JP2576709B2 - 刺繍方法 - Google Patents

刺繍方法

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JP2576709B2
JP2576709B2 JP3108491A JP10849191A JP2576709B2 JP 2576709 B2 JP2576709 B2 JP 2576709B2 JP 3108491 A JP3108491 A JP 3108491A JP 10849191 A JP10849191 A JP 10849191A JP 2576709 B2 JP2576709 B2 JP 2576709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互に部分的に重なる複
数の領域から成る模様に刺繍を施す方法に関するもので
あり、特に、重複部分の刺繍に関するものである。
【0002】
【従来の技術】模様に刺繍を施す場合、模様を複数の領
域により構成することがある。これら複数の領域の各々
において縫目は外形線の相対向する2部分を交互につな
いで形成され、各領域毎に縫目の形成方向や刺繍開始
点,終了点等が設定されて模様全体として見映良く、ま
た、能率良く刺繍が行われるようにされる。このように
模様が複数の領域から成る場合、複数の領域が互に部分
的に重ねられる場合がある。例えば、隣接する2個の領
域の一方の領域の外形の一部を規定する辺が他方の領域
の外形線の一部を成す場合には、針落ち位置のずれや縫
目の形成に伴う被加工材の縮み,延び等により境界部に
隙間が生じることがあるのに対し、それら2個の領域
を、一方の領域の一辺が他方の領域の外形線内に位置す
るように重ねれば縫目が重なって形成され、境界部にお
ける隙間の発生が回避される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに複数の領域を部分的に重ねる場合、刺繍の見映が悪
くなることがある。複数の領域を部分的に重ねて刺繍を
施す場合、他の領域が重ねられる被重ね領域に先に縫目
が形成され、その縫目の上に重なる方の領域(重ね領域
と称する)の縫目が形成されることとなるが、この際、
被重ね領域の縫目が重ね領域の縫目に引っ張られ、被重
ね領域に形成される複数の縫目の間に隙間が生じて被加
工材が見え、見映が悪いことがあるのである。特に、模
様を拡大して刺繍を施す場合のように縫目の長さが長い
場合には、被重ね領域の縫目の引張量が大きく、縫目間
に生ずる隙間が大きくなって見映が悪くなり易く、ま
た、互に重ねられる縫目の方向が交差する場合にも縫目
が引っ張られ易く、見映が悪くなる。本発明は、複数の
領域を部分的に重ねて刺繍を施す場合に隙間を生ずるこ
となく縫目を形成することができる刺繍方法を提供する
ことを課題として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の刺繍方法は、上
記の課題を解決するために、複数の領域をそれぞれ規定
する外形線の相対向する2部分を交互につなぐ縫目を形
成する針落ち位置を設定するとともに、複数の領域のう
ち、その一部に別の領域が上から重ねられる領域である
被重ね領域について、別の領域である重ね領域との重複
部分のうち被重ね領域の外形線より内側の部分にも、そ
の被重ね領域に縫目を形成する針落ち位置を設定するこ
とを特徴とする。なお、ここにおいて「針落ち位置を設
定する」とは、針落ち位置データを作成することと実際
に縫針を被加工材に落として縫目を形成することとの両
方を含む。
【0005】
【作用】重ね領域については、その外形線の相対向する
2部分を交互につなぐ縫目を形成する針落ち位置が設定
され、被重ね領域については、重複部分を含む外形線全
体の相対向する2部分を交互につなぐ縫目が形成される
とともに、重複部分の内側にも針落ち位置が設定され
る。このようにすれば、重複部分の内側に形成される縫
目の長さは、外形線の相対向する2部分をつないで縫目
を形成する場合に比較して短くなり、その縫目の上に別
の縫目が形成されて引張力が加えられても縫目にずれが
生ずることは殆どなく、また、ずれが生じても少なくて
済む。
【0006】
【発明の効果】このように本発明の刺繍方法によれば、
複数の領域を部分的に重ねて刺繍を施す場合でも、被重
ね領域の縫目に隙間が生ずることは殆どなく、見映良く
縫目を形成することができる。また、被重ね領域の重複
部分の内側に設定される針落ち位置は、多くの場合、重
ね領域に形成される縫目により覆われて外から見えず、
領域の外形線以外の位置に針落ち位置を設定しても見映
が悪くなることはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2において10はミシンテーブルであ
り、このミシンテーブル10上にはベッド12およびミ
シン機枠14が設けられている。ミシン機枠14は、ベ
ッド12から立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部1
6の上端から片持ち状にかつベッド12にほぼ平行に延
びる上方アーム18とから成る。このミシン機枠14に
は、針棒22が針棒台(図示省略)により上下方向に移
動可能に取り付けられ、その下端部に縫針24が固定さ
れている。針棒22は針棒抱き等を介してミシンモータ
26(図3参照)に接続されており、ミシンモータ26
の駆動によって針棒22および縫針24が上下往復運動
させられる。ベッド12の上面には開口が形成されてい
る。この開口は針板30によって塞がれているが、針板
30には針孔38が形成されており、縫針24はこの針
孔38から針板30の下方へ突入し、図示しない釜と協
力して縫目を形成する。
【0008】また、ミシンテーブル10,ベッド12上
には、刺繍枠42がミシンの左右方向であるX軸方向
と、前後方向であるY軸方向とに移動可能に取り付けら
れている。刺繍枠42は円環状の外枠44と、外枠44
の内側に嵌められる内枠46とを有し、それら枠44,
46により加工布を保持する。外枠44にはX軸方向に
延び出すスライド部48が形成され、ミシンテーブル1
0上にY軸方向に設けられた一対のガイドパイプ50に
摺動可能に嵌合されている。これらガイドパイプ50の
両端部は支持台52,54によって支持されている。一
方の支持台52は、送りねじ56,X軸送りモータ58
によってX軸方向に移動させられるようになっており、
他方の支持台54はミシンテーブル10の上面から離間
させられている。これらスライド部48,支持台52,
54には一対の無端のワイヤ60が係合せられており、
ワイヤ60が回転伝達軸62,Y軸送りモータ64によ
って移動させられることによりスライド部48がY軸方
向に移動させられる。刺繍枠42は、支持台52のX軸
方向の移動とスライド部48のY軸方向の移動とによっ
て水平面内の任意の位置に移動させられるのであり、こ
の移動と縫針24の上下動とによって加工布に刺繍が施
される。
【0009】本ミシンは、制御装置70によって制御さ
れる。制御装置70は、図3に示すように、CPU7
2,ROM74,RAM76およびバス78等を含むコ
ンピュータを主体とするものである。バス78には入力
インタフェース80が接続され、入力インタフェース8
0にはキーボード82,外部記憶装置84が接続されて
いる。キーボード82は、刺繍を施す模様や糸密度等を
入力するものであり、アルファベット,数字,記号,カ
ナ等刺繍模様を指示するキーを始めとし、データの入力
に必要な種々のキーが設けられている。また、外部記憶
装置84には刺繍を施す模様の輪郭を規定する輪郭デー
タが記憶されている。模様の輪郭は、座標群,ベクト
ル,式等により規定される。
【0010】バス78にはまた出力インタフェース10
0が接続され、出力インタフェース100にはモータ駆
動回路104,106,108および表示駆動回路11
0を介してミシンモータ26,X軸送りモータ58,Y
軸送りモータ64および表示装置112が接続されてい
る。表示装置112はデータ入力を支援するコメントや
入力されたデータ,刺繍が施される模様の形状等を画面
に表示するものである。また、RAM76には図4に示
すように、外形線データエリア114,ブロックデータ
エリア116,糸密度データエリア118,針落ち位置
データエリア120および第一,第二,第三カウンタ1
22,124,126等がワーキングエリアと共に設け
られている。さらに、ROM74には、図1にフローチ
ャートで示す針落ち位置データ作成ルーチン,図13に
示すブロック群重なり判定ルーチン,図14に示す内側
外形線設定ルーチン,図15に示す重複部分針落ち位置
設定ルーチン等、刺繍を行うために必要な種々のルーチ
ンが格納されている。
【0011】本実施例において模様は四角形あるいは三
角形のブロックに分割されて各ブロック毎に刺繍が行わ
れ、四角形あるいは三角形を画定する4本あるいは3本
の辺のうちの2本を交互に縫目でつなぎ、各ブロック内
を縫目で埋めることにより行われる。そのためブロック
毎にブロックデータが設定される。ブロックデータは、
ブロックを規定する点(ブロック規定点と称する)の座
標データおよびブロック規定点に付された番号データを
含む。図5に示す四角形のブロック132の場合には、
縫目で互につながれる2本の辺134のうちの一方を規
定する2個のブロック規定点に1番,3番の符号が付さ
れ、他方の辺134を規定する2個のブロック規定点に
2番,4番の符号が付される。この際、1番および2番
が刺繍進行方向(模様が縫目で埋められていく方向であ
り、図中矢印で示される)の一方の側に位置し、3番お
よび4番が他方の側に位置するように番号データが付さ
れる。このようにブロックデータが作成されたブロック
132の場合、図6に示すように縫目が形成される。ま
た、図7に示すブロック136のように三角形を成す場
合には、3個のブロック規定点の1個は2個のブロック
規定点が重なり合ったものであると考えられ、四角形と
同様に4個のブロック規定点があるものとして扱われ、
縫目で交互につながれる2本の辺138の各ブロック規
定点に番号データが付される。ブロック136には、図
8に示すように縫目が形成される。なお、ブロックの4
本の辺のうち、縫目線により互につながれる辺を主辺、
隣接するブロックの辺と重なり合う辺を副辺と称する。
【0012】また、ブロックが複数並んで1個のブロッ
ク群を形成する場合があり、この場合には、1個のブロ
ック群が模様を構成する一つの領域である。ブロック群
の場合、先頭のブロックを規定するために4個の点が必
要であるが、それに続くブロックの場合は前のブロック
と2点が共通であり、2点を設定すればブロックを規定
することができる。したがって、先頭のブロックについ
て作成されたブロックデータの座標データには4点の座
標が含まれ、それら座標に1番〜4番の番号データが付
されるのに対し、続くブロックについて作成されたブロ
ックデータの座標データには2点の座標が含まれ、それ
ら座標には3番,4番の番号データが付される。
【0013】図9に示す模様140は、第1〜第4の4
個のブロック群G1〜G4 から成る。第1ブロック群G
1 は第1〜第3ブロックB1 〜B3 から、第2ブロック
群G2 は第4〜第7ブロックB4 〜B7 から、第3ブロ
ック群G3 は第8〜第10ブロック群B8 〜B10から、
第4ブロック群G4 は第11〜第13ブロックB11〜B
13からそれぞれ成り、第1ブロック群G1 ,第2ブロッ
ク群G2 ,第3ブロック群G3 ,第4ブロック群G4
順に刺繍が施される。このような模様についてブロック
群毎に模様データが作成される。模様データは、各ブロ
ック群を構成するブロックをそれぞれ規定するブロック
データ,ブロック群の外形線を規定する外形線データ,
糸密度データ等から成り、ブロック群の刺繍順序に従っ
て外部記憶装置84に記憶されている。外形線データ
は、複数のブロック規定点が刺繍開始点から外形線を時
計方向に進む順序で並べられて成る。模様データ中、ま
ず、外形線データ,糸密度データ等のブロックデータ以
外のデータが記憶され、次いでブロックデータが記憶さ
れるようになっており、外部記憶装置84から模様デー
タが読み出されるとき、データがブロックデータからブ
ロックデータ以外のデータに変わることによりブロック
群が変わることがわかる。
【0014】このように模様140は4個のブロック群
1 〜G4 により構成されるが、それらのうち、第1ブ
ロック群G1 と第3ブロック群G3 とが重なり、第2ブ
ロック群G2 と第3ブロック群G3 とが重なり、第3ブ
ロック群G3 と第4ブロック群G4 とが重なり、これら
互に重なるブロック群にそれぞれ形成される縫目の方向
が異なる。そのため、ブロック群が重ねられる被重ねブ
ロック群の重複部分に形成される縫目は、重なるブロッ
ク群である重ねブロック群に形成される縫目により引っ
張られ、縫目と縫目との間に隙間が生ずる恐れがある。
特に、模様を拡大して刺繍を施す場合には、1個の縫目
の長さが長くなるため縫目の引張量が大きく、大きい隙
間が生じて見映が悪くなる。そのため、模様を拡大して
刺繍を施す場合には図1に示す針落ち位置データ作成ル
ーチンが実行され、ブロック群が互に部分的に重なる場
合でも、重複する縫目のうち、下側の縫目に隙間が生ず
ることがないデータを作成するようにされている。以
下、模様140を拡大して刺繍を施す場合を例に取り、
針落ち位置データの作成について説明する。なお、模様
データの拡大処理は針落ち位置データの作成に先立って
予め行われているものとする。
【0015】まず、ステップS1(以下、S1と略記す
る。他のステップについても同じ。)において刺繍を施
すべき模様について設定され、拡大処理された模様デー
タが外部記憶装置84から読み込まれる。読み込まれた
模様データのうち、外形線データは外形線データエリア
114に、糸密度データは糸密度データエリア118に
格納され、ブロックデータはブロックデータエリア11
6に格納される。模様140の場合、第1ブロック群G
1 から順に模様データが読み込まれ、ブロックデータは
図16に示すように、ブロック群とそのブロック群に含
まれるブロックとが対応付けてブロックデータエリア1
16に格納される。次いで、S2においてブロック群総
数N(模様140の場合には4)がセットされた後、S
3において複数のブロック群間に重なりがあるか否かの
判定が行われる。この判定は図13に示すブロック群重
なり判定ルーチンに従って行われる。
【0016】2個のブロック群が互に部分的に重なるか
否かは、先に刺繍が施されるブロック群のブロック規定
点が後に刺繍が施されるブロック群の外形線内に位置す
るか否かにより行われる。まず、S11において第一カ
ウンタ122のカウント値C1 が1にセットされる。カ
ウント値C1 は重なりの有無を判定するブロック群を指
定し、模様140の場合、まず、第1ブロック群G1
ついて判定が行われる。次いでS12においてC1 番目
のブロック群を規定する点の総数Mがセットされる。続
いてS13において第二カウンタ124のカウント値C
2 がカウント値C1 に1を加えた値にセットされる。カ
ウント値C2 はC1 番目のブロック群より後に刺繍が施
されるブロック群を指定し、まず、第2ブロック群G2
が指定される。そして、S14においてカウント値C2
がブロック群総数Nより大きいか否かにより、C1 番目
のブロック群と、それより後に刺繍が施される全部のブ
ロック群の各々との間で重なりの有無の判定が行われた
か否かが判定されるが、この判定はNOであり、S15
において第三カウンタ126のカウント値C3 が1にセ
ットされる。カウント値C3 はC1 番目のブロック群を
規定する規定点の数のカウント値であり、以下、S16
〜S18が実行され、C1 番目のブロック群(ここでは
第1ブロック群G1 )の規定点の各々についてC2 番目
のブロック群(ここでは第2ブロック群G2 )の外形線
内に位置するか否かにより重なりの有無が判定される。
【0017】S16においてはまず、C3 番目の規定点
(ここではC1 番目のブロック群について設定された外
形線データに含まれる複数の規定点のうち、1番目に記
憶された規定点)と、外形線データ中、C3 番目の規定
点の次に記憶された規定点(ここでは2番目の規定点)
とにより両端を規定される辺と、C2 番目のブロック群
の外形線を構成する複数の辺とが交差するか否かの判定
が行われる。交差するのであれば、C2 番目のブロック
群の外形線を時計方向に進むとき、上記C3 番目の規定
点が交差辺の右側に位置するか否かの判定が行われ、右
側に位置するのであれば、その規定点はC2 番目のブロ
ック群の外形線内に位置し、C1 番目のブロック群とC
2 番目のブロック群とが重なると判定される。S16の
判定は規定点1個毎に行われ、その規定点を一端とする
辺がC2 番目のブロック群の外形線と交差せず、交差し
てもその外形線の内側にない場合にはS16の判定はN
Oとなり、S17においてカウント値C3 が1増加させ
られ、S18において全部の規定点について判定が行わ
れたか否かが判定される。第1ブロック群G1 の外形線
と第2ブロック群G2 の外形線とは交差しないため、い
ずれの規定点についてもS16の判定結果はNOとな
り、第1ブロック群G1 を規定する全部の点についてS
16の判定が行われるまでS16〜S18が繰り返し実
行される。そして、S18の判定がYESになればS1
9においてカウント値C2 が1増加させられて3とさ
れ、ルーチンの実行はS14に戻る。C2 は3であるた
めS14の判定はNOとなり、S15においてカウント
値C3 が1にセットされた後、S16〜S18が実行さ
れて第1ブロック群G1 と第3ブロック群G3 とに重な
りがあるか否かが判定される。
【0018】第1ブロック群G1 の外形線を構成する辺
と、第3ブロック群G3 の外形線を構成する辺とは交差
する。第1ブロック群G1 の第3ブロックB3 を規定す
る4番の規定点についてS16の判定が行われるとき、
まず、この4番の規定点と第2ブロックB2 を規定する
4番の規定点とを両端とする辺について、第3ブロック
群G3の外形線を構成する複数の辺のそれぞれと交差す
るか否かが判定されるのであるが、この辺は、第3ブロ
ック群G3 の第8ブロックB8 の3番の規定点と、第9
ブロックB9 の3番の規定点とを両端とする辺(交差
辺)と交差し、また、第3ブロックB3 を規定する4番
の規定点は、第3ブロック群G3 の外形線を時計方向に
進むとき交差辺の右側に位置するためS16の判定がY
ESとなる。そして、S20において図16に示すよう
にC1 番目のブロック群(ここでは第1ブロック群
1 )について被重ねフラグがセットされ、C2 番目の
ブロック群(ここでは第3ブロック群G3 )について重
ねフラグがセットされるとともに、重ねフラグがセット
されたブロック群については、どのブロック群に重ねら
れるかの重ね対象ブロック群(ここでは第1ブロック群
1 )が記憶される。
【0019】一旦、S16の判定がYESとなり、重ね
フラグ,被重ねフラグがセットされれば、C1 番目のブ
ロック群の規定点中、まだS16の判定が行われていな
い点があってもそれ以上判定は行われず、S19の実行
により、C1 番目のブロック群との重なりが判定される
ブロック群の指定が変えられてルーチンの実行はS14
に戻る。ここではカウント値C2 は4となり、次に第1
ブロック群G1 と第4ブロック群G4 とについて重なり
の有無が判定されるが、これらに重なりはないため、第
1ブロック群G1 の全部の規定点についてS16の判定
がNOとなる。そして、S19においてC2 が5とされ
るためS14の判定がYESとなり、S21において第
一カウンタ122のカウント値C1 が1増加させられて
2とされ、S22において全部のブロック群について重
なりの有無が検出されたか否かが判定されるが、この判
定結果はNOであり、ルーチンの実行はS12に戻る。
【0020】カウント値C1 は2であり、S13におい
てカウント値C2 は3とされ、次に第2ブロック群G2
と第3ブロック群G3 とに重なりがあるか否かの判定が
行われる。これらブロック群G2 ,G3 には重複部分が
あるためS16の判定はYESとなり、第2ブロック群
2 について被重ねフラグがセットされ、第3ブロック
群G3 について重ねフラグがセットされるとともに、第
2ブロック群G2 が重ね対象ブロック群として記憶され
る。この判定後、カウント値C2 が4とされ、第2ブロ
ック群G2 と第4ブロック群G4 とに重なりがあるか否
かの判定が行われるが、この判定はNOである。第2ブ
ロック群G2 の全部の規定点についてS16の判定が行
われればS18の判定がYESとなり、S19において
2 が5とされ、S14がYES,S22がNOとなっ
てルーチンの実行はS12に戻る。そして、次に第3ブ
ロック群G3 と第4ブロック群G4とについて重なりの
有無が判定される。これらには重複部分があるためS1
6の判定がYESとなり、第3ブロック群G3 について
被重ねフラグがセットされ、第4ブロック群G4 につい
て重ねフラグがセットされるとともに、第3ブロック群
3 が重ね対象ブロック群として記憶される。この判定
が行われればS22の判定がYESとなってルーチンの
実行は終了する。
【0021】次にS4が実行され、第1〜第4ブロック
群G1 〜G4 のそれぞれについて針落ち位置が求められ
る。予め設定された糸密度データに基づいて針落ち位置
が求められるのであり、針落ち位置は針落ち位置データ
エリア120に格納される。例えば、糸密度が標準であ
る場合には、ブロックの副辺の中点をつなぐ線の長さが
算出され、その長さが標準ステッチ間隔で除されて針落
ち位置数が求められる。そして、ブロックの2本の主辺
がそれぞれ、この針落ち位置数で除されて針落ち位置が
求められるのである。
【0022】次にS5が実行され、重ねフラグがセット
されているブロック群について、そのブロック群の外形
線と相似状を成し、外形線の内側に位置する内側外形線
が設定される。この設定は図14に示す内側外形線設定
ルーチンに従って行われる。まず、S101において第
一カウンタ122のカウント値C1 が1にセットされた
後、S102においてC1 番目のブロック群について重
ねフラグがセットされているか否かの判定が行われる。
模様140の場合、まず、第1ブロック群G1 について
S102の判定が行われるが、重ねフラグがセットされ
ていないため判定結果はNOとなり、S109において
カウント値C1 が1増加させられ、S110においてC
1 がNより大きいか否かにより全部のブロック群につい
て処理が行われたか否かが判定されるが、この判定結果
はNOであり、ルーチンの実行はS102に戻る。第2
ブロック群G2 についても重ねフラグはセットされてい
ないためS102の判定はNOとなる。
【0023】それに対し、第3ブロック群G3 について
は重ねフラグがセットされているためS102の判定結
果がYESとなり、S103においてC1 番目のブロッ
ク群(ここでは第3ブロック群G3 )の外形線を構成す
る辺の総数Mがセットされる。そして、S104におい
て第三カウンタ126のカウント値C3 が1にセットさ
れた後、S105においてC3 番目の辺について、その
辺より一定値内側(重ねフラグがセットされたブロック
群の外形線を時計方向に進むとき右側)に位置し、その
辺に平行な直線が求められる。ブロック群を構成する辺
は、外形線データエリア114に格納されたブロック規
定点が順次読み出されることにより得られ、内側の直線
が求められた後、S106においてカウント値C3 が1
増加させられ、S107において全部の辺について内側
の直線が算出されたか否かが判定されるが、この判定は
NOであり、ルーチンの実行はS105に戻る。第3ブ
ロック群G3 の外形線を構成する全部の辺について内側
の直線が設定されればS107の判定がYESとなって
S108が実行され、S105において求められた内側
の直線同士の交点が、C1 番ブロック群の外形線内にお
いて求められ、その交点が内側外形線を構成する点とさ
れる。これら交点をつなぐことにより図10に点線で示
す内側外形線L1 が得られる。
【0024】次に、S102においては第4ブロック群
4 について重ねフラグがセットされているか否かの判
定が行われるが、この判定はYESであり、S103〜
S108が実行され、第4ブロック群G4 について内側
外形線L2 が求められる。この内側外形線L2 が求めら
れればS110の判定結果がYESとなり、ルーチンの
実行は終了する。
【0025】このように内側外形線が求められたならば
S6が実行され、4個のブロック群G1 〜G4 の重複部
分について針落ち位置が設定される。この設定は図15
に示す重複部分針落ち位置設定ルーチンに従って行われ
る。まず、S1101においてカウント値C1 が1にセ
ットされた後、S1102においてC1 番目のブロック
群(ここでは第1ブロック群G1 )について被重ねフラ
グがセットされているか否かの判定が行われる。第1ブ
ロック群G1 は被重ねフラグがセットされているため判
定はYESとなり、S1103において第三カウンタ1
26のカウント値C3 が1にセットされ、S1104に
おいてC1 番目のブロック群について求められた縫目の
総数Mがセットされる。そして、S1105においてC
1 番目のブロック群について設定された複数の縫目のう
ち、C3 番目の縫目と、C1 番目のブロック群を重ね対
象ブロック群とするブロック群(ここでは第3ブロック
群G3 )について設定された内側外形線(L1 )との交
点が求められる。ブロック群の上に重ねられる重ねブロ
ック群には、重ねフラグがセットされるとともに、重ね
対象ブロック群のデータが対応付けてブロックデータエ
リア116に格納されており、これら重ねフラグおよび
データからC1 番目のブロック群を重ね対象ブロック群
とするブロック群がわかる。そして、交点があればS1
106の判定はYESとなり、S1107において、そ
の交点が針落ち位置とされ、C3 番目の縫目が2個に分
割されることとなる。また、交点がなければS1106
がNOとなり、縫目の分割は行われない。
【0026】S1108においてカウント値C3 が1ず
つ増加させられることにより、第1ブロック群G1 に形
成される縫目が1個ずつ順次読み出され、内側外形線L
1 との交点が求められる。第1ブロック群G1 の場合、
例えば図11に示す点P1 ,P2 ,P3 が求められ、S
1107において針落ち位置とされる。第1ブロック群
1 について設定された全部の縫目について内側外形線
1 との交点の算出が行われ、針落ち位置の設定が行わ
れればS1109の判定がYESとなり、S1110に
おいてカウント値C1 が1増加させられ、S1111に
おいて全部のブロック群について処理が行われたか否か
が判定されるが、この判定はNOであり、ルーチンの実
行はS1102に戻る。
【0027】第2ブロック群G2 についても被重ねフラ
グがセットされているためS1102の判定結果はYE
Sとなり、第2ブロック群G2 に形成される縫目と、第
2ブロック群G2 に重ねられる第3ブロック群G3 の内
側外形線L1 との交点が求められる。第2ブロック群G
2 の場合、例えば図11に示す交点P4 が求められ、針
落ち位置とされる。また、第3ブロック群G3 について
も被重ねフラグがセットされているためS1102の判
定がYESとなり、第3ブロック群G3 に形成される縫
目と、第3ブロック群G3 に重ねられる第4ブロック群
4 の内側外形線L2 との交点の算出が行われ、例えば
図12に示す交点P5 が求められ、針落ち位置とされ
る。そして、第4ブロック群G4 については被重ねフラ
グがセットされていないためS1102の判定がNOと
なり、S1111の判定がYESとなってルーチンの実
行が終了する。
【0028】このように互に部分的に重ねられるブロッ
ク群の重複部分内に針落ち位置を設定すれば、第1〜第
4ブロック群G1 〜G4 内にはそれぞれ図12に示すよ
うに縫目が形成される。重複部分については、外形線の
他、重複部分の内側にも縫針24が落とされ、短い縫目
が形成されるため、その縫目の上に縫目が形成されて引
っ張られても縫目間に隙間が生ずることがなく、見映良
く刺繍を施すことができる。また、重複部分内の針落ち
位置はその上に形成される縫目によって覆われるため外
から見えず、見映が悪くなることがない。
【0029】なお、上記実施例においては、重複部分の
内側に設定される針落ち位置と、その針落ち位置により
分割される縫目の両端をそれぞれ規定する針落ち位置と
の距離は考慮されていないが、それらが同じ位置であっ
たり、また、それらの間の距離が0.1mmや0.2mmな
ど極めて短い場合には、新たな針落ち点の設定は行わな
いようにしてもよい。この場合には、外形線上に設定さ
れる針落ち位置自体が内側外形線の近傍に位置し、その
針落ち位置により規定される縫目の上に縫目が形成され
ても上の縫目は下の縫目の針落ち位置近傍において重な
り、新たに重複部分の内側に針落ち点を設定しなくても
縫目の引張りによる隙間の発生が少なくて済むからであ
る。
【0030】また、上記実施例においては、互に部分的
に重ねられるブロック群の重複部分内の針落ち位置は、
重ねブロックについて設定された内側外形線と被重ねブ
ロックについて求められた縫目との交点を求めることに
より設定されるようになっていたが、内側外形線を求め
ることは不可欠ではなく、重複部分の輪郭を求め、その
内側のいずれかの位置に設定すればよい。
【0031】さらに、上記実施例においてブロック群の
重複部分内に設定される針落ち位置は、1個の縫目につ
いて1箇所とされていたが、2個以上適当な数設定して
よい。
【0032】また、上記実施例においては、四角形ブロ
ックにより構成される模様140を例に取って説明した
が、曲線ブロックにより規定される模様に刺繍を施す場
合にも本発明を適用することができる。
【0033】さらに、本発明は、模様を規定するブロッ
クがその模様の外形線を分割して得られる場合に限ら
ず、もともとブロックが並べられて模様が規定される場
合の互に重なるブロック群の重ね部分の針落ち位置の設
定にも適用することができる。
【0034】また、上記実施例において模様は、少なく
とも1個のブロックから成る複数のブロック群により構
成されていたが、ブロックに分割されない複数の領域が
互に部分的に重ねられて成る模様に刺繍を施す場合にも
本発明を適用することができる。
【0035】さらにまた、上記実施例において互に重な
る領域は、下側の領域の端部が上側の領域内に位置する
ように重なっていたが、2個の領域が交差して重なる場
合にも本発明を適用することができる。
【0036】さらに、上記実施例においては模様を拡大
して刺繍を施す場合を例に取って説明したが、模様を拡
大しないで刺繍を施す場合にも本発明を適用することが
できる。
【0037】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である刺繍方法が実施される
刺繍装置の刺繍データ作成装置の主体を成すコンピュー
タのROMに格納された針落ち位置データ作成ルーチン
を示すフローチャートである。
【図2】上記刺繍装置を構成する刺繍ミシンを上記刺繍
データ作成装置と共に示す斜視図である。
【図3】上記刺繍データ作成装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】上記コンピュータのRAMの構成を示す概念図
である。
【図5】上記刺繍データ作成装置により刺繍データが作
成される模様を分割して成る四角形のブロックの一例を
示す図である。
【図6】図5に示すブロックについて形成される縫目を
示す図である。
【図7】上記刺繍データ作成装置により刺繍データが作
成される模様を分割して成る三角形のブロックの一例を
示す図である。
【図8】図7に示すブロックについて形成される縫目を
示す図である。
【図9】上記刺繍データ作成装置により刺繍データを作
成される模様の一例を示す図である。
【図10】図9に示す模様を構成する複数のブロック群
のうち、重ねブロック群について設定された内側外形線
を示す図である。
【図11】図9に示す模様を構成するブロック群のう
ち、被重ねブロックの縫目と重ねブロックの内側外形線
との交点を示す図である。
【図12】図9に示す模様について縫目が形成された状
態を示す図である。
【図13】上記コンピュータのROMに格納されたブロ
ック群重なり判定ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図14】上記コンピュータのROMに格納された内側
外形線設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図15】上記コンピュータのROMに格納された重複
部分針落ち位置設定ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図16】上記RAMに設けられたブロックデータエリ
アの内容を示す図である。
【符号の説明】
70 制御装置 114 外形線データエリア 116 ブロックデータエリア 120 針落ち位置データエリア 140 模様

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互に部分的に重なる複数の領域から成る
    模様に刺繍を施す方法であって、 前記複数の領域をそれぞれ規定する外形線の相対向する
    2部分を交互につなぐ縫目を形成する針落ち位置を設定
    するとともに、複数の領域のうち、その一部に別の領域
    上から重ねられる領域である被重ね領域について、前
    記別の領域である重ね領域との重複部分のうち前記被重
    ね領域の外形線より内側の部分にも、その被重ね領域に
    縫目を形成する針落ち位置を設定することを特徴とする
    刺繍方法。
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