JP2847947B2 - 刺繍データ作成装置 - Google Patents

刺繍データ作成装置

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JP2847947B2 JP28326990A JP28326990A JP2847947B2 JP 2847947 B2 JP2847947 B2 JP 2847947B2 JP 28326990 A JP28326990 A JP 28326990A JP 28326990 A JP28326990 A JP 28326990A JP 2847947 B2 JP2847947 B2 JP 2847947B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刺繍データ作成装置に関するものであり、特
に、刺繍を見映良く行うことができる刺繍データの作成
に関するものである。
従来の技術 模様を刺繍縫目で埋めるとき、模様を複数のブロック
に分割し、ブロック毎に刺繍を施すことがある。帯状の
模様を刺繍縫目で埋める場合がその一例である。この場
合には、通常はブロックが並ぶ方向に延びる2辺を交互
につないで縫目を形成する。しかし、第11図に示す模様
200のように、その幅(ブロックが並ぶ方向と交差する
方向の寸法)が狭い場合には、ブロックが並ぶ方向に延
びる縫目で埋めることが望ましい場合がある。
発明が解決しようとする課題 この場合、模様をブロックB101,B102,B103,B104に分
割し、各ブロックB101〜B104毎に幅方向に延びる2辺を
交互につないで縫目を形成することも可能であるが、そ
のようにすれば隣接するブロックの境界部分に縫目の隙
間が生じ、見映が悪くなる問題が生ずる。縫目が締めら
れる際、縫目は隣接するブロックから離れる向きに引っ
張られて隙間が生ずるのであり、また、縫針が境界線よ
りブロックの内側にずれた位置に落ちることによっても
隣接するブロック間に隙間が生ずるのである。
なお、本発明の出願人は先に、特願平1−135624号の
出願において、模様の長手方向に下縫を行うための下縫
データ作成装置を提案した。この装置においては、模様
が一列に並んだ複数のブロックに分割され、ブロック同
士の境界線が複数に分割されて分割位置が設定され、そ
れら分割位置をブロックが並ぶ方向に沿って順次つなぐ
ことにより下縫経路が設定されるようになっている。こ
のようにすれば、ブロックの並ぶ方向に連なる複数の縫
目によって1本の縫目線が形成され、ブロック同士との
境界線上において縫目が折り返すわけではないため、縫
目が締められても隣接するブロック間に隙間が生ずるこ
とはない。しかし、この装置は下縫用のデータ作成装置
であり、刺繍データを作成するものではない。下縫は、
その上に形成される刺繍縫目に膨らみを与えたり、刺繍
縫目の形成による加工布等刺繍媒体の縮みを防止するた
めに行われるものであり、縫目が刺繍領域を埋めるよう
に密に形成されるわけではないのである。
本発明は、ブロックが一列に並んで成る模様を縫目で
埋めることができ、かつ、隣接ブロックの境界線上に隙
間が生じ難い刺繍データを作成することが可能な刺繍デ
ータ作成装置を提供することを課題として為されたもの
である。
課題を解決するための手段 本発明の刺繍データ作成装置は、上記の課題を解決す
るために、第1図に示すように、(a)複数のブロック
が一列に並んで成り、ミシンの縫目で埋められるべき模
様を規定する模様データ記憶手段1と、(b)複数のブ
ロックを画定する輪郭線のうち、それらブロックが並ぶ
方向と交差する向きの輪郭線を複数に分割する分割位置
のデータを作成する分割位置データ作成手段2と、
(c)分割位置を通り、複数のブロックが並ぶ方向に延
びるとともに複数の刺繍縫目から成る刺繍線の経路を設
定する刺繍線経路設定手段3とを含むことを要旨とする
ものである。
作用および発明の効果 このように模様を構成する複数のブロック同士の境界
線上に分割位置を設定し、その分割位置をブロックの並
ぶ方向に順次つないで各刺繍線が形成されるように刺繍
データを作成すれば、縫目の締まり等によりブロック間
に隙間が生ずることがなく、見映良く刺繍を行うことが
できる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において10はミシンテーブルであり、このミシ
ンテーブル10上にはベッド12およびミシン機枠14が設け
られている。ミシン機枠14は、ベッド12から立ち上がっ
た脚柱部16と、その脚柱部16の上端から片持ち状にかつ
ベッド12にほぼ平行に延びる上方アーム18とから成る。
このミシン機枠14には、針棒22が針棒台(図示省略)に
より上下方向に移動可能に取り付けられ、その下端部に
縫針24が固定されている。針棒22は針棒抱き等を介して
ミシンモータ26(第3図参照)に接続されており、ミシ
ンモータ26の駆動によって針棒22および縫針24が上下往
復運動させられる。ベッド12の上面には開口が形成され
ている。この開口は針板30によって塞がれているが、針
板30には針孔38が形成されており、針24はこの針孔38か
ら針板30の下方へ突入し、図示しない釜と協力して縫目
を形成する。
また、ミシンテーブル10,ベッド12上には、刺繍枠42
がミシンの左右方向であるX軸方向と、前後方向である
Y軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺繍枠42
は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌められる内枠46
とを有し、それら枠44,46により加工布を保持する。外
枠44にはX軸方向に延び出すスライド部48が形成され、
ミシンテーブル10上にY軸方向に設けられた一対のガイ
ドパイプ50に摺動可能に嵌合されている。これらガイド
パイプ50の両端部は支持台52,54によって支持されてい
る。一方の支持台52は、送りねじ56,X軸送りモータ58に
よってX軸方向に移動させられるようになっており、他
方の支持台54はミシンテーブル10の上面から離間させら
れている。これらスライド部48,支持台52,54には一対の
無端のワイヤ60が係合せられており、ワイヤ60が回転伝
達軸62,Y軸送りモータ64によって移動させられることに
よりスライド部48がY軸方向に移動させられる。刺繍枠
42は、支持台52のX軸方向の移動とスライド部48のY軸
方向の移動とによって水平面内の任意の位置に移動させ
られるのであり、この移動と縫針24の上下動とによって
加工布に刺繍が施される。
本ミシンは、制御装置70によって制御される。制御装
置70は、第3図に示すように、CPU72,ROM74,RAM76およ
びバス78等を含むコンピュータを主体とするものであ
る。バス78には入力インタフェース80が接続され、入力
インタフェース80にはキーボード82が外部記憶装置84が
接続されている。キーボード82は、加工布に施す刺繍の
模様の形状,模様を規定する輪郭線素の種類や輪郭線素
の分割数等を入力するものであり、アルファベット,数
字,記号,カナ等刺繍模様を指示するキーを始めとし、
データの入力に必要な種々のキーが設けられている。ま
た、外部記憶装置84には刺繍を施す模様に関するデータ
が記憶されている。
本実施例において模様は、曲線が直線に近似され、第
6図に示す模様86のように、四角形あるいは三角形のブ
ロックが一列に並んだ形とされ、各ブロック毎に模様デ
ータが作成されている。模様データは、ブロックの頂点
の座標データと、その座標データにより規定される線の
種類を表す線データとを含む。本実施例ではブロックは
4個の点により規定され、ブロックが三角形の場合には
そのブロックを規定する4点のうちの2点が重なり合っ
たものと見なされる。そして、複数のブロックが一列に
並ぶブロック列の場合、先頭のブロックを規定するため
に4個の点が必要であるが、それに続くブロックの場合
は前のブロックと2点が共通であり、2点を設定すれば
ブロックを規定することができる。したがって、ブロッ
ク列の先頭のブロックについて作成された模様データの
座標データには4個の座標が含まれ、これら4個の座標
はブロックが並ぶ方向と交差する方向の辺を規定すべく
2個ずつ対にされるとともに、それら2個の座標が隣接
するブロックとの境界線を規定する場合には境界線デー
タが付され、模様86の端の線を規定する場合には端線デ
ータが付される。また、先頭ブロックに続くブロックの
模様データの座標データには2個の座標が含まれ、それ
ら座標には線データとして境界線データが付される。さ
らに、ブロック列の先頭ブロックとは反対側の端のブロ
ックについて作成された模様データは、座標データとし
て2個の座標を含み、それら座標には端線データが付さ
れる。なお、このように対にされて境界線あるいは端線
を規定する2個の座標のうち、一方の側、すなわち模様
の中心線(模様を構成する複数のブロックの各中心点を
つないだ線)に対して一方の側に位置する点には第一端
データが付され、他方の側に位置する点には第二端デー
タが付される。
模様86の場合には、第6図に示すように第1〜第6ブ
ロックB1〜B6が一列に並んで成り、第1ブロックB1につ
いて作成された模様データは、点A,B,C,Dの座標データ
と、点A,Bに付された端線データと、点C,Dに付された境
界線データとを含む。また、第2〜第5ブロックB2〜B5
について作成された模様データにはそれぞれ、点E,F、
点G,H、点I,J、点K,Lの座標データと、それら点に付さ
れた境界線データとを含む。第6ブロックB6について作
成された模様データは、点M,Nの座標データと、それら
点に付された端線データとを含む。さらに、点A,C,E,G,
I,K,Mには第一端データが付され、点B,D,F,H,J,L,Nには
第二端データが付される。これら模様データはB1からブ
ロックが並ぶ順に記憶されており、最後の模様データの
次には模様の終わりを指示するエンドデータが格納され
ている。
バス78にはまた出力インタフェース100が接続され、
出力インタフェース100にはモータ駆動回路104,106,108
および表示駆動回路110を介してミシンモータ26,X軸送
りモータ58,Y軸送りモータ64および表示装置112が接続
されている。表示装置112はデータ入力を支援するコメ
ントや入力されたデータ,刺繍が施される模様の形状等
を画面に表示するものである。また、RAM76には第4図
に示すように、模様データエリア114,分割位置データエ
リア116,刺繍線経路データエリア118等がワーキングメ
モリと共に設けられている。さらに、ROM74には第5図
にフローチャートで示す刺繍線経路設定ルーチンが記憶
されている。以下、第6図の模様86について刺繍線経路
を設定する場合について説明する。
キーボード82により模様86を指定するデータが入力さ
れれば、その模様86を構成する6個のブロックB1〜B6に
ついてそれぞれ作成された模様データが外部記憶装置84
から読み込まれ、模様データエリア114に格納される。
そして、刺繍データの作成が指示されれば、まず、ステ
ップS1(以下、S1と略記する。他のステップについても
同じ。)において模様86を規定する6組の模様データが
読み出され、S2において模様86について設定された分割
数関連データとしての分割数データが読み出される。分
割数関連データとは、ブロックの輪郭線を分割する分割
位置を設定するためのデータであり、本実施例における
ように分割数自体のデータ、あるいはそれを決定するた
めのデータであって、後者の場合は、例えば一定長さ当
たりの分割数で表される。ここでは分割数データは刺繍
線経路を設定すべく模様86を選択する際にオペレータに
より入力され、模様データエリア114に記憶されてい
る。分割数が大きいほどブロックは縫目によって密に埋
められ、その大きさは刺繍糸の太さや埋めるべきブロッ
クの大きさによって異なるが、加工布等刺繍媒体が見え
なくなるように縫目が形成されるべく設定すればよい。
例えば、1mmの線に5本針が落ちるように設定すればよ
い。S2では上記のように予め入力されて模様データエリ
ア114に記憶されている分割数データが読み出され、次
いでS3においてブロックの境界線および端線が分割さ
れ、分割位置が算出されて分割位置データエリア116に
格納される。模様86の場合、設定された分割数が4であ
るとすれば、端線AB,MNおよび境界線CD,EF,GH,IJ,KLは
その両端点の間に縫針が等間隔で4回落ちるように分割
され、それにより得られた分割位置は、分割位置データ
エリア116に、第一端の座標(A,C,E,G,I,K,M)に近い側
から順に番号を付され、第一端の座標および第二端の座
標(B,D,F,H,J,L,N)と共に格納される。第7図に示す
ように、端線AB,MNおよび境界線CD,EF,GH,IJ,KLはそれ
ぞれ、a1〜a4,a1〜a14,a21〜a24,a31〜a32,a41〜a44,a5
1〜a55,a61〜a64に分割される。aに付した数字の1の
位が第一端の座標からの順番を表す。また、端線AB,MN
を分割して成る分割位置には端位置データが付される。
このように境界線および端線が分割された後、S4にお
いて刺繍開始位置データが読み出される。刺繍開始位置
は模様86の4個の各点A,B,M,Nのうちのいずれかに設定
され、分割数の入力時に共に入力され、模様データエリ
ア114に記憶されており、S4ではその刺繍開始位置デー
タが読み出されるのである。模様86の場合、点Aが刺繍
開始位置に設定されているとする。次いでS5が実行さ
れ、刺繍線の経路が設定される。点Aは端線ABの第一端
の点であり、この場合にはまず、端線ABに続く境界線の
各第一端の点をつなぎ、他方の端線に至ったとき、その
端線の第二端の点側に1個ずれた点で折り返し、境界線
の折り返し点と同じ位置にある点がつながれる。すなわ
ち、第8図に示すように、点A,C,E,G,I,Kの各点がつな
がれた後、a61に至って折り返し、次いで,a51,a41,a31,
a21,a11の各点がつながれる。a11が設けられた境界線CD
の次は端線ABであり、第二端の点側に1個ずれた点a2で
折り返す。以下、同様にa12,a22,a32,a42,a52がつなが
れてa63で折り返し、a53,a43,a33,a23,a13がつながれた
後、a4で折り返し、a14,a24,a34,a44,a54でつながれ
る。そして、a54の次につながれるのは端線MNの第二端
の点Nであり、この点には第二端データが付されている
ため、境界線KL,IJ,GH,EF,CDおよび端線ABの各第二端の
点L,J,H,F,DおよびBがつながれて刺繍線経路の設定が
終了する。このように設定された刺繍線の経路は刺繍線
経路データエリア118に格納される。本実施例において
刺繍は相前後する2個の分割位置が1個の縫目でつなが
れることにより行われ、刺繍線経路を規定する各点が針
落ち位置であり、この刺繍線経路データに基づいて刺繍
が行われる。
刺繍開始位置が端線ABの第二端の点Bに設定された場
合には、最初に各境界線の第二端の点がつながれ、端線
MNおよび端線ABにおいて折り返すとき、第一端の点側に
一つずつずれた点において折り返し、各境界線の第一端
の点をつないで刺繍線経路の設定が終了する。
また、刺繍開始位置が模様86の一方の端のブロックB6
の端点Mあるいは点Nに設定された場合にはそれぞれ、
点Aあるいは点Bが刺繍開始位置とされた場合と同様に
刺繍線経路の設定が行われる。
以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、外部記憶装置84,模様データエリア114が模様データ
記憶手段1を構成し、ROM74のS3を記憶する部分およびC
PU72のS3を実行する部分が分割位置データ作成手段2を
構成し、ROM74のS5を記憶する部分およびCPU72のS5を実
行する部分が刺繍線経路設定手段3を構成している。
なお、上記実施例において模様86は端を有するものと
されていたが、第9図に示す環状の模様130についても
同様に刺繍線経路を設定することができる。この場合に
は模様130を構成するブロックB11〜B18について設定さ
れた模様データは座標データとして2個ずつの座標を含
み、それら座標により規定される線はいずれも隣接する
ブロックの境界線であって線データは付されない。そし
て、この境界線が分割数関連データに応じて分割されて
分割位置が求められ、刺繍線経路の設定は、点Sを刺繍
開始位置とすれば、まず、各境界線を規定する外周側の
端点がつながれ、模様130を1周して刺繍開始位置を含
む境界線に至ったとき、その境界線の他方の端点(刺繍
終了点E)側に1個ずれた点がつながれ、最後に各境界
線の内周側の端点がつながれて点Eで終了する。なお、
模様130を1周したか否かは、つないだ境界線の数を数
えることによりわかる。
また、上記実施例においては、模様86の端線および隣
接するブロックの境界線上に設定された分割位置が順次
つながれるようになっていたが、境界線を一つ置きにつ
なぐようにしてもよい。第10図に示す模様140を例に取
れば、この模様140は8個のブロックに分割され、点
〜により輪郭が規定されており、点が刺繍開始位置
であるとすれば、まず、,,,をつないだ後、
ととにより規定される端線の分割位置のうち、よ
り1個側の分割位置をつなぎ、次に,,,よ
り1個,,,側の分割位置をつなぐのである。
このように設定しても、ブロックをそれが並ぶ方向の寸
法が比較的小さいものとすれば、1個の縫目が大きくな
り過ぎることはなく、隣接ブロックの境界が目立たない
見映の良い刺繍を得ることができる。
なお、上記各実施例においては、相前後する2個の分
割位置が1個の縫目でつながれるようになっていたが、
複数の縫目によってつなぐようにしてもよい。その場合
には、刺繍線経路を設定した後、縫目の大きさに基づい
て針落ち位置を設定することが必要である。
また、上記実施例においては隣接する境界線および端
線が1個の縫目によってつながれるようになっていた
が、このとき、隣接する境界線の分割位置を複数回往復
してつないだ後、次の分割位置に至るようにしてもよ
い。さらに、模様の一方の端線から他方の端線に至る刺
繍線が複数回ずつ往復して形成されるようにデータを作
成してもよい。このようにすれば、模様について作成し
たデータを複数回使用して複数の刺繍線を形成すること
ができ、全部の針落ち位置についていちいち針落ち位置
データを作成する場合に比較してデータ数が少なくて済
む。
さらに、上記実施例においては模様86について、縫針
が落ちる輪郭線を分割する分割位置の数が分割関連デー
タとして用いられるようになっていたが、一定長さ当た
りの分割数を分割数関連データとしてもよい。この場
合、ブロックの縫針が落ちる輪郭線についてそれぞれ、
単位長さ当たりの分割数に基づいて分割位置を求めれば
よいのであるが、これら輪郭線は必ずしも同じ長さであ
るとは限らない。そのような場合には、例えば、縫針が
落ちる全部の輪郭線の平均長さを求めた後、その平均長
さについて分割数を求め、全部の輪郭線をその分割数で
除することにより分割位置を求めればよい。また、一番
長い輪郭線、あるいは一番短い輪郭線、あるいは中間の
長さの輪郭線について分割数を求め、他の輪郭線をその
分割数で除して分割位置を求めるようにしてもよい。
さらに、上記実施例において分割位置は分割数データ
に基づいて求められるようになっていたが、分割数デー
タにより求めた分割位置の間に更に別の分割位置を規則
的に求め、それらをつなぐようにしてもよい。
さらにまた、上記実施例において模様86は予め分割さ
れ、模様データがオペレータによって入力されるように
なっていたが、模様86の分割ならびに模様データの作成
が自動的に行われるようにしてもよい。
また、上記実施例においては刺繍ミシンにより刺繍を
行う場合を例に取って説明したが、本発明の刺繍データ
作成装置により作成される刺繍データは、刺繍ミシン以
外のミシンによる模様形成にも使用することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者
の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発
明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示す図である。第2図
は本発明の一実施例である刺繍データ作成装置を刺繍ミ
シンと共に示す斜視図である。第3図は上記刺繍ミシン
を制御する制御装置の構成を示すブロック図である。第
4図は上記制御装置の主体を成すコンピュータのRAMの
構成を示す概念図である。第5図は上記コンピュータの
ROMに記憶された刺繍線経路設定ルーチンを示すフロー
チャートである。第6図は上記刺繍ミシンによって刺繍
が施される模様を示す図である。第7図は上記模様のブ
ロックの端線および境界線について分割位置が設定され
た状態を示す図であり、第8図は上記模様について設定
された刺繍線経路を示す図である。第9図は本発明の別
の実施例である刺繍データ作成装置により刺繍線経路が
設定された模様を示す図である。第10図は本発明の更に
別の実施例である刺繍データ作成装置により刺繍線経路
が設定された模様を示す図である。第11図は従来の刺繍
データ作成装置による刺繍線経路の設定を説明する図で
ある。 70:制御装置、86:模様 B1〜B6:ブロック 114:模様データエリア 116:分割位置データエリア 118:刺繍線経路データエリア 130:模様、B11〜B18:ブロック 140:模様

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のブロックが一列に並んで成り、ミシ
    ンの縫目で埋められるべき模様を規定する模様データを
    記憶する模様データ記憶手段と、 前記複数のブロックを画定する輪郭線のうち、それらブ
    ロックが並ぶ方向と交差する向きの輪郭線を複数に分割
    する分割位置のデータを作成する分割位置データ作成手
    段と、 前記分割位置を通り、前記複数のブロックが並ぶ方向に
    延びるとともに複数の刺繍縫目から成る刺繍線の経路を
    設定する刺繍線経路設定手段とを含むことを特徴とする
    刺繍データ作成装置。
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