JPH05117289A - マクロライド抗生物質の結晶及び溶媒和物 - Google Patents
マクロライド抗生物質の結晶及び溶媒和物Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 II型ジリスロマイシンを単離するためのジリ
スロマイシンのアセトン、1−ブタノール、1−プロパ
ノール、及び2−プロパノール溶媒和物を提供する。ま
た、その溶媒和物又はI型ジリスロマイシンからII型ジ
リスロマイシンを単離するための方法を提供する。さら
に、非溶媒和ジリスロマイシンからII型ジリスロマイシ
ンを得るための方法をも提供する。 【効果】 II型ジリスロマイシンは周囲温度で安定であ
ることから、簡便かつ効率的であり、また経済的な単離
手段が可能となる。
スロマイシンのアセトン、1−ブタノール、1−プロパ
ノール、及び2−プロパノール溶媒和物を提供する。ま
た、その溶媒和物又はI型ジリスロマイシンからII型ジ
リスロマイシンを単離するための方法を提供する。さら
に、非溶媒和ジリスロマイシンからII型ジリスロマイシ
ンを得るための方法をも提供する。 【効果】 II型ジリスロマイシンは周囲温度で安定であ
ることから、簡便かつ効率的であり、また経済的な単離
手段が可能となる。
Description
【0001】本発明は半−合成医薬品化学に関し、マク
ロライド系抗生物質の新規溶媒和物を提供するものであ
る。さらに詳細には、本発明は、マクロライド系抗生物
質である9−デオキソ−11−デオキシ−9,11−
{イミノ[2−(2−メトキシエトキシ)エチリデン]
オキシ}−(9S)−エリスロマイシン(以下、本明細
書ではジリスロマイシンという)のアセトン、1−プロ
パノール、2−プロパノール及び1−ブタノール溶媒和
物を提供するものである。この安定な溶媒和物により、
製薬的に許容され得るジリスロマイシンを優れた純度及
び収率で効率的に単離することが可能となる。ジリスロ
マイシンはエリスロマイシンから誘導されるマクロライ
ド系抗生物質である。この抗生物質はベーリンガー・イ
ンゲルハイムの米国特許第4,048,306号の実施
例9に記載されている。この抗生物質の活性スペクトラ
ムはエリスロマイシンとほぼ同じである。しかし、ジリ
スロマイシンは、その血漿レベルが低いままであって
も、その抗生物質活性を組織内で高度に集中させ得ると
いう有益な特性を有している。これまで、この抗生物質
の精製は困難であり、いくぶん非能率的であった。
ロライド系抗生物質の新規溶媒和物を提供するものであ
る。さらに詳細には、本発明は、マクロライド系抗生物
質である9−デオキソ−11−デオキシ−9,11−
{イミノ[2−(2−メトキシエトキシ)エチリデン]
オキシ}−(9S)−エリスロマイシン(以下、本明細
書ではジリスロマイシンという)のアセトン、1−プロ
パノール、2−プロパノール及び1−ブタノール溶媒和
物を提供するものである。この安定な溶媒和物により、
製薬的に許容され得るジリスロマイシンを優れた純度及
び収率で効率的に単離することが可能となる。ジリスロ
マイシンはエリスロマイシンから誘導されるマクロライ
ド系抗生物質である。この抗生物質はベーリンガー・イ
ンゲルハイムの米国特許第4,048,306号の実施
例9に記載されている。この抗生物質の活性スペクトラ
ムはエリスロマイシンとほぼ同じである。しかし、ジリ
スロマイシンは、その血漿レベルが低いままであって
も、その抗生物質活性を組織内で高度に集中させ得ると
いう有益な特性を有している。これまで、この抗生物質
の精製は困難であり、いくぶん非能率的であった。
【0002】本発明者らは、X線粉末回折測定によって
ジリスロマイシンが区別し得る2つの形態で存在してい
ることを見いだした。この2つの形態はI型及びII型と
命名される。I型ジリスロマイシンは本質的に以下のX
線粉末回折パターンを有している(ここに、dは相互面
間隔(interplanar spacing)、I/I0は相対強度であ
る):
ジリスロマイシンが区別し得る2つの形態で存在してい
ることを見いだした。この2つの形態はI型及びII型と
命名される。I型ジリスロマイシンは本質的に以下のX
線粉末回折パターンを有している(ここに、dは相互面
間隔(interplanar spacing)、I/I0は相対強度であ
る):
【表2】 d(Å) I/I0 d(Å) I/I0 d(Å) I/I0 11.28 1.00 5.18 0.23 3.50 0.08 9.81 0.35 4.98 0.08 3.43 0.03 8.53 0.76 4.83 0.31 3.35 0.07 7.67 0.23 4.64 0.07 3.04 0.07 7.12 0.02 4.43 0.40 2.95 0.02 6.94 0.02 4.26 0.17 2.88 0.02 6.66 0.10 4.14 0.05 2.84 0.02 6.39 0.09 4.06 0.15 2.71 0.03 5.97 0.21 3.86 0.15 2.66 0.02 5.65 0.69 3.76 0.17 2.58 0.03 5.42 0.67 3.62 0.10
【0003】これに対し、II型ジリスロマイシンは本質
的に以下のX線粉末回折パターンを有している(ここ
に、dは相互面間隔、I/I0は相対強度である):
的に以下のX線粉末回折パターンを有している(ここ
に、dは相互面間隔、I/I0は相対強度である):
【表3】 d(Å) I/I0 d(Å) I/I0 d(Å) I/I0 14.17 0.02 5.50 0.47 3.87 0.12 10.43 0.11 5.45 0.26 3.83 0.12 9.65 1.00 5.13 0.22 3.73 0.06 8.86 0.84 5.11 0.29 3.55 0.08 8.18 0.54 4.84 0.29 3.49 0.15 7.07 0.33 4.75 0.47 3.46 0.07 6.99 0.10 4.72 0.42 3.42 0.11 6.84 0.21 4.50 0.62 3.33 0.05 6.59 0.03 4.44 0.31 3.17 0.04 6.24 0.05 4.24 0.20 3.11 0.02 6.07 0.29 4.20 0.05 2.96 0.04 5.97 0.19 4.11 0.17 2.83 0.02 5.77 0.06 4.09 0.18 2.74 0.04 5.54 0.36 3.92 0.14 2.57 0.03
【0004】I型の結晶は、ジリスロマイシンのアセト
ニトリル溶媒和物を得、それを風乾又は減圧乾燥するこ
とによって単離することができる。I型ジリスロマイシ
ンの製造法は、ベーリンガー・インゲルハイムの米国特
許第4,048,306号に記載されている。I型の欠
点はそれが準安定であることである。意外にも、II型結
晶体は周囲温度で安定であった。これは、均一な製品が
得られるとう観点からジリスロマイシンの純粋なII型結
晶を単離するうえで望ましいものである。本発明の方法
は、簡便かつ効率的な、また経済的に見合う単離方法に
よって非常に改善された収量でII型ジリスロマイシンを
単離することを可能にする。溶媒和物の生成は非常に特
異な作用であることが知られている。ジリスロマイシン
はアセトニトリルから溶媒和した結晶として結晶化する
ことが知られている。しかし、ジリスロマイシンのアセ
トニトリル溶媒和物は不安定であると認識されている。
これについては、P.ルガー(P.Lugar)、R.メイアー
(R.Maier)の「9−デオキシ−11−デオキシ−9,1
1−イミノ(2−(2−メトキシエトキシ)エチリデ
ン)オキシ}−(9S)−エリスロマイシンの分子構
造」、9 Journal of Crystal and Molecular Structure
329(1979)を参照のこと。
ニトリル溶媒和物を得、それを風乾又は減圧乾燥するこ
とによって単離することができる。I型ジリスロマイシ
ンの製造法は、ベーリンガー・インゲルハイムの米国特
許第4,048,306号に記載されている。I型の欠
点はそれが準安定であることである。意外にも、II型結
晶体は周囲温度で安定であった。これは、均一な製品が
得られるとう観点からジリスロマイシンの純粋なII型結
晶を単離するうえで望ましいものである。本発明の方法
は、簡便かつ効率的な、また経済的に見合う単離方法に
よって非常に改善された収量でII型ジリスロマイシンを
単離することを可能にする。溶媒和物の生成は非常に特
異な作用であることが知られている。ジリスロマイシン
はアセトニトリルから溶媒和した結晶として結晶化する
ことが知られている。しかし、ジリスロマイシンのアセ
トニトリル溶媒和物は不安定であると認識されている。
これについては、P.ルガー(P.Lugar)、R.メイアー
(R.Maier)の「9−デオキシ−11−デオキシ−9,1
1−イミノ(2−(2−メトキシエトキシ)エチリデ
ン)オキシ}−(9S)−エリスロマイシンの分子構
造」、9 Journal of Crystal and Molecular Structure
329(1979)を参照のこと。
【0005】本発明は1つの目的として、ジリスロマイ
シンのアセトン、1−ブタノール、1−プロパノール、
及び2−プロパノール溶媒和物を提供するものである。
また、本発明は、水約40%から約100%を含有する
溶媒中、撹拌下に本発明の溶媒和物の1つをスラリー化
することにより、製薬的に純粋な固形のジリスロマイシ
ンを得ることを特徴とする、精製されたII型ジリスロマ
イシンの単離方法を提供するものである。精製されたII
型ジリスロマイシンはI型ジリスロマイシンを実質的に
含んでいない。本発明の別の目的は、温度が約40℃か
ら約80℃である水約80%から約100%を含有する
溶媒中、撹拌下にI型ジリスロマイシンをスラリー化す
ることにより、製薬的に純粋な固形のジリスロマイシン
を得ることを特徴とする、II型ジリスロマイシンの単離
方法をさらに提供することである。本発明の他の目的
は、ジリスロマイシン中間体を周囲温度付近から約80
℃の温度の酢酸エチル中に溶媒和物として、又は酢酸エ
チル中、I型として溶解し、II型ジリスロマイシンを製
造することを特徴とする、II型ジリスロマイシンを得る
ための方法を提供することである。さらなる目的は、精
製されたII型ジリスロマイシンの提供である。
シンのアセトン、1−ブタノール、1−プロパノール、
及び2−プロパノール溶媒和物を提供するものである。
また、本発明は、水約40%から約100%を含有する
溶媒中、撹拌下に本発明の溶媒和物の1つをスラリー化
することにより、製薬的に純粋な固形のジリスロマイシ
ンを得ることを特徴とする、精製されたII型ジリスロマ
イシンの単離方法を提供するものである。精製されたII
型ジリスロマイシンはI型ジリスロマイシンを実質的に
含んでいない。本発明の別の目的は、温度が約40℃か
ら約80℃である水約80%から約100%を含有する
溶媒中、撹拌下にI型ジリスロマイシンをスラリー化す
ることにより、製薬的に純粋な固形のジリスロマイシン
を得ることを特徴とする、II型ジリスロマイシンの単離
方法をさらに提供することである。本発明の他の目的
は、ジリスロマイシン中間体を周囲温度付近から約80
℃の温度の酢酸エチル中に溶媒和物として、又は酢酸エ
チル中、I型として溶解し、II型ジリスロマイシンを製
造することを特徴とする、II型ジリスロマイシンを得る
ための方法を提供することである。さらなる目的は、精
製されたII型ジリスロマイシンの提供である。
【0006】上記のX線粉末回折パターンはすべて、グ
ラファイト・モノクロメーターを備えたニコレット(Nic
olet)12V粉末回折計を使用し、l=1.5418/
オングストロームの銅放射で得られたものである。強度
値は、試料の調製及び装置の変化によって影響されるこ
とは理解されよう。本発明はII型ジリスロマイシンの効
率的な製造方法を提供するものである。II型ジリスロマ
イシンは、ジリスロマイシンのアセトン、1−ブタノー
ル、1−プロパノール又は2−プロパノールの溶媒和物
を介して、又はI型から製造することができる。HPL
Cの分析によって示される不純物を除去することによ
り、新規な化合物であるジリスロマイシンの溶媒和物
は、製薬的に許容され得るジリスロマイシンの単離を容
易にする。
ラファイト・モノクロメーターを備えたニコレット(Nic
olet)12V粉末回折計を使用し、l=1.5418/
オングストロームの銅放射で得られたものである。強度
値は、試料の調製及び装置の変化によって影響されるこ
とは理解されよう。本発明はII型ジリスロマイシンの効
率的な製造方法を提供するものである。II型ジリスロマ
イシンは、ジリスロマイシンのアセトン、1−ブタノー
ル、1−プロパノール又は2−プロパノールの溶媒和物
を介して、又はI型から製造することができる。HPL
Cの分析によって示される不純物を除去することによ
り、新規な化合物であるジリスロマイシンの溶媒和物
は、製薬的に許容され得るジリスロマイシンの単離を容
易にする。
【0007】本発明の溶媒和物は、約0%から80%の
水及び約20%から100%の非水性溶媒からなる溶媒
にジリスロマイシンを溶解することによって生成させる
ことができる。非水性溶媒が所望のジリスロマイシン溶
媒和物生成物に対応する。従って、アセトネートを得た
い場合は、溶媒混液は水及びアセトンとすればよい。そ
の混液の温度は周囲温度から約90℃とすべきである。
得られた混合物は約20分間又はそれ以上撹拌すべきで
ある。必要な反応時間は反応温度、圧力、及び所望の反
応の終了度に応じて変動する。反応の経過は、X線粉末
回折法によって追跡することができる。好ましい反応条
件は、反応温度約50℃から約92℃、反応時間約30
分又はそれ以上である。ジリスロマイシンの固形溶媒和
物形態は、結晶化を促進させるための冷却、冷凍、結晶
種添加法、溶媒部分の留去、又はヘキサンなどの有機溶
媒もしくは水の添加などの常法により、結晶化させるこ
とができる。得られた固形物は、濾過及び遠心分離など
の常法によって単離することができる。単離された固形
物は純度を高めるために溶媒で洗浄すればよい。得られ
た溶媒和物は乾燥してもよく、又は湿潤ケーキとして、
以後の反応又は単離操作に使用することができる。
水及び約20%から100%の非水性溶媒からなる溶媒
にジリスロマイシンを溶解することによって生成させる
ことができる。非水性溶媒が所望のジリスロマイシン溶
媒和物生成物に対応する。従って、アセトネートを得た
い場合は、溶媒混液は水及びアセトンとすればよい。そ
の混液の温度は周囲温度から約90℃とすべきである。
得られた混合物は約20分間又はそれ以上撹拌すべきで
ある。必要な反応時間は反応温度、圧力、及び所望の反
応の終了度に応じて変動する。反応の経過は、X線粉末
回折法によって追跡することができる。好ましい反応条
件は、反応温度約50℃から約92℃、反応時間約30
分又はそれ以上である。ジリスロマイシンの固形溶媒和
物形態は、結晶化を促進させるための冷却、冷凍、結晶
種添加法、溶媒部分の留去、又はヘキサンなどの有機溶
媒もしくは水の添加などの常法により、結晶化させるこ
とができる。得られた固形物は、濾過及び遠心分離など
の常法によって単離することができる。単離された固形
物は純度を高めるために溶媒で洗浄すればよい。得られ
た溶媒和物は乾燥してもよく、又は湿潤ケーキとして、
以後の反応又は単離操作に使用することができる。
【0008】あるいは、溶媒和物は、ジリスロマイシン
の生成時に形成させることもできる。この方法は、水和
物又はヘミアセタールの形態にある2−(2−メトキシ
エトキシ)アセトアルデヒド又はその同等物をアセト
ン、1−ブタノール、1−プロパノール又は2−プロパ
ノールに溶解することを特徴とする。溶媒は、所望のジ
リスロマイシンの溶媒和物形態に基づいて選択する。こ
の反応混合物に9(S)−エリスロマイシルアミンを撹
拌下に加える。エリスロマイシルアミンの好ましい濃度
は約0.2モル濃度から約0.7モル濃度である。アセ
トアルデヒド化合物及びエリスロマイシルアミンの濃度
は広範に変動することができる。しかし、その反応は、
エリスロマイシルアミン1モルに対してアルデヒド化合
物が1.1モル以上のモル比の場合に最も効率的とな
る。得られた反応物を約30分から約20時間撹拌す
る。反応時間は所望の終了程度に基づくものであり、よ
り長時間行うことができる。この反応は窒素雰囲気下に
行えばよい。溶媒和物の結晶化は、冷却、結晶種添加
法、溶媒留去などの常法により行うことができるが、こ
れらに限定されない。回収率は結晶化を一晩行い、氷浴
中で撹拌すれば、高めることができる。生成した固形物
は常法により単離することができる。得られた固形物は
冷却溶媒で洗浄すれば、純度を高めることができる。そ
の固形物は上記のように、乾燥してもよいし、湿潤ケー
キとして使用してもよい。
の生成時に形成させることもできる。この方法は、水和
物又はヘミアセタールの形態にある2−(2−メトキシ
エトキシ)アセトアルデヒド又はその同等物をアセト
ン、1−ブタノール、1−プロパノール又は2−プロパ
ノールに溶解することを特徴とする。溶媒は、所望のジ
リスロマイシンの溶媒和物形態に基づいて選択する。こ
の反応混合物に9(S)−エリスロマイシルアミンを撹
拌下に加える。エリスロマイシルアミンの好ましい濃度
は約0.2モル濃度から約0.7モル濃度である。アセ
トアルデヒド化合物及びエリスロマイシルアミンの濃度
は広範に変動することができる。しかし、その反応は、
エリスロマイシルアミン1モルに対してアルデヒド化合
物が1.1モル以上のモル比の場合に最も効率的とな
る。得られた反応物を約30分から約20時間撹拌す
る。反応時間は所望の終了程度に基づくものであり、よ
り長時間行うことができる。この反応は窒素雰囲気下に
行えばよい。溶媒和物の結晶化は、冷却、結晶種添加
法、溶媒留去などの常法により行うことができるが、こ
れらに限定されない。回収率は結晶化を一晩行い、氷浴
中で撹拌すれば、高めることができる。生成した固形物
は常法により単離することができる。得られた固形物は
冷却溶媒で洗浄すれば、純度を高めることができる。そ
の固形物は上記のように、乾燥してもよいし、湿潤ケー
キとして使用してもよい。
【0009】ジリスロマイシンのアセトン、1−ブタノ
ール、1−プロパノール及び2−プロパノール溶媒和物
は、II型ジリスロマイシンを単離するために使用でき
る。これら4つの中から選択される溶媒和物を約80%
から100%の水及び約0%から20%の非水性溶媒か
らなる溶媒中でスラリー化する。非水性溶媒が生成物の
溶媒和物の形態に対応し、それはアセトン、1−ブタノ
ール、1−プロパノール、及び2−プロパノールの中か
ら選択すべきである。最も好ましい組成は、約95%か
ら約100%水である。得られたスラリーを周囲温度付
近から約80℃において約2.5時間又はそれ以上の時
間撹拌する。温度は所望の反応速度及び圧力に応じて変
動し得る。反応の終了は、X線粉末回折法及び示差熱分
析によりモニターすることができる。固形のII型ジリス
ロマイシンは減圧濾過、単なる濾過、又は遠心などの常
法により単離することができる。得られた固形物は水又
は上記4つの溶媒と水との溶液で洗浄し、乾燥する。
ール、1−プロパノール及び2−プロパノール溶媒和物
は、II型ジリスロマイシンを単離するために使用でき
る。これら4つの中から選択される溶媒和物を約80%
から100%の水及び約0%から20%の非水性溶媒か
らなる溶媒中でスラリー化する。非水性溶媒が生成物の
溶媒和物の形態に対応し、それはアセトン、1−ブタノ
ール、1−プロパノール、及び2−プロパノールの中か
ら選択すべきである。最も好ましい組成は、約95%か
ら約100%水である。得られたスラリーを周囲温度付
近から約80℃において約2.5時間又はそれ以上の時
間撹拌する。温度は所望の反応速度及び圧力に応じて変
動し得る。反応の終了は、X線粉末回折法及び示差熱分
析によりモニターすることができる。固形のII型ジリス
ロマイシンは減圧濾過、単なる濾過、又は遠心などの常
法により単離することができる。得られた固形物は水又
は上記4つの溶媒と水との溶液で洗浄し、乾燥する。
【0010】あるいは、II型ジリスロマイシンはI型ジ
リスロマイシンから製造することができる。I型ジリス
ロマイシンをスラリー化し、加熱し、上記のジリスロマ
イシンの溶媒和物を利用する方法におけるようにII型生
成物を単離する。好ましい温度は約45℃から約80℃
である。この方法の固形生成物は安定なII型ジリスロマ
イシンであり、それは減圧オーブンにて、又は他の既知
の方法により乾燥することができる。また、II型生成物
は、非溶媒和のジリスロマイシン、ジリスロマイシン溶
媒和物、又はI型ジリスロマイシンを酢酸エチル又はト
ルエンに溶解することにより、それらから製造すること
ができる。ジリスロマイシンの好ましい濃度は約0.1
0モル濃度から約0.28モル濃度である。この濃度
は、温度、圧力、時間、及び撹拌程度により変動し得
る。II型ジリスロマイシンの結晶化は、溶媒留去、種添
加、冷却、n−ヘプタン又はn−オクタンなどの反溶剤
(アンチソルベント)の添加などの常法によって行うこと
ができる。得られた固形物は常法により単離することが
できる。単離した固形物はアンチソルベントで洗浄し、
純度を高めることができる。
リスロマイシンから製造することができる。I型ジリス
ロマイシンをスラリー化し、加熱し、上記のジリスロマ
イシンの溶媒和物を利用する方法におけるようにII型生
成物を単離する。好ましい温度は約45℃から約80℃
である。この方法の固形生成物は安定なII型ジリスロマ
イシンであり、それは減圧オーブンにて、又は他の既知
の方法により乾燥することができる。また、II型生成物
は、非溶媒和のジリスロマイシン、ジリスロマイシン溶
媒和物、又はI型ジリスロマイシンを酢酸エチル又はト
ルエンに溶解することにより、それらから製造すること
ができる。ジリスロマイシンの好ましい濃度は約0.1
0モル濃度から約0.28モル濃度である。この濃度
は、温度、圧力、時間、及び撹拌程度により変動し得
る。II型ジリスロマイシンの結晶化は、溶媒留去、種添
加、冷却、n−ヘプタン又はn−オクタンなどの反溶剤
(アンチソルベント)の添加などの常法によって行うこと
ができる。得られた固形物は常法により単離することが
できる。単離した固形物はアンチソルベントで洗浄し、
純度を高めることができる。
【0011】効率的な乾燥法には、減圧オーブン乾燥、
空気オーブン又は単なる減圧乾燥器乾燥などがある。得
られた溶媒和物は周囲温度で安定であり、減圧乾燥に耐
え得る。減圧オーブン乾燥を使用した場合、溶媒和物が
破壊されないように注意を払わなければならない。アセ
トン溶媒和物についての好ましい乾燥条件は、約40か
ら約50℃の減圧オーブン乾燥であり、イソプロパノー
ル溶媒和物については約30から約40℃の減圧オーブ
ン乾燥である。II型ジリスロマイシンのための好ましい
乾燥条件は約45℃から約55℃の温度の減圧オーブン
乾燥である。ジリスロマイシンの濃度は溶媒和物を製造
し、又はII型ジリスロマイシンを製造するうえでは重要
な因子でないことは理解されよう。溶媒和物生成におけ
るジリスロマイシンの好ましい濃度は約0.1から約
0.2モル濃度である。II型ジリスロマイシンを単離す
るために使用する溶媒和物の好ましい濃度は約0.1モ
ル濃度から0.2モル濃度である。本発明の溶媒和物は
ジリスロマイシン1分子当たり約1溶媒分子の複合組成
を有する真の溶媒和物である。本発明の溶媒和物は周囲
温度で安定であるので、特に有用である。これらはジリ
スロマイシンを精製するうえで、かつ以後の反応の中間
体としても非常に有用であることが見いだされた。
空気オーブン又は単なる減圧乾燥器乾燥などがある。得
られた溶媒和物は周囲温度で安定であり、減圧乾燥に耐
え得る。減圧オーブン乾燥を使用した場合、溶媒和物が
破壊されないように注意を払わなければならない。アセ
トン溶媒和物についての好ましい乾燥条件は、約40か
ら約50℃の減圧オーブン乾燥であり、イソプロパノー
ル溶媒和物については約30から約40℃の減圧オーブ
ン乾燥である。II型ジリスロマイシンのための好ましい
乾燥条件は約45℃から約55℃の温度の減圧オーブン
乾燥である。ジリスロマイシンの濃度は溶媒和物を製造
し、又はII型ジリスロマイシンを製造するうえでは重要
な因子でないことは理解されよう。溶媒和物生成におけ
るジリスロマイシンの好ましい濃度は約0.1から約
0.2モル濃度である。II型ジリスロマイシンを単離す
るために使用する溶媒和物の好ましい濃度は約0.1モ
ル濃度から0.2モル濃度である。本発明の溶媒和物は
ジリスロマイシン1分子当たり約1溶媒分子の複合組成
を有する真の溶媒和物である。本発明の溶媒和物は周囲
温度で安定であるので、特に有用である。これらはジリ
スロマイシンを精製するうえで、かつ以後の反応の中間
体としても非常に有用であることが見いだされた。
【0012】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
以下の実施例に示している活性値は無水の標品について
の生成物の純度を示している。5から10%溶媒量のた
め、報告した活性値は、試料を同様の溶媒量を有する標
品と比較した場合は実際の活性よりも低い。総関連物質
(TRS)の値は、205nmでのUV検出を利用したHP
LC分析により測定した。以下の第1表には、ジリスロ
マイシン(I型)及びその4つの溶媒和物についての13C
NMRの帰属を示している。ジリスロマイシン溶媒和物
のNMRスペクトルは重水素化クロロホルム中、濃度1
00mg/ml で75.4MHzにおいて記録した。シフト
はクロロホルム−d(77.00ppm)を基準としてい
る。ジリスロマイシンのスペクトルは、1%テトラメチ
ルシランを含有する重水素化クロロホルム中、濃度50
mg/ml で75.4MHzにおいて記録した。ケミカルシ
フトはクロロホルム−d(77.00ppm)を基準として
いる。番号を付した構造はNMRスペクトルの表に従っ
ている。
以下の実施例に示している活性値は無水の標品について
の生成物の純度を示している。5から10%溶媒量のた
め、報告した活性値は、試料を同様の溶媒量を有する標
品と比較した場合は実際の活性よりも低い。総関連物質
(TRS)の値は、205nmでのUV検出を利用したHP
LC分析により測定した。以下の第1表には、ジリスロ
マイシン(I型)及びその4つの溶媒和物についての13C
NMRの帰属を示している。ジリスロマイシン溶媒和物
のNMRスペクトルは重水素化クロロホルム中、濃度1
00mg/ml で75.4MHzにおいて記録した。シフト
はクロロホルム−d(77.00ppm)を基準としてい
る。ジリスロマイシンのスペクトルは、1%テトラメチ
ルシランを含有する重水素化クロロホルム中、濃度50
mg/ml で75.4MHzにおいて記録した。ケミカルシ
フトはクロロホルム−d(77.00ppm)を基準として
いる。番号を付した構造はNMRスペクトルの表に従っ
ている。
【0013】第1表
【表4】
【表5】
【0014】
【化1】 実施例1 ジリスロマイシンのアセトン溶媒和物 2−(2−メトキシエトキシ)アセトアルデヒド4.9
gを試薬級アセトン60ml に溶解した。(9S)−エ
リスロマイシルアミンA 20.0gを撹拌下に反応混
合物に加えた。得られた混合物を窒素雰囲気下、室温で
2時間撹拌した。その混合物にジリスロマイシン結晶の
種を加え、室温で一晩撹拌した。その反応混合物を氷浴
中で1時間撹拌した。得られた固形物を濾過によって単
離し、冷アセトン20.0ml で洗浄した。その固形物
の湿潤ケーキをアセトン40ml 中に再懸濁した。その
再度スラリー化した混合物を約0℃から約5℃で1時間
撹拌した。得られた固形物を濾過して単離し、冷アセト
ン20.0ml で洗浄した。その固形物を50℃で一
晩、減圧オーブン中で乾燥した。X線粉末回折測定及び
NMRスペクトルによって、得られた生成物はジリスロ
マイシンのアセトン溶媒和物と同定された。その化合物
の総収量は17.68gであった(77.8%)。 活性:91.6% TRS:2.9%(再懸濁前の12.2%から減少した)
gを試薬級アセトン60ml に溶解した。(9S)−エ
リスロマイシルアミンA 20.0gを撹拌下に反応混
合物に加えた。得られた混合物を窒素雰囲気下、室温で
2時間撹拌した。その混合物にジリスロマイシン結晶の
種を加え、室温で一晩撹拌した。その反応混合物を氷浴
中で1時間撹拌した。得られた固形物を濾過によって単
離し、冷アセトン20.0ml で洗浄した。その固形物
の湿潤ケーキをアセトン40ml 中に再懸濁した。その
再度スラリー化した混合物を約0℃から約5℃で1時間
撹拌した。得られた固形物を濾過して単離し、冷アセト
ン20.0ml で洗浄した。その固形物を50℃で一
晩、減圧オーブン中で乾燥した。X線粉末回折測定及び
NMRスペクトルによって、得られた生成物はジリスロ
マイシンのアセトン溶媒和物と同定された。その化合物
の総収量は17.68gであった(77.8%)。 活性:91.6% TRS:2.9%(再懸濁前の12.2%から減少した)
【0015】実施例2 ジリスロマイシンのアセトン溶媒和物 ジリスロマイシン10.0gを90%アセトン及び10
%水からなる溶媒混液30ml に加えた。その反応混合
物を還流加熱し、溶媒をさらに10ml加え、残った固形
物を溶解した。58−60℃の水68ml を加えつつ、
得られた清澄な無色の溶液を撹拌した。その反応混合物
を約58℃で0.5時間撹拌した。その混合物を室温に
まで冷却した(約2時間)。冷却した混合物を氷浴中に入
れ、2時間撹拌した。濾過して固形物を単離し、67%
水:33%アセトンの冷却混液20ml ですすいだ。固
形物を単離し、それを減圧下に40℃で一晩乾燥した。
X線粉末回折測定により、得られた生成物はジリスロマ
イシンのアセトン溶媒和物と同定された。 総収率:87.1% 活性:87.3% TRS:1.92%(出発ジリスロマイシン4.51%
から減少した)
%水からなる溶媒混液30ml に加えた。その反応混合
物を還流加熱し、溶媒をさらに10ml加え、残った固形
物を溶解した。58−60℃の水68ml を加えつつ、
得られた清澄な無色の溶液を撹拌した。その反応混合物
を約58℃で0.5時間撹拌した。その混合物を室温に
まで冷却した(約2時間)。冷却した混合物を氷浴中に入
れ、2時間撹拌した。濾過して固形物を単離し、67%
水:33%アセトンの冷却混液20ml ですすいだ。固
形物を単離し、それを減圧下に40℃で一晩乾燥した。
X線粉末回折測定により、得られた生成物はジリスロマ
イシンのアセトン溶媒和物と同定された。 総収率:87.1% 活性:87.3% TRS:1.92%(出発ジリスロマイシン4.51%
から減少した)
【0016】実施例3 ジリスロマイシンのアセトン溶媒和物 ジリスロマイシン10.0gを90%アセトン及び10
%水からなる溶媒混液55ml に加えた。その反応混合
物を加熱し、溶媒23ml を留去した。得られた清澄な
無色の溶液を58−60℃で0.5時間撹拌した。加熱
撹拌下に30分かけて水52ml を少量ずつ加えた。そ
の反応混合物を室温にまで冷却した。冷却した混合物を
氷浴中に入れ、0.75時間撹拌した。濾過して固形物
を単離し、67%水:33%アセトンの冷却混液20ml
ですすいだ。固形物を単離し、それを減圧下に40℃
で一晩乾燥した。X線粉末回折測定により、得られた生
成物はジリスロマイシンのアセトン溶媒和物と同定され
た。 総収率:92.6% 活性:89.0% TRS:1.93%(出発ジリスロマイシン4.51%
から減少した)
%水からなる溶媒混液55ml に加えた。その反応混合
物を加熱し、溶媒23ml を留去した。得られた清澄な
無色の溶液を58−60℃で0.5時間撹拌した。加熱
撹拌下に30分かけて水52ml を少量ずつ加えた。そ
の反応混合物を室温にまで冷却した。冷却した混合物を
氷浴中に入れ、0.75時間撹拌した。濾過して固形物
を単離し、67%水:33%アセトンの冷却混液20ml
ですすいだ。固形物を単離し、それを減圧下に40℃
で一晩乾燥した。X線粉末回折測定により、得られた生
成物はジリスロマイシンのアセトン溶媒和物と同定され
た。 総収率:92.6% 活性:89.0% TRS:1.93%(出発ジリスロマイシン4.51%
から減少した)
【0017】実施例4 ジリスロマイシンのアセトン溶媒和物 I型ジリスロマイシン9gをアセトン27ml に加えた。
その反応混合物を50℃に加熱し、2.5時間撹拌し
た。その反応混合物を5℃に冷却し、同温度で40分間
撹拌した。濾過して固形物を単離し、5℃のアセトンで
洗浄した。得られた試料を減圧オーブン中において50
℃で乾燥した。X線粉末回折測定により、得られた生成
物はジリスロマイシンのアセトン溶媒和物と同定され
た。 収率:77%
その反応混合物を50℃に加熱し、2.5時間撹拌し
た。その反応混合物を5℃に冷却し、同温度で40分間
撹拌した。濾過して固形物を単離し、5℃のアセトンで
洗浄した。得られた試料を減圧オーブン中において50
℃で乾燥した。X線粉末回折測定により、得られた生成
物はジリスロマイシンのアセトン溶媒和物と同定され
た。 収率:77%
【0018】実施例5 ジリスロマイシンの1−プロパノール溶媒和物 ジリスロマイシン5gを水5ml 及び1−プロパノール
23ml からなる溶媒混液に加えた。得られた溶液を沸
騰するまで加熱し、反応物容量が10ml になるまで沸
騰させた。この混合物にジリスロマイシンの種結晶を撹
拌下に加えた。反応混合物を室温にまで冷却し、得られ
た試料に水20mlを撹拌下に加えた。濾過して固形物を
単離し、水各50ml で3回洗浄した。その試料を減圧
乾燥器中で乾燥した。X線粉末回折測定及びNMR測定
により、得られた生成物はジリスロマイシンの1−プロ
パノール溶媒和物と同定された。
23ml からなる溶媒混液に加えた。得られた溶液を沸
騰するまで加熱し、反応物容量が10ml になるまで沸
騰させた。この混合物にジリスロマイシンの種結晶を撹
拌下に加えた。反応混合物を室温にまで冷却し、得られ
た試料に水20mlを撹拌下に加えた。濾過して固形物を
単離し、水各50ml で3回洗浄した。その試料を減圧
乾燥器中で乾燥した。X線粉末回折測定及びNMR測定
により、得られた生成物はジリスロマイシンの1−プロ
パノール溶媒和物と同定された。
【0019】実施例6 ジリスロマイシンの1−プロパノール溶媒和物 ジリスロマイシン10.0gを1−プロパノール18ml
及び水12ml からなる溶媒混液に溶解した。その溶媒
を約50℃に加熱し、残った固形物を溶解した。得られ
た溶液を約50℃で0.5時間撹拌した。加熱撹拌下に
水30ml を30分かけてゆっくりと追加した。得られ
た反応混合物を室温にまで冷却した。その冷却混合物を
氷浴中に入れ、1.0時間撹拌した。濾過して固形物を
単離し、67%水及び33%1−プロパノールの冷却混
液20mlですすいだ。固形物を単離し、それを35℃で
減圧下に一晩乾燥した。1H NMR測定により、得られ
た生成物はジリスロマイシンのプロパノール溶媒和物と
同定された。 総収率:77.6% 活性:89.9%
及び水12ml からなる溶媒混液に溶解した。その溶媒
を約50℃に加熱し、残った固形物を溶解した。得られ
た溶液を約50℃で0.5時間撹拌した。加熱撹拌下に
水30ml を30分かけてゆっくりと追加した。得られ
た反応混合物を室温にまで冷却した。その冷却混合物を
氷浴中に入れ、1.0時間撹拌した。濾過して固形物を
単離し、67%水及び33%1−プロパノールの冷却混
液20mlですすいだ。固形物を単離し、それを35℃で
減圧下に一晩乾燥した。1H NMR測定により、得られ
た生成物はジリスロマイシンのプロパノール溶媒和物と
同定された。 総収率:77.6% 活性:89.9%
【0020】実施例7 ジリスロマイシンの2−プロパノール溶媒和物 ジリスロマイシン5gを水5ml 及び2−プロパノール
23ml からなる溶媒混液に加えた。得られた溶液を5
5℃に加熱し、固形物を溶解した。その反応混合物を8
3℃に加熱し、反応物容量が10ml になるまで沸騰さ
せた。この混合物にジリスロマイシンの種結晶を撹拌下
に加えた。反応混合物を室温にまで冷却し、得られた試
料に水3ml を撹拌下に加えた。濾過して固形物を単離
し、水各50ml で3回洗浄した。その生成物を乾燥
し、X線粉末回折測定及びNMR測定により、2−プロ
パノール溶媒和物と同定された。
23ml からなる溶媒混液に加えた。得られた溶液を5
5℃に加熱し、固形物を溶解した。その反応混合物を8
3℃に加熱し、反応物容量が10ml になるまで沸騰さ
せた。この混合物にジリスロマイシンの種結晶を撹拌下
に加えた。反応混合物を室温にまで冷却し、得られた試
料に水3ml を撹拌下に加えた。濾過して固形物を単離
し、水各50ml で3回洗浄した。その生成物を乾燥
し、X線粉末回折測定及びNMR測定により、2−プロ
パノール溶媒和物と同定された。
【0021】実施例8 ジリスロマイシンの1−ブタノール溶媒和物 ジリスロマイシン5gを水5ml 及び1−ブタノール4
0ml からなる溶媒混液に加えた。得られた溶液を沸騰
するまで加熱し、反応物容量が15ml になるまで沸騰
させた。この反応混合物を撹拌下に室温にまで冷却し
た。その混合物を撹拌しながら、ジリスロマイシンの種
結晶を加えた。得られた反応混合物を10分間撹拌し、
その反応混合物にヘキサン40ml を加えて溶媒和物を
沈殿させた。その混合物を室温で5分間撹拌した。濾過
して固形物を単離し、脱イオン水各50ml で3回洗浄
した。その生成物を減圧乾燥器で乾燥した。X線粉末回
折測定及びNMR測定により、得られた生成物は1−ブ
タノール溶媒和物と同定された。
0ml からなる溶媒混液に加えた。得られた溶液を沸騰
するまで加熱し、反応物容量が15ml になるまで沸騰
させた。この反応混合物を撹拌下に室温にまで冷却し
た。その混合物を撹拌しながら、ジリスロマイシンの種
結晶を加えた。得られた反応混合物を10分間撹拌し、
その反応混合物にヘキサン40ml を加えて溶媒和物を
沈殿させた。その混合物を室温で5分間撹拌した。濾過
して固形物を単離し、脱イオン水各50ml で3回洗浄
した。その生成物を減圧乾燥器で乾燥した。X線粉末回
折測定及びNMR測定により、得られた生成物は1−ブ
タノール溶媒和物と同定された。
【0022】実施例9 アセトネートからのジリスロマイシンII型の単離 非溶媒和ジリスロマイシン20gをアセトン81ml 及
び水9ml からなる溶媒混液に加えた。この溶液を約6
0℃に加熱した。反応容量が35ml になるまで、この
溶液を約60℃に維持した。水100ml を1時間かけ
てゆっくり追加した。この混合物を室温にまで冷却し
た。得られた冷却混合物を氷浴中に置き、1時間撹拌し
た。濾過して固形物を単離し、冷却した溶媒(67%水
および33%アセトン)25mlですすいだ。得られた固
形物を周囲温度において水40ml ですすいだ。ジリス
ロマイシンのアセトン溶媒和物の湿潤ケーキを周囲温度
に一晩放置した。このアセトン溶媒和物の湿潤ケーキに
水180ml を加えた。この混合物を70℃に加熱し、
窒素を吹き込みながら70℃で4時間撹拌した。濾過し
て固形物を直ちに単離し、70℃に温めておいた水30
ml ですすいだ。単離した固形物を減圧下に40℃で一
晩乾燥した。X線粉末回折測定によって、得られた固形
物はII型ジリスロマイシンと同定された。総収率:9
0.8%。 活性:96.0% TRS:3.04%(非溶媒和ジリスロマイシンの場合
の4.53%から減少)
び水9ml からなる溶媒混液に加えた。この溶液を約6
0℃に加熱した。反応容量が35ml になるまで、この
溶液を約60℃に維持した。水100ml を1時間かけ
てゆっくり追加した。この混合物を室温にまで冷却し
た。得られた冷却混合物を氷浴中に置き、1時間撹拌し
た。濾過して固形物を単離し、冷却した溶媒(67%水
および33%アセトン)25mlですすいだ。得られた固
形物を周囲温度において水40ml ですすいだ。ジリス
ロマイシンのアセトン溶媒和物の湿潤ケーキを周囲温度
に一晩放置した。このアセトン溶媒和物の湿潤ケーキに
水180ml を加えた。この混合物を70℃に加熱し、
窒素を吹き込みながら70℃で4時間撹拌した。濾過し
て固形物を直ちに単離し、70℃に温めておいた水30
ml ですすいだ。単離した固形物を減圧下に40℃で一
晩乾燥した。X線粉末回折測定によって、得られた固形
物はII型ジリスロマイシンと同定された。総収率:9
0.8%。 活性:96.0% TRS:3.04%(非溶媒和ジリスロマイシンの場合
の4.53%から減少)
【0023】実施例10 II型ジリスロマイシンの単離 窒素雰囲気下、水100mlにジリスロマイシンのアセト
ン溶媒和物10.0gを撹拌しながら加えた。この反応
混合物の温度を74℃にまで上げ、約72〜75℃で4
時間撹拌した。この暖かい混合物を減圧濾過し、60℃
の水約35mlで洗浄した。得られた固体を減圧下50℃
で一晩乾燥した。X線粉末回折測定によって、この固形
物はII型ジリスロマイシンと同定された。この反応の総
収量は8.74g(87.4%)であった。 活性:90.7% アセトン:<0.03%
ン溶媒和物10.0gを撹拌しながら加えた。この反応
混合物の温度を74℃にまで上げ、約72〜75℃で4
時間撹拌した。この暖かい混合物を減圧濾過し、60℃
の水約35mlで洗浄した。得られた固体を減圧下50℃
で一晩乾燥した。X線粉末回折測定によって、この固形
物はII型ジリスロマイシンと同定された。この反応の総
収量は8.74g(87.4%)であった。 活性:90.7% アセトン:<0.03%
【0024】実施例8に記載の操作を繰り返し、以下の
結果を得た。 総収量:8.77g(87.7%) 活性:93.2% アセトン:<0.03%
結果を得た。 総収量:8.77g(87.7%) 活性:93.2% アセトン:<0.03%
【0025】実施例11 II型ジリスロマイシンの単離 I型ジリスロマイシン15gを水150ml に加えた。
この反応混合物を74℃に加熱し、74℃で4時間撹拌
した。濾過して固形物を単離し、70℃の水各40ml
で2回洗浄した。この試料を減圧乾燥器中25℃で約6
8時間乾燥した。X線粉末回折測定によって、この生成
物はII型ジリスロマイシンと同定された。収率:97.
5% 活性:96.0% TRS:3.8%
この反応混合物を74℃に加熱し、74℃で4時間撹拌
した。濾過して固形物を単離し、70℃の水各40ml
で2回洗浄した。この試料を減圧乾燥器中25℃で約6
8時間乾燥した。X線粉末回折測定によって、この生成
物はII型ジリスロマイシンと同定された。収率:97.
5% 活性:96.0% TRS:3.8%
【0026】実施例12 II型ジリスロマイシンの単離 I型ジリスロマイシン5gを酢酸エチル25ml に加え
た。得られた溶液を76℃に加熱し、その反応物容量が
約15ml になるまでこの混合物を沸騰させた。この混
合物を室温にまで冷却し、撹拌下に水20ml を加え
た。濾過して固形物を単離し、水各25ml で3回洗浄
した。得られた試料をヘプタンで1回洗浄した。X線粉
末回折測定によって、この生成物はII型ジリスロマイシ
ンと同定された。
た。得られた溶液を76℃に加熱し、その反応物容量が
約15ml になるまでこの混合物を沸騰させた。この混
合物を室温にまで冷却し、撹拌下に水20ml を加え
た。濾過して固形物を単離し、水各25ml で3回洗浄
した。得られた試料をヘプタンで1回洗浄した。X線粉
末回折測定によって、この生成物はII型ジリスロマイシ
ンと同定された。
【0027】実施例13 II型ジリスロマイシンの単離 I型ジリスロマイシン3.01gを酢酸エチル15ml
に加えた。この反応混合物を約76℃に加熱し、その反
応物容量が約10ml になるまでこの混合物を沸騰させ
た。n−オクタン20ml を加えた。その混合物を室温
にまで冷却した。濾過して固形物を単離した。得られた
試料を室温で乾燥した。X線粉末回折測定によって、こ
の生成物はII型ジリスロマイシンと同定された。 総収率95%
に加えた。この反応混合物を約76℃に加熱し、その反
応物容量が約10ml になるまでこの混合物を沸騰させ
た。n−オクタン20ml を加えた。その混合物を室温
にまで冷却した。濾過して固形物を単離した。得られた
試料を室温で乾燥した。X線粉末回折測定によって、こ
の生成物はII型ジリスロマイシンと同定された。 総収率95%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホリー・マリー・ハンキンス アメリカ合衆国46231インデイアナ州イン デイアナポリス、ブラツドベリー・ドライ ブ10041番 (72)発明者 グレゴリー・アラン・ステイーブンソン アメリカ合衆国47906インデイアナ州ウエ スト・ラフアイエツト、バーク・コート 190番 アパートメント214 (72)発明者 デイビツド・デイル・ワース アメリカ合衆国47905インデイアナ州ラフ アイエツト、エール・ドライブ4448番
Claims (3)
- 【請求項1】 ジリスロマイシンのアセトン、1−ブタ
ノール、1−プロパノール、又は2−プロパノール溶媒
和物。 - 【請求項2】 以下のX線粉末回折パターンを本質的に
有している精製されたII型ジリスロマイシン: 【表1】d(Å) d(Å) d(Å) 14.17 5.54 3.92 11.96 5.50 3.87 10.43 5.45 3.83 9.65 5.13 3.73 8.86 5.11 3.55 8.18 4.84 3.46 7.07 4.75 3.42 6.99 4.72 3.33 6.84 4.50 3.17 6.59 4.44 3.11 6.24 4.24 2.96 6.07 4.20 2.83 5.97 4.11 2.745.77 4.09 2.57 - 【請求項3】 請求項1に記載の溶媒和物を水40%か
ら100%を含有する溶媒中でスラリー化することを特
徴とする、請求項2に記載のII型ジリスロマイシンの製
造方法。
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