにより、表
示部11には、使用者が前記選択スイッチ9により選択
した模様などが表示されるほかに、使用者に操作方法を
教示したり,誤操作に対する警告をしたりあるいはミシ
ンの動作状況を報知するための画面表示が行われるよう
になっている。そして、前記ROM7には、表示部11
にそれらを表示するための画面表示データが予め記憶さ
れている。この場合、後述する具体例のように、画面表
示データは、所定の機能に関してその遂行状況に応じた
複数が記憶されている。これにて、ROM7は本発明に
いう記憶手段として機能する。
【0021】そして、詳しく図示はしないが、ミシン本
体1の各所には、機能の遂行状況を逐一検出するための
本発明にいう各種の検出手段が設けられている。本実施
例では、図2に示すように、検出手段として以下に述べ
るような複数個のセンサやスイッチが設けられている。
即ち、押えレバー14の上下位置を検出する押えスイッ
チ17、ボタン穴かがり用レバー15の上下位置を検出
するBHレバースイッチ18、ボタンホールの大きさを
決めるボタンホールスイッチ19、サイドカッター装置
の有無を検出するサイドカッタースイッチ20、押えレ
バー14に連動して布厚みを検出する布厚ポテンショメ
ータ21、端縫いモード時に布端位置を検出する倣い縫
いセンサ22、上糸切れを検出する糸切れセンサ23、
メインモータのスピードを検出するモータスピードセン
サ24、縫い動作の基になるモータタイミングセンサ2
5、図3にも示すスタート・ストップスイッチ26、下
糸巻きレバー(図示せず)がセット側に操作されたかど
うかを検出する下糸巻きレバースイッチ27、下糸巻き
軸(図示せず)にボビンがセットされているかどうかを
検出するボビンセット確認スイッチ28、下糸巻き量を
検出する下糸巻き量検出器29などが設けられているの
である。
体1の各所には、機能の遂行状況を逐一検出するための
本発明にいう各種の検出手段が設けられている。本実施
例では、図2に示すように、検出手段として以下に述べ
るような複数個のセンサやスイッチが設けられている。
即ち、押えレバー14の上下位置を検出する押えスイッ
チ17、ボタン穴かがり用レバー15の上下位置を検出
するBHレバースイッチ18、ボタンホールの大きさを
決めるボタンホールスイッチ19、サイドカッター装置
の有無を検出するサイドカッタースイッチ20、押えレ
バー14に連動して布厚みを検出する布厚ポテンショメ
ータ21、端縫いモード時に布端位置を検出する倣い縫
いセンサ22、上糸切れを検出する糸切れセンサ23、
メインモータのスピードを検出するモータスピードセン
サ24、縫い動作の基になるモータタイミングセンサ2
5、図3にも示すスタート・ストップスイッチ26、下
糸巻きレバー(図示せず)がセット側に操作されたかど
うかを検出する下糸巻きレバースイッチ27、下糸巻き
軸(図示せず)にボビンがセットされているかどうかを
検出するボビンセット確認スイッチ28、下糸巻き量を
検出する下糸巻き量検出器29などが設けられているの
である。
【0022】前記制御装置8は、これら検出手段の検出
した遂行状況の変化に応じて、前記ROM7から逐次画
面表示データを読出して画面表示を切換えつつ表示部1
1に表示するようになっており、これにて、制御装置8
が本発明にいう表示制御手段として機能している。
した遂行状況の変化に応じて、前記ROM7から逐次画
面表示データを読出して画面表示を切換えつつ表示部1
1に表示するようになっており、これにて、制御装置8
が本発明にいう表示制御手段として機能している。
【0023】次に上記構成の作用について、具体例をあ
げながら述べる。
げながら述べる。
【0024】まず、一例として、使用者が下糸巻きの機
能を用いて下糸巻きを実行させる場合について、図1及
び図4も参照して説明する。
能を用いて下糸巻きを実行させる場合について、図1及
び図4も参照して説明する。
【0025】図1は、下糸巻き機能の遂行状況に伴っ
て、表示部11の表示がどのように切換えられるかを示
したフローチャートである。ここで、使用者は、下糸巻
きを実行させるにあたって、まず下糸巻き軸にボビンを
セットして下糸巻きレバーを操作してセット側に移動さ
せる。この下糸巻きレバーをセット側に位置させること
により、前記針棒5を駆動する駆動軸の動力が下糸巻き
軸に伝達されるようになるのである。今、下糸巻きレバ
ーがセット側にないときには(ステップS1にてN
o)、図示はしないが表示部11には現在のミシン本体
1の動作状況に応じた表示がされている(ステップS
2)。そして、下糸巻きレバーがセット側に位置される
と、下糸巻きレバースイッチ27によりそれが検出され
(ステップS1にてYes)、次のステップS3に進
む。
て、表示部11の表示がどのように切換えられるかを示
したフローチャートである。ここで、使用者は、下糸巻
きを実行させるにあたって、まず下糸巻き軸にボビンを
セットして下糸巻きレバーを操作してセット側に移動さ
せる。この下糸巻きレバーをセット側に位置させること
により、前記針棒5を駆動する駆動軸の動力が下糸巻き
軸に伝達されるようになるのである。今、下糸巻きレバ
ーがセット側にないときには(ステップS1にてN
o)、図示はしないが表示部11には現在のミシン本体
1の動作状況に応じた表示がされている(ステップS
2)。そして、下糸巻きレバーがセット側に位置される
と、下糸巻きレバースイッチ27によりそれが検出され
(ステップS1にてYes)、次のステップS3に進
む。
【0026】ステップS3では、ボビンセット確認スイ
ッチ28の検出により、下糸巻き軸にボビンがセットさ
れているかどうかが判断される。今、ボビンが下糸巻き
軸にセットされていないと、ステップS4にて、表示部
11にはボビンがセットされていない旨の画面表示がな
される。ここでは、例えば図4(a)に示すように、
「ボビンがセットされていません。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがないことを表す絵と共に表示部11の画
面に表示されるのである。使用者は、それを見て次にボ
ビンをセットしなければならないことを容易に理解する
ことができる。
ッチ28の検出により、下糸巻き軸にボビンがセットさ
れているかどうかが判断される。今、ボビンが下糸巻き
軸にセットされていないと、ステップS4にて、表示部
11にはボビンがセットされていない旨の画面表示がな
される。ここでは、例えば図4(a)に示すように、
「ボビンがセットされていません。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがないことを表す絵と共に表示部11の画
面に表示されるのである。使用者は、それを見て次にボ
ビンをセットしなければならないことを容易に理解する
ことができる。
【0027】一方、既に下糸巻き軸にボビンがセットさ
れている、あるいは使用者が上記表示を見てボビンをセ
ットすると(ステップS3でYes)、ステップS5に
て、表示部11の画面表示が下糸巻きの準備が出来てい
る旨の画面表示に切換えられる。ここでは、例えば図4
(b)に示すように、「下糸巻きの準備ができました。
スタートボタンを押してください。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがセットされていることを表す絵と共に表
示部11の画面に表示されるのである。使用者は、ここ
でスタート・ストップスイッチ26を押圧操作すれば良
いことを容易に理解することができる。この状態で、ス
タート・ストップスイッチ26が押圧操作されると(ス
テップS6でYes)、下糸巻き作業が開始される。
れている、あるいは使用者が上記表示を見てボビンをセ
ットすると(ステップS3でYes)、ステップS5に
て、表示部11の画面表示が下糸巻きの準備が出来てい
る旨の画面表示に切換えられる。ここでは、例えば図4
(b)に示すように、「下糸巻きの準備ができました。
スタートボタンを押してください。」の文字が、下糸巻
き軸にボビンがセットされていることを表す絵と共に表
示部11の画面に表示されるのである。使用者は、ここ
でスタート・ストップスイッチ26を押圧操作すれば良
いことを容易に理解することができる。この状態で、ス
タート・ストップスイッチ26が押圧操作されると(ス
テップS6でYes)、下糸巻き作業が開始される。
【0028】この下糸巻き作業中にあっては、下糸巻き
量検出器29が下糸巻きの進行状況を逐一検出し、これ
に基づいて表示部11の表示が順次切換えられる。即
ち、ステップS7にて、下糸巻き量検出器29により下
糸巻き量が検出される。図示はしないが、この検出は、
下糸巻き量検出器29のレバーがボビンに巻回された糸
の外周に接触し、作業の進行に伴ってその位置が変位す
ることに基づいて行われるようになっている。そして、
下糸巻き量が適量となるまでの間は(ステップS8にて
No)、ステップS9にて、下糸巻き量を示す画面表示
が表示部11に表示される。ここでは、例えば図4
(c)に示すように、「下糸巻き中です」の文字が、ボ
ビンに下糸が巻かれた様子を表す絵と共に表示部11の
画面に表示されるのである。また、詳しく図示はしない
が、下糸巻き量検出器29により検出される下糸巻き量
の変化に伴って、ボビンに下糸が巻かれた様子を表す絵
が、次第に下糸の部分が太くなったものに切換えられて
いく。使用者は、その画面表示を見て下糸巻き作業の進
行状況を知ることができるのである。
量検出器29が下糸巻きの進行状況を逐一検出し、これ
に基づいて表示部11の表示が順次切換えられる。即
ち、ステップS7にて、下糸巻き量検出器29により下
糸巻き量が検出される。図示はしないが、この検出は、
下糸巻き量検出器29のレバーがボビンに巻回された糸
の外周に接触し、作業の進行に伴ってその位置が変位す
ることに基づいて行われるようになっている。そして、
下糸巻き量が適量となるまでの間は(ステップS8にて
No)、ステップS9にて、下糸巻き量を示す画面表示
が表示部11に表示される。ここでは、例えば図4
(c)に示すように、「下糸巻き中です」の文字が、ボ
ビンに下糸が巻かれた様子を表す絵と共に表示部11の
画面に表示されるのである。また、詳しく図示はしない
が、下糸巻き量検出器29により検出される下糸巻き量
の変化に伴って、ボビンに下糸が巻かれた様子を表す絵
が、次第に下糸の部分が太くなったものに切換えられて
いく。使用者は、その画面表示を見て下糸巻き作業の進
行状況を知ることができるのである。
【0029】そして、下糸巻き量が適量となると(ステ
ップS8にてYes)、下糸巻き動作が停止し、次のス
テップS10にて、表示部11の画面表示が下糸巻きが
終了したこと及びボビンの外し方を示す表示に切換えら
れる。ここでは、例えば図4(d)に示すように、「下
糸巻きが終了しました レバーを右へ動かしてボビンを
外してください」の文字が、下糸巻きレバーを指し示す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。使用
者は、これを見て、下糸巻き作業が終わったことを知る
と共に、次に行うべき操作を容易に理解することがで
き、下糸巻きレバーの操作を行うことにより下糸巻きの
作業が完了するのである。
ップS8にてYes)、下糸巻き動作が停止し、次のス
テップS10にて、表示部11の画面表示が下糸巻きが
終了したこと及びボビンの外し方を示す表示に切換えら
れる。ここでは、例えば図4(d)に示すように、「下
糸巻きが終了しました レバーを右へ動かしてボビンを
外してください」の文字が、下糸巻きレバーを指し示す
絵と共に表示部11の画面に表示されるのである。使用
者は、これを見て、下糸巻き作業が終わったことを知る
と共に、次に行うべき操作を容易に理解することがで
き、下糸巻きレバーの操作を行うことにより下糸巻きの
作業が完了するのである。
【0030】次に、警告表示の一例として、ボタン穴か
がり用レバー15が誤操作されている場合について図5
も参照して述べる。
がり用レバー15が誤操作されている場合について図5
も参照して述べる。
【0031】このボタン穴かがり用レバー15は、ボタ
ン穴かがりを実行するときに下げられ、その他の縫製作
業を実行するときには上がっていなければならないもの
である。今、例えば直線縫いなどのボタン穴かがり以外
の縫い方が選択スイッチ9により選択されている状態で
スタート・ストップスイッチ26が押圧操作されたとき
に、BHレバースイッチ18がボタン穴かがり用レバー
15が下げられていることを検出すると、縫い作業は開
始されず、表示部11の画面にボタン穴かがり用レバー
15が下げられている旨の表示がなされる。ここでは、
例えば図5(a)に示すように、「ボタン穴かがり用レ
バーが下がっています」の文字が、ボタン穴かがり用レ
バー15が下がっている様子を表す絵と共に表示部11
の画面に表示される。 そして、使用者がその画面表示
を見てボタン穴かがり用レバー15を上げる操作を行え
ば、BHレバースイッチ18によりボタン穴かがり用レ
バー15が上げられたことが検出され、次いでスタート
・ストップスイッチ26が押圧操作されると、縫製動作
が開始され、所定の縫製作業が行われる。 一方、表示
部11に上記図5(a)に示す表示がなされたのち、所
定の時間が経過してもBHレバースイッチ18がボタン
穴かがり用レバー15が上げられたことを検出しない場
合には、表示部11の画面表示が、例えば図5(b)に
示すように切換えられる。ここでは、「レバーを上げて
押えの種類を確認しスタートスイッチを押して下さい」
の文字がボタン穴かがり用レバー15を指し示す絵と共
に表示部11の画面に表示され、使用者は、それを見
て、次に行うべき操作を容易に理解することができる。
ン穴かがりを実行するときに下げられ、その他の縫製作
業を実行するときには上がっていなければならないもの
である。今、例えば直線縫いなどのボタン穴かがり以外
の縫い方が選択スイッチ9により選択されている状態で
スタート・ストップスイッチ26が押圧操作されたとき
に、BHレバースイッチ18がボタン穴かがり用レバー
15が下げられていることを検出すると、縫い作業は開
始されず、表示部11の画面にボタン穴かがり用レバー
15が下げられている旨の表示がなされる。ここでは、
例えば図5(a)に示すように、「ボタン穴かがり用レ
バーが下がっています」の文字が、ボタン穴かがり用レ
バー15が下がっている様子を表す絵と共に表示部11
の画面に表示される。 そして、使用者がその画面表示
を見てボタン穴かがり用レバー15を上げる操作を行え
ば、BHレバースイッチ18によりボタン穴かがり用レ
バー15が上げられたことが検出され、次いでスタート
・ストップスイッチ26が押圧操作されると、縫製動作
が開始され、所定の縫製作業が行われる。 一方、表示
部11に上記図5(a)に示す表示がなされたのち、所
定の時間が経過してもBHレバースイッチ18がボタン
穴かがり用レバー15が上げられたことを検出しない場
合には、表示部11の画面表示が、例えば図5(b)に
示すように切換えられる。ここでは、「レバーを上げて
押えの種類を確認しスタートスイッチを押して下さい」
の文字がボタン穴かがり用レバー15を指し示す絵と共
に表示部11の画面に表示され、使用者は、それを見
て、次に行うべき操作を容易に理解することができる。
【0032】このように、警告の表示も、複数の画面表
示データが記憶されており、例えば時間経過に応じて切
換えられて行われるのである。
示データが記憶されており、例えば時間経過に応じて切
換えられて行われるのである。
【0033】このような本実施例によれば、各種のスイ
ッチ及びセンサ17〜29によって各機能における遂行
状況が逐一検出され、表示部11には、ROM7に記憶
された画面表示データにより、各機能の遂行状況に応じ
た夫々複数の画面表示が適宜切換えられつつ表示され
る。従って、従来のもののような、「ボビンがセットさ
れていません」などの所定の機能に対してひとつのメッ
セージが示されるだけのものと異なり、使用者が複数段
階にわたる複雑な操作を行わなければならない場合で
も、次に行うべき操作が段階を追って順次表示されるの
で、使用者は次に行うべき操作を容易に理解することが
できる。特に本実施例では、文字と絵との両方で表示す
るようにしたので、使用者の理解をより容易にすること
ができるものである。
ッチ及びセンサ17〜29によって各機能における遂行
状況が逐一検出され、表示部11には、ROM7に記憶
された画面表示データにより、各機能の遂行状況に応じ
た夫々複数の画面表示が適宜切換えられつつ表示され
る。従って、従来のもののような、「ボビンがセットさ
れていません」などの所定の機能に対してひとつのメッ
セージが示されるだけのものと異なり、使用者が複数段
階にわたる複雑な操作を行わなければならない場合で
も、次に行うべき操作が段階を追って順次表示されるの
で、使用者は次に行うべき操作を容易に理解することが
できる。特に本実施例では、文字と絵との両方で表示す
るようにしたので、使用者の理解をより容易にすること
ができるものである。
【0034】尚、上記実施例では、具体例として下糸巻
き機能の実行における画面表示及びボタン穴かがり用レ
バー15の誤操作時の画面表示について述べたが、様々
な機能の実行時において適用することができるなど、本
発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。
き機能の実行における画面表示及びボタン穴かがり用レ
バー15の誤操作時の画面表示について述べたが、様々
な機能の実行時において適用することができるなど、本
発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1記載のミシンによれば、糸巻きの報知或いは
検出に基づくレバーに関わる警告が択一的にされるの
で、使用者に理解しやすい報知が可能である。
の請求項1記載のミシンによれば、糸巻きの報知或いは
検出に基づくレバーに関わる警告が択一的にされるの
で、使用者に理解しやすい報知が可能である。
【0036】請求項2記載のミシンによれば、糸巻きの
ための状態である場合、その報知が行われるので、使用
者に理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能であ
る。
ための状態である場合、その報知が行われるので、使用
者に理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能であ
る。
【0037】請求項3記載のミシンによれば、前記糸巻
きの報知が複数行われるので、使用者に理解しやすい報
知が可能である。
きの報知が複数行われるので、使用者に理解しやすい報
知が可能である。
【0038】請求項4記載のミシンによれば、前記糸巻
きの報知が絵と文字で行われるので、使用者に理解しや
すい報知が可能である。
きの報知が絵と文字で行われるので、使用者に理解しや
すい報知が可能である。
【0039】請求項5記載のミシンによれば、他報知検
出手段の検出により他の報知がされるので、使用者に理
解しやすい前記糸巻きのための報知が可能である。
出手段の検出により他の報知がされるので、使用者に理
解しやすい前記糸巻きのための報知が可能である。
【0040】請求項6記載のミシンによれば、糸巻きの
報知がボビンに糸を巻いた絵で行われるので、使用者に
理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能である。
報知がボビンに糸を巻いた絵で行われるので、使用者に
理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能である。
【0041】請求項7記載のミシンによれば、糸巻きの
ための状態である場合、その報知が行われるので、使用
者に理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能であ
る。
ための状態である場合、その報知が行われるので、使用
者に理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能であ
る。
【0042】請求項8記載のミシンによれば、前記糸巻
きの報知が複数行われるので、使用者に理解しやすい報
知が可能である。
きの報知が複数行われるので、使用者に理解しやすい報
知が可能である。
【0043】請求項9記載のミシンによれば、前記糸巻
きの報知が絵と文字で行われるので、使用者に理解しや
すい報知が可能である。
きの報知が絵と文字で行われるので、使用者に理解しや
すい報知が可能である。
【0044】請求項10記載のミシンによれば、他報知
検出手段の検出により他の報知がされるので、使用者に
理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能である。
検出手段の検出により他の報知がされるので、使用者に
理解しやすい前記糸巻きのための報知が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】下糸巻き機能実行時の表示部の表示の切換え手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図2】要部の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】ミシンの正面図である。
【図4】その(a)〜(d)は下糸巻き機能実行時の表
示部の表示画面を示す図である。
示部の表示画面を示す図である。
【図5】その(a)及び(b)はボタン穴かがり用レバ
ーが誤操作されている場合の表示部の表示画面を示す図
である。
ーが誤操作されている場合の表示部の表示画面を示す図
である。
【符号の説明】 1 ミシン本体 6 CPU 7 ROM(記憶手段) 8 制御装置(表示制御手段) 9 選択スイッチ 11 表示部 17〜29 各種スイッチ及びセンサ(検出手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 使用者に教示,警告あるいは状況報知す
るための画面表示を行う表示部と、所定の機能に関して
その遂行状況に応じた複数の教示,警告あるいは状況報
知のための画面表示データを記憶した記憶手段と、前記
機能の遂行状況を逐一検出する検出手段と、この検出手
段の検出した遂行状況の変化に応じて画面表示を切換え
て前記表示部に表示させる表示制御手段とを具備してな
るミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10362296A JPH11239682A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10362296A JPH11239682A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | ミシン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33324598A Division JPH11221379A (ja) | 1998-01-01 | 1998-11-24 | ミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11239682A true JPH11239682A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=18476491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10362296A Pending JPH11239682A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11239682A (ja) |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP10362296A patent/JPH11239682A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051011 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |