JPH03146088A - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JPH03146088A
JPH03146088A JP1285515A JP28551589A JPH03146088A JP H03146088 A JPH03146088 A JP H03146088A JP 1285515 A JP1285515 A JP 1285515A JP 28551589 A JP28551589 A JP 28551589A JP H03146088 A JPH03146088 A JP H03146088A
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JP
Japan
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point
embroidery
set point
closed area
closed
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Pending
Application number
JP1285515A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Komuro
小室 恭二
Atsuya Hayakawa
敦也 早川
Hideaki Shimizu
秀明 清水
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Priority to US07/604,881 priority patent/US5189623A/en
Priority to DE4034692A priority patent/DE4034692A1/de
Publication of JPH03146088A publication Critical patent/JPH03146088A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刺繍ミシンによって刺繍を行う場合の刺繍デー
タを処理する装置に関するものであり、特に、縫目で埋
めるべき閉領域を複数含む刺繍を行うための刺繍データ
の処理に関するものである。
従来の技術 複数の設定点によって規定される閉領域を自動的に縫目
で埋める刺繍ミシンは既に知られている。
刺繍ミシンは上下動して縫目を形成する縫針と、被縫製
物とを自動的に相対移動させて刺繍を行うものであり、
この刺813 Sシンを作動させるためには被縫製物に
平行な座標面を想定して針位置、すなわち縫釧の落下点
の位置を指示する針位置デー夕を作成することが必要で
ある。刺繍データ処理装置はこの刺繍データを処理する
ものであるが、この装置によって針位置データまで作成
することは不可欠ではない。閉領域を規定する複数の設
定点と、縫目形成密度を指示する縫目密度データとが与
えられれば、刺繍旦シンにおいて針位置データを作成し
つつ刺繍を実行することも可能であるからである。
閉領域を縫目で埋めるためには、刺繍開始点と!’I+
繍終了点とが与えられることが必要である。従来はこれ
らが作業者によって与えられていたが、本出願人は、先
に、刺繍開始点および終了点を自動的に与える機能を有
する刺繍データ処理装置を案出した。これは、閉領域を
規定する複数の設定点を、閉領域の外形線に沿って順次
設定するとともに、その最初の設定点を刺繍開始点、最
後の設定点を刺繍終了点とするものであった。
発明が解決しようとする課題 このように、刺繍開始点および刺繍終了点を一律に決定
すれば、そのためのプログラムが簡単で済む利点がある
が、刺繍されるべき閉領域が複数存在する場合には、こ
れら刺繍開始点あるいは終了点が最適とは言えない場合
が発生する。先行の閉領域を縫目で迎めた後、縫糸を切
断することなく、後続の閉領域を縫目で埋めることが行
われるのであるが、この場合には先行閉領域の刺繍終了
点から後続閉領域の刺繍開始点への渡り縫いが行われる
こととなり、この渡り縫いが長くなってしまうことがあ
るのである。渡り纏いが長ければ、それだけ刺繍に時間
を要し、かつ、糸が無駄になり、その上、渡り纏いが閉
領域からはみ出す場合には充放された刺繍の見栄えが悪
くなる。
刺繍開始点と刺繍終了点とを一つの閉領域の長手方向の
両端に設定する等、別の設定方法も考えられるのである
が、この場合にも同様な問題が発生する。
そこで本発明は、渡り纏いが可及的に短くなるように刺
繍開始点と!II縮終了点とを自動的に決定し得る刺繍
データ処理装置を得ることを課題として為されたもので
ある。
課題を解決するための手段 そのために、本発明に係る刺繍データ処理装置は、第1
図に示すように、(a)複数の閉領域を規定するために
予め設定された複数の設定点の位置を表す設定点データ
を記憶する設定点データ記憶手段と、(b)その設定点
データ記憶手段に記憶されている設定点データに基づい
て、複数の閉領域のうちの相前後して縫目で埋められる
べき先行閉領域と後続閉領域とをそれぞれ規定する2設
定点群の一方に属する複数の設定点の一つである特定点
と、他方の設定点群に属する設定点のうち予め定められ
ている条件を満たす全設定点の各々とを対にして複数対
の設定点対を作成した場合に、それら複数の設定点対の
うち各設定点対を構成する2設定点が互いに最も近接し
ている最近接設定点対を求める最近接設定点対検索手段
と、(C)その求められた最近接設定点対を構成する2
設定点のうち先行閉領域に属する設定点をその先行閉領
域の刺繍終了点に決定し、後続閉領域に属する設定点を
その後続閉領域の刺繍開始点に決定する開始・終了点決
定手段とを含むように構成される。
作用 この刺繍データ処理装置においては、設定点データ記憶
手段に記憶された設定点データに基づいて、最近接設定
点対検索手段が最近接設定点対を求め、開始・終了点決
定手段がその最近接設定点対を構成する2つの設定点の
一方を先行閉領域の刺繍終了点に決定し、他方を後続閉
領域の刺繍開始点に決定する。
最近接設定点対は、先行閉領域と後続閉領域とをそれぞ
れ規定する2つの設定点群の一方に属する特定点と、他
方に属する複数の設定点とを各々対にした場合に、各設
定点対を構成する2つの設定点の距離が最も短いもので
ある。特定点は、刺繍開始点または刺繍終了点等として
予め定められている点でもよく、2設定点群のそれぞれ
に属する全ての設定点を1個ずつ取り出して任意に組み
合わせた場合の全組合せに当たる複数対の設定点対のう
ちの最近接設定点対を構成する2設定点の一方であって
もよい。後者の場合は特定点が最近接設定点対の決定と
同時に特定されることとなる。
また、2設定点群から1設定点ずつを取り出して対にす
る場合に、上記のように全ての設定点を1個ずつ取り出
して対にしてもよく、2設定点群の少なくとも一方につ
いては特定の条件を満たす設定点のみのうちから1設定
点ずつ取り出して対にしてもよい。この特定の条件の一
例は、r先行閉領域と後続閉領域とが部分的に重なり合
う場合には、その重なり合っている部分内にある設定点
であることjという条件である。この条件を付けないで
最近接設定点対を決定すれば、先行閉領域の刺繍終了点
と後続閉領域の刺繍開始点とをつなぐ渡り纏いが閉領域
を埋める刺繍縫目からはみ出すことがあり得るのである
が、この条件を満たす設定点のみから1個ずつの設定点
を取り出して対にし、それらのうちから最近接設定点対
を選定すれば、渡り纏いが刺繍縫目からはみ出すことは
ないのである。このような特定の条件を付ける場合との
対比において、何ら条件を付けない場合にはr全での設
定点1が予め定められた条件であることとなる。
この刺繍データ処理装置により作成された刺繍データに
基づいて刺繍が行われる場合には、先行閉領域を埋める
縫目の形成が刺繍終了点において終了した後、後続閉領
域に対する縫目の形成が刺繍開始点から開始される。こ
の際、刺繍終了点と刺繍開始点とをつなぐ縫目が形成さ
れ、これが渡り縫いである。この渡り纏いが一つの縫目
からなる場合には、渡り纏いのためのデータが作成され
ることは不可欠ではない。しかし、他の縫目の形成用デ
ータとの関係、その他の理由で渡り縫いデータが必要で
ある場合には、刺繍終了点と刺繍開始点の決定後に刺繍
データ処理装置においてこのデータが作成され、あるい
は刺繍の実行と並行して渡り縫いデータが作成される。
なお、先行閉領域が刺繍終了点まで縫目で埋められた後
、直ちに渡り纏いが行われることは不可欠ではなく、例
えば、止め纏いが行われ、その後に渡り縫いが行われて
も差支えない。また、後続閉領域の刺繍開始点から形成
される縫目も必ずしも後続閉領域を埋めるための縫目に
限定されるわけではない。止め纏いのための縫目や後続
閉領域内を他の設定点へ移行するための走り纏いの縫目
であっても差支えないのである。
発明の効果 本発明に係る刺繍データ処理装置によって処理された刺
繍データに基づいて刺繍が行われれば、先行閉領域と後
続閉領域との間の渡り纏いが短くて済む。特に、先行閉
領域と後続閉領域とをそれぞれ規定する2つの設定点群
のうちから何等の条件も付けることなく、全ての設定点
が取り出されて設定点対が構成され、それらの中から最
近接設定点対が求められる場合には、渡り纏いが最も短
くて済む。
設定点対を構成する一方の設定点が予め定められている
特定点である場合には、先行閉領域の刺繍終了点、また
は後続閉領域の刺繍開始点が特定点に限定される。また
、先行閉領域と後続閉領域とをそれぞれ規定する2つの
設定点群のうち、少なくとも一方について特別な条件が
付けられている場合には、先行閉領域の刺繍終了点ある
いは後続閉領域の刺繍開始点がその特別な条件を満たす
設定点に限定される。したがって、これらの場合には何
等の条件も付けられない場合に比較すれば渡り纏いが長
くなるのであるが、それでもそれらの条件を満たす範囲
内では最も短い渡り縫いで済むこととなる。
先行閉領域と後続閉領域とが部分的に重なり合う場合に
は、通常、最近接設定点対がこの重なり合う部分に生ず
るのが普通であるため、渡り纏いが両開領域の外にはみ
出すことは殆どなく、刺繍の見栄えが良くなって本発明
の効果を特に有効に享受することができる。また、先行
閉領域と後続閉領域とが互いに離れている場合にも、渡
り纏いが短くなれば完成した刺繍の見栄えが良くなり、
やはり本発明の効果を享受し得る。また、渡り纏いが短
くなれば、無駄な糸の使用が少なくなり、刺繍に要する
時間が短縮される効果も得られる。
実施例 第2図に本発明の一実施例である刺繍データ処理装置の
ブロンク図を示す。図において、CPU(中央処理装置
)10には、ROM (読み出し専用記憶手段)12お
よびRAM (読み書き可能記憶手段)14がパス(共
用信号伝達路)16によって接続されている。CPUl
0にはさらに、表示手段制御回路1日、補助記憶手段制
御回路20゜入力手段制御回路22および位置指定入力
手段制御回路24を介して、それぞれ表示手段26.補
助記憶手段289人力手段30および位置指定入力手段
32が接続されている。ROM12には、第3図に示す
フローチャートで表される刺繍開始・終了点決定用ザブ
ルーチンを含む種々の制御nプログラムが記憶されてお
り、cpuioはこの制御プログラムに基づいてRAM
12あるいは補助記憶手段28からコードデータを読み
出しつつ刺繍データの処理を行う。入力手段30は、C
PU10の作動を制御するためにオペレータにより操作
される多数のキースイッチを備えたキーボードと、画像
を読み取るテレビカメラ、イメージセンサ等の撮像装置
とを含んでいる。表示手段26は撮像装置によって撮像
された画像を表示するCRTデイスプレィを含んでおり
、位置指定人力手段はそのCRTデイスプレィの画像表
示面上の位置を指定するためのライトペン(あるいはマ
ウス)を含んでいる。本刺繍データ処理装置は刺繍旦シ
ンに直接接続して使用されてもよく、!+l繍ミシミシ
ン別に設けられて独立に使用されてもよい。後者の場合
には、作成された刺繍データがフロッピィディスク、磁
気テープ等の記録媒体に記録され、刺S4クシンにはこ
れら記録媒体の読取装置が設けられればよいのである。
以下、第4図に示す「大」の文字を刺繍によって形成す
る場合を例として、本刺繍データ処理装置の作動を説明
する。
まず、キーボードの操作によりCPUl0が画像読取モ
ードに設定され、刺繍原画の「大」が撮像装置によって
撮像され、そのデータがRAMI4に格納されるととも
に、「大」が表示手段26の画像表示面上に表示される
その後、キーボードの操作によりCPUl0が閉領域設
定モードに切り換えられ、位置指定人力手段32の操作
によって「大」の構成線の各々に相当する複数の閉領域
が設定される。第4図に符号40.42および44で示
す閉領域が設定されるのである。具体的には、第5図に
丸、三角形。
四角形等で表される設定点が設定され、それら設定点の
座標データがRAM14に格納されることによって各閉
領域が設定される。各閉領域においては、四角形で表さ
れている第−設定点46から丸で表されている通常設定
点47を経て、、三角形で表されている最終設定点48
までが閉領域の外形線を反時計方向にたどりながら順次
設定される。
これら複数の設定点46,47.48は、各閉領域毎に
1群を威す設定点として、群毎に分けてRAM14に格
納され、それら各設定点群にはそれぞれ閉領域の番号n
等の付随データが付される。
ここでは、閉領域40.42および44が記載の順序に
設定され、それらに1,2および3の番号が付されるこ
ととなる。また、各閉領域においては、第−設定点46
と最終設定点48とがそれぞれ仮の刺繍開始点および刺
繍終了点として、それらの座標データがRAM14のb
gn (x、y)およびend (x、y)に記憶され
る。これらも」二記付随データの一つである。
この設定点の設定による閉領域の設定が終了した後、キ
ーボードの操作によりCPUl0が刺繍開始・終了点決
定モードに切り換えられ、第3図のフローチャートで表
される刺繍開始・終了点決定ルーチンが実行される。
まず、ステップSl(以下、単にSlで表す。
他のステップについても同様)において、RA M14
から最初の閉領域、ここでは閉領域40の番号nが読み
出され、Slにおいてその番号nが1であるか否かが判
定される。ここでは番号nは1であるため、S3以下の
ステップをバイパスして本ルーチンの1回の実行が終了
する。
次に、閉領域42についてSl、Slが実行されるが、
この場合にはnは2であるため、Slの判定結果がNo
となり、S3およびS4が実行される。n−1番目の閉
領域、すなわち閉領域40を規定する設定点群に属する
全ての設定点の座標データが配列1に記憶され、S4に
おいてn番目の閉領域、すなわち閉領域42を規定する
設定点群に属する全ての設定点の座標データが配列2に
記憶されるのである。
そして、S5において配列1と配列2との1個ずつの設
定点が任意に取り出されて対にされ、それらの設定点対
を構成する2個の設定点が互いに最も近接している最近
接設定点対が検索される。
ここでは、閉領域40を規定する複数の設定点のうち第
6図で三角形で示されている設定点5oと、閉領域42
を規定する複数の設定点のうち四角形で表される設定点
51によって構成される設定点対が最近接設定点対とし
て求められる。そして、S6において設定点5oの座標
データが閉領域40の刺繍終了点の座標データとして閉
領域4oのend (x、y)に記憶され、S7におい
て設定点51の座標データが閉領域42の刺繍開始点の
座標データとして閉領域42のbgn (x、y)に記
憶される。閉領域40については、当初、第5図におい
て三角形で表されている最終設定点48が仮の刺繍終了
点とされていたのが、第6図に三角形で表される設定点
5oに変更され、閉領域42については第5図に四角形
で表されている第−設定点46が仮の刺繍開始点とされ
ていたのが、第6図に四角形で表される設定点51に変
更されるのである。以下、設定点5oおよび51をそれ
ぞれ刺km終了点および刺繍[;t1姑点と称すること
とする。
さらに、閉領域42と閉領域44とについても、Slな
いしS7が実行される。これにより、閉領域42の刺繍
終了点5oは第6図に三角形で示す設定点に変更される
が、閉領域44については刺繍開始点51が偶然、第5
図において四角形で表されていた第−設定点46である
ため変更されない。なお、閉領域44は最終の閉領域で
あるため、それの刺繍終了点5oも変更されない。
このように、各閉領域の刺繍開始点51および刺繍終了
点50が変更されれば、閉領域4oから閉領域42への
渡り縫い52と閉領域42から閉領域44への渡り縫い
54とはそれぞれ第6図に破線で示されているものとな
り、刺!a終了点および刺jhYi rjn始点の変更
が行われない場合の第5図に破線で示されている渡り縫
い56.58に比較して極めて短いものとなる。
本実施例においては、RAM14が設定点データ記憶手
段を構成し、CPUl0.ROM12およびr!AM1
4の、第3図のフローチャートのS3、S4およびS5
を実行する部分が最近接設定点対検索手段を構成し、S
6およびS7を実行する部分が開始・終了点決定手段を
構成しているのである。
上記のようにして、各閉領域の刺繍開始点51および刺
繍終了点5oが決定された後、キーボードの操作に応じ
てCPtJloが閉領域分割モードに切り換えられ、各
閉領域が四角形、三角形等の単純な形状のブロックに分
割される。この分割は大きく3段階に分けられる処理に
よって行われる。
これらの処理は本出願人の平成1年10月26日付特許
願「刺&’l ミシンのデータ処理装置」の明細書に詳
細に記載されており、かつ、本発明の理解に不可欠では
ないため、簡単に説明する。
第一段階は1個の閉領域が第7図に示す閉領域60のよ
うに強く屈曲している場合に、その閉領域を屈曲部にお
いて部分閉領域に分割する段階である。閉領域が強く屈
曲しているか否かは、その閉領域を規定する複数の設定
点のうちに、外形線が外方に屈面する極値点が存在する
か否かで判定される。設定点が極値点であるか否かは、
その閉領域を長手方向がX軸に平行となる姿勢に回転さ
せた状態で、外形線上において1つの設定点に隣接する
2つの設定点が、その1つの設定点を逼りX軸に直角な
直線の同し側に位置するか否かで判定される。第7図の
例では、直WAe1.12.Q3がX軸に直角な直線で
あり、設定点62,64.66が極値点である。また、
各極値点において、外形線が外方へ屈曲するか否かは1
つの極値点に隣接する2つの隣接設定点の一方から極値
点に向かって外形線をたどる場合に、外形線を時計回り
にたどることになる場合には他方の隣接設定点が左方に
あるとき、また、外形線を反時計方向にたどることとな
る場合には右方にあるときに、その極値点において外形
線が外方へ屈曲すると判定される。第7図においては、
設定点64において外形線が外方へ屈曲すると判定され
るのである。
結局、第7図においては、設定点64が外形線が外方へ
屈曲する極値点であると判定されるため、設定点64が
分割基点に定められ、その分割基点と、曲線2□の右側
に存在する複数の設定点のうち、分割基点に最も近い設
定点68とを結ぶ分割線70によって、閉領域60が部
分閉領域72と74とに分割される。
第二段階は、第8図に示すように、閉領域80(これは
上記部分閉領域72.74等である場合も、分割される
前の閉領域である場合もある)を規定する複数の設定点
のうち、互いに最も隔たった設定点82.84と、それ
らを除く他の設定点とをつなぐ線分が、第8図の線分8
6.88のように、その閉領域80の外形線の外側には
み出す場合に、閉領域80を分割線90で部分閉領域9
2.94に分割する段階である。
第三段階は、閉領域が第7図および第8図に示されてい
る状態が無くなるまで部分閉領域に分割された後に、あ
るいは閉領域が当初から第7図および第8図の状態には
ない場合に実行される。この第三段階は、部分閉領域あ
るいは当初から比較的単純な形状の閉領域を、それの長
手方向と直交し、かつ、各設定点を通る補助分割線で複
数の補助ブロックに分割し、それら各補助ブロックの中
心線の方向を求め、それら補助ブロックのうち互いに隣
接した2つの補助ブロックを仕切る補助分割線の方向を
、それら2つの補助ブロックの各々の中心線の方向の合
成方向と可及的に直角となるように修正したものを最終
的な分割線とし、第9図に一例を示すように、閉領域を
その最終的な分割線で複数の実ブロックに分割する段階
である。
なお、「各補助ブロックの中心線の方向」は、例えば各
補助ブロックの4辺のうち、閉領域の長手方向と直角な
方向において互いに対向する2辺の平均的な方向として
求めることができ、その平均的な方向は、例えば、それ
ら2辺の各々と一致する2つのベクトルの和の方向であ
っても、それら2辺の威す角の2等分線の方向であって
も、補助ブロックの4辺のうち閉領域の長手方向におい
て互いに対向する2辺の各々の中点同士を結ぶ線分の方
向であってもよい。
以上の3段階の分割処理によって各閉領域が最終的に複
数の四辺形のブロックに分割された後、実際に刺繍を行
うための針位置データが作成される。この針位置データ
の作成は、例えば閉領域40については、まず、ブロッ
クの、■、■、■および■を記載の順序で埋めるための
針位置データが作成され、その後、ブロック■、■、■
、■。
[相]および■の中心点を経て、ブロック■の設定点4
7に至る走り縫い96を行うための針位置データが作成
され、その後、ブロック■、[相]、■、■。
■および■を記載の順序で埋めるための針位置データが
作成される。それによって、閉領域40については刺繍
開始点51から刺繍が開始され、刺繍終了点50で終了
することとなる。なお、ブロック■等を埋める縫目は、
それらブロックの4辺のうち閉領域40の長手方向と直
交する方向において互いに対向する2辺の間を交互に渡
る縫目である。
その後、閉領域40の刺繍終了点50から閉領域42の
刺繍開始点51への渡り縫い52を行うため針位置デー
タが作成され、続いて、閉領域42の刺繍を行うための
針位置データが作成される。
全ての閉領域に対する針位置データの作成が完了すれば
、これらの針位置データがRAM14から補助記憶手段
28に転送され、1回の刺繍データの作成が終了する。
以上の説明においては、「大」の構成線である3つの閉
領域40.42および44が互いに部分的に重なり合っ
ており、かつ、先に縫目で埋められるべき先行閉領域と
それに続いて縫目で埋められるべき後続閉領域、例えば
、閉領域40と閉領域42.あるいは閉領域42と閉領
域44との刺繍終了点50と刺繍開始点51とのうち、
いずれか一方がこの重なり合った部分に存在するため、
これら閉領域間の渡り縫い52は第6図から明らかなよ
うに、閉領域の外にはみ出さない。
しかしながら、刺繍で形成すべき文字が、例えば「犬」
である場合には、右肩の点に対応する閉領域は他の閉領
域とは全く重なり合わない。この場合には、渡り纏いが
閉領域の外にはみ出すことを避は得ないが、本発明に従
えばこの渡り纏いがごく短くて済むため、見栄えのよい
刺繍が得られることとなる。
なお、2つの閉領域が部分的に重なり合う場合であって
も、それら閉領域のうち、先行閉領域の刺繍終了点も後
続閉領域の刺繍開始点も再閉領域が重なり合う部分から
外れている場合には、走り縫いが再閉領域の外にはみ出
すことが有り得る。
第10図の設定点100と102との間の渡り縫い10
4がその一例である。このような場合に、もし、設定点
110が先行の閉領域108の刺繍終了点に決定され、
設定点106が後続の閉領域112の刺繍開始点に決定
されれば、それら両設定点間の渡り縫い114が閉領域
108,112の外にはみ出すことはない。
したがって、最近接設定点対を検索する際、設定点対を
構成する設定点に「2つの閉領域が重なり合う場合には
、その重なり合う部分に存在する設定点であることJと
いう条件を付ければ、互いに重なり合う閉領域間の渡り
縫いが閉領域の外にはみ出すことはなくなる。
設定点対を構成する設定点が2つの閉領域の重なり合う
部分に存在するか否かを調べるためには、例えば、前述
のようにして最近接設定点対を検索する際に、同時に2
番目から5番目程度までの近接設定点対をも検索し、そ
れら限られた数の近接設定点対を構成する複数個の設定
点のうち一方の閉領域に属するものの群と他方の閉領域
に属するものの群とから任意に1個ずつの設定点を取り
出し、それら設定点から両側へ延び出す2辺のいずれか
が互いに交差するか否かを調べ、ある設定点から両側へ
延びる辺が共に他の辺と交差する設定点は2つの閉領域
が重なり合う部分に存在すると判定すればよい。第10
図においてこの条件を満たすのは、上記設定点110,
106の他、設定点116,118であるから、それら
設定点のうち、閉領域108を規定する設定点110,
116を1群の設定点とし、閉領域112を規定する設
定点106,118を別の群の設定点として、各群から
1個ずつの設定点を任意に取り出して設定点対とし、そ
れら設定点対のうちで設定点対を構成する2設定点が最
も近接している設定点対を最近接設定点対とすれば、設
定点lloと106とによって構成される設定点対が最
近接設定点対となり、設定点110が先行する閉領域1
08の刺繍終了点、設定点106が後続の閉領域112
の刺繍開始点に決定されることとなる。
なお、実際には、刺繍終了点と刺繍開始点とのうち、い
ずれか一方が2つの閉領域の重なり合う部分に存在すれ
ば、それらの間の渡り纏いが閉領域の外にはみ出すこと
は極めてまれである。例えば、設定点110が刺繍終了
点、設定点102が刺繍開始点とされても、それらの間
の渡り縫いが閉eIM108. 112の外にはみ出す
ことはないのである。そのため、2つの閉領域が重なり
合う部分に存在する設定点が1個でも見つかれば、それ
を特定点として定め、その特定点が規定している閉領域
とは別の閉領域を規定している設定点の各々と特定点と
によって構成される設定点対のうちで最近接設定点対を
検索すれば、渡り纏いが2つの閉wi域の外にはみ出す
ことは極めてまれとなる。
また、前述のように複数の近接設定点対を検索した後に
そられを構成する設定点が2閉領域の重なり合う部分に
存在するか否かを判定する代わりに、まず先行閉領域の
各辺と後続閉領域の各辺とのうち互いに交差する辺を検
索することによって、2閉領域の重なり合う部分に存在
する複数の設定点を求め、それら設定点のみからなる設
定点対の中から最近接設定点対を求めてもよい。
以上詳記した実施例の他にも、いちいち例示することは
しないが当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施
した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示す図である。 第2図は本発明の一実施例である刺繍データ処理装置を
示すブロック図である。第3図は上記実施例装置のRO
Mに記憶されているプログラムのうち、本発明に関連の
深い部分のみを取り出して示すフローチャートである。 第4図は上記実施例装置によって刺繍データを作成すべ
き閉領域を示す図である。第5図は上記閉領域を規定す
る多数の設定点と、各閉領域における仮の刺繍開始点お
よび刺繍終了点とを示す図である。第6図は上記実施例
装置の作動によって最終的な刺繍開始点および刺繍終了
点が決定された状態を示す図である。 第7図は一閉領域を部分閉領域に分割する第一段階の処
理を説明するための図であり、第8図は同しく第二段階
の処理を説明するための図である。 第9図は閉領域が第三段階の処理によって最終的にブロ
ンクに分割された状態の一例を示す図であり、同時にそ
の分割ブロックに対する針位置データの作成を説明する
ための図である。第10図は本発明の別の実施例におけ
る最近接設定点対の検索を説明するための図である。 40.42.44:閉領域 50:刺ra終了点    51:刺繍開始点52.5
4:渡り縫い 106:設定点(刺繍開始点) 108:閉領域 20:設定点(刺繍終了点)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数の閉領域を刺繍ミシンの縫目で埋める刺繍データを
    処理する装置であって、 前記複数の閉領域を規定するために予め設定された複数
    の設定点の位置を表す設定点データを記憶する設定点デ
    ータ記憶手段と、 その設定点データ記憶手段に記憶されている設定点デー
    タに基づいて、前記複数の閉領域のうちの相前後して縫
    目で埋められるべき先行閉領域と後続閉領域とをそれぞ
    れ規定する2設定点群の一方に属する複数の設定点の一
    つである特定点と、他方の設定点群に属する設定点のう
    ち予め定められている条件を満たす全設定点の各々とを
    対にして複数対の設定点対を作成した場合に、それら複
    数の設定点対のうち各設定点対を構成する2設定点が互
    いに最も近接している最近接設定点対を求める最近接設
    定点対検索手段と、 その求められた最近接設定点対を構成する2設定点のう
    ち先行閉領域に属する設定点をその先行閉領域の刺繍終
    了点に決定し、後続閉領域に属する設定点をその後続閉
    領域の刺繍開始点に決定する開始・終了点決定手段と を含むことを特徴とする刺繍データ処理装置。
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