JP2001137577A - ミシンのデータ編集装置 - Google Patents

ミシンのデータ編集装置

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JP2001137577A
JP2001137577A JP31920799A JP31920799A JP2001137577A JP 2001137577 A JP2001137577 A JP 2001137577A JP 31920799 A JP31920799 A JP 31920799A JP 31920799 A JP31920799 A JP 31920799A JP 2001137577 A JP2001137577 A JP 2001137577A
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Japan
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partial
pattern
sewing
data
embroidery
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JP31920799A
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English (en)
Inventor
Yuichi Sukegawa
祐一 助川
Yoshiro Kawashima
義朗 川島
Fumio Wada
文夫 和田
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍模様単位より小さい部分模様を単位に編
集する模様の部分編集をできるようにする。 【解決手段】 スタート、ストップ、エンドの各命令で
区切られている花、茎、葉、太陽、コロナ、羽、胴の各
部分模様に対応する部分縫いデータ(部分領域)をスタ
ート又は各ストップ命令からなる部分領域コードを位置
情報として部分領域ポインタ30Bにそれぞれ記憶する
と共に、着目ポインタ30Cにより部分領域ポインタ3
0Bにある目標位置に着目し、対応する部分領域コード
を抽出し、その内容を領域ポインタ登録領域30Dに登
録し、該登録領域30Dに登録された部分領域コードに
対応する部分縫いデータを単位に変更(編集)できるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ミシンのデータ編
集装置、特に縫いデータに従って針位置と被縫製物を相
対的に移動させて模様を縫製するパターン縫いミシンに
おいて、複数の模様を組み合わせ、それらを編集して新
たな縫いデータを作成する際に適用して好適なミシンの
データ編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】縫いデータに従って針位置と被縫製物を
相対的に移動させて模様を縫製するパターン縫いミシン
において、複数の模様を組み合わせ、模様毎に位置の移
動、回転、ミラー反転等の編集(変更)を行い、組み合
わせ模様の縫いデータを作成するミシンのデータ編集装
置は、一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ編集装置は、予めデータとして保存しているメモ
リから選択した刺繍模様単位でしか編集することができ
ないため、その中のある部分の模様だけを編集したり、
その部分模様を基準として編集することがでないという
問題点があった。
【0004】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、刺繍模様単位より小さい部分模様を
単位に模様の部分編集を行なって、対応する縫いデータ
を作成できるようにし、結果としてミシンによる所望の
模様縫いをできるようにするミシンのデータ編集装置を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ編集装
置において、刺繍模様を構成する部分模様毎に、部分領
域コードで区切られた部分縫いデータによって構成され
た刺繍縫いデータが、複数模様分記憶されている模様デ
ータ記憶手段と、刺繍模様を選択する模様選択手段と、
選択された刺繍模様の刺繍縫いデータを記憶する縫いデ
ータ記憶手段と、選択された刺繍模様を表示する表示手
段と、表示された刺繍模様の中から任意の部分模様を指
定する指定手段と、選択された前記刺繍模様の刺繍縫い
データの中から、指定された前記部分模様に対応する部
分縫いデータを該当する前記部分領域コードに基づいて
抽出する抽出手段と、抽出された前記部分縫いデータの
変更を指示する指示手段と、指示された前記部分縫いデ
ータを指示に従って変更する変更手段と、変更された結
果を記憶する変更結果記憶手段と、を備えたことによ
り、前記課題を解決したものである。
【0006】即ち、本発明においては、一般に模様に関
するデータを保存したり、模様を編集したりする際の単
位となっている刺繍模様を構成する部分模様を単位に編
集し、編集された模様に対応する縫いデータを作成でき
るようにしたので、従来より小さい単位で編集された任
意の種類の模様を刺繍縫いすることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に係る一実施形態のデータ
編集装置が適用されるパターン縫い(刺繍縫い)ミシン
の制御系の要部を示すブロック図、図2は、該データ編
集装置の要部構成を示すブロック図である。
【0009】前記刺繍縫いミシンは、各種演算を実行す
るCPU(中央演算処理装置)10を備えており、この
CPU10には後述する編集作業等の各作業やデータの
保存に用いられるメモリ12と、図示しない針を上下動
させるために主軸モータ14により駆動される主軸モー
タ駆動部16と、図示しない刺繍枠をX・Y方向に移動
させるためにX軸・Y軸モータ18により駆動されるX
Yテーブル用モータ駆動部20とが接続され、更にI/
Oインターフェイス22を介してキースイッチ24と共
にグラフィック表示器(表示手段)26が接続されてい
る。そして、上記CPU10により、上記主軸モータ1
4の駆動、X軸・Y軸モータ18の駆動による刺繍縫製
の制御と共に、後述する変更(編集)処理を含む、ミシ
ン全体を制御する演算が実行されるようになっている。
【0010】このパターン縫いミシンが有する刺繍縫い
に関する基本的な機能について説明すると、前記メモリ
12には、複数の刺繍模様に関する模様データが後述す
る模様データ記憶部に記憶されており、キースイッチ2
4の操作により刺繍模様を選択できるようになってい
る。この模様データは、針落ち順位と各針落ち点の座標
値を含む刺繍縫いデータ等から構成され、各刺繍模様を
単位に記憶されている。
【0011】上記キースイッチ24により刺繍模様を選
択すると、選択された刺繍模様に対応する縫いデータを
基に、その模様の基本形状が前記グラフィック表示器2
6に視覚的に分かるように表示されると共に、選択され
た刺繍模様の模様データは、元の刺繍模様とは別に編集
用の縫いデータとして前記メモリ12に含まれる縫いデ
ータ記憶部(後述する)に記憶され、複数の模様データ
が選択されると、対応する刺繍模様が順次追加して記憶
され、蓄積されるようになっている。
【0012】その後、このように蓄積された縫いデータ
に従って、主軸モータ14、X軸・Y軸モータ18を駆
動して縫い目を形成するようになっている。そして、以
上の各動作は前記メモリ12に記憶されているプログラ
ムをCPUにて実行することにより制御されるようにな
っている。
【0013】上述したパターン縫いミシンには、本実施
形態のデータ編集装置が内蔵されている。この編集装置
は、その要部を図2に示したように、前述した複数の刺
繍模様分の模様データが記憶されている模様データ記憶
部28を有している。この模様データ記憶部28に記憶
されている1つの模様データには、刺繍模様を構成する
部分模様毎に部分領域コードで区切られた部分縫いデー
タによって構成された刺繍縫いデータが含まれている。
このデータ構造については後に詳述する。
【0014】本実施形態のデータ編集装置は、又、上記
模様データ記憶部28から刺繍模様を選択する模様選択
手段と、選択された刺繍模様を編集用の縫いデータとし
て記憶する縫いデータ記憶部30と、選択された同刺繍
模様を表示する前記グラフィック表示器(表示手段)2
6と、表示された刺繍模様の中から任意の部分模様を指
定する指定手段と、選択された刺繍模様の刺繍縫いデー
タの中から、指定された前記部分模様に対応する部分縫
いデータを該当する前記部分領域コードに基づいて抽出
する抽出手段と、抽出された前記部分縫いデータの変更
を指示する指示手段と、指示された前記部分縫いデータ
を指示に従って変更する変更手段と、変更された結果を
記憶する変更結果記憶手段とを備えている。
【0015】但し、ここでは、上記模様データ記憶部2
8及び縫いデータ記憶部30は、ミシン全体を制御する
前記プログラムが格納されているROM32と共に、前
記図1に示したメモリ12に含まれている。又、前記模
様選択手段、指定手段、抽出手段及び変更手段は、前記
キースイッチ24からの指示入力に基づいて同じく上記
ROM32から読み込まれるプログラムを実行する前記
CPU10により実現されている。又、前記模様データ
記憶部28を構成する記憶装置には、半導体メモリ、ハ
ードディスク、フロッピーディスク、光磁気記憶装置、
ICカード等を利用することができる。更に、本実施形
態では、前記変更結果記憶手段が、後述するように前記
縫いデータ記憶部30と同一の構成になっているが、こ
れも同様に半導体メモリ等で構成してもよい。
【0016】又、図3には、前記キースイッチ24とグ
ラフィック表示器26の外観イメージをそれぞれ示し
た。このキースイッチ24は、左右の矢印キーや、各種
変更(編集)を指示する機能キー等が配列された操作パ
ネル(タッチパネル)で形成されている。又、上記グラ
フィック表示器26は、文字や絵等をドットのON/O
FFで表示すると共に、階調を変えて表示することによ
り、図示したような選択画面や編集画面を表示すること
ができるようになっている。この表示器26としては、
液晶表示器、プラズマディスプレイ、CRT等を利用す
ることができる。
【0017】次に、前記模様データ記憶部28に記憶さ
れている模様データについて詳述する。この模様データ
は、番号に対応付けて刺繍模様を単位として記憶されて
おり、前記グラフィック表示器26に選択画面が表示さ
れているときに、操作パネル上のキースイッチ24の上
下矢印キーを押す(タッチする)ことにより、表示され
ている番号を増減させ、希望する番号になったときに設
定キーを押すことによりその番号の模様が選択されるよ
うになっている。なお、模様の選択方法としては、この
ような番号との対応付けだけでなく、模様の名前で指定
する方法や模様をグラフィック表示器26に表示して画
面上で選ぶ方法を採用してもよい。
【0018】上記のように模様が選択されると、編集画
面に変わり、その模様の絵が前記グラフィック表示器2
6に表示される。因みに、上記図3には、001の番号
を指定して、刺繍模様の単位であるチューリップの模様
を選択した場合の編集画面の例が示してある。
【0019】このように、前記グラフィック表示器26
に編集画面が表示された状態で選択キーを押すと、模様
選択のモードとなり、同様の操作を行うことにより、複
数の模様を選択できるようになっている。又、このよう
に複数の模様が選択されると、編集画面では各模様の絵
が重ねて表示されるようになっている。
【0020】ここで、模様データの構造について説明す
る。図4(A)〜(C)には、前記模様データ記憶部2
8にデータ単位として記憶されている刺繍模様と、対応
する模様データに含まれる刺繍縫いデータ(針落ち順と
針落ち点の座標値等)の例を概念的に示した。
【0021】図4(A)のチューリップの刺繍縫いデー
タは、上から順にスタート命令(開始命令)、花の部分
縫いデータ、ストップ命令(途中停止命令)、茎の部分
縫いデータ、ストップ命令、葉の部分縫いデータ、エン
ド命令のような構造になっている。即ち、1つの刺繍模
様を構成する部分模様である花、茎及び葉は、それぞれ
の部分縫いデータにあたる部分領域からなり、各部分領
域はスタート、ストップ、エンドという3種類の部分領
域コードで区切られている。そして、ここでは、各部分
領域は、その先頭に位置する部分領域コードによりそれ
ぞれ特定されるようになっている。
【0022】従って、図4(A)のスタート命令に基づ
いて花の部分縫いデータ(部分領域)を、又、最初のス
トップ命令に基づいて茎の部分縫いデータを、2番目の
ストップ命令に基づいて葉の部分縫いデータを、それぞ
れ抽出できるようになっている。図4(B)、(C)に
それぞれ示したコロナ付の太陽や蝶の刺繍模様の場合
も、同様のデータ構造になっている。
【0023】前述した編集画面における複数模様の選択
と部分編集について、前記図4(A)〜(C)に示した
3つの刺繍模様を順に選択し、組合模様を作成する場合
を例に具体的に説明する。
【0024】本実施形態では、編集画面で上記図4
(A)〜(C)の3つの模様を順番に選択すると、それ
ぞれに対応する刺繍縫いデータが前記縫いデータ記憶部
30に追加して書き込まれ、図5に、同じく(A)〜
(C)で示した3つの刺繍模様とともに、同図(D)に
イメージを示したこれらを組み合わせた組合模様が表示
されるようになっている。
【0025】この縫いデータ記憶部30は、図6に示す
ように、選択された模様データの縫いデータが追加して
書き込まれる縫いデータ記憶領域30Aと、各部分領域
コードのアドレスに相当する位置情報が記憶され、対応
する部分領域(縫いデータ)を抽出する際に用いられる
部分領域ポインタ30Bと、目的の部分領域を抽出する
際に、対応する部分領域ポインタ30Bを指定するため
の着目ポインタ30Cと、該着目ポインタ30Cにより
指定された部分領域ポインタ30Bに対応する部分縫い
データを編集対象とするために、該当するデータを保存
する領域ポインタ登録領域30Dと、反対に抽出しない
方を変更対象とする逆抽出を行う際に、指定された部分
領域ポインタのデータを該登録領域30Dを介して入力
し、保存する登録予備領域30Eとで構成されている。
【0026】この図6(A)に示したように、前記縫い
データ記憶領域30Aに刺繍縫いデータが追加して書き
込まれる際、(C)の蝶を除きエンド命令はスタート命
令に変更され、編集画面には図5(D)の組合模様が表
示され、この状態で縫製を行うと、この組合模様を刺繍
縫いすることができるようになっている。
【0027】本実施形態では、単なる刺繍模様の組合せ
だけでなく、部分模様を単位に変更する部分編集も可能
になっている。以下、縫いデータ記憶部30に書き込ま
れている組合模様の縫いデータから、その一部を削除
(変更)する部分編集について詳細に説明する。
【0028】まず、縫いデータ記憶領域30Aに記憶さ
れている縫いデータから、各部分模様に対応付けられて
いる部分領域コードを抽出し、各コードを部分領域ポイ
ンタ30Bに記憶する。このようにすることにより、部
分領域ポインタ30Bを用いて縫いデータの全体を、各
部分模様に対応する複数の縫いデータに相当する部分領
域として識別できるようになっている。ここでの縫いデ
ータは、各部分模様毎の針落ち順位と、針落ち点間のX
Y座標上の相対的な移動量として記憶されている。
【0029】前記編集画面では、縫いデータ記憶領域3
0Aに記憶されている縫いデータを基に各針落ち点の座
標値を求め、順次その座標値をつなぐ線分を表示するこ
とにより前記図5(D)に示したような各模様が表示さ
れるようになっており、又、前記部分領域ポインタ30
Bで着目ポインタ30Cが指し示している部分領域は階
調を濃く表示し、それ以外の部分領域は階調を淡く表示
することにより、現在どの部分模様を着目しているか編
集画面の表示を見ることにより認識できるようになって
いる。
【0030】又、同じく編集画面において、前記操作パ
ネルのキースイッチ24で左右の矢印キーを押すと、前
記着目ポインタ30Cによる部分領域ポインタ30Bに
対する着目点を1つずつ前後に移動させ、上記濃淡表示
を行うことができ、希望する部分領域に着目ポインタ3
0Cを移動させて、その状態で登録キーを押すと着目ポ
インタ30Cが指し示している部分領域(部分縫いデー
タ)を変更対象とするために、該当する部分領域コード
を前記領域ポインタ登録領域30Dに登録できるように
なっている。同様の登録操作を繰り返すことにより、複
数の部分領域を登録することができる。そして、編集画
面では、この領域ポインタ登録領域30Dに部分領域コ
ードが登録された部分領域に対応する部分模様は、上記
濃淡表示とは異なる第3の階調濃度で表示され、変更の
対象になっている部分模様が容易に視認できるようにな
っている。
【0031】又、前述した如く、変更したくない部分領
域を抽出することにより、逆に変更したいものを抽出す
る逆抽出機能も有しており、これは一旦抽出した部分領
域を領域ポインタ登録領域30Dにコード登録した後、
その登録領域30Dの内容を登録予備領域30Eに移
し、その後縫いデータ記憶領域30Aに含まれる全ての
部分領域の1つ1つについて登録予備領域30Eに有る
か否かを判定し、無い部分領域のみを上記登録領域30
Dに自動的に登録することができるようになっている。
【0032】以上の2つの登録方法のいずれかを採用す
ることにより、変更を希望する部分領域を上記登録領域
30Dに登録した後、削除キーを押すと登録されている
部分領域の部分縫いデータが削除され、縫いデータ記憶
領域30Aには削除された以外の部分領域の部分縫いデ
ータ、部分領域ポインタが間隔を詰めて記憶されるとと
もに、編集画面も対応する模様表示に変更されるように
なっている。ここで変更された結果は、そのまま前記縫
いデータ記憶部30に記憶されるが、内部又は外部の他
の記憶装置に保存するようにしてもよい。このように、
変更(削除)処理が終了すると、前記領域ポインタ登録
領域30Dは初期化され、次の変更処理に備えるように
なっている。
【0033】以上のように、ここでは変更として部分領
域の削除の例を示したが、これ以外に移動、回転、ミラ
ー反転、拡大縮小等の各種変更(編集)も、同様に上記
登録領域30Dに登録されている部分領域を単位に行う
ことができる。又、着目ポインタ30Cが指示している
部分領域ポインタ30Bに対応するストップ命令等の部
分領域コードを削除して、前と後の部分領域と結合させ
たり、あるいは着目している部分領域内の任意の位置
に、例えば指定した部分模様の縫いデータの何針目とい
うように針数指定等により、希望する針落ち位置にスト
ップ命令を挿入することにより、その部分領域を更に細
かく分割することができるようになっている。
【0034】又、キースイッチ24の選択キーを押して
新たな模様を選択する場合、着目ポインタ30Cが指し
示している部分領域より後ろ部分を必要変更分移動し、
選択した模様の縫いデータをその部分に追加して読み込
むこともできるようになっている。
【0035】以上詳述した各処理は、前述した如く前記
ROM32に格納されているプログラムに従ってCPU
10にて実行されるが、主な処理の流れをまとめると図
7に示すフローチャートのようになる。
【0036】即ち、ステップ1で編集画面が表示してあ
る場合、ステップ2で押すキーにより、以下のような各
処理が実行される。まず、選択キーを押すと選択画面が
表示され(ステップ3)、上下矢印キーを押すと模様の
種類を表わす表示番号が更新され(ステップ4、5)、
所定の番号が表示されているときに設定キーを押すとそ
れに対応する刺繍模様データが読み込まれ(ステップ
4、6)、その縫いデータが前記縫いデータ記憶領域3
0Aに書き込まれる。
【0037】その後、前記ステップ2で左右矢印キーを
押すと、着目ポインタ30Cの着目位置が更新され、希
望位置で登録キーを押すと、着目していた部分領域ポイ
ンタ30Bのデータを領域ポインタ登録領域30Dにコ
ピー(登録)する(ステップ8)。
【0038】又、逆抽出機能を使用する場合は、前記ス
テップ2で逆転キーを押し、登録領域30Dの内容を登
録予備領域30Eへ移動し(ステップ9)、全部分領域
の部分領域コードから登録予備領域30Eにないものを
登録領域30Dに自動登録する(ステップ10)。次い
で、変更希望の部分領域のコードを全て登録領域30D
に登録した後、前記ステップ2で削除キーを押すと、登
録されていた部分領域を削除し(ステップ11)、削除
領域を詰める処理が実行される(ステップ12)。
【0039】従って、オペレータは、希望する部分領域
に着目ポインタ30Cを合わせて登録領域30Dに登録
し、その後各処理用の機能キーを押すことにより、各種
の部分領域に対する変更を行うことができ、然る後、縫
製キーを押すことにより前記縫いデータ記憶部30の縫
いデータ領域30Aに記憶されている変更後の縫いデー
タに従って、主軸モータ14、X軸・Y軸モータ18が
駆動され、変更された模様に対応する縫い目を形成する
ことができる。
【0040】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、複数の模様を組み合わせた中で、模様単位よりも小
さい一部分だけを変更した模様を縫製することができ、
希望する美麗な模様を縫うことができるようになる。
【0041】又、全体の中の大部分の部分模様を変更し
たい場合には、変更しない方の部分領域を指定して逆抽
出することにより、変更対象を選択できるようにしてあ
るので、操作効率の良い縫いデータ編集を行うことがで
きる。
【0042】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は前記実施形態に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0043】例えば、本発明のデータ編集装置の具体的
構成は前記実施形態に示したものに限定されない。
【0044】又、前記実施形態では、複数の部分模様を
登録して一括変更する場合を示したが、これに限定され
ず、1つずつ個別に変更するようにしてもよいことは言
うまでもない。この変更には、データの削除、複写、貼
付、移動等の編集作業全てを含む。
【0045】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
刺繍模様単位より小さい部分模様を単位に模様の部分編
集を行なって、対応する刺繍縫いデータを作成できるよ
うになり、結果としてミシンによる所望の模様縫いがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のデータ編集装置が適
用されるパターン縫いミシンの要部構成を示すブロック
【図2】本実施形態のデータ編集装置の要部構成を示す
ブロック図
【図3】キースイッチとグラフィック表示器の外観イメ
ージを示す説明図
【図4】刺繍模様と対応する刺繍縫いデータの構造の例
を示す説明図
【図5】刺繍模様と組合模様の関係を示す説明図
【図6】縫いデータ記憶部の構成を示す説明図
【図7】実施形態による処理の流れを示すフローチャー
【符号の説明】
10…CPU 12…メモリ 14…主軸モータ 16…主軸モータ駆動部 18…X軸・Y軸モータ 20…XYテーブル用モータ駆動部 22…I/Oインターフェイス 24…キースイッチ 26…グラフィック表示器 28…模様データ記憶部 30…縫いデータ記憶部 30A…縫いデータ記憶領域 30B…部分領域ポインタ 30C…着目ポインタ 30D…領域ポインタ登録領域 30E…登録予備領域 32…ROM
フロントページの続き (72)発明者 和田 文夫 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA15 CB02 CB04 CE09 CE23 LA67 LA68 LA77 LA78 LA79 LA80 MA03 MA05 NA64 NB18 QA06 QA07 QA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刺繍模様を構成する部分模様毎に、部分領
    域コードで区切られた部分縫いデータによって構成され
    た刺繍縫いデータが、複数模様分記憶されている模様デ
    ータ記憶手段と、 刺繍模様を選択する模様選択手段と、 選択された刺繍模様の刺繍縫いデータを記憶する縫いデ
    ータ記憶手段と、 選択された刺繍模様を表示する表示手段と、 表示された刺繍模様の中から任意の部分模様を指定する
    指定手段と、 選択された前記刺繍模様の刺繍縫いデータの中から、指
    定された前記部分模様に対応する部分縫いデータを該当
    する前記部分領域コードに基づいて抽出する抽出手段
    と、 抽出された前記部分縫いデータの変更を指示する指示手
    段と、 指示された前記部分縫いデータを指示に従って変更する
    変更手段と、 変更された結果を記憶する変更結果記憶手段と、 を備えたことを特徴とするミシンのデータ編集装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記表示手段により模様を表示する際、指定された部分
    模様と指定されない部分模様とで表示形式を変えること
    を特徴とするミシンのデータ編集装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記模様選択手段が複数の刺繍模様を選択すると、前記
    表示手段により選択された複数模様を全体表示し、該全
    体表示から任意の刺繍模様の部分模様を前記指定手段に
    より指定し、前記表示手段により変更を指示すると、該
    部分模様に対応する部分縫いデータが変更されることを
    特徴とするミシンのデータ編集装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記抽出された部分模様を変更する前記変更手段が、削
    除、移動、回転、ミラー反転、拡大縮小、他の部分領域
    との結合、複数の部分模様への分割、縫い順の変更、の
    うち1つ以上の機能を有していることを特徴とするミシ
    ンのデータ編集装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 部分縫いデータを抽出する前記抽出手段が、複数の部分
    模様を抽出する機能を有していることを特徴とするミシ
    ンのデータ編集装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、 部分縫いデータを抽出する前記抽出手段が、部分縫いデ
    ータを抽出するとそれ以外の他の部分領域を抽出したこ
    とになる逆抽出機能を有していることを特徴とするミシ
    ンのデータ編集装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記部分領域コードが、刺繍縫いデータを部分模様に対
    応する部分縫いデータに区切る開始命令又は途中停止命
    令であることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、 抽出された部分縫いデータを単位に、選択された他の縫
    いデータを挿入する機能を有していることを特徴とする
    ミシンのデータ編集装置。
  9. 【請求項9】請求項1において、 抽出された部分縫いデータに、部分領域コードを挿入し
    て該部分模様を細分割する機能を有していることを特徴
    とするミシンのデータ編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442893B1 (ko) * 2002-09-05 2004-08-02 김태기 터치스크린을 이용한 누비기 및 자수기의 디자인 무늬직접 입력방법 및 그 장치

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KR100442893B1 (ko) * 2002-09-05 2004-08-02 김태기 터치스크린을 이용한 누비기 및 자수기의 디자인 무늬직접 입력방법 및 그 장치

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