JPH0390A - 刺繍ミシンの下縫データ作成装置 - Google Patents
刺繍ミシンの下縫データ作成装置Info
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- JPH0390A JPH0390A JP13407789A JP13407789A JPH0390A JP H0390 A JPH0390 A JP H0390A JP 13407789 A JP13407789 A JP 13407789A JP 13407789 A JP13407789 A JP 13407789A JP H0390 A JPH0390 A JP H0390A
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- embroidery
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- basting
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 6
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Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は刺繍ミシン、のデータ作成装置に関するもので
あり、特に、下縫データの作成に関するものである。
あり、特に、下縫データの作成に関するものである。
従来の技術
刺繍の一態様として、模様を縫目で埋める態様がある。
このような刺繍を行う場合、立体感を出したり、刺繍の
進行に伴う被刺繍材の縮みを防止するために下縫を行う
ことがあり、下縫は刺繍進行方向と交差する方向に、模
様の輪郭からはみ出ないように行われる。下縫進行方向
と刺繍進行方向とを交差させれば、下縫により形成され
た縫目が刺繍縫目の間から表に出て来ることがなく、ま
た、被刺繍材を補強し、刺繍時の被刺繍材の縮みが有効
に防止されるからである。このような下縫は針落ち位置
データを作成し、そのデータに基づいて刺繍ミシンを作
動させることにより自動的に行うことができる。そのた
め従来は、コンピュータを主体とし、入力手段を有する
データ作成装置を使用し、オペレータが1針毎の針落ち
位置を1つずつ指示するか、あるいは一方向に延びる下
縫の両端位置およびそれら両端間に通常複数個形成され
る縫目の長さを指示することにより針落ち位置データが
作成されるようになっていた。
進行に伴う被刺繍材の縮みを防止するために下縫を行う
ことがあり、下縫は刺繍進行方向と交差する方向に、模
様の輪郭からはみ出ないように行われる。下縫進行方向
と刺繍進行方向とを交差させれば、下縫により形成され
た縫目が刺繍縫目の間から表に出て来ることがなく、ま
た、被刺繍材を補強し、刺繍時の被刺繍材の縮みが有効
に防止されるからである。このような下縫は針落ち位置
データを作成し、そのデータに基づいて刺繍ミシンを作
動させることにより自動的に行うことができる。そのた
め従来は、コンピュータを主体とし、入力手段を有する
データ作成装置を使用し、オペレータが1針毎の針落ち
位置を1つずつ指示するか、あるいは一方向に延びる下
縫の両端位置およびそれら両端間に通常複数個形成され
る縫目の長さを指示することにより針落ち位置データが
作成されるようになっていた。
発明が解決しようとする課題
しかし、この針落ち位置データの作成は面倒であり、特
に、オペレータが針落ち位置を1針毎に指示することは
非常に面倒であって、刺繍を施す模様の面積が大きい場
合には多大な時間を要する。
に、オペレータが針落ち位置を1針毎に指示することは
非常に面倒であって、刺繍を施す模様の面積が大きい場
合には多大な時間を要する。
また、指示された針落ち等を全部記憶することが必要で
あり、データ作成装置の記憶手段を容量の大きいものと
しなければならず、コストが高くなる。
あり、データ作成装置の記憶手段を容量の大きいものと
しなければならず、コストが高くなる。
本発明は、下縫用の針落ち位置データを自動的に作成す
ることができ、記憶手段の容量が小さくて済む装置を提
供することを課題として為されたものである。
ることができ、記憶手段の容量が小さくて済む装置を提
供することを課題として為されたものである。
課題を解決するための手段
本発明に係るデータ作成装置は、上記の課題を解決する
ために、第1図に示すように、(a)刺繍ミシンの縫目
で埋められるべき模様の輪郭線を規定する刺繍模様デー
タに基づいて、その輪郭線の内側に下縫用輪郭線を設定
するだめのデータを作成する下縫用輪郭線データ作成手
段と、(b)下縫用輪郭線により画定されるブロックの
中央を通り、下縫進行方向に延びる中心線のデータを作
成する中心線データ作成手段と、(e)中心線に対して
予め定められた角度で交差し、下縫用輪郭線上の一点か
ら別の点に至る下縫経路のデータを作成する下縫経路デ
ータ作成手段とを含むことを特徴とする。
ために、第1図に示すように、(a)刺繍ミシンの縫目
で埋められるべき模様の輪郭線を規定する刺繍模様デー
タに基づいて、その輪郭線の内側に下縫用輪郭線を設定
するだめのデータを作成する下縫用輪郭線データ作成手
段と、(b)下縫用輪郭線により画定されるブロックの
中央を通り、下縫進行方向に延びる中心線のデータを作
成する中心線データ作成手段と、(e)中心線に対して
予め定められた角度で交差し、下縫用輪郭線上の一点か
ら別の点に至る下縫経路のデータを作成する下縫経路デ
ータ作成手段とを含むことを特徴とする。
なお、中心線との交差角度は小さくすることが望ましく
、例えば、45度が適当である。
、例えば、45度が適当である。
作用および効果
以上のように構成されたデータ作成装置においては、下
縫用輪郭線データおよび中心線データが刺繍模様データ
に基づいて自動的に作成されるとともに、それらデータ
に基づいて下縫経路のデータが自動的に作成される。下
縫用輪郭線は模様の内側に設定され、下縫用の縫目はそ
の輪郭線内において形成されるため刺繍模様からはみ出
ることはなく、また、下縫用の縫目の中心線に対する交
差角度を適宜に設定すれば、刺繍により形成される縫目
と交差する方向に下縫の縫目を形成することができるの
であり、本発明のデータ作成装置によれば、刺繍縫目と
交差し、刺繍模様の輪郭からはみ出すことのない縫目で
下縫を行うための下縫経路データを自動的に作成するこ
とができ、データ作成能率を大幅に向させることができ
る。
縫用輪郭線データおよび中心線データが刺繍模様データ
に基づいて自動的に作成されるとともに、それらデータ
に基づいて下縫経路のデータが自動的に作成される。下
縫用輪郭線は模様の内側に設定され、下縫用の縫目はそ
の輪郭線内において形成されるため刺繍模様からはみ出
ることはなく、また、下縫用の縫目の中心線に対する交
差角度を適宜に設定すれば、刺繍により形成される縫目
と交差する方向に下縫の縫目を形成することができるの
であり、本発明のデータ作成装置によれば、刺繍縫目と
交差し、刺繍模様の輪郭からはみ出すことのない縫目で
下縫を行うための下縫経路データを自動的に作成するこ
とができ、データ作成能率を大幅に向させることができ
る。
また、この下縫経路データと縫目長さを指示するデータ
とから針落ち位置データを自動的に作成することができ
、針落ち位置データの作成には下縫用輪郭線と、中心線
データと、中心線に対する交差角度があればよく、従来
のように下縫用の針落ち位置の全部を指示するデータが
必要な場合に比較してデータ作成装置の記憶容量を小さ
くし、コストを低減させることができる。
とから針落ち位置データを自動的に作成することができ
、針落ち位置データの作成には下縫用輪郭線と、中心線
データと、中心線に対する交差角度があればよく、従来
のように下縫用の針落ち位置の全部を指示するデータが
必要な場合に比較してデータ作成装置の記憶容量を小さ
くし、コストを低減させることができる。
実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第2図において10はミシンテーブルであり、このミシ
ンテーブル10上にはベツド12およびミシン機枠14
が設けられている。ミシン機枠14は、ベツド12から
立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部16の上端から
片持ち状にかつベツド12にほぼ平行に延びる上方アー
ム18とから成る。このミシン機枠14には、針棒22
が針棒台(図示省略)により上下方向に移動可能に取り
付けられ、その下端部に縫針24が固定されている。
ンテーブル10上にはベツド12およびミシン機枠14
が設けられている。ミシン機枠14は、ベツド12から
立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部16の上端から
片持ち状にかつベツド12にほぼ平行に延びる上方アー
ム18とから成る。このミシン機枠14には、針棒22
が針棒台(図示省略)により上下方向に移動可能に取り
付けられ、その下端部に縫針24が固定されている。
針棒22は針棒抱き等を介してミシンモータ26(第3
図参照)に接続されており、ミシンモータ26の駆動に
よって針棒22および縫針24が上下往復運動させられ
る。ベツド12の上面には開口が形成されている。この
開口が針板30によって塞がれており、針板30には針
孔38が形成されている。
図参照)に接続されており、ミシンモータ26の駆動に
よって針棒22および縫針24が上下往復運動させられ
る。ベツド12の上面には開口が形成されている。この
開口が針板30によって塞がれており、針板30には針
孔38が形成されている。
また、ミシンテーブル10.ベツド12上には、刺繍枠
42がミシンの左右方向であるX軸方向と、前後方向で
あるY軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺繍
枠42は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌めら
れる内枠46とを有し、それら枠44.46により加工
布を保持する。外枠44にはX軸方向においてミシン機
枠16から離れる向きに延び出すスライド部48が形成
され、ミシンテーブル10上にY軸方向に設けられた一
対のガイドパイプ50に摺動可能に嵌合されている。こ
れらガイドパイプ50の両端部は支持台52.54によ
って支持されている。一方の支持台52は、送りねじ5
6.X軸道リモータ58によってX軸方向に移動させら
れるようになっており、他方の支持台54はミシンテー
ブル10の上面から離間させられている。これらスライ
ド部48゜支持台52.54には一対の無端のワイヤ6
0が係合させられており、ワイヤ60が回転伝達軸62
、送りモータ64によって移動させられることによりス
ライド部48がY軸方向に移動させられる。刺繍枠42
は、支持台52のX軸方向の移動とスライド部48のY
軸方向の移動とによって水平面内の任意の位置に移動さ
せられのであり、この移動と縫針24の上下動とによっ
て加工布に刺繍が施される。
42がミシンの左右方向であるX軸方向と、前後方向で
あるY軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺繍
枠42は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌めら
れる内枠46とを有し、それら枠44.46により加工
布を保持する。外枠44にはX軸方向においてミシン機
枠16から離れる向きに延び出すスライド部48が形成
され、ミシンテーブル10上にY軸方向に設けられた一
対のガイドパイプ50に摺動可能に嵌合されている。こ
れらガイドパイプ50の両端部は支持台52.54によ
って支持されている。一方の支持台52は、送りねじ5
6.X軸道リモータ58によってX軸方向に移動させら
れるようになっており、他方の支持台54はミシンテー
ブル10の上面から離間させられている。これらスライ
ド部48゜支持台52.54には一対の無端のワイヤ6
0が係合させられており、ワイヤ60が回転伝達軸62
、送りモータ64によって移動させられることによりス
ライド部48がY軸方向に移動させられる。刺繍枠42
は、支持台52のX軸方向の移動とスライド部48のY
軸方向の移動とによって水平面内の任意の位置に移動さ
せられのであり、この移動と縫針24の上下動とによっ
て加工布に刺繍が施される。
本ミシンは、制御装置70によって制御される。
制御装置70は、第3図に示すように、CPU72、R
OM74.RAM76およびバス78等を含ムコンピユ
ータを主体とするものである。バス78には入力インタ
フェース80が接続され、入力インタフェース80には
キーボード82.外部記憶装置84が接続されている。
OM74.RAM76およびバス78等を含ムコンピユ
ータを主体とするものである。バス78には入力インタ
フェース80が接続され、入力インタフェース80には
キーボード82.外部記憶装置84が接続されている。
キーボード82は、加工布に施す刺繍の模様、模様の形
成間隔や縫目密度等を入力するものであり、アルファベ
ット、数字、記号、カナ等刺繍模様を指示するキーを始
めとし、データの人力に必要な種々のキーが設けられて
いる。また、外部記憶装置84には刺繍を施す模様に関
するデータが記憶されている。
成間隔や縫目密度等を入力するものであり、アルファベ
ット、数字、記号、カナ等刺繍模様を指示するキーを始
めとし、データの人力に必要な種々のキーが設けられて
いる。また、外部記憶装置84には刺繍を施す模様に関
するデータが記憶されている。
本実施例において模様は、曲線が直線に近似されるとと
もに、第6図talに示す模様86のように三角形およ
び四角形によって複数に分割され、それら分割されて成
るブロック毎に模様データが作成されている。模様デー
タは、頂点の座標データと、刺繍進行方向指定データと
を含む。刺繍は、三角形あるいは四角形を画定する複数
の輪郭線素のうちの2本を交互につなぎ、輪郭線素内を
縫目で埋めることにより行われ、刺繍進行方向とは模様
が刺繍縫目によって埋められて行く方向であり、各頂点
に番号を付して指定される。第7図に示す四角形88の
場合には、4個の頂点にそれぞれ番号が付されている。
もに、第6図talに示す模様86のように三角形およ
び四角形によって複数に分割され、それら分割されて成
るブロック毎に模様データが作成されている。模様デー
タは、頂点の座標データと、刺繍進行方向指定データと
を含む。刺繍は、三角形あるいは四角形を画定する複数
の輪郭線素のうちの2本を交互につなぎ、輪郭線素内を
縫目で埋めることにより行われ、刺繍進行方向とは模様
が刺繍縫目によって埋められて行く方向であり、各頂点
に番号を付して指定される。第7図に示す四角形88の
場合には、4個の頂点にそれぞれ番号が付されている。
1番が始点であり、4番が終点であって、3番に至るま
で1番、3番が付された輪郭線素と2番24番が付され
た輪郭線素とが交互につながれ、矢印で示す方向に刺繍
が進行し、縫目が形成される。また、第8図に示すよう
に三角形89の場合には、3個の頂点のうちのいずれか
1個に刺繍縫目形成り様に応じて2個番号が付される。
で1番、3番が付された輪郭線素と2番24番が付され
た輪郭線素とが交互につながれ、矢印で示す方向に刺繍
が進行し、縫目が形成される。また、第8図に示すよう
に三角形89の場合には、3個の頂点のうちのいずれか
1個に刺繍縫目形成り様に応じて2個番号が付される。
模様86のように複数の三角形および四角形から成る模
様の場合、一つのブロックについで刺繍が終了すれば隣
接するブロックに移行して刺繍が行われる。模様86の
場合、刺繍は四角形92から始まり、四角形94.三角
形96.四角形97に移行し、四角形98で終わるので
あり、一つのブロックの刺繍進行方向はそのブロックの
刺繍が次に刺繍が行われるブロック側において終了する
ように設定される。第6図(alにおいて丸付きの数字
は刺繍進行方向を指定する番号であり、矢印で示す方向
に刺繍が進行する。これら模様データは刺繍順に記憶さ
れており、最後の模様データの次には模様の終わりを指
示するエンドデータが格納されている。
様の場合、一つのブロックについで刺繍が終了すれば隣
接するブロックに移行して刺繍が行われる。模様86の
場合、刺繍は四角形92から始まり、四角形94.三角
形96.四角形97に移行し、四角形98で終わるので
あり、一つのブロックの刺繍進行方向はそのブロックの
刺繍が次に刺繍が行われるブロック側において終了する
ように設定される。第6図(alにおいて丸付きの数字
は刺繍進行方向を指定する番号であり、矢印で示す方向
に刺繍が進行する。これら模様データは刺繍順に記憶さ
れており、最後の模様データの次には模様の終わりを指
示するエンドデータが格納されている。
バス78にはまた出力インタフェース100が接続され
、出力インタフェース100にはモータ駆動回路104
,106.108および表示駆動回路110を介してミ
シンモータ26.X軸送りモータ58.Y輸送リモータ
64および表示装置112が接続されている。表示装置
112は刺繍が施される模様を模様データに基づいて画
面に表示するものである。また、RAM76には第4図
に示すように、模様データメモリ、中心位置メモリ、縮
小ブロックデータメモリ、中心線データメモリ、下縫用
輪郭線データメモリ、下縫経路データメモリ、針落ち位
置データメモリ、カウンタ等がワーキングエリアと共に
設けられている。カウンタは、1つの模様について作成
された模様データの数Nをカウントするものである。さ
らに、ROM74には第5図にフローチャートで示す下
縫データ作成用のプログラムが記憶されている。以下、
第6図(a)の模様86の下縫データを作成する場合に
ついて説明する。
、出力インタフェース100にはモータ駆動回路104
,106.108および表示駆動回路110を介してミ
シンモータ26.X軸送りモータ58.Y輸送リモータ
64および表示装置112が接続されている。表示装置
112は刺繍が施される模様を模様データに基づいて画
面に表示するものである。また、RAM76には第4図
に示すように、模様データメモリ、中心位置メモリ、縮
小ブロックデータメモリ、中心線データメモリ、下縫用
輪郭線データメモリ、下縫経路データメモリ、針落ち位
置データメモリ、カウンタ等がワーキングエリアと共に
設けられている。カウンタは、1つの模様について作成
された模様データの数Nをカウントするものである。さ
らに、ROM74には第5図にフローチャートで示す下
縫データ作成用のプログラムが記憶されている。以下、
第6図(a)の模様86の下縫データを作成する場合に
ついて説明する。
キーボード82により刺繍が施される模様86を指定す
るデータが入力されれば、その模様を表す全部の模様デ
ータが外部記憶装置84から読み込まれ、模様データメ
モリに格納される。そして、下縫データの作成が指示さ
れれば、まず、ステップSt(以下、Slと略称する。
るデータが入力されれば、その模様を表す全部の模様デ
ータが外部記憶装置84から読み込まれ、模様データメ
モリに格納される。そして、下縫データの作成が指示さ
れれば、まず、ステップSt(以下、Slと略称する。
他のステップについても同じ、)において、カウンタの
カウント値Cがl増加させられる。このカウント値Cは
メインプログラムの初期設定においてクリアされており
、Slが1回目に実行されるときカウント値CG:!
1となる。このカウント値Cは模様データメモリから読
み出すべき模様データを指定するものであり、S2にお
いては1番目の模様である四角形92を規定する模様デ
ータが読み出される。S3においては読み出されたデー
タがエンドデータであるか否かの判定が行われるがNO
となり、S4において模様データが表す形が三角形であ
るか否かの判定が行われる。この判定はNoであり、S
5において四角形92の中心0.が算出される。
カウント値Cがl増加させられる。このカウント値Cは
メインプログラムの初期設定においてクリアされており
、Slが1回目に実行されるときカウント値CG:!
1となる。このカウント値Cは模様データメモリから読
み出すべき模様データを指定するものであり、S2にお
いては1番目の模様である四角形92を規定する模様デ
ータが読み出される。S3においては読み出されたデー
タがエンドデータであるか否かの判定が行われるがNO
となり、S4において模様データが表す形が三角形であ
るか否かの判定が行われる。この判定はNoであり、S
5において四角形92の中心0.が算出される。
四角形の場合、対角線の交点が中心とされ、4個の頂点
の座標データに基づいて算出されて中心位置メモリに格
納される(第6図fb)参照)。次いでS7において、
四角形92を縮小した縮小ブロックを規定する縮小ブロ
ックデータが作成される。
の座標データに基づいて算出されて中心位置メモリに格
納される(第6図fb)参照)。次いでS7において、
四角形92を縮小した縮小ブロックを規定する縮小ブロ
ックデータが作成される。
このデータの作成は、第6図(C)に示すように、中心
01と四角形92の4個の頂点とをつなぐ4本の直線を
それぞれ同じ比率で中心01側に縮小することにより行
われる。四角形92は縮小された4本の直線の中心O1
とは反対側の端点を頂点とする四角形状の縮小ブロック
120に縮小されるのであり、これら頂点の座標は四角
形92の頂点と対応して縮小ブロックデータメモリに格
納される。四角形92は中心O8を中心として縮小され
るのであり、縮小ブロック120は四角形92の内側に
位置することとなる。なお、縮小率は予め設定されてお
り、下縫データの作成時にRAM76に読み込まれてい
る。
01と四角形92の4個の頂点とをつなぐ4本の直線を
それぞれ同じ比率で中心01側に縮小することにより行
われる。四角形92は縮小された4本の直線の中心O1
とは反対側の端点を頂点とする四角形状の縮小ブロック
120に縮小されるのであり、これら頂点の座標は四角
形92の頂点と対応して縮小ブロックデータメモリに格
納される。四角形92は中心O8を中心として縮小され
るのであり、縮小ブロック120は四角形92の内側に
位置することとなる。なお、縮小率は予め設定されてお
り、下縫データの作成時にRAM76に読み込まれてい
る。
縮小ブロックデータの作成後、プログラムの実行は31
に戻り、カウンタのカウント値Cが1増加させられ、2
番目の模様データ、すなわち四角形94を規定するデー
タが読み出されて四角形92と同様にして中心0□、縮
小ブロック124を規定する縮小ブロックデータが作成
され、それぞれ縮小ブロックデータメモリに格納される
。3番目の模様データは三角形96を規定するためS4
がYESとなり、S6において重心が求められ、中心0
.とされる、三角形の場合にも四角形と同様にして縮小
ブロック124が作成され、メモリに格納される。さら
に、四角形97.98についてもそれぞれ中心Oa、O
sが算出され、縮小ブロック126.128を規定する
データが作成されてメモリに格納される。四角形98に
ついて縮小ブロックデータが作成されたならば次に読み
出されるのはエンドデータであり、S3の判定がYES
となり、S8においてカウンタがクリアされた後、89
以下において下縫データの作成が行われる。
に戻り、カウンタのカウント値Cが1増加させられ、2
番目の模様データ、すなわち四角形94を規定するデー
タが読み出されて四角形92と同様にして中心0□、縮
小ブロック124を規定する縮小ブロックデータが作成
され、それぞれ縮小ブロックデータメモリに格納される
。3番目の模様データは三角形96を規定するためS4
がYESとなり、S6において重心が求められ、中心0
.とされる、三角形の場合にも四角形と同様にして縮小
ブロック124が作成され、メモリに格納される。さら
に、四角形97.98についてもそれぞれ中心Oa、O
sが算出され、縮小ブロック126.128を規定する
データが作成されてメモリに格納される。四角形98に
ついて縮小ブロックデータが作成されたならば次に読み
出されるのはエンドデータであり、S3の判定がYES
となり、S8においてカウンタがクリアされた後、89
以下において下縫データの作成が行われる。
S9においては、第6図(d)に示すように、5個の縮
小ブロック120〜128の隣接する縮小ブロック間に
それぞれ中間ブロックが設定され、そのブロックを規定
するデータが作成される。中間ブロックは、隣接する2
個の縮小ブロックの各頂点のうち、隣接する縮小ブロッ
ク側に位置する2個ずつの点、すなわち刺繍進行方向の
1番、2番が付された頂点に対応する点と、3番、4番
が付された頂点に対応する点とを頂点とする四角形状を
成し、これら4個の頂点の座標が中間ブロックデータメ
モリに格納される。模様86については4個の中間ブロ
ック130,132,134.136が設定される。
小ブロック120〜128の隣接する縮小ブロック間に
それぞれ中間ブロックが設定され、そのブロックを規定
するデータが作成される。中間ブロックは、隣接する2
個の縮小ブロックの各頂点のうち、隣接する縮小ブロッ
ク側に位置する2個ずつの点、すなわち刺繍進行方向の
1番、2番が付された頂点に対応する点と、3番、4番
が付された頂点に対応する点とを頂点とする四角形状を
成し、これら4個の頂点の座標が中間ブロックデータメ
モリに格納される。模様86については4個の中間ブロ
ック130,132,134.136が設定される。
次いでSIOにおいて中間ブロック130〜136の中
心がそれぞれ求められる。第6図(e)に示すように対
角線の交点が中心とされ、4個の中心Oh 、Of 、
Os 、Ofが求められて前記中心位置メモリに格納さ
れるのである。続いてSllにおいて、第6図1f)に
示すように、刺繍進行方向において両端の四角形92.
98についてそれぞれ設定された縮小ブロック120.
128の外側の輪郭線素の中点が算出される。外側の輪
郭線素とは、刺繍進行方向の最初の四角形92について
作成された縮小ブロック120の場合、刺繍進行方向指
定番号の1番、2番が付された頂点に対応する縮小頂点
により規定される輪郭線素である。また、刺繍進行方向
の最後の四角形98について作成された縮小ブロック1
28の場合、刺繍進行方向指定番号の3番、4番が付さ
れた頂点に対応する縮小頂点により規定される輪郭線素
である。最後の縮小ブロックが三角形のときには、刺繍
進行方向指定番号の3番、4番が同じ頂点に付されてい
る場合には、3番、4番と2番とがそれぞれ付された頂
点に対応する縮小頂点により規定される輪郭線素、1番
、3番が同じ頂点に付されている場合には、1番、3番
と4番とがそれぞれ付された頂点に対応する縮小頂点に
より規定される輪郭線素である。縮小ブロック120に
ついて算出された中点をAI、縮小ブロック128につ
いて算出された中点をAzとする。これら中点は前記中
心位置メモリに格納される。
心がそれぞれ求められる。第6図(e)に示すように対
角線の交点が中心とされ、4個の中心Oh 、Of 、
Os 、Ofが求められて前記中心位置メモリに格納さ
れるのである。続いてSllにおいて、第6図1f)に
示すように、刺繍進行方向において両端の四角形92.
98についてそれぞれ設定された縮小ブロック120.
128の外側の輪郭線素の中点が算出される。外側の輪
郭線素とは、刺繍進行方向の最初の四角形92について
作成された縮小ブロック120の場合、刺繍進行方向指
定番号の1番、2番が付された頂点に対応する縮小頂点
により規定される輪郭線素である。また、刺繍進行方向
の最後の四角形98について作成された縮小ブロック1
28の場合、刺繍進行方向指定番号の3番、4番が付さ
れた頂点に対応する縮小頂点により規定される輪郭線素
である。最後の縮小ブロックが三角形のときには、刺繍
進行方向指定番号の3番、4番が同じ頂点に付されてい
る場合には、3番、4番と2番とがそれぞれ付された頂
点に対応する縮小頂点により規定される輪郭線素、1番
、3番が同じ頂点に付されている場合には、1番、3番
と4番とがそれぞれ付された頂点に対応する縮小頂点に
より規定される輪郭線素である。縮小ブロック120に
ついて算出された中点をAI、縮小ブロック128につ
いて算出された中点をAzとする。これら中点は前記中
心位置メモリに格納される。
次に312において中心線が設定される。この設定は、
縮小ブロック120〜128の各中心点0、〜0.と中
間ブロック130〜136の各中心点0.〜09と中点
At、Aオとが連続するように並べることにより行われ
る。すなわち、中点A1を始点とし、次に中点A1を有
する縮小ブロック120の中心点011次に1番目の中
間ブロック130の中心点05というように、縮小ブロ
ックの中心点と中間ブロックの中心点とが交互に、かつ
、刺繍進行方向に並んだ順に並べられるのである。した
がって、これら中心点を結んで成る中心線140は刺繍
進行方向に沿って延び、下縫は刺繍進行方向と同じ方向
に行われることとなる。
縮小ブロック120〜128の各中心点0、〜0.と中
間ブロック130〜136の各中心点0.〜09と中点
At、Aオとが連続するように並べることにより行われ
る。すなわち、中点A1を始点とし、次に中点A1を有
する縮小ブロック120の中心点011次に1番目の中
間ブロック130の中心点05というように、縮小ブロ
ックの中心点と中間ブロックの中心点とが交互に、かつ
、刺繍進行方向に並んだ順に並べられるのである。した
がって、これら中心点を結んで成る中心線140は刺繍
進行方向に沿って延び、下縫は刺繍進行方向と同じ方向
に行われることとなる。
このように中心&’1140を規定する中心点および中
点は、その規定する順に中心線データメモリに格納され
る。
点は、その規定する順に中心線データメモリに格納され
る。
さらに、S13では下縫用輪郭線142が設定される。
この設定は、縮小ブロック120−128の各頂点の座
標を次のような規則に従ってつなぐことにより行われる
。まず、中点A1を始点とし、その点を中点とする縮小
ブロック120の中点A1を有する輪郭線素の端点の一
方(第6図(f)において左側の端点)がつながれる。
標を次のような規則に従ってつなぐことにより行われる
。まず、中点A1を始点とし、その点を中点とする縮小
ブロック120の中点A1を有する輪郭線素の端点の一
方(第6図(f)において左側の端点)がつながれる。
次に、縮小ブロック120の刺繍進行方向指定番号の3
番が付された頂点に対応する頂点がつながれる。この点
は、縮小ブロック120の刺繍進行方向指定番号の1番
、3番に対応する点を両端に有する直線と、3番、4番
に対応する点を両端に有する直線と、中間ブロック13
0の1辺との交点であり、刺繍進行方向指定番号の1番
、3番に対応する点を両端に有する直線に対して時計方
向において成す角度が大きい方の直線、すなわち中間ブ
ロック130の1辺を規定する2点のうち、まだつなが
れていない方の点がつながれる。このように縮小ブロッ
クの頂点をつないでいき、刺繍が最後に施される四角形
98の縮小ブロック128のうち、四角形98の刺繍進
行方向指定番号の3番が付された頂点に対応する縮小頂
点がつながれれば、隣接するブロックがないため、中点
AI、刺繍進行方向指定番号の4番が付された頂点に対
応する縮小頂点がつながれ、その後、縮小ブロック12
0に至るまで同様にしてつなぐべき頂点の座標が求めら
れる。このようにすれば、模様86を画定する輪郭線の
内側に位置し、その輪郭線に沿った下縫用輪郭線142
が得られることとなり、この輪郭線142を規定する頂
点の座標は上記のように求めた順に下縫用輪郭線データ
メモリに格納される。
番が付された頂点に対応する頂点がつながれる。この点
は、縮小ブロック120の刺繍進行方向指定番号の1番
、3番に対応する点を両端に有する直線と、3番、4番
に対応する点を両端に有する直線と、中間ブロック13
0の1辺との交点であり、刺繍進行方向指定番号の1番
、3番に対応する点を両端に有する直線に対して時計方
向において成す角度が大きい方の直線、すなわち中間ブ
ロック130の1辺を規定する2点のうち、まだつなが
れていない方の点がつながれる。このように縮小ブロッ
クの頂点をつないでいき、刺繍が最後に施される四角形
98の縮小ブロック128のうち、四角形98の刺繍進
行方向指定番号の3番が付された頂点に対応する縮小頂
点がつながれれば、隣接するブロックがないため、中点
AI、刺繍進行方向指定番号の4番が付された頂点に対
応する縮小頂点がつながれ、その後、縮小ブロック12
0に至るまで同様にしてつなぐべき頂点の座標が求めら
れる。このようにすれば、模様86を画定する輪郭線の
内側に位置し、その輪郭線に沿った下縫用輪郭線142
が得られることとなり、この輪郭線142を規定する頂
点の座標は上記のように求めた順に下縫用輪郭線データ
メモリに格納される。
その後、S14において中心線140と下縫用の縫目と
の2種類の交差角度α、βが読み出される。これら交差
角度α、βは、下縫の縫目が刺繍の縫目と交差する大き
さに設定されており、予め設定され、下縫用データの作
成開始と共に読み出されてRAM76に格納されている
。刺繍の縫目は中心線140に対してほぼ直交して形成
されるのが普通であり、下縫用縫目の中心線との交差角
度α、βはなるべく小さくし、刺繍縫目と下縫用縫目と
が大きい角度差で交差するようにすることが望ましい、
そして、S15において下縫開始点と下縫終了点とが設
定される。下縫開始点は、模様86のうち、最初に刺繍
が施される四角形92について作成された縮小ブロック
120の輪郭線素の中点A1であり、下縫終了点は、最
後に刺繍される四角形98について作成された縮小ブロ
ック128の輪郭線素の中点A8である。
の2種類の交差角度α、βが読み出される。これら交差
角度α、βは、下縫の縫目が刺繍の縫目と交差する大き
さに設定されており、予め設定され、下縫用データの作
成開始と共に読み出されてRAM76に格納されている
。刺繍の縫目は中心線140に対してほぼ直交して形成
されるのが普通であり、下縫用縫目の中心線との交差角
度α、βはなるべく小さくし、刺繍縫目と下縫用縫目と
が大きい角度差で交差するようにすることが望ましい、
そして、S15において下縫開始点と下縫終了点とが設
定される。下縫開始点は、模様86のうち、最初に刺繍
が施される四角形92について作成された縮小ブロック
120の輪郭線素の中点A1であり、下縫終了点は、最
後に刺繍される四角形98について作成された縮小ブロ
ック128の輪郭線素の中点A8である。
S16では、以上設定した中心線データ、下縫用輪郭線
データ、交差角度α、βに基づいて下縫経路が設定され
る。この設定に当たり、まず、下縫開始点A、を通り、
中心線140に対して角度αを成す直線a、が算出され
る。この場合、中心線140とは、中点A、と中心点0
1とをつないだ部分であり、直線a1と下縫用輪郭線1
42との交点 、/が算出される。この交点 、jは、
輪郭線142を構成する複数の線分(縮小ブロックの頂
点の座標をつないで成る線分)をそれぞれ表す式と直線
a1の弐とから算出される。次に交点ai ’を通り
、中心線140に対して角度βを成す直線す、が算出さ
れる。中心線140は複数の中点がつながれて成る線で
あり、直線す、の算出は、まず、下縫開始点AIを有す
る線分A10゜について為され、線分A10.について
直Hb 1が得られなければ、次の直線orobについ
て求められる。中心線140を構成する線分の方向によ
っては、輪郭線142上の交点を通り、交差角度αある
いはβで交差する直線が得られないことがあるが、この
場合については後に説明する。
データ、交差角度α、βに基づいて下縫経路が設定され
る。この設定に当たり、まず、下縫開始点A、を通り、
中心線140に対して角度αを成す直線a、が算出され
る。この場合、中心線140とは、中点A、と中心点0
1とをつないだ部分であり、直線a1と下縫用輪郭線1
42との交点 、/が算出される。この交点 、jは、
輪郭線142を構成する複数の線分(縮小ブロックの頂
点の座標をつないで成る線分)をそれぞれ表す式と直線
a1の弐とから算出される。次に交点ai ’を通り
、中心線140に対して角度βを成す直線す、が算出さ
れる。中心線140は複数の中点がつながれて成る線で
あり、直線す、の算出は、まず、下縫開始点AIを有す
る線分A10゜について為され、線分A10.について
直Hb 1が得られなければ、次の直線orobについ
て求められる。中心線140を構成する線分の方向によ
っては、輪郭線142上の交点を通り、交差角度αある
いはβで交差する直線が得られないことがあるが、この
場合については後に説明する。
上記直線の算出は、輪郭線142上の交点を通り、中心
&51140に対して角度αあるいはβで交差する直線
がなくなるまで行われ、最後に算出された交点の次に下
縫終了点A2が付されることにより、第6図(g)に示
すような下縫用の縫目経路が得られる。この下縫用の縫
目経路は、下縫開始点AI、下縫終了点A!および中心
線140と所定角度で交差する直線と下縫用輪郭線14
2との交点により規定され、これら点の座標が算出され
た順に下縫経路データメモリに格納される。その後、S
17において下縫経路を規定する交点同士をつなぐ直線
上に所定の縫目長さで針落ち位置が設定され、順番に針
落ち位置データメモリに格納される。縫目長さはキーボ
ード82がら入力されるデータに基づいて決定されるよ
うにしてもよく、予めROM74に格納されているデー
タに基づいて決定されるようにしてもよい。
&51140に対して角度αあるいはβで交差する直線
がなくなるまで行われ、最後に算出された交点の次に下
縫終了点A2が付されることにより、第6図(g)に示
すような下縫用の縫目経路が得られる。この下縫用の縫
目経路は、下縫開始点AI、下縫終了点A!および中心
線140と所定角度で交差する直線と下縫用輪郭線14
2との交点により規定され、これら点の座標が算出され
た順に下縫経路データメモリに格納される。その後、S
17において下縫経路を規定する交点同士をつなぐ直線
上に所定の縫目長さで針落ち位置が設定され、順番に針
落ち位置データメモリに格納される。縫目長さはキーボ
ード82がら入力されるデータに基づいて決定されるよ
うにしてもよく、予めROM74に格納されているデー
タに基づいて決定されるようにしてもよい。
輪郭線142上の交点を通り、中心線140を構成する
線分に対して角度α、βで交差する線が得られない場合
には、次のように処理される。第9図18)に示す模様
143がその一例であり、この模様143の中心線14
4に対する交差角度はγ(60度)、δ(70度)とす
る。中心線144は、下縫開始位置Sと中心点clとに
より規定される部分に対して、中心点CIと次の中心点
c2とにより規定される部分が著しく傾斜しており、直
線SC1に対して角度δで交差する直線11を算出した
後、交点1tを通り、直線CIC!に対して角度γで交
差する直線を算出することができない。このような場合
には交差角度を補正することとする。この補正は、交差
角度に、直IC+Czの直線SC1に対する傾斜角度に
1を加えることにより行われ、その補正された角度に基
づいて交差する直線が算出される。第9図(b)に示す
ように、中心線144に対して交差角度T、σを取る側
(中心線144に対して刺繍進行方向において右側)と
は反対側から中心線144と角度γで交差する直線を算
出する場合には、交点12を通り、角度γと傾斜角度に
、との和の角度で直MA C+ Czと交差する直線を
求める。また、交差角度T、δを取る側から中心線14
4と角度δで交差する直線を算出する場合には、角度δ
に傾斜角度に1を加えた角度で直線C,C,と交差する
直線を求める。
線分に対して角度α、βで交差する線が得られない場合
には、次のように処理される。第9図18)に示す模様
143がその一例であり、この模様143の中心線14
4に対する交差角度はγ(60度)、δ(70度)とす
る。中心線144は、下縫開始位置Sと中心点clとに
より規定される部分に対して、中心点CIと次の中心点
c2とにより規定される部分が著しく傾斜しており、直
線SC1に対して角度δで交差する直線11を算出した
後、交点1tを通り、直線CIC!に対して角度γで交
差する直線を算出することができない。このような場合
には交差角度を補正することとする。この補正は、交差
角度に、直IC+Czの直線SC1に対する傾斜角度に
1を加えることにより行われ、その補正された角度に基
づいて交差する直線が算出される。第9図(b)に示す
ように、中心線144に対して交差角度T、σを取る側
(中心線144に対して刺繍進行方向において右側)と
は反対側から中心線144と角度γで交差する直線を算
出する場合には、交点12を通り、角度γと傾斜角度に
、との和の角度で直MA C+ Czと交差する直線を
求める。また、交差角度T、δを取る側から中心線14
4と角度δで交差する直線を算出する場合には、角度δ
に傾斜角度に1を加えた角度で直線C,C,と交差する
直線を求める。
このように補正した角度に基づいて直線CI 02と交
差する直線を求めていくうちに、予め設定した交差角度
T、σで直線C,C,と交差する直線を求めることがで
きるようになれば、T、σで交差する直線を求めるよう
にする。それにより、第9図tc>に示すように、下縫
用の縫目の進行方向が中心線の傾斜と共に曲がるととも
に、所定の交差角度で中心′4a144と交差する下縫
用縫目の縫目経路を得ることができる。
差する直線を求めていくうちに、予め設定した交差角度
T、σで直線C,C,と交差する直線を求めることがで
きるようになれば、T、σで交差する直線を求めるよう
にする。それにより、第9図tc>に示すように、下縫
用の縫目の進行方向が中心線の傾斜と共に曲がるととも
に、所定の交差角度で中心′4a144と交差する下縫
用縫目の縫目経路を得ることができる。
なお、補正が可能であるか否かは、傾斜した直線C,C
2の始点CIにおいて判定することができる。第9図(
diに示ず模様145のように、中心線144′を構成
する直線c、’Cz ’に対して角度σで交差する直
線を求める場合を例に取れば、δに傾斜角度51 ′を
加えた値が、輪郭線上の交点12 ′とC,′とをつな
ぐ直線n′が直線ClO2′と成す角度に2 ′より大
きい場合に補正が可能であると判定される。7!2′を
通って、直線c、”Cz ’と交差する直線の交差角
度はC。
2の始点CIにおいて判定することができる。第9図(
diに示ず模様145のように、中心線144′を構成
する直線c、’Cz ’に対して角度σで交差する直
線を求める場合を例に取れば、δに傾斜角度51 ′を
加えた値が、輪郭線上の交点12 ′とC,′とをつな
ぐ直線n′が直線ClO2′と成す角度に2 ′より大
きい場合に補正が可能であると判定される。7!2′を
通って、直線c、”Cz ’と交差する直線の交差角
度はC。
を通るとき最も小さく、以後、Cz’に向かうに従って
大きくなるため、ここで既に交差角度δに傾斜角度に、
′を加えた値の方が小さければ、直線c、’Cz ’
との交点を求めることができないからである。一方、角
度γで交差する直線を補正によって求めることができる
か否かは、第9図fb)に示すように、角度γに傾斜角
度に1を加えた角度が交差角度に2より小さいか否かに
よって判定することができる。この場合には、交点12
を通り、直線C,C,と交差する直線の交差角度はCを
通るとき最も大きく、以後、C2に向かうに従って小さ
くなるからである。
大きくなるため、ここで既に交差角度δに傾斜角度に、
′を加えた値の方が小さければ、直線c、’Cz ’
との交点を求めることができないからである。一方、角
度γで交差する直線を補正によって求めることができる
か否かは、第9図fb)に示すように、角度γに傾斜角
度に1を加えた角度が交差角度に2より小さいか否かに
よって判定することができる。この場合には、交点12
を通り、直線C,C,と交差する直線の交差角度はCを
通るとき最も大きく、以後、C2に向かうに従って小さ
くなるからである。
なお、中心線との交差角度の補正をしても中心線と交差
する直線を求めることができない場合には、第10図に
示す模様146のように、点C□を始点とし、交差する
直線を求めることができない中心線構成線について、始
点C3を通り、所定角度で交差する直線らと輪郭線14
8との交点C4,C5を求め、C1を終点とする中心線
構成線について最後に求められた直線と輪郭線148と
の交点Chと同じ側にある交点C4に移行させる。そし
て、以下、C1を始点とする直線について所定角度で交
差する直線と輪郭線148との交点を求めるようにする
。
する直線を求めることができない場合には、第10図に
示す模様146のように、点C□を始点とし、交差する
直線を求めることができない中心線構成線について、始
点C3を通り、所定角度で交差する直線らと輪郭線14
8との交点C4,C5を求め、C1を終点とする中心線
構成線について最後に求められた直線と輪郭線148と
の交点Chと同じ側にある交点C4に移行させる。そし
て、以下、C1を始点とする直線について所定角度で交
差する直線と輪郭線148との交点を求めるようにする
。
このように本実施例のデータ作成装置によれば、刺繍が
施される模様を規定するデータに基づいて下縫の縫目経
路が自動的に作成され、その下縫経路に基づいて針落ち
位置手が自動的に作成されるため、データ作成能率が向
上する効果が得られる。
施される模様を規定するデータに基づいて下縫の縫目経
路が自動的に作成され、その下縫経路に基づいて針落ち
位置手が自動的に作成されるため、データ作成能率が向
上する効果が得られる。
また、このように下縫が施される部分の輪郭線を定め、
その輪IB線に囲まれた空間の全部に下縫が施されるよ
うにすれば刺繍が施される部分がまんべんなく下縫され
、刺繍が均一に、加工布の縮みが生ずることなく行われ
る効果が得られる。
その輪IB線に囲まれた空間の全部に下縫が施されるよ
うにすれば刺繍が施される部分がまんべんなく下縫され
、刺繍が均一に、加工布の縮みが生ずることなく行われ
る効果が得られる。
さらに、下縫用輪郭線142は模様86の輪郭をほぼ縮
小した形状を画定するものとされ、下縫用の縫目の方向
を設定するための中心線140は、縮小ブロック、中間
ブロックの各中心点をつないで設定されているため、輪
郭線142により囲まれた空間の中央を輪郭線142に
沿って延びることとなり、下縫が模様86が延びる方向
に進行し、下縫用の縫目が常に中心線140との交差角
度により決まる方向で刺繍縫目と交差し、刺繍縫目と平
行になったりすることがない効果が得られる。
小した形状を画定するものとされ、下縫用の縫目の方向
を設定するための中心線140は、縮小ブロック、中間
ブロックの各中心点をつないで設定されているため、輪
郭線142により囲まれた空間の中央を輪郭線142に
沿って延びることとなり、下縫が模様86が延びる方向
に進行し、下縫用の縫目が常に中心線140との交差角
度により決まる方向で刺繍縫目と交差し、刺繍縫目と平
行になったりすることがない効果が得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ROM74の84〜S7.S13を記憶する領域および
CPU72のそれらステップを実行する部分が下縫用輪
郭線データ作成手段を構成し、ROM74の89〜S1
2を記憶する領域およびCPU72のそれらステップを
実行する部分が中心線データ設定手段を構成し、ROM
74のS14〜S16を記憶する領域およびCPU72
のそれらステップを実行する部分が下縫経路データ作成
手段を構成しているのである。
ROM74の84〜S7.S13を記憶する領域および
CPU72のそれらステップを実行する部分が下縫用輪
郭線データ作成手段を構成し、ROM74の89〜S1
2を記憶する領域およびCPU72のそれらステップを
実行する部分が中心線データ設定手段を構成し、ROM
74のS14〜S16を記憶する領域およびCPU72
のそれらステップを実行する部分が下縫経路データ作成
手段を構成しているのである。
本発明の別の実施例を第11図、第12図に示す。本実
施例は下縫用輪郭線および中心線の設定が前記実施例と
異なっており、第12図(a)に示す模様150の下縫
データを作成する場合を例に取って説明する。この模様
150はL字形を成し、3個の四角形152,154.
156に分割されている。丸付きの数字は刺繍進行方向
指定番号であり、矢印の方向に刺繍が行われる。この模
様150の下縫データは、第11図に示すプログラムに
従って作成される。このプログラムの5101〜510
8は前記S1〜S8と同じであり、四角形152,15
4.156についてそれぞれ中心011.01□、Ol
:lが算出され、縮小ブロック158.160.162
が設定される(第12図(b)参照)。
施例は下縫用輪郭線および中心線の設定が前記実施例と
異なっており、第12図(a)に示す模様150の下縫
データを作成する場合を例に取って説明する。この模様
150はL字形を成し、3個の四角形152,154.
156に分割されている。丸付きの数字は刺繍進行方向
指定番号であり、矢印の方向に刺繍が行われる。この模
様150の下縫データは、第11図に示すプログラムに
従って作成される。このプログラムの5101〜510
8は前記S1〜S8と同じであり、四角形152,15
4.156についてそれぞれ中心011.01□、Ol
:lが算出され、縮小ブロック158.160.162
が設定される(第12図(b)参照)。
縮小ブロックの設定後、5IQ9において隣接する四角
形の境界線164..166が求められるとともに、そ
の中心点Or a + O+ sが求められる(第12
図(C)参照)。境界線とは隣接する四角形が共有する
線分であり、中心点0.、.0.5の設定後、5110
において境界線164,166が縮小ブロックを設定す
る際の縮小率と同じ縮小率で中点0、、.0.、を中心
として縮小される。この縮小により得られた直線の端点
を、第12図fdlに示すようにa、b、c、dとする
。次に5illにおいて下縫用輪郭線168が設定され
る。下縫用輪郭線168は縮小ブロック158,160
,162の各頂点と、境界線164,166の縮小端点
とをつないで設定される。まず、最初に刺繍が行われる
四角形152の縮小ブロック158のうち、刺繍進行方
向指定番号の1番が付された頂点に対応する縮小頂点を
始点とし、次に2番、4番が付された頂点に対応する縮
小頂点がつながれる。4番に対応する縮小頂点がつなが
れたならば、隣接する四角形154との境界線164の
縮小端点のうち近い方の端点すがつながれ、続いて四角
形154の刺繍進行方向指定番号の2番、4番が付され
た頂点に対応する縮小頂点がつながれる。各縮小ブロッ
ク毎に、刺繍進行方向指定番号の2番。
形の境界線164..166が求められるとともに、そ
の中心点Or a + O+ sが求められる(第12
図(C)参照)。境界線とは隣接する四角形が共有する
線分であり、中心点0.、.0.5の設定後、5110
において境界線164,166が縮小ブロックを設定す
る際の縮小率と同じ縮小率で中点0、、.0.、を中心
として縮小される。この縮小により得られた直線の端点
を、第12図fdlに示すようにa、b、c、dとする
。次に5illにおいて下縫用輪郭線168が設定され
る。下縫用輪郭線168は縮小ブロック158,160
,162の各頂点と、境界線164,166の縮小端点
とをつないで設定される。まず、最初に刺繍が行われる
四角形152の縮小ブロック158のうち、刺繍進行方
向指定番号の1番が付された頂点に対応する縮小頂点を
始点とし、次に2番、4番が付された頂点に対応する縮
小頂点がつながれる。4番に対応する縮小頂点がつなが
れたならば、隣接する四角形154との境界線164の
縮小端点のうち近い方の端点すがつながれ、続いて四角
形154の刺繍進行方向指定番号の2番、4番が付され
た頂点に対応する縮小頂点がつながれる。各縮小ブロッ
ク毎に、刺繍進行方向指定番号の2番。
4番が付された縮小頂点がつながれるとともに、隣接す
るブロック間においては境界線の縮小端点がつながれる
のであり、最後の四角形156の4番に対応する縮小頂
点をつないだ後は、その縮小ブロックの3番に対応する
縮小頂点がつながれ、以下、縮小ブロック毎に3番、1
番の順でつながれるとともに、隣接する縮小ブロック間
においては境界線の縮小端点がつながれる。それにより
第12図(81に示すように、模様150を画定する輪
郭線の内側に位置し、その輪郭線に沿った下縫用輪郭線
168が得られることとなり、この輪郭線168を規定
する点の座標は順に下縫用輪郭線データメモリに格納さ
れる。模様150を構成する四角形152.154は両
者の境界において境界線に平行な寸法が著しく異なるた
め、縮小ブロック158.160の頂点同士を直線つな
げば、第12図(elに二点鎖線で示すように模様15
0を画定する輪’XI線からはみ出すこととなる。しか
し、ここでは隣接する縮小ブロック間の境界線を縮小し
、その縮小端点を通るように下縫用輪郭線が設定される
ため、下縫用輪郭線168は必ず模様150の輪郭線内
に設定されることとなる。縮小端点は縮小ブロックの元
である模様構成ブロックの輪郭線素上の点であり、その
ような点と、模様構成ブロックの内側に位置する縮小ブ
ロックの頂点とをつなぐ直線は必ず模様構成ブロックの
内側に位置することとなるからである。
るブロック間においては境界線の縮小端点がつながれる
のであり、最後の四角形156の4番に対応する縮小頂
点をつないだ後は、その縮小ブロックの3番に対応する
縮小頂点がつながれ、以下、縮小ブロック毎に3番、1
番の順でつながれるとともに、隣接する縮小ブロック間
においては境界線の縮小端点がつながれる。それにより
第12図(81に示すように、模様150を画定する輪
郭線の内側に位置し、その輪郭線に沿った下縫用輪郭線
168が得られることとなり、この輪郭線168を規定
する点の座標は順に下縫用輪郭線データメモリに格納さ
れる。模様150を構成する四角形152.154は両
者の境界において境界線に平行な寸法が著しく異なるた
め、縮小ブロック158.160の頂点同士を直線つな
げば、第12図(elに二点鎖線で示すように模様15
0を画定する輪’XI線からはみ出すこととなる。しか
し、ここでは隣接する縮小ブロック間の境界線を縮小し
、その縮小端点を通るように下縫用輪郭線が設定される
ため、下縫用輪郭線168は必ず模様150の輪郭線内
に設定されることとなる。縮小端点は縮小ブロックの元
である模様構成ブロックの輪郭線素上の点であり、その
ような点と、模様構成ブロックの内側に位置する縮小ブ
ロックの頂点とをつなぐ直線は必ず模様構成ブロックの
内側に位置することとなるからである。
次いで、5112において、前記Sllにおけると同様
に両端の縮小ブロック152,156の外側の輪郭線素
の中点AIl+ AI□が算出された後、5113に
おいて中心線170が設定される。中心線170は、中
点A11を始点とし、縮小ブロックの中心点と境界線の
中心点とが交互に、がっ、刺繍が施される順につながれ
ることにより設定され、それら中点、中心点の座標がつ
ながれる順に中心線データメモリに格納される。以下、
5114〜5116が前記S14〜316と同様に行ゎ
れ、第12図(g)に示す下縫経路を規定するデータが
作成され、下縫経路データメモリに格納される。
に両端の縮小ブロック152,156の外側の輪郭線素
の中点AIl+ AI□が算出された後、5113に
おいて中心線170が設定される。中心線170は、中
点A11を始点とし、縮小ブロックの中心点と境界線の
中心点とが交互に、がっ、刺繍が施される順につながれ
ることにより設定され、それら中点、中心点の座標がつ
ながれる順に中心線データメモリに格納される。以下、
5114〜5116が前記S14〜316と同様に行ゎ
れ、第12図(g)に示す下縫経路を規定するデータが
作成され、下縫経路データメモリに格納される。
その後、5117が前記S17と同様に実行され、作成
された針落ち位置データが針落ち位置データメモリに格
納される。
された針落ち位置データが針落ち位置データメモリに格
納される。
本実施例においては、模様150を構成する四角形15
2と154との境界において境界線方向の寸法が著しく
異なるが、下縫用輪郭線168は必ず模様150の輪郭
線の内側に位置するように設定されているため、下縫用
の縫目が模様150からはみ出すことはなく、きれいな
下縫を行うことができる。
2と154との境界において境界線方向の寸法が著しく
異なるが、下縫用輪郭線168は必ず模様150の輪郭
線の内側に位置するように設定されているため、下縫用
の縫目が模様150からはみ出すことはなく、きれいな
下縫を行うことができる。
本実施例においては、ROM74の5104〜5ill
を記憶する領域およびCPU72のそれらステップを実
行する部分が下縫用輪郭線データ作成手段を構成し、R
OM74の5112〜5113を記憶する領域およびC
P[J72のそれらステップを実行する部分が中心線デ
ータ作成手段を構成し、ROM74の5114〜511
6を記憶する領域およびCPU72のそれらステップを
実行する部分が下縫経路データ作成手段を構成している
のである。
を記憶する領域およびCPU72のそれらステップを実
行する部分が下縫用輪郭線データ作成手段を構成し、R
OM74の5112〜5113を記憶する領域およびC
P[J72のそれらステップを実行する部分が中心線デ
ータ作成手段を構成し、ROM74の5114〜511
6を記憶する領域およびCPU72のそれらステップを
実行する部分が下縫経路データ作成手段を構成している
のである。
なお、上記各実施例においては、中心線との交差角度を
補正しても中心線との交差する直線を求めることができ
ない場合に、その直線を求めることができない中心線構
成線の始点において、所定の交差角度で交差する直線を
求めるようにされていたが、補正を省略し、直ちに中心
線構成線の始点において所定の角度で交差する直線を求
めるようにしてもよい。
補正しても中心線との交差する直線を求めることができ
ない場合に、その直線を求めることができない中心線構
成線の始点において、所定の交差角度で交差する直線を
求めるようにされていたが、補正を省略し、直ちに中心
線構成線の始点において所定の角度で交差する直線を求
めるようにしてもよい。
また、上記各実施例においては下縫が1回行われるよう
にされていたが、2回行ってもよい。この場合、下縫進
行方向を逆にし、1回目の下縫終了点を開始点とし、針
落ち位置を逆に並べ変えることにより下縫データを得る
ことができ、容易に二重の下縫を行うことができる。ま
た、2回目の下縫データを、中心線と交差する直線が1
回目の下縫の際に中心線と交差する直線と所定の角度(
例えば90度)で交差するように作成することも可能で
あり、3回以上下縫を行ってもよい。
にされていたが、2回行ってもよい。この場合、下縫進
行方向を逆にし、1回目の下縫終了点を開始点とし、針
落ち位置を逆に並べ変えることにより下縫データを得る
ことができ、容易に二重の下縫を行うことができる。ま
た、2回目の下縫データを、中心線と交差する直線が1
回目の下縫の際に中心線と交差する直線と所定の角度(
例えば90度)で交差するように作成することも可能で
あり、3回以上下縫を行ってもよい。
さらに、上記各実施例においては、模様86゜150を
構成する四角形、三角形等の縮小率が予め設定されてい
たが、下縫データ作成時にオペレータが人力するように
してもよい。
構成する四角形、三角形等の縮小率が予め設定されてい
たが、下縫データ作成時にオペレータが人力するように
してもよい。
また、上記各実施例において下縫は、縫目が折り返され
る2本の輪郭線素の間に複数の縫目が形成されるように
行われるようになっていたが、輪郭線素同士を結んだ縫
目を形成するように行ってもよい。
る2本の輪郭線素の間に複数の縫目が形成されるように
行われるようになっていたが、輪郭線素同士を結んだ縫
目を形成するように行ってもよい。
さらに、上記各実施例のデータ作成装置においては、下
縫用輪郭線データ、中心線データおよび下縫経路データ
の作成と共に針落ち位置データが作成されるようになっ
ていたが、下縫用輪郭線データ、中心線データおよび下
縫経路データを磁気ディスク等に記憶させ、刺繍時に針
落ち位置データを作成するようにしてもよい。
縫用輪郭線データ、中心線データおよび下縫経路データ
の作成と共に針落ち位置データが作成されるようになっ
ていたが、下縫用輪郭線データ、中心線データおよび下
縫経路データを磁気ディスク等に記憶させ、刺繍時に針
落ち位置データを作成するようにしてもよい。
また、上記実施例において縮小ブロックは、模様データ
により規定されるブロックの中心を求め、その中心に基
づいて作成されるようになっていたが、中心を求めるこ
となく作成してもよい。分割ブロックの境界線毎に中点
を求め、その中点を中心に各境界線の長さを一定の比率
であるいは一定寸法ずつ縮小し、それら縮小した境界線
の端点を結んで下縫用輪郭線を、また、中点を結んで中
心線を得るのである。なお、模様の長手方向の両端につ
いては、両端の輪郭線素を境界線と同様に縮小するとと
もに、それらの両端点と中点とを模様の内側に一定量平
行移動させる。
により規定されるブロックの中心を求め、その中心に基
づいて作成されるようになっていたが、中心を求めるこ
となく作成してもよい。分割ブロックの境界線毎に中点
を求め、その中点を中心に各境界線の長さを一定の比率
であるいは一定寸法ずつ縮小し、それら縮小した境界線
の端点を結んで下縫用輪郭線を、また、中点を結んで中
心線を得るのである。なお、模様の長手方向の両端につ
いては、両端の輪郭線素を境界線と同様に縮小するとと
もに、それらの両端点と中点とを模様の内側に一定量平
行移動させる。
さらにまた、上記実施例において刺繍が施され。
る模様は曲線が直線に近似されるとともに、三角形およ
び四角形に分割されて、分割ブロック毎に模様データが
作成されるようになっていたが、扇形等、他の形に分割
してもよい。また、模様を分割することなく、その模様
を規定するデータを作成し、その模様データに基づいて
縮小ブロックデータを作成し、下縫経路データを作成し
てもよい。
び四角形に分割されて、分割ブロック毎に模様データが
作成されるようになっていたが、扇形等、他の形に分割
してもよい。また、模様を分割することなく、その模様
を規定するデータを作成し、その模様データに基づいて
縮小ブロックデータを作成し、下縫経路データを作成し
てもよい。
また、下縫経路を設定するために当たり、縮小ブロック
を作成することは不可欠ではなく、縮小ブロックを作成
することなく模様を規定する輪郭線内に下縫用輪郭線を
設定してもよい。
を作成することは不可欠ではなく、縮小ブロックを作成
することなく模様を規定する輪郭線内に下縫用輪郭線を
設定してもよい。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の
知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明
を実施することができる。
知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明
を実施することができる。
第1図は本発明の構成を概略的に示すプロ・ツク図であ
る。第2図は本発明の一実施例である下縫データ作成装
置を刺繍ミシンと共に示す斜視図である。第3図は上記
刺繍ミシンを制御する制御装置の構成を示すブロック図
である。第4図は上記制御装置の主体を成すコンピュー
タのRAMの構成を示すブロック図である。第5図は上
記コンピュータのROMに記憶された下縫データ作成用
のプログラムを示すフローチャートである。第6図は下
縫データの作成を説明する図である。第7図は四角形を
示す図であり、第8図は上記刺繍ミシンによって刺繍が
施される三角形を示す図である。 第9図および第1O図はそれぞれ、下縫経路の設定を説
明する図である。第11図は本発明の別の実施例である
データ作成装置の下縫データ作成用のプログラムを示す
フローチャートである。第12図はそのプログラムによ
る下縫データの作成を説明する図である。 24:縫針 42:刺繍枠 58:X輸送リモータ 64:Y軸道リモータ70;制
御装置 86:模様 120.122,124,126.128:縮小ブロッ
ク 130.132,134.136:中間ブロック140
:中心線 142:下縫用輪郭線150:模様
る。第2図は本発明の一実施例である下縫データ作成装
置を刺繍ミシンと共に示す斜視図である。第3図は上記
刺繍ミシンを制御する制御装置の構成を示すブロック図
である。第4図は上記制御装置の主体を成すコンピュー
タのRAMの構成を示すブロック図である。第5図は上
記コンピュータのROMに記憶された下縫データ作成用
のプログラムを示すフローチャートである。第6図は下
縫データの作成を説明する図である。第7図は四角形を
示す図であり、第8図は上記刺繍ミシンによって刺繍が
施される三角形を示す図である。 第9図および第1O図はそれぞれ、下縫経路の設定を説
明する図である。第11図は本発明の別の実施例である
データ作成装置の下縫データ作成用のプログラムを示す
フローチャートである。第12図はそのプログラムによ
る下縫データの作成を説明する図である。 24:縫針 42:刺繍枠 58:X輸送リモータ 64:Y軸道リモータ70;制
御装置 86:模様 120.122,124,126.128:縮小ブロッ
ク 130.132,134.136:中間ブロック140
:中心線 142:下縫用輪郭線150:模様
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 刺繍ミシンの縫目で埋められるべき模様の輪郭線を規定
する刺繍模様データに基づいて、その輪郭線の内側に下
縫用輪郭線を設定するためのデータを作成する下縫用輪
郭線データ作成手段と、前記下縫用輪郭線により画定さ
れるブロックの中央を通り、下縫進行方向に延びる中心
線のデータを作成する中心線データ作成手段と、 前記中心線に対して予め定められた角度で交差し、前記
下縫用輪郭線上の一点から別の点に至る下縫経路のデー
タを作成する下縫経路データ作成手段と を含むことを特徴とする刺繍ミシンの下縫データ作成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13407789A JPH06102115B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 刺繍ミシンの下縫データ作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13407789A JPH06102115B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 刺繍ミシンの下縫データ作成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390A true JPH0390A (ja) | 1991-01-07 |
JPH06102115B2 JPH06102115B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=15119860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13407789A Expired - Fee Related JPH06102115B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 刺繍ミシンの下縫データ作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102115B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6944519B2 (en) | 2004-02-03 | 2005-09-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data producing device and embroidery data producing program stored in a computer readable medium |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13407789A patent/JPH06102115B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6944519B2 (en) | 2004-02-03 | 2005-09-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data producing device and embroidery data producing program stored in a computer readable medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06102115B2 (ja) | 1994-12-14 |
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Legal Events
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