JPH04348791A - 刺繍データ作成装置 - Google Patents

刺繍データ作成装置

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JPH04348791A
JPH04348791A JP3927791A JP3927791A JPH04348791A JP H04348791 A JPH04348791 A JP H04348791A JP 3927791 A JP3927791 A JP 3927791A JP 3927791 A JP3927791 A JP 3927791A JP H04348791 A JPH04348791 A JP H04348791A
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Fumiaki Asano
浅野 史明
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刺繍データ作成方法に関
するものであり、特に、一つの模様を複数の部分に分け
、各部分毎に個別に刺繍を施す場合の刺繍データ作成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】刺繍を行う場合、一つの模様を複数の領
域に区切って行うことがある。一つの模様を前開きの上
着の左前身ごろと右前身ごろとにわたって刺繍する場合
がその一例である。このような刺繍を行う場合、模様の
区切られた領域毎に刺繍データを作成する。刺繍データ
は、例えば、模様を三角形あるいは四角形から成る多数
のブロックに分割してブロック毎に刺繍を行う場合には
、それらブロックを規定するブロックデータであり、あ
るいは更にブロック毎に設定された針落ち位置データで
ある。また、模様をブロックに分割しないで刺繍を行う
場合には、刺繍データとして針落ち位置データを作成す
る。いずれにしても刺繍データを作成するには、刺繍が
行われる領域を規定する輪郭データが必要であり、従来
、模様を複数の領域に区切って刺繍を行う場合には、そ
の区切り領域毎に輪郭データを作成していた。
【0003】また、一つの模様が複数の輪郭データによ
って規定される複数の閉領域の集合から成り、それら閉
領域を大きさ,形状等共通の性質を分類基準として複数
の類に分類し、各類に属する部分毎に異なる色や縫い方
で刺繍を行うこともある。この場合には一つの模様を各
類に属する閉領域の集合から成る複数の部分に分け、そ
れら複数の部分毎に個別に刺繍を行うための刺繍データ
を作成していた。なお、上記のように一つの模様を領域
によって複数に区切ることも一種の分類と見做すことが
できる。どの領域に属するかという分類基準に基づく分
類なのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の類の各
々に属する部分毎に輪郭データを作成することは面倒で
あり、刺繍データの作成能率が低下する問題があった。
【0005】本発明は、一つの模様を複数の部分に分け
て刺繍を施すための刺繍データを能率良く作成すること
ができる方法を提供することを課題として為されたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の刺繍データ作成
方法は、上記の課題を解決するために、模様の輪郭を表
す1つ以上の輪郭データを記憶手段に記憶させ、その模
様全体について分類基準を設定し、その分類基準により
分類される複数の類の各々に属する部分について別個に
刺繍を施すための刺繍データを自動的に作成することを
要旨とするものである。
【0007】
【作用】以上のように構成された刺繍データ作成方法に
おいては、分類基準が設定されれば一つの模様がその分
類基準と輪郭データとに基づいて複数の類の各々に属す
る部分に分けられ、各部分毎に刺繍データが自動的に作
成される。各部分毎の輪郭データがなくても刺繍データ
が作成されるのである。
【0008】
【発明の効果】このように本発明の方法によれば、模様
を表す輪郭データがあれば分類基準の設定により一つの
模様が複数の部分に分けられ、各部分毎に刺繍データが
自動的に作成される。したがって、模様の輪郭データが
もともとある場合には、各部分毎に輪郭データを作成す
る必要がなく、また、輪郭データがない場合にも一つの
模様についてまとめて輪郭データを作成すればよく、各
部分毎に作成する場合に比較して作成は容易であり、刺
繍データの作成能率を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2において10はミシンテーブルであり
、このミシンテーブル10上にはベッド12およびミシ
ン機枠14が設けられている。ミシン機枠14は、ベッ
ド12から立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部16
の上端から片持ち状にかつベッド12にほぼ平行に延び
る上方アーム18とから成る。このミシン機枠14には
、針棒22が針棒台(図示省略)により上下方向に移動
可能に取り付けられ、その下端部に縫針24が固定され
ている。針棒22は針棒抱き等を介してミシンモータ2
6(図3参照)に接続されており、ミシンモータ26の
駆動によって針棒22および縫針24が上下往復運動さ
せられる。ベッド12の上面には開口が形成されている
。この開口は針板30によって塞がれているが、針板3
0には針孔38が形成されており、針24はこの針孔3
8から針板30の下方へ突入し、図示しない釜と協力し
て縫目を形成する。
【0010】また、ミシンテーブル10,ベッド12上
には、刺繍枠42がミシンの左右方向であるX軸方向と
、前後方向であるY軸方向とに移動可能に取り付けられ
ている。刺繍枠42は円環状の外枠44と、外枠44の
内側に嵌められる内枠46とを有し、それら枠44,4
6により加工布を保持する。外枠44にはX軸方向に延
び出すスライド部48が形成され、ミシンテーブル10
上にY軸方向に設けられた一対のガイドパイプ50に摺
動可能に嵌合されている。これらガイドパイプ50の両
端部は支持台52,54によって支持されている。一方
の支持台52は、送りねじ56,X軸送りモータ58に
よってX軸方向に移動させられるようになっており、他
方の支持台54はミシンテーブル10の上面から離間さ
せられている。これらスライド部48,支持台52,5
4には一対の無端のワイヤ60が係合せられており、ワ
イヤ60が回転伝達軸62,Y軸送りモータ64によっ
て移動させられることによりスライド部48がY軸方向
に移動させられる。刺繍枠42は、支持台52のX軸方
向の移動とスライド部48のY軸方向の移動とによって
水平面内の任意の位置に移動させられるのであり、この
移動と縫針24の上下動とによって加工布に刺繍が施さ
れる。
【0011】本ミシンは、制御装置70によって制御さ
れる。制御装置70は、図3に示すように、CPU72
,ROM74,RAM76およびバス78等を含むコン
ピュータを主体とするものである。バス78には入力イ
ンタフェース80が接続され、入力インタフェース80
にはキーボード82,外部記憶装置84が接続されてい
る。キーボード82は、刺繍を施す模様,模様をブロッ
クに分割するためのブロック化条件,糸密度等を入力す
るものであり、アルファベット,数字,記号,カナ等刺
繍模様を指示するキーを始めとし、データの入力に必要
な種々のキーが設けられている。また、外部記憶装置8
4には刺繍を施す模様の輪郭を規定する輪郭データが記
憶されている。模様の輪郭は、座標群,ベクトル,式等
により規定される。
【0012】バス78にはまた出力インタフェース10
0が接続され、出力インタフェース100にはモータ駆
動回路104,106,108および表示駆動回路11
0を介してミシンモータ26,X軸送りモータ58,Y
軸送りモータ64および表示装置112が接続されてい
る。表示装置112はデータ入力を支援するコメントや
入力されたデータ,刺繍が施される模様の形状等を画面
に表示するものである。また、RAM76には図4に示
すように、模様データエリア114,ブロック化条件デ
ータエリア116,区切りデータエリア118,ブロッ
クデータエリア120,針落ち位置データエリア122
,第一カウンタ124および第二カウンタ126等がワ
ーキングエリアと共に設けられている。さらに、ROM
74には、図1にフローチャートで示す区切り領域設定
ルーチンおよび図5にフローチャートで示す針落ち位置
データ作成ルーチン等、刺繍を行うために必要な種々の
ルーチンが格納されている。
【0013】本実施例において刺繍は、四角形あるいは
三角形を画定する4本あるいは3本の輪郭線素のうちの
2本を交互に縫目でつなぎ、輪郭線素内を縫目で埋める
ことにより行われ、模様は四角形あるいは三角形のブロ
ックに分割されて各ブロック毎に刺繍が行われる。その
ためブロック毎にブロックデータが設定される。ブロッ
クデータは、ブロックの頂点の座標データおよび頂点に
付された番号データを含む。図6に示す四角形のブロッ
ク132の場合には、縫目で互につながれる2本の輪郭
線素134のうちの一方を規定する2個の頂点に1番,
3番の符号が付され、他方の輪郭線素134を規定する
2個の頂点に2番,4番の符号が付される。この際、1
番および2番が刺繍進行方向(模様が縫目で埋められて
いく方向であり、図中矢印で示される)の一方の側に位
置し、3番および4番が他方の側に位置するように番号
データが付される。このようにブロックデータが作成さ
れたブロック132の場合、図7に示すように縫目が形
成される。また、図8に示すブロック136のように三
角形を成す場合には、3個の頂点の1個は2個の頂点が
重なり合ったものであると考えられ、四角形と同様に4
個の頂点があるものとして扱われ、縫目で互につながれ
る2本の輪郭線素138の各頂点に番号データが付され
る。ブロック136には、図9に示すように縫目が形成
される。
【0014】なお、図示は省略するが、複数のブロック
が並んで模様を形成する際、先頭のブロックを規定する
ために4個の点が必要であるが、それに続くブロックの
場合は前のブロックと2点が共通であり、2点を設定す
ればブロックを規定することができる。したがって、先
頭のブロックについて作成されたブロックデータの座標
データには4個の座標が含まれ、それら座標に1番〜4
番の番号データが付されるのに対し、続くブロックにつ
いて作成されたブロックデータの座標データには2個の
座標が含まれ、それら座標には3番,4番の番号データ
が付される。
【0015】模様は、文字や図形等、1個の閉領域から
成ることもあり、複数の閉領域から成ることもある。図
10に示す模様140は7個の閉領域142〜154が
集まって成る。以下、このような模様140を、図12
に示すように前開きの上着156の左身ごろ158と右
身ごろ160とに分ける(一つの模様を左身ごろ158
に形成されるべき部分と、右身ごろ160に形成される
べき部分とに分類する)とともに、各閉領域をそれぞれ
ブロックに分割して刺繍を施す場合の針落ち位置データ
の作成について図5および図1に示すフローチャートに
基づいて詳細に説明する。
【0016】まず、ステップS1(以下、S1と略記す
る。他のステップについても同じ。)において刺繍すべ
き模様の輪郭を規定する輪郭データが外部記憶装置84
から読み込まれて模様データエリア114に格納される
。模様140を構成する7個の閉領域142〜154の
輪郭はそれぞれ、基準座標面上における座標値により規
定されるが、模様140の構成要素となる場合には、座
標値が構成順序に従った値に変換され、模様140を規
定する輪郭データとして閉領域毎に外部記憶装置84に
格納されており、それら輪郭データが読み込まれるので
ある。次いでS2が実行され、模様をブロックに分割す
る際のブロック化条件が入力されてブロック化条件デー
タエリア116に格納される。ブロック化条件とは、縫
いの種類(相対向する2本の輪郭線素を複数の縫目から
成る縫目線で交互につなぐたたみ縫を行うか、1個の縫
目から成る縫目線で交互につなぐサテン縫を行うか),
閉領域毎の刺繍の始点および終点,複数の閉領域の縫い
順等、模様をブロックに分割するために必要な条件等で
ある。表示装置112にブロック化条件を入力すべき旨
のコメントが表示され、それに従ってオペレータが入力
する。
【0017】次いでS3が実行され、模様140全体に
ついて区切りが設定される。表示装置112に区切りを
設定すべき旨のコメントと共に模様140の外形が表示
され、これを見ながらオペレータが設定するのであり、
模様140の場合、図10に区切り線ABで示す区切り
が設定されることとする。この区切りは模様140を形
成する7個の閉領域142〜154の各輪郭線を規定す
る基準座標面上において設定され、区切りデータエリア
118に格納される。区切り線ABはY軸に平行な直線
であり、区切り線ABを規定するX座標が区切りデータ
エリア118に格納される。続いてS4が実行され、模
様140を区切ることにより生ずる区切り領域の数Nが
設定される。この領域数Nは区切り線の数,区切り線が
複数の場合にはそれらが交差しているか否かにより求め
られる。区切りの直線が1本の場合には領域数Nは2で
あり、2本であって交差する場合には4であり、交差し
ない場合には3である。ここでは区切り線は1本である
ためNは2となる。
【0018】区切り領域数Nの設定後、S5が実行され
、模様140を構成する7個の閉領域142〜154が
区切り線ABにより分けられる。この分割は図1に示す
区切り領域設定ルーチンに従って行われる。まず、S1
01において区切り領域数N個分の記憶エリアがワーキ
ングエリアに確保される。この記憶エリアは、区切り領
域毎に属する閉領域の輪郭データおよびブロック化条件
データを格納するエリアである。模様140はY軸に平
行な区切り線ABにより、座標が区切り線ABより小さ
い第一区切り領域と大きい第二区切り領域との2個の領
域に区切られるため、ワーキングエリアには、いずれの
領域かの区別を付けて第一および第二の区切り領域用記
憶エリアが確保される。次いでS102が実行され、閉
領域数M1 が設定される。模様140は7個の閉領域
から成るためM1 =7であり、続いてS103におい
て第一カウンタ124のカウント値C1 が1にセット
される。
【0019】次いで、S104においてC番目の閉領域
と区切り線ABとの交点算出が行われる。閉領域は座標
により規定されており、それら座標から得られる直線の
式と区切り線ABを表す式とから交点の算出が行われる
のである。そして、S105において交点があるか否か
の判定が行われる。模様140の1番目の閉領域142
は交点がないため判定はNOとなり、S106において
閉領域142が属する区切り領域が求められる。区切り
線ABを規定する座標と閉領域142を規定する座標と
に基づいて、閉領域142が第一区切り領域と、第二区
切り領域とのいずれに属するかが求められるのであり、
S107においてその閉領域を規定する輪郭データおよ
びブロック化条件データが属する区切り領域について確
保されたエリアに格納される。閉領域142は第一区切
り領域に属するため、第一区切り領域について確保され
た記憶エリアにデータが格納される。そして、S108
においてカウント値C1 が1増加させられた後、S1
09においてC1 がM1 より大きいか否かにより、
全部の閉領域について処理が行われたか否かが判定され
るが、この判定はNOであり、ルーチンの実行はS10
4に戻る。
【0020】次にS104が実行されるとき、2番目の
閉領域144について区切り線ABとの交点算出が行わ
れるが交点はなく、S105の判定はNOとなる。また
、第一区切り領域に属するため、閉領域144の輪郭デ
ータおよびブロック化条件データが第一区切り領域用記
憶エリアに格納される。閉領域146も区切り線ABと
の交点はなく、第一区切り領域に属するが、閉領域14
8は区切り線ABとの交点があるためS105の判定が
YESとなり、S110が実行されて閉領域148が区
切り線ABで分割される。閉領域148と区切り線AB
との交点の座標と、閉領域148を規定する座標とに基
づいて、閉領域148を区切り線ABで区切って成る分
割閉領域が求められるのである。閉領域148は、図1
1に示すように3個の分割閉領域148a,b,cに分
割され、それらを規定する座標は、分割閉領域毎にワー
キングエリアに格納される。この格納は、分割閉領域を
それぞれ規定するY座標のうちの最大値の大きい順に行
われ、最大Y座標が同じ場合にはX座標が小さい方の分
割閉領域が先に格納される。閉領域148の場合、分割
閉領域148a,148b,148cの順に格納される
。この格納後、S111において分割閉領域数M2 が
3にセットされる。
【0021】次いでS112において第二カウンタ12
6のカウント値C2が1にセットされた後、S113に
おいてC2 番目の分割閉領域の属する区切り領域が求
められる。3個の分割閉領域はワーキングエリアに格納
された順に読み出され、まず、分割閉領域148aにつ
いていずれの区切り領域に属するかが求められる。分割
閉領域148aは第一区切り領域に属するため、S11
4において第一区切り領域用記憶エリアに分割閉領域1
48aを規定する輪郭データが格納される。そして、S
115においてカウント値C2 が1増加させられ、S
116においてC2 がM2 より大きいか否かにより
、全部の分割閉領域について属する区切り領域が設定さ
れたか否かの判定が行われるが、この判定はNOであり
、ルーチンの実行はS113に戻る。次に、分割閉領域
148bについていずれの区切り領域に属するかが求め
られる。 分割閉領域148bは第二区切り領域に属するため、輪
郭データが第二区切り領域用記憶エリアに格納される。 また、分割閉領域148cも第二区切り領域に属し、そ
の輪郭データが第二区切り領域用記憶エリアに格納され
る。
【0022】分割閉領域148cの輪郭データが第二区
切り領域用記憶エリアに格納されたならばS116の判
定がYESとなり、S117において分割閉領域148
a,b,cについてブロック化条件データが設定される
。分割前の閉領域148について設定されたブロック化
条件データは使用できないからであり、各閉領域毎の始
点および終点ならびに閉領域間の縫い順が設定される。 分割閉領域を規定する座標のうち、Y座標が最も大きい
座標が始点とされ、最も小さい座標が終点とされる。こ
のような座標が2個以上ある場合には、X座標の小さい
方の座標が始点および終点とされる。また、縫い順は、
分割閉領域148b,cのように同じ区切り領域に複数
の分割閉領域が属する場合には、最大のY座標が大きい
分割閉領域から順に刺繍が行われるように設定される。 これらブロック化条件データは、各分割閉領域を規定す
る輪郭データと共に区切り領域用記憶エリアに格納され
る。
【0023】次にS104が実行されるとき、閉領域1
50について区切り線ABとの交点算出が行われるが、
交点はなく、また、閉領域150は第二区切り領域に属
するため、その輪郭データおよびブロック化条件データ
が第二区切り領域用記憶エリアに格納される。閉領域1
52,154についても同様であり、閉領域154につ
いて処理が行われればS109の判定がYESとなり、
区切り領域設定ルーチンの実行が終了し、次に針落ち位
置データ作成ルーチンのS6が実行される。
【0024】S6ではカウント値C1 が1にセットさ
れ、S7においてC番目の区切り領域の名称入力が行わ
れる。表示装置112に名称を付けるべき区切り領域の
種類および名称を入力すべきコメントが表示され、オペ
レータが入力するのであり、X座標が小さい方の区切り
領域から順に名称が付され、その区切り領域について確
保された記憶エリアの先頭アドレスと対応付けてワーキ
ングエリアに格納される。区切り線ABよりX座標の小
さい第一区切り領域について名称が入力されればS8が
実行され、カウント値C1 が1増加させられた後、S
9において全部の区切り領域に名称が入力されたか否か
の判定が行われるが、この判定はNOであり、ルーチン
の実行はS7に戻る。
【0025】区切り線ABよりX座標が大きい第二区切
り領域についても名称が入力されればS9の判定がYE
Sとなり、S10において区切り領域毎に、その区切り
領域に含まれる閉領域の各々が輪郭データおよびブロッ
ク化条件データに基づいてブロックに分割され、ブロッ
クデータが作成されてブロックデータエリア120に格
納される。この分割は本出願に係る特願平1−2793
81号に記載の手段により行われるため、詳細な説明は
省略する。分割後、S11において糸密度データに基づ
いて針落ち位置が設定されて針落ち位置データエリア1
22に格納される。糸密度は、単位距離内の針落ち数あ
るいは針落ち間隔で表され、縫目線によりつながれる2
本の輪郭線素のいずれか、あるいは閉領域の幅方向の中
心線について設定される。針落ち位置を設定する場合、
糸密度が設定された線上の針落ち数が求められ、その針
落ち数で輪郭線素が除されて針落ち位置が設定される。 この糸密度のデータは模様140の指定と共にオペレー
タにより入力され、模様データエリア114に格納され
ている。
【0026】このように針落ち位置データが設定されれ
ば、オペレータによる模様140の刺繍開始指令に基づ
いて針落ち位置データが順次読み出され、刺繍ミシンに
送られて刺繍が行われる。なお、針落ち位置データは針
落ち位置データエリア122に格納されるとともにフロ
ッピィディスク等の記憶手段に記憶され、電源OFF後
も残されて必要に応じて刺繍に使用されるようにされる
【0027】このように本実施例の刺繍データ作成方法
によれば、模様140について設定された輪郭データに
基づいて刺繍データとして針落ち位置データが作成され
る。模様140の輪郭データは予め作成されて外部記憶
装置84に格納されており、オペレータは模様140の
区切り領域毎に輪郭データを作成する必要がなく、針落
ち位置データが能率良く作成される。また、本実施例で
は模様140を構成する閉領域142〜154はそれぞ
れ複数のブロックに分割されて刺繍データが作成される
が、このブロック化のための条件は、区切り前の閉領域
142〜154について設定されたブロック化条件デー
タが区切りに伴って自動的に区切られ、使用されるとと
もに、分割閉領域については自動的に作成されるように
なっており、オペレータは区切り領域に属する閉領域毎
にブロック化条件データを作成し直す必要がなく、この
点においても刺繍データの作成能率が向上する効果が得
られる。
【0028】なお、上記実施例において模様140を前
開きの上着156の左身ごろ158と右身ごろ160と
に分けて縫う場合を例に取って説明したが、一つの模様
を分けるのはこのような場合に限らず、例えば一つの模
様で部分的に縫い方を変える場合,刺繍糸の色を変える
場合等にも、縫い方や刺繍糸の色等を分類基準として複
数の類に分類し、各類に属する部分毎に個別に刺繍を行
うための刺繍データを作成すればよい。
【0029】また、一つの模様が面積の大きい一つ以上
の閉領域と面積の小さい一つ以上の閉領域とから成る場
合に、面積の大小で閉領域を二つの類に分類し、大きい
閉領域はたたみ縫で刺繍を行い、小さい閉領域はサテン
縫で刺繍を行う場合や、一つの模様が一つ以上の円形の
閉領域と一つ以上の三角形の閉領域と一つ以上の四角形
の閉領域とから成る場合に、閉領域を形状によって三つ
の類に分類し、各類に属する閉領域に異なる色の糸で刺
繍を施す場合等に本発明を適用することも可能である。
【0030】さらに、上記実施例において模様140は
Y軸に平行な1本の区切り線ABで区切られていたが、
Y軸に平行な複数の直線、X軸に平行な直線、X軸に平
行な複数の直線、X軸およびY軸にそれぞれ平行な複数
の直線、X軸,Y軸に対して傾きを有する少なくとも1
本の直線の他、曲線によっても区切ることができる。
【0031】また、上記実施例において模様は、2個の
区切り領域が互に重ならないように区切られていたが、
複数の区切り領域の一部が重なるように区切ってもよい
【0032】さらにまた、模様を、ちょうど閉領域同士
の間で区切る場合には、オペレータが各閉領域がいずれ
の区切り領域に属するかを指示することにより区切りを
設定するようにしてもよい。
【0033】さらに、上記実施例においては模様140
をブロックに分割するとともに針落ち位置データまで作
成されるようになっていたが、ブロックデータの作成に
留め、刺繍時に針落ち位置データを作成するようにして
もよい。この場合にはブロックデータが刺繍データであ
ることとなる。
【0034】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例である刺繍データ作成方
法が実施される刺繍データ作成装置を備えた刺繍ミシン
の制御装置の主体を成すコンピュータのROMに格納さ
れた区切り領域設定ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図2】  上記刺繍ミシンを上記刺繍データ作成装置
と共に示す斜視図である。
【図3】  上記制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】  上記コンピュータのRAMの構成を示す概
念図である。
【図5】  上記コンピュータのROMに格納された針
落ち位置データ作成ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】  上記刺繍データ作成装置により刺繍データ
が作成される模様を分割して成る四角形のブロックを示
す図である。
【図7】  図6に示すブロックについて形成される縫
目を示す図である。
【図8】  上記刺繍データ作成装置により刺繍データ
が作成される模様を分割して成る三角形のブロックを示
す図である。
【図9】  図8に示すブロックについて形成される縫
目を示す図である。
【図10】  上記刺繍データ作成装置により刺繍デー
タが作成される模様を示す図である。
【図11】  図10に示す模様が2つに区切られた状
態を示す図である。
【図12】  図10に示す模様が刺繍される上着を模
様と共に示す図である。
【符号の説明】
70  制御装置 114  模様データエリア 116  ブロック化条件データエリア118  区切
りデータエリア 120  ブロックデータエリア 122  針落ち位置データエリア 140  模様

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  模様の輪郭を表す1つ以上の輪郭デー
    タを記憶手段に記憶させ、その模様全体について分類基
    準を設定し、その分類基準により分類される複数の類の
    各々に属する部分について別個に刺繍を施すための刺繍
    データを自動的に作成することを特徴とする刺繍データ
    作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6256551B1 (en) 1997-08-27 2001-07-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data production upon partitioning a large-size embroidery pattern into several regions
CN109457399A (zh) * 2018-12-07 2019-03-12 杰克缝纫机股份有限公司 辑明线自动缝制方法、系统、装置、终端及介质

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