JPH08196759A - 刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法 - Google Patents
刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法Info
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Abstract
縫い可能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法を
提供する。 【構成】 画像の中心又は重心を求め、該中心又は重心
から放射状に基準線を複数設定し、該基準線に沿って縫
い目データを生成する。
Description
の刺繍模様データ生成装置に関する。
模様データは、通常メーカ等が人手により模様に適合し
た模様データを作成し、メモリカード等を用いてユーザ
に供給するのが普通である。しかし、このようなメーカ
側が供給する模様だけではなく、ユーザの好みの模様の
刺繍が可能になる装置の要望があり、そのためユーザが
スキャナ等を用いて好みの画像を読み取り、該画像デー
タから刺繍模様データを生成する装置が開発され普及し
つつある。
繍模様データ生成装置においては、画像に適合した縫い
目を作成することが難しく、画一的に水平方向や斜め方
向等の一定方向の縫い目データを形成するため、輪郭線
等の幅の狭い模様に場合には、生成される縫い目データ
が画像に適合しないことがしばしば生ずる欠点があっ
た。図11は水平方向に縫い目を形成した場合の、刺繍
模様の状態を示すもので、矢印の部分が問題になる。即
ち、この幅の狭い部分に水平方向に縫い目が形成されて
しまい、1つの縫い目が極端に長くなり、縫いがきれい
に仕上がらず、また見た目も悪くなり、このような部分
が目立ち易い画像の外形部分に表れる問題がある。本発
明は上記した従来技術の問題点を解決することを目的と
する。
するために本発明の刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様デ
ータ生成装置は、画像を表す情報を与える手段と、該画
像を表す情報に基づいてミシンの刺繍縫いを行うための
縫い目データを生成するための基準位置を設定する手段
と、該基準位置から放射状に伸びる基準線に基づいて縫
い目データを生成する手段と、を備える。該基準位置は
一般的には画像の中心である。即ち、画像のx方向及び
y方向のそれぞれの中央点を画像の中心とすれば良い。
また画像の重心を基準位置とする事も可能である。この
基準位置は単数又は複数設定することが可能であり、画
像に合わせて複数設定することにより、画像に適合した
精密な縫い目データを生成することが可能になる。この
ような基準位置から放射状に直線を引き、これを基準線
として、該基準線に基づいて縫い目データを生成する。
例えば、該基準線と画像の輪郭線の交わる点を針落ち点
とする等により簡単に縫い目データが作成可能である。
前記画像を表す情報を与える手段は、典型的にはスキャ
ナ等の所望の原画から画像を読み取って画像データを生
成する手段を用いることが可能であるが、他に例えばC
AD等を画像を表す情報を与える手段として用いること
も可能である。以上のように基準位置から放射状に伸び
る基準線に基づいて生成された縫い目データは、図10
に示すように画像の外形部分に問題となる縫い目を生成
することが少なくなる。
る。図1において、この刺繍模様データ生成装置Xは画
像情報付与手段1を備えている。この画像情報付与手段
1は例えばCAD等を用いて作成されたデータを付与す
る手段や、原画を読み取って画像データを得る装置など
を備えることが可能である。実施例では画像情報付与手
段1はスキャナ等の読み取り手段3を有しており、この
読み取り手段3によりユーザの所望の原画を読みとっ
て、画像データを出力できるようになっている。この画
像データは選択手段10を介して画像中心演算手段4又
は画像重心演算手段5に選択的に供給されるようになっ
ている。
より読み取ると、図7に示すようなドットの画像データ
が画像情報付与手段1において生成され、この画像デー
タが画像中心演算手段4又は画像重心演算手段5に入力
されて、ここで中心又は重心が算出されるようになって
いる。選択手段10は中心の設定か重心の設定かを選択
するためものである。図7は画像の中心Pを求める手法
を示しており、画像のx方向とy方向の最大値と最小値
を求め、該最大値と最小値の中間点のx、y座標を求め
て、この点を画像の仮想中心Pとすることが可能であ
る。また、重心を求める場合には、例えば画像データの
ドット数等から画像の面積を求めて重心を決めれば良
い。なお、上記した画像の中心や重心に変えて他の種々
の基準位置を用いることが可能であり、中心や重心に限
定されるものではない。また、点ではなく面積をもった
領域を基準位置とすることも可能である。更に、このよ
うな基準位置は単一である必要はなく、必要に応じて複
数設定しても良い。
5で基準位置の設定がなされたら、基準線設定手段6に
おいて基準線の設定がなされ、放射状縫い目データ生成
手段7において該基準線に基づいて縫い目データが生成
されるように構成されている。基準線Lは図8に示すよ
うに設定された基準位置から放射状に設定されるように
なっている。図8にこの基準線Lを示す。このような基
準線Lを必要に応じて複数設定し、この基準線に従っ
て、縫い目データが形成されるようになっている。図8
の実施例では基準線Lと画像の外形線との交点dを求
め、この点dを針落ち点とし、これを縫い目データとし
ている。図9はこのように求めた縫い目データに基づい
て縫い目を形成した場合の、縫い目の状態を示すもの
で、画像の線にほぼ直交する方向に縫い目が形成されて
いることがわかる。なお、縫い目データは、基準線L上
或いは基準線Lに沿って生成する必要は必ずしもなく、
基準線Lに基づいて生成すれば良い。
線Lは仮想のものであり、図7乃至図9に示すように画
像上に点や線として表す必要はない。但し、ユーザの理
解等のために表示するようにしても良い。
方向の縫い目形成も選択できるようになっており、選択
手段9により一定方向縫い目データ生成手段8による縫
い目生成も選択可能になっている。
11と表示手段12を備えており、読み取り手段3で読
み取った画像を表示手段12に表示できるようになって
いる。また、この表示手段12に上記したように中心P
や基準線Lを表示させるようにすることも可能である。
方向縫い目データ生成手段8で生成した縫い目データ及
び表示データ生成手段11で生成した表示データは記憶
媒体14に記憶し、ミシン側で記憶媒体14に記憶され
たデータを読み出して刺繍縫いを実行するように構成さ
れている。或いは直接ミシン本体13に送られて、刺繍
縫いに供されるように構成されている。
は、装置単独で構成しても良いし、或いはミシン本体に
組み込んでも良い。また、一部をミシン本体に組み込ん
で、残りの一部を独立の装置とするなど、種々の態様を
採用可能である。
イクロコンピュータを主体に構成した具体的なハード構
成図であり、図3はこのデータ生成装置Xの外観斜視
図、図4はその主要部の拡大平面図である。図3に示す
ようにデータ生成装置Xの蓋をあけると、表示装置31
が表れ、該データ生成装置Xに接続してスキャナ30が
設けられている。
演算処理装置20に接続されており、読み取った原画の
画像データを中央演算処理装置20に出力して一時記憶
装置27に一時記憶するようになっている。原画は原画
載置部40上に載置され、図4に示すように手動でスキ
ャナボタン41を押しつつスキャナ30を上から下へス
キャンさせて画像を読み込むようになっている。
釦32が備えられており、生成する縫い目データの種類
を選択できるようになっている。即ち、前記したように
従来の一定方向の縫い目と中心点などの基準位置を基準
とした放射状の縫い目とを選択できるようになってい
る。また中央演算処理装置20には基準点種類指定釦3
3が備えられており、基準点として中心を用いるか重心
を用いるか選択できるようになっている。生成データ指
定釦32と基準点種類指定釦33は図3又は図4に示す
ように表示装置31の右脇に設置されている。
目生成を選択し、生成データ指定釦32により画像中心
P或いは画像重心を選択すると、中央演算処理装置20
はスキャナ30により読み取られ一時記憶装置27に格
納された画像データを読み出して、画像中心演算プログ
ラム記憶装置21に記憶されたプログラム又は画像重心
演算プログラム記憶装置22に記憶されたプログラムに
より画像中心又は画像重心を演算し、更に基準線設定演
算プログラム記憶装置23に格納されたプログラムによ
り該中心又は重心から放射状に基準線を設定する。そし
て、放射状縫い目データ生成プログラム記憶装置24に
格納されたプログラムにより該基準線に基づいて縫い目
データを生成し、この縫い目データを縫い目データ/表
示データ記憶装置34に格納する。同時に画像表示デー
タ生成プログラム記憶装置26により表示データを生成
して縫い目データ/表示データ記憶装置34に表示デー
タを格納する。縫い目データ/表示データ記憶装置34
はこの実施例ではRAMカード等の着脱可能なものにな
っており、生成装置Xから取り外してミシン本体に装着
できるようになっている。
方向の縫い目データ生成を選択した場合には、中央演算
処理装置20は一定方向縫い目データ生成プログラム記
憶装置25に格納されたプログラムに従って、この実施
例では水平方向の縫い目データを生成するようになって
いる。
ようにカードスロット44において着脱可能になってお
り、縫い目データと表示データとを記憶させたら、カー
ドスロット44から引き抜いて図10に示すようにミシ
ン本体YのRAMカード読取部45に装着して、刺繍縫
いに供するように構成されている。また表示データはミ
シン本体Yの表示部46の表示にも用いられるようにな
っている。
定釦32により放射状データの生成を選択し、基準点種
類指定釦33により画像中心の設定を選択した場合の動
作を説明する。スキャナ30により画像を読み取ると
(ステップS1)、該画像データが一時記憶装置27に
一時記憶され(ステップS2)、画像表示データ生成プ
ログラム記憶装置26のプログラムにより該画像データ
から表示データが生成され、表示装置31に表示される
と共に縫い目データ/表示データ記憶装置34に格納さ
れる(ステップS3)。データの再入力があるか否か判
定し(ステップS4)、再入力がある場合にはステップ
S1に戻る。再入力がない場合には、画像中心演算プロ
グラム記憶装置21のプログラムに従って、x座標の最
小値と最大値を求め(ステップS5)、更にy座標の最
小値と最大値を求める(ステップS6)。そして、該値
に基づいて画像の中心を算出し(ステップS7)、放射
状縫い目データ生成プログラム記憶装置24のプログラ
ムにより該中心を基準として基準線を設定し、該基準線
に基づいて放射状の縫い目データを生成する(ステップ
S8)。そして、データ生成終了を確認して(ステップ
S9)、動作を終了する。
能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法によれ
ば、基準位置に基づいて縫い方向が変化する縫い目デー
タを形成できるから、従来のような一定方向の縫い目デ
ータに基づく縫い目の欠点を解消できる。
図。
図。
様を説明するためのミシン本体外観図。
3:読み取り手段、4:画像中心演算手段、5:画像重
心演算手段、6:基準線設定手段、7:放射状縫い目デ
ータ生成手段、8:一定方向縫い目データ生成手段、
9:選択手段、10:選択手段、11:表示データ生成
手段、12:表示手段、13:ミシン本体、14:記憶
媒体、20:中央演算処理装置、21:画像中心演算プ
ログラム記憶装置、22:画像重心演算プログラム記憶
装置、23:基準線設定演算プログラム記憶装置、2
4:放射状縫い目データ生成プログラム記憶装置、2
5:一定方向縫い目データ生成プログラム記憶装置、2
6:画像表示データ生成プログラム記憶装置、27:一
時記憶装置、30:スキャナ、31:表示装置、32:
生成データ指定釦、33:基準点種類指定釦、34:縫
い目データ/表示データ記憶装置、40:原画載置部、
41:スキャナボタン、42:RAMカード取出し釦、
43:電源スイッチ、44:カードスロット、45:R
AMカード読取部、46:表示部。
Claims (6)
- 【請求項1】 画像を表す情報を与える手段と、 該画像を表す情報に基づいてミシンの刺繍縫いを行うた
めの縫い目データを生成するための基準位置を設定する
手段と、 該基準位置から放射状に伸びる基準線に基づいて縫い目
データを生成する手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫い可能なミシンの刺繍
模様データ生成装置。 - 【請求項2】 前記画像を表す情報を与える手段が、所
望の原画から画像を読み取り、画像データを生成する、 請求項1に記載の刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様デー
タ生成装置。 - 【請求項3】 前記基準位置が画像の中心である、 請求項1又は2に記載の刺繍縫い可能なミシンの刺繍模
様データ生成装置。 - 【請求項4】 前記基準位置が画像の重心である、 請求項1又は2に記載の刺繍縫い可能なミシンの刺繍模
様データ生成装置。 - 【請求項5】 前記請求項1又は2又は3又は4に記載
の刺繍模様データ生成装置を備えた刺繍縫い可能なミシ
ン。 - 【請求項6】 与えられた画像データに基づいて、ミシ
ンの刺繍縫いを行うための縫い目データを生成するため
に基準位置を設定し、 該基準位置から放射状に基準線を必要な数設定し、 該基準線に沿って縫い目データを生成する、 こと特徴とする刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様データ
生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02724395A JP3982717B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02724395A JP3982717B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08196759A true JPH08196759A (ja) | 1996-08-06 |
JP3982717B2 JP3982717B2 (ja) | 2007-09-26 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP02724395A Expired - Fee Related JP3982717B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 刺繍縫い可能なミシンの刺繍模様データ生成装置及び方法 |
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JP (1) | JP3982717B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101781833A (zh) * | 2010-02-10 | 2010-07-21 | 佛山市源田床具机械有限公司 | 一种数控绗缝加工程序的生成方法 |
CN101798727A (zh) * | 2010-02-10 | 2010-08-11 | 佛山市源田床具机械有限公司 | 一种图案拟合数控绗缝方法及实施该方法的机器 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP02724395A patent/JP3982717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN101798727A (zh) * | 2010-02-10 | 2010-08-11 | 佛山市源田床具机械有限公司 | 一种图案拟合数控绗缝方法及实施该方法的机器 |
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---|---|
JP3982717B2 (ja) | 2007-09-26 |
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