JPH02307957A - 刺繍ミシンのデータ作成方法 - Google Patents

刺繍ミシンのデータ作成方法

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JPH02307957A
JPH02307957A JP12969189A JP12969189A JPH02307957A JP H02307957 A JPH02307957 A JP H02307957A JP 12969189 A JP12969189 A JP 12969189A JP 12969189 A JP12969189 A JP 12969189A JP H02307957 A JPH02307957 A JP H02307957A
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JP
Japan
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contour line
needle drop
stitch
embroidery
stitches
Prior art date
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JP12969189A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Asano
浅野 史明
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刺繍ミシンのデータ作成方法に関するものであ
り、特に、所定のブロックを縫目で埋める刺繍を行う場
合の針落ち位置データの作成に関するものである。
従来の技術 刺繍の一態様として、所定のブロックを縫目で埋める態
様がある。このブロックは1個で一つの刺繍模様を形成
することもあり、複数偏集まって一つの刺繍模様を形成
することもある。刺繍は、相対向してブロックを画定す
る2木の輪郭線素を交互につないで縫目を形成すること
により行われるのであるが、それら2本の輪郭線素のう
ち、長い輪郭線素の短い輪郭線素に対する比が大きい場
合には刺繍を見目良く施すことが容易ではない。
2本の輪郭線素のうち、短い輪郭線素上に縫針が適当な
間隔を隔てて落ちるように縫目密度を設定すれば、長い
輪郭線素側の縫目密度が粗くなり、縫目と縫目との間に
隙間が生じて下地が見えてしまうこととなる。また、長
い輪郭線素側に隙間を生ずることなく縫目が形成される
ように縫目密度を設定すれば、短い輪郭線素については
縫目密度が密となり、縫目が重なって団子状となり、見
目が悪くなる。
そのため特公昭61−42593号公報に記載のデータ
作成装置においては、長い輪郭線素と短い輪郭線素との
間に針落ち位置を設定し、長い輪郭線素上の針落ち位置
に、短い輪郭線素上の針落ち位置と中間の針落ち位置と
を交互につないで縫目が形成されるようになっている。
長い輪郭線素上の隣接する2個の針落ち位置と中間の針
落ち位置とをつないで成るV字形の縫目と、長い輪郭線
素上の隣接する2個の針落ち位置と短い輪郭線素上の針
落ち位置とをつないで成るV字形の縫目とが交互に形成
されるようするのである。このようにすれば長い輪郭線
素について縫目密度を設定しても短い輪郭線素上の針落
ち数が半減し、縫目密度が低くなって縫目の重なりが軽
減されるとともに、縫目は長い輪郭線素について設定さ
れた縫目密度に対応する数形成されるため隙間が生ずる
ことはなく、見目良く刺繍を施すことができる。
発明が解決しようとする課題 しかし、このように短い輪郭線素上の針落ち数を減らし
ても、長い輪郭線素の短い輪郭線素に対する比が極めて
大きい場合には短い輪郭線素の縫目密度が十分に低減さ
れず、縫目が重なって団子状に成ることを避は得ない。
本発明は、刺繍が施されるブロック状の模様を画定する
長い輪郭線素の短い輪郭線素に対する比が大きくても、
見目良く刺繍を施すことができる針落ち位置データを作
成する方法を提供することを課題として為されたもので
ある。
課題を解決するための手段 本発明に係るデータ作成方法は、上記の課題を解決する
ために、第1図に示すように、(a)相対向する少なく
とも2本の輪郭線素により画定され、それら2本の輪郭
線素のうちの一方の長さが他方の長さより短いかもしく
はゼロである形状を有し、刺繍ミシンの縫目で埋められ
るべきブロックの長い方の輪郭線素上に複数の針落ち位
置を設定し、短い方の輪郭線素上に少なくとも一つの針
落ち位置を設定する針落ち位置設定工程と、(ハ)長い
方の輪郭線素と短い方の輪郭線素とをつなぐ縫目と、長
い方の輪郭線素と、長い方の輪郭線素と短い方の輪郭線
素との間の中間針落ち位置とをつなぐ縫目と、長い方の
輪郭線素に沿った縫目とを形成する縫目データを作成す
る縫目データ作成工程ととを含むことを要旨とするもの
である。
作用および効果 このように長い方の輪郭線素と、中間針落ち位置とをつ
なぐ縫目を形成すれば、長い方の輪郭線素上に設定され
る針落ち数に対して短い方の輪郭線素上の針落ち数を減
らすことができる。その上、長い方の輪郭線素に沿った
縫目を形成すれば、その縫目の形成に要する分、長い方
の輪郭線素上の針落ち数を短い方の輪郭線素上の針落ち
数に比較して多くすることができる。長い方の輪郭線素
と中間針落ち位置とをつなぐ縫目と、長い方の輪郭線素
に沿った縫目とを形成することにより、長い方の輪郭線
素に短い方の輪郭線素の針落ち数とは関係な(多数の針
落ち数を設定することが可能となるのであり、短い方の
輪郭線素の縫目密度はその長さに応じて、重なりを生ず
ることなく縫目が形成される大きさに設定し、長い方の
輪郭線素の縫目密度は、その輪郭線素に沿った縫目を適
宜形成することによって調節し、隙間を生ずることなく
縫目が形成される大きさに設定すればよい。したがって
、前記特公昭61−42593号公報に記載のデータ作
成装置におけるように、短い方の輪郭線素の針落ち数が
長い方の輪郭線素の針落ち数の半分という−ようにそれ
ぞれの針落ち数が拘束を受けることがなくなり、2本の
輪郭線素の長さが著しく異なる場合でも縫目密度を適宜
に設定することにより、隙間や縫目の重なりを生ずるこ
となく見目の良い刺繍を得ることができる。
なお、中間針落ち位置は、輪郭線素上に針落ち位置を設
定する際に設定してもよく、縫目データ作成時や縫目形
成時に設定してもよい。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図において10はミシンテーブルであり、このミシ
ンテーブル10上にはベッド12およびミシン機枠14
が設けられている。ミシン機枠14は、ベッド12から
立ち上がった脚註部16と、その脚柱部16の上端から
片持ち状にかつベッド12にほぼ平行に延びる上方アー
ム18とから成る。このミシン機枠14には、針棒22
が針棒台(図示省略)により上下方向に移動可能に取り
付けられ、その下端部に縫針24が固定されている。
針棒22は針棒抱き等を介してミシンモータ26(第3
図参照)に接続されており、ミシンモータ26の駆動に
よって針棒22および縫針24が上下往復運動させられ
る。ベッド12の上面には開口が形成されている。この
開口は針板30によって塞がれており、針板30には針
孔38が形成されている。
また、ミシンテーブル10.ベッド12上には、刺繍枠
42がミシンの左右方向であるX軸方向と、前後方向で
あるY軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺繍
枠42は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌めら
れる内枠46とを有し、それら枠44.46により加工
布を保持する。外枠44にはX軸方向においてミシン機
枠16から離れる向きに延び出すスライド部48が形成
され、ミシンテーブル10上にY軸方向に設けられた一
対のガイドパイプ50に摺動可能に嵌合されている。こ
れらガイドパイプ50の両端部は支持台52.54によ
って支持されている。一方の支持台52は、送りねじ5
6.X軸送りモータ58によってX軸方向に移動させら
れるようになっており、他方の支持台54はミシンテー
ブル10の上面から離間させられている。これらスライ
ド部48゜支持台52.54には一対の無端のワイヤ6
0が係合させられており、ワイヤ60が回転伝達軸62
、送りモータ64によって移動させられることによりス
ライド部48がY軸方向に移動させられる。刺繍枠42
は、支持台52のX軸方向の移動とスライド部48のY
軸方向の移動とによって水平面内の任意の位置に移動さ
せられのであり、この移動と縫針24の上下動とによっ
て加工布に刺繍が施される。
本ミシンは、制御装置70によって制御される。
制御装置70は、第3図に示すように、CPU72、R
OM74.RAM76およびバス78等を含むコンピュ
ータを主体とするものである。バス78には入力インタ
フェース80が接続され、入力インタフェース80には
キーボード82.外部記憶装置84が接続されている。
キーボード82は、加工布に施す刺繍の模様、模様の形
成間隔や縫目密度等を入力するものであり、アルファベ
ット数字、記号、カナ等刺繍模様を指示するキーを始め
とし、データの入力に必要な種々のキーが設けられてい
る。また、外部記憶装置84には刺繍を施す模様に関す
るデータが記憶されている。
この模様データは、模様が円の場合には、円周上の3点
の座標と円であることを指示するデータとを含むものと
され、円環状の場合には外周上の3点の座標と内周上の
1点の座標と円であることを指示するデータとを含むも
のとされる。また、三角形、四角形の場合には、その輪
郭を画定する複数の輪郭線素の各々について始点、終点
および線素が直線であることを指示するデータと、刺繍
進行方向データとを含むものとされる。本ミシンにおい
て刺繍は、相対向する2本の輪郭線素を交互につないで
縫目を形成することにより行われ、刺繍進行方向とは模
様が縫目で埋められていく方向であり、頂点の座標に番
号が付されて指定される。
刺繍の施される模様が第6図(a)に示す台形88であ
る場合には、4本の輪郭線素90毎に始点、終点の座標
および直線を指示するデータが作成されるとともに、4
個の頂点の座標に番号が付され、刺繍進行方向が指定さ
れる。1番が始点であり、4番が終点であって矢印で示
す方向に刺繍が進行することとなる。また、第7図(a
)に示すように刺繍が施される模様が三角形92の場合
には、3個の頂点のうちの1つについて番号が2個付さ
れる。
この番号が2個付されるのは、刺繍時に対辺と交互につ
ながれて縫目が形成される点である。さらに、第8図に
示すような扇形94の場合には、台形88と同様にデー
タが作成される。なお、扇形とは、第8図の扇形94の
ように4本の輪郭線素によって画定されるものの他、三
角形の1辺が円弧を成し、3本の輪郭線素によって画定
されるものも含む。
刺繍の施される模様がアルファベット、文字。
記号2図形等の場合には、三角形、四角形や扇形により
複数に分割し、各ブロック毎に模様データを作成する場
合がある。この場合、模様は、複数の模様データの他、
模様データの数を表すデータを存するものとされる。三
角形、四角形、扇形が単独で1つの模様を構成する場合
には、模様データの数は1である。また、このように模
様データが作成されるブロックを基本ブロックと称する
バス78にはまた出力インタフェース100が接続され
、出力インタフェース100にはモータ駆動回路104
,106,108および表示駆動回路110を介してミ
シンモータ26.X軸送りモータ58.Y軸通リモータ
64および表示装置112が接続されている。表示装置
112は刺繍が施される模様を模様データに基づいて画
面に表示するものである。また、RAM76には第4図
に示すように、模様データメモリ、分割データメモリ、
主縫目データメモリ、副縫目データメモリ。
縫目データメモリおよびカウンタ等がワーキングエリア
と共に設けられている。カウンタは、1つの模様につい
て作成された模様データの数Nをカウントするものであ
る。さらに、ROM74には第5図にフローチャートで
示す縫目データ作成用のプログラムが記憶されている。
以下、第6図(a)の台形88に刺繍を施す場合を例に
取り、縫目データの作成について説明する。
キーボード82により刺繍が施される模様を指定するデ
ータが入力されれば、その模様に対応する模様データが
外部記憶装置84から読み込まれ、模様データメモリに
格納される。そして、まず、ステップSt(以下、Sl
と略称する。他のステップについても同じ。)において
、カウンタのカウント値Cが1増加させられる。このカ
ウント値Cはメインプログラムの初期設定においてクリ
アされており、Slが1回目に実行されるときカウント
値Cは1となる。このカウント値Cは読み出すべき模様
データを指定するのであり、S2においては模様を構成
する1番目の模様データが読み出される(模様が台形8
8である場合は、台形の基本ブロックが単独で模様を構
成しているため模様データは1つであり、台形88につ
いて設定された模様データが読み出される。)。次いで
S3において、読み出された模様データが四角形あるい
は4本の輪郭線素により画定される扇形を表すデータで
あるか否かの判定が行われるが、台形88は四角形であ
るためYESとなり、S4において台形88を画定する
4本の輪郭線素90のうち刺繍時に互につながれる輪郭
線素90、すなわち両端に刺繍進行方向指定番号の1,
3が付された輪郭線素90と2.4が付された輪郭線素
90との比が設定値以上であるか否かの判定が行われる
この比は長い方の輪郭線素90の長さを短い方の輪郭線
素90の長さで割ることによって求められ、設定値より
小さい場合には基本ブロックの分割による針落ち位置デ
ータの作成は行われない。比が設定値より小さければ互
につながれる2本の輪郭線素の長さにそれほど差はなく
、縫目密度の差が小さいため縫目間に隙間が生じたり、
縫目が重なることなく刺繍を施すことができるからであ
り、S14においてブロックを分割することなく、2本
の輪郭線素を交互につなぐ縫目を形成する針落ち位置デ
ータが作成される。
それに対し、比が設定値以上であれば3.5〜S10が
実行され、基本ブロックの分割による針落ち位置データ
の作成が行われる。まず、S5において互につながれる
2本の輪郭線素90のうち短い方の輪郭線素90が適度
の針落ち間隔αで区切られる。台形88の場合、第6図
(ハ)に示すように3個に区切られるとする。次いでS
6において長い輪郭線素90が第6図(C)に示すよう
に短い輪郭線素90と同数にかつほぼ等しい間隔βで区
切られ、基本ブロックたる台形88は第6図(d)に示
すように、長い輪郭線素90と短い輪郭線素90とをつ
なぐ2本の分割線120により3個の分割ブロック12
2,124,126に分割される。この分割のためのデ
ータ、すなわち分割点の座標データは分割データメモリ
に格納される。
次に37において刺繍進行方向指定番号の1が付された
頂点を有する分割ブロック122についてへその分割ブ
ロック122の長い輪郭線素90′と短い輪郭線素90
′とをつないでV字形の主縫目を形成するための針落ち
位置および主針落ち位置が設定される。例えば、第6図
(e)に示すように短い輪郭線素90′の刺繍進行方向
指定番号の2が付された端点が第−主針落ち位置N、と
され、長い輪郭線素90′の両端がそれぞれ第二主針落
ち位置M+ 、Mtとされ、これら位置の座標データが
主縫目データメモリに格納される。
続いてS8において副縫目を形成するための副針落ち位
置および中間針落ち位置が設定される。
第6図(f)に示すように、長い輪郭線素90′上にお
いて2個の主針落ち位置M+ 、Mzからそれぞれ前記
針落ち間隔αを隔てた位置が副針落ち位置S1.S!と
される。31 と32との距離は、間隔αの2倍より短
いため、それ以上副針落ち位置は設定されない。副針落
ち位置は一方の主針落ち位置からと、他方の主針位置か
らと同数ずつ偶数個設定されるのである。また、第6図
(囮に示すように、主縫目を形成する2本の縫目M、N
、、M2NIに対してそれぞれ平行であって、副針落ち
位置St、Stをそれぞれ通る直線1r、lzが求めら
れるとともに、それら直線2..2.の交点が算出され
、中間針落ち位置C1とされる。副縫目を構成する縫目
S+  C+ 、Sz C+ と主縫目を構成する縫目
M、N、、M2N、とがそれぞれ平行とされ、主縫目と
相似形の副縫目が形成されるようにされているのである
。なお、副針落ち位置が更に設定されている場合には、
同様にそれら副針落ち位置を通り、主縫目を構成する縫
目に平行な2本の直線が算出され、交点が中間針落ち位
置とされる。
このように主縫目、副縫目を形成するために必要な針落
ち位置が設定されたならば、S9において第6図(ハ)
に示すように刺繍順序が設定され、縫目データが作成さ
れる。この順序は、まず主縫目を形成した後、副縫目が
形成されるように設定される。主縫目は一方の第二主針
落ち位置から第−主針落ち位置に至り、折り返されて他
方の第二主針落ち位置に至るように形成される。また、
副縫目は、一対の副針落ち位置と中間針落ち位置とがそ
れぞれ外側、すなわち主縫目の近くに位置するものから
順につながれて形成され、一方の副針落ち位置から中間
針落ち位置に至り、他方の副針落ち位置に至るように形
成される。したがって、刺繍順序は、分割ブロック12
2の刺繍進行方向指定番号の1が付された頂点と同じ位
置にあるMtを始点とし、N、、M2を通り、M2から
32に至り、C,、S、を通るように設定され、それ以
上つなぐべき副針落ち位置、中間針落ち位置がないため
、M2に至って終わるようにされ、各針落ち位置がこの
刺繍順序で縫目データメモリに格納される。
そして、310においては分割ブロック124゜126
の針落ち位置データおよび縫目データが作成される。こ
の作成は、分割ブロック122について設定した針落ち
位置および刺繍順をコピーすることにより行われる。分
割ブロック122,124.126は台形88の刺繍時
に互につながれる2本の輪郭線素をそれぞれ3等分する
ことにより形成されており、各ブロックにおいて主縫目
と副縫目とを同じ比率の相似形に形成すれば、分割ブロ
ック122について設定した針落ち位置データを簡単な
計算によって分割ブロック124,126の針落ち位置
データに変換することができるのである。
台形88のうち、分割プロ°ツク122,124を構成
する部分を取り出して示す第9図に基づいて説明する。
第9図(a)に示すように、分割ブロック124の第−
主針落ち位置N2は、分割ブロック122の第−主針落
ち位置N+から、台形88の刺繍時に互につながれる輪
郭線素9oのうち短い方の輪郭線素90上において距離
α隔たった位置にあり、第−主針落ち位置N1の座標、
距離α。
短い方の輪郭線素90を表す直線式およびその輪郭線素
90の長さが1増大する際のX座標の変化量δ、とから
算出される。また、分割ブロック124の第二主針落ち
位置Mz 、Maは、分割ブロック122の第二主針落
ち位置M+ 、Mzからそれぞれ距離β隔たった位置に
あり、M+ 、Mzの座標、距離βおよび刺繍時につな
がれる長い方の輪郭線素90の直線式およθその輪郭線
素90の長さが1増大する際のX座標の変化量δ2から
算出される。副針落ち位置S3.S、も同様である。
さらに、中間針落ち位置C2は次のようにして算出され
る。分割ブロック122,124の各主縫目と副縫目と
を同じ比率の相似形に形成する場合、第9図(b)に二
点鎖線で示すように、分割ブロック124の副縫目を移
動させて分割ブロック122の副縫目に隣接させたとき
、隣接する2個の主縫目が形成する図形と隣接する2個
の副縫目が形成する図形とは相似となり、2個の副縫目
の頂点を結ぶ直線23と、2個の主縫目の頂点を結ぶ直
線、すなわち刺繍時につながれる短い方の輪郭線素90
とは互に平行となる。また、このときの副縫目の頂点間
の距離γは、主縫目の頂点間の距離αに相似の比率(β
−2α)/βを掛けることにより求められる。したがっ
て、分割ブロック124の中間針落ち位置C2は、分割
ブロック122の中間針落ち位置C3を、刺繍時につな
がれる短い方の輪郭線素90に平行な方、向に距離T移
動させた後、刺繍時につながれる長い方の輪郭線素90
に平行な方向に距M2α移動させた位置にあることとな
り、中間針落ち位置CI+上記距Mr。
2α、2本の輪郭線素90の各直線式および前記変化量
δ1.δ2から簡単に算出される。
このように分割ブロック124の各計画ち位置は分割ブ
ロック122について設定した計画ち位置に基づいて算
出することができる上、分割ブロック122について設
定された刺繍順に分割ブロック1240針落ち位置を求
め、求めた順にメモリに記憶させることにより、計画ち
位置の設定と同時に刺繍順が設定されることとなる。な
お、分割ブロック126の場合も分割ブロック122の
計画ち位置に基づいて同様に設定されるが、この場合に
は、分割ブロック124について用いた距離をそれぞれ
2倍して計算することとなる。このように分割ブロック
124.126の計画ち位置および刺繍順を設定するこ
とにより、第6図(1)に示すように刺繍が行われる。
なお、作成された縫目データは、磁気ディスクに記憶さ
せ、あるいは紙テープパンチャに出力して祇テープに記
録することにより保存することができ、データの作成を
刺繍とは別に行うことができる。
縫目データの作成後、311においてカウント値Cが模
様データの数N以上であるか否かの判定が行われる。台
形ブロック88は単独で1つの模様を構成しており、N
は1であるため311はYESとなり、S12において
カウンタがクリアされた後、プログラムの実行はメイン
ルーチンに戻る。
なお、模様が複数の基本ブロックから成る場合には、全
部の基本ブロックについて縫目データが作成されるまで
31〜S11.313.314が繰り返し実行される。
また、模様が円2円環または三角形を成す場合にはS3
がNOとなり、S13においてそれぞれの形状に応じた
計画ち位置データおよび縫目データの作成が行われる。
第7図(a)に示す三角形92の場合には、第7tD(
b)に示すように刺繍時に互につながれる輪郭線素、す
なわち刺繍進行方向指定番号の1.3と2.4とが付さ
れた輪郭線素のうち、長い輪郭線素が短い輪郭線素を通
る分割線128により、長い輪郭線素において適当な縫
目密度より広い間隔を隔てて分割される。3個に分割さ
れるとすれば、分割により形成される分割ブロック13
0,132,134について、前記分割ブロック122
と同様に各計画ち位置が設定される。分割ブロック13
0の刺繍順序は分割ブロック122と同様に設定される
が、分割ブロック132,134については主縫目を構
成する一方の縫目が共通となるため、次のように刺繍順
序が設定される。分割ブロック132においては、まず
、副針落ち位置Sllに針が落ち、次いで中間針落ち位
置C1□を経てS14に至ることにより副縫目が形成さ
れ、さらに、MI3を通って第−主針落ち位置N11に
至ることにより主縫目が形成されるようにされ、分割ブ
ロック134においては、第二主針落ち位置M14から
srsに至り、Cr2において折り返し、316を通っ
てMI4で終わる順序とされる。このようにすれば、主
縫目を構成する縫目の重なりを生ずることなく、刺繍が
行うことができる。
また、模様が円の場合には、その円の中心を長さがゼロ
の短い輪郭線素と見なして円を複数の三角形に分割し、
三角形の場合と同様にして縫目データが作成される。
さらに、模様が円環の場合には、外周の内周に対する比
が設定値より大きい場合に複数の扇形に分割され、各扇
形毎に台形88と同様にして縫目データが作成される。
このように基本ブロックを短い輪郭線素の長さに合わせ
て分割し、主縫目を構成する縫目の間を副縫目によって
埋めるようにすれば、短い輪郭線素側に縫目の重なりを
生ずることがなく、長い輪郭線素側に隙間を生ずること
なく刺繍を施すことができる。
また、台形88のような四角形の模様の場合、1個の分
割ブロックにおいて刺繍は隣接する分割ブロックの端点
てもある第二主針落ち位置M2で終わるようにされてい
るため、隣接する分割ブロックの刺繍をそのまま開始す
ることができ、無駄な縫目を生ずることなくスムーズに
刺繍を行うことができる。
さらに、台形88においては短い輪郭線素をその長さに
適した針落ち間隔αで区切るとともに、副針落ち位置は
主針落ち位置からαを隔てた位置に設定されるようにな
っているため、短い輪郭線素側と長い輪郭線素側とのい
ずれにおいても針落ち間隔がほぼαの縫目密度となり、
美しい縫目が得られる。
さらにまた、主縫目と副縫目とは相似形とされているた
め、■字形の縫目が平行に連なった見目良い縫目模様が
得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においてはR
OM74のS5〜S8を記憶する部分およびCPU72
のそれらステップを実行する部分が針落ち位置設定手段
を構成し、ROM74の39.310,313および3
14を記憶する部分およびCPtJ72のそれらステッ
プを実行する部分が縫目データ作成手段を構成している
のである。
なお、上記実施例においては、副縫目は1個のみ形成さ
れていたが、分割ブロックの大きさによっては複数形成
されることもある。この場合、第10図に示すように、
中間針落ち位置C21+  C2□を頂角の2等分線上
に位置し、複数の副縫目が互に相似形となるようにして
もよい。
また、第11図に示すように、主縫目を構成する2本の
縫目のうち、隣に分割ブロックが位置する側の縫目N 
z + M Z□上に中間針落ち位置を設定してもよい
。この場合には、第二主針落ち位置M21とMz□とを
つなぐ直線を、k、Mg2からそれぞれ距離りで区切っ
て、副針落ち位置3211 szz。
S !3+  S taを設定する。また、N 26M
 z□の長さをM2.M2□の長さで割った比を距離り
に掛けて距離h′を算出し、N2.、M、、からそれぞ
れ距離h′ずつ隔たった位置に中間針落ち位置C31,
C3□。
C33* C34を設定する。そして、刺繍順は、第二
主針落ち位置M21を始点とし、N21からMg2に至
り、M2□からS21をつないだ後に、C31,S23
+C3ff+  S tar  C341S 221 
 C3□の順で副針落ち位置と中間針落ち位置とがつな
がれてM2□で終わる順に設定される。このようにすれ
ば、複数の副縫目を構成する縫目は互に平行となり、主
縫目の間を見目良く埋めることができる。なお、この場
合には針落ち位置の設定を容易に行い得るため、隣接す
る分割ブロックの針落ち位置データは最初の分割ブロッ
クについて設定した針落ち位置をコピーすることなく、
それとは別に同様の手段で設定される。また、S2□と
C3□およびC3□とM2□とを結ぶ縫目を省略しても
よい。
さらに、上記各実施例では、副縫目は主縫目を構成する
2本の縫目の中に形成されていたが、第12図に示すよ
うに主縫目の外に形成するようにしてもよい。この場合
、例えば2本の輪郭線素をつなぐ縫目と長い方の輪郭線
素と中間針落ち位置とをつなぐ縫目とを交互に形成する
とともに、それら縫目の間に長い方の輪郭線素に沿った
縫目を形成すれば、中間針落ち位置は短い輪郭線素上の
針落ち位置の数より1個少ない数となり、長い輪郭線素
上の針落ち位置の数は短い輪郭線素上の針落ち位置の数
と中間針落ち位置の数との和の2倍となる。したがって
、ブロック140を画定する短い方の輪郭線素142上
に適度の針落ち間隔で針落ち位置を設定し、長い輪郭線
素上の針落ち位置および中間針落ち位置を設定すること
により、太線で示すように刺繍を施す縫目データが作成
される。なお、主縫目と副縫目とを交互に形成すること
は不可欠ではなく、1個の主縫目に対して複数個の長さ
が同一あるいは異なる副縫目を形成することも、逆に複
数個の主縫目に対して1個の副縫目を形成することも可
能である。
また、上記実施例では、基本ブロックは2本の輪郭線素
の長さの比が設定値以上の場合に分割されて針落ち位置
データが設定されるようになっていたが、この比が設定
値以上の場合に限らず、常に分割するようにしてもよい
。そのようにすれば主縫目の中に副縫目が形成された模
様を得ることができる。
さらに、上記実施例においては基本ブロックを規定する
データが予め設定され、そのデータに基づいて第5図の
プログラムに従って基本ブロックが分割されるとともに
縫目データが作成されるようになっていたが、オペレー
タが基本ブロックを分割しつつ針落ち位置を1針毎に設
定してもよい。
その他、特許請求の範囲を逸脱することな(、当業者の
知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明
を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概略的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例方法を実施するための刺繍
ミシンを制御装置と共に示す斜視図である。第3図は上
記刺繍ミシンを制御する制御装置の構成を示すブロック
図である。第4図は上記制御装置の主体を成すコンピュ
ータのRAMの構成を示すブロック図である。第5図は
上記コンピュータのROMに記憶された縫目データ作成
用のプログラムを示すフローチャートである。第6図は
上記刺繍ミシンによって台形状のブロックに刺繍を施す
場合の縫目データの作成を説明する図である。第7図は
上記刺繍ミシンによって三角形状のブロックに刺繍を施
す場合の縫目データの作成を説明する図である。第8図
は扇形のブロックを示す図である。第9図は一つの分割
ブロックについて設定した針落ち位置を別の分割ブロッ
クについてコピーする場合を説明する図である。第1O
図は上記台形状のブロックの分割ブロックとは異なる大
きさの分割ブロックの刺繍順序を示す図である。第11
図は縫目データの別の設定態様を示す図である。第12
図は縫目形成の別の設定態様を示す図である。 24:縫針      42:刺繍枠 58:X軸送りモータ 64:Y軸通りモータ70:制
御装置    88:台形 90:輪郭線素    92:三角形 94:扇形      120:分割線122.124
.126:分割ブロック128:分割線 130.132.+34:分割ブロックN l + N
II+ N21 :第−主針落ち位置M、、Mt、M、
、、MHz、M、、、M、4.M、、。 MI:第二主針落ち位置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 相対向する少なくとも2本の輪郭線素により画定され、
    それら2本の輪郭線素のうちの一方の長さが他方の長さ
    より短いかもしくはゼロである形状を有し、刺繍ミシン
    の縫目で埋められるべきブロックの長い方の輪郭線素上
    に複数の針落ち位置を設定し、短い方の輪郭線素上に少
    なくとも一つの針落ち位置を設定する針落ち位置設定工
    程と、前記長い方の輪郭線素と短い方の輪郭線素とをつ
    なぐ縫目と、長い方の輪郭線素と、長い方の輪郭線素と
    短い方の輪郭線素との間の中間針落ち位置とをつなぐ縫
    目と、長い方の輪郭線素に沿った縫目とを形成する縫目
    データを作成する縫目データ作成工程と を含むことを特徴とする刺繍ミシンのデータ作成装置。
JP12969189A 1989-05-23 1989-05-23 刺繍ミシンのデータ作成方法 Pending JPH02307957A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7822501B2 (en) 2006-07-19 2010-10-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data creation apparatus and computer readable recording medium including embroidery data creation computer program

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