JP3324869B2 - 自動ミシンの縫製データ作成装置 - Google Patents

自動ミシンの縫製データ作成装置

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JP3324869B2
JP3324869B2 JP10126594A JP10126594A JP3324869B2 JP 3324869 B2 JP3324869 B2 JP 3324869B2 JP 10126594 A JP10126594 A JP 10126594A JP 10126594 A JP10126594 A JP 10126594A JP 3324869 B2 JP3324869 B2 JP 3324869B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ミシンを制御する
縫製データを作成するための、自動ミシンの縫製データ
作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミシンモータに連動して上下
往復動する縫針と、縫針の下方に設けられて布等の被縫
製物を保持するワークホルダと、このワークホルダを縫
針に対して2次元方向(X,Y方向)に移動させる移動
機構とを備え、フロッピーディスクや半導体メモリ等の
記憶媒体に予め記憶された縫製データに基づいて、ワー
クホルダを順次移動させ、その移動毎に被縫製物へ縫針
を降ろして縫目を形成すことにより、被縫製物を所定の
縫製パターンで自動的に縫う自動ミシンが実用化されて
いる。
【0003】そして、このような自動ミシンを制御する
ための縫製データは、ワークホルダに保持された被縫製
物に対する針落位置(換言すれば縫針とワークホルダと
の相対位置)を表わす位置情報を、縫製順に登録するこ
とにより形成される。一方、こうした縫製データを作成
する縫製データ作成装置は、タブレットデジタイザ,マ
ウス,キーボード等からなる入力装置、CRT,液晶デ
ィスプレイ等からなる表示装置、縫製データ格納用の記
憶媒体に対して縫製データの読み書きを行うドライブ装
置、及び、予め設定された制御プログラムにしたがっ
て、入力装置からの入力信号の取り込み,表示装置への
画像表示,縫製データの演算といった各種制御処理を実
行するマイクロコンピュータ等から構成されている。
【0004】したがって、このような自動ミシンで加工
布の自動縫いを行うためには、その縫い模様に対応する
ように、縫製順序等の属性情報を付加させながら縫製デ
ータを作成する必要がある。これらは、複数の部分縫製
データの集合で構成されており、例えば縫製順番によっ
て識別されるようになっている。そして、一旦作成され
た縫製データに関して移動、複写あるいは削除等の編集
を行うために、編集モードが設定されていた。
【0005】そこで、従来より、このような縫製データ
を作成したり編集したりするための縫製データ作成装置
としては、入力ボード(タブレットデジタイザ)及びマ
ウス等の入力機器から自動ミシンの1針毎の針落位置を
表す座標を順次入力するようにし、その入力された座標
を上述の針落位置データに変換して、それを順次格納し
ていくことにより縫製データを作成していた。また、作
成された縫製データを表示手段に表示し、上記入力機器
を用いて部分縫製データ中より始点及び終点を選択し、
その選択された始点及び終点に基づいて決定される編集
対象縫製データ(群)を移動、複写あるいは削除する等
して編集を行っていた。
【0006】そして、作成される縫製データには、いわ
ゆるアウトラインデータと一針データとがあり、従来の
編集においてはアウトラインデータについて移動、複
写、削除等の編集を行うときにはアウトライン編集モー
ドに入って編集を行い、一針データについて同様の編集
を行うときには、一針データ編集モードに入って編集を
行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の縫製データ作成装置における編集方法は、上述したよ
うに、アウトラインデータを編集するモードと一針デー
タを編集するモードとに分かれていたため、アウトライ
ンデータと一針データとを混在させて編集することはで
きなかった。これは、アウトラインデータと一針データ
とではデータフォーマットが異なるため、処理の便宜上
分けた方がよいことや、アウトラインデータはあくまで
仮のデータであり、一針データと同レベルのデータでは
ないことを作業者に意識させたいといった理由からであ
る。
【0008】このように、アウトライン編集モードでは
アウトラインデータしか編集できず、一針データ編集モ
ードでは一針データしか編集できないため、アウトライ
ンデータと一針データとを混在させて編集することはで
きなかった。したがって、それら両データが混在するよ
うな場合には、その都度対応するモードに切り替えて編
集作業をしなければならず、面倒であった。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、アウトラインデータと一針データとが混在
するような場合にでも、作業性良く編集作業を行えるよ
うにした自動ミシンの縫製データ作成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた請求項1に記載の本発明は、縫製順序
等の属性情報を付加させながら自動ミシンを制御するた
めのアウトラインデータを作成するアウトラインデータ
作成手段と、縫製順序等の属性情報を付加させながら自
動ミシンを制御するための一針データを作成する一針デ
ータ作成手段と、上記アウトラインデータ中より始点及
び終点を選択し、移動、複写、削除等の編集を行うアウ
トラインデータ編集手段と、上記一針データより始点及
び終点を選択し、移動、複写、削除等の編集を行う一針
データ編集手段と、上記アウトラインデータのみの表
示、上記一針データのみの表示およびアウトラインデー
タと一針データの混合表示の3つの表示の内のいずれか
一つの表示態様を外部から選択するための表示態様選択
手段と、該表示態様選択手段によって選択された表示態
様で、対応するデータを表示手段に表示する表示制御手
段と、を備えた自動ミシンの縫製データ作成装置におい
て、上記表示態様選択手段によって選択された表示態様
で上記表示手段に表示されているデータのみを、上記ア
ウトラインデータ編集手段および/または一針データ編
集手段による編集の対象として決定する編集対象決定手
段を備えたことを特徴とする自動ミシンの縫製データ作
成装置である。
【0011】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載の自動ミシンの縫製データ作成装置において、
上記編集対象決定手段に代えて、上記表示態様選択手段
によって選択されたデータは単に編集時における始点及
び終点の選択対象として扱い、上記アウトラインデータ
及び一針データで構成される全縫製データを上記アウト
ラインデータ編集手段および/または一針データ編集手
段による編集の対象として決定する第2の編集対象決定
手段を備えたことを特徴とする自動ミシンの縫製データ
作成装置である。
【0012】また更に、請求項3に記載の本発明は、請
求項1または2に記載の自動ミシンの縫製データ作成装
置において、上記始点及び終点の指示は、上記表示手段
における表示領域中を自由に移動可能な指示カーソルを
外部からの操作に応じて移動させることによって行うこ
とを特徴とする自動ミシンの縫製データ作成装置であ
る。
【0013】
【作用】上記のように構成された請求項1に記載の自動
ミシンの縫製データ作成装置においては、アウトライン
データ作成手段によって、縫製順序等の属性情報を付加
させながら自動ミシンを制御するためのアウトラインデ
ータを作成し、一針データ作成手段によって、縫製順序
等の属性情報を付加させながら自動ミシンを制御するた
めの一針データを作成することができる。また、アウト
ラインデータ編集手段によって、アウトラインデータ中
より始点及び終点を選択し、移動、複写、削除等の編集
を行い、一針データ編集手段によって、一針データより
始点及び終点を選択し、移動、複写、削除等の編集を行
うことができる。
【0014】一方、表示態様選択手段によって、アウト
ラインデータのみの表示、一針データのみの表示および
アウトラインデータと一針データの混合表示の3つの表
示の内のいずれか一つの表示態様を外部から選択するこ
とができ、その表示態様選択手段によって選択された表
示態様で、表示制御手段が対応するデータを表示手段に
表示する。
【0015】そして、編集対象決定手段は、表示態様選
択手段によって選択された表示態様で表示手段に表示さ
れているデータのみを、アウトラインデータ編集手段お
よび/または一針データ編集手段による編集の対象とし
て決定する。したがって、例えばアウトラインデータの
み表示されている場合には、アウトラインデータ編集手
段によって編集が行われ、一針データのみ表示されてい
る場合には、一針データ編集手段によって編集が行われ
る。また、アウトラインデータと一針データの混合表示
の場合には、アウトラインデータ編集手段及び一針デー
タ編集手段の両方によって編集が行われるのである。
【0016】このように、アウトラインデータと一針デ
ータとが混在するような場合にでも、アウトラインデー
タと一針データの混合表示にして、その状態で両方のデ
ータが含まれるような始点と終点を指示すれば、両方の
データを含んだ状態で編集対象として決定することがで
き、各種編集を行える。
【0017】したがって、従来のようにその都度対応す
るモードに切り替えて編集作業をするといった面倒な作
業は不要であり、作業性良く編集作業を行える。なお、
編集作業における始点及び終点の指示は、請求項3に記
載したように、表示手段における表示領域中を自由に移
動可能な指示カーソルを外部からの操作に応じて移動さ
せることによって行うと容易にできる。
【0018】しかも、請求項1に記載の縫製データ作成
装置によれば、選択された表示態様で表示手段に表示さ
れているデータのみが編集対象なので、誤って編集して
しまうことがなくなる。つまり、従来のものでは、表示
態様と編集モードとは必ずしも一致していないので、例
えばアウトラインデータのみの表示にしても、編集モー
ドは一針データの編集モードである場合もある。そうい
った場合に、表示されていない部分の一針データより始
点や終点を誤って選択してしまうと、作業者が意識して
いない誤編集につながってしまう。それに対して、本発
明では、表示されていないデータについては編集対象と
ならないので、誤選択ひいては誤編集はない。
【0019】次に、請求項2に記載の自動ミシンの縫製
データ作成装置では、請求項1に記載の自動ミシンの縫
製データ作成装置において、上記編集対象決定手段に代
えて、表示態様選択手段によって選択されたデータは単
に編集時における始点及び終点の選択対象として扱い、
第2の編集対象決定手段が、アウトラインデータ及び一
針データで構成される全縫製データをアウトラインデー
タ編集手段および/または一針データ編集手段による編
集の対象として決定する。なお、編集作業における始点
及び終点の指示は、請求項3に記載したように、表示手
段における表示領域中を自由に移動可能な指示カーソル
を外部からの操作に応じて移動させることによって行う
と容易にできる。
【0020】例えばアウトラインデータと一針データを
混在させて全て表示すると、非常に混み入っており、編
集対象を決定する際、所望の始点や終点を選択し難い状
況も考えられる。例えば指示カーソルがどのデータを指
示しているのかが判別しにくい場合などには、本発明に
よれば、編集時における始点及び終点の選択作業におけ
る便宜を最優先で考え、所望の表示に切り換えて始点等
の選択を行える。そして、編集対象としては、表示され
ていない部分も含めて決定できるので、始点及び終点作
業が容易となる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1は実施例の縫製データ作成装置の外観を
表す外観図である。図1に示すように、本実施例の縫製
データ作成装置は、予め用意された縫製データ作成用の
プログラムを実行するコンピュータ本体2と、コンピュ
ータ本体2に数値データや文字データを入力するための
キーボード4と、自動ミシンにおいて形成すべき縫製パ
ターンを入力するための入力ボード6及びマウス8と、
マウス8の位置をカーソルとして表示すると共に、作成
中の縫製パターンを表わすイメージ画像、予め設定され
た種々の機能を選択するためのメニュー画像等を表示す
るCRTからなる表示装置(以下、CRTという)10
と、から構成されている。
【0022】次に、コンピュータ本体2は、図2のブロ
ック図に示すように、CPU12,ROM14,RAM
16,インターフェース回路18,フロッピィディスク
用のディスクドライブ20,及びこれら各部を接続する
コモンバス22等を備えた周知のパーソナルコンピュー
タにより構成されており、キーボード4,入力ボード
6,CRT10等の外部装置は、インターフェース回路
18を介してコンピュータ本体2に接続されている。
【0023】なお、ディスクドライブ20は、所定のフ
ォーマットで初期化されたフロッピーディスクに対して
データの読み書きを行うための内蔵ドライブであり、こ
こには、縫製データ作成用のプログラムやデータが格納
されたフロッピーディスクが装着される。
【0024】このように構成された本実施例の縫製デー
タ作成装置においては、使用者が図示しない電源スイッ
チをONして、コンピュータ本体2に電源を投入する
と、コンピュータ本体2は、ディスクドライブ20に挿
入されたフロッピーディスクから縫製データ作成用のプ
ログラムや各種データを読み込み、縫製データの作成・
編集が可能な編集モードに入る。
【0025】そして、この編集モードでは、マウス8の
操作によって、CRT10の表示画面上に任意の縫製パ
ターンを描画可能な状態となる。本縫製データ作成装置
においては、データ作成の際、アウトライン作成モード
と一針データ作成モードとを選択してデータ作成が可能
であり、例えば図6に示すように、アウトラインデータ
と一針データを混合させて作成できる。図6に示す場合
では、一針データ,アウトラインデータ,一針デー
タ,アウトラインデータとしてそれらを区別するこ
ととする。
【0026】なお、この編集モードにおいて、CRT1
0にアウトラインを表示可能な領域は表示画面中央であ
り、その周囲には、アウトラインを描画するための線種
(直線,自由曲線,円弧等)や、編集のための各種機能
(複写,移動,削除等)を選択するための選択メニュー
が表示される。また、この編集モードにおいて、マウス
8の操作によってCRT10の表示画面に描画されたア
ウトラインは、縫製パターンを表すパターンデータとし
てRAM16内に格納される。
【0027】次に、上記のようにアウトラインを描画し
た後、描画したアウトラインの全域あるいは所望のアウ
トラインに対する展開指令を入力すると、当該装置は展
開モードに入り、アウトラインに沿って被縫製物に縫目
を形成するための縫製データを作成する展開処理を実行
する。
【0028】また、この展開処理にて、指定した所望の
アウトラインに対する縫製データが作成されると、当該
装置は、再度編集モードに入って、新たなアウトライン
の作成、あるいはアウトラインの変更、あるいは他のア
ウトラインに対する展開指令の入力が可能な状態とな
る。
【0029】ここで、上記編集モードにおいて縫製パタ
ーンの描画のために実行されるアウトラインデータ作成
手段としての処理及び一針データ作成手段としての処理
は、従来よりマイクロコンピュータにおいて作図のため
に実行される処理と略同様であるので説明は省略し、次
に、本発明の特徴である縫製データの編集処理について
詳しく説明する。
【0030】一旦縫製データが作成された後、CRT1
0の表示をメニュー画像に戻して、本発明の指示カーソ
ルに該当するカーソルを「縫製データ編集」の機能名が
表示された位置に移動させ、その位置でマウス8の確定
ボタン8aあるいはキーボード4のリターンキーを押す
と、コンピュータ本体2が、後述する縫製データ編集処
理の実行を開始する。そこで、以下、コンピュータ本体
2によって実行され、使用者による指示によって決定さ
れる編集対象縫製データを編集する縫製データ編集処理
について、図3〜5に示したフローチャート等を参照し
て説明する。
【0031】この縫製データの編集は、部分縫製データ
単位で始点及び終点を決定し、その始点と終点に基づい
て決定される編集対象縫製データを例えば移動させた
り、複写したり、削除したりして編集を行うのである。
また、縫製データの表示モードとして以下の3態様を備
えている。つまり、アウトラインデータのみの表示、一
針データのみの表示およびアウトラインデータと一針デ
ータの混合表示の3つの表示態様を選択できるようにさ
れている。
【0032】そして、本実施例では、この選択された表
示態様で表示されているデータのみが編集対象となるの
である。まず、アウトラインデータのみの表示モードに
した場合における編集処理について図3を参照して説明
する。この編集処理の実行が開始されると、まず、ステ
ップ110(以下ステップを単にSと記す)にて、編集
する始点と終点の選択処理がなされる。これは、カーソ
ルを任意の位置に移動させて、マウス8の確定ボタン8
aを押すことによって選択するのであるが、例えば図7
(a)に示すように、始点としてアウトラインデータ
を選択すると、そこには「○」印が表示され、終点とし
てアウトラインデータを選択すると、そこには「×」
印が表示される。なお、操作上での作動について補足す
ると、まず始点の選択を促すテロップがCRT10上に
出る。そして始点の選択が終了すると、自動的に終点の
選択を促すテロップが表示されるので、作業者はそれに
したがって選択していけばよい。
【0033】S110で始点と終点が選択されると、次
にS120でRAM16内の編集ワークメモリをクリア
してから、S130において始点から終点の間のアウト
ラインデータを編集ワークメモリに記憶する。例えば図
7(a)のように始点と終点を選択した場合には、図7
(b)に示すようにアウトラインデータ,アウトライ
ンデータの順番で編集ワークメモリに記憶される。そ
して、これが編集対象データとなるのである。
【0034】同様に、一針データのみの表示モードにし
た場合における編集処理について図4を参照して説明す
る。まず、S210にて、編集する始点と終点の選択処
理がなされる。例えば図8(a)に示すように、始点と
して一針データを選択すると、そこには「○」印が表
示され、終点として一針データを選択すると、そこに
は「×」印が表示される。
【0035】そして、S210で始点と終点が選択され
ると、次にS220で編集ワークメモリをクリアしてか
ら、S230において始点から終点の間の一針データを
編集ワークメモリに記憶する。例えば図8(a)のよう
に始点と終点を選択した場合には、図8(b)に示すよ
うに一針データ,一針データの順番で編集ワークメ
モリに記憶される。そして、これが編集対象データとな
るのである。
【0036】そして、一針データ及びアウトラインデー
タの混合表示モードにした場合における編集処理につい
て図5を参照して説明する。まず、S310にて、編集
する始点と終点の選択処理がなされる。例えば図9
(a)に示すように、始点として一針データを選択す
ると、そこには「○」印が表示され、終点として一針デ
ータを選択すると、そこには「×」印が表示される。
S310で始点と終点が選択されると、次にS320で
編集ワークメモリをクリアしてから、S330において
始点から終点の間のアウトラインデータ及び一針データ
を編集ワークメモリに記憶する。
【0037】例えば図9(a)のように始点と終点を選
択した場合には、図9(b)に示すように一針データ
,アウトラインデータ,一針データの順番で編集
ワークメモリに記憶される。そして、これが編集対象デ
ータとなるのである。始点と終点の選択は、図8に示し
た一針データのみの場合と同じであるが、今回は混合表
示であるので、一針データと一針データの間にアウ
トラインデータも表示されている。したがって、編集
対象は一針データ,アウトラインデータ,一針デー
タの全てが該当することとなる。なお、始点はアウト
ラインデータを選択し、終点は一針データを選択すると
いったことも可能なのは当然である。
【0038】なお、本発明の各手段と本実施例との構成
要素との対応について示しておく。本発明のアウトライ
ンデータ作成手段、一針データ作成手段、アウトライン
データ編集手段、一針データ編集手段、表示態様選択手
段、表示制御手段、編集対象決定手段としては、コンピ
ュータ本体2を中心として、キーボード4、入力ボード
6及びマウス8等が該当するが、特に図3に示した処理
がアウトラインデータ編集手段としての処理の実行に該
当する。そして、図4に示した処理が一針データ編集手
段としての処理の実行に該当する。また、図5に示した
処理は、アウトラインデータと一針データが混合した状
態での編集が可能なので、始点と終点で決定される編集
対象中にそれら両データが混合されていれば、図5に示
す処理はアウトラインデータ編集手段及び一針データ編
集手段としての処理の実行に該当することとなる。ま
た、CRT10が表示手段に該当する。
【0039】このように、本実施例の縫製データ作成装
置においては、アウトラインデータのみの表示、一針デ
ータのみの表示およびアウトラインデータと一針データ
の混合表示の3つの表示の内のいずれか一つの表示態様
を外部から選択することができる。そして、この選択さ
れた表示態様で表示されているデータのみを、編集の対
象として決定する。
【0040】したがって、例えばアウトラインデータの
み表示されている場合には、アウトラインデータのみが
編集対象として選択されることとなり、一針データのみ
表示されている場合には、一針データのみが編集対象と
して選択されることとなる。また、アウトラインデータ
と一針データの混合表示の場合には、それら両データが
編集対象として選択可能となるのである。
【0041】このように、アウトラインデータと一針デ
ータとが混在するような場合にでも、アウトラインデー
タと一針データの混合表示にして、その状態で両方のデ
ータが含まれるような始点と終点を指示すれば、両方の
データを含んだ状態で編集対象として決定することがで
き、各種編集を行える。
【0042】したがって、従来のようにその都度対応す
るモードに切り替えて編集作業をするといった面倒な作
業は不要であり、作業性良く編集作業を行える。しか
も、選択された表示態様で表示されているデータのみが
編集対象なので、誤って編集してしまうことがなくな
る。つまり、従来のものでは、表示態様と編集モードと
は必ずしも一致していないので、例えばアウトラインデ
ータのみの表示にしても、編集モードは一針データの編
集モードである場合もある。そういった場合に、表示さ
れていない部分の一針データより始点や終点を誤って選
択してしまうと、作業者が意識していない誤編集につな
がってしまう。それに対して、本実施例の装置では、表
示されていないデータについては編集対象とならないの
で、誤選択ひいては誤編集は生じない。
【0043】次に、別実施例について図10を参照して
説明する。上記実施例では、表示されているデータのみ
が編集対象として選択可能とされていたが、この別実施
例では、表示されているデータは単に編集時における始
点及び終点の選択対象としてだけ扱い、編集対象として
は、アウトラインデータ及び一針データで構成される全
縫製データを含ませることにしたものである。
【0044】例えば図10(a)に示すようにアウトラ
インデータのみの表示であり、始点としてアウトライン
データを選択し、終点としてアウトラインデータを
選択した場合であっても、編集ワークメモリには、図1
0(b)に示すように、アウトラインデータ,一針デ
ータ,アウトラインデータの順番で記憶される。つ
まり、図6に示した全作成データの中で、一針データ
は表示されていないが、編集対象としては、その一針デ
ータも含めて設定されるのである。
【0045】これは、例えばアウトラインデータと一針
データを混在させて全て表示すると、非常に混み入って
おり、編集対象を決定する際に所望の始点や終点を選択
し難い状況を考慮したものである、図6等では理解を容
易にするために、簡単な図形を例に取ったが、実際に作
成される図形としては非常に混み入ったものも考えられ
る。そういった場合には、編集時における始点及び終点
の選択作業における便宜を最優先で考え、所望の表示に
切り換えて始点等の選択を行えることができるのであ
る。
【0046】そして、編集対象としては、表示されてい
ない部分も含めて決定できるので、始点及び終点作業が
容易となる。したがって、図10の場合で言えば、アウ
トラインデータ及びの間に一針データがあること
を作業者が知っている状態で、始点及び終点の選択を容
易にするためにアウトラインデータのみの表示にすると
いった使い方が現実的には考えられる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
自動ミシンの縫製データ作成装置によれば、アウトライ
ンデータと一針データとが混在するような場合にでも、
アウトラインデータと一針データの混合表示にして、そ
の状態で両方のデータが含まれるような始点と終点を指
示すれば、両方のデータを含んだ状態で編集対象として
決定することができ、作業性良く各種編集を行える。し
かも、選択された表示態様で表示手段に表示されている
データのみが編集対象なので、誤って編集してしまうこ
とがなくなる。
【0048】また、請求項2記載のものでは、編集時に
おける始点及び終点の選択作業における便宜を最優先で
考え、所望の表示に切り換えて始点等の選択を行える。
そして、編集対象としては、表示されていない部分も含
めて決定できるので、始点及び終点作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の縫製データ作成装置の外観を表す外
観図である。
【図2】 実施例のコンピュータ本体の構成を表すブロ
ック図である。
【図3】 アウトラインデータのみの表示モードにした
場合における編集処理を表すフローチャートである。
【図4】 一針データのみの表示モードにした場合にお
ける編集処理を表すフローチャートである。
【図5】 アウトラインデータ及び一針データの混合表
示モードにした場合における編集処理を表すフローチャ
ートである。
【図6】 作成したデータ例を示す説明図である。
【図7】 (a)はアウトラインデータのみの表示にて
始点及び終点を選択した場合の表示を表す説明図、
(b)は編集ワークメモリに記憶されたデータを表す説
明図である。
【図8】 (a)は一針データのみの表示にて始点及び
終点を選択した場合の表示を表す説明図、(b)は編集
ワークメモリに記憶されたデータを表す説明図である。
【図9】 (a)はアウトラインデータ及び一針データ
の混合表示にて始点及び終点を選択した場合の表示を表
す説明図、(b)は編集ワークメモリに記憶されたデー
タを表す説明図である。
【図10】 別実施例を説明するためのもので、(a)
はアウトラインデータのみの表示にて始点及び終点を選
択した場合の表示を表す説明図、(b)は編集ワークメ
モリに記憶されたデータを表す説明図である。
【符号の説明】
2…コンピュータ本体、 4…キーボード、
6…入力ボード、 8…マウス、8a
…確定ボタン、 10…CRT、16…R
AM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 和司 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー工業株式会社内 (72)発明者 近藤 隆 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー工業株式会社内 (72)発明者 原 由浩 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−124867(JP,A) 特開 平4−242690(JP,A) 実開 昭58−188774(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 97/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製順序等の属性情報を付加させながら
    自動ミシンを制御するためのアウトラインデータを作成
    するアウトラインデータ作成手段と、 縫製順序等の属性情報を付加させながら自動ミシンを制
    御するための一針データを作成する一針データ作成手段
    と、 上記アウトラインデータ中より始点及び終点を選択し、
    移動、複写、削除等の編集を行うアウトラインデータ編
    集手段と、 上記一針データより始点及び終点を選択し、移動、複
    写、削除等の編集を行う一針データ編集手段と、 上記アウトラインデータのみの表示、上記一針データの
    みの表示およびアウトラインデータと一針データの混合
    表示の3つの表示の内のいずれか一つの表示態様を外部
    から選択するための表示態様選択手段と、 該表示態様選択手段によって選択された表示態様で、対
    応するデータを表示手段に表示する表示制御手段と、 を備えた自動ミシンの縫製データ作成装置において、 上記表示態様選択手段によって選択された表示態様で上
    記表示手段に表示されているデータのみを、上記アウト
    ラインデータ編集手段および/または一針データ編集手
    段による編集の対象として決定する編集対象決定手段を
    備えたことを特徴とする自動ミシンの縫製データ作成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動ミシンの縫製デー
    タ作成装置において、 上記編集対象決定手段に代えて、上記表示態様選択手段
    によって選択されたデータは単に編集時における始点及
    び終点の選択対象として扱い、上記アウトラインデータ
    及び一針データで構成される全縫製データを上記アウト
    ラインデータ編集手段および/または一針データ編集手
    段による編集の対象として決定する第2の編集対象決定
    手段を備えたことを特徴とする自動ミシンの縫製データ
    作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自動ミシンの
    縫製データ作成装置において、 上記始点及び終点の指示は、上記表示手段における表示
    領域中を自由に移動可能な指示カーソルを外部からの操
    作に応じて移動させることによって行うことを特徴とす
    る自動ミシンの縫製データ作成装置。
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