JPH0738906B2 - ミシンの刺繍データ作成装置 - Google Patents

ミシンの刺繍データ作成装置

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JPH0738906B2
JPH0738906B2 JP2289213A JP28921390A JPH0738906B2 JP H0738906 B2 JPH0738906 B2 JP H0738906B2 JP 2289213 A JP2289213 A JP 2289213A JP 28921390 A JP28921390 A JP 28921390A JP H0738906 B2 JPH0738906 B2 JP H0738906B2
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needle drop
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    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/408Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by data handling or data format, e.g. reading, buffering or conversion of data

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は図形の輪郭を構成し刺繍動作進行方向に延びる
一対の対向する主辺部上に針落ち点を交互に配置するよ
うにして刺繍データを作成するミシンの刺繍データ作成
装置に関する。
(従来の技術) 例えばワンポイントマークなどの所定の図形の刺繍を実
行するミシンにあっては、ミシンの制御装置は、その図
形に対応した針落ち点を指定する刺繍データに基づい
て、各針落ち点に順次針が落ちるように、加工布あるい
は縫針を順次移動させつつ縫製動作を進行させるように
なっている。この場合、前記刺繍データは、刺繍データ
作成装置により自動的に作成されるようになっている。
この刺繍データ作成装置は、マイクロコンピュータ、イ
メージスキャナやキーボードなどの入力装置、外部記憶
装置などを備えて構成され、例えば外部記憶装置に記憶
されている模様データを続出して、この模様データから
各針落ち点を演算により自動的に求めるようになってい
る。
一例をあげると、第9図に示すように、今,刺繍を施す
図形1がリング状である場合には、その輪郭となる外周
線2上の複数の構成点及び内周線3上の複数の構成点の
座標が模様データとして与えられる。刺繍データ作成装
置は、この模様データから、まず図形1の中心点oの座
標を演算により求め、予め与えられる糸密度に応じ、そ
の中心点oから放射状に直線を引いてこの直線と外周線
2及び内周線3との交点の座標を針落ち点として求め
る。この刺繍データにより、縫針は、加工布に対して例
えば時計回り方向に図形1の外周線2上と内周線3上と
に交互に落ちるようになり、もって放射状に延びる刺繍
縫目により図形1内を埋めるようにして刺繍が施される
のである。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、輪郭を構成する一対の主辺部間を交互に
結ぶような刺繍データを作成する場合、従来の刺繍デー
タ作成装置にあっては、刺繍動作の進行方向に対して直
角あるいは直角に近い角度の刺繍縫目を形成するデータ
を作成するようになっていた。
ところが、このような刺繍動作の進行方向に対して直角
あるいは直角に近い角度の刺繍縫目を形成するもので
は、例えば一対の主辺部間の幅が狭いときには、各縫目
の長さがきわめて短くなり、加工布の種類によっては布
が縮んで縫目が団子状になるなど、きれいな刺繍を施す
ことができなくなる虞れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、所定の図形の刺繍を実行させるためにあたり、刺繍
動作の進行方向に対して直角あるいは直角に近い角度の
刺繍縫目だけでなく、刺繍動作の進行方向に対して傾斜
するような刺繍縫目をも形成することができる刺繍デー
タを作成することが可能なミシンの刺繍データ作成装置
を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のミシンの刺繍データ作成装置は、加工布に対し
所定の図形の刺繍を実行するミシンにおける各針落ち点
埋を指定する刺繍データを、前記図形の輪郭を構成し刺
繍動作進行方向に延びる一対の対向する主辺部上に針落
ち点を交互に配置するようにして作成するものであっ
て、刺繍動作進行方向に対する刺繍縫目の傾き角度を設
定する傾き角設定手段と、前記一対の主辺部のうちの一
方の主辺部上の針落ち点を設定する設定手段と、この設
定手段により求められた針落ち点を通り前記傾き角設定
手段により設定された角度だけ刺繍動作進行方向に対し
て傾いた直線と他方の主辺部との交点を算出しこの交点
を前記針落ち点の次の針落ち点とする針落ち点算出手段
とを具備したところに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、傾き角設定手段により刺繍動作進行
方向に対する刺繍縫目の傾き角度が設定される。そし
て、設定手段により、一対の主辺部のうちの一方の主辺
部上の針落ち点が設定され、 針落ち点算出手段により、前記設定手段におり求められ
た針落ち点を通り前記傾き角設定手段により設定された
角度だけ傾いた直線と他方の主辺部の交点が求められて
前記針落ち点の次の針落ち点とされる。従って、刺繍縫
目は、一方の主辺部のある針落ち点から、刺繍動作進行
方向に対して設定された角度だけ傾いた状態で他方の主
辺部に向けて延びるように形成される。
この場合、前記設定手段により設定される角度を種々に
変更することにより、刺繍動作進行方向に対して直角だ
けでなく様々な傾斜角度をもった縫目を形成することが
可能となる。
(実施例) 以下本発明の一実施例について、第1図乃至第5図を参
照して説明する。
まず、第2図を参照して刺繍ミシンの概略構成について
述べる。ミシン本体11は、ベッド部12の上方にアーム部
13を一体的に備えて構成され、ミシンテーブル14に組込
まれている。前記アーム部13の先端部には縫針15を備え
た針棒16が設けられ、前記ベッド部12上にはこの針棒16
に対応して図示しない針孔を有する針板17が設けられて
いる。詳しく図示はしないが、前記針棒16は、ミシンモ
ータ18(第3図参照)により針棒駆動機構を介して上下
駆動されるようになっており、また、ベッド部12内に前
記針板17の下方に設けられた釜機構が前記ミシンモータ
18により針棒16と同期して駆動されるようになってい
る。
前記ミシンテーブル14上には、図示しない加工布を保持
するための刺繍枠19が設けられる。この刺繍枠19は、円
環状の外枠19aとこの外枠19aの内周部に着脱自在に嵌ま
り込む円環状の内枠19bとから構成され、これらの間に
加工布を挟むようにして内枠19bを外枠19a内に嵌め込む
ことにより、加工布を内枠19b内に張り渡した状態に保
持するようになっている。そして、この刺繍枠19は、次
に述べる水平移動機構20により、ミシンテーブル14上を
水平方向に自在に移動されるようになっている。
即ち、前記外枠19aに一体に設けられたスライド板部19c
は、支持台21,22間に設けられた2本のスライドバー23,
24にスライド自動自在に取付けられている。そして、一
方の支持台21は、ミシンテーブル14上に取付けられたモ
ータ取付台25,26間を前記スライドバー23,24と直交する
方向に延びる送りねじ27に係合されている。この送りね
じ27は、前記モータ取付台25に取付けられたX軸送りモ
ータ28により回転駆動されるようになっており、これに
て、X軸送りモータ28の駆動により支持台21,22などと
一体的に刺繍枠19がX軸方向に移動されるようになって
いる。そして、モータ取付台25とモータ取付台26との間
には、モータ取付台26に取付けられたY軸送りモータ29
により回転駆動される回転伝達軸30が設けられている。
この回転伝達軸30は、前記支持台21,22間に掛渡された
ワイヤ31,31を駆動するようになっており、このワイヤ3
1,31の途中部位に前記スライド板部19cが固定されてい
る。これにて、Y軸送りモータ29の駆動により刺繍枠19
がY軸方向に移動されるようになっている。このように
構成された水平移動機構20により、刺繍枠19にセットさ
れた加工布はミシンテーブル14上を任意の位置に移動さ
れるのである。
以上のように構成された刺繍ミシンは、制御装置32によ
り制御されるようになっている。第3図に示すように、
この制御装置32は、CPU33,ROM34,RAM35及びそれらを相
互に接続するバス36などからなるマイクロコンピュータ
を主体とするものであり、さらに、前記バス36には、入
力インターフェース37及び出力インターフェース38が接
続されている。出力インターフェース38には、前記ミシ
ンモータ18,X軸送りモータ28,Y軸送りモータ29をそれぞ
れ駆動するモータ駆動回路39,40,41が接続されている。
これにて、制御装置32は、後述する刺繍データに基づい
てミシンモータ18,X軸送りモータ28,Y軸送りモータ29を
制御し、もって、水平移動機構20により加工布を移動さ
せつつ前記針棒16を上下駆動することにより、加工布に
対する所定の刺繍を自動的に実行するのである。また、
出力インターフェース38には、表示装置42を駆動する表
示駆動回路43が接続され、前記入力インターフェース37
には、キーボード44,外部記憶装置45及びイメージスキ
ャナ46が接続されている。
そして、この制御装置32は、刺繍データ作成装置として
の機能を備え、加工布に対する所定の図形の刺繍を実行
するに際し各針落ち点を指定する刺繍データを、その図
形の輪郭を構成し刺繍動作進行方向に延びる一対の対向
する主辺部上に針落ち点を交互に配置するようにして作
成するようになっている。この刺繍データを作成するに
あたっては、後述するように、図形の輪郭(主辺部)を
規定する模様データが必要となるが、前記外部記憶装置
45には予め複数のかな,アルファベット,数字などの図
形に関する模様データが記憶されており、また、イメー
ジスキャナ46を用いてオペレータが新たに作成した図形
に関する模様データを制御装置32に入力することもで
き、さらにこれを外部記憶装置45に記憶させることもで
きるようになっている。また、前記表示装置42には、模
様データに基づいて刺繍が施される図形などが画面に表
示されるようになっている。
ここで、前記模様データについて簡単に述べる。この模
様データは、例えば第5図に示すように、図形47が一定
幅のリング状の場合には、その輪郭を構成する外周線48
上の任意の3点の座標と内周線49上の任意の1点の座標
と円環であることを指示するデータとを含んでなり、こ
れにて、外周線48及び外周線49が規定されることにな
る。このようなリング状の図形47の場合、内周線49及び
外周線48が一対の主辺部となり、刺繍動作は、内周線49
と外周線47とを交互につなぐような縫目により、例えば
図で時計回り方向に進行するようになっている。
さて、制御装置32は、前記模様データに基づいて刺繍デ
ータを作成するものであるが、このとき、そのソフトウ
エア構成により、刺繍動作進行方向に対する刺繍縫目の
傾き角度を設定する傾き角設定手段、一対の主辺部のう
ちの一方の主辺部上の針落ち点を設定する設定手段、及
び、この設定手段により求められた針落ち点を通り前記
傾き角設定手段により設定された角度だけ刺繍動作進行
方向に対して傾いた直線と他方の主辺部との交点を算出
しこの交点を前記針落ち点の次の針落ち点とする針落ち
点算出手段としての機能を実現するようになっている。
そして、本実施例では、使用者が、前記キーボード44を
操作することにより、所望の傾き角度αを設定角度とし
て入力することができるようになっている。前記各手段
の機能は、後述するような、第1図に示す刺繍データ作
成のフローチャートにて明らかとなる。なお、本実施例
では、第5図に示すようなリング状の図形についての刺
繍データの作成を例としており、従って、内周線49及び
外周線48がその一対の主辺部となり、ここでは、そのう
ち内周線49を一方の主辺部とし、外周線48を他方の主辺
部としている。また、ここでは、針落ち点算出手段は、
第4図に示すように、設定された角度αだけ刺繍動作進
行方向に対して傾いた直線lの算出を、図形47の中心点
oを通る直線Lから角度(90゜−α)だけ傾いた直線を
演算により求めることにより行うようにしている。
次に上記構成の作用について説明する。
例えばすでに模様データが作成されているリング状の図
形47がキーボード44の操作により指定されると、その図
形47に対応する模様データが外部記憶装置45から読出さ
れてRAM35に記憶される。刺繍データの作成は第1図の
フローチャートに従ってなされる。
即ち、まず、ステップS1にて、模様データが読出されて
一対の主辺部(内周線49及び外周線48)が設定され、ス
テップS2にて、入力された傾き角度αが読取られ、ステ
ップS3にて、模様データから中心点oの座標が求められ
る。次のステップS4では、一方の主辺部この場合内周線
49上の針落ち点A,B,C……が求められる。この針落ち点
は、予め指定された糸密度に応じて内周線49を等間隔に
分割することにより算出される。ステップS5にて、この
ステップS4にて求められた針落ち点の数がNとされて記
憶され、ステップS6にて、カウンタのカウント値Pが1
に設定され、さらにステップS7にて、縫い始め点(点
A)が設定される。この場合、図形47がリング状である
ため、どこから縫い始めても良いので任意の点が縫い始
め点として設定され、その点Aを第1点としてそこから
刺繍動作進行方向(時計回り方向)に順に第2点(点
B),第3点(点C)……第N点と番号が付けられる。
次のステップS8では、第P点が次の針落ち点として設定
される。このステップS8を一回目に通るときには、P=
1であり、設定された縫い始め点Aが最初の針落ち点と
なることが設定される。
そして、ステップS9では、第P点の次に落ちる外周線48
上の針落ち点が求められる。この針落ち点の演算は、第
4図に示すように、まず、中心点oと点Aとを通る直線
Lを求め、次に点Aを通りこの直線Lと角度(90゜−
α)だけ傾いた直線lを求め、この直線lと外周線48と
の交点A′を求めることにより行われる。そして、ステ
ップS10にて、この交点A′が点Aに続く次の針落ち点
に設定されるのである。
こののち、ステップS11にて、カウンタPが1だけ増加
され、ステップS12にて、このPの値とNの値とが比較
されて、PがN以下であるならば(Yes)、ステップS8
に戻り、ステップS8〜S12の処理が繰返される。これに
て、第2点即ち点Bが点A′に続く次の針落ち点に設定
され、上記と同様に、点Bに続く針落ち点として点B′
が求められる。第N点までこの処理が繰返されると、ス
テップS11にてNoとなり、処理が終了する。
これにより、詳しく図示はしないが、針落ち順序が点A,
A′,B,B′,C,C′,……N,N′となった刺繍データが作成
され、制御装置32は、この刺繍データに基づき、ミシン
の各機構を制御し、加工布に対する刺繍を実行する。
このような刺繍データによる刺繍が実行されると、加工
布にはリング状の図形47内がサテン縫いの縫目により塗
潰された刺繍が施され、このとき、第5図に示すよう
に、その刺繍縫目は刺繍動作進行方向に対して角度αだ
け傾いた状態に形成されるのである。この場合、使用者
が所望の傾き角度αを入力することができ、その角度α
を種々に設定することにより、刺繍動作進行方向に対し
て直角だけでなく様々な傾斜角度をもった縫目を形成す
ることができる。従って、同じ図形47の刺繍を施すにあ
たっても、その刺繍縫目の延びる方向についての様々な
選択を行うことができるものである。
このように本実施例によれば、所定の図形47の刺繍を実
行させるにあたり、従来のような刺繍動作の進行方向に
対して直角あるいは直角に近い角度の刺繍縫目しか形成
できなかったものと異なり、刺繍動作の進行方向に対し
て直角あるいは直角に近い角度の刺繍縫目のみならず、
刺繍動作の進行方向に対して傾斜するような刺繍縫目を
も形成することができる刺繍データを作成することが可
能となった。この結果、リング状の図形47が内外周間の
幅の狭い場合であっても、刺繍縫目を傾斜させることに
より縫目の長さを大きくすることができ、ひいては、き
れいな刺繍を施すことができるなど、外観の異なるバラ
エティに富んだ刺繍を実行することができるものであ
る。
尚、上記実施例では、フローチャートのステップS4にて
内周線49について針落ち点を設定し、設定角度αに基づ
いて外周線48上の針落ち点を演算するようにしたが、そ
れとは逆に、予め外周線48上の針落ち点を糸密度に応じ
て設定し、こののち設定角度αに基づいて内周線49上に
針落ち点を演算するようにしても良い。また、正確なリ
ング状の図形47だけでなく、楕円リング状であったりま
た多少いびつな形状のリング状の図形であっても、同様
な方法により刺繍データを作成することができる。
第6図乃至第8図は、本発明の他の実施例を示すもの
で、上記実施例でのリング状の図形47に代えて、第8図
に示すような、一対の対向する主辺部51及び52にて画定
される図形53について刺繍データを作成するものとして
いる。この場合、模様データとして、主辺部51の両端の
点1及び点2並びに途中の複数の特徴点、主辺部52の両
端の点3及び点4並びに複数の特徴点が記憶されてい
る。ここでは、主辺部51と主辺部52とを交互につなぐよ
うな縫目により矢印方向(図で左から右に向けて)に刺
繍動作が進行するように設定されている。
さて、本実施例では、制御装置32は、第6図に示すフロ
ーチャートに従って刺繍データを作成する。
即ち、まず、ステップS21にて、模様データが読出され
て一対の主辺部51,52が設定され、ステップS22にて、入
力された傾き角度αが読み取られ、ステップS23にて、
主辺部51,52のうち長い方の主辺部51(第8図で上側の
主辺部)を求め、これを針落ち点を設定する側の一方の
主辺部とする。次のステップS24にて、一方の主辺部た
る主辺部51を予め指定された糸密度に応じて等間隔に分
割することにより、主辺部51上の針落ち点1,A,B……2
が求められる。ステップS25にて、カウンタのカウント
値Pが1に設定され、ステップS26にて始点,終点の設
定がなされる。ここでは、点1を始点、点4を終点とし
ている。ステップ27にて、上記始点1を第1点としてそ
こから刺繍動作進行方向(右方向)に順に第2点(点
A),第3点(点B)……第N点(点2)と番号が付け
られる。ステップS28にて、前記ステップS24にて求めら
れた針落ち点の数がNとされて記憶される。
次のステップS29では、第P点が次の針落ち点として設
定される。このステップS29を一回目に通るときには、
P=1であり、設定された縫い始め点1が最初の針落ち
点となることが設定される。
そして、ステップS30では、第P点の次に落ちる主辺部5
2上の針落ち点が求められる。この針落ち点の演算は、
第7図に示すように、まず、第P点(例えば点C)を通
り、主辺部51に対して角度αだけ傾いた直線lを求め、
この直線lと他方の主辺部52との交点C′を求めること
により行われる。そして、ステップS31にて、この交点
C′が点Cに続く次の針落ち点に設定されるのである。
こののち、ステップS32にて、カウンタPが1だけ増加
され、ステップS33にて、このPの値とNの値とが比較
されて、PがN以下であるならば(Yes)、ステップS29
に戻り、ステップS29〜S33の処理が繰返される。これに
て、主辺部51,52に交互に配置される針落ち点が求めら
れ、第N点までこの処理が繰返されると、ステップS33
にてNoとなり、処理が終了する。なお、この場合、図形
53の左端部では、交点となるべき点が主辺部52上から外
れてしまうので、ここでは、点1と点3とを結ぶ辺1−
3上に交点をとってデータを作成する。また、図形53の
右端部では、主辺部52に針落ち点を設定できる余裕が生
ずるので、ここでは主辺部51を真直ぐ延長した線上の針
落ち点を想定して主辺部52上及び辺2−4上に交点をと
り、これらをつなぐデータを作成するようにする。
このような実施例においても、上記実施例と同様に、刺
繍データに基づいて形成される刺繍縫目は刺繍動作進行
方向に対して角度αだけ傾いた状態に形成される。従っ
て、刺繍動作の進行方向に対して直角あるいは直角に近
い角度の刺繍縫目のみならず、刺繍動作の進行方向に対
して傾斜するような刺繍縫目をも形成することができる
刺繍データを作成することが可能となり、ひいては、外
観の異なるバラエティに富んだ刺繍を実行することがで
きるものである。
尚、この実施例においても、予め主辺部52上の針落ち点
を糸密度に応じて設定し、こののち設定角度αに基づい
て主辺部51上の針落ち点を演算するようにしても良い。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限
定されるものではなく、例えば傾き角度αを作業者が入
力するのではなく、例えば図形に応じて自動的に設定さ
れるように構成しても良いなど、要旨を逸脱しない範囲
内で様々な変形が可能である。
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明のミシンの刺繍
データ作成装置によれば、所定の図形の刺繍を実行させ
るにあたり、刺繍動作の進行方向に対して直角あるいは
直角に近い角度の刺繍縫目だけでなく、刺繍動作の進行
方向に対して傾斜するような刺繍縫目をも形成すること
ができる刺繍データを作成することが可能となり、ひい
てはバラエティに富んだ刺繍を実行することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は刺繍データ作成のフローチャート、第2図はミシ
ンの外観を示す斜視図、第3図は電気的構成を示すブロ
ック図、第4図は刺繍データの作成手順を説明するため
の図、第5図は刺繍縫目を概略的に示す図である。ま
た、第6図乃至第8図は本発明の他の実施例を示すもの
で、夫々第1図,第4図,第5図相当図である。そし
て、第9図は従来例を示す第5図相当図である。 図面中、11はミシン本体、15は縫針、16は針棒、19は刺
繍枠、20は水平移動機構、32は制御装置(刺繍データ作
成装置)、33はCPU、34はROM、35はRAM、37は入力イン
ターフェース、38は出力インターフェース、42は表示装
置、44はキーボード、45は外部記憶装置、46はイメージ
スキャナ、47,53は図形、48,49,51,52は主辺部を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−236587(JP,A) 特開 昭58−198377(JP,A) 特開 昭63−206276(JP,A) 特開 昭62−236585(JP,A) 特開 昭62−236587(JP,A) 特開 平4−20370(JP,A) 特公 昭60−42740(JP,B2) 特公 平6−44953(JP,B2) 特公 平3−67435(JP,B2) 特公 昭61−16185(JP,B2) 特公 平6−67423(JP,B2) 特公 平6−34868(JP,B2) 特公 平6−79634(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工布に対し所定の図形の刺繍を実行する
    ミシンにおける各針落ち点を指定する刺繍データを、前
    記図形の輪郭を構成し刺繍動作進行方向に延びる一対の
    対向する主辺部上に針落ち点を交互に配置するようにし
    て作成するものであって、刺繍動作進行方向に対する刺
    繍縫目の傾き角度を設定する傾き角設定手段と、前記一
    対の主辺部のうちの一方の主辺部上の針落ち点を設定す
    る設定手段と、この設定手段により求められた針落ち点
    を通り前記傾き角設定手段により設定された角度だけ刺
    繍動作進行方向に対して傾いた直線と他方の主辺部との
    交点を算出しこの交点を前記針落ち点の次の針落ち点と
    する針落ち点算出手段とを具備したことを特徴とするミ
    シンの刺繍データ作成装置。
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