JP2000107477A - 刺しゅうデータ作成システム - Google Patents

刺しゅうデータ作成システム

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JP2000107477A
JP2000107477A JP10279159A JP27915998A JP2000107477A JP 2000107477 A JP2000107477 A JP 2000107477A JP 10279159 A JP10279159 A JP 10279159A JP 27915998 A JP27915998 A JP 27915998A JP 2000107477 A JP2000107477 A JP 2000107477A
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pattern
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sewing
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Kiyoshi Matsuzawa
清志 松沢
Fumio Wada
文夫 和田
Yuichi Sukegawa
祐一 助川
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータにより多様なつなぎ刺しゅう用
の模様を作成し容易に刺しゅうデータとして変換するこ
とができるとともに、この刺しゅうデータに基づいて分
割して縫製される各模様を精度よくつなぐことができて
高品質の縫製を得ることができる刺しゅうデータ作成シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 コンピュータ1の表示装置8上で、位置
指示手段11により刺しゅう枠19を越える大きさの模
様を刺しゅう枠19内に入る大きさの模様ごとに目安線
30を含むようにして分割指定することで、これらの分
割指定された各位置に対応して複数の刺しゅうデータに
変換するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刺しゅうデータ作成
システムに係り、特に、1回の縫製可能範囲である刺し
ゅう枠を越える大きさの模様に関するつなぎ刺しゅうデ
ータを作成するための刺しゅうデータ作成システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、長い文字列、大型の模様や縫製位
置同士に所定の関係がある組み合わせ模様などからなる
刺しゅう用の模様を縫製する場合には、刺しゅう枠内に
セットされた被縫製物に1回の縫製で模様を全部形成す
ることができないため、このような大きな模様をいくつ
かに分割し、1回目の縫製で所定範囲の模様を形成した
後に前記被縫製物を刺しゅう枠から外して、次の縫製で
形成することになる模様が刺しゅう枠に入るように被縫
製物をずらして当該刺しゅう枠に再セットし次回以降の
縫製を行っていた。
【0003】このような、いわゆるつなぎ刺しゅうの形
成に関する技術としては、例えば、特開平6−3395
88号に開示されている。これは、つなぎ刺しゅうを形
成するための刺しゅうミシンに関する技術であり、被縫
製物をセットする刺しゅう枠の4隅および4辺部の各中
点に目印が形成されており、刺しゅう縫製開始前に目印
に対応した被縫製物の位置に位置合せ用の縫目を形成し
ておき、1回目の縫製終了後に刺しゅう枠を外して被縫
製物の位置をずらす際に、前記位置合せ用縫目と前記刺
しゅう枠の目印とを合せることにより、容易に縫い位置
が合せられるというものである。
【0004】しかしながら、このような従来の刺しゅう
ミシンにおいては、刺しゅう枠に目印が形成されている
とはいえ、刺しゅう枠の目印と被縫製物の縫目とを目視
により合せていたたいめ精度が悪く、所望のきれいな刺
しゅう模様を形成することができないといった問題があ
った。
【0005】このような問題を解決すべく、特願平9−
220620では、つなぎ刺しゅうの縫製に好適な形状
縫いミシンが提案されており、この形状縫いミシンは、
ミシンに予め記憶されている所定模様の中から気に入っ
た模様を選択し、複数の模様を組み合わせるなどして大
きな模様が形成された場合に、つなぎ刺しゅうモードを
選択すると、所定の範囲で分割指定した模様の縫製が終
了して被縫製物の位置をずらしたときに、予め被縫製物
に形成してあるX−Y軸の位置情報を検出するとともに
ソフトウェア上のX−Y軸とのずれを検出し、このずれ
に基づいて刺しゅう枠内の模様データを補正するように
している。このような形状縫いミシンによれば、既に縫
製した模様とこれから縫製する模様との相対位置をきれ
いに合せることができて製品の品質を向上させることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな形状縫いミシンにおいては、刺しゅうデータを作成
する場合にユーザがつなぎ刺しゅう模様を形成したいと
思っても、ミシンに予め記憶されている所定模様の中か
ら模様を選択して組み合わせなければならず、模様の種
類等に制限があったため、より個性的な模様や創作的な
模様をミシンにより縫製したいと希望するユーザにとっ
ては不十分な点があった。
【0007】ところで近年では、パーソナルコンピュー
タ等により刺しゅうデータを作成し、この作成した刺し
ゅうデータをフロッピィディスクに保存したり、既存の
刺しゅうデータをフロッピィディスクから読出してミシ
ンに伝送し、このミシンにより、前記刺しゅうデータに
基づいて刺しゅうを縫製する技術が知られている。
【0008】しかしながら、このような従来の刺しゅう
データ作成システムにおいては、刺しゅう枠内から模様
がはみでないように模様を形成して刺しゅうデータを作
成することが前提となっていたため、前述したような、
いわゆるつなぎ刺しゅう模様に関する刺しゅうデータを
作成することができないという問題を有していた。
【0009】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、パーソナルコンピュータにより多様なつなぎ刺しゅ
う用の模様を作成し容易に刺しゅうデータとして変換す
ることができるとともに、この刺しゅうデータに基づい
て分割して縫製される各模様を精度よくつなぐことがで
きて高品質の縫製を得ることができる刺しゅうデータ作
成システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る刺しゅうデータ作成システ
ムの特徴は、パーソナルコンピュータの表示装置上で、
位置指示手段により刺しゅう枠を越える大きさの模様を
前記刺しゅう枠内に入る大きさの模様ごとに目安線を含
むようにして分割指定することで、これらの分割指定さ
れた各位置に対応して複数の刺しゅうデータに変換する
ようにした点にある。そして、このような構成を採用し
たことにより、パーソナルコンピュータ等により多様な
つなぎ刺しゅう用の模様を作成し、この模様を表示画面
上で刺しゅう枠内に入るように刺しゅうデータとして変
換および分割することができるため、容易につなぎ刺し
ゅう用の刺しゅうデータを作成できるとともに、この刺
しゅうデータをメモリに記録してミシンにより縫製させ
ることができるため精度のよいつなぎ刺しゅう模様を縫
製でき高品質の製品を得ることができる。
【0011】また、請求項2に記載の刺しゅうデータ作
成システムの特徴は、請求項1において、目安線を刺し
ゅうデータとして変換する場合に、この刺しゅうデータ
にミシンの縫製を一旦停止させる停止コマンドを自動的
に挿入するようにした点にある。そして、このような構
成を採用したことにより、つなぎ刺しゅうの縫製の際に
目安線を有効に利用することができるとともに、目安線
を縫製する前に予め縫製するか否かをユーザが任意に判
断できるため便利であるし、縫製しない場合には縫製後
における目安線の抜き取り作業の手間を省くことができ
る。
【0012】また、請求項3に記載の刺しゅうデータ作
成システムの特徴は、請求項または至請求項2におい
て、模様を分割指定した場合に、分割指定範囲が刺しゅ
う枠内において刺しゅうを行うことができる有効縫製範
囲を越えるときにその旨をユーザに通知するようにした
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、模様の適正な分割指定を確実に行えるし、ユーザが
安心して分割指定作業を進めることができる。
【0013】また、請求項4に記載の刺しゅうデータ作
成システムの特徴は、請求項1乃至請求項3のいずれか
1項において、模様を分割指定する際に、表示装置上に
表示される模様の実寸値に対する縮尺比と同等の縮尺比
により刺しゅう枠の有効縫製範囲の相似図形を分割指定
した模様を含むようにあるいはその近傍に表示するよう
にした点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、刺しゅう枠の相似図形を参考にして大きな模
様のうちのどの部分をどの程度の大きさに分割すればよ
いかを類推することができて容易に分割指定を行うこと
ができる。
【0014】また、請求項5に記載の刺しゅうデータ作
成システムの特徴は、請求項1乃至請求項4のいずれか
1項において、パーソナルコンピュータの表示装置上に
おいて、分割指定されて刺しゅうデータが作成された模
様を刺しゅうデータ未作成の模様と区別して表示するよ
うにした点にある。そして、このような構成を採用した
ことにより、既に分割指定して刺しゅうデータ作成済の
模様を表示装置上で確認できるため、重複して分割指定
してしまうことがなく、その後の分割指定をスムーズに
進行させることができる。
【0015】また、請求項6に記載の刺しゅうデータ作
成システムの特徴は、請求項1乃至請求項5のいずれか
1項において、分割指定された模様と分割指定されてい
ない模様とをつなぐ渡り糸等の不要な縫目を刺しゅうデ
ータから削除するようにした点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、後に分割指定する模様
に渡り糸等の不要な縫目がつながっていないため渡り糸
等の縫目を考慮せずに分割指定ができるとともに、縫製
の際に不要な渡り糸等の縫目を予め縫製せずに済ますこ
とができる。
【0016】また、請求項7に記載の刺しゅうデータ作
成システムの特徴は、請求項1乃至請求項6のいずれか
1項において、目安線を刺しゅうデータとして変換する
場合に、この刺しゅうデータにミシンによる縫製を行わ
ないスキップコマンドを自動的に挿入するようにした点
にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、分割した模様の位置合せ作業等に目安線を有効に利
用しつつ、縫製後に目安線を抜き取る作業をする必要が
なく手間が省ける。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図34を参照して説明する。
【0018】図1および図2は、本発明に係る刺しゅう
データ作成システムの実施の一形態を示したもので、パ
ーソナルコンピュータ等のコンピュータ1の内部には、
CPUやメモリ等から構成される演算部2、表示ドライ
バ3、CD−ROMドライバ4、マウスドライバ5、キ
ーボードドライバ6がそれぞれ配設されるとともに、R
S−232Cインタフェース7が配設されている。
【0019】前記コンピュータ1には、表示ドライバ3
を介して、例えば、CRTディスプレイやLCDディス
プレイ等の公知の表示装置8が接続されており、前記R
S−232Cインタフェース7には、刺しゅうデータを
メモリカード9に書込むためのカードライタ10が接続
されている。このカードライタ10の内部には、図示し
ないが、CPU、メモリ、RS−232Cインタフェー
ス7、メモリカード9、アクセス回路等が収容されてい
る。また、前記コンピュータ1には、マウスドライバ5
を介して位置指示手段であるマウス11が接続されると
ともに、キーボードドライバ6を介してキーボード12
が接続されており、前記CD−ROMドライバ4には、
コンピュータ1に内蔵されたCD−ROMドライブ13
が接続されている。さらに、コンピュータ1には、シリ
アルインタフェースやSCSIインタフェース等を介し
てスキャナ14が接続されるとともに、プリンタ15が
接続されている。
【0020】また、本実施形態においては、前記コンピ
ュータ1は、CD−ROMドライブ13に記録された刺
しゅうデータ作成プログラムを読み込むか、あるいは、
あらかじめ刺しゅうデータ作成プログラムをインストー
ルしておくことにより、刺しゅうデータ作成プログラム
を起動することができるようになっている。
【0021】この刺しゅうデータ作成プログラムは、所
望の刺しゅうデータを表示装置8上で作成したり、スキ
ャナ14等により読取った画像やあらかじめ保存されて
いる画像を表示装置8上で編集することができる機能を
有している。さらに、この刺しゅうデータ作成プログラ
ムは、メモリカード9に保存された刺しゅうデータの内
容を表示することができるようになっている。
【0022】また、図3は本発明に係る刺しゅうデータ
作成システムに用いられるミシン17の実施形態を示し
たもので、このミシン17には、被縫製物18を外枠1
9aと内枠19bとの間で挟持して安定的に保持するた
めの刺しゅう枠19が配設されており、この刺しゅう枠
19には、刺しゅう枠保持部材20を介して前記刺しゅ
う枠19をX、Y方向にそれぞれ移動させる枠移動機構
(図示しない)が連結されている。この枠移動機構は、
刺しゅう枠19をX方向に移動させるための駆動モータ
とY方向に移動させるための駆動モータ(いずれも図示
せず)とをそれぞれ有している。
【0023】また、前記ミシン17には、例えば、LC
Dからなる表示部22が配設されており、この表示部2
2の表面には、透明タッチパネル23が重ね合わせて配
設されている。そして、この表示部22の表示する所望
の部位を押圧することにより、透明タッチパネル23の
スイッチがONとされ、ミシン17内の図示しないCP
Uが押圧された部位の機能を認識するようになってい
る。この表示部22は、図4に示すように、上部に位置
する色替えのパーツを表示するパーツ表示部24、メモ
リカード9に記憶された刺しゅうデータの各模様を表示
する模様表示部25、下部に位置する操作部26により
構成されており、前記模様表示部25は、2つの模様を
表示することができるページを3ページ分表示すること
ができるようになっており、「1/3」、「2/3」、
「3/3」の表示部分を押圧することにより、所望のペ
ージを切替えて表示することができるようになってい
る。また、前記模様表示部25は、つなぎ刺しゅう模様
のうちの分割した模様をレイアウトする場合には、左側
画面部分に表示され、右側画面部分は位置調整操作部2
7が表示されるようになっている。
【0024】さらに、前記ミシン17の正面側には、ユ
ーザにより刺しゅうデータに基づく縫製開始の指示を入
力するためのスタートスイッチ28が配設されている。
【0025】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0026】最初に、CD−ROMドライブ13から読
み込むか、あるいは、あらかじめインストールされた刺
しゅうデータ作成プログラムを起動させることにより、
図5に示すように、コンピュータ1の表示装置8に刺し
ゅうデータ作成画面が表示される。
【0027】この画面において、新規に刺しゅうデータ
を作成することができるとともに、既存の刺しゅうデー
タを読み込んで、この刺しゅうデータの追加や削除等の
編集を行なうことができるようになっている。
【0028】図5において、データ作成画面の中央に表
示する枠29は、1回の縫製可能範囲である刺しゅう枠
19の有効縫製範囲の4倍の大きさの領域を示してお
り、この4倍枠29の中における垂直破線30aと水平
破線30bとで囲まれている1つの領域が刺しゅう枠1
9の有効縫製範囲の大きさに相当する目安枠32を示し
ている。この目安枠32は、実際の分割領域を決定する
ものではないが、実際の刺しゅう枠19の有効縫製範囲
の大きさを模様の実寸値に対する縮尺比と同等の縮尺比
の相似形により表示しているため、どの程度の領域を指
定分割すれば刺しゅう枠19に納まるか否かを類推する
ことができる。
【0029】なお、本実施形態の目安枠32は、画面上
に固定表示されているため、分割指定される模様を常に
枠内に入るように表示することはできないが、分割指定
部分の近傍に表示することができれば所望の効果を得る
ことができる。もちろん、目安枠32を分割指定部分を
囲むように表示するようにしてもよい。
【0030】また、垂直破線30aおよび水平破線30
bは、被縫製物18に形成する目安線54(X軸とY
軸)と対応している。この目安線30によりつなぎ刺し
ゅう模様を分割指定した模様のレイアウトが容易に行う
ことができるようになっている。さらに垂直破線30a
と水平破線30bとの交点位置に表示した○印は、作成
する刺しゅうデータの縫い初めの針落ち点33を示して
いる。また、データ作成画面には垂直実線34aと水平
実線34bとが表示されており、これらの交点34は縫
い位置等を示すカーソルとなっている。
【0031】ここで、前記データ作成画面において、文
字や模様のそれぞれを色替えして縫製するためのデータ
作成について説明する。
【0032】図6に示すように、例えば「ABCDEF
G」の文字列からなる模様を色替えして縫製するための
データを作成する場合には、文字を入力した後にマウス
11を操作してポップアップ画面35を表示するように
なっており、このポップアップ画面35において色替え
をしたい位置にストップコマンドを入力することにより
色替え位置を指定する。もし、すべての文字を色替えし
たい場合には、ポップアップ画面35ですべての文字デ
ータ間にストップコマンドを入力するための操作ボタン
をマウス11により指定することにより、図7に示すよ
うに、全部色替えを指定することができる。
【0033】この色替えの指定を行った後に、各文字を
刺しゅうデータに変換し、2つ分の目安枠32にレイア
ウトし、さらに、マウス11を操作して他のポップアッ
プ画面(図示せず)において破線で表示している目安線
30を縫いデータとして変換すると、この目安線30は
実線で画面上に表示される。このとき、目安線30の縫
いデータには、自動的に色替えコードであるストップコ
マンドが挿入される。この目安線30の縫いデータは、
ミシン17の表示部22上において見やすく、かつ、縫
製後には抜き取りやすくする観点から、表示部22上で
は少なくとも3ドット以上で表示され、縫製の際には約
4mm以上の縫いピッチとなるように指定されている。
【0034】また、前述と異なり、目安線30を縫いデ
ータとして変換せずに、自動的に縫製しない命令、例え
ばスキップコマンドを挿入するようにしてもよい。すな
わち、目安線30は最終的には不要な縫製部分となるた
め、表示装置8やミシン17の表示部22では便宜上表
示されるが、実際には縫製しないように指定しておけ
ば、模様の縫製後に抜き取る手間が省けることとなる。
このとき、スキップコマンド等のコマンドは、模様デー
タには使用しない値にするとよい。例えば、模様データ
は00〜7FHまでの値を用い、スキップコマンド等は
80H以上の値を使用するようにする。
【0035】つぎに、図8に示すように、1回の縫製に
含めることができる刺しゅうデータを分割指定するため
に、データ作成画面上でマウス11の操作によりカーソ
ルを移動して文字列や画像等の模様を枠36で囲むよう
にする。このとき、目安線30を含んで囲むことが必要
である。
【0036】また、もし図9に示すように、1つの囲い
枠36の領域がX方向乃至Y方向の刺しゅう枠19の有
効縫製範囲を越えている場合、例えば、目安線30を含
む「ABCD」を囲んだ領域のうちのX方向の大きさ
が、刺しゅう枠19の有効縫製範囲を越えている場合に
は、マウス11により領域設定終了の操作をしたときに
設定領域が大きすぎる旨がデータ作成画面上に表示され
てユーザに通知するようになる。
【0037】さらに、囲い枠36による分割指定が行わ
れた際には、分割指定された模様と分割指定されていな
い模様とをつなぐ、いわゆる渡り糸等の不要な縫目が削
除される。本実施形態では、分割指定された「ABC
D」の文字列とまだ分割指定されていない「EFG」の
文字列とをつなぐ「D」と「E」との間の渡り糸は、縫
製の際に不要であり、また、後に「EFG」の文字列を
分割指定する際にも不要であるため削除する必要があ
る。なお、この渡り糸の削除は、分割指定の際に削除す
るようにしてもよいし、分割指定した模様データをメモ
リカード9に記憶させる際に削除するようにしてもよ
い。
【0038】そして、前記囲い枠36による分割指定
が、刺しゅう枠19内の有効縫製範囲内において行われ
た場合には、領域設定終了の指令をコンピュータ1側に
出力することのより画面上部に色替えパーツ表示画面
(図示せず)が表示される。ここで、各色替えパーツを
取り込む場合には、所望の色の表示をカーソルで指示す
ればよい。これによりその色パーツをデータとして取り
込むとともにその色替え部分が別の色調となってユーザ
に知らせる。このように順次所望の色に対応する色パー
ツを選択して指示し、目安線30も含むようにして囲い
枠36で指定した領域内のすべての模様を取り込んでマ
ウス11を操作すると、カードライタ10がメモリカー
ド9の模様ディレクトリを読み出して図10で示すよう
なメモリカード9に作成データを書き込むためのポップ
アップ画面38が表示される。このポップアップ画面3
8において、マウス11により書き込みを行うように指
示すると、カードライタ10を介してメモリカード9に
作成データを書き込む。この書き込みが終了すると、デ
ータ作成画面には書き込み終了部分の「ABCD」の文
字列が灰色の表示となって区別される。
【0039】つぎに、図11に示すように、残りの模様
について刺しゅうデータを作成するために次の模様を目
安線30を含むようにしてマウス11で囲い枠36をす
る。本実施形態では「EFG」の文字列を目安線30を
含んで囲む。囲い枠36の領域設定終了をマウス11に
より指示すると、画面上部に色替えパーツ表示画面が表
示されるため、この画面上で模様の各色パーツと目安線
30の色パーツを選択指示してデータとして取り込む。
【0040】そして、マウス11の操作によりカードラ
イタ10を介してメモリカード9の模様ディレクトリを
読み出して、図12に示すように、ポップアップ画面3
8を表示させる。このポップアップ画面38でマウス1
1により書き込み指示を指定すると、カードライタ10
を介してメモリカード9に目安線30を含む「EFG」
の模様のデータが書き込まれる。この書き込みが終了す
ると、目安線30を含む「EFG」の模様が灰色の表示
となる。なお、メモリカード9に刺しゅうデータが取り
込まれたか否かは、カードライタ10に所望のメモリカ
ード9を装着した状態で、例えば、マウス11の操作に
より、カードライタ10からの読み込みを指示すると、
コンピュータ1からRS−232Cインタフェース7を
介してシリアル通信によりカードライタ10に装着され
ているメモリカード9の内部情報を読み込むことができ
るため、その内容が表示装置8の画面に表示されるため
確認することができる。
【0041】つぎに、メモリカード9に書き込んだ刺し
ゅうデータをミシン17により読み込ませて模様を形成
する場合について説明する。なお、ここでは、説明の便
宜上、「ABCDEFG」の模様はすべて同色のデータ
であるとして説明する。ただし、目安線30は自動的に
色替えパーツとしてデータが作成されるとともに縫い順
も最後となるように制御される。
【0042】まず、前記メモリカード9をミシン17に
装着してミシン17の電源を投入すると、図13に示す
ように、表示部22の透明タッチパネル23に「刺しゅ
うおよび組み合わせ刺しゅう」と「つなぎ刺しゅう」の
選択画面が表示される。この画面上で「つなぎ刺しゅ
う」を選択すると、ミシン17がつなぎ刺しゅうモード
となって、図14に示すように、つなぎ刺しゅう模様の
刺しゅう模様群選択画面39に切り替わる。この刺しゅ
う模様群選択画面39のうちのメモリカード内刺しゅう
部分40を選択すると、図15に示すように、メモリカ
ード9に記録してある刺しゅうデータが透明タッチパネ
ル23の模様表示部25に表示される。これらの刺しゅ
うデータの表示のうちの最初に縫製する予定の「ABC
D」の刺しゅうデータの表示部分に接触してこれを選択
すると、ミシン17はこれを認識して、図16に示すよ
うに、「ABCD」の刺しゅうデータ表示を白黒反転表
示に変換するとともに、表示部22のパーツ表示部24
において、「ABCD」と「目安線」30とが別の色替
えパーツであって、「目安線」30が最後に縫製される
旨の内容が表示される。
【0043】ここで、操作部26に表示されている「E
NTER」キー42を指示すると、図17に示すよう
に、ミシン17はメモリカード9から「ABCD」模様
の刺しゅうデータを読み込んで模様表示部25の左側の
画面部分に表示する。この左側画面部分は、刺しゅう枠
19の有効縫製範囲の4倍の大きさを表示しており、こ
の左側画面部分には、その中心位置を原点としたソフト
ウエア上の基準線43が垂直方向と水平方向に十字状に
交差して表示され、さらに、その中央に縫製範囲を定め
る刺しゅう枠19の有効縫製範囲が表示されており、こ
の刺しゅう枠19の有効縫製範囲内に「ABCD」模様
および「目安線」30が表示される。
【0044】そして、操作部26に表示されている「E
DIT」キー44を指示すると、図18に示すように、
画面が切り替わり模様表示部25の右側画面部分に文字
列「ABCD」の縫い位置を移動設定するための位置調
整操作部27たるアローキー27が表示される。このア
ローキー27は、現在位置を中心として斜め方向を含め
た上下左右の8方向に矢印を備えており、当該矢印をタ
ッチするごとに選択模様の縫い位置がその矢印方向に所
定微量づつ移動する。ここでいう所定微量とは、X−Y
方向に対しては1mm、45度方向に対しては約1.1
414mmである。
【0045】このアローキー27を任意にタッチするこ
とにより、図19に示すように、文字列「ABCD」お
よび「目安線」30を移動させて、前記基準線43の垂
直線43aと水平線43bに対して目安線30が一致す
るようにレイアウトする。このレイアウト作業が終了す
ると、操作部26の「POSEND」キー45をタッチ
してミシン17にレイアウト終了を指示する。
【0046】このレイアウト終了指示により、図20に
示すように、次の模様をつなぎ合せるための「COMB
I」キー46が表示されて、これにタッチしてつなぎ合
せ指令を指示すると、表示部22の表示画面が図13に
示した刺しゅう模様群選択画面39に戻る。
【0047】この刺しゅう模様群選択画面39におい
て、前述と同様に、メモリカード内刺しゅう部分40を
選択し、文字列「EFG」および「目安線」30を選択
してから「ENTER」キー42にタッチして指示する
と、図21に示すように、模様表示部25の左側画面部
分に刺しゅう枠19の有効縫製範囲の4倍の大きさの枠
が表示されるとともに垂直線43aと水平線43bとか
らなる基準線43が表示される。この基準線43を中心
にして刺しゅう枠19の有効縫製範囲内に「EFG」模
様および「目安線」30が表示される。また、この画面
には、既にレイアウトが終了した目安線30を含む「A
BCD」の文字列がハーフトーンで表示されている。そ
して、操作部26の「EDIT」キー44をタッチして
「EFG」模様および「目安線」をレイアウトするため
の画面に切り替える。
【0048】図22に示すように、模様表示部25の右
側画面部分にアローキー27が表示されるため、このア
ローキー27を操作して、「EFG」の文字列を移動さ
せて図23に示すように「目安線」30が基準線34の
垂直線34aおよび水平線34bと一致するようにレイ
アウトする。このレイアウトが終了すると、図23にお
ける「POSEND」キー45をタッチしてレイアウト
終了を指示し、これ以上他の模様をつなぎ合せるための
選択をしないのであれば、ミシン17に模様選択終了の
指令を出す。
【0049】この指令を受けると、図24に示すよう
に、表示部22の模様表示部25には、「ABCDEF
G」の文字列とともに刺しゅう枠19の有効縫製範囲に
相当する仮想刺しゅう枠49が表示される。この仮想刺
しゅう枠49をアローキー27を操作することにより画
面上で移動させて、1回目の縫製で可能な範囲を指定す
る。本実施形態では、図25に示すように、「ABC
D」文字列を仮想刺しゅう枠49で囲い「DEFINE
END」キー50にタッチして領域指定を終了する指
令を出す。この指令により、図26に示すように、「A
BCD」文字列と「目安線」30が確定する。
【0050】つぎに、指定領域がよければ「OK」キー
52にタッチして、図27に示すように、模様表示部2
5の右側画面部分にアローキー27および目安線30の
位置を設定する目安線設定キー53を表示させる。この
目安線設定キー53は、図28に示すような実際に被縫
製物18に書いた目安線54(X軸,Y軸)と模様表示
部25上の目安線30とが一致した場合に確定するため
の指示キーである。そして、前記アローキー27を操作
すると、実際に枠移動機構が駆動されて矢印の指示方向
に刺しゅう枠19が移動する。このとき、例えば、被縫
製物18に形成した水平線54aのX1がミシン17の
針落ち部33の位置まで移動するようにアローキー27
を操作して一致した場合に図27に示す「X−LINE
1」にタッチする。続いてアローキー27を操作して刺
しゅう枠19を移動させて被縫製物18の水平線54a
のX2がミシン17の針落ち部33の位置まで移動する
と「X−LINE2」にタッチして模様表示部25上の
水平方向の目安線30bと対応させる。次に、同様にア
ローキー27を操作して垂直線54b上のY1およびY
2をそれぞれ針落ち部33の位置まで移動させて「Y−
LINE1」および「Y−LINE2」にそれぞれタッ
チし、被縫製物に形成した垂直方向の目安線30と模様
表示部25上の垂直方向の目安線30aとを対応させ
る。
【0051】これらの設定が終了すると、図29に示す
ように、模様表示部25の右側画面部分に「START
SEWING」55を表示して、縫製可能状態である
旨をユーザに知らせる。ここで、ユーザがミシン17の
スタートスイッチ28をオンして縫製開始を指示する
と、ミシン17は「ABCD」の文字列を縫製する。こ
の文字列を縫製した後に、目安線30は色替えパーツな
ので一旦停止する。このとき、目安線30を縫い飛ばす
ように選択することも可能である。もし、縫い飛ばしし
ない場合は、スタートスイッチ28をオンして縫製開始
を指示する。この目安線30の縫製が終了すると、表示
部22が図30に示すように、次に縫製する刺しゅう模
様を表示する。ここで、ユーザは次の刺しゅう模様を縫
製するために、一旦被縫製物18を刺しゅう枠19から
離脱して縫製領域を移動し再び被縫製物18を刺しゅう
枠19に挟持させる。そして、図30に示す模様表示部
25の右側画面部分にあるアローキー27を操作して、
仮想刺しゅう枠49を模様表示部25上で移動させて目
安線30を含む「EFG」の文字列を仮想刺しゅう枠4
9で囲む。図31に示すように、目安線30を含む「E
FG」の文字列を選択した後に、操作部26の「DEF
INE END」にタッチして、図32に示すように、
画面が切り替わると、指定領域がよければ「OK」キー
52にタッチして図33に示すように模様表示部25の
右側画面部分にアローキー27および目安線30の位置
を設定する目安線設定キー53を表示させる。そして、
「ABCD」文字列の場合と同様にして、アローキー2
7を操作して、被縫製物18に形成した目安線54の水
平線54a上の点であるX1、X2および垂直線54b
上の点であるY1、Y2が針落ち部33の位置に移動し
たら、目安線設定キー53である「X−LINE1」、
「X−LINE2」、「Y−LINE1」および「Y−
LINE2」にタッチしてそれぞれ設定し、被縫製物1
8に形成した目安線54と模様表示部25上の目安線3
0とを対応させる。その後、図34においてSTART
SEWING」が表示されると、スタートスイッチ2
8をオンすることにより「EFG」の文字列の縫製を行
って、「ABCDEFG」文字列すべての縫製が終了す
る。
【0052】なお、本実施形態では、メモリカード9を
ミシン17に読み込ませて縫製する際には、説明の便宜
上、「ABCDEF」の文字列をすべて同一色として説
明したが、もし、コンピュータでの指定の様に各文字ご
とに色替えが指定されている場合には、縫製の際にその
色替え部分で一旦停止してスタートスイッチ28をオン
することで縫製開始を指示するようになる。
【0053】また、もし目安線30に関して、縫いデー
タが指定されずに、縫製しないためのスキップコマンド
が挿入されている場合には、例えば、「ABCD」の縫
製後にそのスキップコマンドを検出すると、停止コマン
ドあるいは終了コマンドを検出するまで、刺しゅうデー
タを読み飛ばして刺しゅう枠19の駆動を行わないこと
となる。
【0054】したがって、本実施形態においては、コン
ピュータ1によりつなぎ刺しゅう用の模様を自由に作成
し、この模様を表示装置8上で刺しゅう枠19の有効縫
製範囲内に入るように刺しゅうデータとして変換できる
ため、容易につなぎ刺しゅう用の刺しゅうデータを作成
できるとともに、この刺しゅうデータをメモリカード9
に記録してミシン17により縫製させることができるた
め精度のよいつなぎ刺しゅう模様を縫製でき高品質の製
品を得ることができる。
【0055】また、目安線30を刺しゅうデータとして
変換する場合に、この刺しゅうデータに停止コマンドを
自動的に挿入するようにしているため、目安線を縫製す
る前に予め縫製するか否かをユーザが任意に判断できる
し、縫製しない場合には縫製後における目安線30の抜
き取り作業の手間を省くことができる。
【0056】さらに、目安線30がミシン17の表示部
22において視認できる大きさのドットで表示されると
ともに、縫製終了後に抜き取りやすい程度のピッチで縫
製されるような刺しゅうデータに変換されるため、ミシ
ンの表示部22で目安線30を基準にする分割模様の位
置合せ作業等が容易に行えるし、目安線30の抜き取り
作業も容易に行うことができる。
【0057】さらにまた、模様を分割指定した場合に、
分割指定範囲が刺しゅう枠19の有効縫製範囲を越える
ときにその旨をユーザに通知するようにしているため、
模様の適正な分割指定を確実に行えるし、ユーザが安心
して分割指定作業を進めることができる。
【0058】しかも、模様を分割指定する際に、目安枠
32を分割指定した模様の近傍に表示するようにしてい
るため、模様のどの部分をどの程度の大きさに分割すれ
ばよいかを類推することができて容易に分割指定を行う
ことができる。前述の例でいえば、ユーザが分割指定前
には「ABC」の文字列で模様を分割しなければならな
いと考えていたとしても、目安枠32を参考にすること
により「D」の文字も1回の縫製に含めて指定できるこ
とが認識でき、適正な範囲で分割指定することができ
る。
【0059】また、コンピュータ1の表示装置8上にお
いて、分割指定されて刺しゅうデータが作成された模様
を灰色で表示するようにしているため、再び刺しゅうデ
ータ作成済みの模様を重複して分割指定してしまうこと
がない。
【0060】さらに、分割指定された模様と分割指定さ
れていない模様とをつなぐ渡り糸を刺しゅうデータから
削除するようにしているため、渡り糸を考慮せずに分割
指定ができるとともに、縫製の際に不要な渡り糸を予め
縫製せずに済む。
【0061】また、目安線30の刺しゅうデータにミシ
ン17による縫製を行わないスキップコマンドを自動的
に挿入するようにすれば、縫製後に目安線30を抜き取
る作業をする必要がなく手間が省ける。
【0062】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る刺しゅうデータ作成システムによれば、コンピュ
ータにより多様かつ容易につなぎ刺しゅう用の刺しゅう
データを作成できるとともに、精度のよいつなぎ刺しゅ
う模様を縫製できて高品質の製品を得ることができる。
【0064】また、請求項2に記載の刺しゅうデータ作
成システムによれば、請求項1に記載の発明の効果に加
えて、つなぎ刺しゅうの縫製の際に目安線を有効に利用
することができるとともに、目安線を縫製する前に予め
縫製するか否かをユーザが任意に判断できるため便利で
あるし、縫製しない場合には縫製後における目安線の抜
き取り作業の手間を省くことができる。
【0065】また、請求項3に記載の刺しゅうデータ作
成システムによれば、請求項1または請求項2に記載の
発明の効果に加えて、模様の適正な分割指定を確実に行
えるし、ユーザが安心して分割指定作業を進めることが
できる。
【0066】また、請求項4に記載の刺しゅうデータ作
成システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか
1項に記載の発明の効果に加えて、刺しゅう枠の有効縫
製範囲の相似図形を参考にして大きな模様のうちのどの
部分をどの程度の大きさに分割すればよいかを類推する
ことができて容易に分割指定を行うことができる。
【0067】また、請求項5に記載の刺しゅうデータ作
成システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか
1項に記載の発明の効果に加えて、既に分割指定して刺
しゅうデータ作成済の模様を表示装置上で確認できるた
め、重複して分割指定してしまうことがなく、その後の
分割指定をスムーズに進行させることができる。
【0068】また、請求項6に記載の刺しゅうデータ作
成システムによれば、請求項1乃至請求項5のいずれか
1項に記載の発明の効果に加えて、後に分割指定する模
様に渡り糸がつながっていないため渡り糸を考慮せずに
分割指定ができるとともに、縫製の際に不要な渡り糸を
予め縫製せずに済ますことができる。
【0069】また、請求項7に記載の刺しゅうデータ作
成システムによれば、請求項1乃至請求項6のいずれか
1項に記載の発明の効果に加えて、分割した模様の位置
合せ作業等に目安線を有効に利用しつつ、縫製後に目安
線を抜き取る作業をする手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る刺しゅうデータ作成システムの
実施の一形態を示す構成図
【図2】 図1のコンピュータ部分の構成を示すブロッ
ク図
【図3】 本発明に用いられるミシンを示す概略斜視図
【図4】 図3のミシンの表示部を示す正面図
【図5】 本発明に用いられるコンピュータの表示装置
の画面を示す概略正面図
【図6】 図5の模様を作成してポップアップ画面を表
示させた状態を示す正面図
【図7】 図5の模様たる文字列の色を全部替えた状態
を示す説明図
【図8】 図5の文字列を分割指定する状態を示す説明
【図9】 図8における分割指定が大きすぎた場合の状
態を示す説明図
【図10】 図8において分割指定した文字列を刺しゅ
うデータに変換する場合のポップアップ画面を示す説明
【図11】 図5の文字列のうちの残りの模様を分割指
定する状態を示す説明図
【図12】 図10において分割指定した文字列を刺し
ゅうデータに変換する場合のポップアップ画面を示す説
明図
【図13】 本発明で用いられるミシンの表示部の縫製
モード選択画面の表示状態を示す説明図
【図14】 本発明で用いられるミシンの表示部の刺し
ゅう模様群選択画面を示す説明図
【図15】 図14のメモリカード内刺しゅう部分を選
択した場合の表示状態を示す説明図
【図16】 図15の「ABCD」文字列を選択した場
合の表示状態を示す説明図
【図17】 図16の「ENTER」キーを指示した場
合の表示状態を示す説明図
【図18】 図17の「EDIT」キーを指示した場合
の表示状態を示す説明図
【図19】 図18のアローキーを操作して刺しゅうデ
ータの目安線を基準線に一致させる状態を示す説明図
【図20】 図19の「POSEND」キーを指示した
場合の表示状態を示す説明図
【図21】 図20の「COMBI」キーを指示した場
合の表示状態を示す説明図
【図22】 アローキーを操作して刺しゅうデータの目
安線を基準線に一致させる状態を示す説明図
【図23】 図22において刺しゅうデータの目安線が
基準線に一致した状態を示す説明図
【図24】 ミシンが刺しゅうデータの選択終了指令受
けて表示部に仮想刺しゅう枠を表示した状態を示す説明
【図25】 図24の仮想刺しゅう枠を1回目に縫製す
る文字列を囲むように移動させた状態を示す説明図
【図26】 図25の「DEFINE END」キーを
指示した場合の表示状態を示す説明図
【図27】 図26の「OK」キーを指示して縫製領域
の指定を確認した場合の表示状態を示す説明図
【図28】 被縫製物に形成した目安線を示す説明図
【図29】 刺しゅうデータの目安線と被縫製物の目安
線との対応が完了した場合の表示部の状態を示す説明図
【図30】 1回目の刺しゅうデータに基づく縫製が終
了して次の刺しゅうデータを表示した状態を示す表示部
の説明図
【図31】 図30の仮想刺しゅう枠を2回目に縫製す
る文字列を囲むように移動させた状態を示す説明図
【図32】 図31の「DEFINE END」キーを
指示した場合の表示状態を示す説明図
【図33】 図32の「OK」キーを指示して縫製領域
の指定を確認した場合の表示状態を示す説明図
【図34】 刺しゅうデータの目安線と被縫製物の目安
線との対応が完了した場合の表示部の状態を示す説明図
【符号の説明】
1 コンピュータ 8 表示装置 9 メモリカード 10 カードライタ 11 マウス 17 ミシン 18 被縫製物 19 刺しゅう枠(表示部では刺しゅう枠の有効縫製範
囲に相当する) 22 表示部 23 透明タッチパネル 24 パーツ表示部 25 模様表示部 26 操作部 27 位置調整操作部 29 4倍枠 30 目安線 32 目安枠 36 囲い枠 43 基準線 49 仮想刺しゅう枠 54 被縫製物の目安線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 助川 祐一 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA15 CB04 CE07 CE09 CE27 MA03 NA60 NA62 NB18 PA01 QA06 QA08 4L044 AA20 AB01 AB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンで刺しゅうを行うための刺しゅう
    データをパーソナルコンピュータ等により作成するため
    の刺しゅうデータ作成システムにおいて、前記パーソナ
    ルコンピュータの表示装置上で、位置指示手段により刺
    しゅう枠を越える大きさの模様を前記刺しゅう枠内に入
    る大きさの模様ごとに目安線を含むようにして分割指定
    することで、これらの分割指定された各位置に対応して
    複数の刺しゅうデータに変換するようにしたことを特徴
    とする刺しゅうデータ作成システム。
  2. 【請求項2】 前記目安線を刺しゅうデータとして変換
    する場合に、この刺しゅうデータにミシンの縫製を一旦
    停止させる停止コマンドを自動的に挿入するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の刺しゅうデータ作成
    システム。
  3. 【請求項3】 模様を分割指定した場合に、分割指定範
    囲が前記刺しゅう枠の有効縫製範囲を越えるときにその
    旨をユーザに通知するようにしたことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の刺しゅうデータ作成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 模様を分割指定する際に、前記表示装置
    上に表示される模様の実寸値に対する縮尺比と同等の縮
    尺比により前記刺しゅう枠の有効縫製範囲の相似図形を
    前記分割指定した模様を含むようにあるいはその近傍に
    表示するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項に記載の刺しゅうデータ作成システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記パーソナルコンピュータの表示装置
    上において、分割指定されて刺しゅうデータが作成され
    た模様を刺しゅうデータ未作成の模様と区別して表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれか1項に記載の刺しゅうデータ作成システム。
  6. 【請求項6】 分割指定された模様と分割指定されてい
    ない模様とをつなぐ渡り糸等の不要な縫目を刺しゅうデ
    ータから削除するようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載の刺しゅうデータ作
    成システム。
  7. 【請求項7】 前記目安線を刺しゅうデータとして変換
    する場合に、この刺しゅうデータにミシンによる縫製を
    行わないスキップコマンドを自動的に挿入するようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1
    項に記載の刺しゅうデータ作成システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043232A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Brother Ind Ltd 刺繍縫製可能なミシン
US7840304B2 (en) 2006-03-13 2010-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data processing apparatus and embroidery data processing program recorded on computer-readable recording medium
CN113718436A (zh) * 2021-09-15 2021-11-30 汝州玛雅机电科技有限公司 绣花机控制方法和电子设备

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CN113718436B (zh) * 2021-09-15 2022-07-19 诸暨玛雅电器机械有限公司 绣花机控制方法和电子设备

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