JPH08276084A - 組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン - Google Patents
組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシンInfo
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Abstract
合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン
を提供する。 【構成】 模様組み合わせ手段2において、模様データ
付与手段1からの模様データを組み合わせ、重複部削除
手段3において重複部の部分データを削除する。
Description
生成装置及び組み合わせ模様データ生成装置を備えたミ
シンに関する。
は、予めミシン内部に内蔵された模様データやROMカ
ード等に記憶された模様データを読み込んで、該データ
に基づいて画一的に刺繍縫いを実行するように構成され
ている。
ータによる模様を組み合わせたい場合には、通常は個々
の模様を別個に模様縫いさせるしかなかった。この場
合、複数の模様を正確な位置に模様縫いさせることが難
しく、しかも模様を重ねて組み合わせると、重ね縫いに
なるため、事実上模様を重ねて組み合わせることはでき
なかった。また近年、模様の組み合わせ可能なものもあ
るが、同様に模様を重ねて組あわせることはできなかっ
た。本発明は上記した従来技術の問題点を解決しようと
するもので、模様どうしを重ねて組み合わせることが可
能な模様データ生成装置及びこの生成装置を備えたミシ
ンを提供することを目的とする。
するために本発明の組み合わせ模様データ生成装置及び
組み合わせ模様データ生成装置を備えたミシンは、模様
縫い可能なミシンに、模様縫いを実行させるための模様
データを与えるための手段と、該模様データを与えるた
めの手段からの模様データを複数組み合わせるための手
段と、該組み合わせるための手段により組み合わされた
模様に重なり部分が生じる場合、該重なり部分の部分デ
ータの中の1の部分データのみを残し、他の部分データ
を削除するための手段と、を備えたことを特徴とする。
模様データを与えるための手段は、模様データを記憶し
たメモリやROMカードなどが典型的には用いられる。
また、CAD等を用いて作成されたデータや画像スキャ
ナ等からの模様データを使用するようにすることも可能
である。組み合わせるための手段は、該模様データの組
み合わせを行う。通常模様データは縫い目の針落ち点を
表す位置データから構成されており、この位置データの
調整を行うことにより組み合わせを実行する。この組み
合わせは通常はユーザの模様の選択等に応じて行われ
る。また2以上の任意の数の模様の組み合わせが可能で
ある。該組み合わせが模様の重なりを生ずる場合には、
削除するための手段が、該重なり部分の部分データを削
除する。この削除は2模様の重なりの場合は、どちらか
一方の模様データに関して行われる。2以上の模様の重
なりの場合には、1つだけを残して他の模様の部分デー
タが全て削除される。どの模様データに関して削除する
かは、模様の選択順とすることが可能であるが、ユーザ
の任意の選択や模様の大きさ、重なり部分の模様全体に
対する比率等に応じて自動的に決めるようにすることも
可能である。模様データの削除は、予め設定された削除
データに基づいて行うことが可能である。例えば、組み
合わせ対象模様に対応して模様データの各縫い目データ
に消去用のフラグを設定しておき、該フラグに基づいて
組み合わせ対象模様に応じてデータを削除するようにす
れば良い。この他に重なり部分に対応する縫い目データ
を検出して、該検出した縫い目データを消去するなど、
種々の方法が採用可能である。なお、上記構成は組み合
わせ模様生成装置として単独に形成することも可能であ
るし、ミシン本体に組み込むことも可能である。また、
一部分の構成をミシン本体に組み込み、他の部分を組み
合わせ模様生成装置とすること等も可能である。
る。図1において、模様データ付与手段1は複数の模様
データを備えている。この模様データは縫い目の位置を
示す位置データ群から構成されており、更に表示手段4
に模様を表示するための表示データを付随している。模
様データ付与手段1において、ユーザの操作により組み
合わされるべき模様データが選択されるようになってい
る。模様データ付与手段1の模様データは模様組み合わ
せ手段2に送られ、ここで位置データの修正がなされ
て、模様組み合わせが実行されるようになっている。模
様データ付与手段1で選択された模様は表示データに基
づいて表示手段4に表示されるように構成されている。
により、模様どうしの重複が生じた場合には、重複部削
除手段3において、重複部分の部分データが消去され
る。消去する部分データは、この実施例では予め組み合
わせ対象となる模様に応じて決められている。
データには削除フラグが付随しており、該削除フラグは
組み合わせる模様に応じて設定されている。例えば図6
に示す基本模様50にリボンを組み合わせて図7の模様
を作成するとすると、リボンを組み合わせ対象とする削
除フラグは頭部データにおいて順に”001110ーー
ー”と設定されている。この削除フラグは模様データの
各縫い目データ毎に設定され、”1”の場合に縫いを行
わないようになっている。即ち、リボンと組み合わせた
場合には、(x3、y3)、(x4、y4)、(x5、y
5)、ーーーの縫いは実行しないようになっている。同
様に帽子を組み合わせ対象とする場合、メガネを組み合
わせ対象とする場合、ネクタイを組み合わせ対象とする
場合の削除フラグが設定されている。
て部分データの削除を実行し、これを縫い機構5に送っ
て模様縫いを実行させるようになっている。なお、部分
データの削除の際には付随する表示データも削除され
る。
憶手段6に記憶させるようになっている。この記憶手段
6に記憶されたデータに基づいても縫い機構5は同様に
模様縫いを行えるようになっている。また重複部削除手
段3で削除処理が行われた組み合わせデータは、その表
示データに基づいて表示手段4に表示されるようになっ
ている。なお、上記実施例では削除データに基づく部分
データの削除を行うようにしているが、直接重なり部の
部分データを検出して、削除するように構成することも
可能である。
り、マイクロコンピュータを主体に構成された中央演算
処理装置10を中心に構成した実施例を示す。中央演算
処理装置10はミシン全体の制御を行っており、速度コ
ントローラ20からの指令に応じてミシンモータ駆動回
路21を介して縫い目形成機構22を制御して縫いを実
行させるようになっている。また、X−Yモータ駆動回
路23によりX方向モータ24とY方向モータ25を制
御し、これにより刺繍枠(図示せず)をxy方向に移動
させて刺繍縫いを行わせるようになっている。
装置11にが備えられており、選択釦17の操作により
模様データ記憶装置11に記憶された模様を選択できる
ようになっている。模様データ記憶装置11の模様デー
タは縫い目を形成するための位置データ群から構成され
ており、これに表示データが付随している。該選択され
た模様データは一時記憶装置12に記憶され、同時に表
示制御装置15を介して表示装置16に表示されるよう
に構成されている。なお、モード選択釦18は通常縫い
モードと通常刺繍縫いモード及び組み合わせ刺繍縫いモ
ードを選択するためのものである。
格納されている模様は、基本模様と部品模様に分類され
ており、基本模様に部品模様を組み合わせるように構成
されている。図4は刺繍モードにおける表示装置16の
初期画面を示すもので、最初に模様データ記憶装置11
から基本模様50が読み出されて、図示するように表示
されるようになっている。表示装置16はタッチパネル
になっており、各基本模様50の上に選択釦17が形成
されるようになっている。図5に示すように選択釦17
に触れることにより、基本模様50の1が選択される
と、前記したように一時記憶装置12に記憶されると共
に、図6に示すように基本模様50が拡大表示され、同
時に部品模様51が表示されるようになっている。また
同様に各部品模様51に選択釦17’が形成されるよう
に構成されている。
に接触して部品模様51を選択すると、基本模様50と
部品模様51の組み合わせ及び重複部のデータ削除が実
行され、この組み合わせデータが一時記憶装置12に格
納されると共に、図7に示すように表示装置16に表示
されるようになっている。また組み合わせデータは、模
様データと表示データ共に記憶装置19に記憶され、再
利用可能となっている。この記憶装置19としては、R
AM等の内蔵メモリや或いは着脱可能なICカードやフ
ロッピーディスク等を用いることができる。図8乃至図
10は模様組み合わせの具体例である。
は模様組み合わせプログラム記憶装置13に格納された
プログラムにより実行されるようになっている。この実
施例では部品模様51側の位置データを基本模様50に
適合するように修正するようになっている。また重複部
分のデータ削除は基本模様50側で行うようになってお
り、図2に示すように削除フラグに応じてデータの削除
が実行されるように構成されている。なお、データの削
除はこの実施例では最初に選択される基本模様50で行
われるが、重複部分の面積割合に応じて自動的に決定す
るようにすることも可能である。即ち、重複部分の面積
割合が小さい模様から重複部分のデータを削除すること
によりバランスの良い組み合わせ模様の形成が可能であ
る。またユーザの操作により、任意の模様のデータを削
除するようにしても良い。
択釦18により、刺繍縫いが選択され、更に組み合わせ
刺繍縫いが選択されると(ステップT1)、組み合わせ
刺繍モードとなる(ステップP1)。中央演算処理装置
10は模様データ記憶装置11から基本模様データを全
て読み出し(ステップP2)、基本模様群を表示装置1
6に表示する(ステップP3)。そして、ユーザが選択
釦17の操作により模様選択を行うと(ステップP
4)、変更の確認をして(ステップT2)、基本模様を
確定し、一時記憶装置12に記憶する(ステップP
5)。そして、部品模様を読み出すか否か判定し(ステ
ップT3)、読み出さない場合にはステップP2に戻
る。読み出す場合には、部品模様群を表示し(ステップ
P6)、ユーザが選択釦17の操作により部品模様選択
を行うと(ステップP7)、変更の確認をして(ステッ
プT4)、部品模様を確定し、一時記憶装置12に記憶
する(ステップP8)。そして、基本模様と部品模様の
組み合わせと重複部の削除を行い(ステップP9)、組
み合わせ形態を表示装置16に表示する(ステップP1
0)。次に縫製の開始を確認し(ステップT5)、縫製
を開始し(ステップP11)、終了を確認して(ステッ
プT6)、作業を終了する。なお、ステップT1で通常
刺繍モードの場合には、通常刺繍モードの工程を実行し
(ステップP12、13)、ステップT5に移行する。
タ生成装置を備えたミシンにつて、説明したが、これに
限定されるものではなく、組み合わせ模様データ生成装
置を単独の装置として構成することも可能である。また
一部分をミシンに組み込み、一部分を独立の装置とする
等、種々の形態を採用することが可能である。また基本
模様50と部品模様51の場合に付いて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、どのような模様の組み合
わせも可能である。また、2つの組み合わせだけではな
く、2以上の多数の模様の組み合わせも可能である。
合わせに際して、模様重複部分は、部分データが削除さ
れ、1つの模様データのみが残るため、模様縫いの仕上
がりも良好なものになる効果がある。そのため、模様を
重ね合わせて組み合わせることが簡単に行えるようにな
り、模様選択の多様性が図れ、既成の模様から多種類の
創作的な模様を作成することなども可能になる効果があ
る。
模様データ生成装置及び該生成装置を備えたミシンは、
重複部分のデータが重ならないように処理するように構
成しているため、仕上がりの良い模様の組み合わせデー
タを生成することが可能になる効果がある。
示す説明図。
ク図。
例を示す説明図。
例を示す説明図。
図。
図。
体例を示す説明図。
体例を示す説明図。
具体例を示す説明図。
ト図。
3:重複部削除手段、4:表示手段、5:縫い機構、
6:記憶手段、10:中央演算処理装置、11:模様デ
ータ記憶装置、12:一時記憶装置、13:模様組み合
わせプログラム記憶装置、14:重複部削除プログラム
記憶装置、15:表示制御装置、16:表示装置、1
7:選択釦、18:モード選択釦、19:記憶装置、2
0:速度コントローラ、21:ミシンモータ駆動回路、
22:縫い目形成機構、23:X−Yモータ駆動回路、
24:X方向モータ、25:Y方向モータ、50:基本
模様、51:部品模様。
Claims (4)
- 【請求項1】 模様縫い可能なミシンに、模様縫いを実
行させるための模様データを与えるための手段と、 該模様データを与えるための手段からの模様データを複
数組み合わせるための手段と、 該組み合わせるための手段により組み合わされた模様に
重なり部分が生じる場合、該重なり部分の部分データの
中の1の部分データのみを残し、他の部分データを削除
するための手段と、 を備えたことを特徴とする組み合わせ模様データ生成装
置。 - 【請求項2】 前記模様データが組み合わせ対象模様に
対応した削除データを有し、削除するための手段が該削
除データに基づいて重なり部分の部分データを消去す
る、 請求項1に記載の組み合わせ模様データ生成装置。 - 【請求項3】 前記削除するための手段が、先に選択さ
れた模様データの重なり部分の部分データを削除する、 請求項1又は2に記載の組み合わせ模様データ生成装
置。 - 【請求項4】 請求項1又は2又は3に記載の組み合わ
せ模様データ生成装置を備えた模様縫い可能なミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12987095A JP3614505B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004221431A Division JP4093418B2 (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | 組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08276084A true JPH08276084A (ja) | 1996-10-22 |
JP3614505B2 JP3614505B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=15020342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12987095A Expired - Fee Related JP3614505B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006136595A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Brother Ind Ltd | データ処理装置 |
JP2020018473A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 刺繍データ作成装置、刺繍データ作成方法およびプログラム |
US11952691B2 (en) | 2021-07-30 | 2024-04-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Applique data management apparatus, sewing machine, and storage medium storing applique data management program |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP12987095A patent/JP3614505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3614505B2 (ja) | 2005-01-26 |
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